歩夢「せつ菜ちゃんとエッチしちゃった」
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歩夢「ん……あれ……?」
朝、目が覚めると、見慣れない部屋にいた。
ベッドには私と、隣でせつ菜ちゃんが気持ち良さそうに眠っている。
2人とも、掛け布団の下は裸だった。
まだ半分寝ぼけた頭で記憶を整理する。
昨日は、大学生となり、成人したニジガクの同好会メンバーで久々に集まった。
皆に会えたのが楽しくてついつい進んでしまったお酒。
気付けばベロベロになるまで酔っ払ってしまった。
そこからの記憶はおぼろげで、せつ菜ちゃんに甘えるように抱き付いたり、せつ菜ちゃんに介抱されたりしながら、飲み会後はせつ菜ちゃんの家に行き、そのまま成り行きで…… 最中のことも断片的に覚えている。
そこには甘美な光景と強烈な快感があって……
そこまで思い出すと、背筋は凍りつき、頭が一気に冴えわたった。
やばい。
やばいやばいやばいやばい。
歩夢「せつ菜……ちゃん……」ユサユサ
せつ菜「う……んん……」モゾッ
思わず眠っているせつ菜ちゃんに声をかける。
せつ菜「おはようございます。歩夢さん」ニコッ
歩夢「せつ菜ちゃん、私たち……」
せつ菜「はい。そうですよ。覚えてませんか?」
せつ菜「昨日の歩夢さん、とっても可愛かったですよ」ニコッ
私は震える手で自分のスマホを手に取る。
昨日の夜に侑ちゃんから何件も着信があった。用事があって飲み会に参加できなかった、恋人の侑ちゃんから。
歩夢「ごめん、せつ菜ちゃん、私帰らないと……」 床に散らばっている衣服や下着を拾い上げ、手早く身に着けていく。
最低限の身支度を終わらせ、鞄を手にする。
歩夢「せつ菜ちゃん、私、せつ菜ちゃんとずっと友達でいたいよ……」
歩夢「だから、ごめん……このことは忘れよ」
せつ菜「はい、わかってます。侑さんには絶対に言わないので安心してください」
せつ菜「このことは、私だけの想い出にしますので」
歩夢「想い出って……」
私はせつ菜ちゃんのことをじっと見る。
そこにはいつもと変わらないまっすぐな視線があった。
おぼろげな記憶の中から、昨日の夜にせつ菜ちゃんに言われた愛の言葉の数々を思い出す。
昨日初めて知った、せつ菜ちゃんの気持ちを。
ずっとずっと私のことを……
歩夢「ごめんね、せつ菜ちゃん。侑ちゃん心配してるから帰るね」
せつ菜ちゃんの気持ちに応えることはできない。
私には侑ちゃんがいる。
それになのに、せつ菜ちゃんを受け入れ、行為に及んでしまった。
最低だ。
私は最低だ。 歩夢さんと久々に会える。
始めはただそれが純粋に楽しみだった。
「みんな久しぶりー!」
みんなと弾む会話、暖かい笑い声。
その中にいる歩夢さん。
高校の頃からずっと好きだった。
いつも歩夢さんのことが気になっていたし、だからこそ、侑さんとの事で落ち込んでいることに気付いた時は、自分なりに励ましたりもした。
でも、私の想いが届くことはなかった。
歩夢さんの隣には常に侑さんがいたから。
やがて2人は恋人になった。
「かすみちゃん、本当に大人っぽくなったよねー!」
「えー、そうですかー?」
みんなとの楽しい時間があっという間に過ぎていくと、飲み過ぎたのか、顔を赤らめた歩夢さんが甘えるように身体を寄せてきた。
歩夢「せつ菜ちゃーん! えへへー!」ニヘッ
せつ菜「歩夢さん、そんなに飲んだんですか?」ナデナデ
歩夢「えへへ、せつ菜ちゃん大好きー!」ダキッ せつ菜「歩夢さん、どうしちゃったんですかー?」ヨシヨシ
仕方ないなと介抱していく中、密着して瞳を潤ませた歩夢さんに、私の理性が崩れるのにそう時間はかからなかった。
解散後は歩夢さんを自宅に連れ込み、そのままベッドに押し倒した。
そして勢いに任せて、これまでの想いを伝え、身体を貪った。
それは、愛を囁くなんて優しいものじゃない。
数年間の溜まりに溜まった歩夢さんへの思いの丈をぶちまけるように。
溢れるほどの歩夢さんへの愛情。
それをすべて歩夢さんの身体に直接ぶつける。
歩夢さんの全身の隅から隅まで接吻し、愛撫し、しゃぶり尽くした。
歩夢さんは何度も大きな嬌声を上げ、仰け反りながら絶頂を迎えた。何度も。
聞いたことのない歩夢さんの声。
見たこともない歩夢さんの表情。
それらが私の五感を刺激し、更なる興奮を煽り立てる。
夢のような時間だった。
我に返ると、ビクビクと痙攣して横たわる歩夢さんがいた。
こんなに可愛い女の子を、想い続けてきた女の子を、私は欲望のままに犯してしまったのだ。
歩夢さんには恋人がいる。罪悪感がないわけじゃない。
だが、それ以上に恍惚とした表情の歩夢さんが愛おしくて堪らなかった。
「歩夢さん……」
ゆっくりと目を閉じた歩夢さんを抱きしめながら、私も眠りについた。 それから数日後、私は侑さんと会うことになった。
用事があって飲み会には来れなかった侑さん。
だから私に久々に会いたいと。
そして歩夢さんの件で迷惑かけたからお礼を言いたいと。
だが、それ以外にも理由があるように私には思えた。
侑「せつ菜ちゃん、久しぶり!」ニコッ
せつ菜「はい! 久々に侑さんに会えて嬉しいです!」ペカー
侑「いやー、みんなとも会いたかったなー!」
せつ菜「歩夢さんに聞きましたよ。お忙しいみたいですね!」
侑「今さー……」
他愛ない会話が少し続くと、侑さんは申し訳なさそうな顔をした。
侑「この前はごめんね! 歩夢のこと泊めてもらっちゃって!」
せつ菜「そんな、いいですよ! 私も楽しかったですから!」
侑「歩夢、たまに飲み過ぎちゃうんだよねー」アハハ
侑「でも、泊めてくれたのがせつ菜ちゃんで安心したよー!」 侑「知らない誰かだったら、万が一歩夢と何かあったらって心配しちゃうよ」
せつ菜「あははは」
侑「何もなかったよね?」
急に語気を強める侑さん。
何かに勘付いているのか、疑惑の念を隠そうとしない、そういう目だった。
だが、ここで肯定するわけにはいかない。
せつ菜「何言ってるんですか、侑さん。侑さんの大事な歩夢さんに手を出すわけないじゃないですか!」
そう笑って誤魔化す。
不自然ではないだろうか。侑さんは私を信じてくれるだろうか。
侑「ふふ、冗談だよ、せつ菜ちゃん! とにかく歩夢の面倒見てくれてありがとね!」 直接ここまで言うってことは歩夢の態度から何か察してるのか あれから2週間が経った。
最初、侑ちゃんのもとに戻った時は、いくつか質問された。
そして、侑ちゃんのいないところで飲み過ぎてしまったことを咎められた。
でもそれっきりだった。
侑ちゃんはそれまで通り優しく私に接してくれた。
いやそれまで以上に優しいとさえ感じた。
侑「歩夢、大好きだよ」
歩夢「私もだよ、侑ちゃん」
侑「おやすみ、歩夢」
歩夢「おやすみ、侑ちゃん」
あれから侑ちゃんとも何度も身体を重ねている。
侑ちゃんとのエッチは優しくて甘い。
幸せな気持ちにさせてくれる。
それは、これまでと何も変わらないはずなのに……
何か物足りなさを感じてしまっていた。
その度に思い出すのは、あの夜のせつ菜ちゃんとの情事。
せつ菜ちゃんは熱く激しい気持ちのありったけを私にぶつけてきた。
霰の様に降り注ぐ愛撫と、止め処ない快感。繰り返す絶頂。
これまでに感じたことのない快楽に何度も身体を貫かれた。
エッチがこんなに気持ちいいものだと知らなかった。
(せつ菜ちゃん……)
決して許されないはずなのに、身体がせつ菜ちゃんを求めて疼いている。
翌日、私はせつ菜ちゃんに連絡をとった。 夢にまで見た歩夢さんとの交わりは、今も鮮烈に脳裏に焼きついている。
それを思い出しながら自分を慰めるこの日々は、いつまで続くのだろう。
せつ菜「ん……あ、歩夢さん……」ビクッ
嬉しいことに、私と歩夢さんの身体の相性は最高だった。
……のだと想う。
だからこそ、歩夢さんは激しく身を捩じらせ、何度も絶頂を迎えた。
あの時の、歩夢さんの柔らかい感触、甘い匂い、官能的な表情、可愛らしい声。
それらを思い出しながら、自分の下部を刺激し、慰める。
せつ菜「歩夢さん、私もう……んあっ……」ビクン
頭の中を歩夢さんでいっぱいにして、果てる。
あの日から毎日のようにこうしている。
せつ菜「歩夢さん、どうしてるかな……」
歩夢さんは忘れようと言っていた。当然だ。
もう歩夢さんは何事もなかったように日常に戻っているだろう。
それでいいんだ。
せつ菜「あ……」
歩夢さんからメッセージが来ていた。 歩夢「しばらくお酒は懲り懲りだよー!」アハハ
歩夢さんに誘われた2人だけのランチ。
お互いあのことには触れない。
でも私は、歩夢さんとこうしてデートできるだけで幸せだ。
照れながら微笑む歩夢さんを見つめる。
せつ菜「侑さんに怒られませんでした?」
歩夢「飲み過ぎはダメだよって言われちゃった」
せつ菜「それにしても、歩夢さんがあんなに甘え上戸だとは思いませんでした」
歩夢「もう、恥ずかしいよー!」
せつ菜「甘えてくる歩夢さん、可愛かったですよ!」
歩夢「もう……」カアアア
ランチを終えて店を出ると、歩夢さんの手を引いて私の部屋に向かった。
歩夢さんは黙ってついてきた。
部屋に入ると、落ち着く間もなく、私は歩夢さんの唇を塞いだ。
歩夢「ん……ちゅ……ん……」
せつ菜「う……ちゅ……んっ……」
歩夢さんは抵抗しなかった。 ランチ食べてる時も頭の中はその後のことでいっぱいだったんだろうな…。侑ちゃんの脳がボロボロになってしまう 変な荒らしが湧いてないあたり、やっぱり内容が伴ってれば荒れないのか そのまま私が舌を潜らせても歩夢さんは抵抗しない。
中を攻め回していると、歩夢さんの舌も絡んでくる。
絡み合って、溢れそうな2人の唾液が混じり合う。
歩夢「ぷはっ……はぁ……はぁ……」
せつ菜「歩夢さん、悪い子ですね。今日はもう言い訳できないですよ」
せつ菜「侑さんがいながら、何されるかわかってて、私についてきて」
せつ菜「歩夢さん、こんなエッチな人だったんですね」
歩夢「そんな……そんなこと、ない……んっ」
すぐにまた歩夢さんにキスする。
そして歩夢さんの甘い甘い香りを思い切り堪能する。
私の全身が疼いて仕方なかった。
唇を離すと、2人の間に銀色の糸が伸びた。
歩夢「せつ菜ちゃん……」トロン
そんな表情をされたら、もう我慢なんてできるはずがない。
せつ菜「歩夢さん、今日も気持ち良くしてあげますね」
歩夢さんをベッドに押し倒す。
私と歩夢さんの歪な関係。
ここに明るい未来なんてないかもしれない。
でも、歩夢さんが求めてくれるなら、私はどこまでも一緒にその泥沼に沈んでいける。
少しの不安は、目の前の歩夢さんがすぐかき消してくれる。
頭の中が歩夢さんでいっぱいになっていく。
今はこの幸せをぎゅっと抱きしめていたい。 泣きました。僕はゆうぽむでゆうせつでぽむせつ推しです @cメ*´•̥ _ •̥ リ ……
@cメ*˶ ´ ᴗ`˵リ ふぅ…… 侑ちゃんなら闇堕ちたらプレイボーイになる気がする... 切ない系かと思って読み進めたらゴリゴリのNTRで草
ええぞ >>33
いや、ぽむせつだから荒れてないと思う
こういう系の荒れるSSってゆうぽむ→ゆう○○になると必ず荒れるよ >>48
言われてみれば確かに、何でだよw
侑ちゃん推しの脳は自動回復できる? >>52
それがNGな1、2人の自演荒らしが湧くんだろ
これ以上はスレチ >>52
単に歩夢推しがそういう耐性ってかスルー力ないだけだと思う
だから歩夢推しは民度悪いって最近言われてんだよな… な?茸だろと言われても…確かにいつもIDコロコロして荒らしてるキチガイは茸ばかりだけど、ゆうぽむ→ゆう○○になると茸意外にもいっせいに色んな地域が文句垂れ流すからな…
まあ、これ以上はスレチだしなんも言わんけど ぽむが悲しむのは心のぽむが悲鳴を上げるからきつい
侑ちゃんが悲しむのは「スケコマシが、ざまぁないぜ」と思ってしまう自分がいる
俺は誰なんだ まあこのSSはスレタイでNTRって分かるから大丈夫だよ
スレタイで分からないときに釣られた奴らが暴れるだけ ああいう荒らしは十中八九茸とか庭の単発だから
要は少人数がIDのコロコロ変えながら暴れてるだけ
なんとかの信者とかそれのアンチとか別の信者装って対立煽りしてるだけ ⎛cV ゜ᴗ 。 V⎞
@cメ˶ ´ ᴗ`˵リ
⁄/*イ`^p^リ 脳の過剰な破壊は再生を促すことが最近の研究で明らかになっている
待ってます 男は許せんけど、女の子のNTRはなんぼあってもいいですからね せつ菜ちゃん酷いよ...信じられるのは中川生徒会長だけですね ⁄/*イ`^ᗜ^リ純愛より興奮するのは何故でしょうか!?!?!? 彼女持ちの女が間女に盛ってしまうのは当然
なぜならつがい達に割り入ってくるという事は自然界ではそれだけ力のある雌だという事に他ならないから
そしてNTR側が鬱勃起してしまうのも当然
なぜなら生殖機能フル稼働で上書き交尾をしなければそのまま自分の遺伝子は淘汰されてしまうから
つまり寝取り寝取られは生物の本能の名残であり自然の摂理 遺伝子の淘汰は男の事情で、女には関係ないんじゃないか? 共通の友人と浮気するぽむせつ鬼畜すぎる。でも興奮はする せっつー大好き抑えられんしな…
菜々は未亡人感半端ないし >>52
ぽむせつが荒れないのは歩夢推しもせつ菜推しも損してないからじゃね
侑1推しって他メン推しに比べてやっぱ少ないだろうし ゆうぽむ推しの脳は@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リが寄生してるから侑ちゃんが歩夢から離れていくとそんなことあるはずないのに「でも他の子も魅力的だしこういう未来もあるかもしれないよね…」とショックを受けて脳内のぽむごと爆散して死ぬ
ぽむが浮気するぶんにはそんなことありえないって自分のことだから分かってて安心しきってるし、侑ちゃんが少し可哀想な目にあっても「普段他の子にときめき振りまいてる侑ちゃんが悪いんだよ…?」と逆に楽しむ余裕すらある 荒れる荒れないはキャラやカプが誰だからってのは関係ないと思う
例のスレが荒れたのは単にSSから作者のキャラへの愛が感じられなかったから その通りだと思うけどここでする議論では無いだろうね >>91
好きなキャラがモテモテになるのは嬉しいって理解できない考え方の人なんだと思う
歩夢が色んなキャラから好かれるのは嬉しいけど、歩夢を好きなキャラが歩夢以外を好きになる描写が嫌だというかなり身勝手な考え方
三角関係って絶対に負けキャラが出てくるから今の時代にあってなくて少年漫画のラブコメですら止めだしてるけど
年寄りが今でも好きって感じ そもそも自分の知る限りじゃあのSS以外でそんな荒れたのなんての記憶にないし
一部の極端な例で語りすぎだよ 侑ちゃん取られた歩夢ちゃんより歩夢ちゃん取られた侑ちゃんの方がダメージヤバそうに感じるのなんででしょうか 侑ちゃんは歩夢ちゃんの気持ちを疑いもしない感があるからかな
歩夢ちゃんは自分に自信がないから浮気されたらやっぱり自分の魅力がってなりそう 既に1日と16時間経過してるんですが…なんとか続きを… 更新1日延びました、すみません…
続きやってきます! また来てしまった、この部屋に。
前回は逃げるようにして後にした、この部屋に。
「今日はもう言い訳できないですよ」とせつ菜ちゃんは言った。
その通りだ。
今日はお酒も飲んでないし、何をされるかわかっていて、私はせつ菜ちゃんについてきた。
その証拠に、せつ菜ちゃんに手を引かれ、せつ菜ちゃんの部屋の扉を開けた時、すでに私の秘部は下着の中でグチョグチョに濡れていた。
せつ菜「歩夢さん」
せつ菜ちゃんが優しく呼びかけてくれる。
そして、少し口元を緩めながら、私の服を1つずつ丁寧に脱がしていった。
細く白い指が私の肌に直接触れると、身体がビクッと反応してしまう。
初めてのエッチくらいドキドキしていた。
緊張していた。
ブラまで外されると、最後に残った布を外そうと、せつ菜ちゃんの手が下部へと伸びる。
すると、せつ菜ちゃんは気付く。
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「……」
せつ菜「もうこんなに濡れて……まだ何もしてないですよ?」
歩夢「言わないで……」
せつ菜「やっぱり歩夢さんってエッチだったんですね」
歩夢「違う……」
せつ菜ちゃんの顔が近い。本当に綺麗な顔だ。
纏うもののなくなった私の身体。
それをせつ菜ちゃんは、上から下までゆっくりと、じっくりと眺める。
そして、愛液が溢れてだらしないその場所を見つめると、口元をさらに緩ませ、舌なめずりをした。
それだけで私の脳は沸騰してしまう。
下部がさらに熱くなるのを感じた。 歩夢さんに何度もキスをした後は、首筋、肩、腕と味わうように口付けする。
その度、歩夢さんの甘い吐息が漏れる。
柔らかな乳房を堪能し、その蕾を弄る。
歩夢さんの吐息は熱を帯びて激しくなり、女の声が漏れ出す。
蕾を一頻り味わった後は、その下部へと舌を這わせていく。
歩夢さんは口元を両手で押さえていた
そこは綺麗な桃色をしており、溢れ出た愛液は光を反射して黄金色に輝いていた。
ゴクリ……
あまりの美しさに思わず唾を飲み込む。
その周囲をじっくりと舐め始める。
が、まだ核心には行かない。
あくまで攻めるのはその周囲のみ。
歩夢「〜〜!!」
歩夢さんも焦らされていることに気付いたのか、苦しそうにしているのが私にもわかった。 せつ菜「舐めて欲しいですか?」
歩夢「……」
せつ菜「いらないんですか?」
歩夢「いじわる……」
顔を赤らめた歩夢さんが、潤んだ瞳で訴える。
本当に可愛い。少しだけ意地悪したくなる。
せつ菜「私のこと好きですか?」
歩夢「え?」
せつ菜「好きって言ってくれたら、舐めてあげます」
歩夢「……」
歩夢「せつ菜ちゃんのこと、好き……」
歩夢「だ、だから、せつ菜ちゃん、早く……!」
歩夢さんの振り絞るような、か細い声。
もう我慢の限界なのだろう。
だが、それは私の熱情に油を注いだ。 せつ菜「歩夢さん、今日ここに来たってことは、私とのエッチが気持ち良かったってことですよね?」
歩夢「……」
せつ菜「侑さんとするよりも?」
歩夢「せつ菜ちゃん……!」
せつ菜「正直に言ってくれないと、ここから先はお預けですよ?」
歩夢「お願い、せつ菜ちゃん、は、早く……!」
せつ菜「そうでよね。歩夢さん、もう我慢できないですよね。ここもびしょびしょに泣いてますよ。早く癒してあげないと……」
歩夢「早くっ! せつ菜ちゃん!」
せつ菜「ダメですよ。侑さんより私の方が気持ちいいってちゃんと声に出して言ってくれないと」
歩夢「えぇ……」
せつ菜「歩夢さん、素直になってください」
せつ菜「侑さんと私、どっちが気持ちいいですか?」
歩夢「……」
歩夢「ゆ、侑ちゃんより……せつ菜ちゃんの方が、気持ちいい……」
せつ菜「よくできました」
もう耐えられないと涙で溢れた歩夢さんの秘部。
その美しさを目に焼き付けると、私はそこに思い切りしゃぶりつく。
歩夢さんの悲鳴のような嬌声が部屋中に響いた。 せつ菜ちゃんとの関係を始めてから数週間が過ぎた。
時間を見つけては、せつ菜ちゃんと会って、一緒にご飯を食べたり、買い物をしたり。
何をして遊んでも、必ず最後には身体を重ねた。
それだけをすることもあった。
今日もせつ菜ちゃんと激しく絡み合い、すっかり暗くなった夜道を歩き、家に帰る。
今日は少し遅くなってしまった。
侑「お帰り、歩夢!」ニコッ
歩夢「ただいま!」
侑ちゃんも今日は遅くなるって聞いていたけど、先に帰ってきていた。
侑「どこ行ってたの?」
歩夢「せつ菜ちゃんとご飯食べたの!」
いつもせつ菜ちゃんとは、侑ちゃんが用事のある時にこっそり会ったり、大学の用事があるとか理由をつけて会ったりしている。
ただ、それだけでは侑ちゃんを誤魔化しきれない気がして、今日のように真実を混ぜて話すこともある。
せつ菜ちゃんと会ったのは本当。せつ菜ちゃんとご飯を食べたのも本当。
侑「歩夢、最近せつ菜ちゃんと仲良いね! よく遊んでるよね」
歩夢「うん! よく会うようになったかも」
侑「いいなー、私も一緒に遊びたいなー」
歩夢「侑ちゃんも今度一緒に遊ぼうよ!」ニコッ
侑「いいの!?」キラキラ
こうして久しぶりに3人で出かけることになった。 せつ菜「それにしても、恋人のお2人と一緒というのは、少し緊張しますね!」
侑「そんなの気にしなくていいよ! 高校の頃と同じだよ」
歩夢「そうだよ、せつ菜ちゃん。高校の頃3人で遊んだの、懐かしいなぁ」
昔話もしながら、和気あいあいと3人でお店を回る。
今日だけは私とせつ菜ちゃんも純粋な友達。
せつ菜ちゃんも侑ちゃんの前では、私と距離を詰め過ぎないように気を使っているようだった。
歩夢「侑ちゃん、やっぱりそれ似合ってるよ!」
侑「本当に!? せつ菜ちゃんは?」
せつ菜「私も侑さんらしくて、とっても良いと思いますよ!」
侑「そっか! じゃあ買ってこようかな!」
歩夢「うん! 外で待ってるね!」 侑ちゃんがレジに並んでる間、私とせつ菜ちゃんは店の外に出る。
すると……
せつ菜「歩夢さん」グイッ
せつ菜ちゃんが私を引っ張る。
店の中にいる侑ちゃんからは見えない、死角へと私を連れてきた。
今までと打って変わって、せつ菜ちゃんの顔が物凄く近い。
せつ菜「歩夢さん……」チュッ
歩夢「……!」ビクッ
歩夢「ちょ、ちょっとせつ菜ちゃん!? 今はダメだよ! 侑ちゃんに見られちゃう」
せつ菜「大丈夫、まだ来ませんよ」ガシッ
歩夢「せつ菜ちゃん……!」
せつ菜「歩夢さんがこんなに近くにいて、私我慢できないです……」チュッ
ちゅ、ちゅるっ、ちゅっ
せつ菜「ぷはっ……はぁ……はぁ……」
歩夢「だ、だめ……侑ちゃん来ちゃうよ……んっ!」
せつ菜「歩夢さん……」チュッチュルッ
歩夢「んんっ……!」
せつ菜「可愛いですよ、歩夢さん……」チュッ
歩夢「ん……ぷはっ……」
せつ菜「歩夢さんは我慢できるんですか?」
歩夢「……」
歩夢「私だって……したいよ……」
せつ菜「歩夢さんっ!」チュッチュ
歩夢「んっ……はぁ……はぁ……」チュッ
歩夢「せつ菜ちゃん……」トロン 侑「ごめん! お待たせ!」テクテク
せつ菜「では行きましょうか!」
歩夢「……」
侑「歩夢……?」
歩夢「あ、うん! 行こっ!」
侑「……」
まだドキドキしてる……
せつ菜ちゃんがあんなことしてくるなんて。
こんなのずるいよ……
私、顔赤くなってないかな?
せつ菜「歩夢さんの言っていたお店、この先まっすぐでしたよね!」
侑「そうそう! 行こ、歩夢」ニギッ
歩夢「うん……」
侑ちゃんが私の手を握った。
その手は、せつ菜ちゃんと解散するまで離れることはなかった。 歩夢さん、侑さんと3人で遊んでから1週間後。
私と歩夢さんはいつものように、私の部屋のベッドの上で絡み合っていた。
歩夢「せつ菜ちゃんっ……せつ菜ちゃんっ!」
歩夢さんが何度も私の名前を呼びながら、快感に悶える。
せつ菜「歩夢さん、大好きです。歩夢さん……」チュッチュッ
歩夢「あっ……せつ菜ちゃん、ん、私……また……ああっ!」ビクッ
せつ菜「イっちゃうんですか? いいですよ、気持ちよくなってください」
歩夢「あ、だめっ! せつ菜ちゃんっ! んあっ……あああああああっ!」
歩夢さんが今日何度目かの絶頂を迎える。
身体を仰け反らせてビクビクと痙攣すると、虚ろな目になり、荒い呼吸のままぐったりと倒れ込んでしまった。
歩夢さんとはもう何度も交じり合っているけど、やはり最初に思ったとおり、私と歩夢さんの身体の相性は最高だった。
今では歩夢さんの身体のどこが気持ちいいのか、どうされると嬉しいのかもよくわかっている。
たぶん侑さんよりも。
あの時。
歩夢さんから会いたいと初めて連絡が来た時は、驚いたし、心の底から嬉しかった。
それからは、歩夢さんが会いたいと言えば、必ずそれを優先した。
言ってしまえば、歩夢さんにとって私は遊びの浮気相手であり、都合のいいセフレ。
快楽だけが歩夢さんを私に繋ぎとめている。
でもそれで全く構わないと思っていた。
それで彼女と一緒にいられて、触れ合えるのであれば、ただ想っていただけのこれまでより遥かに私は幸せだった。 せつ菜「歩夢さん……!」モゾモゾ
歩夢「ま、待って、せつ菜ちゃん! 私、これ以上はもう……!」
せつ菜「こんなので終われると思ってるんですか? 歩夢さん」
せつ菜「先週侑さんがいてできなかったんですから」
目に涙を浮かべて首を横に振る歩夢さん。
その弱弱しい抵抗を押さえて、さらに歩夢さんの身体を犯していく。
まだまだ足りない。
私の歩夢さんへの大好きは、こんなものじゃない。 情事を終え、歩夢さんを送った後、私1人になった部屋は当然ながら静かだ。
歩夢さんの残り香がある気がして、すっと深呼吸をする。
本当は歩夢さんを返したくなんかない。
ずっとここにいて欲しいと思う。
絶対にそうはならないことを、最初の時点でわかっていたはずなのに。
頭の中には「もしも」が浮かぶ。
もしも、高校の頃、私にもっと勇気があったら?
もっと早く想いを伝えていたら?
何の意味もない妄想だ。
ダメだ、歩夢さんの一番になりたいなんて思っちゃ。
何が起こったって私が侑さんに敵うはずがないのだから。
気がつくと、頬を一筋の涙が伝っていた。
私に泣く権利なんてあるはずないのに。 最初から違和感が無かったと言うと嘘になる。
歩夢がせつ菜ちゃんの家から帰ってきた、あの朝。
歩夢「ごめん、侑ちゃん! せつ菜ちゃんの家に泊めさせてもらってたの!」
連絡がなかった歩夢が心配で堪らなかった私にとって、せつ菜ちゃんというよく知る名前が歩夢の口から出たことは、安堵のため息を出すのに十分だった。
だが、それは束の間のことだ。
帰ってきた歩夢の妙な色っぽさ、火照った雰囲気を、私は感じていた。
私に連絡できなくなるくらいお酒に酔って、せつ菜ちゃんに介抱されて、2人きりで夜を過ごして……
あるはずないと思いながらも、万が一2人に間違いが起きていたらと、胸騒ぎがした。
でも全部気のせいだって言い聞かせた。 歩夢「今日はちょっと疲れちゃったから早めに寝るかも」
侑「うん、しっかり休んだ方がいいよ! 歩夢は頑張り屋さんだから」
歩夢「えへへ、お風呂入ってくるね♪」
侑「うん!」
最近、歩夢の外出が増えたように思う。
せつ菜ちゃんとも会ってるみたい。
今日も帰りは遅かった。
歩夢とせつ菜ちゃんのことを疑いたいわけじゃない。
疑いたくないんだ。
だからこそ、2人の間に何もないって事実を知りたい。
すべて私の馬鹿な勘違いであって欲しい。
だって、この前3人で遊んだ時だって何も怪しいことはなかったはずだ。
せつ菜ちゃんに「そんなこと考えてたんですか! 侑さんは変なこと思いつきますね!」って笑われたい。
歩夢に「侑ちゃんもそんなヤキモチ妬くんだね!」って笑って欲しい。
「私、馬鹿だな!」って、笑い話になって欲しい。 その未来を信じて、私は歩夢の鞄からスマホを取り出した。
疑ってるんじゃない。疑いたくないから見るんだ。
バスルームからは歩夢がシャワーを浴びている音が聞こえる。
パスワードはわかってる。私の誕生日だ。
ロック画面で数字を打ち込んでいく。
開かない。
歩夢がパスワードを変えていた。
何故だろう。
別の思い当たる数字を入れてみる。
やはり開かない。
何度も連続でミスをすればペナルティがあるかもしれないし、歩夢にスマホを触ったことがバレてしまう。
慎重に考える。
ふと、あることを思いついて、自分のスマホを開き、調べる。
震える手で、調べた数字を歩夢のスマホに打ち込む。
ロックが解除された。
パスワードはせつ菜ちゃんの誕生日だった。 心臓の鼓動がうるさい。
息が荒い。
喉がカラカラに渇いていた。
歩夢、そんなことないよね?
信じていいんだよね?
ブルブルと震える手を押さえつけながら、なんとか歩夢のスマホを操作する。
LINEを開く。
せつ菜ちゃんとのやりとりを開く。 『明日会える?』
『いいですよ!』
『12時に駅前でどうでしょう?』
『いいよ!
お昼食べようね!』
『そろそろ着くよ!』
『はい!待ってます!』
『今日も楽しかったです!
気をつけてお帰りください!』
『せつ菜ちゃん、ありがとう!
今日も凄かった…』
『歩夢さん、とっても可愛かったですよ♪』
『明日会えないかな?』
『もちろん大丈夫ですよ!』
『歩夢さん、ちょっとだけ話せますか?』
『いいよ!』
【通話時間:38:22】
『駅前で待ってます!』
『今日は近くまで来てもらっちゃってありがとね!』
『歩夢さん、気をつけて帰ってくださいね』
『せつ菜ちゃん、おやすみ!』
『おやすみなさい!』
【不在着信】
『ごめん、今侑ちゃんいるから』
『すみません!
歩夢さんとお話したくなっちゃってつい…
またにします!』
【通話時間:10:07】
『お電話ありがとうございました!
ちょっとだけでも声聞けて良かったです!』
『今度たっぷりお話しようね!』 『今度の土曜の夕方会えないかな?』
『会いましょう!
楽しみです!』
『さすがに今日はヘトヘトだよー!
せつ菜ちゃん元気過ぎ!』
『歩夢さんが可愛くて止まりませんでした…』
『この前みたいに気絶しちゃったらどうするの?』
『それだけ歩夢さんが気持ちよかったって事ですよ!』
『もう!』
『今日は帰ったらすぐ寝ちゃうかも』
『ゆっくり休んでください!』
『まだ膝がガクガクしてる…』
『歩夢さん、すっかりエッチになっちゃいましたね』
『もう!
誰のせい?』
『私ですか?』
『そうだよ!』
『せつ菜ちゃんがこんな身体にしたんだよ?』 >>124
いまさらすぎるだろwwww
ゆうぽむの別れシーンを考えるとちょっとゾクゾクする 素晴らしい…
パスワードが浮気相手の誕生日に上書きされてるところとか最高に脳が破壊されて良い… ゆうぽむは公式があまりに最強すぎて逆に二次創作で浮気してても安心して読めるまである なんだかんだ寄りをもどすのか、このままだと別れそうだな…
歩夢とせつ菜にもそれなりの代償を払って欲しいものだが >>142
これはある
せつぽむエンドだとしても屑にはそれ相応の罰を まあ展開希望や予想は誰も幸せにならないので程々に…… 歩夢は良くも悪くも女の子っぽいから、浮気始めたら侑ちゃんからは心が離れそうでリアリティある 最愛の人と友人を二人同時に喪失した絶望感を思うと悲しくなるな
こっから全員傷ついてほしい せつポム、あいりな、エマかり、しずかす…
彼方ちゃんがいたぁ >>158
彼方ちゃんは今でもバスケ部のエロ奴隷してるよ 胸とお腹のあたりが重苦しくなるけど描写はエロくて興奮する ⎛(cV ゜ᴗ 。 V⎞早く続き書いてくれないと、私...私...! 同性だからなんとなくマイルドになってるけど普通にドクズの行動だもんな…
パスワード変えてるあたり歩夢の心が離れてそうでつらい… 酔ってせつ菜ちゃん大好きーってスリスリしちゃった歩夢ちゃんがいけないんだ ずっとパンツ脱いで待ってるんだけどこのままじゃGW明けてもパンツ履けないんだが ミスった
せつ菜も歩夢も心のどこかで「侑さん(ちゃん)なら許してくれる」と思ってそう 保守ありがとうございます!
フォトエッセイ読んでたら、ゆうぽむ、ぽむせつが尊過ぎて、3人に可愛そうなことできなくなってしまい、更新遅れました…
3人とも大好きなんです。
続きやってきます! 何……これ……
歩夢とせつ菜ちゃんの、LINEのたくさんのやりとりが流れていく。
私の想像上の「もりも」が現実として叩きつけられた。
到底受け入れられないような現実が。
身体中の力が抜けていく。
頭がクラクラする。
気がつけば、仰向けに倒れ込んで天井をぼんやりと見ていた。
ひどいよ
ひどいよ、歩夢
ひどいよ、せつ菜ちゃん
LINE上の歩夢とせつ菜ちゃんは、私のよく知っている2人とは思えなかった。
まったくの別人のように思えた。
気持ち悪い。 フォトエッセイすごく良かったよね。好きだけどついつい悲劇的なストーリーを想像しちゃうのはジャンル問わずあるな 私は歩夢のことなら何でも知ってる。
小さい頃からずっとずっと一緒にいて、誰よりも歩夢のことを理解してる。
でも、今見たやりとりは、私の知ってる歩夢じゃなかった。
歩夢がこんなこと本当に言ったのか、信じれなかった。
私の知ってる歩夢は、そんなに自分から身体を求めたりしない。
私の知ってる歩夢は、そんなに性の話をオープンに話さない。
歩夢は変わってしまったの?
変わって、こんな歩夢になっちゃったの?
何で? 誰の所為?
せ つ 菜 ち ゃ ん の 所 為 ? 歩夢は浮気してる。友達のせつ菜ちゃんと。
頭ではわかってる。
でも、それを認めたくない自分が、すべてが決壊する寸前のところで、私を押し留めた。
きっと全部何かの間違い。
歩夢も間違えちゃったんだよね。
歩夢の気持ちは今も私の方を向いている。
だって、小さい頃からずっとずっと一緒にいたんだよ?
こんなことで離れるなんて、今更できるわけないよ……
だから、確かなきゃ。歩夢の気持ち。
歩夢の本当の気持ち。 そっちにいっちゃうのか。でも女の子は
浮気相手の方を憎んじゃうっていうしな 歩夢「私もう寝るね」
侑「うん」
せつ菜ちゃんと何回戦もして今日は本当にクタクタ。
眠気に襲われるがままに、ベッドに横になる。
すると……
侑「……」ガバッ
侑ちゃんが私に覆い被さってきた。
歩夢「侑ちゃん、私、今日は疲れちゃって……」
侑「歩夢……」チュッ
歩夢「ん……」
侑ちゃんから何度もキスされる。
完全にエッチする流れだ。
正直、今日は体力的に休みたいけど、最近ご無沙汰だった侑ちゃんからの求めを無理に断るわけにもいかない。
侑「んむっ……ちゅっ……ちゅるっ」
侑ちゃんが私の身体を愛撫してくれている。
いつものように、優しくて、一生懸命な愛撫。
それは気持ちいいことのはずだけど、今の私は、その快感よりも眠気や疲労感の方が勝ってしまっていた。
でも、侑ちゃんが満足するまでは寝られないよね。
早く終わらないかな。 最後の心境とか想像以上にきつくて間をあけながらじゃないと読めないわこれ 侑「歩夢……」
歩夢「うん?」
侑「あゆ……むぅ……」ポロポロ
歩夢「え、侑ちゃん!?」
侑ちゃんが突然大粒の涙をいくつも流し、嗚咽し始めた。
最中に、こんな……どうして……
歩夢「侑ちゃん、なんで泣いてるの!?」
侑「ごめんね、歩夢……全然気持ちよくないよね……」
侑「私、下手だよね……歩夢のこと満足させてあげられなくて、ごめんね……」ポロポロ
歩夢「侑ちゃん、何言ってるの……」
侑「私、頑張るから……! もっと歩夢のこと気持ちよくできるようになるから……」
歩夢「侑ちゃん、落ち着いて……!」
侑「だから……」
侑「そんな顔しないでよ……!」ポロポロ
歩夢「……!」
もしかして、侑ちゃん、何かに気付いて……?
それとも、せつ菜ちゃんとのことが全部バレて……
それはわからない。
でも侑ちゃんが泣いている。
私が泣かせたんだ。侑ちゃんを。
大好きな侑ちゃんを。 その時、私は自分のしていることの愚かさ、浅ましさを思い知った。
せつ菜ちゃんの色気に釣られて、自分の欲望を優先して……
それって結局、侑ちゃんを泣かせることになる。
侑ちゃんが何で泣いてるかはわからない。
でも、この涙はきっと馬鹿な私にとっての最終警告なのだろう。
私にとって一番大切な人は誰?
侑ちゃんだ。それだけは間違いない。
侑ちゃんの涙を見てはっきりとわかった。
それなら私は…… 歩夢「侑ちゃん!!」ダキッ
侑「……」
侑「歩夢……?」
歩夢「ごめんね、侑ちゃん。私、気持ちよくないわけじゃないよ。侑ちゃんとするの、とっても気持ちいいよ」
侑「……」グスッ
歩夢「だから侑ちゃんは何も頑張らなくていいよ。そのままでいいんだよ」
歩夢「私、侑ちゃんとこうしてるだけで幸せなの」ギュッ
侑「歩夢……」
侑「私、不安でおかしくなっちゃいそうなの……」
侑「どこにも行かないよね?」
歩夢「行かないよ」
侑「ずっと一緒だよね」
歩夢「一緒だよ」
侑「本当に……本当に、信じていいんだよね?」
歩夢「うん。私、侑ちゃんのこと大好きだから。侑ちゃんだけが大好きだから」
涙を流し続ける侑ちゃんのことを強く強く抱きしめる。
私にとって一番近くて、一番大切な人。
この事実だけは、何があっても変わらない。
(侑『歩夢、そんな顔しないでよ……!』)
私、一体どんな顔してたんだろう。 侑ちゃんには申し訳ないけどたまりませんね!ただ歩夢さんや…過去は消えないんや 数日後、私はせつ菜ちゃんに会った。
でも、目的はいつもとは違う。
せつ菜「歩夢さん、お待たせしました!」
歩夢「……」
せつ菜「歩夢さん……?」
歩夢「せつ菜ちゃん」
歩夢「終わりにしよ」
せつ菜「……」
せつ菜「侑さんにバレたんですか……?」
歩夢「それは正直、わからない……」
歩夢「でも、私にとって一番好きな人はやっぱり侑ちゃんなの」
歩夢「自分勝手なのはわかってる。せつ菜ちゃんのこと傷つけちゃうことも」
歩夢「だけど、ごめん。私、これ以上侑ちゃんを裏切れない」
歩夢「これで終わりにしよ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「……」
歩夢「……」
せつ菜「嫌です……」
歩夢「え……」
せつ菜「嫌、ですよ……だって、それってもう歩夢さんと会えなくなるってことですよね!?」
せつ菜「やっと歩夢さんと繋がれたのに……これで、さよならなんて、私……」
歩夢「ごめん、せつ菜ちゃん。最低だよね、わがままだよね……」
歩夢「でも、もう決めたから。私、行かなきゃ……」 せつ菜「ま、待ってください!」
せつ菜「この日が来ること、本当はわかってました。こんな日々がいつまでも続かないこと、わかってました」
せつ菜「歩夢さんにそう言われるのが、明日なんだろうか、今日なんだろうかって、ずっと思いながら過ごしてました」
せつ菜「覚悟はしていたんです……私も……歩夢さんの一声で終わりにしようって」
歩夢「せつ菜ちゃん……」
せつ菜「だから歩夢さん、最後に私からもわがまま聞いてもらえませんか?」
歩夢「何……?」
せつ菜「私たちの関係の終わりに、最後に1回だけ……」
歩夢「それは……」
せつ菜「せめて最後の想い出だけ、ください」
歩夢「せつ菜ちゃん、ダメだよ……」
せつ菜「私は歩夢さんのことずっと好きでした」
せつ菜「このままお別れは、悲しいです……だからせめて、この気持ちの最後に……」
歩夢「……」
せつ菜「……」
歩夢「……」
歩夢「本当に最後だからね?」 歩夢さんとホテルの一室に入る。
最後なんだ。これが。
歩夢さんの柔らかい肌に触れるのも、甘い香りを感じるのも。
(せつ菜『歩夢さんってスタイルいいですよね!』)
(歩夢『そんなことないよ! せつ菜ちゃんの方がスリムで羨ましいよ!』)
高校の頃、歩夢さんとそんな会話をしたのを覚えてる。
歩夢さんは痩せているのに、程よくムチムチしてて、エッチな体つきしてるなって、高校生の頃から思ってた。
その頃は、歩夢さんの制服の下に、練習着の下にどんな世界が広がってるんだろうって想像しながら、夜1人で自分を慰めてたりしていた。
着替えの時や合宿でのお風呂の時なんかは、歩夢さんのこと見ないようにしながら、それでもさりげなく歩夢さんの隣にポジションをとったりして、チラッと見ては、それでまた自分を慰めたり……
何度見ても、歩夢さんの裸は興奮する。
それも今日で見納めならば、目に焼き付けておかないといけない。
そして歩夢さんの身体の感触をずっと覚えていたい。
歩夢さんの乳房を触れる。柔らかい。
この感触は永遠に侑さんのものなんだ。
やっぱり私は敵わなかった。 一度裏切られたら無実でも二度と信じられなくなる
まあ無実じゃないけど… 乳房の蕾を口付けする。
歩夢さんから「あっ」と甘い声が漏れる。
私の身体も熱くなる。
歩夢さんに大好きを伝える最後の機会なんだ。
気付けば、私は歩夢さんの全身を夢中で愛撫していた。
歩夢さんの身体がビクビクと震えても、それを押さえつけて、愛撫を止めなかった。
歩夢さんの嬌声はどんどん甘く、大きく、激しいものになる。
押し寄せる快楽に必死に耐える、歩夢さんの苦悶の表情。
普段の清純なイメージとかけ離れた姿に、私の興奮も高まり、呼吸が荒くなっていく。
歩夢「あ、せつ菜ちゃん、そこ、ダメ……!」
湿った秘部の陰核を舌で触れると、歩夢さんが腰を浮かせて反応する。
ここを攻めると歩夢さんは可愛い声で鳴いてくれる。
もっと歩夢さんの声が聞きたくて、そこを舌で入念に犯し始める。
歩夢「あっ……せ、せつ菜ちゃっ……ああっ!」
歩夢さんの高い声と水音が響く。
私は舌を動かすペースを徐々に速めていく。
歩夢「あっあっあっ、はああっ、あっあっ」
歩夢さんのそこはもう愛液で溢れ返り洪水していた。
私の舌と歩夢さんのそこがびちゃびちゃに交じり合う。
やがて、歩夢さんの両膝がガクガクと揺れ始めたのを感じると、私は腫れ上がった陰核をぎゅっと甘噛みするようにしゃぶりついた。
歩夢「ああああああああっ!!!!」
歩夢さんが絶叫し、身体を大きく仰け反らせる。
甘い甘い愛液が溢れ出し、私の口いっぱいに広がった。 事が終わった後、歩夢さんの身体は、いろいろな液が混じり合った何かでドロドロになっていた。
歩夢さんは抜け殻のようにぐったりしていて、目尻に涙を溜めた虚ろな目で私を見ていた。
歩夢「せ……せふにゃ……ひゃん……」トロン
せつ菜「歩夢さん、たくさんイっちゃいましたね」
せつ菜「これからは、もうこんなこともできないんですよ。本当に私と別れられるんですか?」
歩夢「…………」
せつ菜「冗談です」
本当に終わりなんだ。歩夢さんと……
せつ菜「……」ポロッ
歩夢「……!」
せつ菜「う、うう……」ポrポロ
歩夢「せつ菜ちゃん!?」
せつ菜「すみません、私に泣く権利なんてないのはわかってるんです……」
せつ菜「でも……やっぱり、悲しいですね……」ポロポロ
せつ菜「一時でも歩夢さんと過ごせて、私幸せでした!」ポロポロ
歩夢「せつ菜ちゃん……」
歩夢「私も、せつ菜ちゃんと過ごせて楽しかったよ」
歩夢「ありがとう、せつ菜ちゃん」 私たちはホテルを出る。
私のわがままを聞いてもらったんだ。
私も区切りをつけないといけない。
後は「さよなら」と別れるだけだ。
歩夢「あっ……!」クラッ
せつ菜「歩夢さん!」ガシッ
歩夢さんが不意に体勢を崩した。
私はそれを両手で受け止める。
歩夢「ごめん、せつ菜ちゃん、今日も凄かったから……」
歩夢さんの両膝がガクガクと震えていた。
それでうまく歩けなかったということか。
せつ菜「歩夢さん、立てますか? ゆっくりでいいですよ」
歩夢「うん」
侑「歩夢」 >>206
ここ最高にエロい
恐ろしい文章力 最高級らっかせい 心臓が止まるほど驚いた。
歩夢さんもそうだろう。
そこには侑さんが立っていた。
侑「歩夢、何してるの……?」
完全に見られた。
ホテルから2人で出てきた歩夢さんと私。
もうどんな言い逃れもできない。
歩夢「侑ちゃん……」
歩夢さんの声は震えていた。
侑「何……何なのこれ……」
侑「私、歩夢のこと信じたんだよ……? 信じてたのに……」
歩夢「ち、違うの! 侑ちゃん、聞いて! これで終わりなの! 最後だったの!」
侑「何が終わりなの? 意味わかんないよ……」
侑「私、2人のこと知っても、それでも歩夢のこと信じてたんだよ? 歩夢とならきっとやり直せるって……言ったよね、どこにも行かないって」
侑「でもさっき、歩夢が嬉しそうにせつ菜ちゃんとホテル入ってくの見て、いろいろなものが切れちゃった……」
侑「やっぱり歩夢はせつ菜ちゃんといたいんだね……離れられないんだね……」
侑「私の気持ち……もう壊れちゃったよ……」
歩夢「待って、侑ちゃん、話を聞いて……!」 侑「今何か話すことある?」
侑「歩夢がそんなにエッチ好きなら、ずっとせつ菜ちゃんと一緒にいればいいよ。気持ちよくしてくれるんでしょ? そんな足震わせてみっともない姿しちゃって。そんな歩夢、見たくなかったよ……」
歩夢「侑ちゃん、私が、私が最低なのはわかってる!」
歩夢「本当にごめんなさい……でも、私は侑ちゃんが好きなの! 一番好きなのは侑ちゃんなの!!」
歩夢「せつ菜ちゃんとはもう別れたから! だから……!」
侑「もう無理だよ!!」
歩夢「え……」
せつ菜「侑さん、歩夢さんの言う事は本当です! 私たちはもう終わって……!」
侑「せつ菜ちゃんは何なの!! 歩夢のことメチャクチャにして!!!!」
せつ菜「……!」
侑「私たちのこと……メチャクチャにして……」ポロポロ
せつ菜「……」
せつ菜「ごめんなさい……」
侑「別れよ、歩夢」
侑「おしまいだよ、何もかも」
歩夢「ゆ……う、ちゃ……」
侑「部屋からも出てくね。じゃあね」
歩夢「待って! 侑ちゃん!」ガシッ
侑「やめてよっ!」バシッ
歩夢「……!」
侑「もう歩夢もせつ菜ちゃんも気持ち悪いよ……」
侑「もう一生会いたくない!」
歩夢「ゆ、侑ちゃん!」 ⁄/*イ`^ᗜ^リ これで心置きなく歩夢さんと出来ますね! 侑さんが走り去っていく。
歩夢さんはその場で地面に膝を付き、小さくなる侑さんを眺めることしかできなかった。
歩夢「嘘……侑ちゃんが……侑ちゃんが……」ガタガタ
せつ菜「歩夢さん!?」
歩夢「はぁ……侑ちゃん……はぁ……侑ちゃ……」
歩夢「はぁ……はぁ……」
歩夢さんの様子がおかしい。
過呼吸になってる。
せつ菜「歩夢さん! しっかり!」
歩夢「はぁ……はぁ……ゆうちゃ……はぁ……」
せつ菜「歩夢さん! 歩夢さん!」
私は歩夢さんの名前を何度も呼んだ。
その時、ほんの一瞬でも、これで歩夢さんと一緒にいられるんじゃないかと思った自分がいた。
でもそれがいかに愚かな考えだったか、すぐに思い知ることになる。 侑ちゃんの行動がなにもかも過去の自分にそっくりで草 心までは落ちてなかったんだな。だから何って話だけど それから一ヵ月後
私は侑さんに会うことになった。
簡単に会えたわけじゃない。
侑さんは私となんか会いたくなかっただろう。
でも必死に必死に頼み込んで、なんとか少し会ってもらえることになった。
侑「久しぶりだね、せつ菜ちゃん」
せつ菜「お時間いただきありがとうございます。侑さん」
せつ菜「まず最初に、ごめんなさい……謝っても許して貰えるなんて思ってません」
せつ菜「でも、私は侑さんにひどい事をしました……本当にごめんなさい」
侑「……」
侑「今日はそれを言いに来たの?」
せつ菜「いえ、侑さんに伝えたかったは……歩夢さんのことです」
侑「歩夢……?」
せつ菜「歩夢さんに会ってもらえませんか……? 少しだけでいいので」
侑「わかってるでしょ。私がどんなことされたか。私、もう歩夢のことは……」
せつ菜「歩夢さんが今どういう状況か知ってますか!?」
せつ菜「お願いです……少しだけでいいので、お願いです……」
侑「……」
侑「会うのは無理だよ……」 侑さんが視線をずらす。
その視線の先には、私もよく知る同好会のメンバーの1人が立っていた。
少し遠くから、真剣な顔でこちらを見ている。
私を睨んでいる。
侑「心配だからってついて来てくれたの」
侑「浮気されて、グシャグシャになった情けない私の傍にずっといてくれて、励ましてくれて、あの子のお陰で今少しだけ立ち直れたんだ」
侑「それで今付き合うことになったの。私はあの子のこと絶対に裏切りたくない。だから、歩夢にはもう会えない」
せつ菜「……!」
侑「それじゃ、もう行くね」
せつ菜「侑さん……そんな……」
それじゃ、歩夢さんは……
私はその足で歩夢さんのところに向かう。
歩夢さんのいるあの場所に。 浮気した相手に絶縁宣言するところが最高のカタルシスだわ そこは歩夢さんと侑さんの実家のマンション前。
大きな階段の前で、やっぱり歩夢さんは立っていた。
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「侑ちゃん!!?」パアア
歩夢「あ、せつ菜ちゃん……」
せつ菜「……」
せつ菜「今日もずっとここに立っているんですか?」
歩夢「うん! 侑ちゃんのこと待ってるんだ♪」ニコッ
歩夢さんと侑さんが小さい頃から、朝学校へ行く時に待ち合わせていたこの場所。
一緒に遊びに行く時も、デートの時もきっと待ち合わせたであろう場所。
歩夢「遅いなぁ、侑ちゃん」
せつ菜「歩夢さん、侑さんはもう……」
せつ菜「小学生の時ね、侑ちゃんったら寝坊して家出るのすごい遅れちゃったんだけど、その時も私はずっとここで待ってて、一緒に学校行ったんだ。侑ちゃんは先に行ってれば良かったのにって言うけど、そんなことできるわけないよね。私は絶対侑ちゃんのこと待ってるんだから」
せつ菜「歩夢さん、落ち着いて聞いてください……」
せつ菜「侑さんは来ないです……侑さんはもう、歩夢さんのもとには帰ってこないんですよ……!」 一度の過ちで大切なものを失うってリアルの恋愛でもよくある話だしね。と思ったけど一度じゃないな ※訂正します
そこは歩夢さんと侑さんの実家のマンション前。
大きな階段の前で、やっぱり歩夢さんは立っていた。
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「侑ちゃん!!?」パアア
歩夢「あ、せつ菜ちゃん……」
せつ菜「……」
せつ菜「今日もずっとここに立っているんですか?」
歩夢「うん! 侑ちゃんのこと待ってるんだ♪」ニコッ
歩夢さんと侑さんが小さい頃から、朝学校へ行く時に待ち合わせていたこの場所。
一緒に遊びに行く時も、デートの時もきっと待ち合わせたであろう場所。
歩夢「遅いなぁ、侑ちゃん」
せつ菜「歩夢さん、侑さんはもう……」
歩夢「小学生の時ね、侑ちゃんったら寝坊して家出るのすごい遅れちゃったんだけど、その時も私はずっとここで待ってて、一緒に学校行ったんだ。侑ちゃんは先に行ってれば良かったのにって言うけど、そんなことできるわけないよね。私は絶対侑ちゃんのこと待ってるんだから」
せつ菜「歩夢さん、落ち着いて聞いてください……」
せつ菜「侑さんは来ないです……侑さんはもう、歩夢さんのもとには帰ってこないんですよ……!」 どうにか平和的に終わって欲しいがぶっ壊れENDもまた一興 そもそも体質的な話だったら根治は望めんだろうし
ずっと付き合っていかないといけないのが確定するだけ そういや侑ちゃんが一夜の過ち犯したやつが前にあったなぁ…そういう運命なんだろうな 歩夢「……なんでせつ菜ちゃんがそんなこと言うの?」
せつ菜「私は……」
歩夢「侑ちゃんのことは、私が一番よくわかってるもん! せつ菜ちゃんより!」
歩夢「毎朝、ここで待ってると侑ちゃんが笑顔でおはようって言ってくれるの。ずっと私たちそうしてきたんだよ」
歩夢「絶対に侑ちゃんは私のこと迎えに来てくれる。私にはわかるの」
せつ菜「……」
せつ菜「歩夢さん……私じゃ、ダメですか……?」
せつ菜「私じゃ侑さんの代わりにならないのはわかってます! でも、侑さんが来なくても、私はずっと歩夢さんの傍にいます!」
せつ菜「だから、私と一緒に……!」ズイッ
歩夢「来ないで!!!!」バッ
せつ菜「……!!」ピタッ
歩夢さんが私と距離をとる。
よく見ると、その身体が震えている。
歩夢さんは私に怯えていたんだ……
歩夢「せつ菜ちゃんと一緒にいるところ見られたら、侑ちゃんに嫌われちゃうから……」
歩夢「だから私に近づかないでよ……お願いだから」
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「せつ菜ちゃん、帰って……」
せつ菜「私は……」
歩夢「帰ってよ!!!!」
せつ菜「…………っ!!」
私はその場から駆け出すほかなかった。
涙が止まらない。
もう歩夢さんに私の声は、届かない。
全部私の所為だ。
私が、大好きが溢れるあの2人の関係を壊してしまったんだ。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。 最初に手を出したという意味ではそうなんだろうけど2人の責任だよな ぽつぽつと雨が降り始めたけど、それでも気にせず私は侑ちゃんを待っていた。
この階段の前にいると、侑ちゃんとのいろいろな思い出が蘇ってくる。
毎朝の登校の待ち合わせはもちろんここだったし、小さい頃はよくここで遊んだ。
スクールアイドルになりたいって伝えた時も、この場所で。
ずっと立っていると、いろんな人に心配されたり、不思議な目で見られたりする。
家族に見つかった時は、一緒に帰るよう言われたり、他の場所に連れて行こうとされたり。
そんなことして、私のいない間に侑ちゃんが来ちゃったら、侑ちゃん、私のこと見つけられないのにね。
私と侑ちゃんはいつだって気持ちが通じ合っていた。
お互いに何かあった時は、いつでも駆けつけた。
これまでずっとそうだったんだ。
だから侑ちゃんが絶対迎えに来てくれるって、私にはわかる。
雨が上がり、日の光とともに空に大きな虹がかかる。
とっても綺麗。
そろそろ来るかな、侑ちゃん。
おしまい この板だと軽くみられがちだけど浮気って本来こんぐらい重いもんだからな 以上で完結です。
ずっと王道のゆうぽむ、ゆうせつ推しでしたが、最近は専らぽむせつ推しです。
過去にハッピーなぽむせつも書いています。
・歩夢「大学生のお姉さんにナンパされた」 せつ菜「!?」
・璃奈「できたよ、侑さん。好きな人を前にすると発情しちゃう薬」
お読みいただきありがとうございました! おつでした。読んでて本当に辛かったというか今も辛いけど惹き込まれた。自業自得なんだろうけど救いが欲しいと思ってしまうね。浮気は心の殺人とはよく言ったもの >>248
両方とも読んでた。この作品と全然違ってて驚いたw 乙
最近のこの板の風潮に一石を投じた良作 楽しめたぞ 乙
てっきりぽむなら侑と同好会の誰かを刺し殺すまでいくかと思ったが
穏当(?)な終わり方で良かった この救われない感じはにこまきの「人という漢字」以来だわ 乙。キツかったけどよかったよ。よかったからキツかったのか 乙
タメ同士のいざこざにしないで侑ちゃんが同好会でまた彼女作っちゃう辺りで帰る思い出無くなるのはナイス采配 侑ちゃんも相手もこういうきっかけだと絶対浮気しないだろうしね
完全にノーチャンスになってるのが絶望感あっていい もっt脳破壊したいので生えてるverもお願いします あーめっちゃ辛いけど、たまにはこういう終わり方もいいね
ミスト見終わった気分
>>186の「早く終わらないかな」がもう色んな意味でヤバい 乙、面白かったお疲れ様
吹っ切れて爛れてくぽむせつも見たかったけど、この終わり方が因果応報でいいのかも
ナンパの方も読んでたけど好き ⎛(cV ゜ᴗ 。 V⎞ 乙ゥ^〜いつも最高のゆうぽむありがとう 良い意味で吐きそうになった
虹ヶ咲はやさしい世界が舞台のが多いからこれはかなり効いた 最後の歩夢のモノローグとか読んでて辛いわ。そのうち首吊りそう
その時の周囲の気持ち想像すると余計に辛くて 浮気したせつ菜も歩夢も当然の報いだな
ちゃんとこういう終わり方になったのは救われないけど納得感があってとても良かった ここから立ち直るぽむが想像出来ない
せつ菜はずっと傷を負いながら生きていけそうだけど すげー気分悪くなった
歩夢の未来を想像するともっと気分悪くなった
歩夢のほうも完全に壊れちゃったんだな
面白かったけど読み返せるようなものじゃないね >>248
あぁ…アレの人か…もっかいほのぼの系も書いて…(これも面白かったです 歩夢ちゃんにとってバッドエンドで辛いです
救いは無いんですか? 乙!
途中の過程が丁寧に描写されてるから
侑ちゃんが別れを切り出したときのカタルシスが素晴らしいな
ただ歩夢には壊れるんじゃなくて
誰かと付き合って幸せそうな侑ちゃんをみて絶望したり
数年後街中で侑ちゃんを見つけて声をかけようとしたら子供と奥さん?が
いて話しかけられず有り得たかもしれない未来に慟哭したりして欲しい… 徹夜しようと思ってたけど横になるわ...
あまりにも辛すぎるにゃ... 最後の切なさと苦しさが入り混じった絶望感好き
侑ちゃんが新しく付き合った相手をぼかしてるのも個人的に好き
前作とは全然違う毛色の話だったけど凄く良かったので是非また何か書いてくだされ >>277
恋人の献身で傷が少し癒えた侑が歩夢の両親から懇願されて歩夢の社会復帰に手を貸して
独り立ちできるくらいまで立ち直った歩夢がついに許してもらえると希望を持った瞬間に
恋人の存在と結婚を知らされるみたいな 乙!
ただ心が壊れるのはちょっとやりすぎだと思った
なんか最後の最後で作品の方向性が変わってしまったようで少し残念 ハッピーだったら普通に胸くそやが
このオチはええな因果応報 たまにはこういう毒(いい意味で)を摂取しないとなと思えた
乙おもしろかった!!! しんどいちょっと毒が強すぎてスマホ開けへん
過去作もすき描写が丁寧でうん ロック解除番号をせつ菜ちゃんの誕生日にしてNTRれた歩夢気分を味わう事にしよう 君のスマホの解除番号が誰であっても君以外が気にすることはないんじゃないかな… 歩夢ちゃんのムチムチした身体はなんびとをも魅了してしまうのだ 歩夢ママから頼まれた侑ママが侑ちゃんに言うんだよ「話くらい聞いてあげなさい」って
歩夢は侑ママに気に入られてそうだしさ
もちろん侑は嫌がるんだけど「よりを戻せって言ってるんじゃないのよ」とか「今まで散々にお世話になっといてそれはないんじゃない」とか勝手なことを色々と言われるんだ
それで実家にいづらくなった侑は家を出て疎遠になり幼馴染と友人だけじゃなくて家族まで失うことになるんだよ
きっとそうなる俺は詳しいんだ 恋人さんもきっと学生時代侑ちゃんに片思いしていたのだろうなと言う想像 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています