菜々「お疲れ様です!遅くなりましてすみません!」 副会長「会長、お疲れ様です」
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〜ある日の生徒会室〜
菜々「お疲れ様です!遅くなりましてすみません!」
副会長「会長、お疲れ様です」
菜々「申し訳ないです、資料整理の仕事を先に進めて下さったのですね・・・」
副会長「はい、その方が早く終わりますしね」
菜々「重ねて申し訳ないです」 副会長「それにしても、会長は生徒会活動の日はいつも時間通りにいらっしゃるのに今日は遅くなるなんて珍しいですね」
菜々「!?」ビクッ
菜々「え、ええ・・・」
菜々「クラスの担任の先生に頼まれ事などあったものですから・・・あはは」
副会長「そうなんですか」
菜々「そうなんですよ・・・」
菜々(同好会に顔出していたなんて口が裂けても言えませんね・・・) 副会長「てっきり違う用事でもあるのかなって思ったんですけどね」
菜々「ち、ちがう!?」ビクッ
副会長「会長はせつ菜ちゃんと面識があられるじゃないですか」
菜々「え!ええ・・・、たしかに優木さんとはたまにお話ししますけれども・・・」あたふた
副会長「てっきり、せつ菜ちゃんとお会いしてたのかなって思ったんですよね」
菜々「!?」ビクッ
菜々「いやぁぁ・・・、そうじゃないんですよ・・・あはは・・・」 副会長「スクールアイドル同好会さんのイベントの時には私もせつ菜ちゃんと面識を持つことができましたが、まるで会長のようにお忙しい方なので連絡先聞き忘れちゃったんですよね」
菜々「!?」ビクッ
菜々「ゆ、優木さんはお忙しいので私でもなかなか連絡取れないんですよ・・・あはは〜」
副会長「あ〜あ、ファンとしては折角お近づきになるチャンスだったのに失敗だったなぁ」
菜々「あはは〜、そ、それは残念でしたね・・・」
副会長「せめてLINEだけでも交換しておけば良かったのに残念ですよ」ガックリ
菜々(この話題ヤバい・・・話を違う方向に・・・) 菜々「そ、そういえば・・・、ね、猫のはんぺんは元気してますかねぇ・・・」ちらっ
副会長「もう校内に居着いて生徒の人気者ですよ?」
菜々「それは良かったです・・・」
副会長「私もたまに面倒見てますけど可愛いですよね」
菜々「副会長には色々とフォローして頂いて助かってます」
副会長「いえいえ、会長の補佐が私の仕事ですからね」 ・
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・
菜々「雑談ばかりですと手が止まりますから少し仕事に集中しましょうか」
副会長「はい、そうですね」
菜々(ふぅっ、とりあえず危ない話題は回避ですね・・・) ・
・
・
副会長「・・・」テキパキ
菜々「えっと・・・次のはどれだったかな」
副会長「ああ、会長!そっちの資料整理はもう終わってます」
菜々「え!そうでしたか!」ビクッ
副会長「どうしたんですか?らしくないですよ?」 菜々「あはは〜、ちょっとお恥ずかしいところをお見せしてしまいましたね」
副会長「何かお悩みでも?」
菜々「い、いえ・・・特には・・・」
菜々(副会長に私のことがバレそうで怖いのが悩みですけどね・・・)
副会長「会長は優秀で素晴らしい方なのは私も知っていますが、たまに抜けたことする時ありますもんね」ニッコリ
菜々「あはは、私なんてそんなものですよ・・・」
副会長「まぁ、ご負担になり過ぎないようにしてくださいね」 副会長「学業も生徒会もその他の事も、忙し過ぎて余裕が無くなるからそうなるんだと思いますので」
菜々「すみません・・・あはは」
副会長「今日も今作業してる仕事を終えたら何か用事でもあるんじゃないのですか?」
菜々「ええ、まぁ・・・」
菜々(ライブが近いので色々と準備があるんですよねぇ・・・) 副会長「もしお急ぎでしたら仕事は私がやりますから、そちらに行って頂いても差し支えありませんよ?」
菜々「そ、そういうわけにはいきません!」
菜々「仕事はしっかりと完遂させて行きます!」
副会長「真面目ですね〜、だから生徒会長という大役をされているのだと思いますけど・・・」
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・ 副会長「はい!資料整理はあと終わりですね」
菜々「ええ!?もうですか!?」
副会長「こんな簡単な仕事、私がほとんど終わらせてましたから」
菜々「も、申し訳ありません・・・」
副会長「ご用事あるならそちらに行かれて構いませんよ?」
菜々「ホントに助かります!」ぺこり
菜々「では、お先に失礼致します!」 副会長「頑張って下さいね!楽しみにしてますよ!」ニッコリ
菜々「はい!期待していて下さい!」
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菜々「あれ!?」
〜おしまい〜 乙!
まぁあの副会長だと普通に気づいて気を使ってくれそうな気がする ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています