侑 「名前を少し変えるボタン?」 璃奈 「うん」
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侑 「えっと、押してみていい?」
璃奈 「押すときは誰かの名前を言ってみて」
侑 「じゃあ、璃奈ちゃん!」 ポチッ
璃奈 「えっ」
理奈 「……リケジョになった」
侑 「言うてもともとじゃない?」
理奈 「というよりなんで私にボタンを向けたの? 想定外」
侑 「逆になんで自分は対象外と思っていたか小一時間、聞きたいね。この私だよ? 好奇心のためなら片っ端からボタンを押してゆくよ」 ドヤッ
璃奈 「なんてムカつくドヤ顔なんだ」 侑 「ってもう名前が戻ってる? 効果が切れるの早いね」
璃奈 「侑さんだけじゃなく、もしかしたら悪い人の手にまで渡ってしまう可能性があるから、なるべく影響は短めにしてる」
侑 「なるほど……」
璃奈 「それと違う漢字を使いすぎて予測変換に出てくるようになっちゃうと、今後ssを書くとき不便」
侑 「なんてメタい理由なんだ……」 せつ菜 「あっ! 侑さん!!!! そこで何してるんですか!!!!」
侑 「せっかくなので、せつ菜ちゃんに!」 ポチッ
せつ中川 「「これは一体!?」」
侑 「声が二重に!? 二人とも似てる声だけど少し違う……これってまさか!?」
璃奈 「名前がせつ中川になったことで、せつ菜さんの優木せつ菜の部分と、中川菜々の部分が同時に発生した……と考えるのが自然だと思う」
侑 「なんてことだ……! せつ菜ちゃんと菜々ちゃんを同時に味わえるなんて……涙そうそう!!!!」 せつ中川 「「侑さん……何してるんですか」」
侑 「あはは、ごめん」
せつ中川 「「いい加減にしてください!!!!」」
せつ中川 「「そもそも生徒会長としても困っていたんです。侑さんと璃奈さんの」」
せつ中川 「「ボタンごっこには!!!!」」
侑 「……声量が交互に変わるのは恐ろしいね。大ボリュームの心の準備ができない」
せつ中川 「「そんなこと言われても……」」
侑 「あ! そうだ! せつ中川ちゃん! これ使ってみてよ!」 スッ
せつ中川 「「侑さん!!!! これは!!??」」 侑 「私今からイヤホンつけるからさ! こっちのマイクは音量小さめで右から、こっちのマイクはちょっと音量大きめで左から、流れるようにするから使い分けてみてよ」
せつ中川 「「なるほど……これを使えば侑さんが聴くと音量が同じになりちょうどいいと」」
侑 「そういうこと!」
せつ中川 「「えっと……こっちが優木せつ菜でしたっけ!!!!!」」 キーーーン
侑 「逆ぅぅぅーーーー!! 死ぬぅぅぅーーーー!!」 バタバタ
せつ中川 「「はっ!? す、すいません……こっちが中川菜々で、あっちが優木せつ菜でしたね」」 侑 「えっと、じゃあ早速喋ってみてよ! そうだなぁ、今日あったこととか!」
せつ中川 「「今日はですね!!!! 歩夢さんと一緒にアニメを見ました!!!!」」 ミギカラー
せつ中川 「「前から布教した甲斐がありまして、歩夢さんも快く一緒に見ることを承諾してくれました」」 ヒダリカラー
せつ中川 「「それでそのアニメはヒーローものだったんですが、最高にかっこよかったんです!!!!」」 ミギカラー
せつ中川 「「ついついテンションが上がってしまいました、反省ですね……///」」 ヒダリカラー 侑 「おぉーー……まるでせつ菜ちゃんと、菜々ちゃんが両隣から交互に話しかけてくれてるみたいでテンションが上がるYO!!」
璃奈 「左右から交互になんて、BE THEREみたいだね」
侑 「……」
璃奈 「……」
せつ中川 『『BE THERE ANYTIME!!』』
侑 「そう言われると、B'zにしか聴こえなくなってきた」
璃奈 「……ごめん」 侑 「別に良いよ。それはそれでテンション上がるし」
璃奈 「そして輝く〜」
せつ中川 「「ウルトラソウルっ!!!!」」 キーーーン
侑 「だからマイク逆ぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーー!!!!!」 バタバタ
せつ菜 「あ! 名前戻りました!」
璃奈 「よかった」
侑 「ところで私の耳生きてる?」 愛 「あれ? 三人とも何やってるの?」
璃奈 「愛さん!」
侑 「ふふふふ、愛ちゃん良いところに!」
璃奈 「侑さん、懲りない」
侑 「愛ちゃん、スイッチオンっ!」 ポチッ
I 「……」
璃奈 「ついに日本語でもなくなった……」
I 「愛さんは……一体何者なんだ……分からない……分からないよ……」
せつ菜 「I(私)さんなのに自分を見失ってる……」 侑 「というかここまでくると、もはや名前を少し変えたんじゃなくて単なるダジャレでは?」
璃奈 「愛さん、ダジャレを身をもって体現するなんて……!」
I 「はは、愛だけにIってことだね……つまんない……泣きそう……」
せつ菜 「アイデンティティが崩壊してしまってます……」
I 「愛だけにアイデンティティだね……」
侑 「愛ちゃん意外と余裕あるな」 I 「ほんと私って何なんだろう……真面目で優等生のギャルって、もうギャル要素弱めじゃん」
璃奈 「あぁ、なんとも触れにくいところに」
せつ菜 「あ、あの! ギャルというのは不真面目という意味ではなく、オシャレして、それでいて自分を貫き通してる人を言います! なので愛さんはちゃんとギャルですよ!!」
I 「ありがとうせっつー……説明してくれて。せつだけに」
侑 「やっぱり愛ちゃん余裕あるな」 愛 「って愛さんは一体何を!?」
璃奈 「よかった……元に戻った」 ホッ
愛 「おおっー! 三人とも! 集まって何してるの! 愛さんも一緒に混ぜて!」
せつ菜 「やっぱり愛さんは明るい方がいいです!!!!」 ニコッ
侑 「そうだね……やっぱりこのボタンは使わない方がいいかも」
しずく 「あっ、みなさん、何してるんですか」
侑 「しずくちゃん! あーれ、手が滑った!」 ポチッ
※アーレ…ドイツのオルガニスト、作曲家、理論家、詩人。父ヨハン・ルドルフ・アーレの跡を継ぎ、生地の聖ブラジウス教会のオルガニストをつとめた。 しすく 「侑先輩? どうしたんですか……?」
侑 「? 何も変わってない?」
せつ菜 「いやよく見てください! 『ず』が濁点抜けて『す』になってます!!」
しすく 「とりあえすみなさん、北海道から取り寄せたスワイガニ食べません?」
愛 「す、スワイガニ……? ズワイガニじゃなくて……?」
璃奈 「これはおそらく、会話中の『ず』まで濁点が抜けてしまうんだと思う」
しすく 「すっと食べたくて注文したんです……あっ! いくら美味しそうだからってするはいけませんよ! 欲張らす、みんな一つすつです!」
侑 「おおっ! なんというか『ず』を入れたいがために文章に無理矢理感があるぞー」 しすく 「せっかくですから海外に住む友達にもスワイガニを見せてあげましょう。よし、SOOMを使って!」
璃奈 「ZOOMのことかな?」
しずく 「って私は何を!?」
せつ菜 「元に戻りましたね……それにしても」
侑 「さっきの愛ちゃんもそうだけど、人によって記憶に残るか残らないかがあるみたいだね。せつ菜ちゃんと璃奈ちゃんは覚えてたし」
愛 「もしかしてその変なボタン、愛さんにも使ったの?」 チラッ
侑 「えっ!? つ、ツカッテナイヨー」(裏声) かすみ 「あれ、先輩方、何してるんですか?」
侑 「ほいきた! かすみちゃん!」 ポチッ
せつ菜 「もはやノリノリですね……」
かすみん 「ってなんですか、そのボタン?」
愛 「かすみんの名前がかすみんになってる!?」
璃奈 「でもこれって正直変わらないんじゃ……」
侑 「そうだよね。普段かすみちゃんもかすみんって呼ぶくらいだし」 かすみん 「それにしてもかすみんん、最近甘いものばっかり食べちゃうんですぅ」
一同 ((あ、そうなるんだ……))
侑 「かすみんって名前に『ん』を付けてるから、かすみんん、になると」
しずく 「そもそもどうやって発音してるんですか?」
かすみん 「かすみんん、このまま甘いものばっかり食べてたらダイエットしなくちゃいけませーーん! まぁ、そんなダイエットするかすみんんも可愛いんですけどね♪」
せつ菜 「相変わらずのウザさですね!!!!」
かすみ 「どういうことですか!?」 愛 「あっ! 元に戻ったよ!」
璃奈 「このボタン、人によって効果時間も違うみたい……もう少し研究しないと」
せつ菜 「えっと、あとは三年生のみなさんと、歩夢さんですか?」
愛 「エマっちなんてカタカナだよ? 名前変わったりするの?」
侑 (いやIに言われても……)
果林 「みんな集まってどうしたのよ?」
エマ 「今日練習休みじゃなかったっけ?」
侑 「あ! 果林さん! エマさん!」 ポチッ
せつ菜 「もはや流れるようにボタン押しますね」 果森 「……?」
工マ 「……?」
しずく 「果林さんはなんか森になってて森生えるww って感じですけど、エマさんはどこも変わってないような……」
愛 「いやよく見て! あれはエマじゃなくて! 工マ!」
工マ 「ペロッ。青酸カリか」
愛 「工藤新一の……工だよ!!」 テレテテテテー
テレテテテ テ テ
テレテテレテテーテー
かすみ 「なんか急にBGM流れてきましたよ!?」
璃奈 「これは犯人が自供したときに流れるやつ……!」
しずく 「……ふふ、まさかバレてしまうなんてね。完璧な計画だったのに」
かすみ 「って犯人しず子かーーい!!」 工マ 「あなたは最初は被害者だった。だからただ悔しい、あなたを犯罪者になる前に止められなくて……」
侑 「二人とも急に演技やり始めててついていけない」
果森 「ざ、ザンネンダッタワネー、しずくちゃん! この工マと果森の手があれば解決やっ!」
せつ菜 「果林さんだけ大根役者すぎて演技が台無しに……」 璃奈 「ちなみに果林さんはどこが変わったの?」
果森 「迷う範囲が林から森になったわ」
愛 「もともとじゃん……」
エマ 「って私は何を!? ……もしかして黒の組織が?」
璃奈 「エマさん、残ってる、新一が残ってる」
果林 「よかった、何が起きたか分からないけど迷う範囲が森から林に戻ったわ。一安心ね」
かすみ 「いや、一安心とはなりませんよ……」 彼方 「君たち!」 ドンッ
しずく 「彼方さん……!?」
彼方 「ずっと彼方ちゃんは影から見てたぞ〜、 侑ちゃん! 流石に遊びすぎ! そんな危ないボタンは先輩が預かります」
侑 「なっ!? な、なら、彼方さんもボタン押しますよ!?」
彼方 「ほほぅ、彼方ちゃんを脅すと?」
侑 「何か余裕そうですね……」
彼方 「ふふ、それは簡単さ。彼方ちゃんの名前が変わろうと、彼方ちゃんは自分の使命は忘れない。絶対そのボタンを奪うからね」
侑 「なら奪ってみてください! 彼方さん!」 ポチッ 此方 「……ふふ、名前が変わったようだね。でも問題はないんだよねー」
侑 「なっ!? 話し方が変わってない!? ってことはあまり変わってない!?」
此方 「ねぇ、つかさチョココロネってどこから食べる?」
せつ菜 「ってこれってこなたですよ!? らきすたの!!」
此方 「貧乳はステータスだ! 希少価値だ!」
海未 「あなたにそんなこと言われても説得力ないんですよーー! この野郎ーー!」
にこ・凛 「「この野郎ーー!!」」
かすみ 「って今の人たちは!?」
しずく 「もういない……残像ですか……?」 此方 「ふふふ、とりあえず返してもらおう!」
侑 「ぐぬぬ……! ボタンを取られるわけにはいかない!」
歩夢 「あっ! 侑ちゃーーん!」 フリフリ
侑 「歩夢!! ちょうどいいところに!」
侑 (何が起きるか分からないけど、歩夢ならきっと私を助けてくれる……! 賭けるっ!)
侑 「歩夢っ!!」 ポチッ
走夢 「……」
愛 「漢字が変わった!?」 走夢 「諦めんなよ! 諦めんなよ、お前!! どうしてそこでやめるんだ、そこで!! もう少し頑張ってみろよ! ダメダメダメ! 諦めたら! 周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって! あともうちょっとの
ところなんだから!」
かすみ 「うわぁぁ!? 歩夢先輩が修造さんみたいになった!?」
走夢 「侑! ほら手を繋ごう。僕らの太陽はすぐそこにあるよ!」 ギュッ
侑 「ちょっと、待っ、歩夢」
ビューーーーン
愛 「二人とも行っちゃったね……」
せつ菜 「でも一応彼方さんから逃げることは成功しましたね」 彼方 「ボタンを回収できなかったよ〜かたじけない」
璃奈 「でも大丈夫。きっと歩夢さんのことだからボタンの効果が切れたら侑さんを連れてきてくれる」
歩夢 「あっ……みんなただいま……」
侑 「へとへとだよ〜」 フラフラ
エマ 「あっ! 本当に帰ってきたよ!」
歩夢 「うちの侑ちゃんが迷惑をかけちゃってごめんなさい」 ペコッ
せつ菜 「そ、そんな歩夢さん、謝らないでください!」 アセアセ
かすみ 「っていうかうちの侑ちゃん、ってどういうことですか!! 侑先輩はみんなのものです!!」 そういえばこなたの母親はかなただったっけ
懐かしい 璃奈 「……侑さん」
侑 「!」
璃奈 「ありがとう。ボタンの効果はもう十分分かった。だから返してくれると嬉しい」
侑 「……まだ返せないよ」
璃奈 「……」
侑 「まだ璃奈ちゃんに使ってない」
璃奈 「!」
侑 「全員分満足するまで見るんだ!! 諦めてたまるかっ!!!!」
璃奈 「私は一番最初に……」
侑 「いや短すぎるっ!! もう一回リケジョ見たいぃーーー!!」 ドタバタ 璃奈 「そ、そんな子供みたいに暴れてもダメ! 返してもらう!」 グッ
侑 「なっ!? 絶対このボタン離さないから! 離さないからね!!」 グッ
璃奈 「そもそもリケジョになったところで、登場人物の知能は筆者の知能を超えないから理系っぽいことは言えない」 グッ
愛 「なんてメタいんだ……」
侑 「嫌だーーー! 理系っぽいこと聞きたいーー! 駒込ピペット、駒込ピペットって言葉が聞きたいーー!!」 グッ
しずく 「侑先輩の中の理系は駒込ピペットしか言わないんですか……」 璃奈 「ダメっ!! 返して、侑さん!!」 ポチッ
歩夢 「ポチッ?」
せつ菜 「もしかして侑さんにボタンの効果が!?」
かすみ 「ええっーー!? 侑先輩の名前が変わったらどうなっちゃうんですか!?」 You 「……」
一同 「「……」」
You 「You、かっこいいねぇ。ジャニーズに入ってみない?」
しずく 「まさかのジャニーさん!?」
You 「そこのYouは可愛いねぇ。アイドルはどう?」
かすみ 「……いやかすみんもうアイドルなんですけど」
You 「……」
一同 「「……」」
おわり このスレタイ形式本人以外がやるの紛らわしいからやめてほしい ありがとうございました!
初めてボタン系のssを書いてみましたが、先人たちの勢いは継承できたのか不安になります。
シリアス書いたりギャグを書いたり一向に作風が決まらない……もういろんな作風書くのを個性にしたいと思います。
前作
にこ 「ふたり仲良し」
前々作
かすみ 「あゆ子……」 歩夢 「!?」 >>38
申し訳ないです。
いろんな人が書いてるのだと思っていたんですが、同じ人の作品だったんですね。本当に申し訳ないです。 >>41
いや色んな人が書いてると思うが…
ボタン系SSはジャンルだから安心しろ 他の書いた虹ヶ咲ss
かすみ 「かすみんは学びます!」
愛 「かすみんのライブにテレビが!?」
かすみ 「今日はかすみんの誕生日〜♪ 楽しみだなぁ〜♪」
歩夢 「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」侑 「違うよ」
璃奈 「令和って元号カッコいい、好き」 愛 「ほう」
果林 「小説家 朝香果林」
果林 「はっぴーばーすでー?」
せつ菜 「しりとりを強制的に終わらせる果林さん」
歩夢 「ねぇ侑ちゃん、覚え……」 侑 「歩夢?」
かすみ 「部費が足りない……!?」 前までは一人しか書いてなかったけど最近は他の人もやるタイトルだからあんま気にしなくてええんじゃない 乙
面白かった
タイトルくらい好きに書かせろや、と思う
後、思い浮かべてる人のタイトルは侑でなくあなただったと思う スイッチ系のSSはラブライブどころか色々な作品のSSで書かれてるだろ。
コナンなんて特に多いぞ。 発明系は数多いけどスレタイの「〜〜?」「うん」ってやつが虹ヶ咲だとずっと同じ人がやってたからそのこと言ってるんじゃない?まあ別に気にすることじゃないけど >>52
ああ、そう言うことね。
ラブライブのスイッチ系のSSのテンプレタイトルとか勝手に思ってて気にしてなかったわ。
過去作あげてくれない限り、作者も同じとか知らんし。 >>41
誰でも書いてるテンプレだから気にしなくて良いぞ
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