侑「歩夢が幼馴染もののエッチな本隠し持ってた…」
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仕事なくなるかもしれないのにしずくちゃん落ち着いてるな >>931
訂正
「──次のニュースです。今朝、イギリスのクイーンダムグループは富嶽通信を参加企業に加える方針を発表しました。富嶽通信は通信機器・電子機器の大手メーカーで……」
↓
「──次のニュースです。今朝、イギリスのクイーンダムグループは富嶽通信を傘下企業に加える方針を発表しました。富嶽通信は通信機器・電子機器の大手メーカーで……」 仕事にそこまで思い入れなければリストラが現実的になってくるまで焦らないというのはありそう ランジュ「──どう!?都内で一番高い場所の部屋なのよ!!」
ランジュ「ほら見て、人も車も…街も……全部栞子の物よ!」
栞子「……ランジュ」
ランジュ「それに吹き抜けなの!あそこにシャンデリアが入るのよ!!」
栞子「ランジ」
ランジュ「栞子来てっ!ベランダに出れるの!」
栞子「ランジュ」
ランジュ「駄目よまだ終わってないもの」
スッ……パカッ
ランジュ「手、出して?」
栞子「……」スッ
ランジュ「特注品なの、きっとピッタリよ」
栞子「…そんなの、いつ測ったんですか」
ランジュ「驚かせたかったから寝てる時に……もしかしてイヤだった?」
栞子「いいえ?……これは…ランジュはこれで良いんですか?」
ランジュ「だって……栞子は派手なの嫌がると思ったから……」
栞子「ランジュ……」
ギュッ
栞子「…私は、逃げたりしませんよ?」
栞子「こんな立派な家を用意したり、あなたの事だからこの指輪もきっと高級なのでしょう?」
栞子「そんな事しなくても……私は」
ランジュ「ほんとう?ほんとに?絶対?約束してくれる?」
栞子「約束もなにも……この指輪はそういう物でしょう?」
栞子「……ふふっ、きれい……宝物ですねこれは……」
栞子「…それに、もう自分の事を自分で決めるのが嫌になったんです」
栞子「今まで……それで色々失敗してきましたから」
栞子「……ランジュに全部、任せます」
ランジュ「栞子……」
栞子「名実ともに、私はあなたの物ですよ」 栞子も自暴自棄だなあ
あとでランジュのことも傷付けそうな ランジュなら自分に夢中にさせてみせるとなりそうだけど
繊細な部分もあるから傷付いてしまいそうでもある かすみ「──それで……次のライブで卒業させてください」
「……そ、卒業…ですか」
かすみ「はい。もう私は……私にかかっていた魔法が解けちゃったんです」
かすみ「だからもう……かすみんとしてステージには立てません」
かすみ「……最後に、けじめとして」
かすみ「でもそれまでは全力で、かすみんをやりきります」
「……その、芸能界を…引退…ということですか?」
かすみ「はい。もともとアイドル以外には興味がなかったので」
「……もうすこし考えてみては」
かすみ「いいえ、もう決めたんです」
かすみ「それに…さっきも言いましたけど、魔法が解けちゃったんです」
かすみ「…ごめんなさい、これ以外に言い方が見つからなくて……」
かすみ「でも私がいままでアイドルで居られたのはその魔法のおかげなんです、だから……」
「……わかりました、色々と……調整が必要ですが、なんとか」
かすみ「…すみませんこんな我儘聞いて頂いて」
「いえ、我儘だなんて……では、話し合いはこれで」
かすみ「ありがとうございます」 果林さんやしずくちゃん達まで責任を感じてしまわないかな しずく「──おはようございまーす……おはようございまーす……」
「おはよう……」「おはようございます……」
しずく「……?」
同僚A「あっちょっとしずちゃん!」
しずく「あ、おはよー。どうしたの?」
同僚A「ライン見た?もー大変なんだよ?!」
しずく「え?ごめんまだ見てないけど……」
同僚A「ほらこれ」
希望退職者募集のお知らせ
しずく「あっ、ニュースで見たよこれ」
同僚A「それがさぁ、ここ!」
しずく「え?経理から50人って……半分以上じゃん」
同僚B「なんか、課長とか部長が改ざんやってたらしくて……そのせいじゃないかって」
しずく「えー……知らなかった」
同僚A「もうちょっと驚きなよ!」
しずく「うん……あ、退職金出るんだ」
同僚C「えっ…辞めちゃうの?」
しずく「えっ?そ、そういう訳じゃないけど……」
同僚B「まぁ桜坂さんはかわいいし、転職しちゃった方が良いかもね」
しずく「そんな事無いって……」 「あっあの、困ります!ちょっと!」ガヤガヤ
「入るわよッ!」バンッ
しずく「…?……わっ!」パッ
同僚A「えっ、なにどうしたの隠れたりして」
しずく「シーッ……」
ランジュ「……そこのアナタ、経理部長は?」
「きょ、きょうはまだ…出勤されてませんが……」
ランジュ「そう、じゃあ課長で出てきてる人を出して」
「えっ…えっと……お待ち下さい……」タッタッタッ…
ランジュ「……そこ!女子会なら昼休みにやりなさい!」
同僚C「す…すみません……」
しずく「……」
同僚B「ねぇ…大丈夫?」
しずく「……」コクコク
しずく「ほら…早く行かないとまた怒られちゃうから…」
同僚A「う、うん……」
ランジュ「……」
しずく(…どうしよう帰らないよ……私の席二列向こうなのに……)
「あ、しずくちゃんおはよ。俺の席で何してんの?」
しずく「っぁ!…シーッ!!」
「え?なになに?」
しずく「ちょっ……静かにしてて下さい…!」
「ははは、なにそれ……げっ、あれがクイーンダムから来た奴かよ」ボソッ
しずく「……しばらく匿ってくれませんか」
「…どういうこと?」
しずく「何も言わずにお願いします……」 「まぁいいけど……あっこっち来た」
しずく「えっ?!」
「机の下入って!」
しずく「は、はい……」モゾモゾ
「……へへへっ、うそうそ。来てないよ」
しずく「え?」
「ごめんごめん。ほら、こういうのよくあるじゃん」
しずく「……なっ、何させるんですかッ!!」ガタッ
「ごめんって!……あっ……」
しずく「あ」
ランジュ「ん?……きゃぁっ!しずくじゃない!」
しずく「あっあっ…やば」
ランジュ「栞子から聞いたのよ!ここで働いてるって奇遇ねぇ!」
しずく「あっ…あははぁ」
ランジュ「でもランジュお仕事中だから、また今度ねっ」
しずく「う、うん…」コクコク
「……あの、鈴木課長と田中課長をお連れしました」
ランジュ「ありがとうね。……二人共付いてきなさい」タッタッタッ
「は、はい……」タッタッタッ
しずく「……」チラ…チラ…
「さっきの何?……」「えぇ…知り合い?……」ヒソヒソ
しずく(あぁ……終わったぁ……) しずく(思わずトイレに駆け込んだけど……どういうこと……?)
しずく(クイーンダムって……もしかしてランジュさんが買収したってこと?)
しずく(……っていうか……栞子さんが何とか……言ってたし)
しずく(……はぁ…それにあんな事されたらもう……)
しずく「私が…何したって言うの……っ……」 ランジュは悪気ないんだろうけど部下から恨み買いそうなタイプだな
でもそれくらい自分本位な方がトップとしては向いてんのか ランジュ「──さて、揃ったわね」
ランジュ「……アタシ、あんなふうに現場掻き回したの初めてよ?」
ランジュ「前に伝えたでしょ?妙な動きをしたらすぐに介入するって」
ランジュ「……確かに自分たちの不始末は自分たちで蹴りつけなさいって言ったわよ?」
ランジュ「でも末端に責任全部押し付けて関係者全員クビにしろって言ったんじゃないの、綺麗サッパリ自白しろって言ったのよ」
ランジュ「……リストラ始めてるみたいだけど、ウチから役員が来ない内に隠蔽しようって算段?」
ランジュ「……正直に話せば今後に響かないわよ」
「……」
ランジュ「……待たないわよ」
「……」
ランジュ「……そう。今日は色々と迷惑かけたわね、ごめんなさい」
ランジュ「じゃあ」
課長「……あっあの!」
ランジュ「何?」
「数字のかいざ…改善については部長からしか聞いていなくて……その」
ランジュ「経理部長が全部知ってるって事?」
「お、恐らくですが……ですが携帯がつながらず…家にも居ないそうで……」
ランジュ「……ありがとう、助けになるわ」
ランジュ「他!逃げ切れると思わないことよ」
ランジュ「拝拝」 ランジュめっちゃ有能だな
もしかしたら栞子も救えるかも ─翌日─
しずく「……」ペコ……ペコ……
「……」ヒソヒソ
しずく(一日でこれって……)
同僚A「あ、しずちゃん……おはよう」
しずく「…おはよう」
同僚A「……あの、部長がね……その」
しずく「……え?」
「──ダムで経理部長の遺体が発見されたそうです。警察によると、自殺だと……」
ランジュ「……そう」
ランジュ「ハラキリって事かしら……はぁ」
ランジュ「そこまでするとは思ってなかったわ……大失敗ね」
「……今後、どのように」
ランジュ「……データなり書類なり、形には残ってるはずよ。徹底的に叩けばホコリの一つくらい出るわ」
ランジュ「それより……遺族対応と報道対策……20分考えさせて」
「承知しました」
しずく「自殺って……なんで」
同僚A「わかんないけど……じゃあ私ちょっと仕事あるから……」
「……」ヒソヒソ
しずく「……」
しずく(……この視線はそういう訳かぁ)
しずく(……これ)
しずく(もう無理だな) 死人まで出たら厳しいね
たとえ不正してた人だとしても 「じ、辞表って……あぁ、希望退職者の件なら取り下げに」
「……い、いやだから、それだと自己都合退職になるから退職金とか……」
「そ、そうか!その……変な噂の事だろ?あとで課のやつらに言っておくから」
「……それ以外はって…そりゃぶちょ…上に掛け合うし、ハラスメント対策のカウンセラーにも」
「……そ、そんな風に睨むなよ……わかったよ…受理するよ」
「あぁ、それから……引き継ぎはいいから、どうせ今月いっぱいで再編だろうから」
「はい、はい。ご苦労さん……はぁ」
しずく「んんっ!ふーっ……ふぅ」
しずく「……会社、辞めちゃった」
しずく「暑……こんな日が高い内に外出たの初めて」
しずく「……」
しずく(この建物ともこれでお別れかぁ)
しずく(トイレとか綺麗で、悪くなかったんだけどなぁ)
しずく「……飲も」 訂正
しずく「暑……こんな日が高い内に外出たの初めて」
↓
しずく「暑……こんな日が高い退社したの初めて」 色々嫌なことが重なった結果あとさき考えずに行動してしまいとりあえず飲む
しずくちゃん親近感わくね こんな日が高い内に退社したの(会社から出るの)初めて
ってことね 「ご注文どうぞ」
しずく「……」
「……ご注文どうぞー、あのー」
しずく「……あっ……えっと、生と……日本酒の……これを」
「はーい、かしこまりました他に何かございますか?」
しずく「……日本酒は、瓶でお願いします」
「一升瓶でって事すか…?……あの、かなりの量になりますがお一人だと……」
しずく「良いです、飲み切ります」
しずく「あと……酢だことかつおの叩きを」
「はい、かしこまりましたーお待ち下さい……」 しずく「んっ…んっ…んっ……」
初めてのお酒は19の時、演劇サークルの先輩から頂いた弱いチューハイ。
オーディションに落ちて…だっけ。
しずく「くはっ……ふぁ……はぁ……」
しずく「……」トクトクトク
しずく「んっ……んっ……」
でも結局それだけじゃ酔えなくて……ストロング系か何か飲んだんだっけ。
しずく「……」モグモグ
最初は酷い目にあったけど……でも加減を知ってからはだんだんお酒に頼るようになって、もう深酒が身に染み付いちゃった。
……それもここしばらくは我慢してたんだけど……今日くらいは…いいよね。
しずく「んっ……んっ…ぷはっ」
……私の人生何だったんだろ。
夢諦めて……就活頑張って……でも結局一般職で……。
…志望動機とかに合わせて演じるのは得意だと思ってたんだけどなぁ。
しずく「んっ……んっ……」
ううん、総合職で就職できてもどうせ……。
……それでも待遇はそれなりだったしそれなりに頑張ってきたのに。 まだ若いからやり直しきくけどこの状況だとネガティブになっちゃうよね
次スレ必要になったら言ってくれれば立てます
タイミングよく居合わせないといけないのでSS総合スレの方がいいかもですが 総合職は総合職でキツくてドロップアウトする人もいるしな >>973
ありがとうございます
ただ多分スレ立て規制解除されてると思うので少し書き溜めて自力でスレ立てしようと思っています。
万が一自力で立てられなかった時は代行依頼するかもしれないです。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。