かのん「たこパしよ!」
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かのん「みんなも呼んでさ!」
すみれ「いいけど、声はかけたの?」
かのん「一応!19時集合にした」
すみれ「…あと1時間もないけど」
かのん「え、それがどうかしたの?」
すみれ「……はぁ、あなたね、今から家に帰って掃除する時間があると思うの?」 かのん「………!!」
かのん「かんっぜんに忘れてた!!朝慌てて家出たからグチャグチャじゃん!!」
かのん「うぅ…すみれちゃ〜ん、手伝ってぇ」ギュッ
すみれ「はぁー、仕方ないわねぇ」
かのん「ありがとう、すみれちゃん!もう大好き!!」キラキラ
すみれ「ハイハイ、とりあえず駅に降りたらダッシュよ」 帰宅後
すみれ「とりあえずかのんはたこ焼き器出しておいて」
すみれ「私が具材用意しておくから、その間にちゃっちゃと掃除して」
かのん「ラジャ!」
すみれ「えーと、小麦粉、だしの素、具材は天かすネギに…それとタコ」 冷蔵庫パカ
すみれ「タコ、タコ…んん〜?かのーん、タコはどこに仕舞ったの?」
かのん「…あっ」
すみれ「…あんた、まさか」
かのん「〜〜♪(汗」メソラシ
すみれ「かーのーんー!!」
かのん「ヒィィ!ごめんなさいっ!!買っておくの忘れちゃいました!」ドゲザ すみれ「忘れっぽいなら事前に私に言っとくべきでしょうが!!」
かのん「だってぇ…すみれちゃんとお泊まりするのが楽しみで…」グスン
すみれ「あー!泣くんじゃないわよ!とりあえず、私が買ってくるからアンタは掃除続けて!」
かのん「ごめん…」シュン
すみれ「…ほら、今日はアンタの誕生日なんだから」
すみれ「私もいい過ぎたわよ」スッ デコチュッ
かのん「!!」
すみれ「いい?昨日"はっちゃけた"跡は綺麗にするコト、他の子に見つかるとメンド臭いったらメンド臭いんだから」
かのん「分かった」パァァ
すみれ「じゃ、行ってくるわね」ダッ
かのん「行ってらっしゃい!」
かのん(すみれちゃん、優しい…)シミジミ
かのん「よおおし、皆んなが来るまでに綺麗にするぞー!!」フンス!
ピンポーン
かのん「」 すみれ(タコタコタコタコ)タッタッタッ
イラッシャイマセー
すみれ(タコタコタコタコ)ウロウロ
すみれ「あった!」
すみれ(レジレジレジレジ)
すみれ「あっ、サラダ油…確かもう無かったはず」
すみれ「玉子も朝使ってもう2個しか無かったわよね…」 シャッシター
すみれ(つい、タコ以外のものを買ってしまった…!!)
すみれ(ぐ…地味に重い…けど時間までには帰らないと!!)フンッ!!
---
ピンポーン
かのん「あ!すみれちゃんだ!!」
かのん「はーい、あけるよ〜って、どうしたの…」 すみれ「はぁっ、はぁ、タコ以外買い過ぎたのよ」ゼーハーゼーハー
かのん「あぁ…油も無かったね…、なんかごめんね、一人暮らし始めたばかりで」
すみれ「いいのよ、間に合えば」フーッ
かのん「いやぁ、それが…」タハハ
千砂都「ういっすーすみれちゃん、張り切ってるねー!!」ヒョコッ
可可「すみれ!お菓子は買ってきマシタか?!」ヒョコッ
恋「お邪魔しております、すみれさん」ヒョコッ
すみれ「…早くない?」 かのん(実はすみれちゃんが買い出しに行ってすぐ後に来ちゃって…)ヒソヒソ
千砂都「早く来ちゃってごめんね、たこ焼きパーティって聞いていてもたってもいられなくて!」
すみれ「いえ、別に何てことないのよ?具材が足らなくて焦ってただけだもの」
すみれ(掃除は済んだんでしょうね?)ヒソヒソ
かのん(目につくものは捨てて、あとは全部まとめて隠した!)ヒソヒソ
すみれ(それフラグじゃない…)ヒソヒソ 可可「2人とも!早く入って始めマショウ!ククも待ちきれマセン!」ワクワクゥクゥ
すみれ「今行くわ!」
すみれ「ああ、あとかのん、これ」ピラッ
かのん「何これ、レシート?」
すみれ「立て替えといたから後で払ってね」
かのん「」 千砂都「それじゃあ、みんなせーのでいくよー!」
千可恋す「かのん(ちゃん)(さん)、19歳のお誕生日おめでと〜〜!!」パンッパンッパンッパンッ
かのん「うわ〜みんなありがとう!」デレデレ
可可「かのん、おめでとうゴザマス!クク、こんなもの用意しマシタ!!」ガサゴソ
かのん「うわ〜何かな〜、んん?タスキ?既視感が」
可可「日本では誕生日に本人が欠けると聞きマシタ」
可可「『本日の主役』タスキ!デス!」ドヤァ かのん「わ、わぁ〜嬉しいなぁ〜、私これつけるの初めてなんだー」
恋「私も用意しました、かのんさんに似合うと思いまして」ガサゴソ
かのん「えっ、恋ちゃんも用意してくれたの〜嬉しいなぁ〜」
恋「かのんさんは皆さんを引っ張っていくリーダー、そんなリーダーにふさわしいと思って」
恋「『三角帽子』です。ああっ、やはり似合いますね、部族の長のようです」カンゲキ かのん「わ〜三角帽子なんて、幼稚園以来被ったことないやー」
すみれ「実は私もギャラクシーなものを用意してるのよ」
かのん「すみれちゃんが?!」
すみれ「なんか失礼じゃない?まあいいとして、これはまさにスタァに相応しいアイテムよ」ガサゴソ
すみれ「『BIG蝶ネクタイ』、顔より大きいんじゃないかしら、ギンギラギンでギャラクシーね」ドヤッ かのん「うわぁ〜すごーい、こんなに大きいと某探偵も大変そうだねー」
千砂都「私はとっておきのを用意したの!」
かのん「ちいちゃんまで?!」
千砂都「かのんちゃんに劣らないオーラを放つまんまるアイテム!」
千砂都「『鼻眼鏡』だYO!チェケラッ!」 フル装備かのん「………」
千可恋す「…」プッ…ククッ
千可恋す「あっはっはっはっ!!ひぃーwww」
すみれ「もうダメ!wwお腹痛いwwww」バンバン
恋「ごめんなさい、こういったイベントが初めてなもので…っ」プッ
可可「クク、もう笑い過ぎて体力がww」ヒィーヒィー
千砂都「これ、SNSに載せたらイイねがたくさんだよww」カシャ かのん「ねえ!これすっごく恥ずかしいんだけど?!///」カァァァ
かのん「可可ちゃんとすみれちゃんは笑い過ぎ!!」
かのん「恋ちゃんは先にたこ焼き食べちゃってるし!!」
かのん「ちいちゃんは写真撮ラナイデ!」プンプン
かのん「もぉーー何?!皆んな示し合わせてたの??!」 恋「ふぁっ、て、ひがいまふっ、あっつ!」
かのん「いや、食べながらだと何言ってるか分からないし」
すみれ「かのん、これはマジな偶然だったのよ、可可がタスキを出した瞬間悟ったわ」モグモグ
千砂都「ちなみに私は可可ちゃんがダ◯ソーで買ってるとこは見かけた」モグモグ
可可「ククはそもそもこれがデントーイショーかと思っていたのデス、ハフハフ、あっつ!」 かのん「もうみんな食べ始めてる!!」
かのん「もー!私もたーべーるー!!」
アハハウフフ
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かのん「はーっ、食べた食べた、もうお腹いっぱい」ゴロン
すみれ「ちょっと、はしたないわよ横になるなんて」
千砂都「すみれちゃん、相変わらずお母さんみたいだねw」
恋「可可さん、そろそろ…」 可可「ハッ!そうデシタ」ガサゴソ
可可「かのん、コレ。皆さんと作りマシタ、かのんへのプレゼントです」
かのん「えっ、えっ、さっきの鼻眼鏡とかがプレゼントじゃなくて?!」
すみれ「あんなのがプレゼントなわけないじゃない」
かのん「うわーなんだろう!!開けていい?」ドキドキ
恋「どうぞあけて下さい。その為に皆んなで作ったのですから」 かのん「何か図鑑みたいだね、どれどれ…あっ」
千砂都「皆んなの写真フォルダから選んで作ったんだ」
すみれ「気に入ってもらえたかしら?」
かのん「あっ…みんなとの思い出が…」ペラペラ
可可「ほら、これはクーカーの頃の写真デス!」
恋「これは私が加入した頃の写真ですね」 かのん「うっ…うぁ、ひっぐ、うぅっ」ポロポロ
千砂都「かのんちゃん?!」オロオロ
かのん「うっ、みんな、ありがとう…!」ヒッグヒッグ
かのん「私っ、スクールアイドル、初めて良かった…!!」ヒッグヒッグ
すみれ「まあ、今の私達があるのはかのんのおかげね」
かのん「う"ぁ"ぁ"みんなありがとう…」ポロポロ
千砂都「これは中々泣き止まないやつだねー」
すみれ「そうね…」クスッ
恋(おや、これは…??)チラッ 恋「かのんさん、これはドレッシングでしょうか?こんなところに落ちて…」
すみれ「!!」シュバッ
すみれ「ああ、これね!探してたのよ!恋ありがとう」ササッ
千砂都(うわ、今の…)
可可(完全にアレでしたネ…)
かのん(あっぶな…違う意味で泣くところだった…)
恋「そうでしたか、探し物が見つかって良かったです」ニコッ
すみれ(できれば見つかって欲しく無かった)
すみれ(可可と千砂都からの目線が痛い…!!) 千砂都「もう遅くなっちゃったね、そろそろお開きにしよっか」
恋「今日はとても楽しかったです、またお呼びして下さい」
可可「かのん!新生活頑張ってクダサイ!」
可可「すみれはかのんに無理させたら承知シマセンよ」ジトッ
すみれ「しないったらしないわよ!」
かのん「みんな、今日はありがとう。また会おうね!」
「マタネー」「バイバーイ」 かのん「はーっ、楽しかったー」ノビー
すみれ「パーティだなんて久しぶりで、ちょっと疲れちゃったわ」
かのん「一時はどうなるかと思ったけど…」タハハ
すみれ「あれはアンタの仕舞方が悪い、ベッドの下って男子中学生か!!」
かのん「だから時間がなかったんだって〜」
かのん「…」
かのん「……アルバム、ありがとう。すっごく嬉しかった」 すみれ「あれは可可のアイデアね、流石かのんをスクールアイドに誘っただけあるわね」
かのん「何〜嫉妬してるの?あの頃すみれちゃんにも声掛けてたのに、すみれちゃんてばツンツンしてたから」
すみれ「え、全然覚えてない」
かのん「あの時加入してたらクーカースーだったかもね」プッ
すみれ「いや、ダサすぎw」
かのん「あははっ、ないね」コテン
すみれ(肩にしなだれて…)
かのん「…すみれちゃんからのプレゼントはないの?」ウワメヅカイ
すみれ「!……さっき皆んなであげたでしょ」フイッ かのん「アルバムじゃないよ?」
すみれ「クソデカいリボンもあげたじゃない」
かのん「そっちでもない!もぉ〜なんで目を逸らすの」プンプン
すみれ「……から」ボソボソ
かのん「えっ?」
すみれ「あんたが、可愛すぎるからって言ってんの!!///」
かのん「!…私、可愛い?///」キュルンッ
すみれ「あんた調子乗るからもう言わない、ほらさっさと寝るわよ」
かのん「えー、ケチ」ブー
すみれ「……」 すみれ「かのん」チュッ
かのん「!」
すみれ「はい、誕生日プレゼント///」フイッ
かのん「…///」
かのん「えーっ、今日の朝もしたじゃん///」
すみれ「今のは特別なの」
かのん「もぉ〜仕方ないからそういうことにしといてあげる」
かのん「すみれちゃん、ありがとう」ニコッ
おしまい 一応読まなくても独立するよう心がけましたが↓の続きのつもりです
かのん「すみれちゃんを泣かせたい」
https://itest.5ch.net/fate/test/read.cgi/lovelive/1651317117/29-n
※読む人を選びます
前話では18歳の設定でしたが自分が早生まれな為勘違いしてました、19歳大学生活が始まる頃を想定してます
かのんちゃん、お誕生日おめでとうございます ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています