歩夢「せつ菜ちゃんとエッチしちゃった」
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侑ちゃんは歩夢ちゃんの気持ちを疑いもしない感があるからかな
歩夢ちゃんは自分に自信がないから浮気されたらやっぱり自分の魅力がってなりそう 既に1日と16時間経過してるんですが…なんとか続きを… 更新1日延びました、すみません…
続きやってきます! また来てしまった、この部屋に。
前回は逃げるようにして後にした、この部屋に。
「今日はもう言い訳できないですよ」とせつ菜ちゃんは言った。
その通りだ。
今日はお酒も飲んでないし、何をされるかわかっていて、私はせつ菜ちゃんについてきた。
その証拠に、せつ菜ちゃんに手を引かれ、せつ菜ちゃんの部屋の扉を開けた時、すでに私の秘部は下着の中でグチョグチョに濡れていた。
せつ菜「歩夢さん」
せつ菜ちゃんが優しく呼びかけてくれる。
そして、少し口元を緩めながら、私の服を1つずつ丁寧に脱がしていった。
細く白い指が私の肌に直接触れると、身体がビクッと反応してしまう。
初めてのエッチくらいドキドキしていた。
緊張していた。
ブラまで外されると、最後に残った布を外そうと、せつ菜ちゃんの手が下部へと伸びる。
すると、せつ菜ちゃんは気付く。
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「……」
せつ菜「もうこんなに濡れて……まだ何もしてないですよ?」
歩夢「言わないで……」
せつ菜「やっぱり歩夢さんってエッチだったんですね」
歩夢「違う……」
せつ菜ちゃんの顔が近い。本当に綺麗な顔だ。
纏うもののなくなった私の身体。
それをせつ菜ちゃんは、上から下までゆっくりと、じっくりと眺める。
そして、愛液が溢れてだらしないその場所を見つめると、口元をさらに緩ませ、舌なめずりをした。
それだけで私の脳は沸騰してしまう。
下部がさらに熱くなるのを感じた。 歩夢さんに何度もキスをした後は、首筋、肩、腕と味わうように口付けする。
その度、歩夢さんの甘い吐息が漏れる。
柔らかな乳房を堪能し、その蕾を弄る。
歩夢さんの吐息は熱を帯びて激しくなり、女の声が漏れ出す。
蕾を一頻り味わった後は、その下部へと舌を這わせていく。
歩夢さんは口元を両手で押さえていた
そこは綺麗な桃色をしており、溢れ出た愛液は光を反射して黄金色に輝いていた。
ゴクリ……
あまりの美しさに思わず唾を飲み込む。
その周囲をじっくりと舐め始める。
が、まだ核心には行かない。
あくまで攻めるのはその周囲のみ。
歩夢「〜〜!!」
歩夢さんも焦らされていることに気付いたのか、苦しそうにしているのが私にもわかった。 せつ菜「舐めて欲しいですか?」
歩夢「……」
せつ菜「いらないんですか?」
歩夢「いじわる……」
顔を赤らめた歩夢さんが、潤んだ瞳で訴える。
本当に可愛い。少しだけ意地悪したくなる。
せつ菜「私のこと好きですか?」
歩夢「え?」
せつ菜「好きって言ってくれたら、舐めてあげます」
歩夢「……」
歩夢「せつ菜ちゃんのこと、好き……」
歩夢「だ、だから、せつ菜ちゃん、早く……!」
歩夢さんの振り絞るような、か細い声。
もう我慢の限界なのだろう。
だが、それは私の熱情に油を注いだ。 せつ菜「歩夢さん、今日ここに来たってことは、私とのエッチが気持ち良かったってことですよね?」
歩夢「……」
せつ菜「侑さんとするよりも?」
歩夢「せつ菜ちゃん……!」
せつ菜「正直に言ってくれないと、ここから先はお預けですよ?」
歩夢「お願い、せつ菜ちゃん、は、早く……!」
せつ菜「そうでよね。歩夢さん、もう我慢できないですよね。ここもびしょびしょに泣いてますよ。早く癒してあげないと……」
歩夢「早くっ! せつ菜ちゃん!」
せつ菜「ダメですよ。侑さんより私の方が気持ちいいってちゃんと声に出して言ってくれないと」
歩夢「えぇ……」
せつ菜「歩夢さん、素直になってください」
せつ菜「侑さんと私、どっちが気持ちいいですか?」
歩夢「……」
歩夢「ゆ、侑ちゃんより……せつ菜ちゃんの方が、気持ちいい……」
せつ菜「よくできました」
もう耐えられないと涙で溢れた歩夢さんの秘部。
その美しさを目に焼き付けると、私はそこに思い切りしゃぶりつく。
歩夢さんの悲鳴のような嬌声が部屋中に響いた。 せつ菜ちゃんとの関係を始めてから数週間が過ぎた。
時間を見つけては、せつ菜ちゃんと会って、一緒にご飯を食べたり、買い物をしたり。
何をして遊んでも、必ず最後には身体を重ねた。
それだけをすることもあった。
今日もせつ菜ちゃんと激しく絡み合い、すっかり暗くなった夜道を歩き、家に帰る。
今日は少し遅くなってしまった。
侑「お帰り、歩夢!」ニコッ
歩夢「ただいま!」
侑ちゃんも今日は遅くなるって聞いていたけど、先に帰ってきていた。
侑「どこ行ってたの?」
歩夢「せつ菜ちゃんとご飯食べたの!」
いつもせつ菜ちゃんとは、侑ちゃんが用事のある時にこっそり会ったり、大学の用事があるとか理由をつけて会ったりしている。
ただ、それだけでは侑ちゃんを誤魔化しきれない気がして、今日のように真実を混ぜて話すこともある。
せつ菜ちゃんと会ったのは本当。せつ菜ちゃんとご飯を食べたのも本当。
侑「歩夢、最近せつ菜ちゃんと仲良いね! よく遊んでるよね」
歩夢「うん! よく会うようになったかも」
侑「いいなー、私も一緒に遊びたいなー」
歩夢「侑ちゃんも今度一緒に遊ぼうよ!」ニコッ
侑「いいの!?」キラキラ
こうして久しぶりに3人で出かけることになった。 せつ菜「それにしても、恋人のお2人と一緒というのは、少し緊張しますね!」
侑「そんなの気にしなくていいよ! 高校の頃と同じだよ」
歩夢「そうだよ、せつ菜ちゃん。高校の頃3人で遊んだの、懐かしいなぁ」
昔話もしながら、和気あいあいと3人でお店を回る。
今日だけは私とせつ菜ちゃんも純粋な友達。
せつ菜ちゃんも侑ちゃんの前では、私と距離を詰め過ぎないように気を使っているようだった。
歩夢「侑ちゃん、やっぱりそれ似合ってるよ!」
侑「本当に!? せつ菜ちゃんは?」
せつ菜「私も侑さんらしくて、とっても良いと思いますよ!」
侑「そっか! じゃあ買ってこようかな!」
歩夢「うん! 外で待ってるね!」 侑ちゃんがレジに並んでる間、私とせつ菜ちゃんは店の外に出る。
すると……
せつ菜「歩夢さん」グイッ
せつ菜ちゃんが私を引っ張る。
店の中にいる侑ちゃんからは見えない、死角へと私を連れてきた。
今までと打って変わって、せつ菜ちゃんの顔が物凄く近い。
せつ菜「歩夢さん……」チュッ
歩夢「……!」ビクッ
歩夢「ちょ、ちょっとせつ菜ちゃん!? 今はダメだよ! 侑ちゃんに見られちゃう」
せつ菜「大丈夫、まだ来ませんよ」ガシッ
歩夢「せつ菜ちゃん……!」
せつ菜「歩夢さんがこんなに近くにいて、私我慢できないです……」チュッ
ちゅ、ちゅるっ、ちゅっ
せつ菜「ぷはっ……はぁ……はぁ……」
歩夢「だ、だめ……侑ちゃん来ちゃうよ……んっ!」
せつ菜「歩夢さん……」チュッチュルッ
歩夢「んんっ……!」
せつ菜「可愛いですよ、歩夢さん……」チュッ
歩夢「ん……ぷはっ……」
せつ菜「歩夢さんは我慢できるんですか?」
歩夢「……」
歩夢「私だって……したいよ……」
せつ菜「歩夢さんっ!」チュッチュ
歩夢「んっ……はぁ……はぁ……」チュッ
歩夢「せつ菜ちゃん……」トロン 侑「ごめん! お待たせ!」テクテク
せつ菜「では行きましょうか!」
歩夢「……」
侑「歩夢……?」
歩夢「あ、うん! 行こっ!」
侑「……」
まだドキドキしてる……
せつ菜ちゃんがあんなことしてくるなんて。
こんなのずるいよ……
私、顔赤くなってないかな?
せつ菜「歩夢さんの言っていたお店、この先まっすぐでしたよね!」
侑「そうそう! 行こ、歩夢」ニギッ
歩夢「うん……」
侑ちゃんが私の手を握った。
その手は、せつ菜ちゃんと解散するまで離れることはなかった。 歩夢さん、侑さんと3人で遊んでから1週間後。
私と歩夢さんはいつものように、私の部屋のベッドの上で絡み合っていた。
歩夢「せつ菜ちゃんっ……せつ菜ちゃんっ!」
歩夢さんが何度も私の名前を呼びながら、快感に悶える。
せつ菜「歩夢さん、大好きです。歩夢さん……」チュッチュッ
歩夢「あっ……せつ菜ちゃん、ん、私……また……ああっ!」ビクッ
せつ菜「イっちゃうんですか? いいですよ、気持ちよくなってください」
歩夢「あ、だめっ! せつ菜ちゃんっ! んあっ……あああああああっ!」
歩夢さんが今日何度目かの絶頂を迎える。
身体を仰け反らせてビクビクと痙攣すると、虚ろな目になり、荒い呼吸のままぐったりと倒れ込んでしまった。
歩夢さんとはもう何度も交じり合っているけど、やはり最初に思ったとおり、私と歩夢さんの身体の相性は最高だった。
今では歩夢さんの身体のどこが気持ちいいのか、どうされると嬉しいのかもよくわかっている。
たぶん侑さんよりも。
あの時。
歩夢さんから会いたいと初めて連絡が来た時は、驚いたし、心の底から嬉しかった。
それからは、歩夢さんが会いたいと言えば、必ずそれを優先した。
言ってしまえば、歩夢さんにとって私は遊びの浮気相手であり、都合のいいセフレ。
快楽だけが歩夢さんを私に繋ぎとめている。
でもそれで全く構わないと思っていた。
それで彼女と一緒にいられて、触れ合えるのであれば、ただ想っていただけのこれまでより遥かに私は幸せだった。 せつ菜「歩夢さん……!」モゾモゾ
歩夢「ま、待って、せつ菜ちゃん! 私、これ以上はもう……!」
せつ菜「こんなので終われると思ってるんですか? 歩夢さん」
せつ菜「先週侑さんがいてできなかったんですから」
目に涙を浮かべて首を横に振る歩夢さん。
その弱弱しい抵抗を押さえて、さらに歩夢さんの身体を犯していく。
まだまだ足りない。
私の歩夢さんへの大好きは、こんなものじゃない。 情事を終え、歩夢さんを送った後、私1人になった部屋は当然ながら静かだ。
歩夢さんの残り香がある気がして、すっと深呼吸をする。
本当は歩夢さんを返したくなんかない。
ずっとここにいて欲しいと思う。
絶対にそうはならないことを、最初の時点でわかっていたはずなのに。
頭の中には「もしも」が浮かぶ。
もしも、高校の頃、私にもっと勇気があったら?
もっと早く想いを伝えていたら?
何の意味もない妄想だ。
ダメだ、歩夢さんの一番になりたいなんて思っちゃ。
何が起こったって私が侑さんに敵うはずがないのだから。
気がつくと、頬を一筋の涙が伝っていた。
私に泣く権利なんてあるはずないのに。 最初から違和感が無かったと言うと嘘になる。
歩夢がせつ菜ちゃんの家から帰ってきた、あの朝。
歩夢「ごめん、侑ちゃん! せつ菜ちゃんの家に泊めさせてもらってたの!」
連絡がなかった歩夢が心配で堪らなかった私にとって、せつ菜ちゃんというよく知る名前が歩夢の口から出たことは、安堵のため息を出すのに十分だった。
だが、それは束の間のことだ。
帰ってきた歩夢の妙な色っぽさ、火照った雰囲気を、私は感じていた。
私に連絡できなくなるくらいお酒に酔って、せつ菜ちゃんに介抱されて、2人きりで夜を過ごして……
あるはずないと思いながらも、万が一2人に間違いが起きていたらと、胸騒ぎがした。
でも全部気のせいだって言い聞かせた。 歩夢「今日はちょっと疲れちゃったから早めに寝るかも」
侑「うん、しっかり休んだ方がいいよ! 歩夢は頑張り屋さんだから」
歩夢「えへへ、お風呂入ってくるね♪」
侑「うん!」
最近、歩夢の外出が増えたように思う。
せつ菜ちゃんとも会ってるみたい。
今日も帰りは遅かった。
歩夢とせつ菜ちゃんのことを疑いたいわけじゃない。
疑いたくないんだ。
だからこそ、2人の間に何もないって事実を知りたい。
すべて私の馬鹿な勘違いであって欲しい。
だって、この前3人で遊んだ時だって何も怪しいことはなかったはずだ。
せつ菜ちゃんに「そんなこと考えてたんですか! 侑さんは変なこと思いつきますね!」って笑われたい。
歩夢に「侑ちゃんもそんなヤキモチ妬くんだね!」って笑って欲しい。
「私、馬鹿だな!」って、笑い話になって欲しい。 その未来を信じて、私は歩夢の鞄からスマホを取り出した。
疑ってるんじゃない。疑いたくないから見るんだ。
バスルームからは歩夢がシャワーを浴びている音が聞こえる。
パスワードはわかってる。私の誕生日だ。
ロック画面で数字を打ち込んでいく。
開かない。
歩夢がパスワードを変えていた。
何故だろう。
別の思い当たる数字を入れてみる。
やはり開かない。
何度も連続でミスをすればペナルティがあるかもしれないし、歩夢にスマホを触ったことがバレてしまう。
慎重に考える。
ふと、あることを思いついて、自分のスマホを開き、調べる。
震える手で、調べた数字を歩夢のスマホに打ち込む。
ロックが解除された。
パスワードはせつ菜ちゃんの誕生日だった。 心臓の鼓動がうるさい。
息が荒い。
喉がカラカラに渇いていた。
歩夢、そんなことないよね?
信じていいんだよね?
ブルブルと震える手を押さえつけながら、なんとか歩夢のスマホを操作する。
LINEを開く。
せつ菜ちゃんとのやりとりを開く。 『明日会える?』
『いいですよ!』
『12時に駅前でどうでしょう?』
『いいよ!
お昼食べようね!』
『そろそろ着くよ!』
『はい!待ってます!』
『今日も楽しかったです!
気をつけてお帰りください!』
『せつ菜ちゃん、ありがとう!
今日も凄かった…』
『歩夢さん、とっても可愛かったですよ♪』
『明日会えないかな?』
『もちろん大丈夫ですよ!』
『歩夢さん、ちょっとだけ話せますか?』
『いいよ!』
【通話時間:38:22】
『駅前で待ってます!』
『今日は近くまで来てもらっちゃってありがとね!』
『歩夢さん、気をつけて帰ってくださいね』
『せつ菜ちゃん、おやすみ!』
『おやすみなさい!』
【不在着信】
『ごめん、今侑ちゃんいるから』
『すみません!
歩夢さんとお話したくなっちゃってつい…
またにします!』
【通話時間:10:07】
『お電話ありがとうございました!
ちょっとだけでも声聞けて良かったです!』
『今度たっぷりお話しようね!』 『今度の土曜の夕方会えないかな?』
『会いましょう!
楽しみです!』
『さすがに今日はヘトヘトだよー!
せつ菜ちゃん元気過ぎ!』
『歩夢さんが可愛くて止まりませんでした…』
『この前みたいに気絶しちゃったらどうするの?』
『それだけ歩夢さんが気持ちよかったって事ですよ!』
『もう!』
『今日は帰ったらすぐ寝ちゃうかも』
『ゆっくり休んでください!』
『まだ膝がガクガクしてる…』
『歩夢さん、すっかりエッチになっちゃいましたね』
『もう!
誰のせい?』
『私ですか?』
『そうだよ!』
『せつ菜ちゃんがこんな身体にしたんだよ?』 >>124
いまさらすぎるだろwwww
ゆうぽむの別れシーンを考えるとちょっとゾクゾクする 素晴らしい…
パスワードが浮気相手の誕生日に上書きされてるところとか最高に脳が破壊されて良い… ゆうぽむは公式があまりに最強すぎて逆に二次創作で浮気してても安心して読めるまである なんだかんだ寄りをもどすのか、このままだと別れそうだな…
歩夢とせつ菜にもそれなりの代償を払って欲しいものだが >>142
これはある
せつぽむエンドだとしても屑にはそれ相応の罰を まあ展開希望や予想は誰も幸せにならないので程々に…… 歩夢は良くも悪くも女の子っぽいから、浮気始めたら侑ちゃんからは心が離れそうでリアリティある 最愛の人と友人を二人同時に喪失した絶望感を思うと悲しくなるな
こっから全員傷ついてほしい せつポム、あいりな、エマかり、しずかす…
彼方ちゃんがいたぁ >>158
彼方ちゃんは今でもバスケ部のエロ奴隷してるよ 胸とお腹のあたりが重苦しくなるけど描写はエロくて興奮する ⎛(cV ゜ᴗ 。 V⎞早く続き書いてくれないと、私...私...! 同性だからなんとなくマイルドになってるけど普通にドクズの行動だもんな…
パスワード変えてるあたり歩夢の心が離れてそうでつらい… 酔ってせつ菜ちゃん大好きーってスリスリしちゃった歩夢ちゃんがいけないんだ ずっとパンツ脱いで待ってるんだけどこのままじゃGW明けてもパンツ履けないんだが ミスった
せつ菜も歩夢も心のどこかで「侑さん(ちゃん)なら許してくれる」と思ってそう 保守ありがとうございます!
フォトエッセイ読んでたら、ゆうぽむ、ぽむせつが尊過ぎて、3人に可愛そうなことできなくなってしまい、更新遅れました…
3人とも大好きなんです。
続きやってきます! 何……これ……
歩夢とせつ菜ちゃんの、LINEのたくさんのやりとりが流れていく。
私の想像上の「もりも」が現実として叩きつけられた。
到底受け入れられないような現実が。
身体中の力が抜けていく。
頭がクラクラする。
気がつけば、仰向けに倒れ込んで天井をぼんやりと見ていた。
ひどいよ
ひどいよ、歩夢
ひどいよ、せつ菜ちゃん
LINE上の歩夢とせつ菜ちゃんは、私のよく知っている2人とは思えなかった。
まったくの別人のように思えた。
気持ち悪い。 フォトエッセイすごく良かったよね。好きだけどついつい悲劇的なストーリーを想像しちゃうのはジャンル問わずあるな 私は歩夢のことなら何でも知ってる。
小さい頃からずっとずっと一緒にいて、誰よりも歩夢のことを理解してる。
でも、今見たやりとりは、私の知ってる歩夢じゃなかった。
歩夢がこんなこと本当に言ったのか、信じれなかった。
私の知ってる歩夢は、そんなに自分から身体を求めたりしない。
私の知ってる歩夢は、そんなに性の話をオープンに話さない。
歩夢は変わってしまったの?
変わって、こんな歩夢になっちゃったの?
何で? 誰の所為?
せ つ 菜 ち ゃ ん の 所 為 ? 歩夢は浮気してる。友達のせつ菜ちゃんと。
頭ではわかってる。
でも、それを認めたくない自分が、すべてが決壊する寸前のところで、私を押し留めた。
きっと全部何かの間違い。
歩夢も間違えちゃったんだよね。
歩夢の気持ちは今も私の方を向いている。
だって、小さい頃からずっとずっと一緒にいたんだよ?
こんなことで離れるなんて、今更できるわけないよ……
だから、確かなきゃ。歩夢の気持ち。
歩夢の本当の気持ち。 そっちにいっちゃうのか。でも女の子は
浮気相手の方を憎んじゃうっていうしな 歩夢「私もう寝るね」
侑「うん」
せつ菜ちゃんと何回戦もして今日は本当にクタクタ。
眠気に襲われるがままに、ベッドに横になる。
すると……
侑「……」ガバッ
侑ちゃんが私に覆い被さってきた。
歩夢「侑ちゃん、私、今日は疲れちゃって……」
侑「歩夢……」チュッ
歩夢「ん……」
侑ちゃんから何度もキスされる。
完全にエッチする流れだ。
正直、今日は体力的に休みたいけど、最近ご無沙汰だった侑ちゃんからの求めを無理に断るわけにもいかない。
侑「んむっ……ちゅっ……ちゅるっ」
侑ちゃんが私の身体を愛撫してくれている。
いつものように、優しくて、一生懸命な愛撫。
それは気持ちいいことのはずだけど、今の私は、その快感よりも眠気や疲労感の方が勝ってしまっていた。
でも、侑ちゃんが満足するまでは寝られないよね。
早く終わらないかな。 最後の心境とか想像以上にきつくて間をあけながらじゃないと読めないわこれ 侑「歩夢……」
歩夢「うん?」
侑「あゆ……むぅ……」ポロポロ
歩夢「え、侑ちゃん!?」
侑ちゃんが突然大粒の涙をいくつも流し、嗚咽し始めた。
最中に、こんな……どうして……
歩夢「侑ちゃん、なんで泣いてるの!?」
侑「ごめんね、歩夢……全然気持ちよくないよね……」
侑「私、下手だよね……歩夢のこと満足させてあげられなくて、ごめんね……」ポロポロ
歩夢「侑ちゃん、何言ってるの……」
侑「私、頑張るから……! もっと歩夢のこと気持ちよくできるようになるから……」
歩夢「侑ちゃん、落ち着いて……!」
侑「だから……」
侑「そんな顔しないでよ……!」ポロポロ
歩夢「……!」
もしかして、侑ちゃん、何かに気付いて……?
それとも、せつ菜ちゃんとのことが全部バレて……
それはわからない。
でも侑ちゃんが泣いている。
私が泣かせたんだ。侑ちゃんを。
大好きな侑ちゃんを。 その時、私は自分のしていることの愚かさ、浅ましさを思い知った。
せつ菜ちゃんの色気に釣られて、自分の欲望を優先して……
それって結局、侑ちゃんを泣かせることになる。
侑ちゃんが何で泣いてるかはわからない。
でも、この涙はきっと馬鹿な私にとっての最終警告なのだろう。
私にとって一番大切な人は誰?
侑ちゃんだ。それだけは間違いない。
侑ちゃんの涙を見てはっきりとわかった。
それなら私は…… 歩夢「侑ちゃん!!」ダキッ
侑「……」
侑「歩夢……?」
歩夢「ごめんね、侑ちゃん。私、気持ちよくないわけじゃないよ。侑ちゃんとするの、とっても気持ちいいよ」
侑「……」グスッ
歩夢「だから侑ちゃんは何も頑張らなくていいよ。そのままでいいんだよ」
歩夢「私、侑ちゃんとこうしてるだけで幸せなの」ギュッ
侑「歩夢……」
侑「私、不安でおかしくなっちゃいそうなの……」
侑「どこにも行かないよね?」
歩夢「行かないよ」
侑「ずっと一緒だよね」
歩夢「一緒だよ」
侑「本当に……本当に、信じていいんだよね?」
歩夢「うん。私、侑ちゃんのこと大好きだから。侑ちゃんだけが大好きだから」
涙を流し続ける侑ちゃんのことを強く強く抱きしめる。
私にとって一番近くて、一番大切な人。
この事実だけは、何があっても変わらない。
(侑『歩夢、そんな顔しないでよ……!』)
私、一体どんな顔してたんだろう。 侑ちゃんには申し訳ないけどたまりませんね!ただ歩夢さんや…過去は消えないんや 数日後、私はせつ菜ちゃんに会った。
でも、目的はいつもとは違う。
せつ菜「歩夢さん、お待たせしました!」
歩夢「……」
せつ菜「歩夢さん……?」
歩夢「せつ菜ちゃん」
歩夢「終わりにしよ」
せつ菜「……」
せつ菜「侑さんにバレたんですか……?」
歩夢「それは正直、わからない……」
歩夢「でも、私にとって一番好きな人はやっぱり侑ちゃんなの」
歩夢「自分勝手なのはわかってる。せつ菜ちゃんのこと傷つけちゃうことも」
歩夢「だけど、ごめん。私、これ以上侑ちゃんを裏切れない」
歩夢「これで終わりにしよ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「……」
歩夢「……」
せつ菜「嫌です……」
歩夢「え……」
せつ菜「嫌、ですよ……だって、それってもう歩夢さんと会えなくなるってことですよね!?」
せつ菜「やっと歩夢さんと繋がれたのに……これで、さよならなんて、私……」
歩夢「ごめん、せつ菜ちゃん。最低だよね、わがままだよね……」
歩夢「でも、もう決めたから。私、行かなきゃ……」 せつ菜「ま、待ってください!」
せつ菜「この日が来ること、本当はわかってました。こんな日々がいつまでも続かないこと、わかってました」
せつ菜「歩夢さんにそう言われるのが、明日なんだろうか、今日なんだろうかって、ずっと思いながら過ごしてました」
せつ菜「覚悟はしていたんです……私も……歩夢さんの一声で終わりにしようって」
歩夢「せつ菜ちゃん……」
せつ菜「だから歩夢さん、最後に私からもわがまま聞いてもらえませんか?」
歩夢「何……?」
せつ菜「私たちの関係の終わりに、最後に1回だけ……」
歩夢「それは……」
せつ菜「せめて最後の想い出だけ、ください」
歩夢「せつ菜ちゃん、ダメだよ……」
せつ菜「私は歩夢さんのことずっと好きでした」
せつ菜「このままお別れは、悲しいです……だからせめて、この気持ちの最後に……」
歩夢「……」
せつ菜「……」
歩夢「……」
歩夢「本当に最後だからね?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています