千歌「映画見に行こっ!」曜「いいよ!」
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千歌「ねえねえ曜ちゃん!知ってる?今日はカップルデーなんだよ!」
曜「カップルデー?」
千歌「うん!カップルで見れば半額なの!半額!」
曜「ふ、ふ〜ん……」
千歌「〜♪」
曜「……」
曜(そっかぁ。『カップルで来ると』半額なんだよね、うんうん。カップル、だったら……)チラッ
千歌「というわけで、曜ちゃんは今日だけ私の恋人なんだからね!いーい?」
曜「わかっ……ってうぇぇっ!?ほ、本当に!?///」
千歌「じゃないと半額にならないじゃん」
曜「いや、そうだけど、でも……」
千歌「ねえねえ、早速チケット買いに行こうよー!」グイグイ
曜「あ、いや!私、まだ心の準備が……!!///」ドキドキ 曜「ね、ねえ。何見るかって決めてるの?」
千歌「これ!前に梨子ちゃんがオススメしてたやつ!すっごく面白いんだって!」
曜(そっか、恋愛モノかぁ。ふ、ふ〜ん……///)
千歌「すみません!この映画の次の回のチケット!二枚ください!」
スタッフ「こちらを二枚ですね。お席はどちらになさいますか?」
千歌「えっと……」
曜「っ……///」ドキドキ
スタッフ「……はい。承知いたしました。お値段ですが
千歌「私たちカップルなのでカップル割をお願いします!」ギュッ!!
曜「わっ!?ち、千歌ちゃん!?///」ドキッ!
千歌「ほら曜ちゃん!ちゃんと恋人らしく振舞って!」ヒソヒソ
曜「う、うん……///」ドキドキ スタッフ「かしこまりました。では、お値段二枚で1,000円になります。お支払いは現金で
千歌「あ、はい。えっと……」
曜「あ、いいよ千歌ちゃん。私出すから」
千歌「えっ?いいの?」
曜「うん。だって、その……////」
千歌「?」
曜「カ、カップル!だし、私たち……/////」
曜「っ……////」カァァッ
千歌「おぉ〜!曜ちゃんありがと〜っ!えへへ、大好き!」ギュッ!
曜「ふぇぇっ!?///」
曜(うっ、うう〜っ!!////なんか本物のカップルみたいかも〜っ!!////)ドキドキ 千歌「曜ちゃん曜ちゃん!あっちで飲み物も買っていかない?」
曜「うん、いいよ」
千歌「えへへー、ありがとっ!」
トテトテ
千歌「すみません!ポップコーンのMサイズと、オレンジジュース一つください!」
店員「かしこまりました」
千歌「曜ちゃんは何にする?」
曜「えっ?」
千歌「さっき出してもらっちゃったから今度はチカが奢ってあげる!」
曜「いいの?じゃあ、えっと……私も千歌ちゃんと同じので
店員「あら?もしかしてお二人とも、恋人どうしですか?」
曜「ふぇぇっ!?///」
千歌「はい!私たち仲良しカップルなんですっ!」ギュッ!
曜「ふぇぇぇっ!!?////」
千歌「ほら!曜ちゃんもちゃんと自然に!」ヒソヒソ
店員「うふふ、可愛い彼女さんですね。お似合いですよ」
曜「そっ、そうですか!?ありがとう、ございます……////」
曜(うぅぅぅ、恥ずかしすぎるよぉ〜!!////)
店員「今日はカップルデーなので、素敵なカップルさんには特別サービスしちゃいますね〜」
曜「は、はい……っ///」テレテレ 千歌「……」
曜「……」
デデーン!
千歌「え、えっと……」
曜「うん……」
千歌「このハートのストローって……」
曜「二人で飲めってことなんじゃない?あはは……」
千歌「そっかぁ……」
曜「うん……」
曜(べ、別にここまでサービスしてくれなくたって良かったのになぁ……)
千歌「……」
曜「……」
千歌「……」ジーッ
曜「……どうする?」
千歌「うぇっ!?///」
曜「あ、いや……や、やっぱ普通のに変えてもらおっか!///いっ、いくら千歌ちゃんとでも!人前でこういうの飲むのはさすがに恥ずかしいよねっ!ねっ?///」
千歌「うぇぇっ!!?い、いいよいいよ!!私は大丈夫だからっ!!////」
曜「ふぇぇっ!?///」 千歌「これくらい普通!チカたち恋人なんだから普通なのっ!!///」
曜「ふ、ふつっ!?///そ、そうだよねー!!///普通、ふつー……///」
千歌「と、とりあえずまずは私から飲んじゃおっかなー!!///」
アムッ!
千歌「んっ、んくっ……」チューッ
曜「っ……///」
曜(ち、千歌ちゃんが私の目の前で、髪の毛押さえながらストローでジュース飲んでて……、うぅぅ、可愛すぎて、えっ………////って変なことは考えないっ!!変なことは考えないっ!!///)ブンブン!!
千歌「曜ちゃん?」
曜「ひいいっ!?////」
千歌「ほ、ほら!!恥ずかしいから曜ちゃんも早く反対側から飲んでよーっ!!///」
曜「けどっ!!///」
曜(それって、間接キス……////)
千歌「あむっ!///」
曜「んっ///」パクッ!
千歌「……」チューッ
曜「っ……///」
曜(うわああああ〜っ!!?///は、恥ずかしすぎるよぉ〜!!////) 千歌「……」
曜「……」
千歌「……ね、ねえ。曜ちゃん?」
曜「な、なあに……?」
千歌「あ、あのさ……」
曜「う、うん……////」
千歌「この映画館さ。カップル、多くない……?なんちゃって……///」キョロキョロ
曜「えっ?まあ、カップルデーだもんね〜……」
千歌「うん……」
曜「……///」ドキドキ
千歌「……///」ドキドキ
曜「……///」
千歌「……ねえ、曜ちゃん?」
曜「うぇっ!?」
ギュッ
曜「ふぇぇっ!?///」 千歌「ほ、ほーら。曜ちゃんもちゃんと恋人らしく振舞ってよっ///」
曜「け、けどっ!!///どうして急に……」
千歌「だって周りにカップルだらけだし!私たちだけ浮いちゃったら大変じゃん!!バレちゃうじゃーん!!///」
曜「そ、そうだよねーっ!!けど……////」
千歌「チカのこともっとぎゅうー!ってしていいからさ!」
曜「うぇっ!?///こ、こう……?///」
ギュッ!
曜「〜っ///」
千歌「……もっと」
曜「ふぇぇっ!?///」
千歌「もっとだよーっ!!///ほら!あそこにいる本物のカップルみたいに!!///」
曜(け、けどっ!!///)
トンッ
千歌「……」
曜(うぅぅ、だってこれ以上、一線を越えちゃったらさ……////)
千歌「……手、つなご?」
曜「う、うん……///」
千歌「……」
ギュッ
曜「こ、こうでいい……?///」
千歌「うん……///」
曜(本物のカップルと、ほんとに見分けがつかないことに……////)
千歌「……///」ドキドキ
曜「〜〜っ!!///」バクバク!!
………
……
… 千歌「……」
曜「……///」
曜(……って映画見てる時までわざわざ手繋がなくたっていいじゃーん!!////)
曜「っ……」
曜(ううううう〜っ!!千歌ちゃんのせいで全然映画に集中できないよーっ!!///)
千歌「あっ……」
曜(千歌ちゃんの小さな吐息の音だって!!全然頭の中から離れないし!!///うう〜っ!!千歌ちゃん、千歌ちゃん……)
千歌「……んっ」
曜(千歌ちゃん……あれ?もしかして泣いてるの?)
千歌「……」
曜「……」
曜(そっか、そうだよね。悲しい映画だと感情移入して泣いちゃうことも、あるもんね……)
千歌「……」
曜「……」
ソーッ
千歌(うぇっ!?///)
曜「っ……///」ギュッ!
千歌「……」 千歌(……)
『ごめん。一番近くにいたはずなのに、何もしてあげられなくて、ほんと、ごめん』
『ううん、そんなことないよ。私はたくさん貰ってる。こーんなにたくさん、両手に収まりきらないくらい』
『……』
『だってしょうがないじゃん、病気なんだもん。誰も悪くなんてないよ?』
千歌(ふぇぇ、やっぱり死んじゃうの……?やだよぉ、死んじゃうなんて、死んでバイバイなんて、そんなのヤダよぉ……)
千歌「ふぇっ……」ウルウル
『あ、そうだ。最後に一つだけお願い、いい?』
『お願い?』
『うん。私ね、退院したらどうしてもやってみたいことがあったんだー』
千歌(ううっ、悲しいよぉ……。一番近くで見て来てたのに、何もできなくて、例え愛し合ったとしても、最後は全部おしまい、なんて、だって……)
千歌(うぅぅ……)
曜「……」
ギュッ
千歌(ふぇ〜っ!?///)
曜「……」
千歌(よ、曜ちゃん……?///)ドキドキ 千歌「……」
曜「……」
千歌(曜ちゃんも、私とおんなじ気持ちってこと、なのかな……?)
千歌「……」ドキドキ
曜「……」
千歌(……ね、ねえ)
チョンチョン
曜「?」
千歌(曜ちゃん……?///)
曜「……?」
千歌「……」
曜「……」
曜(不意に千歌ちゃんに呼ばれた気がして、隣にちらっと目線をやると、少し潤んだ目でこっちを見つめる千歌ちゃんがいて……)
千歌「……」
曜「……」
千歌(……す、き♡)
曜(ふぇぇっ!!?///)
ドキッ!! 千歌「〜っ///」カァァッ
曜「!!!?////」
ドキドキドキドキ!!
曜(うぇぇぇぇっ!!?///ち、千歌ちゃん!!今、明らかに、私に口パクで何か伝えようと……)
曜(……ってもしかしてさっきのって映画の中の何かの再現ってことぉ!?そういうことなの!!?ううう〜っ……////)
曜「っ……///」
千歌「……」
曜「……」
ギュッ!
曜「……///」
千歌「……///」
曜(どうしよ、映画、早く終わって欲しいけど、ずっとこのまま終わって欲しくないよ……)
………
……
… 千歌「映画、おもしろかったねー!」
曜「あ、うん……」
曜(ぶっちゃけ千歌ちゃんのことばっか考えてたから全然内容覚えてないけど……///)
千歌「……曜ちゃん?もしかしてあんまり好みじゃなかった?」
曜「ううん!!そんなことないよ!!私もすっごく大満足だよっ!!///」
千歌「そっか、良かった。じゃあ……」
トンッ
千歌「……このまま、手つないだまま帰ろっか」
曜「えっ?」
千歌「ほら、家に帰るまでがデートだもん……///」
曜「あ、うん……///」
千歌「……///」
曜「……///」
テクテク
千歌「……あれ?」
果南「だからー!私の分も安くしろって言ってんじゃん!」
スタッフ「あの、ですからお客様、ここに書いてありますように、奇数人のお客様にカップル割を適用するということは不可能でして……」
曜「……果南ちゃん?」 果南「はぁ?それってなに?もしかして私たち三人は本物の恋人じゃないって言ってんの?」ドンッ!
スタッフ「ひいっ!で、ですから、その……『カップル割』というのは、二人ペアのお客様には、チケットを半額にするというサービスで……本物の恋人かどうかというのは、関係がないもので……」
果南「はぁぁ!?あのさぁ!!だったらお姉さん、私が鞠莉とダイヤのこと愛してないとでも言いたいわけ!!?」ダンッ!!
スタッフ「ひぃぃ!!?」
ダイヤ「果南さん、おやめなさい。値切るだなんてみっともないですわ」
鞠莉「そうよ。1,000円くらい、私が払ってあげるから」
果南「いーや、私の心は傷ついたよ!無料にするまで絶対許さないから!」
スタッフ「あのー、いくらなんでも、無料にするというのは……」
果南「なんか文句あるの!?こっちは客だよ!」ギロッ
スタッフ「ひいい!!?」
千歌「……」
曜「……」
千歌「なーんだ。カップル割って、本物の恋人じゃなくても受けられるんだね」
曜「そうみたいだね……」
千歌「……」
曜「……」
ようちか「……ってわああああっ!!?////」 千歌「よ、曜ちゃんっ!!だったら恋人のフリしてなくても良かったじゃーん!!///普通にしてても映画安く見られたんじゃーん!!////」
曜「っ!!?////」
千歌「もーっ!!///曜ちゃんのばかぁ〜!!これじゃあ私が恥ずかしい目にあっただけじゃ〜んっ!!///」ポカポカ
曜「わああああっ!!?///そ、そうだよね!!ごめんね千歌ちゃん!!///」
千歌「すっごく恥ずかしかったんだからね!!手、繋ぐのも!!みんなの前でちゅーみたいなことしちゃうのも!!///」
曜「ごっ、ごめん!!ほんとごめん!!///」
千歌「今日のことは絶対忘れてっ!!///いい、わかった!!?///」
曜「りょ、了解であります!!////」
千歌「いーい!?内緒っ!!二人だけの秘密なんだからねーっ!!///」
曜「も、もちろん!!絶対言わないっ!!絶対誰にも言わないからーっ!!///」
もちろん次の日にクラスの一番の話題になりましたとさ。めでたしめでたし >>21
思えば「曜→千歌→梨子」の確定した瞬間だったよね… ようちかやようりこは今でも投稿あるけどちかりこは何もないもんな
荒らしたくもなるんだろう >>29
アニメにおける一期と二期の冒頭でこのような意図的な描写が為されていたとは…
まさに「2人で支え合いながら……」だね >>40
最後のちかりこ
スクスタのイベントストーリーにおける
千歌「嫁に来てよ」←ジョークよりずっとプロポーズやんけ… 果南ちゃん
「あれ、千歌は留守か…」
ドゥンドゥン♪ やっぱりこういうスレが見受けられる度に
公式のちかりこ
二次創作のようちか
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