凛「落とし物」
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ガチャ
海未「ごきげんよう」
凛「ん〜…」
海未「凛。そんな難しい顔してどうしたんですか?」
凛「あっ!海未ちゃん!あのね…実は部室でこんなもの拾ったんだけど…」
海未「こんなもの?」 凛「うん。これ」
海未「これは……」
凛「そうなの。誰のだと思う?この……パンツ。って言うかなんで部室に落ちてるんだろう?」
海未「犯人は穂乃果ですね」
凛「そうなの?」
海未「はい。きっと」
凛「そうなんだ」 ガチャ
穂乃果「も〜海未ちゃん!!!なんで先に行っちゃうのさ〜」
凛「あっ!穂乃果ちゃん」
海未「穂乃果!これ……あなたのですか?」
穂乃果「へ……?なんで海未ちゃんが私のパンティ持ってるの?」
海未「やっぱり穂乃果のですか」
凛「本当だ!海未ちゃんの言う通りだったね」
海未「そうでしょう?」 穂乃果「あのさ…どう言う事?」
凛「部室に来たら落ちてたの」
穂乃果「なんで?」
海未「そんなのこっちが聞きたいですよ」
穂乃果「え…何でだろう?」
海未「おおかた間違えて鞄の中にしまった物が何かの拍子に落ちた…とかじゃないですか?」
穂乃果「え〜…そんな事あるかなぁ?」 凛「あの…凛一つ疑問があるんだけど」
穂乃果「なあに?」
凛「なんで海未ちゃんは穂乃果ちゃんのパンツだって分かったの?」
穂乃果「確かに。え?まさか私のパンティ覚えてるの?あっ…もしかして着替えてる時とかに…」
海未「まさか…バカな事言わないで下さい」
穂乃果「バカって言われたよ」
凛「穂乃果ちゃんがね」 海未「そんな物に興味がある訳ないでしょ」
穂乃果「そんな物って言われた…」
凛「じゃあ何で穂乃果ちゃんのパンツって分かったの?」
海未「簡単な推理ですよ。こんな事をするのは穂乃果くらいでしょう」
凛「あ〜なるほどね」
穂乃果「あのさ…推理と言うには余りにもお粗末じゃない?」
海未「でも当たっていたでしょう?」
穂乃果「結果ね!」 海未「結果が全てですから」
穂乃果「そう言う考え方よくないなぁ。数学だって計算式書かないと点数くれない時あるでしょ?」
海未「だから赤点なんですか?」
穂乃果「まあ数学の話は置いといて」
海未「自分からしたんじゃないですか」 穂乃果「あとさ凛ちゃん」
凛「なに?」
穂乃果「その…汚い物みたいに持つのやめない?それはちょっと傷付く」
凛「ごめん。でも…履いたやつかもしれないし」
穂乃果「だとしても汚くはないよ!!!」
凛「でも洗濯してなかったらやっぱり…」 穂乃果「本当に大丈夫だから。多分洗濯してるから。て言うか返して」
凛「うん。はい」
穂乃果「ありがと。なんか複雑気持ちだけどね」
海未「こっちはもっと複雑ですよ」
凛「拾ったのは凛だけど」 穂乃果「いや〜本当にありがとう。でもこのパンティ可愛いでしょ?」
海未「いちいち見せなくていいです」
穂乃果「でも可愛くない?」
海未「そうですね」
穂乃果「興味無さそうだね」
海未「はい。全然興味が湧かないです」 穂乃果「なんで?」
海未「なんでと言われても。じゃあ穂乃果は私の下着に興味ありますか?」
穂乃果「ある。凄いある」
凛「凛もある!」
海未「なぜ!!?」
穂乃果「だって海未ちゃんなかなか見せてくれないからさ〜気になるよ。着替える時も隠すし」
海未「見せる物じゃないですから」 穂乃果「そう言う事言われると気になるんだよ」
凛「あまり隠されるとふんどし履いてるのかなとか思っちゃうにゃ」
海未「そんな訳ありますか!!!普通のです」
穂乃果「普通のってまあよく分からないけど。ちなみにこの私のパンティはことりちゃんとお揃いなんだよ」
海未「ことりと?」
凛「そうなの?」 穂乃果「うん」
海未「何故ことりとお揃い…」
穂乃果「え〜誕生日にくれたんだよ。ことりちゃんのパンティが欲しいって言ったらプレゼントしてくれたの」
海未「なんて物をおねだりしてるんですか…」
穂乃果「あっことりちゃんのパンティってあれだよ?別にことりちゃんが履いてるのが欲しいって意味じゃなくて同じやつが欲しいって意味だよ!あははは」
海未「あっ、そうですか」
穂乃果「そりゃあそうだよ」 凛「ことりちゃんも履いてると思ったら急にセンスよく見えてくるから不思議だにゃ〜」
穂乃果「さっきまでセンスないと思ってたの?」
凛「ないとは思ってないよ」
穂乃果「あるとも思ってないって事ね」
凛「えへへ。って言う事は…これことりちゃんのって可能性もあるんじゃない?」 海未「それはないと思いますよ」
凛「なんで?」
海未「ことりはこんな事しないでしょう」
穂乃果「海未ちゃんって割と決めつけが酷くない?」
凛「特に凛や穂乃果ちゃんに対してそうだよね」
穂乃果「あとにこちゃんね」
海未「あなた達の普段の行いを見て判断してるんです」 穂乃果「言い返せないのが辛いなぁ」
凛「ね〜言い返せるほど自信ないもんね」
穂乃果「うん。そうなんだよね」
ほのりん「あはははは」
海未「何が面白いんですか」 履いてるのじゃなくても同じ下着欲しいって、いくら仲良くてもちょっとあれ?ってなるようなw 穂乃果「あははは…いや〜ははは」
海未「まだ笑いますか」
穂乃果「あはは…実は海未ちゃんにもこのパンティをプレゼントしようかって話が出てるんだよね」
海未「え?私に?」
穂乃果「うん。だって私とことりちゃんがお揃いなのに海未ちゃんだけ違うなんて嫌でしょ?」
海未「いや別に」
穂乃果「だから海未ちゃんの誕生日にこれあげようかって話が出てるんだよね」
海未「え…」
凛「それ言っちゃっていいの?」 穂乃果「この際だから…本人に確認しておこうと思って」
海未「何の確認ですか?」
穂乃果「欲しいかどうか」
海未「正直に言うと」
穂乃果「うん。正直に言って」
海未「何を貰っても嬉しいですよ。気持ちが嬉しいです。けど…欲しいかと言われれば…それはいらないです」
穂乃果「なるほど。確認しといて良かったかも」
凛「良かったね」
穂乃果「うん。良かったよ」 凛「あっ!もしかして」
穂乃果「何?」
凛「そのパンツって穂乃果ちゃんのじゃなくて海未ちゃんのプレゼントにことりちゃんが用意したパンツかも!」
穂乃果「あっ!なるほど!」
海未「私の誕生日3月ですけど」
穂乃果「流石にまだ用意してないかな?」
海未「まだ数ヶ月先ですからね。それに仮にその下着を用意するなら穂乃果に言うでしょう」
穂乃果「確かに〜」
凛「じゃあ結局そのパンツは誰の何だろう?」 海未「だから穂乃果のでしょう」
ガチャ
にこ「うい〜」
穂乃果「あっ!にこちゃん!」
海未「全くだらしないですね」
にこ「ん〜?あれ?まだ3人だけ?」
凛「かよちんも真姫ちゃんも委員会の仕事でで遅れるよ」 にこ「へ〜……あれ?」
穂乃果「うん?どうしたの?」
にこ「穂乃果…あんた…」
穂乃果「なに?」
にこ「それ…なんでにこの下着持ってるの?」
穂乃果「へ?」
海未「にこの?」
凛「もしかしてμ'sで流行してるのかな?」 下着って同じのだったら見分けつかなさそう。サイズがよほど違うとかじゃなければ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています