恋「一般生徒の皆さん、こんにちは」
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恋「初代生徒会長に任命された葉月恋です」
恋「この名誉ある仕事に就くことが出来、光栄であると同時に身の引き締まる思いです」
恋「私は、この結ヶ丘女子を地域に根ざし、途切れることなく続いていく学校にするために誠心誠意、努力していく所存です」
恋「……」
恋「お遊びはここまでだ」
かのん「?!」
可可「?!」
すみれ「?!」
千砂都「?!」 恋「まず、何故私が生徒会長になりたかったか今から言う3つの中に答えがあります」
かのん「……葉月さん」
かのん「(これで葉月さんの想いがわかるかもしれない……!)」
恋「小さい脳みそで考えてみてください」
かのん「葉月さん?!」
恋「まず1つ」
恋「学校の品位を上げたかった」
可可「だからスクールアイドルを潰すのデスか……!」
すみれ「まだそこまで言ってないでしょ、黙って聴きなさい」
恋「2つ目」
恋「母が創ったこの学校を守りたかった」
かのん「!」
理事長「!」
恋「そして3つ目」
千砂都「……!」
恋「学校中の女性を支配するため」
かのん「?!」
可可「?!」
すみれ「?!」
千砂都「?!」
理事長「?!」 かのん「な、なんかおかしくない……?」
千砂都「ほ、ほら緊張してるんだと思うよ」
すみれ「ぎ、ギャラクシーにウィットに富んだジョークじゃない……」
恋「答えは3です」
可可「」
すみれ「ギャラクシー……」
ざわざわ……
千砂都「みんなもさすがに混乱してるね……」
かのん「うん……」
恋「黙れ一般生徒が!」
かのん「ひぅっ!」 恋「次に私が生徒会長になったことでどのような活動をするか、それをお話しようと思います」
可可「いよいよスクールアイドル部について言及が来マスね……!」
恋「まず、事前に私に寄せられた意見及び要望に答える形で皆さんにお伝え致しますので、耳穴をかっぽじってお聴きくださいね」
すみれ「っ!」
千砂都「ふっw」
かのん「ち、ちぃちゃん?w」
恋「それでは最初の要望から『普通科の校舎にエアコンが備え付けられておらず、授業に集中出来ません。音楽科の校舎だけでなく、普通科の校舎にも配備をお願いします』とのことです」
すみれ「これはいい要望ね、ギャラクシー」
恋「約束しましょう」
恋「私は生徒会室にエアコン、床暖房を完備致します」
可可「っ??」
かのん「くっw」
恋「ついでに冷蔵庫も設置します」 恋「次のお便り」
すみれ「お便り?!」
恋「えー、『生徒会長になるにあたって、楽しみなことと不安なことを教えて下さい』……。ふむ……」
千砂都「ほんとにただのおたよりだよねそれ」
恋「まずは楽しみなこと。それはこの権力にモノを言わせて学校中の女性を侍らせることです」
千砂都「ええ……」
恋「なおスクールアイドル同好会の面々は力づくで屈服させます」
可可「ユ、ユルスマジ……!」
恋「特に澁谷かのんの五月蝿い口は私自らの唇で塞いで黙らせます」
かのん「ひぃぃぃぃ!!」
千砂都「ぶっ○す」 恋「では逆に不安なこと。……そうですね」
恋「この私の覇道も2年しか続かないことです」
恋「3年のこの時期になった時、私は後進に覇道を譲り権力を失う。目下の不安はそれです」
すみれ「は、覇道て……」
千砂都「ぶっころ」
かのん「ち、ちぃちゃん?!」 恋「では最後のお便り」
千砂都「○す」
かのん「ち、ちぃちゃん!正気に戻って!」
ちゅうう!
千砂都「ン……♡♡♡」
かのん「っ♡」
すみれ「なあ?!」
可可「は?」
かのん「ぷはっ♡」
千砂都「ゥっ♡かのんちゃん♡♡♡」
かのん「よかった♡戻った♡」
可可「ユ、ユルスマジ……!」
恋「……」
恋「では最後のお便り」
すみれ「待ってたの?!」
恋「これは凄いですね、遥か大陸からのお便りです」
可可「!!」
千砂都「いやどういうこと?!」 恋「ふむふむ、『拝啓、生徒会長閣下にご相談がありマス。ククは先日、夢を見まシタ。同じ同好会に所属する2人から愛の告白を受けた夢デス。』」
可可「」
かのん「え、可可ちゃん?」
すみれ「どんな夢ったらどんな夢よ……」
恋「『1人はスクールアイドルを目指すククの前に現れた敬愛する女神、かのん。もう1人はククがまだ素直になれないけれどお姉ちゃんみたいに優しくってククの面倒を見てくれるすみれ。』」
可可「」
かのん「な///」
すみれ「ギャラクシー……///」
千砂都「ぶっ○す」 恋「『ククはどっちも大好きデスから非常に困って答えを出せマセンまま、目が覚めマシタ。閣下、ククはどっちに行けば良かったのデショウか。また、同じく同好会の仲間であり、まだ入部すらしていない時からずっと支えてくれた千砂都さんがククの夢に出てこなかったことにも、なんだか申し訳なさがありマス……。』」
可可「ぁ……ぅ……」
千砂都「可可ちゃん、私は気にしてないよ。これから今度の夢に出ちゃうくらいにもっと仲良くなろう♪」
可可「千砂都さん……」
千砂都「んふふ、“さん”はいらないかな♪」
可可「!!」
可可「ち、千砂都……!///」
千砂都「うん♪」
かのん「あ、あの///」
すみれ「アンタ……その……///」 恋「お応えしましょう」
恋「私はどっちも行きます」
かのん「?!」
すみれ「?!」
可可「!!」
恋「ついでに嵐千砂都も行きます」
千砂都「?!」
恋「唐可可にも行きます」
可可「?!」
恋「サヤさんにも行きます」
サヤ「お嬢様……♡」
かのん「どこから湧いたの?!」
恋「理事長には行きません」
かのん「……」
可可「……」
すみれ「……」
千砂都「……」
しーーーーーん
恋「……///」
理事長「人を使って滑らないでくれないかしら?」 恋「……」
恋「最後に、私は母が創ったこの結ヶ丘女子を未来永劫に続く学校とするために今年度の文化祭は音楽科を主体とし、地域の方々へのアピールと致します」
ざわざわ……
恋「ご静聴、ありがとうございました」
スタスタ……(壇上を降りる)
理事長「葉月さん」
恋「理事長!……私の想いは伝わりましたか?」
理事長「ええ……」
理事長「……」
理事長「アウトです」
結ヶ丘女子高等学校
初代生徒会長 葉月恋(在任期間30分)
1週間自宅謹慎処分 これが後に【葉月の乱】と呼ばれる事件であった。
色々なことが重なり精神的に参っていたのだろうということで処分はそれきりだった。
後日、再選挙し、無事2代目生徒会長に就任する葉月恋であった。
あと、再選挙でもすみれちゃんは普通に落ちた。
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