果林「おかしいわね、京セラドームが見当たらないわ……」キョロキョロ
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〜少し前〜
果林「じゃ行ってくるわね、エマ」
エマ「果林ちゃん、本当にだいじょーぶ?」
果林「平気よ!これでも少しずつ迷わないように日々努力してるんだから!」
エマ「私が用事なければ一緒に行けたのに〜!」プンプン
果林「全く、心配しすぎよ!無事着いたら連絡するわね」
エマ「うん……気をつけてね、果林ちゃん!」
果林「ええ!」 〜今〜
果林「……まさか、迷子?」
果林「いえ、そんなはずはないわ!京セラドームで地図で検索すれば……」ポチポチ
果林「……!!!」
果林「嘘、でしょ……?」
果林「びわ湖が近い?!」
_人人人人人人人人人_
> ドームまで78km <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
_人人人人_
> 迷子 <
 ̄Y^Y^Y^Y^ ̄ 果林「……」
果林「……」ゴクゴク
果林「……とりあえず目の前にコンビニがあって助かったわ」
果林「さて、どうしましょうか。電車に乗り直せば戻れるはずだけど……」
果林「……私ってどっちから来たのかしらね」
果林「うーん、来たのに乗れば帰れるわよ。来たのに。時刻表はこれかしらね?……さっき出たばっかりじゃない」
果林「う〜、私はいつドームに着けるのかしら〜」
??「そこのお嬢さ〜ん」
果林「え?」 彼方「へへへっ」
果林「……なんで彼方がここにいるのよ」
彼方「えっとね〜、それは「いや、これは夢よ」……」
果林「こんなところに彼方がいるわけないじゃない!私はまだ眠ってるのよ!」
彼方「いや、だから」
果林「そう、私はまだ新幹線の中!早めに動きすぎて疲れたんだわ!」
彼方「……」
果林「この私がこんなところに、っていはいいはい!!」
彼方「だーかーらー、夢じゃないって!!!」ムギューッ
果林「わはった、わはったはらほっへはひっはらないで!!!」 彼方「彼方ちゃん、イメージガールの撮影終わったばかりだったから、たまたま電車に乗ってたんだよ?そしたら果林ちゃん見つけてさあ」
果林「申し訳ないわ……」
彼方「全く彼方ちゃんが気づかなかったらどうするつもりだったの?」
果林「そ、それはなんとかして」
彼方「……」
果林「……泣いてたと思うわ」
彼方「はあ〜、まあ次からは1人で突っ走らないでね〜」
果林「あ、エマには言わないで!迷子になったなんてバレたら顔合わせられないから!!!」
彼方「はいはい」 〜バス〜
ブロロロロ
果林「電車以外にもバスがあったのね」
彼方「そうそう。こっちからでも戻れるからね〜」
果林「よく知ってたわね」
彼方「近江だから〜、近江のこと調べたら詳しくなっちゃって」
果林「???」
彼方「……果林ちゃん。彼方ちゃんの苗字の『このえ』とこの辺りの地域名の『おうみ』は同じ漢字なの」
果林「……へえ、そうなのね」
彼方(わかってなさそう) これ何かのテレビでやってたな
嵐のライブに間違えて来た親子がいた 果林「あ!イメージガールって同じ漢字だからってこと?」
彼方「おっ、正解だよ果林ちゃん。よくわかったね〜」
果林「こ、子ども扱いしないで!これくらいわかって当然よ!」
彼方「ふ〜ん」
果林「そ、それよりも!イメージガールなんてすごいじゃない!」
彼方「うんうん!最初に話が来た時はびっくりしたよ〜!」
果林「よかったじゃない。彼方、イメージガール何かやってみたいって言ってたものね」
彼方「そうそう!こうして呼んでもらえて彼方ちゃん、スクールアイドルしててほんとに良かった〜」 彼方「あ、そろそろ駅着くから降りるよ」
果林「お、近江……なんて読むのかしら」
彼方「近江八幡(おうみはちまん)駅」
果林「……そう読めないわよ」
彼方「読めるよ」
果林「……まあいいわ。彼方、電車の中で寝ないでね。私、どこで降りればいいかわからないんだから」
彼方「……善処いたします」
果林「ほんとに?」 《京セラドーム》
彼方「とうちゃ〜く!」
果林「ようやく着いたわね……こんなに時間かかるとは思わなかったわ」※約2時間
彼方「うんうん。京都まで来た時の果林ちゃんの慌てた顔びっくりしたなあ」
果林「もう!それはいいでしょう!」
彼方「はいはい〜。京都で乗り換えてたから戻ってきてびっくりしちゃったんだもんね〜」
果林「か〜な〜た〜!!!」
彼方「へへへ」
果林「……まったくもう」 〜間〜
彼方「それにしてもここでライブするんだねえ」
果林「今までで一番大きそうじゃない?こんな場所でライブできるのね……」
彼方「お?果林ちゃん、大きすぎて慄いちゃったかな?」
果林「お、おののい?よくわからないけど、私はこんな場所でライブができるなんてワクワクが止まらないわよ!」
彼方「ふむ、それならよし」フンッ
果林「何様よ」
彼方「彼方様だぜ〜」
果林「はいはい」 彼方「彼方ちゃんもここでライブするの楽しみで仕方ないよ〜」
果林「お互い頑張りましょうね、彼方」
彼方「うん!果林ちゃんのパフォーマンス楽しみにしてるよ〜」
果林「私もよ。じゃ、早速中入りましょうか」
彼方「おー!」
《おわり》 明日の4thたのしみです
迷う人いないと思いますけどお気をつけて ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています