彼方「彼方ちゃんはこの前吉だった!」エマ「私はいつも末吉だよ〜」
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───
──
璃奈「ということでかすみちゃん」
かすみ「ん?なに?」
璃奈「これ、一緒に引こう」
璃奈「わたしとかすみちゃんで4枚ね」
かすみ「4枚?!」
璃奈「そう。4枚とも全部大吉まで引こう」 かすみ「いくらなんでも無謀すぎない?!」
璃奈「大丈夫、14%を4回連続で当てればいいだけだから」
かすみ「かすみん数学嫌いだけど多分0.1%もないのは分かる!」
璃奈「うん、でも2人のために大吉を当ててあげたい」
かすみ「でもそれって2枚で良くない?」
璃奈「だってかすみちゃんも私もみんなで幸せになりたいし…」
かすみ「うーん確かに…」 ───
─
ポワワン…
璃奈(見て、2人のために大吉引いてきた)
エマ(うわあ…!ありがとう璃奈ちゃん!)
彼方(璃奈ちゃんは優しいね〜本当にありがと〜)
エマ(私たちも何かお返ししてあげなきゃね)
璃奈(大丈夫、見返りのためにやってるわけじゃないから)
彼方(それでもお返しはしたくなるよね)
エマ(うんうん!なににしようかなー)
彼方(じゃ〜あ…なでなで〜!)
エマ(よしよし〜!)
彼方(本当に璃奈ちゃんは優しいよね〜)
エマ(私の妹になって欲しいな?)
璃奈(はわわわわわ…) ──
───
璃奈[* ̄꒳ ̄*]
かすみ「ちょっとーなにその璃奈ちゃんボード」
璃奈「な、なんでもない」
璃奈「ともかく、引かないと始まらない」
璃奈「じゃあ1枚目…」
ガチャン! かすみ「んー?」
かすみ「あ、見て見て!大吉だよ!」
璃奈「それは彼方さんの分ね」
璃奈「じゃあ2枚目…」
ガチャン!
璃奈「どう?」
かすみ「…………」
かすみ「吉…」
璃奈「まあ想定内」
璃奈「明日もやろう」
かすみ「ええ?!明日もー?!」
璃奈「大吉出るまでだよ」 ───
──
璃奈「2日目だね」
かすみ「うん、かすみんのお小遣い的にはもう大吉引きたいかな?」
璃奈「まだ2日目だよ?もっとかかるはず」
かすみ「信じれば必ず出るはず!」
ガチャン!
璃奈「どう?」
かすみ「……」
かすみ「はい…」
璃奈「末吉…」
璃奈「これはかすみちゃんの分かな」
かすみ「かすみんの100円…またね…」
璃奈「明日もね」
かすみ「はい…」 ───
──
かすみ「3日目ですね、りな子」
璃奈「そうだね」
かすみ「引きたいね」
璃奈「頑張ろうね」
ガチャン!
かすみ「…どうだった?」 璃奈「大吉!」
かすみ「ほんと?!じゃあ次はかすみんだね!」
ガチャン!
璃奈「『ワクワク』」
かすみ「…うがあーー!!」
璃奈「?!」
璃奈「あー…」
璃奈「また明日だね」
かすみ「もうよくない?!」 ───
──
璃奈「4日目だね」
璃奈「確率っていう考え方を抜きにしてそろそろ引いておきたいね」
かすみ「200円ってかすみんにとってはすごく重いんだよ?」
璃奈「私にとってもそうだよ」
璃奈「でも2人を笑顔にさせたいから、ほんとうに」
かすみ「それはそうなんだけどさー…」
ガチャン!
かすみ「もう引いてる…」 璃奈「…大吉!これは彼方さんの分」
かすみ「じゃあ次はエマ先輩の分引いちゃうね」
ガチャン!
かすみ「お願い!!」
かすみ「…やったー!大吉だよ!!」
かすみ「こういうのって勢いが大事だよね!」
ガチャン!
かすみ「お願い…!」
かすみ「やったー!!!りな子見て見て!!」
璃奈「大吉!すごい!」 かすみ「りな子お願い!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ドキドキ』…」
ガチャン!
かすみ「…どう?」
璃奈「……」
璃奈「『大凶』」
かすみ「かすみんもう泣いちゃう…」 ───
──
璃奈「今日はダメな気がする」
かすみ「かすみんもそんな気がする…」
かすみ「そこまでして欲しいの?」
璃奈「エマさんと彼方さんに褒められたいから」
かすみ「どうしても?」
璃奈「うん」
かすみ「ぜったい?」 璃奈「…」
璃奈「…可愛がって欲しいなって」ボソッ
かすみ「ボードで隠してるつもりだけど全然隠せてないよぉ!」
かすみ「もー…こんなことしなくても可愛がってくれてるのに…」
かすみ「そうだ!ならかすみお姉ちゃんがやってあげてもいいんだよ?」
璃奈「どちらかといえばかすみちゃんって妹って感じだし…」
璃奈「とりあえず引いてみる」 かすみ「そことりあえずにするところ???」
かすみ「あ、でも待って待って!」
かすみ「一緒に引けば大吉引ける運も2倍になると思わない?」
璃奈「確かにここまできたらそういう願掛けに頼るのもありかも」
かすみ「いくよ〜?」
ガチャン!
璃奈「…………」
かすみ「…………」
りなかす「『大凶』!!!!」 ───
──
璃奈「6日目」
かすみ「…………」
璃奈「かすみちゃん?」
かすみ「もう無理だよーー!!!」
璃奈「…確かに想定はしてたけど、いざやってみると疲労感がすごい」
璃奈「でも頑張ろう」
かすみ「うん、ここまできたらかすみんも撫で撫でされたい!」
璃奈「始めちゃったら最後までやらなくちゃいけないもんね」
かすみ「そうそう!じゃあ行くよ?」
「おやおや〜?2人でなにしてるのかな?」 かすみ「あ、彼方先輩」
エマ「私もいるよっ」
彼方「おみくじ引いてたの?」
璃奈「うん」
璃奈「でも全然大吉でなくて」
エマ「璃奈ちゃんって結構大吉出るって言ってたのに珍しいね?」
璃奈「出るには出るんだけど…」
かすみ「そうなんですよねえ…………」
かすみ「…………」
かすみ「………にしし」 かすみ「りな子ってば先輩に大吉をあげるーって言ってすっごく張り切ってるんですよ?」
璃奈「そ、それは言わないで」
エマ「もしかしてランジュちゃんについて行ってた時?」
彼方「そういえば私たちは大吉が出なかったって話したよね」
エマ「もしかして覚えててくれたの?」
璃奈「なんか私だけじゃ寂しいから」
かすみ「それに撫でな…うぎゃ!」
かすみ「前見えないよ〜!!りな子ぉ〜!」 璃奈「それ以上は言っちゃダメ」
かすみ「別にこれくらいいいじゃん?」
璃奈「むぅ……」
彼方「ん〜〜!璃奈ちゃ〜〜〜ん!!!むぎゅ〜〜!!!」
璃奈「あわわわわわわわ……////」
彼方「ありがとね〜ほんとうに大好きだよ」
エマ「かすみちゃんも一緒に引いてくれたの?」
かすみ「いや、かすみんはお金だけ渡してただけなので…」
璃奈「……………『ここまできたらかすみんも撫で撫でされたい』」 かすみ「んな”っ?!」
エマ「そうなの?」
かすみ「…はい」
エマ「やっぱりかすみちゃんって可愛いよね!よしよし〜」
かすみ「は、恥ずかしいですよぉ!///」
エマ「でもして欲しかったんでしょ?」
かすみ「そうですけど…」
エマ「じゃあ私もむぎゅーってしてあげるね?」
かすみ「うわあ!別にそこまでして欲しいって言ってないですよぉ!」
エマ「私が好きでやってるだけだよ?」
かすみ「うう…悪い気分じゃないですけどぉ」
エマ「じゃあもっと撫で撫でしてあげる!」
かすみ「うう…///」 彼方「ねーねー璃奈ちゃん」
璃奈「なに?」
彼方「私たちは大吉じゃなくても今が十分幸せだから心配しなくていいんだよ?」
璃奈「今が大吉ってこと?」
彼方「うんうん!それに同好会にいればきっと未来も大吉のはずだしね!」
エマ「あ、じゃあ今から4人で引かない?」
かすみ「あ、いいですね!せっかく4人集まってますし」
彼方「一緒に引こ?」
璃奈「うん!」 ガチャン!
ガチャン!
ガチャン!
ガチャン!
彼方「…ほうほう〜」
エマ「うんうん!」
璃奈「…!」
かすみ「せーのでいいましょ?」
かすみ「せーの!」
QU4RTZ 「『大吉』!!」
[* ̄꒳ ̄*]
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