歩夢「最近寒くなってきたね」 せつ菜「そうですね」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
歩夢「最近寒くなってきたね」
せつ菜「そうですね」
歩夢「こう寒いと、外に出たくなくなっちゃうよね」
せつ菜「そうですね。でも体を動かすとあったかくなるので、寒いのも嫌いじゃないですよ」
歩夢「せつ菜ちゃん、外で雪遊びとかしてそうだもんね」
せつ菜「なんですかそれ、私が子どもみたいってことですか」
歩夢「違うよ。せつ菜ちゃんって、元気いっぱいで可愛いなあって思っただけ」
せつ菜「……ありがとうございます」
歩夢「ふふっ、素直でよろしい」
せつ菜「やっぱり子ども扱いしてません?」
歩夢「さあ、どうかな」
せつ菜「もうっ」クスッ 歩夢「それにしても寒いね〜」
歩夢「……あ、いいこと思いついたんだけど」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「せつ菜ちゃん、私の湯たんぽになってよ」
せつ菜「ええ?」
歩夢「せつ菜ちゃんには私の膝の上に座ってもらって、私はせつ菜ちゃんを抱きしめるの」
歩夢「ほら、寒いときは人肌で温め合うのがいいって聞くじゃん」
せつ菜「それは山とかで遭難した人がやるものじゃないですか? それに裸で」
歩夢「裸でしたいの? じゃあ裸でする?」
せつ菜「何言ってるんですか!///」 歩夢「じょーだんだよ。本気にしちゃった?」
せつ菜「してません!///」
歩夢「ちょっとだけでいいから、一回やってみようよ」
歩夢「一緒に温まろ?」
せつ菜「ええ……」
歩夢「私、せつ菜ちゃんが湯たんぽになってくれないと、寒くて練習頑張れないかも……」ウルウル
せつ菜「あーもう分かりましたよ。なってあげます、湯たんぽ」
歩夢「やったぁ! ありがと、せつ菜ちゃん!」
せつ菜「現金なんですから……」
歩夢「えへへ」 歩夢「それじゃあ、いらっしゃい」ポンポン
せつ菜「では、失礼します」
せつ菜「重くないですか?」
歩夢「全然重くないよ。じゃあ、ぎゅ〜ってするね」
歩夢「ぎゅ〜」
歩夢「んふふ〜せつ菜ちゃんあったかいね〜」
せつ菜(こ、これヤバいです。なんかいい匂いがするし、背中に柔らかい感触が……///)
歩夢「せつ菜ちゃんはどう? あったかいかな?」
せつ菜「あ、あったかいですよ」
歩夢「そう? じゃあもっとくっついちゃうね♪」
ぎゅ〜
せつ菜(あったかいというより、ドキドキして熱いです///) ——
歩夢「いや〜湯たんぽせつ菜ちゃん、ぽかぽかだったよ〜」
せつ菜「あはは……それは良かったです」
歩夢「今日みたいに寒い日には、また湯たんぽせつ菜ちゃん、使わせてもらおうかな」
せつ菜「ええ!? またやるんですか!?」
歩夢「イヤだった?」
せつ菜「……イヤじゃないです」
歩夢「ふふっ、じゃあまたお願いね」 ——
歩夢「今日も寒いね〜せつ菜ちゃん」ニコニコ
せつ菜「うわ、なんでニヤニヤしてるんですか」
歩夢「ふふ、分かってるくせに」
せつ菜「……降参です。もう好きにしてください」
歩夢「そうさせてもらうね♪」
ぎゅっ
歩夢「せつ菜ちゃんってやっぱりあったかいよね」
歩夢「体温が人より高かったりするのかな」
せつ菜「そうですかね」 歩夢「あ、やっぱり子供体温なんじゃ」
せつ菜「それはないです。あと子ども扱いしないでください」
せつ菜「一応、私の方が年上なんですから」
歩夢「生まれたのがちょっと早いだけでしょ」
歩夢「それとも、年上として扱ってほしい?」
せつ菜「普通でいいですよ」
歩夢「分かったよ……せつ菜おねーちゃん♡」
せつ菜「!? なんでそうなるんですか!?///」
歩夢「あ、菜々おねーちゃんだったかな?」
せつ菜「そういうことではなくって!」 歩夢「あはは、ごめんね。せつ菜ちゃんの反応がおもしろくって」
せつ菜「もう、あんまりからかわないでくださいよ」
歩夢「でも、可愛かったでしょ、妹歩夢ちゃん」
せつ菜「……さあ、どうですかね」
歩夢「せつ菜ちゃんの意地悪」
せつ菜「こっちのセリフですよ」
歩夢「……可愛いって言ってくれるまで離さないから」
せつ菜「ええ!? みなさん来ちゃいますから、離してください!」
歩夢「やだ! 私の湯たんぽになってるところ、みんなに見られちゃえばいいんだよ!」 せつ菜「わ、分かりました! 言います! 言いますから!」
せつ菜「……歩夢さんは可愛いです」
せつ菜「お姉ちゃんって呼んでくれた時も可愛かったですし、普段の歩夢さんもそれ以上に可愛らしくて好きです」
歩夢「へ?///」
せつ菜「ほら、言ったんですから、そろそろ離してください」
歩夢「だ、だめ!///」ギュウウ
せつ菜「なんでですか! 離してくださいよ! 歩夢さん!」
歩夢(普段の私が可愛くて好きって……///)
歩夢(今の私の顔、絶対見せられないよ……!///) ——
侑「あ、またやってるの? 湯たんぽせつ菜ちゃん」
歩夢「そうなの! 侑ちゃんもやってみる? せつ菜ちゃんぽかぽかだよ」
侑「……」チラッ
侑「いや〜、2人の邪魔になっちゃいそうだからやめとくよ」
歩夢「そう? じゃあこのまま使うね」
侑「ここのところ、練習以外で部室にいる時はずっとやってるよね」
せつ菜「みなさんに見られてからは、みなさんの前でもお構いなしにやるようになりましたからね」
せつ菜「果林さんとかにはからかわれるのですごく恥ずかしいです」
侑「でもなんだかんだ言って、毎回歩夢の湯たんぽになってるよね」
歩夢「だってせつ菜ちゃん、私にこういうことされるの好きだもん」
せつ菜「断ると何されるか分かんないですからね」
歩夢「もー! 素直じゃないんだから!」 侑「あはは、最近の2人って、ほんと仲良いよね」
侑「スクールアイドルフェスティバルぐらいからかな? 何か仲良くなるきっかけでもあったの?」
せつ菜「……あるには、ありましたが」チラッ
歩夢「私が悩んでた時にね、せつ菜ちゃんが背中を押してくれたの」
歩夢「その時のせつ菜ちゃん、ヒーローみたいでかっこよかったなあ」
侑「歩夢がそんなに言うなんて、よっぽどかっこよかったんだろうね」
侑「今のせつ菜ちゃんからは想像できないけど」
せつ菜「うるさいですよ」
歩夢「せつ菜ちゃんも可愛い女の子だもんね〜」ナデナデ
せつ菜「な、撫でないでください!」 侑「こうしてみると、仲のいい姉妹にも見えるよね」
歩夢「姉妹かあ……あ、歩夢お姉ちゃんって呼んでみてよ」
せつ菜「なんでですか! 呼びませんよ!」
歩夢「前にせつ菜おねーちゃんって呼んであげたじゃん」
侑「そんなこともしてたの!?」
せつ菜「勝手に呼んできただけじゃないですか!」
歩夢「でも可愛いって言ってくれたよね」
せつ菜「そ、それは……」 歩夢「私もせつ菜ちゃんに歩夢お姉ちゃんって呼ばれたいな〜」
歩夢「侑ちゃんもせつ菜ちゃんが私の妹になってるところ、見たいよね?」
侑「それは結構……見たいかも」
せつ菜「侑さんまで!?」
歩夢「ほら、逃げ場なんてないんだから、諦めて呼んで?」
せつ菜「うぅ……分かりましたよ」
せつ菜「あ、歩夢……お姉ちゃん///」
歩夢「よくできました♡」ナデナデ
侑(歩夢とせつ菜ちゃんがいちゃいちゃしてるの、ときめいちゃうなあ!) 攻めてる時は強いのに攻められると弱いのは同じなんだね ——
歩夢「今日は、せつ菜ちゃんが私を湯たんぽにしてみない?」
せつ菜「ええ? なんでですか?」
歩夢「いっつも私が抱く側で不公平かなって思ったの。たまにはせつ菜ちゃんも私の体抱いてみたくない?」
せつ菜「だ、『抱く』ってそんなに言わないでください!///」
歩夢「え、『抱く』って言っちゃダメな言葉なの? なんで?」
せつ菜「え、いや、その……///」
歩夢「あ! せつ菜ちゃん絶対えっちなこと考えてるでしょ!」
歩夢「も〜、せつ菜ちゃんはむっつりさんなんだから」
せつ菜「考えてませんし、むっつりでもないです!///」 歩夢「むっつりじゃないってことは、変態さん?」
せつ菜「それはもっとないです!」
歩夢「じゃあむっつりさんだね」
せつ菜「……はあ、もうそれでいいです」
せつ菜「それで、どうやって湯たんぽにすればいいんですか?」
歩夢「う〜ん、そうだなあ」
歩夢「私に向かい合うように座ってもらおうかな」
せつ菜「歩夢さんが私の上に座るのではダメなんですか?」
歩夢「私、ちょっと重いかもしれないから」 せつ菜「多少重くても大丈夫ですよ。そもそも、歩夢さんは全然重くないでしょう」
歩夢「せつ菜ちゃんが気にしなくても、私が気にするの」
歩夢「それとも、私に乗ってほしいの? やっぱり変態さんだね」
せつ菜「もう湯たんぽになってあげませんよ」
歩夢「ちょっとからかっただけなの! 湯たんぽはやめないで!」
せつ菜「うふふ、冗談ですよ。私も歩夢さんの湯たんぽになるの、嫌いじゃないですから」
歩夢「そうなの? よかったあ」
歩夢「じゃあさっそくだけど、座ってみてよ」
せつ菜「はい、失礼します」ギュッ せつ菜「……」
歩夢「せつ菜ちゃん? どうしたの?」
せつ菜「……歩夢さん、これかなり顔近くないですか?///」
歩夢「たしかに、ちょっと恥ずかしいかもね」
せつ菜「ちょ、ちょっとやめておきましょうか」
歩夢「だめ」
せつ菜「ええ!?」
歩夢「私の目を見て♡」
せつ菜「あっ、歩夢さん!?」
せつ菜(上目遣い……可愛いです///) 歩夢「ふふっ、ドキドキした?」
せつ菜「ええ、あれは反則ですよ」
歩夢「ドキドキしてるせつ菜ちゃんも可愛かったよ」
せつ菜「もう、からかい過ぎです」
せつ菜「お返しに、湯たんぽになった歩夢さんを堪能しちゃいますからね」
歩夢「うふふ、存分に堪能しちゃってね」 ——
歩夢「今日も寒いね〜」ギュッ
せつ菜「そうですね」
歩夢「いつもありがとね、せつ菜ちゃん」
歩夢「寒い日が続くけど、せつ菜ちゃんのおかげで頑張れてるよ」
せつ菜「それは良かったです」
せつ菜「……歩夢さん」
歩夢「なあに?」
せつ菜「前からずっと思ってたんですけど」
せつ菜「どうして、私を湯たんぽにするんですか?」 歩夢「え?」
せつ菜「膝に乗せるなら侑さんでもいいでしょう」
歩夢「なんで侑ちゃんが出て来るの?」
せつ菜「いや、私と身長が近いですし、何より、幼馴染だから仲がいいじゃないですか」
歩夢「ふーん……」
歩夢「そっか、侑ちゃんに嫉妬してるんだ」 せつ菜「なっ、違いますよ!」
歩夢「え〜、身長だったらかすみちゃんや璃奈ちゃんでもいいわけだし、幼馴染ってことを強調するあたり、やっぱり侑ちゃんに嫉妬して——」
せつ菜「してません!!」
歩夢「!」ビクッ
せつ菜「すいません……ついカッとなっちゃいました」
せつ菜「でも、歩夢さんもからかいすぎなんですよ」 せつ菜「……」
歩夢「……」
歩夢「……私が、せつ菜ちゃんを湯たんぽにする理由は」
歩夢「せつ菜ちゃんが好きだから」
歩夢「かっこよくって、可愛いせつ菜ちゃんが好きだから」
歩夢「からかっちゃうのも、可愛いせつ菜ちゃんが見たかったから」
歩夢「……イヤだったよね、ごめんね」 せつ菜「……!」ガタッ
歩夢「わっ! 急に立ち上がらないでよ!」
せつ菜「歩夢さん、私の目を見てください」
歩夢「む、無理だよ! だって……」
歩夢「私、今どんな顔してるか分からないもん///」 せつ菜「大丈夫です。歩夢さんはいつだって可愛いですから」
せつ菜「それに、歩夢さんにからかわれるのはイヤじゃありませんよ」
せつ菜「……まあ、少しからかい過ぎなところも、ありますけど」
せつ菜「そんなおちゃめなところも含めて、可愛い歩夢さんが大好きです」
歩夢さんを抱きしめ、形のよい唇に口付けを落とす。私たちが交わした口付けは、今までのどんな抱擁よりも熱いものだった。
終わり 前にもぽむせつ書いてた人かな?
本当に素晴らしかった
まあ書いてくれ 連投ですゆって出てきたのでスマホから書き込んでます。
お読みいただきありがとうございました。せつ菜ちゃんを歩夢さんの膝に座らせたくて書きました。
SSを書き始めたのは最近なんですが、書いていてとても楽しいので、可愛いせつあゆをどんどん書いていきたいですね。
過去作です。
歩夢「わ、私がせつ菜ちゃんにご奉仕!?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1638091714/ 途中からもうおっぱい当たるの気にしなくなってるのいいね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています