せつ菜「リレー小説をやりましょう!」
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歩夢「リレー小説……?」
しずく「わぁ! いいですねっ」
せつ菜「ですよね!?」
せつ菜「私達A・ZU・NAの仲を深める為に作られたノートがあるので、それを使いましょう」
歩夢「あ、あの〜」
しずく「歩夢さん、どうしました?」
歩夢「リレー小説って、なぁに?」 しずく(うーん……)
しずく「中々のキラーパス」
しずく「どうしようかなぁ……」
しずく「……」
しずく「よし、決めました!」
しずく「……」カキカキカキカキ
しずくはどのような展開にした?
>>35 愛されタイプの後輩キャラが現れ幼馴染の女の子とわ急接近!? 〜翌日〜
しずく「……」ニコニコ
歩夢「……」
せつ菜「……」
歩夢「しずくちゃん」
しずく「はい、なんでしょう?」
歩夢「正座」
しずく「へ?」
歩夢「正座して?」
しずく「え、えぇ!?」
歩夢「早く!」
せつ菜「早くしてください!!」
しずく「せつ菜さんまで!?」
歩夢「せつ菜ちゃん、そっち抑えて!」ギュッ
せつ菜「アイコピーです!」ギュッ
しずく「ちょ、ちょっ!? お二人とも!?」
歩夢「言う事聞かない子は無理にでも正座させる!」
しずく「や、やぁぁぁあああ!!」
・
・
・
しずく「……うぅ……うぅ……」
歩夢「なんでこうなったのか分かる? しずくちゃん」
しずく「はい……」
しずく「>>45」 しずく「てへぺろ(´>ω∂`)」
歩夢「てへぺろじゃねーんだよてへぺろじゃ」
しずく「ご、ごめんなさい……」
しずく「て、てへぺろチャレンジってほら……こ、この前のライブでやったじゃありませんか……?」
歩夢「質問に質問で返しちゃダメだよ?」
せつ菜(ここ最近の歩夢さん怖すぎます)
歩夢(せつ菜ちゃんが原因だけどね)
せつ菜「!?」
しずく「で、でも! 筆が乗ってしまったんです!」
しずく「自分の気持ちに嘘は付きたくなかったんです!」
せつ菜「その心意気は良いですが……」
せつ菜「しずくさん、あなたはタブーを起こしたんです」
しずく「へ?」
せつ菜「この文章、もう一度読んでください」スッ
しずく「……」ペラペラ しかし、あゆみの心は折れていなかった。
「ふふ、ふふふ……」
「あ、あゆみ?」
「なにを笑っているんだい?」
笑う。それは喜怒哀楽に関わる人間の行動のひとつ。
笑うとは──うれしさ・おかしさ・てれくささ、または馬鹿にした気持がわいて、顔の筋肉をゆるめ、声を立てる事。
何に該当するのかは、不明である。しかし、あゆみは笑い続けた。
「あっはっはっはっは!! ゆーちゃん」
「な、なに……あゆみ」
彼女は本当にあゆみなのだろうか? あゆみは心優しく、お淑やかな少女。笑う時はいつもくすくすと、微笑むように笑っていたはずだ。──でも、今の彼女は高らかに笑っていた。
本当に、あゆみなのだろうか? 優恵の疑問が最高潮に膨らんでいたその瞬間、あゆみの一言が周りの空気を凍り付かせる。
「いつから私があゆみだと思っていたんですか?」
静寂。
「ゆー先輩……!」
それを切り裂いたのは、彼女が自分の皮膚を剥がした音だった。
「私は──しずかですよ。先輩」
そこにはあゆみではなく、理想のヒロインであるしずかの姿があった。
〜完〜 せつ菜「終わらすな!!」
しずく「えぇ……」
歩夢「完全に打ち切りエンドだよこれじゃ……」 しずく「でもこれ以上話を広げると伏線回収できず終わってしまう気がしたので」
歩夢「もう手遅れだよそれは。でもこれじゃただの打ち切りだよ。俺たちの戦いはこれからだにすらなってないよ?」
せつ菜「歩夢さんの言う通りです」
せつ菜「まだ爆発オチの方がまともでしたよ」
しずく「むぅ……」プクー
歩夢「というか、あゆみちゃんはどうなったの?」
しずく「実はしずかが好きなのはあゆみさんなんです。ただ、しずかが望むのはあゆみさんの幸せであり、その為に優恵先輩の本当の気持ちに気が付かせる為にここはヘイト役になる事にしたんです。自分の気持ちを優恵先輩に伝えることができないあゆみさんは実は心をすり減らしていて、しずかのお屋敷に──」ペラペラ
歩夢「長編小説になっちゃうよそれ」
せつ菜「ただ、これで終わらせるのもあまりにもナンセンスな気がします」
しずく「そんなことありませんよ!」
しずく「では、同好会メンバーの方に見せて、評価してもらいましょう!」
しずく「それでハッキリしますので!」
見てもらう同好会メンバー >>54
その反応 >>55 一旦終わりなら、また仕切り直しで新しいテーマ見れたら嬉しいわ ごめんなさい、再安価します。
見てもらうメンバーはエマ
その反応 >>60 安価踏んでしまってすまなかった…
しばらくROMってるわ >>65
安価怖いときはstとか安価なら下ってつけてたら大丈夫 ・
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・
エマ「読ませてくれてありがとう〜!」
しずく「エマさん、どうでした?」
エマ「エモエモで草だよ〜」
せつ菜「えぇ!?」
しずく「エモエモ……?」
歩夢「草……?」
エマ「最初の方はぽかぽか温まるお話で、途中から急展開の嵐で飽きない作りにされているし、面白かったよ〜」ニコニコ
せつ菜「えぇ……」
せつ菜「でも、打ち切りエンドですよ?」
エマ「読者の想像に任せるってことでしょ? 悪くないと思う」
エマ「それに、皆で頑張って書いた時点で凄いよ〜」
エマ「みんなえらいえらい〜!」ナデナデ
歩夢「……」
しずく「……」
せつ菜「……」 ・
・
・
歩夢「……なんか、エマさんの反応見てたら争ってた私達が醜く思えちゃったね」
しずく「はい……」
せつ菜「本当にその通りです……楽しく好きにわいわいやれるのがリレー小説のいい所なのに」
歩夢「うん……2人ともきついこと言っちゃって本当にごめんなさい」ペコリ
しずく「か、顔を上げてください歩夢さん! 私も謝りたい事沢山ありますし……」
せつ菜「……ふふっ」
歩夢「せつ菜ちゃん?」
しずく「せつ菜さん?」
せつ菜「あっ、失礼しました」
せつ菜「こうして文章を読んでいると、本当に私達ってバラバラなんだなって思えてしまって」ニコニコ
歩夢「ふふっ、そうだね」ニコッ
しずく「ですねっ」ニコッ
せつ菜「けど、なんだかんだ上手くいくんですよね」
しずく「皆さんと過ごせる日々は、宝物です」
歩夢「な、なんか恥ずかしいね」
歩夢「けど、同感っ!」 せつ菜「……もうひとつ、謝らなきゃいけないことがあるんです」
歩夢「へ?」
しずく「なにがですか?」
せつ菜「実は……リレー小説を始めたいと思ったきっかけは、ラノベじゃないんです」
しずく「え?」
せつ菜「そ、その……」
せつ菜「あ、A・ZU・NAのお二人ともっと仲良くなりたいなぁって思って……その……」モジモジ
歩夢「!!」キュン
しずく「!!」キュン
ギュッ!!
せつ菜「わぷっ!? え!? おふたりとも!?」
歩夢「せつ菜ちゃん……かわいい!」
しずく「ずるいですよそれは」ニコニコ
せつ菜「えへへ」ペカー
せつ菜「これからも、仲良く、楽しく……時にはライバルのように競っていきましょう!」
歩夢「うんっ!」
しずく「はいっ」
せつ菜「──私達の日々は、まだまだこれから続いていくんです!」
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