千歌「来たこれ!このSSの主人公は…………私でーす!」
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千歌「ハイハイ、というわけでですね、この高海千歌が主人公でお話をお送りしたいんですけど…」
千歌「それにしても…へっへっへ…久しぶりだな〜!」
千歌「>>1は最近読者受けのいいニジガクのSSばっか書いてたみたいだけど…」
千歌「スパスタも熱いこのタイミングで私に白羽の矢を立てるとはね〜!」
千歌「いやはや!いいじゃないいいじゃない!お目が高いじゃない!」
千歌「名作期待してまっせ〜!」 千歌「っと、メタ発言はこの辺にしよっか」
千歌「メタネタなんてそう面白いもんじゃないからね。>>1のは特に」
千歌「さあさあさあ!楽しいSSが始まるよ〜!」
トゥルルルルルルルルルル
千歌「きたきた!電話ですか!電話から始まる物語ですか!」ワクワク
千歌「何かの依頼かな?メンバーの誰かから内緒のお願いとか、あるいはスクールアイドルとして…」
千歌「それともラブロマンス?ガールミーツガールはラブライブ!の十八番ってね〜!」
千歌「ちょっと怖いのは誰かが事故にあったとか…大丈夫?シリアスな展開なんて書ける!?」
千歌「さあ電話に出たらもう戻れません!みかんが出るか蛇が出るか…」 千歌「もしもーし!こちら当SS主人公の、千歌っちでーす!」
『君はアインシュタインを信じるか?』
千歌「は?」
ガチャッ
千歌「え?」
ツーツーツー
千歌「何今の」 千歌「間違い電話かな…?」
千歌「番号は……ヒツウチ」
千歌「う〜ん…声…は…どっかで聞いたことあるような、ないような……」
千歌「女の人のような、男の人のような、若いような、大人のような…」
千歌「って、どんな声やねーん!」バシーン
千歌「…………………」
千歌「そろそろ寂しいな」 千歌「このSSの主役は私だとして…」
千歌「私が主人公なのは絶対絶対揺るがないとして…」
千歌「お話を進めるには脇役もいるからね〜」
千歌「ぼちぼち出てきてもらわないと……」
千歌「………………」
千歌「まだ引っ張る?」
千歌「しょうがないな〜……じゃあここで爆笑ギャグを一つ!」
千歌「“ソロ”は“そろそろ”きついです……なんちゃって!」
千歌「千歌っちです!」ドヤア 千歌「……………………………」
千歌「あ、今のはソロとそろそろをかけた……」
千歌「………………………」
千歌「……………」
千歌「………」
千歌「こーこーだーろー!」
千歌「今のは曜ちゃん出すところでしょーが!!」 千歌「話作るの下手くそかな!?」
千歌「そろにかけて、『ヨーソロー!』って畳みかけてもいいし!」
千歌「『説明しなくて、良いから…』の持ちネタでツッコませてもいいのに!」
千歌「なんでそうしない!?私の最高のアシストがわっかんないかなあ!?」
千歌「わっかんないんだろうな!変に媚びた百合SSばっか書いてっから腕が落ちるんだよ!」
千歌「そのくせ、ようちかチャンスはみすみす逃しちゃうしさ…やめたら?SS書くの」
千歌「あ〜あ、もう出てくるきっかけがないよ〜」 千歌「こんなんなったらもう私一人で続けるしかないじゃん」
千歌「忘れたころにダイヤさんでも出して『今出てくるの!?』とでもツッコむ?」
千歌「やめときなよ。そんな手法はありふれてるし読者にだって見透かされてるよ」ケッ
千歌「いや、待てよ」
千歌「読者……か」
千歌「よし!きっかけを作っちゃおう!」
千歌「やったことないからちょっと不安だけど……」
千歌「安価!安価で誰か呼ぼう!」
千歌「じゃあ……えっと……こうかな?」
>1003「千歌ちゃん!」 千歌「間違えた。これじゃ安価になってないや」
千歌「数字も大きすぎる…13ってしようとしたのに……」
千歌「…そりゃあ間違えるさ!主人公だって間違えることはある!」
千歌「失敗することは悪くなくて、そこから立ち上がらないことが悪いんだからね?」
千歌「君は何度も立ち上がれるかい?」
千歌「私にはでき――」
1003「千歌ちゃん!」
千歌「わ!?」
1003「千歌ちゃん!」
千歌「なんてことなのだ。生命を生んでしまったのだ」 千歌「まあいっか!何はともあれ会話相手が増えたのは…」
1003「千歌ちゃん!」
千歌「あー…この子『千歌ちゃん!』しか喋れないのかー…」
1003「千歌ちゃん!」
千歌「フフフ、まあいいや。なんか悪い気はしないしね」
1003「千歌ちゃん!」
千歌「とはいえ、これじゃあ話が広がらないな〜」
千歌「喋れる人に来てもらわないと…」 千歌「いやいや、発想が受け身になっちゃいけないね」
千歌「私が行けばいいんだ。誰のお家に行くべきか…」
千歌「ん?っていうかその前に、ここどこだ?」
千歌「まあいっか!どーせあっち側には見えてないし、私の家ってことにしよう!」
千歌「ちょっと遅いけど、こうやって…」カキカキ
―千歌の家−
千歌「オッケー!地の文で言ってんだからね!誰がどう言おうと私の家です!」 千歌「さてさて、私の家ってことは、梨子ちゃんの家が隣にあります」
千歌「行ってみましょー!突撃となりの晩御飯!」
―梨子の家―
千歌「梨―子―ちゃーん」
し〜ん
千歌「あれ…留守なのかなあ?」
千歌「お母さんもいない……」キョロキョロ 千歌「しょうがないなあ……果南ちゃんの家に行こう!」
―果南の家―
千歌「そうだ、さっきは隣が梨子ちゃんの家とか言ったけど…」
千歌「もうそんなの関係ないんだよねー」
千歌「だってこうやって一文挟むだけで…」カキカキ
―ダイヤ・ルビィの家―
千歌「こっち黒澤!」
―果南の家―
千歌「こっち松浦!」 千歌「半」
―ダイヤ・ルビィの家―
千歌「復」
―果南の家―
千歌「横」
―ダイヤ・ルビィの家−
千歌「跳び」
―果南の家―
千歌「だ」
―ダイヤ・ルビィの家−
千歌「―」
―果南の家−
千歌「!」 千歌「そして!」トウッ
―善子の家―
千歌「これぞ空間移動魔術!」ギランッ
千歌「善子ちゃーん!遊びに来たよー!」
し〜ん
千歌「…ヨーハーネーちゃーん?」
し〜ん
千歌「………」
千歌「………………………」 ―花丸の家−
千歌「花丸ちゃん?いるなら返事して!」
―鞠莉の家−
千歌「鞠莉ちゃーん!ねえ!いないの!?」
―むつの家−
千歌「むっちゃん!!むっちゃんったら!からかってんなら怒るよ!」
―聖良・理亞の家−
千歌「聖良さん!わざわざ沼津から来たんですよ!遊びじゃないんだよ!理亞ちゃんも!!」
―浦の星女学院−
千歌「おかしい……」 千歌「絶対おかしいじゃん、こんなの……」
千歌「出てこないとか、そんなんじゃないじゃん」
千歌「いないじゃん、誰も……誰も!」
千歌「どういう……」
千歌「………………」
千歌「…………」
千歌「………」
千歌「なんちゃって!」 千歌「気づかないとでも思った?」
千歌「今日が一体何の日か…」
千歌「8月1日何の日か!」
千歌「そ〜うです♪」
千歌「私の…高海千歌の誕生日でーす!」
千歌「サプラーーーイズ!!」
千歌「…………………」
千歌「……………」
千歌「………」
千歌「だよね?」 千歌「…いや…だから……ね?」
千歌「もういいよ?みんなさ!私は十分堪能したからさ!」
千歌「もう出てきちゃって…」
千歌「……………」
千歌「ホラ!ホラホラ!ホラホラホラホラ!」
千歌「いつまでやってんね〜ん!………って…」
千歌「…………………」
千歌「……………」
千歌「………」 千歌「はァ〜〜〜〜〜!!!?」
千歌「どういう……どういうことコレ!?何がしたいの!?何をさせたいの!?」
千歌「もういいって!これ以上やってもグダるだけだって!」
千歌「っていうかもう日付変わるよ!? 終わっちゃうよ!?私のバースデー!」
千歌「アンチか!千歌のアンチか!私を曇らせたいのか!」
千歌「誕生日に誰にも祝われずに一人ぼっちって…」ウウウ…
千歌「……待てよ」
千歌「これはこれで面白いじゃない」 千歌「発想の転換だよ!」
千歌「世界で一人ってことは、この世界は私のものってこと」
千歌「王様!王様じゃんか!」
千歌「なんだってできる!何も怖くない!」
千歌「例えばこうやって…」ピョーン
―アキバドームー
千歌「うっわー!やっぱ広―い!」 千歌「貸し切り!」ブイッ
千歌「千歌だけのオンステージなのだ!」
千歌「スクールアイドル冥利につきますねえ!」
千歌「1曲目行くよー!」
〜6時間後〜
千歌「ハァ、ハァ、じゃあ次は…」
千歌「って!もうこんな時間!?」 千歌「今日はこれぐらいにしとこう」
千歌「読者さんにも私の歌をいーっぱい聴いてもらえたはずだしね!」
千歌「レスにして50ぐらいは歌っちゃったかな?」ヘッヘッヘ
千歌「でもちょっと時間使いすぎたかな…なんかもったいないような…」
千歌「そうだ!空間に干渉できたんだから、時間だって…」カキカキ
〜6時間前〜
千歌「やったー!巻き戻し成功!」 「スクールアイドル冥利につきますねえ!」
千歌「ん?」
千歌「1曲目行くよー!」
千歌「あれは……私!?」
千歌「デーデーデテーレーレーレーーー……」
千歌「6時間前の私だ!これは面倒なことになったぞ!」
千歌「タイムマシンみたいに私が戻っただけで、世界そのものを巻き戻したんじゃないんだ!」
千歌「オハヨーパワフル(モーーーニーン)wwwwwwwwwwwwwwwww」 千歌「私に見つからないように…」ソロリソロリ
千歌「あれー!?」
千歌「げっ!」
千歌「あれは…私!?」
千歌「この反応…私だな〜!」
千歌「どういう…」
千歌「困ったなー……いや!」
千歌「これはこれで面白いじゃない」 千歌「私自身とお話できる機会なんてそうそうないからね」
千歌「どういうこと!?なんで私が…」
カクカクシカジカ
千歌「すごーい!」
千歌「でっしょー!?」
千歌「でも、これじゃどっちがどっちかわかりにくいね…」
千歌「こうやって…」カキカキ
千歌2「!?」
千歌1「これでよし!」 千歌2「よくないよ!」
千歌1「へ?」
千歌2「なんで私が2なの!」
千歌2「私が1でアナタが2でしょ!」
千歌1「それはおかしいよ。このSSに>>1から出続けてきたのは誰か…」
千歌2「私だよ!」
千歌1「私だよ!!」 千歌2「もういい!自分で変え…」カキ…
千歌1「ああっ!ダメだって!」
千歌2「れない!?なんで!?」
千歌1「アハハハハ!」
千歌2「なんで変えられないの?」
千歌1「そりゃアナタが2だからだよ!アッハッハ」
千歌2「そんなはずない!だって私が最初っから…」
千歌1「往生際が悪いなー」
千歌2「なんで変えれないのー!?」
千歌1「アッハッハ」 千歌2「ぐぬぬぬぬ」
千歌1「もう諦めなって」
千歌2「うるさい!じゃあこうしてやる!」カキカキ
千歌10「あー!?」
千歌10「千歌…じゅうー!?」
千歌2「アッハッハ」
千歌10「へん!無駄なことだよ!ホンモノの1の私はこんなのすぐに変えられ」
千歌10「ない!!なんで!?」
千歌2「アッハッハ」 千歌10「どういうことなのー!?」
千歌2「そっか…1とか2とか関係なく名前は一度つけたら変えられないんだ」
千歌10「いや変わってるじゃん!私変わってるじゃん!」
千歌2「自分の名前は変えられないけど、ヒトの名前は変えられるとか?」
千歌10「もう怒ったよ!だったらアナタも…」
千歌×8「「「「「「「「あれー!?」」」」」」」」
千歌2&千歌10「「!?」」 千歌「なんで」
千歌「私が」
千歌「こんなに」
千歌「いっぱい」
千歌「いる」
千歌「のー!」
千歌「?」
千歌10「なんだー!?」
千歌2「私が…8人!?合わせて10人!」 千歌2「まさか…私がアナタを千歌10にしたから、1と3〜9に相当する私が自動的に生み出されたの!?」
千歌10「どーすんの!?もう収集つかないよ!」
千歌2「せっかくならこの子も一つまみして…」カキカキ
1003「千歌ちゃん!」
千歌10「あっ!ちょっと!その子は私が作った…」
千歌11「千歌ちゃん!」
千歌2「11人いる!」ドヤ
千歌10「遊んでる場合じゃないでしょー!」 千歌「ちょっと!そこの私と私は事情を知ってる風だね!」
千歌「どういうことなの!?どうにかしてよ!」
千歌10「そ、そういわれても…」
千歌2「どうしたものか…」
千歌「いや…みんな待って」
千歌×10「「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」」」
千歌11「千歌ちゃん!」
千歌×10「「「「「「「「「「「これはこれで面白いじゃない」」」」」」」」」」 千歌「なんてったって誕生日だからね今日は!」
千歌「いや昨日は!」
千歌10「とにかく!これぐらいにぎやかな方がいい!」
千歌「うんうん」
千歌2「そうだ!こうやって名前を変えれば…」カキカキ
曜「おー!私が曜ちゃんになってるー!」
千歌「なったのは名前だけだけどね…」
千歌2「こらそこ!余計なことは言わなくていいの!」
千歌「そーそー。どーせあっち側には何も見えてないんだからさ!」
千歌「ハーイ!じゃあ私は梨子ちゃんがいい!」
千歌2「お任せあれ!」 梨子「エッチスケッチ桜内〜!好きな食べ物はサンドウィッチ〜!」
千歌2「かんせーい!」
千歌「エッチだっけ?」
曜「梨子ちゃんはえっちだよ」
梨子「サンドウィッチをスケッチしながらエッチするのは最高内〜!」パンパンパンパン
千歌「すごい…どこからどう見ても梨子ちゃんだ」
千歌2「この調子でAqoursを作っちゃうよー!」 ルビィ「うゆゆのゆ〜!こっとんきゃんでぃがんばルビィ!ピギャギャギャギャ」
鞠莉「オーウオウオウオウ!今日も笑顔でウルトラシャイニー!」
果南「んふ……キミ……お姉さんと…ハグ……しなぁい?…………小原家でしょ」
花丸「ハムハムハム、ハムハムハム、マルの話はとっくにおしまい!」
善子「おはヨハネ!だからヨハネ!善子じゃなくてヨハヨハネ!」
千歌2「このAqoursも形になってきたね!」
千歌10「ここでμ’sを一つまみw」
絵里「絵里です」 千歌2「こらこら!勝手なことしないの!同じポンコツ生徒会長でも…」
「誰が?」
千歌2&千歌10「「へ?」」クルッ
ダイヤ「千歌さん、貴方……」
ルビィ「ピギャギャギャギャ」
ダイヤ「ブッブーーーーーッッッ」
千歌2&千歌10「「本物!?」」
ダイヤ「ですわっ!」 ダイヤ「このような人を馬鹿にしたSSを……」
千歌2「今出てくるの!?」
千歌10「こっちはとっくに私だけの世界で王様気分を満喫してたのに〜!」
ダイヤ「そもそも…」
千歌10「そうだ!ダイヤさんを私にしよう!」
ダイヤ「ハァ?」
千歌2「それーっ!」
千歌「ンマーッ!?」
千歌2&千歌10「「アッハッハッハ」」 千歌「なぜ私が千歌さんに…」
千歌「今すぐ戻しなさい!千歌さん!」
善子「千歌はあなたでしょヨハネ」
花丸「これでダイヤさんの存在はおしまい」
千歌「千歌さん!!」
千歌2「へっへっへ。怖い顔してもダメですよ」
千歌10「この世界では主人公である私が絶対なのだー!」
千歌「主人公……?」 千歌「である千歌さんが絶対……?」
千歌2&千歌10「「ハッ!」」
千歌11「千歌ちゃん!」
千歌「それはつまり―――この私のことですわ!!」
カアアアアッ
千歌2「しまった―!」
千歌10「何をする気だー!?ダイヤさん!」
千歌「ブッブー!今の私は千歌ですわ!」
千歌「輝き輝き輝きですわー!」ピッカアアアアアア 千歌10「まぶしっ!」
千歌2「目がチカチカするー!千歌だけに!」
―――輝きってなんだろう―――
千歌10「何―!?このダイヤさん、勝手にモノローグを……」
やっとわかった――――やっと見つけた―――
千歌2「ちょっと!もう輝きはいいから!見つけてるから!」
私だけの輝き―――――!!
ピッカアアアアアアアアアアア… サアアア…
千歌「ん…」パチクリ
「千歌ちゃん!」
千歌「!」
光が晴れると、そこには……
梨子「どうしたの?」
曜「怖い夢でも見た?」
千歌「あ…」 千歌「夢オチ……?ここまできて……」
千歌「ひどすぎる…最低だよそんなの……」
ルビィ「うゆゆゆ?」
鞠莉「何をブツブツ言ってるデースカ!?」
千歌「………でも…」
千歌(そうだ…私の輝き……) 果南「んふ……千歌ぁ……」
善子「せーのヨハネ!」
8人「お誕生日おめでとう!!」
千歌「みんな……」ウルウル
8人「…………」ニコニコ
千歌「みんなありがとう!」
千歌「私!今日のこと一生忘れません!!」
千歌「この九人こそが最高の輝きですわーーー!!」 千歌「え?誕生日はもう終わってる?」
千歌「細かいことはぶっぶーですわ♡」
花丸「これでこのSSはおしまい」
絵里「認められないわぁ」
おしまい 面白かったけど、世にも奇妙的でちょっと怖いかもしれない… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています