彼方「彼方ちゃん、目覚める」
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三年でお泊まり会
果林「ふわぁーあ、そう……それで?私まで無理やり起こされる道理は?」
彼方「この彼方ちゃんが寝れねぇんだぜ?果林ちゃん!一大事だとは思わない?」
果林「…まぁそういう日もあるんじゃない?」
彼方「快眠しかしなければ私じゃないと思わない?夜にぐっすり眠れない私なんて道に迷わない果林ちゃんくらいアイデンティティの崩壊だよ!あり得ないよ!」
果林「あれ?私今ディスられた?」
彼方「だから頼むよ果林ちゃん、この彼方ちゃんを寝かせておくれよ〜」
果林「知ったこっちゃないわね、おやすみ」
スッ
彼方「果林ちゃん!」
ガバッ
果林「あーもう!何よ!寝かせなさいよ!」
彼方「ふっふっふー今夜は寝かせないぜ果林ちゃん」
果林「完全に目覚めるとあなたうざいくらいテンション高いのね」 彼方「ここからなんとか寝かせて欲しいんだよ〜」
果林「なんで私なのよ、勘弁してよもう夜中の4時よ?こんな時間に起きてたらお肌に悪いし私は寝るわね」
彼方「そんなこと言うならじゃあ彼方ちゃんのお肌はどうでもいいっていうの?」
果林「あなたはモデルじゃないでしょう?」
彼方「モデルじゃないけどスクールアイドルで女の子だもん!」
果林「じゃあ早く頑張って寝ることね」
彼方「果林ちゃん冷たい〜そもそもここ果林ちゃんの部屋なんだよ?彼方ちゃんが寝れないのは果林ちゃんの責任だと思わない〜?」
果林「思わないし冷たくて結構よ…じゃ、おやすみ」 彼方「むぅ〜こうなったら」
果林「……」
彼方「こちょこちょ〜」
果林「ちょwwwふふっwww」
彼方「さわさわ〜」
果林「あひゃwwwちょ、彼方ぁ!?」
彼方「だから言っただろ?今夜は寝かせないぜ果林ちゃん」
果林「いい加減しばくわよあなた」 彼方「お願いだから起きててよ〜一人でいても寝れないもん」
果林「いやまず布団に入ればいいじゃない」
彼方「布団に入っても寝れないから言ってるんだよ〜」
果林「あーもうじゃあエマに膝枕してもらえれば?エマの子守唄でよく眠れるって言ってたじゃない?」
彼方「え?果林ちゃん何考えてるの?今夜中の4時だよ?正気?」
果林「は?」
エマ「……」
彼方「あんなにぐっすり眠っているエマちゃん無理やりたたき起こして膝枕して欲しいって流石に酷すぎない〜?親友としてそんなことできないよ〜」
果林「いやそれを今あなたは私にやってるじゃない!!」
彼方「……」
果林「……」
彼方「……まぁ果林ちゃんならいいかなって」
果林「あぁそう💢じゃあ近江さん私は寝ますのでもう起こさないでくださいおやすみ」
彼方「あー待って待って待って!冗談!冗談だって!」
果林「もーだからなんで私が起きてなきゃならないのよー」 彼方「彼方ちゃんを一人にしないで♪」
果林「……はぁ〜じゃあもうどうして欲しいの?」
彼方「えーできれば膝まく」
果林「却下、それは私が寝れないじゃない私も寝たいのよ」
彼方「……オセロしよオセロ、頭を使うと眠くなるでしょ?」
果林「却下それ起きてるじゃない、私はすでに眠いし、寝たいのよ」
彼方「それは大丈夫じゃない〜?果林ちゃん弱いし一瞬で終わるし〜そんな時間掛からないよ?」
果林「今日はすごく毒吐くわよねあなた、いい加減本当にしばくわよ?」
彼方「えーじゃあ本当にどうすれば」
果林「とりあえず布団に入りなさい、そこからある程度会話してあげるからそれで自然と眠くなるでしょ」
彼方「成る程〜お話かぁ〜たしかに一理あるね」
果林「はい、じゃあ分かったらさっさと……は?」
彼方「あ〜果林ちゃんの布団気持ちいい」
果林「なんでこっちに来てるのよ、自分のところ行きなさいよ」
彼方「え〜だって、先に寝られて抜け駆けされたら嫌だしちゃんと顔が見えるところじゃないと〜」
果林「小学生か!寝ないわよ、もうほら早く」
彼方「一緒に寝よ?」
果林「……はぁ……まったくあなたがそんなワガママな子だとは思わなかったわ彼方」
ゴソゴソ
果林「もう暑くなってきたのに一緒にだなんて……今回だけよ?」
彼方「えへへ〜ありがとう果林ちゃん」 彼方「なんかドキドキするね〜二人で一緒のところ入ってると」
果林「別にしないわよ、見知った仲だし」
彼方「むー冷たいなぁ〜」
果林「……それで寝れそう?」
彼方「んーまだ良くわかんない」
果林「あら、そうできれば早く寝てくれると私も寝れて嬉しいんだけど」
彼方「いいよ先に寝てても」
果林「何よ急に、あなたが寝れなかったら意味ないでしょ?約束だし起きてるわよ」
彼方「そういうところ優しいよね果林ちゃんは」
果林「別にそんなことないわ」
彼方「あ〜そっぽ向いた〜照れてる〜」
果林「……」
デコピン パチン
彼方「あいたっ」
果林「下らない茶々いれてないで寝なさい?」
彼方「わ、分かったよ〜」
果林「ったく……」 30分後
彼方「暑い〜苦しい〜寝れない〜」
果林「だから言ったんでしょーが!大人しくなったと思ったら苦しんでたからかい……もう早く自分の布団に」
彼方「上脱ぐね〜」
果林「は?」
彼方「脱げば暑くないし〜」
果林「いやいやあなた今脱げば下着よ?」
彼方「何か問題ある?」
果林「問題あるわよ!私がいるでしょ?」
彼方「?」
果林「いや?じゃなくて」
彼方「果林ちゃんに下着見られたからって何?」
果林「そこは恥じらいを持ちなさいよ」
彼方「あースッキリしたぁ」
果林「ちょ、マジじゃない!」
彼方「じゃあ改めておやすみぃ〜」
果林「おやすみぃ〜じゃないのよ!まぁいいわもういちいち突っ込むのも疲れたわ」 彼方「枕がないと寝れない〜」
果林「 し ら な い わ よ 」
彼方「やっぱり彼方ちゃんと言えば枕じゃん?」
果林「だから知らないわよ、だったらやっぱり自分の布団に」
彼方「果林ちゃん?腕枕してぇ〜?」
果林「は?」
彼方「膝枕は寝ながらできないけど腕枕ならできるでしょ?」
果林「できるけどなんで私が」
彼方「お願い!彼方ちゃんを寝かせると思って!」
果林「……はぁ……いい加減にしなさいよ」
彼方「!?」
果林「なんでも私が許すと思ったら大間違い、腕枕なんて私の腕の血行が悪くなるしそんなのモデルとして言語道断よ……流石にワガママが過ぎるわ彼方」
彼方「……ぁ……うんごめ」
スッ
彼方「え?」
果林「私の枕ならやるからそれで寝なさい」
自分の腕に枕を敷いて彼方の頭に差し出す
果林「ふふっ…これならちゃんと枕になるでしょ」
彼方「果林ちゃん……!本当にありがとう〜」
果林「良いから早く寝なさいワガママ眠り姫」
彼方「でもこれ結局腕枕とあんまり変わんない……」
果林「寝ろ」
彼方「はい」 彼方「すやぁ〜」
果林「すやぁじゃないのよこのこの」
プニプニ
果林「こんな柔らかい肌して偉そうに肌の心配してるんじゃないわよ…ったく」
彼方「えへへ〜果林ちゃ〜ん」
果林「ふっ……何の夢見てんだか……」
果林「……」
果林「しかし、あっついわね」
果林「脱ぐか?いや流石に……」 2時間後くらい
姫乃「ひーめひめひめ!今日こそ果林様は私が起こします!スイスに先を越されては堪りません」
ガチャ
姫乃「今日は果林様の部屋で三人がお泊まり会と聞きました、羨ましい限りですが!しかぁし!そんな状態にも関わらず!スイスが果林様を起こせず!私が起こせたのならばこれはスイスに私が完全勝利したも同然!」
姫乃「まずはスイスです!やつが起きていなければ勝確!ひーめひめひめ!さぁ敗北者の寝顔を確認しにいきましょう」
エマ「………」
姫乃「!!!???」
姫乃「(ね、寝てる!!!……勝った!!!……だ……駄目だ、まだ笑うな……こらえるんだ……し……しかし……)」 果林の部屋
姫乃「(果林様の起床時間は7時、そこで私が優しく起こして差し上げねば)」
カチカチカチ……カチ
姫乃「(7時!私の完全勝利です!スイス!!!)」
バサッ!
姫乃「果林様ぁ!私が起こしにき……!!!???」
果林「ん、んー…?もう朝ぁ?」
彼方「すやぁ…」
下着姿の果林←結局暑いから自分も脱いだ
その果林を腕枕に寝る下着姿の彼方
の光景が姫乃の前に広がる
姫乃「!!!!!????っ」
果林「!??…えっ?なんで姫乃ちゃんが!?」
姫乃「かかかか果林様///こ、これはどういう?」
果林「ち、違うのよ?///これは色々昨晩あって///」
姫乃「そそそりゃ色々あった後ですよね!ご、ごめんなさい!邪魔して!」
果林「え?いや違うのよ!その色々じゃなくて姫乃ちゃん!?聞いてる?」
姫乃「しししし、失礼します!!」 エマ「んにゃ…んにゃ…どうしたの?果林ちゃんが朝から起きてるの珍し……あれ?姫乃ちゃん?」
姫乃「何やってんだスイスぅ!!誰と誰をくっつけてる!プーさん蹴るなぁ!」
エマ「え?な、何?プーさん?」
姫乃「うわぁぁぁぁぁぁん!!!」
エマ「???」
エマがこれを理解するのはまた後日のこと
終わり 下着姿で寝てる2人の布団めちゃめちゃいい匂いしそう
神SSでした、乙 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています