───ある日の部室───


かすみ「うああん!しず子おおお!勉強教えてえええ!」

しずく「もう、今日は何を教えて欲しいの?」

かすみ「世界史いぃ!ボニファティウス8世憤死事件のインパクトが強すぎて、もう先生の話全然頭に入ってこなかったの!」

しずく「その出来事そんな名前じゃないから…。というか、こないだも似たようなこと言ってなかった?」

かすみ「こないだのは張作霖爆殺事件だよ!」

しずく「どうしてそう物騒な名前にすぐ気を取られちゃうの…?」

かすみ「だって、憤死と爆殺だよ!絶対普通の死に方じゃないじゃん!穏やかにしねないなんて可哀想だよ!」

しずく「かすみさんが優しいのは分かったから、勉強の時はもう少しだけドライになろうね?」

かすみ「ええ、しず子あっさりしすぎ」

しずく「冷たい人だと思った?」

かすみ「ううん、しず子は良い人だよ。だって、もう勉強頼むの8回目なのに付き合ってくれるもん」

しずく「かすみさんに教えると、私もついでに復習できて都合が良いだけ」

かすみ「しず子〜、素直になりなよ〜。本当は可愛いかすみんに頼られて嬉しいって」

しずく「もうかすみさんったら。はいはい、嬉しいよ」ナデナデ

かすみ「ん゛も゛お゛おお!しず子おおおお!!」




侑「…………」ジーッ