絵里「……」真姫「遅かったわね」
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0002名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:24:12.51ID:QPF6ftSa
>>1
代行感謝です


絵里「……」


真姫「相変わらずね、まぁいいわ新たな依頼をお願いできる?」


絵里「……」コクリ


真姫「……ちょいと危ないヤクが最近この(医者)界隈で流行り始めててね、それの元締めを消して欲しいのよ」


絵里「……」


真姫「勿論公はただの麻薬ってことになってるけどそんなことのためにあなたは呼ばないわ……十中八九それよりももっとやばい薬よ」


真姫「ヤクの出所は[ビートインエンジェル]という闇医者ばかりのシンジゲートから……私も携わったことのある集団だから色々と公になるとまずいのよね……早々に闇に葬り去りたいんだけどできるかしら?お代は弾むわ」


絵里「……」


何も言わず立ち去ろうとする


真姫「お代よりも武器が欲しいかしらね?」


絵里は首を横に振る


絵里「……」カシャ


これで十分と愛用の拳銃を見せる


真姫「やってくれるみたいね、それじゃお願いするわ」


真姫「沈黙の暗殺者"エリーチカ"」
0003名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:25:07.87ID:QPF6ftSa
東京某所


暴力団員A「ったく……めんどくせぇ何のヤクかは知らないがこんな厳戒態勢で守る必要あんのかぁ?」


暴力団員B「ちげぇねぇここまで大事でやる祭か?」


絵里「……」


暴力団員AB「!?な、なんだおま」


ピュン!ピュン!


サブレッサーの銃声


絵里「……」
0004名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:25:59.31ID:QPF6ftSa
暴力団幹部「いいかぁ?ネズミ一匹許すな、これはトップシークレット級のヤマだ」


暴力団員たち「へいっ!」


シンジゲート[ビートインエンジェル]の取引相手である暴力団の会議室


???「……」


暴力団の重役達が忙しく厳戒時の陣形等を話し合ってる中


黒髪の女が呑気に腰かけて刀を磨いていた


暴力団幹部「分かったか?外部に漏れた瞬間公安まで動き出す厄介なことになる!絶対に……っておい聞いているのか!?用心棒!」


???「……聞いてますわ」

暴力団幹部「だったらなんでそんな態度なんだ!お前はお頭から雇われた用心棒なんだぞ!」


???「……手遅れです」


暴力団幹部「"あ"!?」


ダイヤ「外部に漏れなくといっておりますが、もう手遅れですわ」


暴力団幹部「どういうことだてめぇ……!?」


???「何故、わたくしがここのお頭から呼ばれたのかお分かりですか?」


???は肩の入れ墨を見せる


暴力団幹部「そ、その不死鳥の墨……あ、あんたは……黒澤大親分のとこの……!」


内浦会直系黒澤組若頭 "不死鳥"黒澤ダイヤ

ダイヤ「そう、あなたたち枝の端くれその大元ですわ」
0005名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:26:41.62ID:QPF6ftSa
暴力団幹部「な、何故あんた程の女がこんな末端の組に」


ダイヤ「それほどのヤマだと言えば分かるでしょう?そしてそのヤマがうちの耳に入ってるということは」


暴力団幹部「外部にバレバレってことか!?くそ!こうしてる場合じゃねぇ侵入者がいねぇか!探せ!ネズミ一匹も……!?」


ブーーーー


ダイヤ「……もう手遅れのようですわね……」
0006名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:27:27.50ID:QPF6ftSa
絵里「……」


暴力団員「あがががががが」


シュッ

ガッ


ピッ


ボキッ


暴力団員「」


首を折り殺害

指紋認証を扉を開け、ついでにカードキーを手に入れる


足を踏み入れたところで


ブーーーーーーー!


絵里「……」


侵入者用のセンサーが発動する
0008名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:28:29.63ID:QPF6ftSa
ブーーーー!


暴力団幹部「この音は?」


ダイヤ「わたくしが仕掛けました、ここの組の者じゃなければ認識せずでブザーが鳴る監視カメラです……場所はここ……相手は……!?っ」




暴力団幹部「そこか!ちくしょう!!いいかてめえら死ぬ気でぶっ殺せ!」


スタタタタタ!


ダイヤ「お待ちなさい!この相手は……ちっ……ダメですわ!あーもう気が早い!……しかし……ふふふ……まさかこんなところでお目にかかることになるとは」


ダイヤ「エリーチカ」


ダイヤはギュっと刀を握りしめ現場に向かった
0009名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:29:33.14ID:QPF6ftSa
絵里「……」


ブーーーーーーー!


絵里「……」


絵里は特に気にせず進み始める


すると


暴力団員「動くなてめぇ撃つ」ピュン!

暴力団員「」


絵里「……」


相手が構えるまでに既に撃っていた


暴力団員「やろうてめー!!」ピュン


暴力団員「ぶっ殺して」ピュン


暴力団員「あがっ」ピュン


ピュンピュンピュン


〜間〜


絵里「……」カシャ


スッ


アサルトライフル構える数十人の団員全てを拳銃一発で仕留める
0010名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:30:33.78ID:QPF6ftSa
抜けて広いところに出る


暴力団幹部「どんな命知らずの小物が入ってきたのかと思ったら飛んでもねぇ化け物が入ってきたもんだな」


絵里「……」


暴力団幹部「噂には聞いてるぜ、漆黒のスーツとパツキンポニテを携え凍てつく視線で周りを血に染めていく沈黙の暗殺者"エリーチカ"」


絵里「……」スッ


絵里は銃を幹部に構える


暴力団幹部「だがもう終わりだ」


暴力団員たち「おらぁ!」


カチャカチャ


どこから湧いたのか絵里の背後で団員が一斉に絵里に銃を構え包囲網が結成


暴力団幹部「いくら腕利きの殺し屋だとしても流石にヤクザを舐めすぎたな、お前はもう囲まれた」


絵里「……」


絵里はチラッと後ろを見るが表情は変わらない
0011名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:32:45.88ID:QPF6ftSa
暴力団幹部「さぁ両手を上げておとなしく、銃を降ろしな」


絵里「……」


絵里は素直に両手を上げ拳銃を落とした


暴力団幹部と部下2名が絵里に接近しボディチェックを行う

暴力団員「問題ありません!」


暴力団幹部「よし、さぁてまずは何故俺たちを狙ったのか吐いて貰おうか」


絵里「……」


暴力団幹部「あくまでも黙りか?だったら痛めつけて吐かせるまでだ、おい!連れてけ!」


暴力団員「へいっ!」


暴力団員2名が絵里の腕を掴み連れていこうとする……







絵里「……」

シュッ ガバッ

暴力団員「がふっ」

ザクッ

暴力団員「なっ……おま……あがっ…がっ…」

スーツの袖から飛び出た隠し刃で一人の腹部を刺し

もう一人の首を掴み締める

暴力団幹部「!!?って、てめぇ!!」

ズドドドドドド

その瞬間暴力団員たちの一斉射撃開始

しかし
0013名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:34:02.22ID:QPF6ftSa
絵里「……」スッ

暴力団幹部「そ、それは……ぜ、全員目ぇ塞げぇ」


パァーーーン!

キィーーーーン!


閃光手榴弾で撹乱の間に逃走



ズドドドドドド


しかし視界不良の中銃弾の雨自体は止まない


暴力団員「」ドスドスドス


先ほど後ろを取っていた団員を盾に銃弾を防いでいた


そして


絵里「……」


ガッ


グラップルガンを構え上階に射出


暴力団員「クソ!何も見えねぇ!どこに行ったぁ!?」


まだ混乱の中


シュルルルルルル


上階へ逃走することに成功
0014名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:35:19.98ID:QPF6ftSa
上階の連絡通路


暴力団員「え?侵入者ですか?り、了解しました!」

暴力団員「厳戒態勢だ!ここに侵入してるぞ!」


絵里「……」


連絡を取り合っている団員の影に潜める


絵里「……」


銃を回収し損ねたと


どうしようかと少し考えていた


絵里「……」


しかし特に焦ることもなく動き始めた


暴力団員「……」カチャカチャ


左右の警戒を行う団員に音もなく近づく



絵里「……」


暴力団員「ひっ」


ザクッ
0015名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:37:07.21ID:QPF6ftSa
絵里「……」


とりあえずの銃の補充は完了


それに予備のサブレッサーを装着


しかし警戒は怠らず


通路の左右を見て


監視カメラがあれば


ピュン!ピュン!


破壊していった


その度にブーーーーと


ブザーが鳴り


その度に団員が探し回るが


ピュン!ピュン!


ブーーーー!


絵里「……」スタスタ


あちらこちらで鳴らせば逆に撹乱となる


上手く隠れ回り絵里が向かうところは
0016名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:38:42.29ID:QPF6ftSa
管制室

ここに侵入できれば

監視カメラや厄介なセキュリティの解除及び今回の目的危ないヤクとやらの居場所も掴める

そう思って団員から盗んだカードキーを使って侵入しようとスキャナーに触れようとしたとき

絵里「……」

スッと手を引く

「お?よく気がついたね、それは触れると危ないよ」

絵里「……」

カチャ!

「わわっ……ちょっと待ってくれ僕はここの暴力団に捕らえられてただけの一般人だよ」

絵里「……」

「え、えーとだからその銃を降ろしてくれるありがた」

ピュン!

「ひぇっ!?」

捕まってたらしい男の背後

キィン!

ダイヤ「見つけましたわ」

絵里「……」


絵里が放った銃弾を刀で弾いてニヤリと笑うダイヤが現れる
0017名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:40:13.57ID:q1/ctB8O
絵里「……」

ピュン!


キィン!


再び弾く


ダイヤ「お初にお目にかかります、エリーチカ」


絵里「……」


「か、刀で銃弾を弾いた!?」


ダイヤはゆっくりと近づく


絵里「……」


ピュン!


キィン!


ダイヤ「噂に違わない実力お見それ致しました」


ピュン!ピュン!


キィン!カァン!


「こ、この距離でも防ぐのかい?」


ダイヤ「……」


とうとうダイヤは自分の刀の射程圏内まで絵里に近づく


絵里「……」


「ぼ、僕は離れた方が良さげだねこりゃ」
0018名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:42:50.09ID:q1/ctB8O
絵里「……」
絵里はすかさず銃を構える



ザァン!

絵里「!」

初めて少し驚いた絵里が一歩後退り

スーチャキン

ダイヤ「よくお避けになりましたわ……さもなくば」

ボトッ

絵里の持っていた銃が真っ二つに割れた

ダイヤ「貴女のその頭がその銃と同じ運命でした」

絵里「……」

絵里はさらにすかさず

シャキン!

仕込み刃でダイヤの胸元を刺そうとするが

ガッ

ダイヤ「そんなちびたナイフでわたくしは倒せませんわよ」

絵里「……」

刀の柄で弾かれる

その衝撃で仕込み刃がへし折れる

絵里「……」

ダイヤ「ここまで追い込まれてまだその佇まい」


ダイヤ「最高にクールですわね、流石わたくしの」

ダイヤ「憧れのお方」

絵里「……」
0019名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:45:02.67ID:q1/ctB8O
ダイヤ「そんな憧れの方を今日この場で殺せると思うと」

ダイヤは刀を振りかぶる

ダイヤ「胸が高まりますわ!」

絵里「……」

ブォン!

なんなく避ける絵里

しかしすかさずダイヤの斬撃が襲いかかる

ダイヤ「わたくしの刀を生身で果たしてどこまで避けられるか見物ですわね」

ブォン!ブォン!

縦に斜めに刃が振られる

絵里は華麗に避けはするが武器が無いため防戦一方であった

ブォン!

横に一閃の大払い

しかし絵里は宙返りでかわしそのまま

ダイヤ「おっと!」

ガキィン!

ダイヤの刀を蹴りで弾き返す

ダイヤ「……」

ダイヤの刀が少し刃こぼれしていた

絵里「……」


スタッと着地

靴から金属音が鳴り響いた

ダイヤ「やれやれ鉄靴ですか……どこでも武器を仕込むとは抜かりない御方ですこと、しかしそれでこそわたくしが憧れ強く倒したいと思った理想のエリーチカですわ」
0020名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:47:44.39ID:qU+A3oXm
ダイヤ「しかし流石にそれだけではおきついでしょう」


ダイヤは何かを投げた


絵里「……」


それは絵里の先ほど落としてきた愛銃


どういうつもりだと少し怪訝な表情の絵里


ダイヤ「それを持った貴女の命(たま)をとってこそこの勝利に価値があるというもの」


絵里「……」カシャ


絵里は遠慮なく弾をリロードし構える


ダイヤ「さぁこっからが命の取り合い、殺し合いましょうエリーチカ」


絵里「……」


ピュン!


答えるかのように銃弾を発射


ダイヤ「ふん」


キィン!


なんなくそれを刀で弾くダイヤ
0021名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:51:01.36ID:qU+A3oXm
ダイヤ「未だわたくしの方が有利でしょうか?」

絵里「……」スッ

絵里はサブレッサーを外す

ダイヤ「?」

ズドォン!ズドォン!

ダイヤ「!」

ダイヤは慌てて避けた

絵里「……」

サブレッサーを外しただけで弾速、威力共に格段に上がったようだ

ダイヤもこの距離であの弾速は刀で弾く余裕はない

ダイヤ「どんな化け物銃ですのそれ」

絵里「……」

ズドォン!

間髪いれず三発目

しかしダイヤは海老反りでかわし

そのまま起き上がる勢いで絵里の脇に飛び込み斬りかかる

絵里「……」

しかしこれも避けて

ズドォン!

もう一発

ダイヤ「……」クイッ

首を傾けた程度で頭すれすれのところをその弾が通過

絵里「……」

しかし両者がお互いの攻撃を避けるためにどんな荒業をしようが怯まず

絵里は銃

ダイヤは刀

で応戦し続けた
0022名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:52:36.14ID:qU+A3oXm
しかし

手練れの殺し合いはそう長くは続かない

絵里「……」

ズドォン!

絵里が発砲した弾が

ダイヤ「……!?」

カシャン

ダイヤの持つ刀の柄に当たって

刀が手から離れてしまう

少し手も痺れているようだ

絵里がすかさず二発目と引き金を引くが

カチッ

ちょうど弾切れリロードが必要となった

絵里「……」

ダイヤ「……」
0023名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:54:17.02ID:qU+A3oXm
そこからは二人の動きは一瞬だった

リロードより相手の懐に入りとどめに掛かる方が早いと判断した絵里が

即座にダイヤのところに掛けて先ほどまで敵の得物だった刀を拾おうとする

それは想定内のダイヤは

ダイヤ「ふん!」

もう一本携えていた脇差(ドス)で斬りかかる



絵里「……」

ズドォン!

ダイヤ「……しくじりました……フェイクですか……かふっ」

絵里「……」

刀を拾おうとしたのはフェイク

銃はリロードせずともすぐに撃てる弾がもう一発残っていた

その残弾が見事にダイヤの胸を貫く

ダイヤ「」

そのまま無言で倒れ込むダイヤ

絵里はなに食わぬ顔で乱れたスーツを整え

ダイヤの死亡を確認した後、赤色のカードキーを奪う

そして刀を倒れたダイヤのところに置いて

絵里「……До свидания」

と言って去った
0024名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:55:27.17ID:qU+A3oXm
絵里は先ほど触れるのをやめたカードスキャナーの扉へ戻る

「ど、どうやら決着がついたみたいだね」

絵里「……」

まだいたのかという顔をする絵里

「そこのカードスキャナーのシステムは僕が開発していてね、あ、僕はこういうものなんだけど」

天王寺エレクトロニクス 社長

絵里「……」

天王寺社長「このカードスキャナーは特定のカードキー以外で触ると電流が走ってお陀仏だ、もっとも静電気レベルから感電レベルまで一応調整可能だけどね……残念ながらこういうところでは侵入者用にきっと優しくないレベルに設定されてるだろうね」

絵里「……」

これは使えるかと赤いカードキーを出す

天王寺社長「勿論それが正解だ、そうと分かってさっきのお姉さんもここへ来たんだろう」

絵里「……」

そうと分かると絵里はカードキーをスキャナーに通した
0025名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:56:54.71ID:qU+A3oXm
ピピッ

という音で扉が自動で開く

中にはアタッシュケースがポツリ

天王寺社長「五体満足で扉が開いたね、これで君の目的の物はあるよ」

絵里「……」

スッ

カチャ

カチャ

天王寺社長「ふっ流石に気づくか」

絵里が銃を構えたと同時に社長と名乗る男も銃を構える

絵里「……」


天王寺社長「そのブツは一介の殺し屋である君程度が触れていいものじゃない、悪いことは言わないよ……お引き取りを」

絵里「……」

天王寺社長「あぁ勿論、こんな暴力団のアジトにも置いておかないさ……僕が頂く」

暴力団幹部「てめぇら何してる!?」


天王寺社長「やれやれ、来てしまったな」
0026名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:58:11.13ID:+RuSl5M0
天王寺社長「大人しく渡してくれる気はないようだね」


絵里「……」


暴力団幹部「てめえらそこで何してんだって言ってんだよ!!」


絵里「……」


天王寺社長「奴が気になるかい?僕もだよ……やれやれかなりの数だそうだなぁ……まずは残党狩りをしようか」


絵里「……」コクリ


天王寺社長「話が早くて助かる」


それを合図に


ズドォン!ズドォン!


二人とも一斉に射撃


しかしその10倍以上の弾丸がこちらに飛んで来る


ズサー


滑り込んで近場の遮蔽に隠れる


ズドォン!ズドォン!


アジト内の銃声がしばらく鳴り止まなかった
0027名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/07(水) 20:59:55.69ID:+RuSl5M0
数時間後

???「これは派手にやられてますね」

警官「何やら暴力団同士の抗争らしくて」

???「抗争……ですか?……私には一方的にやられているようにしか」

警官「まさか……あの◯◯組が一方的にですか?」

???「えぇ確実にこの死体の山で◯◯組以外の死体がありません、それに幹部である××とあの黒澤ダイヤまで射殺……これは」

警官「ヒットマンですか?」

???「可能性はあります」

警官「暴力団をほぼ全滅させるヒットマンって」

???「えぇ只者じゃないでしょう」

警官「……ところで海未さん」


海未「はい?」


警官「公安に戻らなくて大丈夫ですか?今は……」


海未「たしかに重要案件ですがあちらは特殊部隊AZUNAが対処中です、むしろ大きな問題はこちらにあります」


海未は荒れたアジトの中で一つの文字に注目した


海未「人間活性化秘薬[アライズ]ですか、これはまた厄介なヤマが来たものです」
0028名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 21:01:02.44ID:+RuSl5M0
アジトに暴力団の死体の山


警官がけたたましく状況見聞をしていた


潜む黒い影


???「……」


それを尻目に立ち去る人物



警官A「これで確認できる死体は全部か?」


警官B「いえ、一人確認できない死体が」


警官A「なんだと?」



このアジトでの死亡リストに書かれている中で



唯一黒澤ダイヤの死体だけ


その持ち合わせていた得物ごと消えていた
0029名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 21:01:48.56ID:+RuSl5M0
とりあえずここまで

続きます
0031名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 21:03:33.63ID:1rdn0/Bq
最近暑いからって寒くしすぎだろ
0032名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 21:04:56.27ID:ivsDiDG7
専門用語がクソ痛いから知らないのに使うのやめときな
0036名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2021/07/07(水) 22:24:30.07ID:gZ++U5K8
ログを保管して来年にでも読み直してみるといいよ死にたくなるから
0038名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 22:29:55.50ID:Zq9MfVxi
久々に痛いSSを見たな
0039名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 22:33:18.45ID:d/azPITZ
ボロクソで草
SSはちょっと痛いぐらいで丁度いいだろ
0041名無しで叶える物語(みかん)
垢版 |
2021/07/07(水) 23:01:31.67ID:RQ7IcErO
擬音と地の文の感じは気になるな
あまり伸びてないなろうで既視感ある書き方
でも小説じゃないし固有名詞付きの技とか無しでの
戦闘描写を文字だけって難しそうだし
しょうがない部分はあると思うが
0042名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 23:12:17.02ID:Oz53kHyU
47かな?
0043名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 23:17:24.38ID:IiTHfpkJ
たしかに寡黙な暗殺者設定好きだけど
格好よさをSSで出すの難しそう
期待してる
0044名無しで叶える物語(樹々に覆われた古都)
垢版 |
2021/07/07(水) 23:18:57.41ID:iFUZ3d4U
ヒットマンか
0045名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/07(水) 23:24:20.58ID:ZPoajx0J
俺はキアヌ・リーブスタイプの洋画に出て来る暗殺者のイメージで読んでた
0048名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2021/07/08(木) 00:46:09.38ID:rcayYnqu
ラノベでもSSでも痛い内容を(表面上は)ごく自然なことのように書くのが腕の見せどころだから…
でも下手に婉曲しすぎて何やってんだか分からないのよりは
こっちの方がマシだわ
0049名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 00:46:34.53ID:Wo4NOBWz
ちょっと洋画かじりましたっていう高校生が書いてそうな痛さ
0050名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 00:53:34.11ID:rRnavqyw
>>48
たしかにやりたいことは伝わるし
話もたしか単純明快ではある
けどどうしても共感性羞恥は感じる文章してるわなんか
0051名無しで叶える物語(みかん)
垢版 |
2021/07/08(木) 01:08:51.14ID:T7R32RBH
地の文は逆に当たり障りなく幼稚な文章見えるから
どうせ痛いならならもうちょい格好つけてもいい
擬音は別にあってもいいけどもうちょい気持ち減らした方がいいかなとは思うけど
一番幼稚に見える要因だし
だけど俺はそこまで気にしてないし話は普通に気になるから
好きに書いてくれ
所詮文なんてSS自体の話が面白ければ後に慣れて何も気にならなくなる
0052名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 01:13:23.01ID:gp2CBBRN
多いけど擬音ばっかで何してるかわからないとかじゃないしなんでもいいよ俺は
0053名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2021/07/08(木) 01:31:11.01ID:OGXcXBgy
つーか稚拙ってだけでここまで伸びるの正直羨ましいわ
多分俺が同じような内容書いても2レスくらいしかつかない
0054名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 01:51:15.68ID:BK447P8I
その時点で批判は多めだけど1の勝ちかもな
あとはこういうジャンルのSS物珍しいのもある

俺は前例とか似たようなの知らないし
0056名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 02:08:04.96ID:YR+VQKer
絶妙に稚拙で寒いんだよな
見てるこっちが恥ずかしくなるわ
0062名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2021/07/08(木) 12:44:46.44ID:ajM4idCG
>>61
具体的な改善点も言わず「寒い」「痛い」は指摘からの逃げ、潰しを目的とするものでしかない
この発言に技術の向上を願う意図は無いよ
0063名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 13:17:52.56ID:yUJKkcCG
擬音が多いから減らせとかの具体的な指摘もあるけど
ほとんどが寒いしつまんねとだけ言ってるようなもんだろこれを指摘とは言わんわ
あと作者がなんでお前らの指摘受け入れてくれる前提なのか
めんどくせーやつらばっかだな
0064名無しで叶える物語(SIM)
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2021/07/08(木) 13:24:34.37ID:7VSaBb6N
どっちでもいーわつまんねーし
作者が聞かんならこっちも聞きませんでいいでしょ
0066名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/08(木) 20:09:13.25ID:VBnm6dWz
使い果たされたイメージだし
容易に想像できるからこそおもんないと
こういうレスで溢れる
0068名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/08(木) 23:54:03.81ID:KPPwDHmf
色々指摘ありがとうございます

書き方下手くそで直せないかもしれないですけど多少直すの意識してきます


絵里「……」


真姫「ごくろうさん、たしかに受け取ったわ……ただ残念だったわね」


絵里「……」


真姫「既にもう手遅れだったわ、各所からこのヤクのことが出回ってる……そこの社長さんにもね」


天王寺社長「まさかの殺し屋のクライアントがあなただとはね、西木野真姫女医」


真姫「元よ、今は医療界隈からは破門された身……あの代物は私の中の汚点よ、出回るなら最強のエリーを使ってでもその組織を潰すまで」


天王寺社長「何故だ?あの薬は奇跡の出来だと思うが」


真姫「生まれた奇跡の代償が多くの犠牲だとしても?」


天王寺社長「新薬に限らずそういうものには犠牲はつきものだろう?」


真姫「必要な犠牲は把握しているつもりよ、でもこれは必要のない犠牲を生む」


絵里「……」

真姫はそう言ってテレビをつけた
0069名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/08(木) 23:55:22.95ID:KPPwDHmf
そこにはニュースが写っていた


お台場高層ビル爆破事件


天王寺社長「これは連日話題になっているテロリストの一件だろう?今公安は大忙しだと娘が言っていたよ」


真姫「娘?」


天王寺社長「うちの娘は公安特殊部隊のオペレーターを務めていてね」


真姫「へぇ〜」


天王寺社長「だがこれがこの新薬と何の関係が?」


真姫「やつらテロリストグループの爆破したビルが……元私がいた新薬開発研究所だった場所よ」


天王寺社長「!?」


真姫「この意味が分かる?やつらの狙いは国家転覆なんかじゃない……いやそれも過程に過ぎないでしょうね」

天王寺社長「結局奴らは何が狙いだと言うんだ」


真姫「新人類の誕生、これ[アライズ]さえ掴めば近い未来可能だからそれの独占」

天王寺社長「それがその爆破をする動機とどう繋がる?」


真姫「揉み消し、これはさっき言った通り作られる過程が日本政府が消したい黒歴史そのもの」


天王寺社長「やれやれ話が都市伝説染みてきたな」
0070名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/08(木) 23:56:37.38ID:KPPwDHmf
真姫「近いわね触れちゃいけない日本の闇そのもの……んで恐らく推察だけどこのビルを爆破したテロリストはその仮面を被った政府側の人間」


天王寺社長「ちょっと待て?そこまで話が行くほどかい?正直信じられないな」


真姫「これが私が医療界隈からクビにされた理由よ」


天王寺社長「君ほどの医者がか?一体何の因縁が」


真姫「……」


真姫は無言で古びた資料を見せる


天王寺社長「当時の新薬アライズ開発プロジェクトの資料か……えー何々……開発リーダー……え?」


そこには"西木野真姫"と書かれていた


天王寺社長「!?」
0072名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/08(木) 23:58:13.61ID:KPPwDHmf
真姫「これが因縁、そして私の後始末いずれ明るみになると思っていた……だからこそ何があっても潰すの、このプロジェクトが白紙に戻るまで」

そして真姫は間髪いれずに


真姫「エリー?次の依頼よ引き受けてくれるかしら?」


絵里を呼んだ


絵里「……」


天王寺社長「今度はどうするつもりなんだ?」


真姫「決まってるじゃない」


真姫が指し示したのはニュースに写る


現在犯行グループで判明してる人数は……


真姫「こいつらを潰す、現段階であの新薬に対して知りすぎてる上に危険思想まで持ち合わせてる狙う手はないでしょ?」
0073名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/08(木) 23:59:13.37ID:KPPwDHmf
天王寺社長「さっきの話を聞くと気持ちは分からないでもないが正気の沙汰じゃないな、それこそ一介の暗殺者が手が出る問題でもない」


同じ言葉を天王寺自身も絵里に言ったが


あのときは科学界、医療界で震撼するような奇跡の新薬という意味合いでの言葉


今は首を突っ込めば日本政府の闇と直面するという意味合いでの言葉


真姫「エリーは一介の暗殺者にはとどまらないわ」

天王寺社長「先ほどのアジトでの戦いっぷりを目の当たりにしたから強さだけで言えば確かに只者ではない……しかし後々日本の政府が相手となってくるとしたら話は違ってくるだろう?」


真姫「いや大丈夫よ昔から彼女を見てきた私ならそう言える」


天王寺社長「?……彼女は一体何者なんだ?」
0074名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:00:12.66ID:N95hpy7N
寡黙で表情もほぼ変えない

視線はいつも冷たく

鬼のような強さを誇る


天王寺社長「すまないが人間らしさは皆無だ、まるでロボットのよう」


真姫「そりゃそうね彼女の心は壊れてしまってるから」


天王寺社長「どういうことだ?幼少期から殺し屋として感情を持たないようにと教え込まれたとかそういうことか?」


真姫「いえ、昔はただ少し賢いだけの天然お姉さんだったわ」


真姫は少し懐かしむように絵里を見る


絵里「……」


天王寺社長「考えられないな」


真姫「そうでしょうね、でも10年前の私なら今のエリーが考えられないって言うでしょうね」


天王寺社長「一体過去に何が?と聞くのは野暮か」


真姫「そうね、控えてもらえると助かる」


絵里「……」


真姫「ただの明るいお姉さんが完全無欠の殺し屋になってしまったなんて話、いい話な訳がないから」
0075名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:01:25.49ID:N95hpy7N
璃奈は昔はよく笑う娘だったはずだ

それがなんでこうなってしまったんだ

もう彼女は笑わないのか

僕のせいで



天王寺社長「……なるほど耳が痛い話になりそうだ、やめておこう」


ふと何かを思い出した天王寺はそこで話を切り上げた


天王寺社長「それと同時に用もなくなった、最初はその新薬をなんとしてでも手に入れるつもりだったが流石にそんな話を聞いて手に入れるつもりはなくなったよ、君達が嘘を吐いてるようにも見えないし」


真姫「そう、まぁこの話聞いたもの自体は普通生かしてはおかないんだけど」


一瞬の緊張が走る


天王寺社長「ここで消すかい?僕を」


真姫「娘が公安にいると聞けたしまぁ情報交換としては上々ね」


天王寺社長「やれやれ私を殺すよりも娘を人質に脅す方を取るとは中々の畜生だね」


真姫「そっちの方が面白いもの」


天王寺社長「面白い面白くないとか言ってる場合かい君達って……あれ?」


絵里「……」


絵里が動き出す


真姫「次の依頼は脳内に送信済みよ」


天王寺社長「なっ!?驚いたそんな技術まで……」
0076名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:02:21.92ID:N95hpy7N
真姫「流石に次の依頼内容までは部外者には言えないわ」


天王寺社長「安心したまえ、聞きたくもない」


真姫「ふふ、そうね次は中々ハードになると思うから」


真姫「じゃあエリー?またよろしく頼むわね」


絵里「……」


絵里はいつも通りコクリと頷いた
0077名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:03:25.62ID:N95hpy7N
都内

バー店内


「不老不死の薬ですか?」


「ああ、お前ならどう使う?」


「そうですねぇ不老という若さを保てるなら魅力的ではありますけど」


「けど?」


「死ねないのは嫌ですね、私は人は儚いから美しいと思うんです」


「お前はたまにロマンチストだよな」


「そうでしょうか?というより私達が今握っているこの薬は別に不老不死の薬ではないでしょう?」

「だから近い将来それが可能かもしれないってことで話してるんだろ」


「この薬は活性化の薬であって肉体の覚醒を主に作用する薬です、あくまで不死身に近い身体を手に入れることが可能かもしれないってことだけですよ、少々お話が飛躍しすぎでは?」


「んだよ、カオリお前は夢がねぇーな」


カオリ「先輩方が夢見すぎなんですよ、まだ副作用の方もどうなるか分かってないんでしょう?」
0078名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:03:55.63ID:N95hpy7N
「まー確かにな未だに副作用の危険性については怪しい、実験結果ヤクみたいに中毒になるという患者も繰り返しいたらしい」


カオリ「そこまで実験を繰り返してるのがもう狂気ですよ」


「イカれてはいるなだが仕方ねぇそれほど可能性のある薬だ」


カオリ「やれやれ私はこの一件から早く退きたいですけどね」


「贅沢言うな、きな臭ぇことに変わりないがうちの組織のボスが震え上がるほどのクライアントだぞ断れる訳がない」


カオリ「そうですかぁ?うちのボスは結構ビビりでしょ」


「ははっ違ぇーねーな……マスターもう一杯」


マスター「……」コクリ



カオリ「……さて私は少しお手洗いに」
0079名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:04:51.49ID:cFdR1YiF
カオリ「……はい、こちらカオリ……いえ」

















しずく「桜坂しずくです」


公安特殊部隊AZUNA所属桜坂しずく

偽名"カオリ"にて潜入捜査中


しずく「えぇ、少し気になることが……」
0080名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:06:16.65ID:cFdR1YiF
30分後


先程までしずくと話していた男が泥酔で転がる


マスター「……」


ただの酒と見せて強力な酒を飲ませていた


そうこのマスターの正体は勿論絵里で


絵里「……」


当然泥酔した男から情報となるものを奪っていた


この男の場合はスマホしか無かったようだが


真姫「とりあえず第一歩として成功ね、まぁその男したっぱもしたっぱだから大したデータがあるといいんだけど」


真姫が絵里脳内無線で話しかける


真姫「会話の感じもう一人の女の方が何かを知っているようだったけど手強いわね、同じように強い酒を飲ませてはいたはずなんだけど」



絵里「……」


真姫「そうねエリー、あの女トイレから中々帰ってこない……恐らくこちらに気づいてるわ」
0081名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:07:20.00ID:cFdR1YiF
トイレから脱出し路地裏


しずく「えぇ、私はバーから脱出しました、闇雲に当たるのは愚策……かといって援軍も派遣しない方がいいでしょう下手に向かわせても返り討ちなだけです」


絵里「……」


しずく「!?っ……」


ピッ



そっと連絡を切り後ろを振り向くしずく


しずく「あはは……参ったな……全然余裕だと思っていたんですだけど少しはあなたのお酒が効いていたみたいですマスター」


しずくは警戒能力が酔いにより鈍っていたのか


完璧に背後を取られていた


しずく「噂には聞いてますよ凄腕のヒットマンでしたよね、荒事はあまり好きではないので会いたくない相手でしたが」
0082名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:08:12.30ID:cFdR1YiF
しずく「これじゃあトイレにしかけた罠も無駄ですか」


絵里「……」


真姫「さっきのイージーな男と変わって中々キレ者の女ね、掴みどころがない……でも不思議ね……見る感じだとテロリストや犯罪者には見えない」


しずく「寡黙を演じているではなく本当に寡黙なんですね、なるほどだからこそこの読みにくさですか」

しずくは人の動作や表情言動で嘘を見抜くのに長けていた


しずく「……」


絵里「……」


そこから二人は何も言わず銃を取り出す
0083名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/09(金) 00:10:38.64ID:cFdR1YiF
ドォン!

同時の発砲で動き始める

しずく「くっ……」

絵里の俊敏な動きで間合いを詰められ

少し狼狽えるが

しずく「!」

負けじと回し蹴り

しかしその蹴り出した足を絵里は掴み

しずく「……!」

そのまま捻ろうとする

グッと足に力を入れたと同時に

しずくは自分の胴体ごと捻り逆さに

しずく「!」

その状態で銃を構え絵里に発砲

絵里「……」

これには離れるしかなくしずくの足を離して

一旦離れた

しずく「!」

隙をつかず二発目

絵里「……」

ここで絵里も発砲

がしずくは目の前にもういなかった

しずく「あなた相手に真正面はご法度」

壁をつたい走り

絵里の足元に何か投げた

絵里「……!」
0084名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:12:25.53ID:cFdR1YiF
煙幕弾

絵里「……」

充満する前にしずくを目で追いかけ発砲するが

しずくも同じく撃ち返してくる

絵里「……」

真姫「驚いた…」

しずく「痛た」

左手から出血

一発まともに食らったようだ

しかしそれは

絵里「……」

絵里も同じ

肩と頬を掠めただけだが2つ被弾

真姫「多少なりとも酔っている上に視界が悪い中での射撃の腕が良いわ……そういうのが得意な相手かも気をつけてエリー」

絵里「……」

しずく「流石に分が悪いな……」

しずくは止血をしつつ煙幕が濃くなった中を何かを投げ捨てた
0085名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:16:02.72ID:cFdR1YiF
絵里「……」

煙が充満している中を索敵

よろけている人影を見つける

しずく「……」カチャ

しずくは銃を構えるが一歩向こうより遅かった

ズトォン!

しずく「あっ…がっ……」

腹部に一発

絵里「……」ズトォン!

しずく「くふっ……」

胸にもう一発

ドサッとその場で倒れるしずく

ジワァーっと

大量の血溜まりが広がる

絵里「……」

真姫「瞳孔を見る限りご臨終ね」

絵里「……」

しかし絵里は銃の構えを解かなかった

真姫「どうしたの?」

絵里はしずくの頭に照準を合わせる

しずく「ふふふ……流石」

真姫「!?」

しずくの瞳孔がスーっと正気に戻った

しずく「私の極めに極めた死んだふりが効かないとは……」

真姫「馬鹿げてるわね死んだふりというより一旦自ら仮死状態になってた」

しずく「もう駒はないですよ、完敗です」

最初の二発はチョッキで防いでいた

絵里「……」

しずく「情報提供なら期待しないでください、語ることもないですからさっさところ」

ドォン!
0086名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:17:26.00ID:cFdR1YiF
しずく「……」


絵里「……」


真姫「いいの?エリー」


しずくの頭の上に硝煙


真姫「なるほど今しがた調べたけど公安なのねこの女、後々放っておくと厄介な相手だったかもここで消せて正解……公安も公安で動向は気になるけどまぁ今は」


絵里「……」


真姫「テロリストの尻尾を掴まないとね」
0087名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:18:09.75ID:cFdR1YiF
「おい!」


「……んーんだよもう少し」


「じゃねーよ!お前!なにやってんだ!」


「あー?……!?」


「馬鹿野郎、こんな手に引っ掛かりやがって……してやられてるぞ!!」


泥酔させられた男が仲間に起こされてすべてに気づく


「……スマホがない……」


「馬鹿野郎」


「は!?あいつは!?カオリは!?」


「やられたよ、店の裏で血溜まりの中での死体を発見した」


「一体誰に!?」


「知るかよ!来たらこうなってたから呑気に寝てるお前に聞きにきたんだろうが!」


「チクショウしてやられた!!敵対勢力か?それとも」


???「それとも〜?」


「「なっ!?」」


ズトォン!


散弾により男二人が吹き飛ばされる


鞠莉「まrrry〜みたいなクレイジーなやつの仕業かもね」


カシャン
0088名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:18:50.47ID:YcQIGatJ
ここまで

続きます
0089名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:28:08.40ID:PfghsWtr
>>68
いやこのつまらなさは多少直すじゃ正直どうにもならん、、、
0090名無しで叶える物語(みかん)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:37:08.73ID:HaIQAVMj
こっから改善する姿勢はあるんだから
いらん事かかんで
長編か中編か分からんけど長い目で見てやれや
0091名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:47:31.14ID:dlDW4mLF
ここまでレス伸びてるのに批判しかないのも珍しいな
SSでこの手のって大体みんなが絶賛かほんまに一つもレスつかずの二択じゃないか
0092名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2021/07/09(金) 00:51:24.80ID:tAB/tHrT
前よりよくなってるじゃん
久々に(いい点も悪い点も含めて)SSらしいSSを読んでる感じで好きだよ俺は
0095名無しで叶える物語(樹々に覆われた古都)
垢版 |
2021/07/09(金) 21:07:44.15ID:teHvppnl
とりあえず続きまってるお
0099名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/10(土) 03:43:29.05ID:hgVcpOYd
鞠莉「作り物にしては良くできてるわねこのバー」

先程男をショットガンで吹き飛ばしたとは思えないテンションでカウンター席に座る

鞠莉「ん〜いいお酒ね、これをフェイクだけの為に用意するとはやるわね〜殺し屋エリーチカ」

このバーは殺し屋として絵里がフェイクに使うお店

というよりは出張店

毎回その土台となる店を買い占めるのは勿論真姫

鞠莉「私も真似しようかしら同業者として負けてられないわ」

内浦町のお掃除屋さん"ギルティキス"のボス

小原鞠莉

鞠莉「いや別にいいか、エリーチカを消せばその業界ではマリーがトップになるわよね」


密かに、いや大胆に絵里の首を狙っている


鞠莉「さてビジネスビジネスっとえーとまんまとエリーチカに騙されたこのおバカさん達は何か情報持ってないかな〜」
0100名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:45:01.42ID:hgVcpOYd
絵里「……」

真姫「エリーやはりあの男のスマホからは大した情報は手に入らなかったわ、外れと言ってもいいわ」

真姫「まぁそうよねそう簡単に下っ端から手に入るなら苦労しないわ」

絵里「……」

真姫「このまま闇雲に探索もさっきみたいに無駄な勢力と戦闘になってもね」

真姫「はぁ参ったわね〜ハードとは言ったけど迂闊に動こうにもリスクしかないなんてね」

絵里はふと後ろを振り返る

真姫「どうかした?」

絵里「……」

何かの気配を察しているようだ

殺気は感じないため銃は構えない

真姫「えーと周りをスキャンスキャンと」

真姫「?……一人変な反応はあるわね、あっちにフラフラこっちにフラフラと定まってない座標が」

???「えーとここのはずよね?美術館……美術館……」

絵里「……」

???「あら?どうもどうしたの?こちらを見つめて」

絵里「……」

???「無口なのね、どうせなら道でも聞きたかったんだけど」
0101名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/10(土) 03:46:20.00ID:hgVcpOYd
真姫「データにないわ、見る佇まいでは一般人には見えないけどね」

絵里「……」

絵里もそれは感じ取っており警戒は解かない

???「何も言ってくれないのね、あ、もしかして警戒してる?私は果林……朝香果林っていうの」

真姫「朝香果林……データにないわね、こっちのデータにない裏の人間ってのは疑いようはあるけど今のところ大丈夫そう」

絵里「……」

果林「なるほど、寡黙は徹するのね……でもこっちの話は聞こえてるっぽいし道を訪ねていいかしらね?この美術館を分かる?」

果林はスマホの画面を絵里に見せた

絵里「……」

真姫「これは最近出来たUTX美術館ね、何を置いてるかまでは分からないけどこの美術館」

真姫「こことは全く別の場所よ」
0102名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:48:47.52ID:hgVcpOYd
絵里「……」

絵里は方向を指し示す

果林「?すぐ近く?」

真姫「その指し示めした方向らへんにあるってだけ、なんでこの人そこを目指してたのにここにいるわけ?同じ東京にあるとしか合ってないわよ」

絵里「……」

絵里は首を振った

果林「そ、そう……ま、またやっちゃったのかしら?私……困ったわねぇ〜そこでモデルのイベントの仕事があるのに」

真姫「モデル?朝香果林なんて聞かない名ね、勿論モデル業界に詳しくないけどいつまでも2流アイドルのにこちゃんでもこの民間人主要人物データベースに入ってるのに……」

果林「とりあえず間違えてたのは分かったわありがとう」

果林は歩きだした

しかしその歩きだした方向は美術館とはまた違うあらぬ方向

絵里「……💧」

真姫「モデルならマネージャーとか所属事務所のスタッフとかいないのかしら?この人もの凄くダメね」
0103名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:50:16.22ID:hgVcpOYd
果林「あら?案内してくれるの?無口だけど親切な人なのね」

絵里「……」

絵里は名刺を渡した

真姫「こうなったら臨時依頼として受けるしかないわ」

果林「何でも屋エリーの絢瀬絵里?へぇじゃあ依頼すればしばらく私の付き人もやってくれるというわけね?」

絵里「……」コクリ

真姫「殺しの依頼ばかりだったから表の顔の仕事もやっておきましょうか、今は情報収集も手詰まりだし」

果林「じゃあお金は後払いするから今日1日私のマネージャーお願いね?絵里ちゃん」

絵里「……」

果林「?……本当に喋らないのね?それは仕事上?それとも何かあった?私はなんとなく何かあったと思ってるんだけど」

絵里「……」

真姫「なんでそこだけ妙に鋭いのこの人」

果林「まぁ野暮よねこんな質問、ごめんなさい忘れて」

絵里「……」
0104名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/10(土) 03:51:13.65ID:hgVcpOYd
UTX美術館


真姫「ついたわ、意外とこじんまりとしている美術館ね一体何が展示されてるのかは皆目検討もつかないけれど」


絵里「……」


果林「あーこんなところにあったのね、全然遠かったのね私……ありがとう絵里ちゃんあなたがいなければ絶対たどり着けてなかったわ」

果林はお礼をいって美術館の



出口に向かう

絵里「……💧」


真姫「ここまで来たらあの人が一番の芸術なんじゃないかしら」
0105名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:52:39.37ID:hgVcpOYd
館内

絵里「……」

2mくらいだろうか大きな西洋の甲冑騎士が2体館内入り口の両サイドに飾られている

真姫「これが目玉かしら?たしかに迫力はあるけど他はまぁ何の変哲もない普通の美術館ね」

果林がここで撮影するスタッフとの話し合いをしている中

絵里たちは美術館内を閲覧

真姫「まぁここに来たのは偶然なんだけど一つだけ理由があるわ」

絵里「?」

真姫「この美術館の統括責任者が少し気になったのよ」

統括責任者"綺羅ツバサ"

真姫「うん、間違いないわ珍しい綺羅という名字にカタカナでツバサ……3年前新薬[アライズ]開発プロジェクトのときに名前があった人物よ」

絵里「……」

真姫「といっても彼女も私と同じ当時プロジェクトの一員というだけあってどこまでのことを知っているのかは分からない、あくまで今のテロを起こしている集団との関わりは細い道筋であるかもって程度だけどね」


絵里「……」


飾られている西洋刀を眺める絵里
0106名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:54:06.69ID:hgVcpOYd
真姫「フランベルジュだったかしら、中世の甲冑から刀剣から博物館かのように見えるけどちゃんと現代の技術で作られた芸術作品としての武器みたい」

絵里「……」

ご自由にお取りくださいのところにあったのは

アックスランス

こちらも中世の戦争で騎士が使っていたものの模造品

かなり見た目を重点的に意識した綺麗な武器ばかりが並んでいた

真姫「まぁ美術館としては変わってるわ、物珍しさで見に来る人はいるかも」

変わってはいるが怪しさはない、やはり無駄足だったかと諦めに入った二人は

とりあえず果林のモデルの撮影を見に行くことに
0107名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:56:34.92ID:hgVcpOYd
一方

しずく「」

頭を撃ち抜かれたしずくの死体に近寄る

???「あーあ派手にやられちゃって」

しずくによく似た人物がその死体を少し避けて

下に敷かれていたUSBを拾い

???「ふんっ」

首もとにそれを差し込んだ

???「あ……がっ……相変わらず慣れないなこの感覚……でも……貴女の遺志(記憶データ)は引き継いだよ012」

しずく「今日からあなたに変わり私が新しい私です」

公安特殊部隊AZUNA所属 諜報部員 桜坂しずく

100の顔を持つ女と言われ影武者やクローンが各地に存在しており殺しても殺しても同じ顔が違う場所からけろっと出てくる

影武者は変装してるだけの別人だが

クローンは顔かたちがそっくりで首にUSBが差し込まれてありそのUSBで自身に何かあった場合その直前で抜いて
他のクローンが拾ったときにその情報が甦るように設定されている

しずく「なるほど殺し屋、殺し屋が今巷を騒がせているテロリストグループに何の用なの?」

しずく「それにあのバーにいたその者たちが派手に殺されてる」

しずく「012(私)が仕掛けた罠(スタン地雷)以外はもぬけの殻……これはきな臭くなってた」

ちなみにこのしずくも恐らくクローン

本当のしずくは公安の親しい人間ですらというより本人ですらもう存在が曖昧らしい
0108名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 03:58:40.04ID:hgVcpOYd
戻って

館内

果林「ふぅ……撮影終了ね」

絵里「……」

果林「本当にありがとう、絵里ちゃんこれ受け取って」

絵里はしっかりと果林から依頼金を受けとる

真姫「まぁ収穫はその報酬以外正直0ね、無駄足だったわ」

美術館も既に見て終わり本当に目的を見失った二人

果林の仕事も終わったのでついでに見送ることにした

駅前

果林「ありがとう、絵里ちゃんまた機会があれば会いましょう?」

絵里「……」

絵里は約束はできないと言った表情

果林「大丈夫よ、私は道は覚えられないけど人の顔は一度見たら忘れないの……だからまた困ったときにあなたに依頼しにいくわ」

絵里「……До свидания」

頷いた絵里はそのままそう呟く

果林「……えぇまた近いうちに今度は」














果林「殺し屋エリーチカとして依頼をね?」
0109名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/10(土) 04:01:20.30ID:hgVcpOYd
凛「却下にゃ」

真姫「うーんそこをなんとかお願いよ凛」

とある事務所で真姫は昔馴染みに頭を下げていた
ちなみに隣で絵里も頭を下げていた

凛「バカ言ってんじゃねーにゃ!絵里ちゃんの絡む任務の手伝いなんて危ないヤマばかりでしょ?そんなのかよちんやらせられねーにゃ」

真姫「厄介ごとはこっちがやるから情報収集だけでも」

凛「その情報収集が危ないことだらけなんだにゃー!何下手したら政府の闇暴くって……フリーメイソンとかヤタガラスとか喧嘩売る気じゃん」

真姫「凛?良い年になってそんな都市伝説の噂信じてるの?」

凛「それ真姫ちゃんと絵里ちゃんが言う?存在が都市伝説みたいな二人が?」

真姫「……」

絵里「……」

凛「ぐうの音も出てないにゃ、分かったらさっさと帰った帰った」

凛「ここは民間の小泉探偵事務所、浮気調査とか会社員のさぼり調査とかそういうのしか普段取り扱ってないの!」

凛「えーそれにぃ今更凛たちに頼るの?この一件は私とエリーで十分よ!っていきり倒してたのはどこの誰かさんかにゃ?」

真姫「ぐっ……」
0110名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 04:02:35.17ID:hgVcpOYd
花陽「まぁまぁ凛ちゃん、意地悪しないであげて困ったときはお互い様だよ」

凛「かよちん?もう終わったの?」

花陽「今日は二件だけだったからね」

小泉探偵事務所

探偵 小泉花陽

その助手 星空凛

花陽「一つが最近幼馴染みが浮気して夜な夜な他の女と密会してるらしいので調査して欲しいって警察の方から言うのと」

真姫「え?刑事側の人間が民事の依頼ってどういうこと?あと幼馴染みが浮気って何?幼馴染みって浮気しちゃダメなの?」

凛「そりゃダメにゃ」

花陽「あともう一つがアキタコマチを魚沼産コシヒカリと言い張っている食堂に証拠突きつけてやってたのが一件」

真姫「え?心底どうでもよくない?というかそれ誰の依頼」

花陽「私自身の個人的な依頼、許せなかったのどうしても」

凛「このモードのかよちん凄く頭冴えてて格好いいんだにゃ」

真姫「あーそうなの……」


真姫は少し呆れぎみ


しかし相変わらずな二人に安心もしていた
0111名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 04:03:08.51ID:t8HdsoJd
ここまで
0112名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/10(土) 11:37:15.84ID:H/Qe/RwP
0113名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/10(土) 11:52:46.21ID:5pfF6GCK
うーん最初のつまらないからつまらなくないくらいにはなったかな
ただ長編となるならまだ面白さは伝わってこないタイプだなこれ
俺の中ではじわじわとは来てるから頑張れ
0116名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:27:59.44ID:HLbG+sTx
花陽「それでふたりはどんな情報が欲しいの?」

真姫「テロリストに関するものならなんでも」


花陽「分かった、さっき散々言われてたと思うけどうちは民間だからあまり期待しないでね?」


真姫「ということは多少はあるのね」


花陽「勿論、これでも探偵ですから」


真姫「流石ね助かるわ、本当に情報が手に入らなくて八方塞がりになるところだったわ」


凛「えーでも真姫ちゃんくらいのコネと財力があるなら情報通くらい他に用意はできないの?」


真姫「私をなんだと思ってるのよ、コネは医者をやめたときにほとんどなくなった、エリー含めあなたたち昔から馴染み以外は権威のある医者に引っ付いてただけの繋がり」


真姫「ほとんど私が裏社会の人間になると情報提供どころかガセばかり掴ませて挙げ句」


真姫「殺し屋を立てて殺そうとしてきた」


花陽、凛「!?」


真姫「まぁやっすい殺し屋で返り討ちにしたけど」
0117名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:29:01.42ID:HLbG+sTx
真姫「ただそこから迂闊な行動が出来なくなった私はほぼ専属としてエリーを雇って逆に喧嘩を売ってきた組織を潰してた」

真姫「それでしばらくはそいつらから得た情報で私を追い詰めてきている組織及び新薬開発関連の人物を辿っていけていたけど……やはり限界ね」

絵里「……」

真姫「黒い噂の方が大きくなると手を貸さなくなってくるところばかりよ、でやっぱり情報は遮断される、私とエリーは武力では負ける気がしないけど情報戦では一手も二手も遅れる」

真姫「それが未だ公安ですら全容の掴めていないテロリスト集団相手だと尚更ね」

花陽「相手はただのテロリストじゃない、もしかしたら政府側の人間……と真姫ちゃんは言ってたよね?」

真姫「そうね、そう睨んでるわ……でないとこんなに全国的に話題の犯罪者がこんなに情報が出ないことなんてないし」

花陽「大当たり……これ見て?」

花陽は記事と写真を見せる

真姫「!?」
0118名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:30:35.66ID:HLbG+sTx
UTX党統堂議員のスクープ写真と

その記事

真姫「なんだ……ただの議員の不倫現場写真じゃない、スキャンダルには興味ないのよ」

花陽「違うの、問題はここに写っている統堂議員の付き人の一人」

真姫「付き人?それがどう……!?」

絵里「!」

真姫と絵里は目を見開いた

花陽「見覚えない?」


真姫「見覚えも何もこれはエリーが壊滅させた暴力団の幹部の男よ」


花陽「やっぱり、真姫ちゃんが最近◯◯組を潰したって言ってたからもしかしたらと思って」


真姫「こんな記事見たことないわ、いやこの議員のスキャンダル記事は見たことあるけどまさかこんなところで気づかなかったわ」


花陽「そりゃそうだよ、これは元々高解像度版の写真、各記事で出回ってるのは図ったように画質が粗いものばかりだから誰が誰かまで特定できないようにしてる」


真姫「じゃあなんでこんなところに高解像度の元の写真があるの?」

花陽「ふふ、それはね」
0119名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:31:59.46ID:HLbG+sTx
花陽「私のお得意さんでもある、凄腕のスクープ記者がいて」


花陽は写真の提供元を見る


真姫「え、えーとはなまるジャーナル?聞いたことないわね……うどんじゃなくて?」


花陽「うどんじゃなくて」


凛「名前が花丸ちゃんって言うからはなまるジャーナルなんだにゃ」


真姫「花丸ちゃん?女性なの?」


凛「勿論、この写真を撮ったときもうひひ特ダネずら特ダネずらってほくそ笑んでて可愛いんだにゃー」


真姫「それ?可愛い?すごいマスコミ根性丸出しの子じゃない」


凛「可愛いものは可愛いんだにゃ、花丸ちゃんのことマスコミなんかと一緒にしちゃ凛が許せないよ」


真姫「なんでそこまで花丸って子に加担してるのよ」


花陽「ふふっ凛ちゃん花丸ちゃんに憧れてる言われてから凄く仲いいから」


真姫「はぁ〜単純ね全く」
0120名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:33:06.50ID:HLbG+sTx
真姫「まぁなるほどね、とりあえずその統堂議員が裏社会に通じるのは確定黒なのは分かった……でもその子は大丈夫なの?」


花陽、凛「?」


真姫「この統堂議員がその黒を確定づけるような写真を撮ったその子をただで置くとは思わないけど」


凛「それはこっちも危惧したにゃ、なんせ花丸ちゃんこの写真自体を譲ってきた理由が加工されて不倫自体の事実も色々揉み消されて大スクープかと思ったら大した金にならなかったずらって残念がってこっちに渡してきたから」


真姫「理由が理由だけど中々大丈夫そうね」


花陽「勿論警戒はしてるらしいし何回かヒットマンは来たらしいけど」

真姫「けど?」


花陽「返り討ちにしたみたい」


真姫「え?その子何者よ、ただの記者でしょ?」


花陽「花丸ちゃん自体はね」


真姫「?」
0121名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:36:20.15ID:HLbG+sTx
とある場所
カチャ

呑気に頭で手を組んでる無警戒の女に銃を構え背後から引き金を引こうとしている殺し屋の男

その引き金を引ききろうとした瞬間

???「……何?」

女がその気配に気づく

殺し屋「くそっ!」

バァン!

発砲

ピュン!

壁に銃弾が埋まる

襲撃を受けた女は一瞬で殺し屋の腕を掴んで押し上げ発砲された弾の軌道を逸らしていた

殺し屋「くっ」

動きで容易に排除できる女ではないと判断した殺し屋が

すかさずナイフを取り出して女の脇腹を刺そうとするが

???「ほい!」

パァン!

カラカラン

手で叩き落とされる

殺し屋「くそ!」

こうなればと闇雲に殴りかかるが

ひょいと避けられクルっと背後を取られる

???「少しは運動になったよ」

殺し屋「あががががが!!」ギギギギギ

???「ありがとうのハグ」

男の腰をがっちりと堅めそのまま

ズゴォーーン!!!

海老反りからの見事なジャーマンスープレックス
0122名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:38:07.24ID:HLbG+sTx
殺し屋「」

花丸「んー果南ちゃん?何の音ずら?」

果南「なんか急に襲われた」


花丸「えー果南ちゃん襲うなんて命知らずな」

果南「……でもしっかりチャカも持ってるしこれあれじゃない?殺し屋ってやつじゃない?」

果南は銃を拾い上げてクルクル回していた

花丸「なんでこんなところにずら?」

果南「さぁ?でもスクープ記者なんてやってたら危ないやつから狙われることもあるんじゃない?」

花丸「おーそれは怖いねぇ」

果南「全然怖がってるように見えないけど」

花丸「だって元々ヤクザの黒澤組、マフィアのオハラファミリー、果南ちゃんとそういうの慣れっこだし」

果南「ちょっとその羅列で私が入ってるの心外なんだけど私の何が怖いのさ、こんなにマルのこと護ってあげてるのに」

花丸「ふふっ冗談ずら」


週間はなまるジャーナル

雑誌編集記者"国木田花丸"

とその居候"松浦果南"
0123名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:39:53.47ID:HLbG+sTx
果南「そういやこの人どうしよう」

花丸「掃除屋の善子ちゃんに頼むずら」

果南「掃除屋ねぇ……あんまり危ない橋を渡るのはやめてねマル」

花丸「大丈夫、間違ったことはしてないつもりずら」

果南「そうだといいけど私もマルを守れるのも限界があるんだからね?」

花丸「分かってるずら分かってるずら」

果南「本当かなぁ?その返事」

花丸「まぁまぁ……んー善子ちゃんでないなぁ」

果南「忙しいんじゃない……あ、そういや鞠莉が東京で何やらこそこそやってるなぁ今Guilty Kiss全体で何かやってるのかもね」

花丸「Guilty Kissが動くということは大きなヤマ、これはマルたちも行くしかないずら?」


果南「まーた自ら危険を犯そうとして……と言いたいところだけど鞠莉もそうだけどかれこれダイヤも東京から戻ってこないし私も心配なんだよね」

花丸「じゃあ?」

果南「今回ばかりは仕方ないね、でも好奇心で進むのは禁止、東京は内浦ほど甘くないんだから」

花丸「分かってるずら分かってるずら」

果南「はぁ〜やれやれ本当に分かってるのかなぁ」
0124名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:41:01.96ID:HLbG+sTx
戻って

凛「殺し屋を軽く捻り潰すものすごく強い居候がいるから大丈夫にゃ」

真姫「居候が?一体どこの元エージェントよ?」

凛「何にも所属してないよ、花丸ちゃんところの居候ただそれだけ」

真姫「はぁ?政治家が用意する殺し屋って言ったら一筋縄ではいかない相手よ?どれも手練れそれを軽く倒せるなんてどんな居候よ」

凛「よくはわからないけどあれはタダ者ではないにゃ」

真姫「……にわかには信じかたいけど」


真姫「まぁそんなことより、その写真が真実だとするなら今度はあなたたちも心配ね」

凛「?」
0125名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:42:22.64ID:HLbG+sTx
真姫「やっぱり分かってなかったのね?いい?そんな写真、探偵であるあなたたちが持ってるということは議員の闇暴きます!と言ってるようなものでしょ」

凛、花陽「!」

真姫「つまりは喧嘩売ってるも同然、今はバレてなくてもいずれあなたたちも狙われるようになるわ、そこ分かってるの?」


凛と花陽は青ざめて目を見合わせる

凛「や、やべーにゃ!」

花陽「はわわわわわ!そこまでかんがえてなかったぁぁぁぁぁ!!!」

真姫「バカなの!?」

花陽「どどどどどうしよう?真姫ちゃん!私ヒヒヒヒヒットマンなんて来ても」

凛「だだだだだだだ大丈夫にゃ!凛の早撃ちでヒットマンなんて」

真姫「ビビり過ぎよ、でもまぁ凛でも手練れの殺し屋は厳しいでしょうね、それも花陽を守りながらなんて」

凛「どうすりゃええのにゃ!」

花陽「ピャアアア!だ、ダレカタスケテー!」

真姫「落ち着きなさいよ」
0126名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:43:39.47ID:HLbG+sTx
凛「落ち着いてられないにゃこのままだとこの探偵事務所ごと凛たち消され」

真姫「だ〜か〜ら〜!」

凛、花陽「!」

真姫は写真とスクープ記事全てを手にまとめて持ち上げる

真姫「こいつは私が預かる、出所ははなまるジャーナルそこから経由したなんてまだ知られてない、知られてたとしたらもうここに敵が来てるそうでしょ?」

凛、花陽「!」

真姫「だから私が預かる、元よりこれは私の案件」

花陽「でもいいの?そうしたら真姫ちゃんが」

真姫「なーにバカなこと言ってるのよ、私はエリーがいるし私自身もあなたたち二人よりこういう立ち回りは慣れているつもりよ」

凛「そうやって真姫ちゃんはいつも一人で抱え込む癖あるよね」

真姫「別にそんなことないわ、効率とリスクを考えた結果よ、それに私は危険な道だと分かって進む覚悟を決めたの……それを手伝って貰ったからってあなたたち」

真姫「そ、その///し///親友を巻き込むことなんてできないわ」

凛「真姫ちゃん……」
0127名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:44:39.51ID:HLbG+sTx
花陽「真姫ちゃん、あのね?心配してるのは真姫ちゃんだけじゃないよ?私達だって親友としていつも見ていてハラハラしながら真姫ちゃんたちを心配してるんだから」

真姫「花陽?」

凛「真姫ちゃん、それから絵里ちゃんもこれだけは約束して?」

真姫、絵里「?」

凛、花陽「絶対に死なないで……!」

真姫「ふふっ……バカね死ぬわけないじゃないこの私が」

絵里「……」

絵里も頷いた
0128名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:46:29.42ID:HLbG+sTx
そして小泉探偵事務所を後にする

真姫「それじゃあ色々と準備は整ったわねエリー」

絵里「……」

真姫「次の任務よ」

真姫「統堂議員の関係者を片っ端から洗う……まずはそうね業界人が集まりそうなパーティにでも潜り込もうかしら……えーと場所は……!?」

真姫「妙ねこの位置、今日行った」

真姫「美術館の位置だわ、なんでこんなところでパーティが?」

絵里「……」

真姫「変わった美術館だとは思ったけどいよいよ怪しいわね……この立食パーティは夜、普通の会場じゃないところでパーティ?統堂や議員に関係なくても絶対に裏があるわ」

次の目標が決まった

夜の美術館で行われるパーティに潜入

そしてこのパーティが真姫の予想通り……いや予想以上の波乱と

曲者を呼ぶ
0129名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:47:55.86ID:HLbG+sTx
鞠莉「梨子、善子?美術館でpartyに招待されたわ、まぁ表向きの顔は呼ばれてもおかしくないカネモチなマリーだけど裏の顔も無名じゃないのに呼ぶというのは何かプンプンスメらない?」

鞠莉「えぇ……だから参加するわ、Guilty KissとしてGuilty farewell partyにしてやるわ」


そこにはショットガンにグレネード、その他重火器を積めるだけ詰む鞠莉の姿
0130名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:49:26.90ID:02oc/yoC
果林「もしもし愛?……えぇパーティに呼ばれたわ……私はこういうの少し苦手なんだけど愛は好きよね?じゃあ一緒に行ってくれる?……ありがとう……えぇ、勿論後方支援バッチリ任せて♪」

果林も誰かと電話、何やらカシャカシャと物騒なものを用意している









果林「また、会えるといいわね絵里ちゃん、会えたら真っ先に狙い撃ってあげる♪」

不敵に笑いスナイパーライフルを組み立てる朝香果林がそこにいた
0131名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 05:50:29.40ID:02oc/yoC
???「このパーティ全体が私の罠、果たしてどれ程の大物が引っ掛かるか見物ね」

パーティ主催者の謎の人物が美術館近くの高層ビルからガラス越しに美術館眺め不気味に笑う

各々の思惑渦巻くUTX美術館主催の


後に


血の美術館事件と呼ばれる出来事が


今始まろうとしていた
0132名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/07/11(日) 09:24:44.75ID:3UdpBSBT
更新乙

文章が読みにくいから書き方工夫してほしい。
例えば
> 凛「それはこっちも危惧したにゃ、なんせ花丸ちゃんこの写真自体を譲ってきた理由が加工されて不倫自体の事実も色々揉み消されて大スクープかと思ったら大した金にならなかったずらって残念がってこっちに渡してきたから」

凛「それはこっちも危惧したにゃ、なんせ花丸ちゃんこの写真自体を譲ってきた理由が『加工されて不倫自体の事実も色々揉み消されて大スクープかと思ったら大した金にならなかったずら』って残念がってこっちに渡してきたから」
とか
0134名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/11(日) 12:25:28.58ID:R7ApNPpX
>>132
というかここまで長文になるなら分けた方がいいな
二行以上喋るなら

凛「それはこっちも危惧したにゃ、なんせ花丸ちゃんこの写真自体を譲ってきた理由が」

凛「加工されて不倫自体の事実も色々揉み消されて大スクープかと思ったら大した金にならなかったずら〜」

凛「って残念がってこっちに渡してきたから」

これの方が一息入れて喋ってる感じがしていい
あまり「」の中が長文になるとめちゃ早口で言ってそう感出てギャグならいいけどシリアスには合わない気はする

まぁこれは好みだけどね
0135名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 12:41:04.70ID:xHK1q0b/
μ'sAqours虹ヶ咲のキャラが満遍なく続々出てくる感じいいね
どのポジションなんだろうという予想が予想通りだったり予想から外れたり話が賑わってきた
0136名無しで叶える物語(チキン)
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2021/07/11(日) 18:22:00.98ID:py/AA1Pd
キャラ一杯で出て来るけど何人か死ぬもしくは
大怪我負いそうなバイオレンスな雰囲気のSSだね
俺は平気だけどそういうのがもし今後あるならキャラ死注意
バイオレンス注意とかあった方がいいかも
つかダイヤは現時点で死亡(仮)だし仮に死んでなくても
しずくとダイヤはなかなかバイオレンスな目にあってるしね
0137名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/11(日) 18:38:07.43ID:lhdR68U2
まぁ今のところ明らかなグロいというのはなさそうだけど
ゲームでいうD区分くらいの暴力表現はあるわな
0138名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/11(日) 21:56:43.65ID:pRo7X5ky
皆が言うほど悪くない
というかその臭さとか拙さとか含めて
昔ながらのSSという感じで俺は好き
ラブライブ板初期のμ'sのSSも話は違えど雰囲気こんな感じので溢れてたよなぁという懐かしさを思い出させるわ
0143名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2021/07/14(水) 02:57:16.87ID:95REsPcZ
とうしゅ
0144名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/14(水) 18:20:15.28ID:OfPMu7s+
ご指摘保守ありがとうございます
また改善に勤めます
すみませんもう少しお待ちを

保守がてらに今更ですが注意書きを
※キャラの死亡、暴力表現注意
※鬱展開?も一応ありますので注意

こちら基準ですがキャラがめちゃくちゃグロい死に方するとかはないですかね
0148名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/15(木) 15:22:37.25ID:dcZFJV1k
すみません
実はレス投稿してた方で余所行ってください規制がでました
今書き込んでる方では書き溜めしてる方の端末じゃないので
3日くらい待ってましたがまだ解除されないんですよね
もうしばらく待ってみますすみません
PC回線PC回線でずっと書き込めないので携帯で投稿してたんですけどね
0149名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 16:10:47.66ID:dcZFJV1k
テスト
0150名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 16:15:19.77ID:dcZFJV1k
回線はテザでなんとかやるとして社用携帯は不味いので
仕方ないので機種変前の古い携帯持ち出しましたこっちならいけそうですね
辞書登録とか書き溜めてたレスの移動とかやってきます
0152名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:23:20.00ID:dcZFJV1k
数日後


絵里「……」


真姫「エリー」


絵里「?」

真姫「今回は私がパーティ会場には行くわ、エリーは裏に潜んでて」

絵里「……」


真姫「心配ないわ、私もエリー程ではないけどそんじょそこらの奴には負けるほどヤワじゃない」


白衣を捲し上げ太ももに銃とナイフ装着


真姫「あとはパーティに参加する手段ね、勿論招待状なんて貰ってないし」


真姫「侵入も出来るほど甘くない」


真姫「そもそも最近知ったばかりの場所でのイベント、何もわからないわ」

真姫「ただまぁ言えることは、参加者全員マトモじゃないわ恐らくね」


真姫は遠目で美術館に続々入場していく面子を高台から観察することにした

双眼鏡を覗く
0153名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:27:04.38ID:dcZFJV1k
するとスーツ姿の挨拶回りをしている女が写る


真姫「あれがこの館の統括責任者"綺羅ツバサ"ね」

そしてこちらパーティ司会を務めるであろう人物

真姫「あれは有名なアキバのレポーターとその隣にいるのはそこのレポーターが所属しているテレビ局、たしか統堂議員の不倫報道を最初に挙げた局」


真姫「圧力かそもそもずぶずぶなのか分からないけどどれも不味いことは消して報道していたらしいわね」


そしてその隣の黒髪の目付きの鋭い男とそのSP二人


真姫「あれは三船財閥の会長ね、すごい大物がきたものね……隣のSPは双子?サングラスかけてるけど姿がそっくり」


右月「……」

左月「……」


真姫「まぁ厄介そうね……えーとそれから?」


三船会長「ん?天王寺君か」


天王寺社長「やぁどうもご無沙汰しております」


真姫「あのピンク髪の華奢な男は天王寺社長ね、まぁ業界人としては呼ばれてはおかしくはないわね、表は有名IT企業の社長だし……裏は頭おかしい科学者だけど」


真姫「三船会長と何の話を?……えーとそれから」
0154名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:28:06.96ID:dcZFJV1k
鞠莉「どーも皆さん、ホテルオハラのオーナーマリーデース」


真姫「うわ出たテンション高めのホテルクイーンマリー」

真姫「パパとああいうパーティに出たときにあの人と普通に会ったことあるわ、テンション高くてついていけないのよ」


真姫「あと最近物騒なことし始めたと聞いたわ、まぁこっちも人のことは言えないんだけど」


真姫「あとは……?」


歩夢「ど、どうしよう私お仕事で来たとはいえこんなお金持ちしかいないようなパーティ……」


真姫「あれは……たしか公安の女の一人」


真姫「特殊部隊AZUNA所属のコードネーム"アグリコット"」

真姫「とここまで聞けば一番厄介そうなんだけど何あの表情、とても特殊部隊やってるような女に見えないわね」


真姫「めちゃくちゃ不安そう」
0155名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:30:21.36ID:dcZFJV1k
真姫「まだ隣の女の方が……というか隣の女は何かしらねあれ」


歩夢「うぅ〜居心地悪いよ〜」


愛「やっほーアグリじゃん」


歩夢「へ?え?あ、愛ちゃん!?なんでここに?」


愛「本当はカリンが呼ばれたんだけどね、苦手だからってこの愛さんが代役に来たってわけ」


歩夢「果林さん、単独でこんな凄いパーティに?」


愛「『どうせパーティだから?きれいどころの一人としてモデルの私を呼びたいんでしょう全く困ったものね』って言ってたよ」


歩夢「ぷっ……ちょっと似てる」


愛「でしょでしょ!結構一緒にいるからカリンの特徴掴んじゃったんだよね」


歩夢「でも果林さんそんな有名なモデルになってたんだね」

愛「あーまぁモデルとして……なのかな?うーん」


歩夢「?」


愛「あーそういやアグリはどういう任務できたの?アグリってケーサツの特殊部隊なんでしょ?現にアグリはただの偽名で歩夢(小声)なんだもんね」


歩夢「あ、えーと対テロリスト専用特殊部隊だね」


愛「ここでテロでも起きるの?」


歩夢「一応念のために私が派遣されたの」
0156名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:33:25.71ID:dcZFJV1k
歩夢「だってここは……もし襲撃されたら」






真姫「ある意味日本を牛耳るドンの溜まり場、警察は派遣せざる負えないわね」


場面が変わり双眼鏡をすっと外して呟く真姫


真姫「結局あの金髪の女は分からないけど大体人間の素性でどういう集まりかは理解したわ」


真姫「裏社会のパーティね」
0157名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:36:09.67ID:dcZFJV1k
真姫「だとするとよりセキュリティが厳しいわね、適当に招待状偽装はバレる」


真姫「誰かから招待状をぶんどる?でも本人確認が出来ないならアウトか」


真姫「事が起きてから侵入?いやそれは起きる保証もないしそれまでの内部事情が分からないのは痛すぎる」


真姫「うーんどうすれば……あ、さっきそういえば……」


真姫は思い出したように双眼鏡で館内を再び覗く


真姫「よし天王寺社長が一人になってるわね」


prrrrrr


天王寺社長「はいもしもし」


真姫「どうも天王寺社長」


天王寺社長「真姫君かすまないが今パーティに参加していて」


真姫「知ってるわ、私もそこにいるもの」


天王寺社長「は?君はリストに名前がなかったはずだが」


真姫「やっぱりリストがあるのね」


天王寺社長「?」


真姫「そのパーティ今から私を社長の関係者でなんとか入れられない?」


天王寺社長「はぁ?そんな急に」
0158名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/15(木) 21:37:59.20ID:dcZFJV1k
真姫「そこをなんとかよ」


天王寺社長「無理だよ、主催者でもない予め招待状のないものはリストにいないから部外者扱い」


真姫「じゃあ別に正式参加じゃなくても良いわ、怪しまれず社長の付き添いとして入ることは出来るでしょ?」


天王寺社長「無理だ入り口のゲートは的確に部外者は弾く」


真姫「そいつを天才ハッカー天王寺社長なら無効に出来るんじゃないかって言ってるのよ♪」


天王寺社長「いやいや、私に犯罪を犯せと?」


真姫「あら?出来ないとは言わないのね、それに犯罪を犯す?社長のどの口からそんな言葉が」


天王寺社長「……いや限度というものがある今回は危険すぎて出来ないよ、そもそも君がいるということは隣に絵里君もいるんだろう?」


天王寺社長「荒事をしに来たのが目に見えてるじゃないか、巻き込まれたくないね」


真姫「私達も変装するし私達からは何も荒事をする気はないわよ、情報収集しに来ただけだもの」


天王寺社長「その言い方、まるで君たち以外が何かしでかすと言いたげだね」
0159名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:39:51.38ID:dcZFJV1k
真姫「あら周りの人間を見たらその可能性低くはないと思うんだけど、分からない?」


天王寺社長「見知った顔が少なくてね、たしかに公安の人間が来ているのは少し嫌な感じはするが」


真姫「他にも裏の業界の噂がある人間がうようよいるわ、の癖に表の顔で出席しているそんな状態ね」


天王寺社長「やれやれ、なんとなくそんな気はしていたよ」


真姫「だから私が侵入しようが」


天王寺社長「ダメだそれは却下だ」


真姫「どうしてよ」


天王寺社長「あくまでパーティだぞ?表の顔が偽りでも刺激しなければ普通のパーティであるはずだ、せいぜいお互いが牽制しあって終わり」


真姫「……」


天王寺社長「そうじゃなければそんな危険人物や裏が黒い臭い人物が堂々来るものか……あまり事を起こさず情報交換に来ているだけだと推察できる」


天王寺社長「公安はその保険、表向きは何事もない平和なパーティで終了」


真姫「もし事が起きたらどうするのよ」


天王寺社長「それぞれのSPや公安が対処するだろう、私はその間に逃げる」


真姫「ったく、参加してるわりには日和みね」


天王寺社長「最初から荒事想定の君達がおかしいだけだろう」
0160名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:41:00.10ID:dcZFJV1k
真姫「まぁともかく侵入は無理そうなのね、分かったわよクソが」


天王寺社長「明らかに不機嫌だな……まぁ君達にとっての有益な情報が入れば提供するよ勿論」















天王寺社長「良い値でね」


真姫「……」ピッ
0161名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:44:10.05ID:L1wE7OF1
その後もう一度かけ直し

もし事が起きたら連絡お願いとした上で


絵里と真姫は美術館外で待機することになる


その絵里と真姫の別のビル屋上に人影


カシャカシャとスナイパーライフルを設置し鼻歌混じりに動作を確認


果林「準備万端かしらね、パーティという名前の悪党共の巣窟一網打尽にしてあげる♪」


私警察DiverDivaの一人"朝香果林"

警察とは別に依頼で頼まれたり懸賞金が掛かっている悪党を捕まえる

二人組のバウンティーハンターDiverDivaのうちの一人

朝香果林は特に各地を転々としているため色んな肩書きがあり変装も自由自在なためどの業界にも違和感なく溶け込める

色んな名前を使っているため朝香果林という名前は本名にも関わらず一番名が知られていない

モデルというのも肩書きの一つ

美術館にいた撮影スタッフは全て偽者でDiverDivaの部下たち

本当はこのパーティの為に美術館の下見に来てきただけ

ただモデルをやっているというのは嘘ではない

招待状でかかったのも有名モデルタレント"久保田ミーユ"として呼ばれたというだけ

この芸名のときは顔を変えているため朝香果林と気づくものもほとんどいない
0162名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:45:14.47ID:L1wE7OF1
果林「一番の大物は懸賞金額的にやっぱり絵里ちゃんかしらね?どこにいるのか……でも必ずいるはずよね……一度私に狙われたのが運の尽き」

果林「悪党はどんな手を使っても必ず捕まえるそれが私の信条だから」


果林は決意を込めた目をしていた
0163名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:46:41.95ID:L1wE7OF1
一方館内


歩夢「えぇ〜!?」


愛「しー!声がでかいよ!」


歩夢「あ、ごめん……でも本当?」


愛「本当も何も悪党だらけだよここ」


歩夢「聞いたことはあるけどあくまで噂で特筆するものはないってこっちでは聞いていたよ」


愛「ケーサツ側の人間が多いからじゃない?ケーサツとしても上の上みたいな人間が多いからあくまで噂としているみたいな」


歩夢「たしかに政治家絡みはこちらも強く出れない事がしばしば」


愛「せっつーが聞いたら怒りそうだけどね」


歩夢「正義感の塊だもんね……でもどうしようこのままだと私だけでは処理できそうにも」


愛「大丈夫、こっちも一応私ケーサツだよ?仲間みたいなもんだし何か起こればフォローはするというよりその為にきたいしてきたみたいな?なんつって」

こちらも私警察DiverDivaの一人"宮下愛"

持ち前の明るさと頭の回転の速さで顔も広く潜伏や荒事もなんなくこなし立ち回る万能な人物

顔が広い割には現状意外と謎が多く素性自体はデータとしてあまり知られていない
0164名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:48:36.69ID:L1wE7OF1
鞠莉「らしいわよどうする?リリー」


梨子「いや私に言われても……」


鞠莉「予想外ね、公安のあの子だけならなんとかなりそうだけど」


善子「マリー、リリー私の直感でここにいたら嫌な予感がするわ」


梨子「いや善子ちゃんがいたら大体厄介事起きるでしょ」

善子「それは言わない約束!あとヨハ……いやいいわ今はバレたらダメだし」

鞠莉「そこまで浸透してないけどねヨハネって名」

鞠莉の後ろでサングラスを掛けている二人組


桜内梨子と津島善子

Guilty Kissのメンバー

大体鞠莉に追従するだけというか振り回されている感じだが意外とノリが良くチームワークが成り立っている

掃除屋さん(マフィアファミリー)
0165名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:52:15.60ID:L1wE7OF1
梨子「それで本当に鞠莉ちゃんはここにパーティしに来たの?」


鞠莉「そうよ、ただパーティをしに来ただけまぁ私なりのパーティだけど」


善子「それやっぱり私の体質じゃなくてマリーが厄介事を起こしてるってことになるじゃない」

いく先々で厄介事に巻き込まれる不幸体質の善子

しかし突拍子のない言動で時には挑発、時には人を魅了する力が備わっており撹乱、煽動能力が高い

最近不幸体質については『鞠莉について行ってるから』というほぼ真理であり答えである考えに到っているがまだつるみはしている

梨子「はぁ〜毎回毎回不安しかないこの二人」


梨子はこのGuilty Kissの唯一の常識人

視野の広さによる洞察力と推理力でGuilty Kissの頭脳担当

あとはやっぱり暴走しがちな二人のストッパーで大体止めきれなくて次手次手とフォローに徹する苦労人

たまに変なスイッチが入るとこの二人よりも壊れることもある
0166名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:53:27.92ID:L1wE7OF1
そこからとりあえずは何事もなく

滞りもなく

パーティは進んでいった

というよりも大方の会食も終わり

最後に代表者の挨拶

三船会長の挨拶が始まった



















その時だった


ツバサ「ゲームスタート」


ズドォン!

大きな銃声


その放たれた凶弾は一人を見事に貫いた
0167名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:55:37.63ID:L1wE7OF1
館内騒然


撃たれたのは三船会長


慌てて駆け寄るSP右月と左月の二人

右月「三船会長!!!」


左月「そんな……!どこから!」


当然歩夢も公安として駆け寄り周囲を見渡す

突然のことに状況が飲み込めない者たちは腰を抜かしたりもう逃げ惑ったりしていた

しかしその中でただやはり元々修羅場に居る者達は驚きはすれどその場から動きはしなかった


歩夢「誰!?全員手を挙げて!」


歩夢は愛から聞いていたこともありその微動だにしない者たちに向けて銃を向ける


鞠莉「それは勇敢とは言わないわよ、アグリいや歩夢?」


歩夢「あなたは鞠莉さんですよね、何故私の本名を」


鞠莉「さあね?それより……」


梨子は周りに目線だけぐるぐるさせて何かを目で追っていた

梨子「!?」

梨子「みんな伏せて!」

鞠莉「ぶっ!」

善子「ぎゃっ!」


歩夢「!?」


何が何だか分からない歩夢

何かに気付き鞠莉も善子も伏せさせる梨子
0168名無しで叶える物語(光)
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2021/07/15(木) 21:56:14.84ID:06FjwmrD
鹿角聖良
0169名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:57:02.42ID:L1wE7OF1
梨子が勘づいたもの

それは再び飛んできた

銃弾

歩夢「!?」

歩夢は結局伏せてはいなかった











しかし狙いは

歩夢ではなくその後ろ

今大急ぎで運ばれている

瀕死の三船会長

歩夢は慌てて駆け寄ろうとするが

遅かった

その会長へ止めとばかりに飛んだ

弾丸が

愛「あがっ……へへ……」

左月右月「!?」


愛の腹部に直撃


歩夢「あ……あ……」


愛「これでなんとか……守れたっしょ……歩夢?」


ドサッと

愛はその場で倒れる


歩夢「愛ちゃああああああん!!!」


歩夢は叫び愛に駆け寄った
0170名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 21:58:45.27ID:L1wE7OF1
梨子「質の悪いスナイパーね」

鞠莉「だったらこんな強引に伏せなくてもいいじゃない!私も気づいていたわ、一発目であんなに無警戒な三船会長を致命傷まで仕留め損ねてるんだから」


梨子「いやあれはわざと、一発で仕留め損ねるのは敢えてで元々狙いはさっきの愛ちゃん含め取り巻きのSPか公安達ね」


鞠莉「ほーう?どうしてそう思うの?」


梨子「三船会長ほどの人物を殺ろうってスナイパーであんな質の悪いのは選ばないでしょ?」


善子「確かにね、報復が厄介すぎるわ」


梨子「そう、三船会長への銃弾はフェイク本当は他を消したかった」

鞠莉「それだけで三船会長をダシに使う理由は?」


善子「そうよ結局それ報復が怖いじゃない」


梨子「三船会長もターゲットであることに間違いはないわ、でもそれはあとから……まずは警察組織の撹乱じゃないかな、敵が誰かは分からないけど中々緻密な計算で動いてるわ」


鞠莉「でもあなたさっき質の悪いスナイパーって」


梨子「そうだね、質(たち)は悪いわ」
0171名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 22:01:18.78ID:L1wE7OF1
その間に運ばれていく会長と愛


歩夢が心配そうについていっていた


梨子「ターゲットをその場で気まぐれで変えてるようなそんな感じだった」


鞠莉「そんなまさか」


梨子「撹乱できれば誰でもいい、だから例え"目立つから金髪の誰かにしようかな"とかそういう動機で狙ってきてもおかしくないフリーダムな思考の暗殺者」


善子「たしかに質が悪いわね、迂闊な行動してたらマリーが頭抜かれてたってこと?」


梨子「あり得るね」


鞠莉「よく気づけたわねそんなこと」


梨子「気づいたのは一発目の射撃のあとのスナイパーのポインターの軌道かな、品定めしてるような感じだったから」

善子「にしても見えたの一瞬でしょ?そこまで考えて判断しないわ普通」

鞠莉「流石梨子ね、一番SPに向いてるんじゃない?」


梨子「そうだね、そっちに就職した方が楽かも」
0172名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 22:04:03.76ID:iHRKTw3S
果林「嘘でしょ!?愛!?愛!!!くっ……!」


果林は館の外で様子をばっちりと見ていた運ばれていく愛を見て


一体誰が狙撃したと自分のスナイパーで索敵


果林「私以外外にはいないは……ず……!?」


果林は見つけてしまう


外で待機している二人組を


絵里「……」


スナイパーを構える絵里の姿


果林「ふふっ……そう中々強引な手に出たのね、やっぱりあなたも私が殺さなきゃならない敵だったのね……許さない……!」

果林は絵里にターゲット絞る

その目は静かな怒りに満ちていた
0173名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 22:05:45.59ID:iHRKTw3S
戻って


真姫「どう?エリースナイパーの使い勝手は」


絵里「……」


真姫「あなたには合わないか、銃全般使えるとはいえ拳銃があなたのメインだものね」


そうただ一応持ってきていたスナイパーの動作を確認していただけ


つまりはこの二人は先ほど狙撃は行っていない



真姫「さっきの銃声……なんだったのかしらね?こちらからでは誰か要人が撃たれたこと程度しか分からなかったわ、大方こうなることは予期してたけど」


絵里「……」


真姫「まぁそうよね、今なら結構パニック状態だし……侵入できそうね」


二人は動き出し


とうとう殺し屋エリーチカもパーティに参加
0174名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 22:07:35.02ID:iHRKTw3S
???「こんなところでいいかしら?ツバサ♪」


ツバサ「上出来よあんじゅ」


女はスナイパーライフルを放り投げ


ツバサがそれを受け止める


あんじゅ「退屈じゃなさそうな子達は一杯いるわね」


ツバサ「そりゃ派手にしでかす為のお祭りだもの」


ツバサはピッとリモコンを押すと

地面から武器庫が現れる


ツバサ「ここに呼んだのもそのためよ」


そこに先ほどのライフルをしまう

ツバサ「表向きは美術館、裏は」


ツバサ「バカな情報に引っ掛かった愚か者達を始末する要塞」


ツバサ「悪でも正義でも関係ないわ、私達の真相に気づく前に全てここで消す」


美術館統括責任者もとい


テロリストリーダー"綺羅ツバサ"

サブリーダー"優木あんじゅ"

素性不明、他のメンバーもテロリスト集団の名称もはっきりとした目的も

全て




本人達以外は誰も知らない闇の真相である
0175名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/15(木) 22:08:45.00ID:iHRKTw3S
お待たせしました
今の携帯が使い勝手悪く手間取りました

今回ここまでです
0177名無しで叶える物語(樹々に覆われた古都)
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2021/07/15(木) 22:53:37.53ID:J/0+QsmY
次もまってるお
0178名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/16(金) 00:40:06.42ID:5bvkkoub


歩夢がいまのところ公安って割に頼りなさすぎるのが
フリになってるのかどうか気になるなぁ
0179名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/16(金) 19:25:08.94ID:+Yqw3RdO
おつ
出て来て早々愛さんがいきなりご退場しそうで草
0181名無しで叶える物語(たこやき)
垢版 |
2021/07/17(土) 17:45:47.78ID:nQvIjd0W
ほっしゅ
0182名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 06:59:00.00ID:pDGZg6UW
0183名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:46:13.04ID:IeIouAbu
天王寺社長「……」

真姫「ね?」

天王寺社長「これみよがしな顔をするな、これっきりだよ」

真姫「分かってるわよ、で?首尾は?」

天王寺社長「見ての通り、二人何者かに狙撃された、その片方は三船会長でもう一人はよくは知らないが宮下愛という子だな、何やらSPっぽい動きをしていたから警察関係者だろう」

真姫「三船会長が狙われた……ふむ」

天王寺社長「余程の無鉄砲なバカか、それとも三船会長を敵に回しても生き残れる自信のある化け物か……考えたくもない危険人物だがそのどちらかだろうね」

真姫「少しピンと来そうな感じはするのよね」

絵里「……」

絵里はずっと周りを警戒していた

異常だったからだ


真姫「この静けさは何?」
0184名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:48:36.87ID:IeIouAbu
天王寺社長「気づいたかい?何故私がまだ逃げてないかで感じ取れないか?」


真姫「……まさか」


天王寺社長「そのまさか全員逃げられていない、ここに閉じ込められたんだ……少なからずいた一般参加者もまったく裏組織とは関係のないお偉方も全てだ」

真姫「ということは」


天王寺社長「撃たれた二人も病院に搬送することすら出来ていない」


真姫「……」


天王寺社長「こんなこといっては悪いが入ってくるのは可能だが出ることは不可能、そういうこの美術館全体がネズミ取りのようなシステムになっている、君たちももう」


真姫「そんなこと関係ないわ、三船会長はまだ無事なの?」


天王寺社長は真姫のこの質問で真姫が何をする気かを一瞬で悟った


しかしそれは


天王寺社長「正気かい?こそこそ立ち回るのではなかったのか?」


真姫「そんなことは後よ」


真姫の医者のスイッチが入ってしまっていた

それに気圧され

天王寺社長「……案内しよう」

天王寺社長が三船会長が運ばれた部屋へと真姫と絵里を導いた
0185名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:50:39.53ID:IeIouAbu
絵里が追従しようとしたとき

ブォン!

何が絵里の目の前、真姫の背後に飛んできて


真姫、天王寺社長「!?」


絵里「……」


真姫と絵里を分断する


巨大なアックスランスだった

鞠莉「面白い人物が入ってきてるじゃない?」

真姫「どういうつもり?マリー」

鞠莉「あら真姫じゃない?お久しぶりネ……なるほどまさかあなたたちがグルでつるんでいたとはね」


絵里「……」


ドォン!


絵里は無言で銃を構えるが


ドォン!


鞠莉「オゥ!遅いですネ、エリーチカ」


真姫「!?」


それよりも速く撃ち返し牽制


絵里も当てる気がないのはわかっていた為避けはしなかったが確実に速さで負けていた


真姫「マリーあなた……」


鞠莉「裏社会は別にあなたのものだけじゃないわ、真姫、エリーチカ?」


天王寺社長「すまない、先を急いでいるのを分かってはくれないかミスマリー?」

鞠莉「ええ、勿論行っていいわよ」

真姫「はぁ?」
0186名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:52:17.25ID:IeIouAbu
鞠莉「あなた達に興味はないわ」

真姫「じゃあ今までの下りは何なのよ」

鞠莉「エリーチカだけ置いていきなさい」

真姫「はぁ?付き合ってらんないわ」

鞠莉「じゃなきゃあなたも行かせない、ここで嫌がらせしようかしら?……いや殺しかねないわね」

真姫「そんな脅し私に」

と言おうとしたところで絵里が遮る

絵里「……」

ここは私に任せてと言わんばかりの仕草

鞠莉「ほーう?やっぱり話が早いわあなた……killしがいがあるわ」

真姫「こんな喧嘩乗らなくても……大体マリーあなたはなんでエリーにそこまで執着してるのよ?」

鞠莉「そうねぇ〜……まぁ黒澤ダイヤと言えば分かるかしら?」

真姫、絵里「!?」

鞠莉「あなたたちよね?ダイヤを葬ったの?」

絵里「……」

絵里は隠そうともせずコクりと頷く

鞠莉「そう……ふふふ」

絵里「……」

絵里も恨みなら買うと構える
0187名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:53:56.65ID:IeIouAbu
真姫「お友達だった?あなたが恨みで動くなんてね?」

鞠莉「……」

カシャン

真姫「!?」

絵里「……!」

ドォン!ドォン!

鞠莉が真姫に向けてショットガンをぶっぱなした

散弾の一部が真姫に飛ぶが

絵里「……」

絵里の二つの発砲により軌道がずれ

真姫「!」

ピシッ!

顔スレスレを散弾が通過

天王寺社長「ひょえ!」

情けない声だしたが社長も無事

絵里「……」

鞠莉「別に恨んじゃいないわ、お互いにこの界隈にいるもの……いつ散ってもおかしくないと覚悟を決めてるから……ただね……」

真姫「?」

鞠莉「二度と私達を友だなんて呼ばないで」

鞠莉は先ほどまでのへらへらした顔とは打って変わり険しく真姫を睨んだ

鞠莉「そんなちゃちな仲じゃないのよ私達三人はね」

真姫「……三人?」

鞠莉「おっとちょっと口がslideしちゃったわね……まぁいいわ」

いつもの表情に戻った鞠莉
0188名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:55:42.90ID:IeIouAbu
鞠莉「ようはダイヤを屠ったあなたと戦いたいってそれだけの単純な話よ」

絵里「……」

絵里は真姫と顔を見合わせる

真姫「……はぁ〜やっていいか?ですって仕方ないわね、まぁエリーが負けることは想像してないけど……死なないでね?」

絵里「……」

絵里はいつものように無言で頷いた

真姫と天王寺社長は先を急ぐ

しばらくの沈黙の後

絵里と鞠莉

二人が立ち竦む

鞠莉「随分な自信ね、たしかにさっきの散弾を拳銃で撃って弾いたのは見事だったわ私でも出来ない荒業……でもね」

鞠莉「……」

スッ

ドォン!

鞠莉が止まらぬ速さで銃を取り出し即座に射撃

絵里「っ……」

同じようにタイミングで絵里も銃を取り出すが撃つまで間に合わず

鞠莉の放った銃弾で右肩を掠めるように被弾

鞠莉「撃ち返すどころか咄嗟に胸から肩の被弾にずらすのが精一杯みたいね?」

絵里「……」

拳銃の扱いに慣れているはずの絵里よりも速撃ちに置いては鞠莉に遠く及ばなかった
0189名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:58:03.52ID:IeIouAbu
鞠莉「……」

絵里「……」

何かの動作をすれば先に撃たれる

そんな状況で絵里は動けなくなる

鞠莉「私の速撃ちにビビっちゃった?そんなタマじゃないでしょう?あなたは」

戦う意思はある、しかし動けば死ぬ

それは絵里も分かっていた

鞠莉「あくまで静に徹するのね、徹すれば……私から動けばどうにかなると思ってない?」

サッ

ドォン!

絵里「……」

避けはした、しかし

再び肩に被弾

今度は肩を抑えるほどにはまともに食らった

鞠莉「はぁ〜つまんないこの程度…なの!!」

絵里「……!」

鞠莉はもう一発、拳銃を構えた絵里に向けて撃ち

鞠莉「……読めていたわあなたが私の会話の最中にすかさずに反撃してくることは」

拳銃を放った銃弾で弾き落とす

絵里「……」
0190名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 22:59:58.07ID:IeIouAbu
鞠莉「あなたがよくやる手よね?残念♪私の方が一枚上手よ?」

絵里「……」

鞠莉「さてと?普通ならここであなたは手を上げて降参のはずだけど?」

絵里「……」

勿論武器を失っても構えは解かない

鞠莉「(ここで撃てば終わり……と言いたいところだけど……この距離……なるほど今までの行動はこの為……)」

そう、絵里は被弾しつつも鞠莉に確実に距離を詰めていた

速撃ちと言えど

近接が届く距離にくれば流石に

鞠莉「(ふふ、ただ先に気づいて良かったわ……これであなたのoneかeightかの勝負も負けしかなくなった…!)」

鞠莉はそのまま絵里へ銃を構える

ドォン!

絵里「……」

当然この距離、いかな速撃ちと言えど相手の手を抑えて軌道をずらすことが

絵里なら造作もない

実際抑えて鞠莉の右手を捕まえることに成功

しかしそこまで鞠莉は予測済み
0191名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:02:40.48ID:IeIouAbu
鞠莉には

このままスーツの右袖から飛び出る仕込み刃(アサンシンブレード)で突き刺しに来る

このビジョンが見えていた

実際絵里が左手で自分の銃を持つ右手を抑え、左手を今まさに動かそうとしている瞬間だった

絵里のその一連の流れは一瞬であったが

鞠莉の思考も一瞬で

予測済みの行動に対する対応も一瞬

鞠莉は左手でナイフを持っておりそれで絵里の喉元に突きつけて

掻っ切って終わり






刃は鞠莉が先に絵里の元にたどり着く


しかし




鞠莉「くぁ…………あ…………」


そのナイフを突き出した左手から出血していたのは


鞠莉だった


たしかにナイフの突き出した速さは仕込み刃が伸びて相手の肉体に刺さるまでの時間差分

普通のナイフの方が速い


しかし問題は飛び出した場所


鞠莉の左手の上に折り曲げられた絵里の右肘


そう仕込み刃が現れたの袖からではなかった
0192名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:05:26.64ID:IeIouAbu
予想外の攻撃
しかしこの程度で焦る相手でもなかった

鞠莉「ああああ!!!」

痛みに叫びながらも刃から腕を引き抜き

絵里「……!」

絵里に蹴りを入れて半歩退かせる

鞠莉「っ……ふふふ……中々なことしてくれるじゃない!でもこれで勝ったと思わないことね!」

鞠莉も左手のナイフを投げつける

ヒュン

絵里「……」

絵里はそれは難なく避けた

しかしそれは当然囮

鞠莉「Slap!」

左手に隠されていた小さな筒状もの

それは目潰し用の殺傷性のある炸裂クラッカー弾だった

絵里「……!」

勘づいたときには遅かった

絵里の目の前で無情にも炸裂

パァン!

絵里「……」

咄嗟に顔は腕でガードするが

鉄片が勢いよく飛び散り

ポタッポタッ

庇った両腕が袖は勿論ボロボロ

露になった肌も激しい裂傷が至る所について

出血も多く

鉄片自体が突き刺さりもしていた

絵里「……」

絵里は表情自体は変わらず平気な顔して立ってはいるが両腕が震えるほど痛みに耐えていた

鞠莉「これでおあいこ、いやあなたの腕の方が重傷かしらね」

鞠莉の左腕も力無げに垂れる形で限界を示していた
0193名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:07:31.11ID:IeIouAbu
一方

真姫「情報提供して貰うまでは死なせないわ」

真姫はどこに持っていたのか緊急医療セットを取り出しつつ駆け足で三船会長が匿われている部屋へと向かう

天王寺社長「こっちだ!」

とその時

歩夢「待って!」

カチャ

真姫「……今度は何?」

歩夢「何者か答えて」

真姫「みて分からない?医者よ」

歩夢「信用できない……参加者リストに医療関係者はいたけれどあなたのような人はいなかった……なんならもう会長の治療係は間に合ってるの」

真姫「そう?大した医者の名前は一人もいなかったけどね」

天王寺社長「えーと歩夢君だったかな?ここは私に免じて」

歩夢「……何者か答えて!!!」

歩夢は声を荒げる

両手で構える銃が震えておりよぼと切迫している様子なのは見てとれた

真姫は表情を変えない

真姫「……答えるのはいいけど」

そして歩夢から目線を反らしてその脇を見つめる

真姫「その子はそんな余裕あるかしら?」

歩夢「!?」
0194名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:09:47.80ID:IeIouAbu
歩夢の隣にいる

愛「ゼェ……ゼェ……歩夢……愛さんのことは……もう……」

真姫「止血はしてたみたいだけど、かなりの重傷ね」

歩夢「……!」

真姫「そう……ここにいた医療関係者は皆三船会長に付きっ切りでその子は見捨てられたのね」

歩夢「……違う!愛ちゃんは!」

愛「へへ……いいよ歩夢……その通り……ケーサツだろうが………SPだろうが……私達みたいなのは……お偉いさんにとっては……ただ都合のいいときに切り捨てられる駒…………こんな道選んだときから……分かってた……覚悟の上だよ……」

歩夢「……そんな……」

真姫「私からしても情報提供者として三船会長の方が優先度が高く……確実に敵になるだろうあなたの命の価値は低いわ」

愛「へへっ……だろうね……」

歩夢「どうしてそんな酷いことを簡単に言えるの!?」

真姫「あら?名乗れって言われたから名乗るけど……私は警察の敵よ……犯した罪は数知れずの闇医者……それがこんな有り様の自分の敵を見て」

真姫は銃を歩夢に構える

歩夢「!」

真姫「見捨てるどころかここで二人とも消してもおかしくないのよ?」

真姫は冷酷な目で歩夢を睨み付ける
0195名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:11:44.36ID:IeIouAbu
歩夢「あなたがその気なら私は戦います」

真姫「ふっ……そう?そんなに手練れには見えないけど」

歩夢「私だってなんで公安のエリート部隊に選ばれたのか全然分かってないけど……だからってバカにされたままでは終わらない!愛ちゃんを守るために戦いだってするよ」

愛「……歩夢……!」

真姫「……覚悟は本物のようね」

真姫はスッと銃を降ろした

その瞬間に歩夢から見て真姫が心なしかふふっと笑ったように見えた

歩夢「!?」

真姫「退いてその子の治療を開始するわ」

真姫がオペ用の手袋を装着し始める

歩夢、愛「!?」

愛「……どういう風の吹き回し?……私はあなたのことよく知ってるよ…………闇医者の手なんか……この愛さんに必要なっ……」
ザクッ

真姫が愛の首もとに注射を刺した

愛「」

愛は意識を失う

歩夢「愛ちゃん!!!」

真姫「患者がごちゃごちゃ喋らないで……文句なら治ったあといくらでも聞いてあげる」
0196名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:14:26.99ID:IeIouAbu
ポタッ……ポタッ……

絵里は腕に刺さった破片を全て抜き取り

血が滲みでるのも構わず鞠莉に向けて腕に力を入れて

銃を拾い構え引き金を引いた

ドォン!

鞠莉「あぐぁっ!」

よろけながらもなんとか急所を外すが左肩を銃弾が貫通

鞠莉「へへへ……どのみち左はもう動かないからno problemよ」

この状況でまだニヤリと笑い絵里によろよろと接近

絵里「……」

再び引き金を

と思ったが絵里の腕も震えて力が出ない

そこをすかさず鞠莉が絵里の手から銃を再び叩き落とし

鞠莉「ふん!!!」

絵里「ぁ……!」

強烈な頭突き

絵里も思わず声が漏れ頭を抑え脳震盪に耐えていた

鞠莉「私の自慢の石頭、少しは食らったかしら?」

そのまま絵里にタックル

鞠莉は絵里に馬乗りになり

鞠莉「あなたほどの殺し屋を撲殺ってのも面白いわよ…」

絵里「……」

まだ無事な右手を握りしめ力を込めて

鞠莉「……ね!!!」

ドカッ!!!

絵里の顔面を殴った
0197名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:16:42.67ID:IeIouAbu
絵里「……」

ツー

強烈な一撃で口を切り、意識も危うい絵里

鞠莉「ふんぬっ!!!」

といったところで二撃目

は上手いところでガードで防ぐ

しかし鞠莉は止まらず三撃目

腕で防いだところを掻い潜るように衝撃を与えてきた

そこでガードが崩れ四撃目

これもまともに食らう

絵里「……」

鞠莉「まだくたばらないわよね!!!」

甘えはなく五撃目が飛んできたところで

ようやく

ガシッ

鞠莉の拳を捕まえる

鞠莉「そんな力の入ってない腕で止められるかしら?」

しかしそれは鞠莉の右手も同じ

正常な状態でも流石に5回も思いっきり力を込めて殴れば疲れてくるもの

絵里の腕でも止められた

しかし

鞠莉「止めてどうする気?その腕でで私にマウントポジションを取られた以上あなたは防戦一方のぶっ」

ガァン!!!

鞠莉の頭から勢いよく後ろに仰け反るように吹き飛ぶ

お返しの頭突きだった

鞠莉「……」

鞠莉はそのまま仰向けに倒れ

絵里はなんとか立ち上がり

首を抑えコキコキと鳴らしていた
0198名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:18:47.37ID:IeIouAbu
そして鞠莉の拳銃を奪い構えて

絵里「……」

鞠莉「ふふふ……いいわよ殺しなさい」

絵里「……」

絵里は遠慮なく引き金を引く

鞠莉はなに食わぬ顔で覚悟を受け入れた顔をしていながら

腰からまだ何かを取りだそうとしていた

しかし直前で

絵里「……!」

バァン!!!

絵里が突然踞った

鞠莉「!?」

???「ようやく見つけたわよ」

果林「悪党さんたち♪」

果林がスナイパーで絵里を狙って発砲

それに気づいた絵里が咄嗟に踞ったようだ

絵里「……」

鞠莉「あいつは……」

果林「仕方なければ殺そうと思ったけれど、それだけ派手にボロボロなら生け捕りできそうねあなたたち」

鞠莉「バウンティーハンターの朝香果林ね?」

果林「そうよ、あなたたちは悪党は全部私の糧、喜びなさいクズ共」

鞠莉「ふふ、酷い言われようね」

絵里「……」
0199名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/18(日) 23:19:48.71ID:AEcNlx9s
本日ここまでです
いつも保守ありがとう
0202名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/19(月) 03:03:45.35ID:vWFy6QmF
大体こういうときの真姫ちゃんブラックジャックになりがち説
0204名無しで叶える物語(SB-Android)
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2021/07/20(火) 03:09:46.53ID:lmBapjHK
>>187
お口がslide→お口がslipでは?
0205名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/07/20(火) 05:22:48.57ID:knFyvsq0
>>203
0208名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/07/21(水) 23:36:55.99ID:HcWeBMyt
0213名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 13:52:54.47ID:27bWoFMf
鞠莉「あなたのその横取り精神は見習うべきかもね、実にいいわ警察の犬っぽくてね」

果林「残念ながら犬は卒業したのよ、今は犬というよりはハイエナよ」

シュポ

皮肉も軽くかわして呑気に煙草に火をつける果林


鞠莉「勝ちに貪欲なのはいいけどそれ楽しいのかしら?」

果林「フゥー……楽しくてやってるわけじゃないのよ、おあいにく様」

全く動じずさらっと言い返す

絵里「……」

果林「それから絵里ちゃん?また会ったわね、でも残念……どうやら私達は敵同士のようね……でも仕方ないわよね?あなたが仕掛けたんだもの」

絵里「?」

果林「覚えてないの?そう……殺し屋にとって撃った相手なんてそんなものよね」

ガシャン!

ガシャン!

そのときだった

絵里、鞠莉、果林「!?」

絵里「……」

鞠莉「いつつ……今度は何よ?」

果林「地震?いやこの妙な金属音は何?」

三人は即座に警戒に移った

何かは分からない

だが

きっと味方ではない何かが闊歩してくるのだけは理解できたからだ
0214名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 13:54:14.87ID:27bWoFMf
ガシャンガシャンと金属と金属が擦れる音が聞こえる

地響きを起こすほどの"それ"は三人の目の前に姿を表す

絵里、果林、鞠莉「!?」

鞠莉「ねぇ、あれなんだと思う?」

果林「騎士でしょ、なんで動いてるの?」

絵里「……」

さあ?という素振り

斬馬刀と呼ばれる大剣を引っ提げた甲冑の騎士がどしどしと三人の元へ向かっていた

鞠莉「あれは人なの?」

果林「バカな推定250cmは越えてるわよ?」

鞠莉「人じゃないとしたら何?あんな化け物この世にいるの?」

果林「さぁね、ただやる気なら相手してあげないと」

果林はスナイパーを構える

果林「弱点が分からないけど!」

ズドォン!

スナイパーから弾丸が放たれて甲冑騎士の頭部に直撃

キィン!

甲冑騎士も少し仰け反るが

甲冑騎士「……」

何事もなくどしどしと歩き始める

果林「参ったわね効いてないわ」
0215名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 13:55:40.93ID:27bWoFMf
鞠莉「呑気に言ってる場合?追い詰められたらあの大剣でジ・エンドよ?」

絵里はショットガンを構える

鞠莉「あ、ちょ!あなた人のを勝手に!いつ盗んだのよ!」

話を聞かずに甲冑騎士にショットガンをぶっぱなす

ズドォン!

散弾が見事にヒット

しかしこちらも仰け反り鎧が少しダメージを受ける程度でなんともない

その間にも騎士はゆっくりだが徐々にこちらに近づいてくる

果林「撃たれても人間的な反応は無し……不気味ね」

鞠莉「リアクション一つもないからまさかマシン?だとしたら万全な状態ならまだしもこんな体たらくで相手するには荷が重すぎるわ」

果林「まさかロボット?にしてはデザインは昔なのね」

鞠莉「そんなことよりも普通にロボットが兵器として存在してるのに突っ込みなさいよ」

果林「知り合いに作れそうなのがいるからね、別段不思議には思わないわ……でもロボットっであっても銃でほとんど傷つかないはあり得ないわね」
0216名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 13:58:27.87ID:27bWoFMf
絵里「……」

ズドォン!カシャ
ズドォン!カシャ

絵里がその間にショットガンをうち仰け反らせて甲冑騎士の前進を阻止

果林「あれだけ散弾を撃ち込めば普通の甲冑ならいや鉄でも穴くらい空いてるわ、なのに多少凹みはしてるけどほとんどダメージがない」

鞠莉「だったらしょうがないわ、取って置きのこれ」

鞠莉は何かを腰から取り出し投擲

果林「?」

絵里「?」

鞠莉「シャイニーボム!吹き飛べ」

鞠莉は投げたあとバックステップで絵里果林より後ろへ下がり折り畳み式の盾を用意

騎士の足元がピカッと輝いて

果林「え?ちょっと待って…これ何か嫌な予感が……!」

絵里「…!!」

絵里と果林がその鞠莉の一連の動作に嫌な予感を察知して

同じく後ろにステップ

その瞬間

ドゴォォォォォォン!!!

激しい爆発音で周辺の床、壁まで一瞬で瓦礫に変えるほど吹き飛んだ

果林「いやああああああああ!!!」

絵里「!?!?!?」

二人も予想以上の爆発の規模で避けはしたが爆風は回避出来ず巻き込まれて

鞠莉より後ろに勢いよく吹き飛び

ガァン!ガァン!

壁に叩きつけられる
0217名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 13:59:49.82ID:27bWoFMf
鞠莉「手榴弾約3倍の威力、マリー特製シャイニーボム御堪能頂けたかしら?」

果林「どんご!おみゃあ殺そわ!?(バカ!あなた殺すわよ!?)」

絵里「Умри(死ね)」

鞠莉「そいつはsorry……でもねあなたたち殺す気くらいじゃないと」

果林、絵里「?」

爆発に巻き込まれた騎士は

流石に爆風により後退し鎧も随分と傷みはしたが
鎧自体は完全に原型を留めており

再びこちらに前進していた

鞠莉「こいつは倒せなさそうよ」

果林「呆れたなんて耐久値よ」

果林はそう言いながらも

かちゃかちゃと背中に背負ったものを降ろして何かを取り出し始めた

鞠莉「?」

果林「こういうときは」
0218名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:02:10.50ID:27bWoFMf
果林が担いでいるのはヘビースナイパー

対物の徹甲弾搭載の高威力のスナイパー

果林「私の自慢のスーパーノヴァヘビーライフル」

それをしっかりと構えて甲冑騎士の頭を狙う

果林「とくと喰らいなさい!」

ズガァァァァァン!

先程のスナイパーとは比べ物にならないほどの音が響き
銃弾にしては大きくもはやコンパクトな砲弾にも等しいような弾が

ドォン!

甲冑騎士の頭にぶち当たった

右半分が少し欠けた

果林「それで倒せるとは最初から思ってないわ、もう一発!」

ズガァァァァァン!!!

次は左半分

徹甲弾だけあって今度はまともに甲冑を貫いた

騎士の顔の部分に風穴を空ける

騎士の動きがピタリと止まった

鞠莉「やるじゃない」

果林「対戦車ライフルよ?これくらいはやってくれないと……いやむしろ」

果林は再び警戒

一瞬止まったかに思えた甲冑の騎士はまた動き出した

鞠莉「!?」

果林「まだ動くのね」
0219名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:04:48.32ID:27bWoFMf
鞠莉「頭を潰せば終わる、生物の常識は通用しないみたいね」

果林「ていうことは本当にロボットかしらね」

と二人が言っているとここで絵里が前に出てくる

絵里「……」

果林「どうしたの?」

手には先ほど鞠莉が投げたアックスランス

鞠莉「まさかそれでやる気?徹甲弾も爆弾もあまり効かない相手なのに無駄よやめときなさいな」

絵里「……」

鞠莉の忠告も無視で絵里は投擲の構えに入る

鞠莉「ちょっと?」

果林「何か算段があるんでしょお手並み拝見ね」

甲冑騎士は真っ直ぐとやはりこちらに向かう

絵里は動じず投擲がしっかりと当たる位置に来るまで待つ

果林「ただしかなり近づかれるわ…それが外れの策だったら、まずあなたを半殺しにしてこいつの囮にして撒くわね」

鞠莉「右に同じ、勿論覚悟あってのことよね?じゃなきゃ仲間でもないのに付き合い切れないわよ?」

二人は絵里の背後に銃を構えた

絵里「……」

絵里はそれも動じず頷く
0220名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:06:29.56ID:27bWoFMf
そして前を向いて一度集中するために目を瞑る

絵里は気づいていた

最初の頃から比べて随分と歩きがぎこちなくなっている

甲冑がとてつもなく頑丈な特殊合金で

近代兵器級の火力でも軽く耐える

余裕で耐えはするが

ダメージは蓄積していると

とんでもなく甲冑の合金が硬く

恐らく甲冑の中身の人だかロボだか化け物だかのタフさもとんでもないものではある

しかし無敵ではないと

だとしたらと考えた

甲冑は全部をその特殊合金を覆うように作られているわけではなくデザインはそのまま中世の騎士モデルの鎧

つまり本来人間が来ていれば甲冑で守られていない部分が少なからずある

絵里はそこを狙っていた

ただ中身があるかどうかははっきりと分からない

頭の部分に位置する兜に風穴を空けても動くところを見て頭部が機能停止するほどのダメージ受ける部位ではないことは分かった

しかし恐らく甲冑でない部分ならこのアックスランスでも刺さる

そう判断した

絵里が目掛けて刺す場所は一番

隙のある

絵里「……」

ブォン!!!

腰と胴体の間の部分に目掛け力一杯投げた
0221名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:08:59.19ID:27bWoFMf
ザクッ

鞠莉「刺さった!?」

投げたランスが予想以上に騎士に深く刺さり腹の部分から背中に貫通する

平気なら刺さったところでまた動き出す

のパターンのはずだが明らかに反応が違った

甲冑騎士「……」

刺さった反動で直立からくの字で曲がった身体のまま

あれほどまでにいかな攻撃を受けても一瞬止まるかのけ反るかですぐ動いていたモノが

完全に止まった

果林「や、やったの?」

鞠莉「unbelievable!?たかが槍一本、弱いところを突いたからってそんな」

絵里はそのまま騎士に近付く

果林「まさか近付くの!?そいつの死亡確認なんてどうするつもりよ」
鞠莉「さっきのさっきまでピンピンしてた相手よあなたボロボロじゃない大丈夫?」

先程の投擲で鞠莉との戦闘でも消耗していた両腕が限界を迎え震えも激しく止まらない状態だった

もしこの騎士が動き出したら抵抗できない危険な状況なのはたしか

がこれも確信あってのこと

絵里はランスが刺さった箇所を確かめた後

ランスの柄を足で押し込み貫通した背中に押し込み強引に引っこ抜いた

その引っこ抜いたランスを果林、鞠莉の目の前に投げる
0222名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:10:35.92ID:27bWoFMf
果林、鞠莉「!?」

その投げられたランスを見て驚愕する

果林「血?」

鞠莉「嘘でしょ?こいつ生物だったの?」

血がびっしりとついたランス

この生気のない甲冑の騎士がまさかの生物

果林と鞠莉は言葉を失った

果林「あれだけ銃弾をぶちこんでも血なんて一滴も出なかったのよ?」

鞠莉「頭に風穴が空いても風穴が空いただけだった」

果林「つまり肉体があったのは……胴体だけってこと?」

鞠莉「胴体だけの人間なんているわけないしこれは一体……なんの生物?」

謎だった

この甲冑の騎士が明らかに普通の人間ではないことは分かったが

果林「この大剣、到底人間じゃ持てないわ……重すぎる」

鞠莉「ロボットなら可能ね、でもロボットならこの血は一体……」

???「あら?簡単なことじゃない」

誰かの声

鞠莉、果林、絵里「!?」
0223名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:13:20.00ID:ZYaY2La4
果林「あなたは」

鞠莉「たしかここの責任者の」

???「どうも皆さん、綺羅ツバサよ」

そうして現れたツバサは

倒れた甲冑の騎士の元へ接近し

鎧を軽く叩いた

ツバサ「特殊超合金で作られた機械生命体……いわゆるサイボーグ、それがこのプライベートウォーカーよ」

果林「サイボーグ?ふざけてるのかしら?そんな技術現代にあるわけないくらい馬鹿な私でも分かるわ」

ツバサ「じゃあこいつはどう説明するつもり?」

果林「!?……それは……」

鞠莉「はん!ロボットも十分な普及が滞ってるこの現代で……その上を行くサイボーグ?にわかには私も信じがたいわね」

ツバサ「それが出来てしまうのよ、私達ならね?」

果林、鞠莉、絵里「……」

三人は一瞬で何かを察して

カチャ

銃をツバサに向ける

果林「あなた一体何者?これ(甲冑騎士)があなたのものだとしたら危険人物の匂いがプンプンするわ」

鞠莉「随分と隠しきれない殺気ねぇ?まさか私達と同じ犯罪者かしらね」

絵里「……」

絵里も震えている手で引き金を握る

ツバサ「ふふっ」
0224名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:15:17.56ID:ZYaY2La4
ツバサ「どうやら""大方の掃除"ができたと思ったのだけどまだプライベートウォーカーを返り討ちにするような一筋縄ではいかない相手がこんなにいるみたいね」

果林「掃除?何のことかしら?」

ツバサ「もうそろそろだから見てれば分かるわ」

鞠莉「?」

その時だった

ドカアアアアアアン!!!

大きな爆発、起きた場所は

あの三船会長がいる周辺だった

鞠莉「なっ……」

絵里「!?っ…」

果林「……何をしたの?」

少し動揺を見せる金髪二人と

苦虫を噛み締めた顔で引き金はかけたまま

あくまで平静にツバサに質問する果林

ツバサ「あーごめんなさいね?消したい相手が多いときはこっちの方が早いのよ……まぁ関係ない子達も巻き込んじゃったかもしれないけど」








ツバサ「まぁ仕方ないわよね?」

絵里、鞠莉、果林「!?」
0225名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:19:43.96ID:ZYaY2La4
ツバサ「どうしたのその反応?……あー」

ツバサ「あの(爆発した)周辺にお友達でもいた?」

ツバサ「それは悪いことしたわね」

口に反して何も感情もなく悪びれなくいうツバサ

果林「……この外道が!」

果林がその態度で激昂する

鞠莉「梨子…!善子…!クソ!なんで誰も出ないの!?」

絵里「……」

絵里も真姫との通信を試みるが

繋がらなかった

果林の発砲はツバサを掠める

しかしツバサは微動だにしなかった

果林がそのまま怒りで撃ち殺してくるとは思わなかったからだ

ツバサ「ふふ、意外と冷静ね」

果林「ここで何も分からず怒りのまま撃ち殺したらあなたの思う壺だからね……愛の死が無駄なものになる」

鞠莉「……随分と薄情なのねあなた……もう愛って子が死んだって思ってるの?」

果林「私達はそういう仲よ、どちらかが倒れてもどちらかが目的がまだなら前に進む……バディではあっても仲間ごっこをしてる訳じゃない」

鞠莉「そう、あなたも随分と不器用な生き方してるのね……まぁ私も恐らくそこのエリーチカも他人の事言えないけれどね」
0226名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:22:32.78ID:ZYaY2La4
果林「さて、あなたが誰を殺そうとあなたが今状況最悪なのは変わらないんじゃない?」

鞠莉「そうね、ご自慢のサイボーグはこうだし……ここにいるのは曲者ばかりよ?どうするの?」

絵里「……」

構えは誰一人として解かない

妙な真似をすればツバサは撃たれるだろう

果林「さっさと何がしたいか答えた方が賢い選択よ」

ツバサ「ふふ、不利な状況?何を馬鹿なことを」

ツバサ「不利な状況なのは」

ツバサはパチン

ツバサ「はなっからあなたたちよ」

ドゴォン!!

絵里、鞠莉、果林「!?」

突如壁が崩れ三人の脇から現れたのは

甲冑の騎士

果林「なっ!?……こいつは」

ブォン!ガァン!

果林「かはっ……」

まず果林が甲冑騎士が振った槍の柄に脇腹が直撃し

吹き飛ばされる

果林「くっ……そ……」

ツバサ「一体倒したからって何?こいつは二体いるわ」
0227名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:26:22.69ID:ZYaY2La4
鞠莉「そうか、美術館入り口に挟んで置いてあったあれ」

鞠莉は入り口の大剣と槍を持って佇んでいた甲冑を思い出す

鞠莉「あれが動き出した、ただの飾りじゃなかったのね」

ツバサ「正解だけど?言ってる場合?」

鞠莉「!?」

その言葉から間髪入れず大きな槍の先端が鞠莉の目の前に降りてくる

鞠莉「ちっ!」

咄嗟にかわす

鞠莉「残念ながらもう一体いようがもう動きも弱点も分かってるのよ!」

カチャ

鞠莉は一体目と同じ胴体の隙間を狙うが

ガァン!

鞠莉「あがっ……は……や……」

鞠莉は騎士に蹴り飛ばされた

先ほどの一体目と変わって機敏な動きをするプライベートウォーカー

ツバサ「あーいい忘れてたけど個体差あるからね」

果林「」鞠莉「」

そのまま大きなステップを踏み一瞬で絵里に接近

絵里「…!」

ツバサ「あなたたちが倒したのが対軍特化のパワータイプだとしたらそいつは接近戦特化のスピードタイプかしらね」

ガァン!

絵里はかろうじて槍の攻撃をかわすがこのパターンはさっきの鞠莉と一緒

次の一撃がすかさず飛んでくる

槍、蹴りと来て次は腕が伸びてきた
0228名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:30:51.15ID:ZYaY2La4
ガシッ

絵里「ぁ……!」ギギギギ

今までの消耗で限界か

あっさり捕まり首元を捕まれ絞められる

ツバサ「ふふ、全員あっけなかったわね……サイボーグと人間の性能差、よく身の程を知れたんじゃない?」

絵里「…!!っ」

絵里は抵抗を試みるが

プライベートウォーカーの腕はもがいてももがいても緩むことはなく

むしろ万力のように力を入れる度

ギギギギギギギギ

首が強く締められていく

絵里「っ……」

意識が遠退く絵里

ツバサ「ここまでよく頑張ったけどもう終わりねあなたたち」

???「誰が終わりだって?」

パァン!キィン!

プライベートウォーカーに銃弾がぶち当たる

ツバサ「?」

絵里「!」

放たれた銃弾の元を辿ると

そこにいたのは

愛「愛さんが推参なんつって……ってがふっ…」

歩夢「ちょっと愛ちゃんまだ安静にしてなくちゃ」

歩夢は吐血した愛に駆け寄る

愛「……ごめんごめんちょっと格好つけたくって」

ツバサ「あら?」

真姫「残念ね、あなたの雑な掃除ではねずみ共はこの通りよ」

善子「ちょっと!誰をねずみ扱いしてるのよ」

真姫「さあ、どうする?」

善子「無視しないで!」
0229名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 14:34:12.22ID:ZYaY2La4
今回ここまで
保守ありがとう

>>204それですね
英語力雑魚なもので自分でもずっとモヤモヤしてたけど結局検索めんどくさいしいっかでやっちゃいました
素直にGoogle翻訳多用していきます
ご指摘ありがとうございます
0230名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/23(金) 16:12:56.70ID:XwsmpPLK
>>229


早速細かいんだけどプライベートウォーカーもウォーリアでは?
ウォーカーって歩行者だからプライベートつけたら趣味の散歩の人って意味になるけど
戦う人(サイボーグ)という意味合いでつけたいならちょっと違うような
0231名無しで叶える物語(SB-Android)
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2021/07/23(金) 16:17:17.95ID:JQHhnFn3
そこは和製英語というか語感重視じゃね?
海外SFによくいる〜ウォーカーみたいなロボ兵器意識したとかさ
0232名無しで叶える物語(チキン)
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2021/07/23(金) 17:30:49.76ID:TVchcBMl
まぁ曲名から派生の造語だしどっちでも違和感はないね
個人的にはウォーカーの方がロボって感じはする
別にウォーリアーでもロボと言われたらロボっぽくなるけど
0233名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 17:44:26.91ID:+aE96Y5q
ごめんなさい一応
ウォーカーはあえて意味あって採用した名前です
ネタバレになりますがウォーリアはこれの上位互換で後程
のせいで意味がわけわからなくなってますがぶっちゃけ語感でつけました
0234名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/23(金) 17:51:32.32ID:XwsmpPLK
>>233
こっちこそごめん
完全に余計なお世話だったわ
もう黙っとくわ
話自体の続きはめちゃくちゃ気になってるから
これからも頑張って
0236名無しで叶える物語(チキン)
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2021/07/23(金) 18:24:12.95ID:TVchcBMl
ところでちょっと超人くらいの戦いから人外バトルに片足突っ込んできたな
だんだんインフレしてくるのかな?SFっぽくなってきたしそれはそれで楽しみではある
0237名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 18:39:44.97ID:zqS/HVZR
他は何かしらで強そうだけど
未だに歩夢がこの中でついていけそうな気がせんw
それとも何かに特化してるんだろうか
まぁそこも含め何かのフラグなんだろうな

あとは今のところほぼ絵里=鞠莉の実力なんだね
スレタイから絵里が無双する話かと思ってた
結構苦戦してて少年漫画みある
0238名無しで叶える物語(チキン)
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2021/07/23(金) 20:39:49.58ID:TVchcBMl
この絵里冷酷かと思ったら意外と人間味残ってるから
喋れない理由がポンコツだったら可愛いな
0239名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/23(金) 20:53:54.66ID:7zvyW9xL
SSでほとんど喋らないキャラが主役って珍しいな
主人公が喋らないタイプのRPGのストーリー見てる気分
これ書けるならほのパパSSも書けそう
0244名無しで叶える物語(みかん)
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2021/07/25(日) 15:39:49.10ID:SaB9sQnF
ほっしゅ
0247名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/07/27(火) 00:37:17.72ID:cHLMcOOw
0248名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 05:55:42.24ID:TX5faVGA
ツバサ「どうするも何も」

ツバサ「状況が最悪なのはあなた達の方よ」

善子「ほらマリー起きて!」

鞠莉「う……うーん」

愛「カリン!カリン!しっかりん!なんつって……ぐはっ……」

歩夢「もう黙ったほうがいいと思うよ愛ちゃん……」

果林「っ……そのふざけた声は」

愛「まだ……くたばるのは早いよ……私もカリンも」

果林「ふっ……相変わらず……しぶといのね」


そう皮肉を言う果林の顔は言葉に反して嬉しそうだった

果林「歩夢が守ってくれてたの?」

歩夢「私は何もしてないです」

歩夢はちらっと真姫を見る

果林「へぇ〜……どういう狙いかしら?」

真姫「人手がいるのよ、あいつ(ツバサ)を倒すの一筋縄ではいかなそうだからね……それに」

真姫「あなた達に恩を売っとくのも悪くないってね」

果林「……期待しないことね……悪党への借りは踏み倒すから私」

真姫「だったら命を持って取り立てにいくから」
0249名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 05:57:15.17ID:TX5faVGA
絵里「……」

意識が朦朧としている絵里

真姫「ほらエリーこんなところでくたばるあなたじゃないでしょ?」

善子「ちょっと?そんなに近づいたら」


そう絵里が倒れている目の前には先程までその絵里の首を締め上げていたプライベートウォーカー

「……」

目標を接近してくる真姫に切り替え攻撃を仕掛ける騎士

槍を真姫に目掛けて突いた

真姫「珍しくこっ酷くやられたのね、これ飲んでエリー」

絵里に何かの薬を渡し

立ち上がる

目の前には勿論槍の先端が接近していた

歩夢「あ、危な」

ギュウウウン

すると美術館全体がブラックアウト

ツバサ「!?」

プライベートウォーカー「」

真姫の胸先寸前で槍の先端がピタリと動かなくなった
0250名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 05:58:28.90ID:TX5faVGA
鞠莉「いてて……何なの?急にdarkね?」

善子「マリー目覚めた?どうやらリリーが上手くやったみたいよ」 

鞠莉「あー頼んでたあのこと……」

真姫「それに関してはこちらも乗らせて貰ったわ」

ツバサ「あなたたち何をした?」

鞠莉、真姫「……」

鞠莉、真姫「こういうのは元から断つのよ」

ツバサ「?」
0251名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 05:59:28.86ID:TX5faVGA
10分くらい前

天王寺社長「聞くが君についていって私は平気な確率はどれくらいだ」

梨子「40パーですねせいぜい」

天王寺社長「帰っていいか?」

梨子「今のこの状況で40%あれば十分でしょう?元々全部この美術館システムによって封鎖されてて素人じゃ脱出しようがないんです……まずは管制室を」


天王寺社長「この広い館を……しかもシステムによって複雑化してる造りを手当り次第に管制室だけ探していくのか?絶対に他のメンバーが全滅する方が早いな」

梨子「いえ手当り次第ではありません」

天王寺社長「?」

梨子「大方の目途はついてます」

梨子「まず先程の爆発によって私達は仲間や知り合いと散り散りになりましたがそれは敵の思惑の範疇です」

天王寺社長「そうだろうな、なんなら全員殺そうとしたが一番の思惑だろうね」

梨子「その一番の思惑がまず外れた、しかしさっきの爆発には最悪それぞれの組織、チームの仲間との連携を分断するという思惑もあってこれは現時点で向こうの思惑通りです」
0252名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:00:51.72ID:TX5faVGA
梨子「そもそも爆破なんて思い切った行動には必ず裏があります」

梨子「なんの考えもなしにとりあえず爆破なんて愚か者しかしません」

天王寺社長「その愚か者である可能性は?」

梨子「残念ながら、何か考えがなければこんな思考にいたりませんそもそも私達なんかがここに呼ばれている時点で一網打尽その策の一つや二つ考えついているでしょう」

天王寺社長「やれやれどうして君たち厄介な犯罪組織はそうすぐ物騒な方向へ持っていくんだ」

梨子「結局守りたいものを守るには聖人君子でもなければ戦うしかないそれだけなんですよ」

天王寺社長「よく言う、せめて私達一般市民は巻き込まないで欲しいが」

梨子「あら、天王寺さん貴方は一般市民ではないでしょう?」

天王寺社長「?」

梨子「着きました、ここが管制室です」
0253名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:02:17.41ID:TX5faVGA
ツバサ「どうして探し当てれたの?」

真姫「さあね、それは桜内梨子に聞きなさいな、まぁ大方の理由はつくけど」

ツバサ「……」

善子「あなたは露骨すぎるのよ、爆破する場所と守るべき場所の精密さと雑さの差が」


果林「?……なるほどね……ここに来る前まるで迷路みたいだったのは私の方向音痴がというよりはこの美術館がそういう風に変貌していたのね」

鞠莉「の癖にここの場所にはいとも簡単に来ることができた、何故?貴女がここに誘ってたのよね全員そいつ(プライベートウォーカー)で始末するために」


愛「三船会長への狙撃も私への狙撃もその合図でしかなかった、爆破は次の合図」


真姫「でも三船会長はさっきの爆発で始末する気だったでしょ?」


ツバサ「!」


真姫「医務室まで用意していて素直にその中に入れて……それはもうそこに確実におびき寄せて殺す何よりの証拠」

三船会長「……これはどういうことだツバサ君」

真姫「残念ながら生きているわ、三船会長もね」
0254名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:03:48.47ID:TX5faVGA
真姫「気づいた私が急いで避難させたら案の定、会長を殺したければ最初の狙撃で殺しておけば良かったわね」

真姫「応急処置もこの通り、私がいたことがあなたの運のツキね」


愛「結局マッキーが私も会長もソッコー治療したんだよね」

果林「……」

鞠莉「敵ながらアッパレね、どうする会長?」


三船会長「……私の命を狙ってまで何が目的だ?」


ツバサ「……」


善子「答えた方が得なんじゃない?今はもうご自慢の兵器は機能停止、あなた自身は袋の鼠、もうすぐ私達の脱出の目途もリリーたちが見つける」

善子は銃をツバサの頭に構える


ツバサ「フフ、ククク……フハハハハハハハハハ!!!!」


その場にいる全員「?」

鞠莉「あまりの負けっぷりにイカれたのかしら」

ツバサ「いや……余りに私の予想通りでね……管制室?そんなもの」









ツバサ「あったところで何?」


ドカアアアアアン!!!


大きな爆発再び

鞠莉「なっ……」
0255名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:05:58.00ID:TX5faVGA
真姫「!?……あれは」

善子「リリーが向かった管制室っ!」

果林「どれほどこいつは罠を」

鞠莉「……」

ギリッ

鞠莉「あなた……正気?あそこを壊せば」

ツバサ「壊せば?何?ほんっとにおめでたいやつら」

全員「!?」


ツバサ「確かにそこにはあるわよ"美術館の管制室"はね」

真姫「美術館の管制室……?……!?っ……みんな!離れなさい!その兵器から!!!」

ツバサ「遅い!」

ツバサの手にはプライベートウォーカー機動装置

善子「!?」

鞠莉「クソ!そういうことか!!」

銅像のように動かなくなっていたプライベートウォーカーが再び動き始め、機敏な動きで

善子「こ、こいつまた動い」

ドゴォン!

善子「」

善子が吹き飛ばされる

鞠莉「善子ぉぉぉぉ!!!」

ツバサ「アハハハハハハハ!!!これでGuiltyKissはあなた一人ね」

鞠莉「くっ……」

ツバサ「真っ暗闇、動く兵器……さぁどう対処する?」

愛「なるほどそう来るか」
0256名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:09:51.52ID:TX5faVGA
果林「どういうことよ?またあの騎士が動き出した」

真姫「してやられたわ、あいつは管制室で制御がメインだけど予備制御装置も周到に用意されてるのよ」

歩夢「つまり管制室で止めたのは美術館の電源機能だけで」

真姫「こいつ単体はまだ死んでない」

歩夢「むしろそれを止めることすら相手の予想通りで梨子ちゃんと天王寺社長は……」

果林「……それだけならあいつをなんとかすれば…不意を突かれただけでまだ人数はこちらが優勢……それにもう脱出できるならここに留まる理由も」

真姫「いえ、この暗闇も恐らくこちらを不利にする誘発トラップ」

果林「どういうこと?」

左月「会長!今なら外へ今のうちに逃げましょう!」

三船会長「そうだな……今のうちに」

右月「私が退路を開きます!」

真姫「!?っバカ!迂闊に動いちゃ」

右月「?」

右月が走り出した瞬間

バァン!バァン!

右月「かはっ」

左月「え?」

愛、果林、歩夢「!?」

右月左月の胸が銃よって貫かれる

真姫「いるのよ、まだ」

???「ふふふ、退路に向かえば動けば殺す、動かなくてもプライベートウォーカーが殺す」

真姫「姿の見えないあいつらの仲間が一人」

あんじゅ「さぁどこまで持つかしら?」
0257名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:12:04.30ID:TX5faVGA
左月「」

右月「」

爆発にも生き残った三船会長のSP二人が弾丸二つで殺される

三船会長「こ、これは……」

あんじゅ「ふふ、今度は死んでもらうわね、三船会長♪」

カチャ

あんじゅは暗視サーモグラフィースコープで三船会長に狙いをつける

真姫「会長隠れて!」

三船会長「ぐあっ!」

果林「こんな暗闇で狙撃!?」

愛「恐らく暗視スコープ持ってるね……果林持ってる?」

果林「あるけどここまで高性能じゃないわ、ここから覗いてもそれらしい影すら見えない」

愛「じゃあ暗闇で隠れる兵装も着てる可能性もあるね」

二人はお手上げ

鞠莉はその背後でツバサとプライベートウォーカーと睨み合っており

Diverdivaは同時に絵里を見つめる

絵里「……」

真姫「エリーも真っ暗闇は唯一苦手よ、目が効かない」

果林「それじゃどうするのよ……!後ろに視えないスナイパーに三船会長が……そして前の鞠莉ももう長くは」

鞠莉「あがっ」

善子「」

ツバサ「まずはGuiltyKiss……これで終わりね」

鞠莉が先程の絵里のように首を絞められ持ち上げられていた
0258名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:13:13.43ID:TX5faVGA
真姫「まだそこのデカブツ相手はこの4人とそこで遊ばれてるやつ合わせ5人で視認できるだけこの暗闇でもなんとかぶっ壊せるわ」

果林「それをやってたら三船会長護衛がやられてる今三船会長がフリーになるって話でしょ」

愛「それにスナイパーがいたら迂闊にこちらも動けない」







あんじゅ「ふふ、顔を出さないわねぇ」


あんじゅがスナイパーを構えてエイムを一点に置いていた

すると一人の熱源がスコープに映る

あんじゅ「あら?」
0259名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/07/27(火) 06:14:33.49ID:TX5faVGA
少し前

鞠莉「こ……の……」ギギギギギ

鞠莉がなんとか首締められながらギリギリで耐えていた

真姫「早く!どのみちここで待ってもあのマリーがやられたらこっちがやられるだけよ!」

果林「分かってるわよ!でも挟まれてる以上こっちも未だ視認できない相手を無視するわけには!」

愛「ふたりともやめなよ!ここで冷静さを欠いたら」

真姫、果林「……」

そもそも果林、絵里、愛、鞠莉全て負傷

善子戦闘不能

暗闇の空間において

この状況でプライベートウォーカー一体とどこに潜んでいるか分からないスナイパー、綺羅ツバサの3人相手は絶望的だった

その上に護衛を失った三船会長

脱出方法も先程の爆発後

音沙汰も何かしらのアクションもない梨子と天王寺社長の安否すら不明でわからずじまい

そんな中意外な人物の覚悟が起点となる

その人物は

歩夢「私が…………私がなんとかするよ」

真姫、果林、愛、絵里「!?」


上原歩夢だった
0260名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:16:42.86ID:TX5faVGA
真姫「え?」

歩夢「後ろの狙撃手は私がなんとかする」

愛「いや歩夢!?正気?」

果林「歩夢?辞めなさい相手は手練のスナイパーよ?経験の浅いあなたじゃ」

歩夢「そんなこと言ってる場合じゃないよ、ここで自分だけ止まってちゃ……どのみち覚悟をきめなくちゃ……生き残れない」

真姫「覚悟は立派だけど?勝算はあるの?無駄なあがきならやめときなさい無駄に戦力を削ぎたくはないわ」

歩夢「……あるよ」

愛「え?」

果林「歩夢?あなたムキになってない?」


歩夢「私はきっとみんなより夜目が効くから、必ずスナイパーを見つけられる」

愛「いやいや相手も相当なステルス装備のはずだよ?いくら歩夢の目の良さでも……」

歩夢「……そうかな……」

真姫「?……あなたその目?」

真姫は歩夢の目を見て何かに気づく

真姫「蛇の目?」

歩夢「うん」

歩夢は頷く

果林「蛇の目?」

真姫「たしかにこんな完璧な蛇の目は見たことはないわ」

歩夢「任せて貰えないかな?」

真姫「賭ける価値はありね」

果林「え?ちょっと!?」
0261名無しで叶える物語(茸)
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2021/07/27(火) 06:18:51.61ID:TX5faVGA
歩夢「ありがとう、信じてくれて」

真姫「別に、死んだらそれまでってだけよ」

果林「そうよ!歩夢!乗せられてはだめよこいつは恐らくあなたを利用してるだけ!信じてはダメよ!」

愛「カリン!」

果林「!?」

愛「信じてあげよう、マッキーじゃなくて歩夢を」

ふと見た歩夢は覚悟を決めた目をしていた

その目は鋭くたしかに獲物を見つける蛇のように

暗闇の中をゆっくりゆっくり

闊歩し始めた

あんじゅ「どういうことかしら?ふふそんなに死にたいの♪」

歩夢はわざとあんじゅが視認できるところでピタリと動かなくなり首だけ動かす

あんじゅ「挑発?おバカさん……ね!!」

バァン!

歩夢に目掛けてあんじゅは発砲


公安特殊部隊AZUNA"蛇の目"の上原歩夢

夜目が蛇のように本当に効いていて夜間の尾行捜査はお手の物

そして動いているものに対しての反応も暗闇であろうと

歩夢「見えた!」

撃ったときの銃弾の軌道、マズルフラッシュ

即座に視認し
 
銃弾を躱せるほどの超反応が可能

そしてその軌道とフラッシュで場所特定し逆に撃ち返し

バァン!

あんじゅ「なっ……に」

歩夢「……見つけた」

見事潜んでいたあんじゅの肩を貫く
0262名無しで叶える物語(たこやき)
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2021/07/27(火) 21:09:48.45ID:cHLMcOOw
ぽむすごい
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