かすみ「む、ぬか漬けって意外と美味しいんですね」 愛「でしょー!やっとかすみんもぬか漬けの良さをわかってくれたか〜!」
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かすみ「匂いでちょっと避けてたりしましたけど、食べてみるとびっくりするくらい美味しいです」
愛「愛さん嬉しいよ!」
かすみ「これって愛先輩が作ったんですか?」
愛「うん!いつもはおばあちゃんが作るんだけど、今回のは愛さんが作ってみたい!って!」
かすみ「美味しいので安心してください!」
愛「うん!よかったよ〜」 愛「それでね実は」ゴソゴソ
かすみ「なんですか?」
愛「じゃーん!」
かすみ「カメラですね」
愛「そう!愛さんのはじめてのぬか漬け作りだからって、おばあちゃんが動画撮ってたんだよね〜」
かすみ「愛先輩のことが本当に好きなんですね」
愛「うん!愛さんもおばあちゃんが大好き!」
かすみ「ふふ」
愛「でねでね」
かすみ「言わなくてもわかりますよ 一緒に見てほしいんですよね?」
愛「さっすがかすかす!」
かすみ「かすみんです!」 愛「というわけで、愛さんがぬか漬けをどんな感じで作ってるのか、一緒に見よう!」
かすみ「おっけーです かすみんも興味あります」
愛「よしよし!じゃあさっそくカメラとテレビをケーブルで繋げて…」
かすみ「なんだかわくわくしてきました」
愛「愛さんもだよ〜」
カチッ
愛「うむ!それじゃ動画を再生するよ!」
かすみ「はい!」 宮下愛のぬか漬け作りは
野菜作りから始まる
かすみ「ええ?!ナレーションつきなんですか?!」
愛「えええ!?いやいやいや!愛さんも初耳だよ!しかもこれおばあちゃんの声だし!」
新鮮な野菜作りのため、宮下愛はホームセンターへと向かった
かすみ「…愛先輩、あと付けられてますよ」
愛「あはは…おばあちゃんってこんな元気だったっけ…」 自宅から少し離れたとこにある畑を耕し
ホームセンターで仕入れた種を蒔く
かすみ「種を蒔くところから撮ってたんですね」
愛「そりゃね〜!」
愛『美味しくなるんだぞ〜』
愛「…////」
かすみ「可愛いトコあるじゃないですか〜」ツンツン 〜間〜
丹精込めて作った野菜たちを収穫する時がきた
愛『うーーーー!!!美味しそうに育ったねえ!!!!!!』
かすみ「はしゃぎまくりですね」
愛「だってお世話とか頑張ったんだし!嬉しいもん!」
愛情込めて育てた野菜を収穫し
いよいよぬか床作りへと入る かすみ「こっからぬか床作りですね」
愛「ぬか漬けの本番だよ〜 作り方もおばあちゃんに教わって、1から愛さんだけで作ったんだから!」
かすみ「どうやって作るのか楽しみです〜」 愛『水、塩、昆布、唐辛子、かつお節、煮干し、干ししいたけ、山椒!』
かすみ「ほえー 色んなもの入れるんですね」
愛「でもこれはオーソドックスな材料だよ」
かすみ「じゃあぬか漬け作る人はみんなこんな沢山の材料を用意してるわけですね」
愛「奥が深いでしょ」
かすみ「確かに…オーソドックスってことは、作る人よってはまた材料が違ったりするってことですもんね」
愛「わかってるね〜」 愛「でも、宮下家はこれに何も足さないんだよ」
かすみ「そうなんですか?」
愛「うちはね、ぬか自体にこだわりがあるからね!」
かすみ「そう言われてみれば、肝心のぬかがまだ出てきてませんね」
愛「こったらだよこっから 宮下家秘伝のぬかの登場は!」
かすみ「そんなマル秘なもの、かすみんが見ていいんですか?」
愛「かすみんは特別だよ〜」
かすみ「えへへ〜」
愛『さあ!ここからぬかの登場だよ!』
愛「くるよ」
かすみ「どきどき」 ガラガラガラガラ
かすみ「大きなタッパーが出てきましたね この中にぬかが入ってるんですか?」
愛「ううん、違うよ」
かすみ「違うんですか?」
愛「これからぬかを出すんだよ!」
かすみ(出す?)
かすみ「ああ、ぬかを持ってくるってことですね!」
愛「もー、かすみんわかってないな〜」
かすみ「え?」
愛「まあまあ、動画に注目してて!」
かすみ「は、はい」 かすみ「…」ジーー
かすみ「…」
かすみ「?!」
愛『うんしょっと』スルスル
かすみ「な、なんでパンツ脱いでるんですか?!///」
愛「かすみん、しー!ここからだから!宮下家秘伝のぬかの登場は!」
かすみ「はあ?!///」 ミチミチ……ミチチッ…………
ブブブッ……ブボボバッ!!!!
ミチミチミチミチィッ!!!!!!!!!ブリュリュリュリュリュリュリュウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブリュウ!!ブリュリュリュリュウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!!!!!!!!!!
ブピュウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! かすみ「…………………え?」
愛「どう?!驚いたでしょ〜!」
かすみ「お、驚いたも何も……え?」
ブリブリブリィ!!!!!!
ブボボボボボッ!!!!!!!!!
かすみ「……………う、うんちですよねこれ…?」
愛「人聞き悪いな〜!うんちじゃなくてぬか!」
かすみ「………は、はあ……………」 愛「…あのね、かすみん」
かすみ「…なんですか…」
愛「愛さんね、このぬかを出すために一生懸命頑張ったんだよ」
かすみ「……は?」
愛「美味しいぬか漬けを作るには、どんなに漬ける野菜が美味しくても、肝心のぬかが美味しくなかったらぶち壊しだから」
愛「美味しいぬかを出すにはどうすればいいのか、宮下家のぬかラーたちが長年考えてきたんだ」
かすみ「………いみがわかりません」
愛「食事制限に、飲み物も制限 体が悲鳴を上げる時だってあった」
かすみ「…………は、はあ…」 愛「お腹の中で、色んな材料を混ぜて熟成させてきた」
かすみ「……お、おえ…」
愛「出したくても我慢、我慢 辛くても我慢」
愛「そうすること1ヶ月」
愛「苦労して出したぬかなんだよ」
愛「だからさ…うんちじゃなくてぬかって言ってくれると嬉しいな…」
かすみ「………そ…そうですね……………」 愛「ま、まあ!確かにぬか漬けの作り方知らない人には衝撃的な映像だったかもだけど!美味しかったでしょ?!」
かすみ「………………」
愛「かすみん、美味しいって言ってくれてたじゃん〜!!」
かすみ「………………………………」
かすみ(………そうだ………………)
かすみ(かすみん…………このぬか漬けを……………………)チラッ
ブリブリブリィ!!!!!!
ボボボボボボッ!!!ブボバ!!!!!!!!!
ブチュリュゥゥゥゥリリリリリリッ!!!!!!!!!!!!!!!!! かすみ「…………」バクッバクッバクッ
かすみ「……………………」ドッドッドッドッドッドッ
かすみ「…………」
かすみ「………………………」
かすみ「…………………………………」
かすみ「…………うぶっ…………………………」 かすみ「おげええええぇぇぇぇぇえええぇぇぇえぇえぇぇぇぇえええええッ!!!!!!!!!」ビチャビチャビチャアッ!!!
愛「え?!ちょ、かすみん?!」
かすみ「おげえっ!!おげ!!!おげぇえええあああああああえええええええあ???!!!!!!??!」ビチャビチャビチャビチャビチャ
かすみ「がはっ………あが……………うええええええ……」ビチャ かすみ「げえええええええええッ!!!!!!!!!」ビチャビチャ
かすみ「がっ…」
かすみ「」
愛「かすみん?!」
愛「かすみん!!!」
愛「かすみーん!!!!!!!!!!!」
愛「…」 ───────────
かすみ「………んん……」
かすみ(ここはどこ………まっくらでなにもみえない…………)
かすみ(それに…からだもうごかないし…こえもだせない…………)
かすみ(だれか………だれかかすみんを………………)
かすみ(た……たすけて……………)
カタッ
パッ
かすみ「……っ……」
かすみ(まぶしい………) 愛「…」スッ
かすみ(…あい………せんぱい………)
かすみ(たすけ………て……………)
愛「…」ニチャア
愛「やっぱり漬け甲斐がありそ♡」
かすみ(え……………つけがい………?)
かすみ(あいせんぱい……なにいってるの………)
かすみ(そんなことより……かすみんを…たすけて…………) 愛「よいしょ」スルッ
かすみ(……あ…あいせんぱい…………どうしておしりを……)
愛「美味しくなるんだぞ♡」
かすみ(…え………さっきからなにをいって……………)
愛「ばいばい、かすみん」 おまけ
侑「かすみちゃん今日も休みか〜」
愛「心配だね」
侑「風邪って連絡が来てるらしいけど随分長引いてるみたい」
愛「体には気をつけなくちゃいけないね」
侑「ほんと」
愛「それじゃさ!元気がみなぎる魔法の食べ物あげるよ!」
侑「なにそれなにそれ!」
愛「じゃーん!愛さん特製のぬか漬けだよ!!」
侑「おー!!いいね!」
愛「実はね、このぬか漬けを作る様子を動画におさめてあるから、一緒に見ようよ〜」
侑「さんせーい!」 >>50
みんながこのSSを評価してくれるだけで俺は幸せさぁ なんだろう
>>1を読んだ瞬間に結末がある程度見えてしまったんだけど… せっかく面白そうなんだから真面目に書いたものも見たい 鮒寿司はスレタイ余裕だったけど、糞スレは無理
覚えてないけど、糞スレって全部黒酢だっけ? 杉元「アシㇼパさん。これは食べちゃダメなオソマだ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています