A「ちょwwwおまwww高咲のこと好きなの?www」
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ゆうぽむが同学年にいる中学生男子の会話って多分こんな感じだろってss
溜めてないから更新遅くなります。 歩夢「高咲 侑ちゃーーーん!!」
歩夢「ずっと前から、侑ちゃんの事が!!」
歩夢「大好きーーー!!」
精一杯の思いを込めた彼女の声の先には一人の幼馴染がいた。
沸き立つ会場の中で一人その言葉を優しく微笑みながら受け取る少女。
スウッと息を吸い込み、彼女の思いもいに答える。
侑「歩夢ーーーー!!私はーーーー!!」 〜〜〜
B「おかえりなさいませえ!!ご主人様あ!!」
修学旅行が終わりついに受験に向けて本腰を入れなければならない10月半ば。
この学校は何を考えているのか、修学旅行から間髪入れずに文化祭なるビックイベントを毎年この時期にぶちこんでくる。
準備期間半月という中で、俺たち3年生は他学年と違いクラスごとに出し物をしなければならない。
短い時間の中で、しかしインパクトの強いものを作りたい。
そう考えると、全員の意見は自然とイロモノにたどり着く。
その結果が、
B「秘密の魔法をかけちゃんぞお!!」
B「おいしくなあれ!!萌え萌えきゅんっ!!!」
メイド喫茶(男もいるよ)になった。 A「ブハっwwwwwwwww」
C「wwwwこれはwwwwwおいしくwwwなったわwwww」
B「うるせぇ!!てかお前らも少しは手伝えよ!!」
A「しょうがねえだろ?クジの結果なんだからよ。」
C「ああ、十分可愛いぞ」
B「何も嬉しくないんだよ!!」
メイド喫茶とはいえ、あのフリフリの衣装を中学生が買うのは金銭的に難しい。
そこで出たのが
「みんなでお金を出し合って一着だけ買ったメイド服を、メイド長が着る。」
という案だった。 しかし恥ずかしがって誰もやりたがらず、最終的には男子を含めた全員によるくじ引きが行われた。
そしてそれを見事に引き当てたのが俺だった。
ちなみに俺の次にクジを引くのが上原さんだったため、俺はクラスの男子からその後校舎裏でボコボコにされた。
歩夢「B君、クレープ焼き終わったからこれ3番さんにお願い」
教室の半分を仕切ったパーテーションから上原さんが呼んでいる。
制服の上からエプロンをつけている彼女の姿はクラス男子から大変好評で、「メイド服よりいいかもしれん・・・」という評価だった。
・・・だったら俺がボコられた意味よ・・・。 B「ごめん、すぐにいくから置いといて!!」
歩夢「分かった!!」
B「というわけで俺は忙しいんだ、お前らは自分のシフトまでどっかで
C「お前最近上原さんと仲いいよな」
B「え、そうか?」
A「そういや最近二人で話してるところよく見るな。え、何!?お前上原さんのこと狙ってんのかよ!?」
B「は?そんなんじゃねえよ」
A「だったらなんでそんなに仲良くなってんだよ?」
B「・・・特に何もねぇよ。」
B(確かに最近は上原さんとよく二人で話すことがある)
B(でもそれは狙っているわけではない)
B(俺が話しかけに行ってるのは・・) 侑「あ!!ねえそこのお客さん!!うちの可愛いメイドを見ていきませんか!?」
廊下側に目をやると、そこにはノリノリで客引きをする高咲の姿が。
あの一件以来、高咲とはまともに話せていない。
話そうとしても何か理由をつけられてどこかに行ってしまう。
その時に大体上原さんが居合わせるから二人で話すことが増えたのだ。
B(あの時俺は多分フラれたんだろうけど・・・やっぱりちゃんと言葉にしてもらったほうがよかったかなぁ・・・)
フラれたこと自体はめちゃくちゃショックだったけど、正直それよりも色々なことがありすぎて気持ちの整理がついていなかった。
それ含めて俺は高咲と話したかった、そしてちゃんとフラれたかった。
男ながらに女々しいとは思いながらも、諦めきれないあたりやっぱり高咲のことが好きらしい。 B(まぁ今はごちゃごちゃ考えても仕方ないし、働きますか)
B(えーっと、確かこのクレープを3番テーブルに・・・っと)
B「お待たせしました、苺のクレープでございます」
???「お〜お、待ってました〜。それじゃあ早速・・・」
???「あ、待ってください!!今日の目的を忘れたんですか?」
???「あ、そうだった、写真撮らなきゃだったよね〜。」
???「それ忘れたら近江に怒られるの僕なんですからね?」
???「もう、分かってるよ〜。彼方ちゃんに任せなさい」フンス
???「・・・本当に頼みますよ?」
B(女性の方は高校生っぽいけど・・・随分マイペースな人だな)
B(こっちは弟さんかな?随分姉とは雰囲気違うなぁ)
歩夢「B君!!次はこれお願い!!」
B「ごめん!!今行く!!」
B(そうだった、今はメイド長やんなきゃだった)
そうして俺は一人だけ特別なメイド服のスカートを翻した。 とりあえず今日はここまでになります。
あんまり進まなくてすみません・・・。
過去作置いておくんで、お暇な時に読んでみてください。
侑「え?見た相手が何回自分のことをオカズにしたか分かるメガネ?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1637668611/ 歩夢視点だと侑ちゃんB君がどうなってるかわからないから不安強そう
>>391
すごいコンマ出たやつだね読んでたわ 3人の結末も
彼方ちゃんの話も
wiiリモコンの性能も楽しみにしてる 彼方ちゃんに振られる後輩くんも出てきたか…
こいつもいいやつなんだろうなきっと… 〜〜〜
B「あ〜〜ようやく終わった・・・。」
B「とりあえず自分のシフトは終了したけど・・・仲良い奴が軒並み逆の班だからしばらく一人だしなぁ」
B(本当だったら高咲と一緒に回りたかったけど、そんなわけにも行かないし。)
B(そもそも当の高咲は休憩に入った瞬間に上原を連れてどこかに行くし、)
B「絶対避けられてるよなぁ・・・」ハァ
B「ん、なんだこれ?」
B「占いの館・・・どっかの文化部の出し物か?」
B「勉学、運動、金運から恋の悩みまで・・・」
B「ま、まあ暇だしな!!せっかくの文化祭だしな!!」
ガラガラ ?「いらっしゃい、ようこそ占いの館へ。」
B(あれ、こんな人校内にいたかな?しかもなんとなく年上っぽいし・・・)
?「今日は何を占うん?」
B「え?ああ今日はその・・・・恋について占って欲しくて・・・。」
?「オッケー、恋の悩みやね?どんなことで悩んどるか、うちに聞かせてくれる?」
B「ええっと・・・簡単に言うと僕には好きな人がいて、でもその人にも好きな人がいるんです。そいつとそいつの好きな人は本当は両思いなんですけど、分け合ってお互いにすれ違っちゃってて。そいつの好きなやつとも知り合いだし、すごいいいやつだから無下にもできなくて・・・」
?「それじゃあうちは、君の君の好きな子との恋愛運を占えばええん?」
B「あぁいえ、そうではなくって、俺はもうそいつにフラれた・・・んで。」
?「そっか・・・だったら。」
そう言うと占い師は自分の目の前にカードを並べ始めた。
これはタロットというやつか? ?「なるほど・・・このカードの位置やと・・・。」
B「何を占ってるんですか?」
?「これはな、今後の君の人間関係について占っとるんよ。」
?「で、このカードの位置やと多分君は・・・」
B「・・・・・」
?「何をしても傷つく運命が待ち受けとる。」
B「・・・それって」
?「でも安心してな、これは君がひどいことをしたからじゃなくて、」
?「むしろ逆。」
?「君は優しすぎるから、君自身を傷つける。占いにはそうでとるんよ。」
B「じゃあ僕はどうすれば!?」
?「ここからは占いじゃない、君自身が決めることや。」
〜〜〜 ?「ふぅ、成り行きで手伝うことになったとは言え結構楽しかったー。」
文化部員「すみません、遅くなりました!!」
?「ああええんよ。それよりそっちは大丈夫なん?」
文化部員「はい、なんとか片付きました!!」
?「ほな、うちの役目もここまでやな。」
?(でもほんまに面白い体験やったわ)
?(まさかおんなじような悩み持った人が1日に二人くるなんて、な)
〜〜〜 占いの館を出た後、シフトの終わったCと合流し俺たちは学校のグラウンドへ向かっていた。
B(俺自身が自分を傷つける・・・どういう意味なんだ?)
C「どうしたよ、さっきからボーッとして」
B「ああ、いや別に。」
C「だったらいいけど、それより着いたぞ」
Cに言われてみてみると、そこには文化祭用に建てられたステージが。
B(ステージっていっても校長とかがたつ登壇用のやつに装飾をつけただけなんだけどな)
C「お、意外と緊張してなさそうだな。」
B「あいつ、謎にこの手のやつ得意だからなぁ」
今回Aが一緒にいないのは、これから行われるある催しの司会を務めるからだ。
B(あいつ、女にはモテないけどノリはいいから友達はやたら多いんだよな)
そんなことを思いながら待つこと10分程、Aの放送によりその催しは幕を開けた。 A『さぁ今年も始まります!!当中学の目玉にしてトリを飾る一大イベント!!その名も!!」
A『未◯年の主張うううううううう!!!!」
A『ルールは簡単!!当中学の生徒には、文化祭開始直前に番号が書かれた一枚の紙が渡されていると思います!!』
A『そこで!!こちらでランダムに選ばれた数字を持っていた人は前方にある特設ステージの上でなんでも構いません、思いの丈をぶつけちゃってください!!」
A「先輩への一言、教師への不満などなんでもあり!!今日は無礼講です!そしてもちろん情熱的な愛の告白も大歓迎!!」
A『なんでも好きに叫んじゃってくださああああい!!」
B(・・・というのが表向きのルール。)
B(だけど一度文化祭の実行委員を手伝ったやつなら知っている。)
B(これは完全ランダムに見せかけて、最初から選ばれる番号は決まっていて事前に言いたいことがあるやつにその番号が渡される。)
B(つまりはここで叫ばれる内容は全てそいつの本心)
B(まぁ会場の大半のやつはそれを知らないし、知っていても冷めるから誰も言わない)
B(楽しめればそれでいいしな) そんなこんなで始まった催しは、ノリを分かっている3年生たちとAの巧みな司会によって盛り上がりを見せ、開始5分で全学年を巻き込んで狂気的な熱気を帯びていた。
最近失恋したことを報告した女子生徒に対しては
「泣かないでえええ!!」
「可愛いよおおお!!」
「俺の胸に飛び込んでこおおい!!」
などの雄叫びが飛び、男子生徒からの女教師へのガチ告白には女子生徒からの悲鳴じみた黄色い歓声が飛んだ。
まぁその恋は当然というか実らなかったんだが。
その後もギターの弾き語りや一発逆など様々な色ものも飛び出し大盛り上がり。
その熱に当てられて俺も最近の悩みを忘れ楽しんでいた。 そして会も終盤に差し掛かり宴もたけなわ、最高の締めにかかるべく運営側も本気を出してくる。
イケメンのサッカー部の部長や、なぜか飛び入りで参加した人気の数学教師など確実に盛り上がるように色々と仕込みを入れてきている。
そんなかで俺自身も隣のCと一緒に声が枯れるまで叫んだ。
そしてAからある一言が投げられる。
A『さぁ会場のボルテージも最高潮に達してきた中、非常に残念なお知らせです。』
A『楽しい時間というのはいつか終わりが来るもの』
A『非常に名残惜しいですが、次が最後になります!!』
会場から残念がる声が上がる。
中にはふざけた三年生から
「ふざけんなよぉ!!」
「A、ぶっ◯すぞ!!」
という怒号が聞こえる。 A『とまぁ、こんな感じで下手をこくと僕は来週から学校にはいられないかもしれません。』
A『なので最後の方はなんとか僕を救ってください!!』
まあそんな心配は要らないことはAもわかっているだろう。
なんせ最後に出てくる人は今まで出てきたメンツよりも意外性があってとんでもないことを言ってくれるはずだから。
A『それじゃあ発表します!!番号、129番の方あああああ、どうぞ!」
そうして告げられた番号。会場が誰だと周りを見渡す中、一人の女の子が舞台へと向かって行く。
少女の周りからは歓声だったり驚愕の声だったり様々な悲鳴が聞こえる。
その少女が舞台に立った時会場のボルテージは最高潮に達した。
歩夢「わ、私!!3年1組の上原歩夢って言います!!」 会場からは
「知ってるよおお!!」
「今日も可愛いいい!!」
などの声が男女問わず上がっていた。
しかしそれまでと違っていたのはそれに混じってひそひそと話す声。
「え、まじで上原先輩!?」
「何話すのかな!?」
など。
それもそうだろう。
彼女は美人の先輩がいると他学年からも噂されるぐらいであり、それでも普段は人前に出るようなことがない人物だ。
そんな彼女が人前に立っている。そうなれば盛り上がるのは必然だろう。
どんな告白がされるのか、そんな期待に会場は更なる盛り上がりを見せてた。
俺を除いては。 B(上原さん、もしかして、いや間違いなくここで告白するつもりなんだ。)
俺は彼女の覚悟を知っていた。
彼女は言った、誰に何を言われようと私は高咲侑を好きでい続けると。
彼女の瞳は力強くまっすぐに俺をみていた。
そんな彼女が今、大勢の前に立っている。
覚悟を決めた彼女も、流石に緊張しているのか、それとも恐怖に争っているのか、少し唇が震えていた。
それを感じ取ったのか会場からも
「頑張れえええ!!」
っと応援の声が飛ぶ。
そんな中で彼女は少し震えた声で切り出した。
歩夢「私いいい、上原歩夢はああああ、言いたいことがありまあああす!!」
「なぁにぃーーーーーー!!!」
会場の呼び掛けに対して一回すっと息を吸う上原さん、そして。 歩夢「高咲 侑ちゃーーーん!!」
歩夢「ずっと前から、あなたの事が!!」
歩夢「大好きーーー!!」
精一杯の思いを込めた彼女の声の先には一人の幼馴染がいた。
沸き立つ会場は驚愕やら歓声やらよく分からない声に埋め尽くされた。
それもそうだろう、校内の誰もがしっている常に一緒の二人。
その様子を夫婦だと揶揄する奴もいたぐらいだ。
そんな少女からの愛の告白。
会場が盛り上がらないはずもないんだ。
そんな中、一人その言葉を優しく微笑みながら受け取る少女。
スウッと息を吸い込み、彼女の思いに答える。
侑「歩夢ーーーー!!私はーーーー!!」
答える前に一拍おき、呼吸を整える。 侑「・・・・私もーーーー、歩夢のこと、大好きだよーーーー!!」
これまで以上に盛り上がる会場。
そんな中、俺の中には悔しさにも似た謎の清々しさが広がっていた。
遠回しではあるが、目の前の後継で自分がちゃんと失恋できたからかもしれない。
もしくは常に一途だった上原さんの思いが報われたからかもしれない。
そう思いながら上原さんの顔を見ると、今までに見たことのない幸せな表情を浮かべていた。
『何をしても傷つく運命が待ち受けとる。』
その瞬間、ふと思い出した占い師のあの一言。
俺はどうやっても傷つくしかないと言っていた。
しかし今の俺は、悔しさはあれど後悔はしていない。
俺は傷ついてなんかない。
であれば、この恋はこのままじゃ終わらない。
急に不安になって高咲の方を見た。 すると彼女はスッと息を吸いながら、少し寂しげな表情をしていた。
俺はその顔を知っている。
侑『だから子供ながらに思ったんだ、『私じゃ歩夢のことを守れない』って』
そして高咲は叫んだ。
侑「これからもーーーー、幼馴染としてよろしくねーーーーー!!」
瞬間、緩む会場の雰囲気。
「まぁそうだよね〜」
「あいつら既に夫婦だしな〜」
そんな感じの言葉が会場から聞こえた。
B(違う、そうじゃない!!上原さんは本当に高咲のことが好きで、高咲も上原さんのことを愛していて!!)
B(なのに、なんで!?) 上原さんの顔を見ると、表面では笑顔を取り繕っていたが、俺にはわかる。
高咲の話をするとき、彼女はあんな笑い方をしない。
歩夢『あ!ここ去年侑ちゃんと来た屋台!』
歩夢『侑ちゃんってね、毎年両手いっぱいに食べ物買っちゃって大変なの』
歩夢『綿菓子食べる時の侑ちゃんってね、すっごい大きく口を開けて可愛いんだよ?』
夏祭りであんなに見せられたんだ、あまり勉強ができない俺でも覚えてる。
もう一度高咲を見る。
そしてあいつも、上原さんの話をするときはあんな顔をしない。
侑『この前歩夢と遊びに行った時にさ〜』
侑『歩夢の作ってくれる卵焼きがね〜』
侑『修学旅行の準備してると歩夢ってば〜』
つい最近のことだからより鮮明に覚えている。
B(なんでお互いのことが好きなのに、それぞれがお互いのことを思っているのにすれ違っちまうんだよ!!)
そんな二人がなんだか会場の晒し者になっているような感じがして嫌だった。
お互いのことが大好きで、大切で、そんな二人の気持ちを誰一人として知らないことが嫌だった。 『何をしても傷つく運命が待ち受けとる。』
もう一度あの言葉を思い出す。
B(ああ、そうか、そういうことなのか。)
俺は一歩、ステージに向かい歩き始めた。
B(このままいけば、誰も幸せにならずに終わる。)
B(上原さんも、高咲も、俺自身も。)
上原さんの思いが届かないのも嫌だ。
高咲があんな顔をしないといけないのも嫌だ。
誰も彼女の告白が、真剣なことに気づかないことが嫌だ。
そして、何より。
俺の恋が誰も幸せにならないまま終わるのも嫌だ。
B「A、マイクを貸してくれないか?」
A「・・・なんか面白そうなこと考えてんな?本当はダメだけ、っど!!」
そう言いながらサブのマイクを俺に投げてくるA。
そのマイクを受けてると俺はAの放送に背中を押されステージに上がった。 A『おおっと!!会場が最高の盛り上がりを見せてた中!!一人の無謀な挑戦者が現れた!!その頭が最高にいかれたお前の名前を教えてくれええ!!』
B「3年1組いいいいいいい!!!!出席番号◯ばああああああん!!名前はBっていいまああああああす!!!」
B「俺にもおおおおお!!!言いたいことがあるうううううううう!!!」
「なぁにぃーーーーーーー!!!!」
もし俺が何をやっても傷つくなら
B「俺ええええええ!!!Bはああああああああ!!」
もしそれで誰かの恋が報われるなら
B「ずっと前からあああああああああ!!」
もし報われなくても、その思いがちゃんと相手に届くなら
俺は傷ついても良いと、そう思える。
B「上原歩夢のことが、好きだああああああああああ!!!!」
その瞬間、割れるような歓声に包まれる会場。
その中で戸惑った表情を浮かべる上原さん、そして客席で驚きの表情を浮かべる一人の少女。
さあ高咲、今まで目を逸らしてきたその気持ち、真剣に向き合ってもらうぞ。 みんな中学生だし恋愛的な意味での告白とは思わないのが普通か
先生は察してる人いそう B君みたいにゆうぽむのことよく見てた人なら何となく気付いてたかもしれない 読んでいると物語の世界に没入してしまう文章力がすごい
続きが気になるんじゃ〜 お久しぶりです。
保守していただきありがとうございます。
仕事に若干の余裕ができたのでこんな時間ではありますが投下していこうと思います。
よろしくお願いいたします。 最後にこの一言で何もかもが終わる。
中学最後のイベントも、入念に仕込んだ計画も。
俺の恋も。
失敗は許されない。
だから俺は精一杯感情を殺して高咲に向かって一言言った。
B「だからさ、やっぱり俺と付き合わね?」 〜〜
空が少し低く感じ始めた秋の終わり。
怒涛のイベントラッシュを超えた俺たち3年生は少し遅めの受験シーズンに突入した。
進学校に進路を定めているものはもちろん、行きたい高校が明確に決まっている人は皆休み時間を削ってでも勉強に取り組んでいた。
本来であれば俺もその中の一人になるはずだった。
だがあの一件以来俺は学年を問わず注目の的になっていた
それはもちろん文化祭での告白のせいなのだが、あの告白の後に言った言葉がその主たる原因だろう。
〜〜 B「俺ええええええ!!!Bはああああああああ!!」
B「ずっと前からあああああああああ!!」
B「上原歩夢のことが、好きだああああああああああ!!!!」
そう言った俺は再度上原さんの方に向かい直した。
B「でもいきなり言われても困ると思うので、返事は待ちます!!」
B「卒業式の日に答えを聞かせてください!!」
〜〜 故に俺は現在、上原さんからの返事待ちという状態になっている。
そしてここは思春期真っ只中の中学生が集まる場所。
そんなところで何も言われないはずもなく。
A「よ、全校男子向けがけ代表。」
B「だからその呼び方するなって。」
C「まぁあんなことすればそりゃあそんな呼び方されても仕方ないな。」
B「Cまでそっち側かよ・・・。」
こんな感じで毎日俺は悪友たちにいじられていた。
それは別にこいつらに限った話ではなく、他の男子からも同様のいじられ方をされている。
中にはイジリですまないようなガチの殺意を向けられたようなこともあったがまあそれは仕方がない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています