みんなでゆうぽむあなぽむSSを書くスレ3@目
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みんなでゆうぽむあなぽむSSを書くスレ
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1614241260/ 侑「おー、これが鬼役のお面かぁ...近くで見ると迫力あるね」
歩夢「古典的っていうか、ナマハゲっぽいっていうか...」
歩夢「結構怖がらせる為にやってる感じあるよね」
侑「これをつけて、棍棒持って」
侑「うおおお!」
侑「どうかな?怖い?」
歩夢「侑ちゃんじゃ身長低いから、私にはいまいち」
侑「えー、怖いって言ってよ」
歩夢「でも小学校にとっては十分かもね」
侑「うおお!怖がってもらう為に頑張ろ」
歩夢「じゃあ私、後ろで見守ってるから」
侑「オッケー」 モブ「みんな、豆持った?」
キッズ「うん!」
モブ「鬼がくるよ!」
侑鬼「うおおおお〜!」
侑鬼「食べちゃうぞ〜!」ドンドン
侑鬼「(にひひ、怖がってくれるかな?)」
キッズ「!!!」
キッズ「水の呼吸!!」豆ブンブン
侑鬼「いたっ!」
侑鬼「あ、あれぇ?」
侑鬼「全然怖がってない!」
キッズ「やー!やー!」新聞紙丸めたのバンバン
侑鬼「もう豆じゃないじゃん!」
キッズ「やー!やー!」
侑鬼「わぁ〜!!」 今だと鬼はそうなっちゃうのか
大人気だから仕方ないね 侑「ひぃ〜、みんな思ってた反応と違かったんだけど」
歩夢「まあ仕方ないよ。今はそんな時期だし」
侑「はぁ、結構自信あったんだけどなぁ」
歩夢「あはは、終始やられっぱなしだったね」
モブ「高咲さん今日はありがとう。上原さんもね」
侑「いえ、私も楽しかったです」
モブ「これ、少しだけどお礼に」
モブ「お豆も余ったの持ってて」
侑「ありがとうございます」
歩夢「ありがとうございます」 歩夢「鬼はそと、福はうち」
侑「余った豆で結局節分やってるけど...鳩が寄ってくるだけだね」
侑「歩夢〜、侑鬼だぞ〜がお〜食べちゃうぞ〜」ギュッ
歩夢「きゃっ!」
侑「なんだよ歩夢、柄になくそんな色っぽい声出しちゃってさ」
歩夢「....///」
歩夢「...侑ちゃんになら食べられちゃってもいいかなって」
侑「...///」ドッキン
侑「せ、節分は終わり。マンション戻ろっか」
おしまい
遅くなってしまって申し訳ございません
その後はご想像にお任せします @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ お互いに食べ合ったんだよね ツインテールゆうぽむ
侑「お邪魔しまーす」ガチャ
歩夢「もう、早すぎだよ。私全然準備出来てないのに」
侑「だって久々にデートでしょ?まあ特に行く場所とかは決めてないけど」
歩夢「まだ準備に時間かかるからちょっと待ってて」
侑「ねえ、今日はさ、髪型おそろにしない?」
歩夢「えっ、どうしよ」
侑「ね?ね?」
歩夢「そこまで言うなら...」
侑「よし!髪型は任せて!」 侑「サラサラ〜」
歩夢「侑ちゃんってさ、ツインテール上手だよね」
侑「そりゃね。毎日やってるから」
侑「歩夢は逆に、お団子以外の髪型上手になってきたよね」
歩夢「うん。ライブによって髪型変えるから」
侑「私もさ、偶には髪型変えてみようかなって思うんだよ」
侑「朝起きて、よしっ!っていつも思うけど...」
歩夢「けど?」
侑「眠いから二度寝しちゃう」
歩夢「あはは...」
侑「よしっ!これで完成!」
侑「編み込みも入れてちょっとガーリーな感じに」
侑「私とは違って、ちょっと下めに結んでみたんだけどどうかな?」
歩夢「わぁ〜!かわいい!」
侑「よしっ!じゃあデート行こっか!」
歩夢「うん!」 言われてみると歩夢のお団子って毎回作るの大変そうだね 回線がよわよわなので続きは明日
ゆうぽむのデート先安価下
1 上野美術館動物園
2 横浜
3 東京タワー 迷うけど何回か行ったことあってイメージしやすいので1 2人なら全部楽しそう
またデートの機会あったら他の場所も見てみたいな 無理せず回線の調子のいい時に書いて
のんびり楽しみに待ってます >>271
3作続けてありがとう
上野はアメ横なんかもあって飾らないデートに最適だね スカイツリーじゃなくて東京タワーなのがなんかかわいいね 侑「はぁ〜、どこ行こっか?」
歩夢「とりあえず品川目指そ」
侑「品川かぁ...」
駅の広告「フェルメール展開催中」
歩夢「あっ...ねえ侑ちゃん」
侑「ん?」
歩夢「今ね、上野でフェルメール展やってるんだって」
歩夢「フェルメールって、あの、美術の」
侑「興味あるの?」
歩夢「ちょっとね」
侑「じゃあ今日は上野にしよっか!」 侑「えーっと、こっちの東京都美術館..」
歩夢「上野って美術館・博物館多いよね。国立博物館もここだし、動物園もここ」
侑「動物園か...フェルメール見終わったら寄ろっか」
歩夢「うん!私もパンダみたい!」
侑「えーっと、チケット渡してと」
歩夢「こう言う大人の美術館くるの初めてだから緊張する」
侑「ね。こんな若い格好で良かったのかな?もうちょっと抑えてくれば良かったかも」 侑「あっ!見てみて!何にでも牛乳を注ぐ女!」
歩夢「ぷっw...ちょっとちょっと!そんな事言わないでよ」ヒソヒソ
歩夢「...人も多いんだし、あんまり騒いじゃダメだよ」
侑「あはは、ごめんごめん」
歩夢「美術館ってお堅い場所だと思ってたけど、意外と若い人も多いんだね」
侑「心配して損したかも」
侑「小さい子とかも来てるよ」
ちびっ子「あっ!何にでも牛乳を注ぐ女だ!」
歩夢「あはは、考える事ってみんな一緒なのかも...」 歩夢「はぁ〜素敵だった。図録も買っちゃった」
歩夢「しばらくは寝る前に図録眺める生活になりそう」
歩夢「それくらい素敵だった」
侑「私も後で見たいな。借りてもいい?」
歩夢「私が見終わったらね」
侑「服装とか心配してたけど、案外お堅くないんだね、美術館って」
歩夢「うん、カジュアルな服装の人も沢山居たね」
歩夢「次は動物園だよね。おんなじ方向に行けばいいのかな?」
侑「こっちか。動物園っていつ以来だろ?」
歩夢「一緒に来たのって大分前だよね」
侑「ちょうど双子パンダの展示もやってるみたいだし楽しみ!」 上野動物園は場所が場所だから広くはないけど逆に周りやすくていい 双子パンダネットで配信されてるけどめっちゃ可愛いね
果林さん毎日見てそう 侑「パンダの名前ってなんだったっけ?」
歩夢「シャオシャオとレイレイだよ」
侑「パンダってさ、なんで同じ音を2回繰り返す名前なんだろうね?」
歩夢「確かに...中国の人の名前って、必ずしも同音が2回続く訳でもないのに、不思議だね」
侑「今度ランジュちゃんに聞いてみよっか」
侑「あっ、いたいた!」
歩夢「えっ?どこ?」
侑「ほら、木の上!一番上!」
歩夢「あっ!本当だ!あんなに高い木の上に2匹で登ってる」
侑「よく落ちないよね。さすがクマ」
歩夢「あんなに遠くにいるのに...かわいいなぁ」 双子パンダかわいいよねぇ
配信で見てるけど癒される 歩夢「あっ、降りてきた」
侑「それででんぐり返ししてる。あはは、かわいい」
侑「あんなに丸っこいとなんだかお腹減って来ちゃったよ」
歩夢「文脈が繋がってないよ...どうする?何か食べる?」
侑「うん!」
歩夢「あっちに軽食売ってる売店あるみたい。あっち行こっか」
侑「そうだね」
侑「あー、可愛かったなぁ、双子パンダ」
歩夢「偶に見に来るのも良いかもね。成長記録みたいに」
侑「いいねぇ!今度いつにする?」 歩夢「今度来る時もおめかししちゃおうかな?」
侑「ねえ、次も私に髪型セットさせて」
侑「今日の歩夢の髪型、すっごく似合ってるから!」
侑「次回もね?ね?」
歩夢「え、えぇ...圧が強いよ」
侑「可愛いんだから、もっと自信持ちなよ」
歩夢「う、うん」
歩夢「ところで何食べる?」
侑「うーんとね、パンダまんだって」
侑「これでお願いします」
店員「パンダまんはいどうぞ」
侑「ありがとうございます」
侑「ちょっと可哀想だけど...えい!」パカリ
侑「半分こ!」
歩夢「いいの?」
侑「うん!」 侑「今日の歩夢、すっごく可愛い。また来ようね」
歩夢「さっきからそればっかり」
侑「ツインテールお揃いって、嬉しいんだよ私は」
侑「いっつも歩夢お団子ばっかりで」モグモグ
歩夢「そんなに不満?結構好きなんだけどこの髪型」
侑「不満って程じゃないけど、お揃いが増えたら嬉しいなって」ニコッ
歩夢「...お揃い...偶にはね」
侑「もう、歩夢ったら照れ屋さんなんだから」
侑「今度もお揃いの髪型にしてお出かけしようね」
歩夢「...うん!」ニコニコ
おしまい ツインテゆうぽむもお団子ゆうぽむもどちらも絶対似合う 本当はゆうぽむ大長編に添える短い挿話のつもりだったけど長編を諦めたからここに投下してみる
璃奈「……ママ……お母さん」ポロポロ
ガチャッ
侑「あ、今日は璃奈ちゃんだけなんだ」
璃奈「!?」ゴシゴシ
侑「あれ、大丈夫!?」
侑「悲しそうな顔してる、というか泣いていたみたいだけど──」
侑「どしたん? 話聞こうか?」
璃奈「ううん、何でもない」
璃奈「発明品を試してただけ」
侑「発明品?」
侑「へー、どんなの発明したの?」
璃奈「……あまりいいものじゃない」
侑「いいからいいから、教えて?」
璃奈「……死後シミュレーター」
侑「死後シミュレーター……?」 璃奈「自分が死んだあとの世界をシミュレートする装置」
侑「その結果がこのモニターに映し出されるわけだね」
璃奈「そう」
侑「どうしてそんなものを?」
璃奈「ママもお母さんも私にはあまり構ってくれない」
侑「うん」
璃奈「だから死んでも悲しんでくれないんじゃないかなって思って」
侑「璃奈ちゃん──」
璃奈「……結果は言いたくない」
侑「いいよ、璃奈ちゃんの心の中だけに仕舞っておけば」ギュッ
璃奈「侑さん、ありがとう」ギュッ 侑「ところでさ、それ私にも使わせてくれない?」
璃奈「言うと思った」
侑「えへへ」
璃奈「優しさも台無し」
侑「でも使ってみたいんだもん!」
璃奈「いいけど自己責任」
侑「もちろん」
璃奈「死因はどうする?」
侑「何が選べるの?」
璃奈「事故死、病死、被災──要するになんでも」
侑「なんでもかあ」
璃奈「事故死なら交通事故や海難事故とか、病死ならガンから狂犬病、被災なら地震でも水害でも、細かく指定できる」
侑「他殺は?」
璃奈「相手も選べるし、なんなら自殺もある」
侑「歩夢がいちばん悲しんでくれるのってなんだろうね」 自分の死を悲しんでくれる姿を見たい気持ちは少しわかる 歩夢『……』ボーッ
侑「うわ〜、いきなり放心状態の歩夢きたっ!」
璃奈「なんだか怖い」
歩夢『ユウチャ……ユウチャ……』
侑「えへへ、病んでる病んでる」
璃奈「これ見て喜ぶ侑さんも十分病んでる」
歩夢『ドーシテ……』
璃奈「……そういえば」
侑「ん?」
璃奈「死んですぐは誰もが大抵悲しんでくれる」
璃奈「分かりきったこと」
侑「ん? まあそうだろうけど」
侑「人が死ぬってことは誰であれ、どうしてだろうと大変なことだもん」
侑「この世界に文字通り穴が空くわけだからね」
璃奈「そう、だから基本的に誰もが喪失感を抱いて絶望する」
侑「多かれ少なかれ、好むと好まざるとにかかわらずね」
璃奈「言い換えれば誰もが同じ反応をするということ」
璃奈「泣き喚くか、放心状態になるか、そうでなければ現実逃避」
侑「あー、つまり死んで時間経ってからの反応見たほうが面白いよってこと?」
璃奈「そう、人によって様子が様々だから」
侑「じゃあ早送りしてもらえる?」
璃奈「もちろん。ちなみに三年後くらいからが面白いと思う」
侑「じゃあ三年後で!」 歩夢『侑ちゃん、久しぶり』
侑「おっ、この様子は大学生かな?」
侑「まいったね、こりゃ」
侑「こんなのハタチそこそこの学生の色気じゃないよ」
璃奈「お墓参りしてる、けど──」
侑「誰かが近くにいるね」
歩夢『侑ちゃんが亡くなってもう三年か』
歩夢『最初の一年とか、本当に後を追うか毎日悩んでたよ』
侑「うんうん、その言葉が聞きたかった」
歩夢『でもね、今はそんなこと思わないようになったんだ』
璃奈「あれ?」
侑「た、立ち直ったんだね!」
侑「まあ三年って年月は長いもんね……って──!?」
歩夢『私ね、この人に救われたんだ』
あなた『侑さん、はじめまして』
侑「」
璃奈「!?」
あなた『歩夢ちゃんと今お付き合いしています、あなたちゃんです』 璃奈「え? 侑さん?」
侑「」
璃奈「侑さん、起きて」ユサユサ
侑「」
歩夢『ふふ、びっくりしたでしょ?』
侑「……はっ!」
歩夢『侑ちゃんにそっくりだよね』
侑「あれは……私……?」
璃奈「本当にそっくり」
歩夢『確かに最初は侑ちゃんに似てるから気になったんだけど──』
あなた『むっ』
歩夢『今ではこの子だからこそ好きなんだ』
あなた『ふふ』
侑「ねえ璃奈ちゃん、これってシミュレーターとしてどうなの?」
璃奈「この装置は完璧」
璃奈「きっと現実にも侑さんそっくりの人がいるってこと」
歩夢『侑ちゃん、そろそろ私も幸せになっていいよね?』
侑「だめ!!!」ツクエドーン
璃奈「!?」 侑「こんなの嫌だ! 歩夢に女ができるなんて……!」
璃奈「ええ……」
侑「一生私だけを想っててほしい!」
璃奈「侑さんが壊れちゃった」
侑「私が死んだあともしばらく──」
侑「10年以上は引きずっててほしい!」
璃奈「……あぁ……そう」
璃奈「そこまでかっこ悪いこと言うとは──」
侑「あぁ……やっぱ……くそっ」
璃奈「……でも歩夢さんは立ち直って恋人を作るみたい」
侑「くそっ! くそっ!」
璃奈「と、とはいえ所詮はただのシミュレーターだし──」
侑「でも、完璧なんでしょ!?」
璃奈「う……」
侑「きっと死因が良くないんだ!」
璃奈「……きっと、きっとそう!」
侑「自殺でシミュレートしてみよう!」
璃奈「自殺!?」
〜間〜
歩夢『侑ちゃん、紹介したい人がいるの』
侑「くそっ!」
璃奈「侑さんにそっくりなこの人、本当に誰なんだろう……?」
侑「今度は事故だ!」
侑「できれば歩夢にダメージいくやつで!」
璃奈「分かった、侑さんには歩夢さんを庇って事故死してもらう」 歩夢『侑ちゃん、ごめんね』
侑「ふざけるなっ!」
璃奈「これはさすがに──」
璃奈「なんというか、歩夢さんも歩夢さんだよ」
侑「よし、東京中を巻き込んで被災してやる!」
璃奈「すごい不謹慎な響き」
〜間〜
歩夢『侑ちゃん、私切り替えることにしたよ』
侑「おいおい、私の幼馴染はビッチなのか!?」
璃奈「どのルートでもこの人に行き着く」
璃奈「ある意味、一途とも言える」
侑「あ、あとはどんな死因がある?」
璃奈「……そうだ」
侑「何かいいアイデアが思い浮かんだ?」
璃奈「歩夢さんによる他殺にして、歩夢さんをムショにぶち込めばいい」
侑「そうか、それならやつとも出会わない!」 歩夢『侑ちゃん、報告があるの』
璃奈「今回はおつとめ果たしたタイミングにした」
璃奈「歩夢さんは30歳」
侑「えっろ」
侑「……というか、シャバに出てきて真っ先に来てくれるのは、やっぱり私のところなんだね」
璃奈「きっと今回は大丈夫」
歩夢(30)『侑ちゃん』
侑「ゴクリ」
歩夢(30)『……私ね、獄中結婚したの』
侑「なんだよぉお! もおおお!」
侑「またかよぉおぉぉおおおお!」
璃奈「この人、本当に誰……?」
璃奈「いよいよ怖くなってきた」
〜間〜
侑「くそっ、くそっ!」
璃奈「侑さん、大丈夫?」
侑「そんなわけないよ、どのパターンでもやつが出てきて今にも憤死しそうだよ!」
侑「ゾンビに支配された世界で歩夢を庇ったって、デスゲームで歩夢の代わりに犠牲になったって報われないなんて酷いよ!」
璃奈「……侑さんに言いたいことがある」 侑「なに?」
璃奈「人は死ぬ」
侑「ん?」
璃奈「それは自然の理、言うまでもないこと」
侑「うん」
璃奈「それと同じ」
侑「?」
璃奈「人は悲しみ続けることなんてできない」
侑「……」
璃奈「生きているかぎりどこかに希望があって、人はどんな不幸からも立ち直ることができる」
侑「……」
璃奈「自然の理、言うまでもないこと」
侑「でもっ! ……でも」
璃奈「私もそうだった」
侑「え?」
璃奈「ママもお母さんも、同好会のみんなも私が死んだら悲しんでくれた」
璃奈「全員が私のために泣いてくれた」
璃奈「でもみんないつかは立ち直って、それぞれの人生を歩んでいった」
侑「それって──」
璃奈「それっていいことだと思う」
侑「……」
璃奈「侑さんもそう思わない?」
侑「……うん」
璃奈「よかった」
侑「でもね──」
璃奈「?」 侑「歩夢は特別なんだよ」
璃奈「どういうこと……?」
侑「歩夢にだけは立ち直らないでほしいんだ」
侑「極端なことを言えば、私の死が世界中から祝福されたっていい」
侑「歩夢が一生落ち込んでくれるならね」
璃奈「歪んでる」
侑「道徳的な説教は要らない」
璃奈「でも歩夢さんには歩夢さんの人生がある」
璃奈「当然、幸せになる権利だってある」
侑「そんなの知らない!」ツクエドーン!!!!!
璃奈「」ビクッ
侑「……ごめん、頭冷やしてくるね」
璃奈「私も生意気なこと言った」
侑「ううん、璃奈ちゃんが正しいよ」ガチャッ
璃奈「……私も外の空気吸ってこよう」ガチャッ 〜間〜
歩夢「遅刻してごめんなさ──あれ? 今日はまだ誰も来てないんだ」
歩夢(誰もいないけど、見たことない装置がある)
歩夢(なんだろう? 璃奈ちゃんの発明品かな)
歩夢「死後シミュレーター……?」
歩夢(って表示されたけど──)
歩夢(うう、気になる!)
歩夢「い、一回くらいなら使ってもいいよね?」キョロキョロ
歩夢(使い方は……死因とモニタリングする人物を設定するだけなんだ)
歩夢「なら事故死で、侑ちゃんに焦点を当てて──」
歩夢「よし、これでシミュレーション開始っと」
死後シミュレーター「……」
歩夢「……あれ? 何も映らないや」
歩夢「壊れてるのかな?」
歩夢「それとも私が壊しちゃった?」
歩夢「えっと、えっと」ポチポチ
璃奈『歩夢さん、未だに寂しいよ』
歩夢「あ、璃奈ちゃんだ。……よかった〜、壊れてなかったんだ」
璃奈『どうして死んじゃったの?』
歩夢「璃奈ちゃん、お墓参りに来てくれてるんだ」
歩夢「……なんだか嬉しいかも」
璃奈『それに侑──』
歩夢「壊れてないみたいだし、侑ちゃんでもう一回試そう」
歩夢「病死で侑ちゃんっと」
死後シミュレーター「……」
歩夢「うーん、やっぱり何も映らないや」
歩夢「どうしてだろう……?」 逆に考えるとこれだけ強固なあなたちゃんより先に結ばれてる侑ちゃんはすごい 歩夢はあとを追ったということかな
試す人によって違う? >>333
最後は死ぬ人を自分(歩夢)にして侑ちゃんの反応楽しもうとしたってつもりでした
説明不足でしたね この場合は死んだのが歩夢で侑ちゃんが後追いしてるっぽいかな
面白い設定だった って書いてたら説明が
ありがとう
元の話も気になるね >>334
なるほどありがとう
歩夢にはあなた的なそっくりさんがいないから
侑ちゃんは耐えられなかったんだな 書こうとしてた大長編はあなたちゃんを喪った歩夢が侑ちゃんと出会って立ち直る話を軸に
あなたちゃんに似てる侑ちゃんを受け入れられないかすみんとか
立ち直ろうとしてる歩夢を代替品で満足しようとしてるだけと非難しちゃうせっつーとか
歩夢の過去を知って葛藤する侑ちゃんとか
それでも何とか侑ちゃんへの愛を証明しようとする歩夢とかを描いた激重シリアスゆうぽむハッピーエンドだったんで
誰か書いてください そのシリアスからこのイカれた侑璃奈が生まれたと思うと面白いw 侑ちゃんはこの結果を見て絶対に長生きすると心に決めてそう
>>338
すごく読みたいけどたしかに書き上げるの大変そう もし侑ちゃんとあなたちゃんが出会ってしまったらどうなるんだ 意外と意気投合して仲良くなりそう
歩夢が絡まなければ ただの友達だよって言われた分だけあとでキスしてもらうルール。
そしたらプラマイゼロでハッピー?
そんなことないんだからちょっと考えてほしいよ。ねぇ侑ちゃん聞いてる?
「でもみんなには秘密の恋人ってちょっとときめかない? こっそり早弁するみたいで」
「えー……そういうのと一緒はいやかも」
あははって笑う侑ちゃんのひざの上、
見上げた侑ちゃんの顔はこっち向いてくれない。
さっきからスマホでツイッターみてるの、私の髪をなでたりしながら。
ときどき目の前に降りてくる侑ちゃんの画面、猫の動画はもういいのに。
ソックスの境目をすーってなぞってみる。
くすぐったそうに足をもぞもぞするから、ちゅってしたら飛び上がった。
スマホが落ちて侑ちゃんの胸に頭が当たって
「っあう?! なにするのっ」「ゆうちゃんが悪いんだもん」
起き上がったら自分の腕をぎゅってして震えてる侑ちゃんがかわいくって。
「……いきなりは、ずるいっ」
「だって、せっかく二人っきりなのに、侑ちゃんが猫ばっかり、」
「それだって歩夢があったかいのが悪いよ」
もう、って膨らんだ侑ちゃんのほっぺをぐにーってして、
そしたら仕返しで鼻をつままれちゃって、吹き出しちゃった私の負け。
「ごめんってばあ」
私の負けなんだけど、まだ許してあげない。
だってまだ今日の昼休みの分、もらってないんだもん。
ふいに侑ちゃんに引っ張られた。
ぎゅって、あったかくて、そしたら……唇が重なったの。
熱と息が混ざり合って、溶けてくみたい、落ちてくみたいに。
「……っ、ふふ。ごめんね、歩夢」
「〜っ! ……急に、そんなの、」
「でしょー? ほら、いきなりって身体によくないよねっ」
またひざの上にすべり落ちて熱くなった顔を侑ちゃんのおなかで隠す、
侑ちゃんの息が身体で聞こえてる、
私をこんなふうにしちゃう侑ちゃんが、やっぱりずるい。
「……反省なんてしないよ?」
そしたらまた……してくれそうなんだもん。
なんてこと、ばれたら絶対言わない秘密にしとくの。
ねぇ、侑ちゃん、聴こえてないよね?
おわり。 秘密の恋人もみんなに言いたいのも
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