彼方「果林ちゃんって、冬になると膝枕してくれるようになるよねぇ〜」 果林「そうかしら?」
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彼方「そうだよ〜 普段は膝枕して〜って言っても、エマちゃんのところに行け〜って断るじゃん〜」
果林「まあそうね」
彼方「なのに冬になると断らなくなるどころか、果林ちゃんの方から膝枕してくれるように…」
果林「嬉しいでしょ?」
彼方「嬉しいよ〜 でも理由も知りたいな〜」
果林「理由?」
彼方「うん〜 冬にだけ果林ちゃん膝枕が開放される理由〜」
果林「そんな大した理由じゃないわよ」 彼方「教えてよ〜」
果林「仕方ないわね」
彼方「ありがと〜」
果林「理由は単純よ?冬は寒いからよ」
彼方「ん、んん?」
果林「彼方、あなた全身温かいのよ」
彼方「そう?」
果林「ええ だから他の季節、特に春夏なんかは暑すぎて膝枕してあげられないけれど」
果林「冬ならカイロ代わりになるし」
果林「ってことよ」
彼方「彼方ちゃんはカイロじゃない〜!」バタバタ
果林「ええ…」 彼方「もっと彼方ちゃんを膝枕してるんだ!って意識してよ〜」
果林「どういう意味よそれ…」
彼方「ありがたみを持ってほしいの〜」
果林「彼方色んな子に膝枕させてるじゃない ありがたみもくそもないわよ」
彼方「はいキレた〜 彼方ちゃんおこだよ〜」
果林「ぎゃ、逆ギレじゃない!」
彼方「もう果林ちゃんには膝枕してもらわないも〜ん」
果林「本気で言ってる?」
彼方「言ってます〜 もう果林ちゃんはだめです〜」
果林「そ」 果林「それなら仕方ないわね」
彼方「…ん?」
果林「明日からはかすみちゃんを膝に乗せるわ」
彼方「!」
果林「体温は彼方の方が温かいけど、かすみちゃんは抱きしめられるし可愛い気もあるしね〜」
彼方「…」
果林「…」
彼方「果林ちゃんのばか〜〜!!!」
果林「絶対言うと思ったわ」 彼方「そんなさ〜かすみちゃんの方が良いみたいなさ〜目の前に彼方ちゃんがいるのにさ〜!」
果林「だから冗談だって言ってるじゃない」
彼方「冗談でも言っていいことと悪いことがあるんです〜」
果林「はぁ…彼方って結構めんどくさいわよね」
彼方「あ、傷付いたよ 今のすごく傷付いたよ」
果林「そういうところも可愛いってことよ」
彼方「あっ…ふ〜ん もっと可愛いって言っていいんだよ〜?」
果林「もう言わないわよ」
彼方「果林ちゃん嫌い」
果林「はあ?」
彼方「うそ 好き」
果林「なんなのよ…」
彼方「やっぱり嫌い」
果林「はぁ…」 彼方「まためんどくさいって思ったでしょ〜」
果林「ええ」
彼方「ふふん 彼方ちゃんが膝枕してもらう相手はいっぱいいるけど、めんどくさくなる相手は果林ちゃんしかいないんだぜ〜」
果林「あっそ」
彼方「ひどい〜!!彼方ちゃんの愛の告白をあっそで流すなんて〜!!」
果林「うふふっ」
彼方「うふふじゃないよ〜!やっぱり果林ちゃん嫌い〜」
果林「それは残念だわ?わたしは彼方のこと好きなんだけど」
彼方「や、やっぱり好き」
果林「ふふっ、ほんとめんどくさいわね 彼方って」
彼方「果林ちゃんはひどい女の子だけどね〜」 果林「心外ね わたしは彼方に付き合ってあげてるのよ」
彼方「それはそうかも」
果林「むしろ感謝してほしいくらいね」
彼方「果林ちゃんありがと〜」
果林「ええ…」
彼方「どうしたの〜?」
果林「なんかあれね 彼方ってよくわからないわね」
彼方「そ〜?」
果林「ええ」
彼方「単純だと思うけど〜」
果林「どういう意味よ」
彼方「好きだからつい○○したくなるやつ〜みたいな」
果林「………そ」 彼方「あれ〜?果林ちゃんちょっと照れてる〜?」ニヤニヤ
果林「て、照れてなんかないわよ!」
彼方「顔が赤いぞ〜?」ニヤニヤ
果林「そんなことないわ!」
彼方「あれだけ冷たくしてた癖に、彼方ちゃんの愛の告白にはやっぱり勝てなかっt…」
果林「…」ムニィ
彼方「いふぁいよ〜!」ウルウル
果林「おだまり」グニー
彼方「うう…」グスグス 果林「まったく」
彼方「ほっぺが痛い…」ヒリヒリ
果林「彼方、めんどくささならエマと同じくらいかもしれないわね」
彼方「そうなの?」
果林「ええ エマもかなりめんどくさいけど、彼方も負けてないわ」
彼方「へ〜 ちなみにどんなとこr………」
果林「どうしたの?」
彼方「…………エマちゃんのどこがめんどくさいの〜?」
果林「そうね〜 ここがめんどくさい!って言えるところはあまりないのだけれど」
果林「なんかここで怒るの?!拗ねるの?!みたいなことがエマは多いのよ〜」
彼方「へ、へえ〜………」 果林「なによ 質問に答えてあげてるんだから素っ気ない反応しないてよ」
彼方「いや、果林ちゃん うしろ」
果林「は?」
彼方「うしろ見て」
果林「うしろ?」クルッ
果林「」
エマ「…」ニコニコ 果林「え、エマ?!」
エマ「おはよう果林ちゃん♪」ニコニコ
果林「お、おはよう…」
エマ「…」ニコニコ
果林「い、一体いつからいたの?!」
エマ「え〜?果林ちゃんがわたしのめんどくさいところを語ってる辺りからかなぁ〜」ニコニコ
果林「」
エマ「彼方ちゃんに力説してたのを後ろで聞かせてもらってたんだぁ〜♪」ニコニコ
果林「」
果林(どうして彼方は、エマが部室に入ってきた時に教えてくれなかったのよ〜!!)
果林(……あれ?) 面倒臭い系って基本どんなCPでも書けるから題材としても書きやすいよね 果林(そういえば、1回彼方の話が不自然に途切れたわよね…)
果林(まさか!)クルッ
彼方「…」ニヤニヤ
果林(はめられた…!!!)
果林「彼方ァ!!!」
エマ「ふふっ 果林ちゃんがお話する相手は彼方ちゃんじゃなくてわたしだよぉ?」ニコニコ
果林「」
彼方「ごめんね果林ちゃん…彼方ちゃん、こう見えてめんどくさいって言われたこと気にしてたんだ…」
エマ「え?彼方ちゃんにもめんどくさいって言ったの?」
果林「ち、違うのよエマ!」
エマ「何が違うのかは、このあとゆっくり聞かせてもらうね♪」ニコニコ
果林「ああ……」 エマ「それじゃ、行こっか♪」ニコニコ
果林「い、いや……」ズルズル
エマ「ふふっ♪」ニコニコ
彼方「グッバイ、果林ちゃん」グッ
果林「くっ…」
ズルズル
果林「ああ…あああ……」
果林「いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 シチュもそうだけど台詞の言い回しとかめっちゃ好き
他にもSSある? 膝枕されてる彼方ちゃんどんなシチュエーションでもかわいい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています