しずく「私達」かすみ「スクールアイドル同好会」 璃奈「一年生ズ」
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しずく「……」ペラ、ペラ
璃奈「……」ポチ、ポチ
かすみ「…………」
かすみ「ねぇねぇ二人とも〜?」
しずく「どうしたの? かすみさん」
璃奈「ん?」
かすみ「せっかく休日にりな子の家で集まってるのにさぁ」
かすみ「一人は読書、一人はスマホゲーム」
かすみ「これじゃあなんか休日がもったいないよ」
しずく「そうかな?」
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured 璃奈「私はこの各々好きな事やってても良い感じが、居心地良くて、すき」
しずく「あっ、わかる」
しずく「気を使わなくて良いから楽だよねっ」ニコッ
璃奈「うん」コクリ
かすみ「いや! そーなんだけど!」
かすみ「せっかく集まったんだから、なにかしよ〜よぉ〜!」
しずく「人の家で騒がないの! も〜……」
璃奈(かすみちゃん、こうやって色々と提案してくれるからすき) 璃奈「賑やかで楽しいから、別に平気だよ? しずくちゃん」
しずく「璃奈さんがそう言うなら良いけど…」
璃奈「それじゃ、なにか皆でしよっか」
璃奈「りなちゃんボード『从[>ω<]从』わくわく!」
かすみ「うーん、そうだなぁ〜……」
かすみ「二人とも、なにかやりたい事ある?」
しずく「それ私達に振ってくるの……?」
かすみ「よくよく考えたらぁ〜、かすみん達の好きなことってバラバラだし何しようかなってなっちゃった」
璃奈「まぁ、確かに……」 しずく「うーん、ならさ」
しずく「皆で何かテレビゲームでもやらない?」
かすみ「テレビゲーム?」
しずく「うん!」
しずく「この前璃奈さんと一緒にゲームやった時、結構楽しかったからっ」
しずく「皆でやりたいなぁって」
璃奈「楽しめてもらえてたのなら良かったよ」
かすみ「わかった! ならみんなでゲームやろっか!」
璃奈「うん。ウチにゲームソフトならいっぱいある」
璃奈「取ってくるね」
しずく「ありがとうっ!」
かすみ「ありがとりな子〜!」
璃奈「大丈夫。ちょっとだけ待っててね」
スタスタ ・
・
・
璃奈「取ってきた」ドサドサ
かすみ「多っ!」
しずく「す、すごい数だね……これ全部やったことあるの?」
璃奈「もちろん」コクリ
しずく「すごい……」
璃奈「どやどや」
璃奈「それじゃ、どういうゲームがやりたい?」
かすみ「かすみん、あんまりゲームってやらないからなぁ〜」
かすみ「しず子は何かやりたいのない?」
しずく「私? そうだなぁ」
しずく「この前璃奈さんとやったのは戦う系のやつで難しかったから……平和なのがいいなぁ」
璃奈「ん、分かった」
璃奈「ならこれにしよう」スッ
かすみ「どんなやつなの?」
璃奈「動物を愛でるゲーム」 しずく「!?」
しずく「動物……?」
璃奈「うん」
かすみ「へぇ〜、そんなのもあるんだね」
璃奈「わりと今は何でもあるよ」
しずく「璃奈さん」
璃奈「ん?」
しずく「愛でる対象の中に……犬はいる?」
璃奈「もち──」
しずく「やろう」
かすみ「はっや! まだりな子言いかけだったじゃん!」
しずく「もちってきたら、もう勿論って返答に決まってるもん!」
しずく「早速やろう! 璃奈さん! かすみさん!」キラキラ
しずく「犬を愛でようっ!!」
かすみ「テンションたっか……」
璃奈「かわいい」
璃奈「それじゃ、セットするね」
しずく「あっ、手伝うよ」
璃奈「ん、ありがとう」
かすみ「よろしくね〜」
しずく「かすみさんも手伝って!」 ・
・
・
しずく「はぁぁぁぁ……!!」ポチポチ
しずく「わぁ……!!」ポチポチ
しずく「うわっ、ここの動きすっごくリアル……よく研究されてるなぁ……!!」ポチポチ
しずく「きっと制作している方々の中に犬が大好きな人がいるねこれは! ここの背中を使って全力でごろんごろんする所とかこのおねだりの仕方とか……すごいなぁ……! 犬だけじゃなくてあそこにいる猫の動きもすごい。もうそこに本物がいるみたいだよ! それに──」ポチポチポチポチポチポチ
かすみ「もうっ! しず子さっきからうるさいよぉ!」
しずく「なっ! し、仕方ないじゃないテンション上がっちゃうんだから!」
しずく「だって見てよこれ! ここの動き! すっごく可愛くない!?」
かすみ「可愛いけど……ゲームだよこれ?」
しずく「逆になんでかすみさんはそんなに冷めてるの!? 普段無駄にテンション高いのに!」
かすみ「なっ! 無駄ってなに!?」
しずく「いっつも騒がしいじゃない」
かすみ「むきー! その言い方すっごくモヤッとするんだけど!」
璃奈「二人とも」
璃奈「喧嘩はダメ」
しずく「うっ……ご、ごめんなさい」
しずく「かすみさんもごめんね。つい言い過ぎちゃった……」
かすみ「……か、かすみんこそごめん……」
璃奈(すぐに仲直りできる二人の仲が羨ましい) しずく「ほら! かすみさんもやってみれば?」スッ
かすみ「あっ、うん。わかった」
璃奈「操作方法分かる?」
かすみ「しず子の見てたから何となくわかる」
かすみ「じゃあやってみるね」
璃奈「かすみちゃん。アイテムの中にフリスビーがあるから、それでワンちゃんと遊べるよ」
かすみ「わかった」
しずく「わぁ……! 楽しみ……!」
かすみ「それじゃあやってみるね」ポチポチ
かすみ「それっ!」ポチッ
璃奈「あっ」
──ペチンッ!! キャウンッ
かすみ「あっ」
璃奈(ワンちゃんの顔に思いっきりフリスビー当たっちゃった……)
しずく「」
璃奈(あっ、これやばいやつだ) しずく「かすみさん?」
かすみ「あわわわわ……」
かすみ「え、えへへ……か、かすみん! 力加減間違えちゃいました!!」
しずく「かすみさん?」
かすみ「ひぃ……!」
しずく「この世で許されない罪の一つでね」
しずく「犬を傷付けてはいけない、というものがあるの」
かすみ「い、犬だけじゃなくて動物全般だよねぇ!?」
しずく「まぁそうなんだけどね?」
しずく「犬は特別なの」
しずく「洋画とかでも犬が傷付くシーンが出てくると目を逸らしたくなるの。分かる?」
かすみ「う、うん」コクリコクリ
しずく「かすみさん」ニコニコ
かすみ「……な、なぁにしず子?」ニッコリ
しずく「──なんであんなひどいことしたの!?」
かすみ「ま、間違っちゃったんだから仕方ないじゃん!!」 犬を殺さなかったために証拠が残って逮捕された犯人とかもいるしな しずく「はぁ!? 逆ギレ!?」
しずく「信じられない!」
かすみ「こ、こっちのセリフだよぉ!」
かすみ「そんなに怒ることないじゃん!」
璃奈「…………」
しずく「──!!」ワーワー
かすみ「──!!」ギャーギャー
璃奈「…………」
璃奈「ねぇ、二人とも」
かすみ「なに!?」
しずく「璃奈さん。今かすみさんと真剣な──」
璃奈「私、さっきさ」
璃奈「ケ ン カ は ダ メ っ て 言 っ た よ ね ?」
しずく「」
かすみ「」
璃奈「ねぇ」
璃奈「聞いてる?」
しずく「は、はい!」
璃奈「き、聞いてるよりな子!」
璃奈「……ほんと?」
しずく「う、うん……」
璃奈「ほんと?」
かすみ「あわわわわ……!」
しずく(ま、まずいよこれ)
かすみ(りな子が怒っちゃった……!) 璃奈「喧嘩するほど仲がいいとは言うけれど」
璃奈「やりすぎも良くない」
しずく「仰る通りでございます……」
かすみ「右に同じく……」
璃奈「じゃあ、今からすることは分かるよね?」
しずく「……うん……」
かすみ「ご、ごめんねしず子」
しずく「う、ううん! 私こそ強く言っちゃってごめん」
しずく「璃奈さんもごめんなさい」
かすみ「ごめん……」
璃奈「ん、大丈夫だよ」
璃奈「私こそ強く言ってごめんね」 かすみ「あはは……みーんなで謝っちゃったね」
璃奈「だね」
しずく「うん」
しずく「……ふふっ」クスクス
かすみ「ん? どしたのしず子」
しずく「ううん」
しずく「私ね、今までこんな感じで喧嘩できる友達いなかったの」
しずく「でも、今は素の自分で気軽に喧嘩できる仲の友達が出来て……それが嬉しくって」ニコッ かすみ「……私もそーだよ」
かすみ「だから、しず子とりな子と友達になれてすっごく嬉しい」ニコッ
璃奈「私も、同じだよ」
璃奈「二人と友達になれて、すっごく幸せ」
かすみ「り、りな子……!」
しずく「璃奈さん……!」 しずく「ふふっ、これからも……大人になっても」
しずく「ずっと仲良しでいようねっ」
かすみ「とーぜん!」
璃奈「うん」
しずく「私達」
かすみ「スクールアイドル同好会」
璃奈「一年生ズは」
しずく「仲良しだもんね!」
かすみ「仲良しだもんっ!」
璃奈「仲良しだから」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています