歩夢「……侑ちゃんなんて、嫌い」
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侑「……あっそ。私も別に歩夢のこと好きじゃなかったよ」
歩夢「……」
侑「たまたま家が隣だったから一緒に居ただけ。なのにベタベタしてきて」
歩夢「侑ちゃんだって、私がいなきゃ何もできなかったくせに」
侑「自意識過剰だよ。歩夢がいなくても何にも困らないから」
歩夢「……じゃあ、これから一切関わらなくても大丈夫だね」
侑「うん、もう話しかけないで。LINEもブロックしとくから」
歩夢「お好きにどうぞ、じゃ」 * *
* + ときめいた!
n
⎛(cV„O ᴗ OV⎞E)
Y Y * 侑「ねえねえ!今日お昼一緒に食べていい?」
女子1「高咲さん!いいよー!」
女子2「……あれ?でも上原さんは……?」
侑「なんか一人で食べるってさ」
女子1「そうなの……?」
侑「いいんじゃない?元から一人が好きなんでしょ、友達いないし」
歩夢「……」モグモグ
女子2「あ、あはは……なにかあったの?」
侑「なんでもないって!それよりそのキャラ弁手作り?すっごくトキめいちゃった!」 侑「みんなー!今日雨になっちゃったけど、れんしゅ……」
歩夢「……」
侑「あ……」
侑「来たんだ」
歩夢「私の自由でしょ」
侑「そうだね」
歩夢「……」スマホポチポチ
侑「あ~あ……早く誰か来ないかな~……」
歩夢「……」
璃奈「あ、二人とも早いね……」 何故か分からないけど侑ちゃんと歩夢が喧嘩したら歩夢は友達少ないみたいなこと言いそう感ある あぐぽんも友達作るの目標にしてたから歩夢ちゃんも友達が少ないイメージがあるww これだけだと興奮するべきなのか悲しむべきなのか分からないから続けて? かすみんがこんなの私が好きな先輩達じゃないですとか言って動きそう 仲直りックスの為にわざと喧嘩してるとしか思えない… 桜坂監督、早く続きを…
このままだと心の中のぽむが泣き始めて収集がつかなくなります… 歩夢のはただの悪口だけど侑ちゃんのはめちゃくちゃ刺さってそう 地域かつおというだけでマサキを警戒してしまう
マサキじゃないなら続けてどうぞ かつおといえば昔はことうみ書いてた人だったんだけどなぁ 侑「璃奈ちゃん!も~待ちくたびれちゃったよ」ダキッ
璃奈「わっ……、どうしたの?急に」
歩夢「……こんにちは、璃奈ちゃん」
璃奈「こ、こんにちは……」
璃奈(何かあったのかな……) 侑「ねぇねぇ璃奈ちゃん、今度の休みさ、ゲーセン行こうよ~!私璃奈ちゃんにいっぱいゲーム教えてもらいたい!」
璃奈「うん……いいよ……あ、歩夢さんも一緒に……」
歩夢「……私は、いいから」
璃奈「……そう……?」
侑「だってさ!二人で行こうよ!」
璃奈「……うん……」
歩夢「……」 侑「……」
歩夢「……」
璃奈(気まずい……)
歩夢「……いるよね、誰かと対立したらすぐ仲間を作ろうとする人」
璃奈(やっぱり喧嘩してるんだ……)
侑「え、なになに?誰の話?」
歩夢「……あなたには関係ないんじゃない?」
侑「教えてよ~、上原さん!」
璃奈(あわわわわわわわわわわわわわ……) 璃奈(助けて……愛さん……)
侑「なんかやり方が陰湿だよね、聞こえるように悪口言うのって」
歩夢「あなたが言えたことじゃないと思うけど」
璃奈「ふ、二人とも……」
侑「……ねぇ、璃奈ちゃんはどう思う?」
璃奈「えっ……」
歩夢「……璃奈ちゃんは関係ないよ」
璃奈「えっと……えっと……」
璃奈(あわわわわわわわわわわわわ……)
璃奈「きゅう……」バタン
侑・歩夢「璃奈ちゃん!?」 璃奈「……」スヤスヤ
保険医「軽い急性ストレス障害ですね」
侑「そうですか……」
保険医「とりあえずストレスの原因である二人はしばらく近づかないでください」
歩夢「……はい……」
侑「……帰るね」
歩夢「うん……」 高咲家
侑(やり過ぎたな……璃奈ちゃんまで巻き込んじゃった……)
侑(歩夢と喧嘩なんてしばらくしてなくて……加減とかわからなくて……)
侑(私ってダメだな……)
侑(ああああああ~っ……もう……)
侑(せめて……LINEだけでも謝っておこうかな……)
侑(あ……私もブロックされてる……)
侑(そっか……そりゃそうだよね……)
侑「はぁぁ~っ……」
侑「よし……!……直接謝ろう……璃奈ちゃんにも……」
高咲母「侑ちゃん!侑ちゃん!」
侑「何~……?今ちょっと……」
高咲母「大変なの……歩夢ちゃんが……」
侑「え……?」 歩夢だけじゃなくて侑ちゃんも周りが見えなくなるくらい余裕なくしてるのが深刻さある 少し前
歩夢(璃奈ちゃん……大丈夫かな……)
歩夢(なんであんなこと言っちゃったんだろう……)
歩夢(私が謝れば……仲直りできるかな……」
歩夢「……」ボー
人「あの、信号赤……!」
歩夢「……え?」
トラック「パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwww」
グシャッ
歩夢「」 救急病院
侑「あのっ!すみません、上原歩夢さんってここに……」
医者「えっと、ご親族の方ですか?」
侑「友達……友達です!ここにいるんですね!」ガチャッ
医者「待ってください、とてもお見せできるような状態では───」
侑「歩夢、歩夢……あゆ……」
歩夢「」グチャァ
侑「あ……」
侑「あ……あ……」ポロポロ
侑「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 葬式
上原母「本日は、私の娘上原歩夢の葬儀に来て下さり───」
侑「……あゆっ、あゆむっ……」グスッ
侑「ごめっ、ごめん、ごめんね……私のせい……私のせいで……」ポロポロ
侑「あ゙っ……あ゙っ……ああああああぁぁ……」
葬儀屋「それでは……皆様、上原歩夢さんに最後の別れを……」パカッ
歩夢「」
侑「ごめんなさい、私のせいで……私のせいで……」
上原母「……侑ちゃんのせいじゃないわ……歩夢と一杯仲良くしてくれて、ありがとね……」
侑「で、でもっ、歩夢、歩夢は……」
上原母「……最期に、撫でて……あげて……。子供の頃、侑ちゃんに撫でてもらうの、あの子すっごく好きだったから……」
侑「歩夢……歩夢……」ポロポロ 曇らせどころじゃなくなってた
歩夢ちゃんが特級過呪怨霊アユムになってしまう 俺「ここか?トラックにひかれた女の子っていうのは」
侑「……誰!?」
上原母「すみません、どなたか存じ上げませんが……今は娘の葬儀中で……」
侑「そうだよ、帰って!」
俺「ふっ……やれやれ、えらく歓迎されてるな」
葬儀屋「まさか……あなたは……Dr.マサキ……!」
俺「……しがない無免許医師だよ」 俺「やれやれ、日本の医療は遅れているな……これで葬式やってたら、坊主が城を建てちまうぜ」
侑「Dr.って……お医者さん……?」
俺「まぁ、みてな」
俺「脳の破損部分を合成した特殊な樹脂で補填、腕も3Dプリンタで再生……」 俺「Operation、completeっと……」
歩夢「……あれ、ここは……?」
侑「歩夢、歩夢……!」ダキッ
歩夢「わっ……侑ちゃん……?私……トラックにひかれて……それで……」
侑「酷いこといっぱいしてごめんね、いっぱい言ってごめんね……」ポロポロ
歩夢「あ、ああ……そうだったね……私も、ごめんね、侑ちゃん……」ポロポロ
侑「歩夢……よかった……よかった……」
上原母「あの……娘を助けて下さり本当にありがとうございました……」
俺「仕事をしただけですよ」
侑「あの、おじさんはいったい……」
璃奈「私が呼んだの」
侑「璃奈ちゃん!?」 璃奈「マサキさんはネットの知り合い。たいていのケガは治してくれるから」
俺「まぁ、そんなとこかな」
歩夢「あ、ありがとう……ございます……」
侑「ありがとうございます、マサキさん!」ギュッ
俺「おっと……おいおい、オペの時の血がついちまうぜ」
璃奈「それより、二人は何で喧嘩してたの?璃奈ちゃんボード、はてな」
侑「え、えっと……」
歩夢「……それは……」 回想
侑「わ~見て見て歩夢、この学校のスクールアイドル、すっごいよくない!?」
歩夢「あ、ほんとだ、かわいいね~……」
侑「とくにこの子!すっごく決まってる……私、トキめいちゃった……!」
歩夢「……」プク
侑「ねぇ~、歩夢はどの子が好き?」
歩夢「……侑ちゃん」
侑「……?」
歩夢「……侑ちゃんは、この子と私、どっちが可愛いと思う?」
侑「……え?なにいってるの、歩夢……」
歩夢「答えて」
侑「え、え~っと……この子、かな……」
歩夢「………………!!!」 璃奈「そっか……そんなことがあったんだ……」
歩夢「だ、だって侑ちゃんが……」
侑「あ、歩夢こそ、私の気も知らないで……」
歩夢「じゃあなんで言ったの、あんなこと……!」
侑「そ、それは…………から……」
歩夢「……?」
侑「………………歩夢のこと、最近女の子としてすっごく意識しちゃってたから、素直になれなかったの!!」
歩夢「えっ……///」 侑「なんか最近変で……歩夢といるとドキドキしちゃって……あ、あそこで歩夢のこと可愛いって言ったら……おかしくなっちゃいそうで……」
歩夢「そうだったの……///」
侑「ごめんね、歩夢……ほんとは歩夢のこと、あの子より……ううん、宇宙で一番可愛いと思ってるよ……宇宙で一番、大好きだよ!」
歩夢「わ、私も……侑ちゃんのこと……大好き……!」
璃奈「ふう……二人とも、もうあんな喧嘩は駄目だよ。璃奈ちゃんボード、メッ!」
歩夢・侑「は、は~い……!」
俺「やれやれ……痴話喧嘩ばかりは、どんな医者でもなおせないからな」
終・わ・り ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています