ランジュ「寝れないの」ミア「そう」ピシャン
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ランジュ「ちょっと!なによぅ!」
ランジュ「ドア閉じないで頂戴!」
ミア「はぁ...うっさ」
ミア「本当勘弁してくれよ。ボクにも普通に寝る権利ってものがある」
ミア「という訳で、また明日」ガチャリ
ランジュ「閉めないで!」ドンドン
ランジュ「ねえミア!!」
ミア「...ちっ、近所迷惑だからやめろ」
ランジュ「開けてくれるまで喚き散らすから」ドンドン
ミア「はぁ...子供のお守りは辛い...」
ミア「本当、仕方ない奴だなぁ...」
ランジュ「いるんでしょ!」ドンドン
ミア「うっさい!ったく、今開ける!」ガチャ ミア「あー、もう。今日は贔屓してたチームが勝ったからいい気持ちで寝れる筈だったのに...最後の最後でこれかよ!!」
ランジュ「何?ランジュの事が気に食わないっていうの?」
ミア「ああ」
ランジュ「ちょっと、そんなにストレートに言わなくったっていいじゃない」シュン
ミア「....」
ミア「それで、今夜はなんの用?」
ランジュ「寝れないから、ミアと一緒に寝ようかな〜って」
ミア「なにそれ」
ランジュ「そのままの意味」 ミア「大体寝れないから誰かと一緒にって何だよ?」
ミア「子供じゃあるまいし!」
ランジュ「まだまだ子供だもん」
ミア「だったらエマでも果林でも他の所行けばいいじゃないか!」
ランジュ「だって、今日あの二人のところ行ったら、なんか色っぽい声が漏れてて...それで」もじもじ
ランジュ「入りずらい雰囲気だっったから...//」もじもじ
ミア「...//」
ランジュ「ミアならまだ起きてるかなぁって」
ミア「はぁ...あの二人には後で苦情入れないと」 ミア「あー、マットあったかなぁ?どこに入れたか覚えてない」ガサゴソ
ランジュ「ねえ見て、これ、新しいネグリジェ!」
ランジュ「香港の爷爷が送ってくれたの!」
ミア「胸開きすぎじゃないか?そんな寒そうなの」
ランジュ「なによ!ミアこそTシャツ短パンで寒そうじゃない!」
ミア「暖房効いてるからいいの」
ミア「困ったなぁ、マットがないぞ」
ランジュ「マットがない?ならベッドで寝ればいいじゃない」
ミア「断固拒否する」
ランジュ「そんな硬いこと言わずに」ぎゅっ
ミア「わぁ!」
ランジュ「さぁさぁ、こっち」ベッドにダイブ こんな時間に立てたら落ちるぞ
エタッたらまた24レス分書き溜めてからリベンジしてくれ ミア「狭....」
ランジュ「偶にはこういうのもいいんじゃないかしら?」
ミア「香水の匂いがする。ランジュ、お前、寝る為につけてるの?無駄じゃないか?」
ランジュ「良くわかったわね。これ、夜用の。アロマみたいな物だから、これ付けると寝つきが良くなるのよ」
ミア「男作る訳じゃないのに、そんな香水なんて意味ある?」
ランジュ「意味ある。ミアはもうちょっと女の子らしくした方がいいわ」
ランジュ「今度香水買いに行きましょ」
ミア「パス。どうせ荷物持ちやらされるだろうし」
ランジュ「そんな事しないわよ!」
ミア「はいはい、この前の事覚えて無いんだな」
ミア「もう遅いから寝る。おやすみ」パチ
ランジュ「もっと話したい事いっぱいあったのにぃ。まあいいわ。おやすみ」 ミア「(寝れない....)」
ランジュ「ミア、まだ起きてる?」
ミア「起きてる」
ランジュ「こっち向いて」
ミア「...?」
ランジュ「このネグリジェ、胸元が開いてるってさっき言ったじゃない」
ランジュ「こういう時の為に使うのかしらね?」プルルン
薔薇のいい香り「ふんわり」
ミア「....!!」
ミア「...//」ドキドキ
ミア「...ゴクリ」
ランジュ「ってなんて嘘よ。爷爷がそんな物送ってくる筈がないじゃない」ケラケラ
ランジュ「それにしてもミアってばまだまだ子供なのね」
ランジュ「これぐらいの事でクラクラしちゃうなんて」
ミア「な、なんだよ!学年ではお前より上なんだぞ!!」
ミア「もういい!」ぷんぷん ランジュ「ごめんって」
ミア「....」
ランジュ「....」
ランジュ「爷爷、今なにしてるんだろ」
ランジュ「ミアはさ、家族の事とか気にならない?」
ミア「気にならない」
ランジュ「そっか」
ランジュ「爷爷は香港にいるんだけど、この先どうなっちゃうんだろう」
ミア「....」
ミア「ランジュにしては随分と弱気だな」
ランジュ「私のアイデンティティの問題にもなるし...」
ミア「なにがあってもランジュはランジュさ」
ランジュ「ミアは優しいのね」
ミア「...ふん」 ランジュ「ねえミア、今度池袋行きましょ」
ランジュ「池袋に最近、香港料理のお店が出来たんだって!」
ランジュ「優雅に飲茶しましょ」
ミア「ヤムチャって何?」
ランジュ「点心を食べながらお茶を飲むんだけど」
ランジュ「あっ、点心って言うのはね」
ミア「はいはい、わかったわかった」
ランジュ「まだ半分も説明してないのに!」
ミア「偶には付き合ってやるよ。だから説明はまた今度」
ランジュ「言ったわね。約束は絶対よ!」
ミア「ああ」 ランジュ「...スゥスゥ」
ミア「ランジュの奴、さっきまでは一方的に話してた癖に、もう寝てやがる」
ミア「人の夢の話ほど、されて困るものはないな」
ミア「とりわけ、こんな深い夜ひとりで寝られないとグズを言うなんて...」
ミア「人の寝入りを邪魔して、その癖先に眠って」
ミア「一人闇の中に取り残された気分だ」
ミア「はぁ...」
ランジュ「...すぅ、すぅ」
ミア「寝顔はすっごく美人なんだよな」
ミア「余計ムカつく」 ミア「(こんな奴におだてられて、日本にまできてしまった)」
ミア「(ランジュって結構リーダーシップあるんじゃないのか..?)」
ミア「(それともボクがチョロ...嫌、なんでもない)」
ランジュ「すぅ...すぅ...」
ミア「いつもこうやって大人しくしてくれたらいいのに」
ミア「(らしくないかもだけど、今日は少しだけ距離を縮めて)」モゾモゾ
ミア「(薔薇のいい香りがする)」
ミア「おやすみ、ランジュ」 ミア「ん〜!」
ミア「良く眠れた...ってそっか、昨日はランジュを泊めたんだった」
ミア「ランジュは...いない!」
ミア「どこいったんだ」スタスタ
ランジュ「あっ、ミア。おはよう」
ランジュ「キッチン使わせてもらってるわ」
ミア「キッチン...?やめろ!火だるまにする気か!?」
ランジュ「なによぅ!そんな事しないわよ!」
ランジュ「私にだって作れる料理はあるのよ。ちょっと苦手なだけで」
ミア「信用できるか!」
ランジュ「もうちょっとで出来るからまっててちょうだい」
ミア「...はい」 ランジュ「はいお待ち!」
ランジュ「ランジュ特製マカロニスープよ」
ミア「なにこれ」
ランジュ「香港の朝食」
ミア「ふーん」
ミア「いただきます」パクっ
ランジュ「どうかしら?」
ミア「美味くもなければ不味くもない。ていうか味しない」
ミア「塩」
ランジュ「ひっどい。この味が本番の味なのよ!」
ミア「知るかよ」フリフリ ミア「って言うかいつまでいる気?さっさと自分の部屋帰ったら?」
ランジュ「必要な荷物はもう持ってきてあるわ。登校も一緒にしましょ」
ミア「マジかよ」
ランジュ「ほらほら、早くしないと遅れちゃうわよ」
ミア「...はぁ、本当調子狂う」
ミア「歯磨いてくる」
ランジュ「はーい!」 ミア「香水の匂いがする。ランジュ、また?」テクテク
ランジュ「そうよ。今度はシプレノートのをね」テクテク
ミア「なんだそれ」
ランジュ「シトラスとかオークモスの入ってる香水よ」
ミア「さっぱり訳わかんない」
ランジュ「ミアも付けていけば?」
ミア「遠慮しておく。別に男作りたい訳じゃないし」
ランジュ「そう」
ミア「....」テクテク
ランジュ「....」テクテク
ランジュ「もうすぐね」
ミア「あのさ、ランジュ」
ランジュ「?」 ミア「今日はありがとう」
ランジュ「それだけ?」
ミア「うん」
ランジュ「私も、昨日はありがとう」
ミア「それだけ?」
ランジュ「そうよ」
ミア「じゃあ、ボクはこっち」テクテク
ランジュ「ランジュはあっち」テクテク
ランジュ「なによ、ミアの奴」
ミア「なんだよ、アイツ」
「「全然素直じゃない(んだから)」」
おしまい 良かったよ乙
>>17
まさかラ板で凋叶棕を見ることになるとは思わなかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています