歩夢 「イマジナリーフレンド」
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
菜々 「ええっ!? それ私もやるんですか!?」
せつ菜 「時間がありません!!」
菜々 「うぅ……///」
バンッ!
菜々 「眼鏡の奥には燃え上がる熱い瞳!! みんなの笑顔を守るため!! 中川菜々!!」
菜々 「絶対にっ!!」
せつ菜 「負けませんっ!!」 菜々 「……」
せつ菜 「……」
侑 「……すごいよ、二人とも!!」
歩夢 「……まるで本物の特撮を見てるみたいだったよ!!」
菜々 「うぅ……/// 恥ずかしすぎます……///」
せつ菜 「いや意外に乗り気だったじゃないですか! しかも即興の割に凝ってたし、普段から考えてたでしょ!!」 ゴゴゴゴ
せつ菜 「それにしても、なんだか力が湧いてきます……! やっぱり勇気を貰えたんでしょうか!!」
菜々 「これならきっと勝てます!!」
せつ菜 「今度こそくらいなさい!! せつ菜パンチぃぃぃぃーーーーーーーー!!!」
ドカーーーンッ
せつ菜影 「っっ!?」
せつ菜影 「……」 バタンッ ボワッ
歩夢 「消えた……!? 倒せたってこと!?」
侑 「ど、どうして……せつ菜ちゃんの能力は別に身体強化とかではないはずなのに……」
せつ菜 「これこそ、私に秘められた真の力です!! 能力者以前に私は選ばれたヒーローだったんですよ!! 違いありません!!」 ペカー
侑 「いや違う。歩夢が召喚したベルトに私たちの力が込められていて、そのベルトでパワーアップしたんだ。せつ菜ちゃんたちの攻撃しか当たらないなら、これが一番有効な案……」
歩夢 「そこまで考えてたなんて……さすがせつ菜ちゃんだね!!」
せつ菜 「いや……私は選ばれたヒーローで……」 本人がその気になってるんだから冷静に否定せんでもw せつ菜影2 「!」 シュッ
歩夢 「ってせつ菜ちゃん! 後ろ! 影が近付いてるよっ!」
せつ菜 「ふふ、大丈夫ですよ、歩夢さん」
歩夢 「えっ?」
菜々 「……私がいますからっ!!」
ドカーーーンッ
せつ菜影2 「っっ!」
せつ菜影2 「……」 バタンッ
ボワッ なぜからっかせいから、やわらか銀行に表記が変わってますが、気にしないでください。 せつ菜 「……自分を信頼できなければ、何事もできません。背中は任せてましたから」
菜々 「……自分を信頼できなければ、ですか。あはは、耳が痛いですね。でも、頼ってくれてるなら嬉しいです、ありがとう」
歩夢 「とりあえずこれで影は消えたのかな……」
侑 「いや、まだだよっ、歩夢!」
ボワッ
ボワッ
せつ菜影3・せつ菜影4 「「……」」
せつ菜 「仮にどんなに敵が現れたとしても、私たちは負けませんよっ!!」 ゴゴゴゴ
せつ菜 「ん?」
菜々 「なっ! 黒い霧が集まって影たちが……!」
巨大せつ菜影 「!!」 ドンッ
せつ菜 「ちょ、それは反則じゃないですか!! こっちは合体ロボットとかないのにっ!!」
歩夢 「彼方さんのときの巨大ぬいぐるみと言い、私たちってもしかして巨大な敵に縁でもあるのかな……?」
侑 「そんな縁があったら、これからも厳しい戦いが続きそうだね……」 アハハ 菜々 「ど、どうすれば……」
せつ菜 「歩夢さん!! さっきみたいなやり方で、合体ロボットを能力で出せないんですか!?」
歩夢 「む、無理だよ! 戦隊なんてほとんど見たことないもん!」
侑 「良くも悪くも、歩夢の能力は歩夢の思い出次第だからね……無いものは出せないよ」
せつ菜 「し、しかし、流石にあんな相手、合体ロボットも無しで戦うのは……」
菜々 「……せつ菜さん」
せつ菜 「菜々さん?」 菜々 「ロボットではないですが、合体はできます」
せつ菜 「えっ?」
菜々 「先程の話の続きです。心を合わせるんです。今度こそ!!」
せつ菜 「!」
菜々 「今回の騒動を起こした私が言えることではないかもしれません……でも、それでも、自分の幸せに気付いた今、願うことがたった一つあります。やっぱり、二人合わせて『私』だから」
せつ菜 「……」 菜々 「私に力を貸してくれませんか?」
せつ菜 「……」
菜々 「……」
歩夢 「菜々ちゃん……」
菜々 「もちろん、今更手を取り合おうなんて、傲慢なのは分かって……」
せつ菜 「なぜ、あの影は私たちの攻撃にだけ当たるか分かりますか?」
菜々 「えっ?」
せつ菜 「それはきっと、こういうことです」 せつ菜 「『自分の闇を倒せるのは、自分だけ』」
菜々 「!」
せつ菜 「そして、その闇を倒す責任は、どちらか一方ではなく、『優木せつ菜』にも『中川菜々』にもある。だってどちらも同じ『私』だから!!」
菜々 「せつ菜さん……」
せつ菜 「もしかしたら、もう分離した二人は戻らないのかもしれない……でも、強く願って心を合わせれば、何かが変わるかもしれない。これ以上後悔することは無しですよ!! 菜々さん!!」
菜々 「!」
菜々 「はいっ!!」 巨大せつ菜影 「っ!!」 ダッダッダッ
歩夢 「せつ菜ちゃん! 菜々ちゃん! 影が襲ってくるよっ!!」
侑 「あんなにでかいと流石にガードできないよね……なら、ここで決着をつけないと」
せつ菜 (ここが、ラストスパート)
せつ菜 「私たちの能力名は……『ひとりでふたつ』でしたね……」
菜々 「ええ、今思えば、その能力を手にした日から、全てが変わりました……そんなに昔ではないのに、遥か前のことに感じます」 せつ菜 「でもまあ、何事も前向きに考えるなら……今回のことも、二人の自分との向き合い方を学べる良い機会でしたかね?」
菜々 「ふふ、それは流石に前向き過ぎませんか?」
せつ菜 「じゃあ後ろ向きに考えますか?」
菜々 「……それは私の役なので、せつ菜さんは前だけ向いて歩いてください」
せつ菜 「またそうやって、自分を卑下して……!」
菜々 「違いますよ」
せつ菜 「!」 菜々 「適材適所、です。後ろ向きでも、上を向いて歩くことはできますから」
せつ菜 「……あはは、確かにその通りですね。それに、それならお互い背中を任せられそうですし、win-winです!」
菜々 「『中川菜々』と『優木せつ菜』はまさに背中合わせの関係。片方が前に出るときは、もう片方は裏に回っていた。でも、いつでも背中を守り切ってくれるから、何も悩まず進めていた……そんな私たちを取り戻すべきです!」
せつ菜 「ええ、一緒の日々に戻りましょう。そう、私たちの関係は『ひとりでふたつ』じゃない!!」
菜々 「はいっ、『ふたりでひとつ』ですっ!!」 せつ菜 「おりゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!」 タタタタ
菜々 「『ふたりでひとつ』! 二人が一緒にいるときは絶対に私たちは」 タタタタ
せつ菜・菜々 「「負けないっ!!」」 パァァ
菜々 (せつ菜さん)
菜々 (私が言った、言葉。訂正させてください)
菜々 (あなたは虚構なんかじゃない)
菜々 (私に勇気をくれた、『ヒーロー』!!) 菜々 「おりゃぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!」
巨大せつ菜影 「!?」
ドカーーーーーーーーーンッ
モクモク
モクモク
モクモク
巨大せつ菜影 「……」 バタンッ
ボワッ モクモク
モクモク
モクモク
歩夢 「けほけほっ、砂埃で何も見えないよ……!」
侑 「二人とも大丈夫!?」
?? 「ええ、『私』はいつだって大丈夫です」
歩夢 「せつ菜ちゃん……? いや菜々ちゃん……?」
?? 「ふふ、どっちもですよ。でも今は彼女が表彰台を譲ってくれました」 せつ菜 「無事、私たちは勝てたようです!」 ペカー
菜々 (……)
菜々 (どちらも消えることはない。そして、分離してた頃の両者の記憶や感情は共有される)
菜々 (今はまだ二つの人格が共存してるけれど、あと数日経てば同じ『私』として統一されるだろう)
菜々 (私が嫉妬してた隣で、彼女はこんなことを思ってたんですね……こんなに切ないんじゃ、いくら楽しくても、つらいですよね。お母さんにただいまって言いたいなぁ)
菜々 (ありがとう。私が生み出した『ヒーロー』。そしてこれからも、二人で頑張っていこう。待ってくれてる人たちがいるから……)
…
…
… また1人に戻るんだね
2人の時に会ってた子達はどうなるんだろう せつ菜 「ほら、次はあなたの出番ですよ!!」
?? 「や、やっと……やっと私の順番が……」 フラフラ
?? (早く終わらせてさっきの人を追いかけないと!)
ボワッ
?? 「へっ?」 ボワッ
ボワッ
せつ菜 「どうやら暴走は止まったみたいですね……ふふ、良かった」
ボワッ
ボワッ
?? 「……みんな消えた?」
シーン
?? 「ええっ!? せっかく順番を待ったのに!? ここで!?」 ?? (しかも、また進化を止められた……! 一体何者なの!?)
?? 「許さない……っ! 絶対に正体を暴いてみせるっ!」 ギリッ
?? (特徴は分かってる。あとは調べればすぐに……)
?? 「……」
?? 「それにしても……楽しそうに語ってたなぁ……特撮、見てみようかな……」
…
…
… 続いて良かった
しず子?はよくわからない存在だけど人間味もあるんだな 更新遅れて申し訳ありません。
1000レスに近付いてきたので、新しいスレを立てました。次スレでもよろしくお願いします。
歩夢 「イマジナリーフレンド」2
https://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1650882711/l50 更新遅れて申し訳ありません。
1000レスに近付いてきたので、新しいスレを立てました。次スレでもよろしくお願いします。
歩夢 「イマジナリーフレンド」2
https://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1650882711/l50 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。