穂乃果「時の女神?」
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〜アルパカ小屋〜
にこ「で、なんでアルパカ小屋なのよ!」ジトッ
穂乃果「ここなら人も来ないかなって〜」アハハ
ことり「アルパカさんはいつも通りみたい♪」ナデナデ
白パカ「メエエェ〜」
花陽「さ、流石に動物まではおかしくなったりしないよね…?」
絵里「花陽、フラグよそれは」 真姫「それで、どうして外に出られなかったの?」
絵里「バリアよ」
花陽「バリアなんて本当に存在するんだ…」
にこ「悔しいけど、このにこにーが実際出れなかったんだから認めるしかないわ」
穂乃果「凛ちゃんが突破しようとしても無理だったみたいだし…」
凛「全身がビリビリして痛かったにゃー…」
花陽「もう凛ちゃん、無理しちゃダメだよ?」ナデナデ
凛「ごめんねかよちん〜」
真姫「……イミワカンナイ」 希「ところで皆、何か変だと思わん?」
海未「…変と言えば、全てが変ですが…」
ことり「希ちゃん、どうかしたの?」
希「うちらが部室を出たのが大体午後の4時」
絵里「……まさか」
希「あれから何時間経った?」
真姫「……2時間くらいかしら」
穂乃果「そういえば…」
凛「もうそんな経ってたんだね〜凛気づかなかったにゃ〜」
凛「だって外もこんなに明るいし!」
花陽「……そう、だね」 真姫「夕方の6時とは思えないくらいね」
凛「にゃ!?」
穂乃果「おかしいよ、だって今の時期なんて…」
ことり「この時間はもう、とっくに暗くなってるはずなのに…」
真姫「これ、夢じゃないわよね?」
にこ「ちゃんと痛いから安心しなさい」ギュッ
真姫「いたっぅ!?なにするのよ!」
希「はいはい、じゃれるのは後や」
真姫「べ、別にじゃれてなんか」
絵里「真姫、落ち着いて。それより、もう一度部室に戻った方がいいんじゃない?」
ことり「で、でも…」
穂乃果「校舎の中の方が生徒が多いから、戻るのは結構ハイリスクじゃない?」
海未「穂乃果が珍しくまともなことを…」ジーン
穂乃果「もう、穂乃果だってちゃんと考えてるよ!!」プンスコ
ことり「どうどう♪」
穂乃果「むー!」 にこ「でも、ここにずっといたらそれこそ袋のネズミじゃない?」
希「うーん、どうしようか」
花陽「真姫ちゃんが歌ってる間は、あの子たちは大人しかったんだよね?」
にこ「そうよ、なぜか満面の笑みを浮かべてたけどね」
希「思い出しただけでゾッとするわぁ…」
花陽「もしかしたら、歌とか音楽が好きなのかも…?」
真姫「その可能性はあるわね。一回しか見てないから、なんとも言えないけど」
希「ともかく真姫ちゃんの歌かピアノに反応してたのは確かやね」
花陽「じゃあさ、CDとか別の方法で音楽を流してみたらどうなんだろう?」
海未「ふむ」 花陽「あの子たちは歌に反応してるのか、ピアノに反応してるのか、それがわかれば逃げやすくなるんじゃないかなあ」
絵里「試してみる価値は、ありそうね」
にこ「んな実験みたいな…」
海未「CDとなると、部室にプレーヤーがあったはずです」
凛「結局部室に戻るのぉ〜?」
穂乃果「全員で移動するのは危険だよ。何人かはここに残ろう」
希「うちもそう思う。大勢で移動はリスクが高いから、三人くらいが限界やないかな」
真姫「私はいかないからね」
希「とりあえず、真姫ちゃんは確定やね」
真姫「ちょっと希!!」 にこ「だって今のところわかってるの、あいつらが真姫ちゃんの歌かピアノに反応してたってことだけじゃない」
希「そう、だから万が一のために真姫ちゃんは一緒にいた方がいいんよ」
海未「切り札として、ということですね」
穂乃果「なんかカッコいい!」
真姫「ぐ…」
絵里「希の言うことも一理あるわね。真姫、お願いできないかしら?」チラッ
真姫「エリーまで…」
ことり「真姫ちゃん……」ウルウル
花陽「真姫ちゃん……だめ、かな…?」ウルウル
真姫「ああっ、もうわかったわよっ///」 真姫「いけばいいんでしょ!」
にこ「さっすがマッキーにこ!」
希「残り二人は…どうしようか」ジー
希(万一に備えて俊敏に動ける人がいいやんな…)チラッ
凛「君に決めたっ!凛の切り札の真姫ちゃんにゃ!!」
穂乃果「おおおお〜!!」
真姫「イミワカンナイ!」
希(……いや、流石にこの二人はなしやろ…真姫ちゃん置いてかれかねん)チラッ
海未「凛、穂乃果!遊んでる場合ではありません!」
絵里「そうよ、まだ考えなくちゃいけないことはたくさん残ってるわ」
希(俊敏に動けて、かつ真姫ちゃんとも相性のいい二人…)
希「よし、絵里ちと海未ちゃんに決まりや」
絵里「えっ?私?」
海未「私は構いませんよ。絵里と一緒なら安心できますし」
絵里「えっ??」
希「決まりやな」 絵里「あの、追いかけてくるのとか、私苦手なんだけど…」
海未「それではいきましょうか」
絵里「ええっ」
海未「絵里、真姫。くれぐれも用心してくださいね」
真姫「はいはい、わかってるわよ」
絵里「ま、真姫ぃっ!」ガクブル
真姫「?何よエリー?怖いなら手くらい繋いであげてもいいけど」
絵里「いや、そういうことじゃ………ええ、うん、繋ぎましょう、手」
真姫「エリーは怖がりなんだから」
絵里(帰りたいチカァ……)ガクガク 自分も付いてく展開になると拒否しようとする絵里ずるい 様子がおかしいだけでゾンビみたいに襲いかかってこないのね 〜部室〜
絵里「ね、ねえ、まだかしら?」ビクビク
海未「絵里…お手洗いですか?」
絵里「ちがうわよっ!」
真姫「確かここらへんに……あった」
絵里「あった!?よかった、さっさと戻りましょう一刻も早く!」
海未「ええ、あとはCDもいくつかもっていきましょう」
ガタガタッ
真姫「っ!?」ビクッ 絵里「きゃああっ!?!」ムギュッ
海未「え、絵里、前が見えません…!」
絵里「絶対離れないでよ!!お願いだから!!」ガクブル
海未「わかりましたから!!胸で前が見えません喧嘩売ってるのですか!!」
絵里「知らないわよぉっ!」
真姫「何よ、今の音…」
海未「ぷはっ……と、とにかく用事は済みました。皆のところに戻りましょう」
絵里「誰もいないわよね…?」
ガラッ
真姫「…大丈夫そうね」 絵里「ふぅーー……案外簡単な任務だったわね」キリッ
海未「どの口が…」
真姫「エリーはビビりだもの」
絵里「そんなことないわよあの、さっきのはあれよ、発作よ」
海未「なら仕方ないですね」
真姫「そうね。発作なら仕方ないわ」
絵里「そうよ、仕方ないのよ」 コツコツ
海未「っ」ピタッ
絵里「な、何?」
海未「シッ、階段の下から足音が聞こえます…」
真姫「まずいわね」
絵里「!?、ど、どうしましょう」
海未「……引き返すしかなさそうです」 真姫「とりあえず、こっちの階を迂回して東の階段から部室に戻りましょ」
海未「ええ、ですが……」
絵里「……この階、人が多くない?」
モブ's「……」ジーッ
真姫「くっ、なんだってこんな集まってるのよ!」
海未「上に逃げましょう!」
絵里「わかったわ」
ダッ
モブ's「……」ジーッ 真姫「はぁっ、はぁっ」
海未「屋上まで来てしまいましたね」
絵里「これ、下から来られたら逃げ場がないじゃない…」
真姫「袋の鼠、ね…」
海未「今は息を潜めるしか無さそうです。待ち伏せでもされない限りは大丈夫でしょう」
絵里「えぇ……ん?」
真姫「エリー?」
絵里「これ、なにかしら…?」
海未「絵里、あまり動かない方が」
絵里「わかってるわ、でも見て。屋上に続く扉のところ」
海未「あれは…」
真姫「亀裂?」
キィィィィィィィイン 絵里「まるでゲームみたいね」
海未「虹色にきらきら光っていて、なんだか不気味ですね」
真姫「……この世界のおかしな現象には慣れてきたけど、触らないほうが良さそうよ」
海未「なぜです?」
真姫「ただの勘よ……でも、イヤな感じがするの」
絵里「珍しいわね、真姫がそんなこと言うなんて」
海未「いえ、こういった時の勘は馬鹿にはできません。そして、そろそろ部室に戻りましょうか」
真姫「この件も報告しなきゃ、ね」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています