かのん「スクールアイドル……?」
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千砂都「あった!私の番号!!」
かのん「ちぃちゃん、あったよ!私の番号も!」
ちぃかの「やったぁ!!」
千砂都「かのんちゃんが勉強教えてくれたおかげだよ、ありがとう」
かのん「そんなことないよ…ちぃちゃんダンスの為にすごく頑張ってたもん」
かのん「これで高校でも一緒だね、ちぃちゃん」
千砂都「こちらこそよろしくね!かのんちゃん!」 千砂都「今更だけど、本当にかのんちゃんはこの学校で良かったの?」
千砂都「私はダンススクールに通いやすい、近くの学校だったからいいんだけどさ」
千砂都「新設校だから先輩とかもいないわけでしょ、不安じゃない?」
かのん「私はちぃちゃんと離れ離れになっちゃう方がやだなぁ…」
かのん「だから二人でちゃんと合格できて安心したんだ…」
千砂都「そっか…かのんちゃんがそう思ってるならいいんだ」 千砂都「かのんちゃん、また明日ね!」
かのん「またね、ちぃちゃん」
公園
かのん(ちぃちゃんは凄いや…自分の夢に向かってまっすぐで)
かのん(それに比べて私は…いつも足踏みしてばかり…)
かのん「……誰も居ないよね?」キョロキョロ
かのん「♪〜」
かのん(特技とは言えないけど、私は歌が大好きなんだ)
かのん(歌ってる時だけはちょっとだけ前向きになれる気がする…)
???「とっても歌上手デス!感激デス!!」パチパチパチパチ
かのん「きゃあ!」ビクッ
???「いきなりでスミマセン…ビックリしましたデスね…」
かのん(知らない人に聴かれてた…恥ずかしい…)////
可可「タンクゥクゥと申しマス!私と一緒にスクールアイドル始めましょう!!」 かのん「結局返事出来ずに逃げてきちゃった…」
かのん「私ってダメダメだなぁ…」
かのん「でもスクールアイドルなんて…私なんかと住む世界が全然違う存在なのに…」
かのん「マンマルもそう思わない?」
ふくろうのマンマル「?」
かのん「そもそもあの人と私って高校一緒って決まってるわけじゃないよね?」
かのん「きっと色んな人に声かけてるんだろうなぁ」
かのん「私なんかと違って凄いや…」
かのん「頑張って欲しいなぁ…」 入学式
千砂都「やっと式終わった…くたびれた…」
かのん「ちぃちゃん、お疲れ様」
千砂都「でも新入生代表の人、すっごく美人さんだったよね!」
かのん「葉月恋さんだったっけ…とても同い年とは思えないなぁ…」
千砂都「大丈夫!私達も卒業する頃にはきっと大人になってるよ!」
かのん「そうだといいけどなぁ…」
かのん「そういえばちぃちゃんとクラスも一緒で安心した」
千砂都「そうだね!でも新しい友達もちゃんと出来るといいよね!」
かのん「そうだといいけど…やっぱり不安だよ…」 教室
???「……」ソワソワ
かのん(あれ、あの人ってもしかして…)
千砂都「嵐千砂都です!ダンスが好きでやってるんだ!みんなよろしくね!」
パチパチパチパチ
かのん(自己紹介かぁ…ちぃちゃん堂々としてて凄いなぁ…)
ナナミデス!ヨロシクー!
かのん(次私の番だ…お腹痛い…)
かのん「あ、あの…澁谷かのんといいます…」
かのん「……」
かのん「あ…よろしくおねがいします…」
パチパチパチ
かのん(何も言えなかった…)
かのん(やっぱり私ってダメダメだぁ…) ???「やっと私の出番デスね!」
可可「唐可可と申しマス!スクールアイドルやるために上海からやってきマシタ!」
シャンハイシュッシン…? スクールアイドルダイスキナンダー
かのん(やっぱりあの人だ…!同じ学校だったんだ…!)
可可「メンバー絶賛募集中デス!だけど…」
可可「実は一人内定決まってるんデスよ!」
ザワザワザワザワ
可可「ね、澁谷かのんさん!!」ニコッ
かのん「え?」
かのん「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!????」//// 帰り道
可可「まさかあなたと一緒の学校なんて運命としか思えないデス!」
可可「絶対一緒にやりましょう!かのんさん!」キラキラ
かのん「え…私は…あの…」
かのん(無理ってちゃんと言わなきゃ…)
千砂都「凄い押しだねぇ可可さん」
千砂都「でも、かのんちゃんにスクールアイドルはちょっと無理だと思うなぁ」
かのん(あ…ちぃちゃんありがとう…) 可可「」ピクッ
可可「どうしてあなたが決めつけるんですか?」
かのん(え…?)
可可「私はかのんさんに聞いてるんデス、千砂都さんには関係ないデスよ?」
千砂都「どうしてって…かのんちゃん昔から人前に出るの苦手だし…」
かのん(そうだよ…こんな私なんかがスクールアイドルになれるわけがないよ…)
可可「これからどうなるかはわからないじゃないデスか」
かのん「!!」 可可「それに、かのんさんの歌はとっても上手ですから、きっと大丈夫デス!」
千砂都「確かにかのんちゃんの歌は私も大好きだけどさ」
千砂都「だけどきっとかのんちゃんも嫌がってるし、他の人を当たって欲しいな」
可可「……」
かのん「私の歌なんて…そんな大したことないよ…」
可可「そんなことはないデス!この可可のジャッジに間違いは無いのデス!」
可可「今日はこのくらいにしておきマスが、諦めませんからね!再见!」ビューン 千砂都「まったく…とんでもない子だったね…」
かのん「そうだねちぃちゃん…」
かのん「可可ちゃんは凄いなぁ…」
かのん「本当にスクールアイドルが大好きで、その為ならきっとなんだって出来る」
千砂都「かのんちゃんはそのままでもいいんだからね、無理することないよ」
かのん「……でも」
かのん「私もスクールアイドルやってみたら…もしかしたら変われるのかなぁ…?」
かのん「今すぐには…やっぱり無理だけど…」
千砂都「かのんちゃん…?」 かのん(入学式からしばらくは、毎日可可ちゃんから勧誘を受けてたんだ)
かのん(休み時間にずっとスクールアイドルの解説されたり)
かのん(古着屋さんに連れて行ってくれたり)
かのん(しつこいって、ちぃちゃんが一回怒っちゃったこともあったなぁ…)
かのん(私は、本当はやってみたいってことをどうしても言い出せなかった)
かのん(でもこの一週間、可可ちゃんは私の事を誘ってくれてない)
かのん(流石に諦めちゃったんだよね…) かのん「ファーストライブ…?」
可可「今度やりマス!是非かのんさんには観てもらいたいんデス!」
かのん「ありがとう可可ちゃん」
かのん「絶対に応援するよ!」
千砂都「……」
可可「絶対に来てくださいね!それじゃあ練習に行ってくるのデス!」ビューン
かのん「ライブかぁ…楽しみだなぁ…」
千砂都「どんなパフォーマンスするか、ちょっと気になるかも…」 ライブ当日・体育館
ガヤガヤ
かのん(そろそろ始まるんだよね)
千砂都(スクールアイドルのダンス…見せてもらうよ)
ガラガラ
かのん(幕が上がった…)
可可「皆さんこんにちは!唐可可デス!!」
かのん(流石可可ちゃん…衣装すごく可愛い)
かのん(でも可可ちゃんと…もう一人いる…?)
すみれ「あの平安名すみれです。ギャラクシー!!」
可可「まだグループ名も無い私達デスけど、応援よろしくなのデス!」
すみれ「あら、名前なら決まってるわよ」
すみれ「ギャラクシ 可可「そんな名前は却下デス」
すみれ「代案も無いのにひどい!」
かのん(その子と組むことにしたんだね、可可ちゃん)
かのん(それが正解だよ…きっと…)
クゥすみ「「それでは聴いてください!!」」
クゥすみ「「Dreaming Energy!!」」 クゥすみ「「聞いて聞いてよ 今日から始めたいけど」」♪
可可「あっ…」
ズテーン
かのん(可可ちゃん…!?)
かのん(だ、大丈夫なの…?)
可可「諦めないデス…!」
可可「本気で面白いことができるよ」♪
可可「きっとね!」♪
かのん「!!」 クゥすみ「「観てくださって、ありがとうございました!!」」
パチパチパチパチ
かのん(可可ちゃんは凄いよ…)
かのん(私がもしあんな状況になったらって思うと…)
かのん(やっぱり…私なんかにスクールアイドルは…)
千砂都「……」 可可「かのんさーーん!!観てくれてましたかーー!!」
かのん「!??」////
可可「今日のライブはちょっと失敗しちゃいマシタけど」
可可「それでも可可はスクールアイドルを諦めるつもりは全くないデス!」
可可「こんな可可でも、きっとスクールアイドルをするのは自由だって信じてるから」
可可「だから…かのんさんにも…一歩踏み出して欲しいんです!」
かのん「可可ちゃん…」 千砂都「可可さん、私も見せてもらったよ、でも…」
千砂都「かのんちゃんをダンスがダメダメなあなたには任せておけない」
かのん「ちぃちゃん…そんな言い方は…」
千砂都「かのんちゃんは私とスクールアイドルやるんだから!」
クゥかの「「!!?」」
千砂都「かのんちゃん、一緒にやろうよ!」
かのん「ちぃちゃん!?」 とりあえずここまでです
連投がうまくいかなくて地域名コロコロ変わってしまってすみません リエラちゃんの時代なんだよな
今後原理汚水蛆のゴミSS建てるのを禁止します 今日は続き書けそうに無いです…
明日の夜投下するつもりです リエラの青木れいか(葉月恋)はまだ出ない
敵キャラか? かのん「ごめんねちぃちゃん、私やっぱり今スクールアイドル始めるのは怖い…」
千砂都「そっか…」
千砂都「だけどずっと待ってるよ」
千砂都「かのんちゃんのペースでいいからね」
かのん「ありがとう…」
千砂都「だったら、しばらくは私のマネージャーやってよ!」
かのん「マネージャー!?」
千砂都「それなら人前に出るわけじゃないし、大丈夫でしょ?」 可可「その手があったデスか!」
可可「それなら可可たちのマネージャーもかのんさんにやってもらいたいデス!」
かのん「えぇーー!?」
千砂都「ちょっと可可さん、先に私が誘ったんだけど?」
可可「それを言ったらそもそも最初にスクールアイドルに誘ったのはこっちの方デス!」
クゥちさ「「かのん(さん)(ちゃん)はどっちがいいの(デスか)?」」
かのん「えーっと…」
かのん「とりあえず、両方やってみてから考えてもいいかな…?」
千砂都「そっか…わかったよかのんちゃん」
可可「かのんさんがそう言うなら仕方ないデスね」
かのん(ところで、一緒にスクールアイドルやるって選択肢はないのかな…?) かのんの部屋
かのん「コーヒー淹れてくるから待っててね、ちぃちゃん」
千砂都「かのんちゃんいつもありがとうね」
千砂都「マンマル、勢いでスクールアイドル始めることにしたんだぁ」
千砂都「できればかのんちゃんとやってみたいんだよね」
マンマル「ポポウ♪」
千砂都「応援してくれる…?えへへ、ありがとうね」 かのん「ちぃちゃんお待たせ」
かのん「マンマルとお話してくれてたの?」
千砂都「ちょっとね」
千砂都「マンマルっていつ見てもかわいいなぁ」
かのん「そう言ってもらえてマンマルもきっと喜んてるよ」
マンマル「♪」 千砂都「ところで、スクールアイドルやるって決めたのはいいんだけどさ」
千砂都「振り付けは大丈夫だけど、曲と衣装と…」
千砂都「あとメンバーも集めたほうがいいよね?」
かのん「どうしようね…」
かのん「どれも難しそうだなぁ…」
かのん(作曲は特に大変そうだなぁ…)
千砂都「だよね…」
千砂都「でも作曲出来る人なら、実は心当たりあるんだよね」
かのん「え、そうなの?」
千砂都「明日紹介するよ!かのんちゃんも一応知ってる人だよ!」
かのん(誰なんだろう…?) 音楽室
千砂都「恋ちゃん来てくれてありがとうね」
恋「いえいえ、今日は時間があるので大丈夫ですよ」
かのん(新入生代表の綺麗な人だ…)
かのん(ちぃちゃんいつの間に知り合いに…?)
恋「はじめまして、葉月恋と申します」
かのん「は、はじめまして…澁谷かのんです…」
恋「ランニングしているときに話しかけられて、それから時々一緒に走らせてもらってるんです」
千砂都「前から綺麗な人いるなーって思ってたけど、まさか同い年で学校まで一緒だなんて思ってもなくてさ」
恋「そう言われると少し照れくさいですね…」クスクス 千砂都「そういえば、恋ちゃんってピアノ弾けるんだよね!」
かのん「ピアノを…!?す、凄いなぁ…!」
かのん(楽器弾けるの、羨ましいな)
恋「昔に習ってた程度ですけどね」
恋「確かスクールアイドル?の曲を作って欲しいという話でしたよね?」
千砂都「そうなの!お願いします!」
恋「いくつか考えてきましたので、早速弾いてみますね」ポロロン♪ かのん(恋さんのピアノ…すっごく上手…)
かのん(童謡みたいなものだったり)
かのん(合唱曲の伴奏だったり)
かのん(そして本格的なクラシックの曲まで…)
かのん(だけど、なんだかアイドルの曲からかけ離れたものばかりだよね…?) 恋「すみません…流行というものに疎くて…」
かのん「もしかして…アイドルの曲に疎かったりするの?」
恋「そうですね…今までクラシックばかり聴いてきたものですから…」
恋「どうやら私には難しそうですね…」
千砂都「そんなぁ…」
かのん「……」
かのん「だったら…」
かのん「私に作曲のやり方を教えてもらえないかな…?」
ちされん「「!?」」 恋「作曲を教えて欲しいですか…」
千砂都「かのんちゃん、難しそうだけど大丈夫?」
恋「イメージほど難しくは無いですよ」
かのん「恋ちゃん、そうなの…?」
恋「もちろん奥は深いんですけどね」
恋「メロディを考えて、それに基本的なコード進行をつけるだけでもそれっぽくなるんですよ」
かのん「コード進行…聞いたことはあるけど、難しくないのかな…?」
恋「やる気があればすぐに覚えられますよ」 恋「ただ、コードを鳴らせる楽器をある程度弾けた方が良いとは思います」
恋「ピアノの他にはギターも良いですね」
かのん「ギターか…そういえばお母さんが持ってるなぁ…」
千砂都「かのんちゃんのお母さんの演奏って上手なんだぁ」
恋「そうなんですか…」
恋「だったらピアノよりもいいかもしれませんね」
かのん「帰ったら早速練習しなきゃだね」 かのんの家
かのん「ただいまー」
かのママ「かのん、おかえりなさい」
かのん「お母さん、突然だけど」
かのん「ギター貸して!」
かのママ「!?」 かのんの部屋
かのん「コードの押さえ方の一覧表があるんだ…」ポチポチ
かのん「えーっと…Fメジャーって難しいんだ…」
かのん「……」グギギ
かのん「押えられる気がしない…」
かのん「でも、ちゃんとやらなきゃ!」
かのん「それに比べると他のコードは大丈夫そう…」ジャーン♪ 翌日・教室
千砂都「かのんちゃんギターの調子はどう?」
かのん「一応コードの押さえ方は覚えられたけど」
かのん「ちゃんと弾けるようになるのはしばらく先かなぁ…」
かのん「あと、弦を押さえてたから左手の指が結構痛い…」
千砂都「え、大丈夫なの!?」
かのん「心配し過ぎだよ、お母さんもすぐに慣れるって言ってたから」
千砂都「無理はしないでね…」 可可「何の話してるんデスか?」
かのん「あ、可可ちゃん!」
千砂都「実は、私の曲をかのんちゃんに作ってもらうんだ」
可可「それは羨ましいのデス!だったら可可達にも作って貰いたいデス!」
かのん「とはいってもすごく時間かかりそうなんだけどね」
可可「楽しみにしてマス!きっと千砂都さんには勿体無い曲になりそうな予感がするのデス」
千砂都「何なのその言い方!」 かのん「ところで可可ちゃん達の曲って、可可ちゃんが作ったの?」
可可「それは違いマス」
可可「上海の知り合いに作ってもらったんデスよ」
かのん「そうなんだ…」
可可「ずっとスクールアイドルに憧れてきたから」
可可「その為に準備はしてきたつもりデス」
可可「ダンスの方は全然足りなかったみたいデスが…」
かのん「…可可ちゃんならきっとすぐ上手になるよ」
可可「もちろんそのつもりでこれからも頑張るのデス」 可可「そういえば今日は可可達の練習を見てもらう日デスね!」
かのん「そうだったね」
かのん「そういえば、練習見せてもらうの初めてだなぁ」
可可「そうデスね!」
かのん「楽しみだなぁ」
可可「頑張るデスよ」
可可「それに、すみれにもかのんさんを紹介しないとデス!」
かのん「そうだった…緊張するなぁ…」 かのん「澁谷かのんです…よろしくお願いします…」
すみれ「あなたがかのんさんね…可可から話は聞いてるわ」
すみれ「私は平安名すみれ、といっても私の事は知ってるわよね?」
かのん「可可ちゃんとライブやってましたもんね」
すみれ「いや、そうじゃなくて」
すみれ「そのずっと前からの話よ」
かのん「???」
すみれ「どうやら覚えてないみたいね…」 すみれ「私はずっとショービジネスの世界に居たの」
かのん「そうなんですか!凄いなぁ…」
すみれ「とはいっても最近は活動を休止してたんだけどね」
すみれ「だからその間に皆から忘れ去られてしまうのも仕方の無いことなのね」
かのん(昔は有名だったのかなぁ…?思い出せないけど…)
可可「そういう設定なのデス、あまり本気で相手にしない方がいいデスよ」 すみれ「設定とは失礼ね!」
可可「だったら証拠を持ってくるのデス!」
すみれ「……」
すみれ「ショービジネスの世界の人間は過去を振り返らないのよ」
可可「それにすみれの動画サイトの再生数も大した事無いデス」
すみれ「これからいっぱい再生されるからいいのよ!」
かのん(あれ…?可可ちゃんとすみれさんってすっごく仲悪い…?) かのんの部屋
かのん「可可ちゃんとすみれさんってあんな感じだったんだ…意外だな」
かのん「ギターの練習しないとだね」
かのん「…Fもちょっとは押さえられるようになったかな…?」グギギ
かのん「ずっと頭にあるメロディに、早くコードつけたいな」
かのん「ちぃちゃんも可可ちゃんもすみれさんもスクールアイドル頑張ってるんだ」
かのん「…私も頑張らないと」 数日後
かのん「ちぃちゃんおはよう」
千砂都「かのんちゃんおはよう!今日はギター持ってきたんだ」
かのん「ちょっと恥ずかしいけどね…まだまだうまく弾けないし」
千砂都「似合ってるよかのんちゃん」
かのん「だけどねちぃちゃん…」
かのん「曲…少しだけ形になったの」
千砂都「本当に!?」 休み時間・音楽室
恋「まさかこんなに早く仕上がるなんて凄いです」
かのん「そうかなぁ…」テレテレ
かのん「チューニングはこんな感じかな?」ジャーン♪
千砂都「」ドキドキ
かのん「それじゃあ、いくね」 かのん「宝物を見つけた子どものように」♪
かのん「奏で始めたんだ夢を」♪
かのん「きらり希望響かせるの」♪
かのん「どこまでも広がれ私のSymphony」♪
ちされん「「!!」」 かのん「どうかな…?」
千砂都「かのんちゃん!凄いよ」パチパチパチパチ
恋「ええ、こんな短い間でよくやったと思います」パチパチパチ
かのん「ありがとう…」テレテレ
恋「ところで曲を完成させる為に楽器弾ける人も集めないとですよね」
かのん「それは大丈夫だよ恋ちゃん!」 かのん「パソコンである程度作ってみたんだ、こっちも聴いて欲しいの」ポチッ
シャカシャカ♪
千砂都「ちゃんと曲になってる!」
恋「パソコンってこんなことも出来るんですね、勉強になります」
かのん「色々と調べたんだ、私のギターだけだと味気無いと思ってさ」
恋「ところで、曲名は決まってるんですか?」
かのん「それも考えてきたんだ」
かのん「私のSymphony…なんてどうかな?」 千砂都「すっごく良いよかのんちゃん!」
恋「私も良いと思います」
恋「きっとかのんさんのスクールアイドルへの思いが、この曲を形にしたんですね…」
恋「…決めました」
ちぃかの「?」
恋「私もスクールアイドルやってもいいでしょうか…?」
ちぃかの「「!!?」」 私のSymphonyって響け!ユーフォニアムとけいおん!のハイブリッドっぽいよね 千砂都「もちろんだよ!恋ちゃん!」
恋「ありがとうございます!」
千砂都「それなら、今日から早速練習だね!」
恋「はい!」
千砂都「やるからにはビシバシいくよ!」
恋「が、頑張ります!」
かのん(ふたりとも頑張って…!) 放課後・中庭
恋「ダンス…こんな感じでしょうか…?」タンタタン!
ちぃかの「「す、すごい!!」」パチパチパチパチ
恋「一応スケートをやってたものですから…」
千砂都「なるほど…それなら納得だよ」
かのん「即戦力!って感じだね」 千砂都「これならライブもすぐに出来そうだよね」
恋「ライブですか…やるなら早いうちがいいですよね」
かのん(二人ともすごいなぁ…)
可可「話は聞かせてもらったデス!」
かのん「可可ちゃん!?」
可可「ちょうど可可達もそろそろ次のライブをやろうと思ってたところデス」
可可「だから、合同ライブするってのはどうデスか?」
ちされん「「合同ライブ!?」」 千砂都「可可さん達とライブかぁ…」
千砂都「…恋ちゃんはどう思う?」
恋「私としては丁度いい機会だと思うのですが…」
千砂都「やっぱりそうだよね…」
千砂都「……」
千砂都「わかった、その話に乗ってやろうじゃん!」
可可「決まりデスね!」
可可「ライブに向けてお互いに頑張るデスよ!」ビューン
恋「行っちゃいましたね…」 恋「さっきの方は一体…?」
かのん「一緒のクラスの唐可可ちゃんだよ、先にスクールアイドル始めてたんだ」
かのん「ただ、ちぃちゃんと仲があんまり良くないみたいなんだよね…」
千砂都「可可さん、かのんちゃんを自分達のグループにしつこく勧誘してるんだよね」ムスー
恋「それでさっきの態度だったんですか…」
千砂都「かのんちゃんもはっきり断ってよね」
かのん「あはは…でも可可ちゃん達も素敵なスクールアイドルだと思うな」 千砂都「可可さんの事は置いといて」
千砂都「ライブに向けて準備しないとね」
千砂都「ダンスはバッチリだけど、衣装用意しないといけないね」
かのん「あと、私も曲を仕上げなきゃ…」
恋「もちろん私も手伝いますよ」
千砂都「とはいっても、可可さんみたいに今から衣装の手作りは難しいよね…」
恋「どうしましょう…?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています