恋「真夜中の携帯電話」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
11/23 23:59
恋「ほわぁぁ〜」ノビー
恋(もうこんな時間ですか…今日は数学の予習復習に手間取ってしまいました。最近練習も生徒会の方も忙しいですし…)
恋「はやくねましょう…」ウトウト 11/24 0:00
プルルルルルルルル
恋「ひゃひぃぃ!?」
恋(こっ、こんな時間に電話ですか?誰からでしょうか…)
📱<唐可可
恋「く、可可さん…?」
恋(あんまり夜に携帯を使うのは目の毒ですけど…出ないのも失礼になってしまうのでは…) ピッ
恋「も、もしもし?」
可可『あ、レンレンデスか?レンレン、お誕生日おめでとうございマス!!』
恋「…はい?」
可可『アリェ、レンレンの誕生日って今日デスよね?』
恋「…あ」
恋(カレンダーを見て、思い出しました。最近忙しくて忘れてたけど…) 恋「えぇ…今日が私の誕生日です」
可可『やったぁー♪可可が一番にお祝いできマシタよ!』
恋「あの、可可さん?」
可可『ハイ!なんでショウか?』
恋「こんな夜遅くに…何か急ぎの用でしたか?」
可可『エ?用事なんて無いデスよ〜。バースデーコールデス!』 恋「…?」
可可『あ。もしかしてレンレン、こういうの初めてデスか?』
恋「えぇ。こうして電話で話す間柄というのも、少し前までありませんでしたから」
可可『そうだったんデスか…でも、これからは可可が毎年バースデーコールしてあげマスよ!』
恋「…ありがとうございます。ふふっ♪」
可可『お祝いのプレゼントはまた学校で渡しマスので!ではおやすみなさいデ〜ス』
恋「えぇ。おやすみなさい、可可さん」 ツーツーツー…
恋「ふぅ…」
恋(誕生日になった瞬間、こうしてお友達から電話を頂くなんて…なんだか、胸がポカポカと暖かくなってきました)
恋(こうしてLiella!で活動する前までは考えられなかった…)
プルルルルルルルル
恋「!?」ビクゥ
恋(び、びっくりしました…次は、誰からでしょうか?) ピッ
恋「もしもし?」
すみれ『あ、もしもし?すみれだけど。恋、お誕生日おめでとう』
恋「はい…ふふ」
すみれ『な、なによ』
恋「いえ…先程、可可さんからもこうしてお祝いの電話を頂いたので。もしかしたらと期待してしまいました」 すみれ『あぁ、どおりで繋がらなかったわけだわ…あの子、いの一番に電話しそうなタイプよね』
恋「すみれさんは本当に可可さんが好きなのですね」クスクス
すみれ『そんなんじゃないったらないわよ!話が逸れちゃったじゃない。それでね、あたしの行きつけのカフェに、美味しいイチゴの新作が出たのよ』
恋「イチゴですか!」
すみれ『ちょっ、声デカいったらデカい!』
恋「ご、ごめんなさい」 すみれ『もぉ…それでね、今日は練習を早めに切り上げて、みんなで行かないかって。恋の誕生日祝いにね』
恋「…はい!嬉しいです、是非ご一緒させてください♪」
すみれ『ふふっ、主役のあなたが物腰低くてどうするのよ』クスクス
恋「…はっ!ご、ごめんなさい」
すみれ『さっきから謝ってばっかり』クスクス すみれ『じゃ、夜分遅くにごめんなさいね。おやすみ』
恋「はい。おやすみなさいすみれさん」
ツーツーツー…
恋「…うふふ♪」
恋(可可さんに次いですみれさんまで…これは、もしかしたらなんじゃないでしょうか)
プルルルルルルルル
恋(…来ました!) 恋「はいっ、もしもし!」
千砂都『うわぉ、ビックリした…もしもし、恋ちゃん?ういっす〜』
恋「はい、ういっす〜です!」
千砂都『よかった〜、もう寝てるんじゃ無いかと思ってたけど…なんだか元気そうだね?』
恋「はい!実はですね…」 千砂都『そっかそっかぁ。可可ちゃんとすみれちゃんからはもう電話貰ってたんだね』
恋「はい♪すみれさんの時も期待してしまったのですが…やはり、かけてくださいました」
千砂都『あははっ、じゃあまんまと待ち構えられてたってわけか。では改めまして…恋ちゃん、お誕生日おめでとう!』
恋「はい、ありがとうございます♪」
千砂都『あぁ〜あ、恋ちゃんも16歳になっちゃったかぁ』
恋「え?も、もしかして何か気に障る事でも」アセアセ 千砂都『いやいや、そんなんじゃなくって!ほら、私の誕生日は2月だからさ。Liella!の中だと最後なんだよね〜』
恋「あぁ、そういう事でしたか…」
千砂都『…ふふっ、しばらくお姉ちゃんだね?』
恋「えっ!?」ドキッ
千砂都『冗談だよ〜。それに…』
恋「それに?」 千砂都『音楽科で一緒だった時は、しっかりしててお堅い子だなぁ〜って思ってたけど。今の恋ちゃんはコロコロ表情が変わるし、時々お茶目な面もあって可愛いからさ。今は妹みたいだなって!』
恋「むっ、どういうことですか」プクゥ
千砂都『あははっ、そういうとこだってば〜!』
恋「むぅ〜」 千砂都『あぁ〜、笑った笑った。それじゃ、残りはかのんちゃんかな?』
恋「…えぇ、まだ話してないのはかのんさんだけです」
千砂都『よし、メンバーコンプリート目指して頑張って!』
恋「私が頑張れる事じゃないと思いますが」
千砂都『それもそっか!それじゃまた学校でね、おやすみ!改めておめでとう!』
恋「ありがとうございます。では、おやすみなさい千砂都さん…」 ツーツーツー…
恋「ふぅ…ほわぁ…」
恋(お話してる間は意識してませんでしたが…なんだかどんどん眠気が強くなってきました)
恋(うぅ、かのんさんから電話してもらうまでは寝れません…電話してくださるでしょうか)
プルルルルルルルル
恋(あっ、かのんさん…)ウトウト ピッ
恋「はい、もしもし…」
かのん『あっ、恋ちゃん?夜遅くにごめんねー。お誕生日、おめでとう!』
恋「ほぁい、ありがと…ムニャムニャ…ございまふ…」
かのん『あれ、もしかして起こしちゃった!?ごめんね!』
恋「いえ、だいじょぶで…先程まで、千砂都さんと…そのまえはすみれさん、可可さんが…」
かのん『私が最後になっちゃったか。なんだか悔しいな、なんちゃって。あ、眠かったら無理しないでね?』
恋「いえ。とっても、嬉しいで…」 恋「みなさん、から。お祝いしていただけて…」
かのん『ふふっ、そっか。ねぇ、恋ちゃん?』
恋「はぁいぃ…?」ポワポワ
かのん『私ね、恋ちゃんと一緒にスクールアイドルが出来て、本当によかったって思ってるんだ』
恋「んぅ…」 かのん『恋ちゃんのお母さんから始まったスクールアイドルが、結女に受け継がれて。普通科と音楽科を結ぶ歌ができて。どれも、恋ちゃんがいたから出来た事だと思うな』
かのん『だからね、恋ちゃん…生まれてきてくれて、ありがとう』
恋「………」
かのん『…あはは、なんか柄にも無いこと言っちゃった。あれ、恋ちゃん?聞いてる?』
恋「…すぅ」 かのん「…寝落ちしちゃったか」
かのん(う〜ん、今の恥ずかしい台詞を聞かれてなかったと思えば結果オーライ?)
かのん(…なぁんて。明日学校で会ったらまた言ってあげようかな)
かのん(折角の…年に一度の誕生日だもんね)
かのん「おめでとう。それから、おやすみなさい恋ちゃん」
ツーツーツー… おしまい
ありがとうございました。
恋ちゃんお誕生日おめでとう! 大変ギャラクシーなSSだったわ……乙よ!!!!!!!、!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています