0778名無しで叶える物語(なっとう)
2022/02/14(月) 22:46:42.10ID:s8whUuX6愛「そうだ。ねえねえ歩夢。ニジガサキ学園の端にある小さな教会って知ってる?」
歩夢「教会? ニジガクにそんなのあったっけ?」
愛「歩夢も知らないかぁ。アタシもせっつーに聞いてね。もう使われてないから誰も入れないようになってるらしいし、知らないのも無理はないらしいよ」
歩夢「そうなんだね、教会かぁ……けど、何で使われなくなっちゃったの?」
愛「せっつー曰く、設立当時の留学生のために作られたんだってー。お祈り用かな? 近くに大きな教会できたから使われなくなったみたいだけど」
歩夢「確かに、簡単に校内に関係ない人を入れるわけにはいかないもんね。じゃあ、そこまで大きな教会ってわけではないの?」
愛「じゃないかな?」
歩夢「教会かぁ、どんな感じなんだろう。少し気になるね」
愛「そうだね。あ、これもせっつーが言ってたんだけど、なんか伝説もあるんだって。学園作った人が運命の人と結ばれたんだってさ。だから、そこで好きな人に告白をすると永遠に結ばれる……だったかな」
歩夢「へぇ、ロマンチックなお話だね」
愛「ニジガク、結構こういう伝説あるらしいよ? 最近だと、妖怪ダジャレ女ってのが出るらしくて――――――」
歩夢「それって愛ちゃんのことだよね……?」
愛「おっと、バレた。バレンタインデーだけに」
歩夢「関係ないよ……」
そのまま愛ちゃんとしゃべりながら帰った。