サヤ「あなたに恨みはありませんが、仕事です」葉月花「そう、仕方ないわね、でも最後に一ついいかしら?」
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葉月花「できればあと3ヶ月生きていたいの、暗殺はその後でも構わないかしら?」
サヤ「なぜ3ヶ月なのですか?」
葉月花「私ね、妊娠してるの、私はもう十分幸せな人生を歩んで来たから死ぬのは構わないわ、でもこの子だけは産んであげたいの」
サヤ「理解出来ませんね、そんなに子供が大事ですか?」
葉月花「もちろんよ」
サヤ「では聞きますが、子供が産まれて、その子供を殺せばあなたの命を見逃すと言ったらどうしますか?」
葉月花「決まってるわ、この子を生かして私が死ぬ道を選ぶわ」
サヤ「理解出来ません」
葉月花「あなたも子供が出来ればわかるわよ」
葉月花「それで、私のお願いは聞いてくれるのかしら?」
サヤ「…」
サヤ(私は答えずにその場を去りました、そしてその後…) サヤ(私は葉月花の暗殺を依頼した組織を襲撃しました)
サヤ(多勢に無勢、愚かな行動でしたが、私は重傷を負いながらも組織を壊滅させました)
葉月花「本当に驚いたわ、死にかけのあなたがウチの前に倒れているんですもの」
サヤ「…」
葉月花「だいたいの事情は理解しているつもりよ、その上で聞くけどどうしてこんな馬鹿なことをしたの?」
サヤ「自分でも理解出来ません…」
葉月花「そう…」
葉月花「ねえあなた、この家で働かない?」
サヤ「は?」
葉月花「それで、お願いがあるのよ、産まれてくるこの子の面倒を見てほしいの」
サヤ「…それは母親であるあなたの役目でしょう?」
葉月花「そうね、それが出来たら1番いいんだけど…私は多分この子が大きくなるまで生きられないと思うわ」
サヤ「…え?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています