菜々「生徒会長が直々に皆さんのお悩みを解決します」
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ピンポンパンポン♪
菜々「虹ヶ咲学園生徒会です。皆さんの健やかな学園生活のために本日からお悩み解決キャンペーンを始めます」
菜々「あなた自身や周囲の方が抱えている困ったことや解決してほしいことを生徒会室の前に据えられた箱の中にお寄せください」
菜々「単なるお悩み相談から紛争解決まで、私生徒会長が直々に皆さんのお悩み解決のお手伝いをさせて頂きます」
菜々「以上、生徒会長中川でした」
ピンポンパンポン♪
ザワザワ...
『へぇ〜お悩み解決キャンペーンだって』
『え〜、あのちょっと怖めの生徒会長が?』
『お悩み解決してもらおうかな……』
『ふふ、何か面白そうなことを始めたみたいね、あの子』
ザワザワ... 菜々「プ、プロポーズです……!」///
菜々「でっ、でも侑さんが歩夢さんに……? 最近はそういう時代なので決しておかしいという訳ではありませんが、高校生で……もう? いや、法律的には問題ないはずですが」ブツブツ...
〜〜〜〜〜〜
侑「実は歩夢にプロポーズしたくて」///
果林「え……何かのドッキリかしら?」キョロキョロ
侑「ほ、本気なんです!」///
果林「本当? えっ、本当なの? あなた、本気?」
侑「めっちゃくちゃ本気です」///
果林「ちょ、ちょっと整理する時間を頂戴……」ウーン
侑「はっ、はい……!」
果林「……」ウーン
侑「……」
果林「……」
侑「……」
果林「……分かったわ。とりあえず本当のこととして進めるわね。どうして私に? 他の人は知ってるの?」
侑「いや、まだ他の人には。果林さんが初めてです。ほらあの、果林さんって恋愛経験豊富そうだし、何か良いアドバイスが無いかなあと思って……」ソワソワ
果林「……なるほどね(普段のキャラが災いしたわね、私……)」
果林「アドバイスってどういうアドバイス? 流石の私でもプロポーズの仕方なんて助言できないわよ? する予定もなければされたこともないし……」
侑「それはもちろん分かってますよ、私が欲しいのは――」
〜〜〜〜〜〜
菜々「やっぱりプロポーズで間違いないようです……///」アワアワ 〜〜〜〜〜〜
果林「なるほどねぇ……プロポーズするにしても歩夢の気持ちが分からないことと、他に歩夢を好きな人がいないかが気になるのね」
侑「そうなんです……」
果林「私から見て、一つ目の点はクリアできていると思うけど……普通プロポーズってお付き合いを重ねたあとにするものじゃない? いきなりプロポーズってあまりにも急ぎすぎじゃないかしら」
侑「私と歩夢ってもうずっと小さい頃からの付き合いだから、今更改まって付き合うっていうのもなんだか……」ウーン
果林「いや、それは変じゃない!? 長い付き合いだからこそ恋愛対象としてお互いを意識するところからじゃないの?」
侑「う〜ん、そっか……なるほど」
果林「だから、そうね……いきなりプロポーズなんて一足飛びに行かずに、結婚前提のお付き合いを申し込むとか、もっといろいろあるんじゃないかしら……?」
侑「たっ、確かに……! い、いい響きですね! 結婚を前提としたお付き合い……」
果林「まずはそうして、本当に結婚相手として歩夢がずっと一緒にいられる人なのかを確認した方がいいわよ?」
侑「歩夢はそんなの確認しなくたって結婚相手として最高ですよ! もうずっと私達は一緒にいるわけですし……分かりきってるっていうか」
果林「さあ、どうかしらね……幼馴染や大親友でも、恋愛となるとまた違ってくるものよ? (雑誌の受け売りだけど)」
侑「う……」
果林「それに、性格の相性だけが全てじゃないし」
侑「……? というと」
果林「カラダの相性ってことよ♡」ウインク
侑「――なっ、何言ってるんですかこんな公共の場で!」///
〜〜〜〜〜〜
菜々「トントン拍子で話が進んでいきますね。これは私が出るまでもないのでは……?」ウーン
菜々「侑さん、私には好きな人はいないと言っていたのに……嘘だったんですね」 〜〜〜〜〜〜
果林「他に歩夢を好きな人がいるかどうか気になるっていうのは、どうして?」
侑「それは私の気持ちの問題というか、安心したいというか……。歩夢って優しいから、例えば全く知らない人から告白されてもすぐに断るようなことはしないと思うんです。立ち止まって、しっかり考えるタイプなんです」
果林「ふぅん……まあ、そう言われるとそんな感じよね」
侑「だから、私の気持ちの準備やそれこそプロポーズ――今の目標は告白することになりましたけど、の準備をしている間に誰かに告白されてしまって、歩夢がその人と付き合うことになったらと思うと……!」フルフル
果林「なるどね、つまり外堀を埋めたいってわけよね」
侑「まあ、そんなところですね……」
果林「ちょっと侑らしくないんじゃない? いつもの侑ならもっと自信をもって構えていると思うんだけど……それも恋が人を変えるってヤツなのかしら? ふふっ」
侑「うーん、そうですか?」ウーン
果林「う〜ん……歩夢を好きな人がいるかどうか、ねぇ」
侑「はい……」
果林「そりゃああの子もスクールアイドルとして人気が出てきているわけだから、恋愛対象として憧れてるファンの子や他校の子がいてもおかしくないとは思うけど……流石にそんなところまで把握できないし」
果林「そうね……もう少し現実的なところで言うと、敵は案外身近なところに潜んでるかもしれないわよ?」クスッ
侑「えっ?」キョトン
果林「同好会の中とか……あなたのライバルがいたりして」
侑「えっ、えっ、そんなっ」アワアワ
果林「ふふっ、もちろん仮定の話よ? 例えば愛とかせつ菜なんて」
〜〜〜〜〜〜
菜々「ええっ!? どうしてそこで私が出てくるんですか!」
〜〜〜〜〜〜
侑「愛ちゃんとせつ菜ちゃん……!?」
果林「歩夢ってドラマで言えば正統派なヒロインって感じじゃない? それにあのちょっと王子様キャラの入った愛なんて結構お似合いじゃない?」
果林「あと、せつ菜も歩夢と結構いいカンジになると思うわ。性格も対になって、ちょっとライバルっぽいっていうか……でもそういう関係から徐々に惹かれ合う、なんてよくある話よね」
侑「ああああぁぁぁぁっ、やっ、やめてください! 果林さん!」アセアセ
果林「ふふっ、ごめんなさい。ちょっと面白くてからかっちゃった……」クスッ
侑「酷いですよ、もう……でも、愛ちゃんにせつ菜ちゃんか……二人とも優しくてかっこいいし、言われてみれば歩夢とお似合いなような気もするなぁ……」
果林「気になるなら直接本人に聞けばいいじゃない」
〜〜〜〜〜〜
菜々「なるほど……それで先日の件に繋がる、と」
菜々「この映像の侑さんと私とお話した時の侑さんとでは随分余裕さが違いますが一体何があったんでしょう」
菜々「あるいは単純に悟られまいと気丈に振る舞っていた……? だとしたら演技派ですね……もしこれが知られることになるとしずくさんが演劇部に誘ってしまいそうです」
菜々「しかし、これをどう歩夢さんにお伝えしたら良いのでしょうか……ありのままにお話することはできませんし」
菜々「歩夢さんの知りたいこと……侑さんが誰と会っていたかというのは恐らく果林さんと愛さんでしょうね」
菜々「そしてどうしてそれを隠すのか……恋愛の話や告白の話をしていることを隠すため? でも果林さんと愛さんと話していたことくらいであれば別に隠さなくてもいいような気がしますけど……」
菜々「う〜ん……」
〜〜〜〜〜〜
歩夢「え? 愛ちゃんと……? じゃあ私もついていこうかな」
〜〜〜〜〜〜
菜々「……」
菜々「なぜか行き先を隠さなかったときの歩夢さんの反応がありありと想像できてしまいました」アセアセ
菜々「ひとまず歩夢さんを呼び出しましょうか」
菜々「早く安心させてあげたいですしね」クスッ ――――
――
―
歩夢「菜々ちゃん、来たよ」カチャリ
菜々「ありがとうございます。侑さんの件についでなのですが」
歩夢「何か分かったの?」
菜々「ええと、なんと言えば適切なのか難しいのですが……」
歩夢「えぇ……!? もしかしてあんまり良くない話……?」
菜々「あっ、いえいえ! 全然そんなことはないですよ! ただ、そうですね……歩夢さんの心配しているようなことはありませんでした」
歩夢「そ、そうなの?」
菜々「ええ」
歩夢「そっかぁ……良かった」ヘニャリ
歩夢「それで……侑ちゃんはどうして? 誰と?」
菜々「あー、えっと……う〜ん、そうですね……それは秘密にさせておいていただけるとありがたいのですが」
歩夢「えっ、なんで?」
菜々「その方が歩夢さんのためです! 決して悪い意味ではなく、です」
歩夢「……あっ。わ、分かった! ありがとう、菜々ちゃん。 (もしかしてサプライズかな……?)」ソワソワ
菜々「理由についてはいつか分かると思うので」ニコッ
歩夢(やっぱりサプライズみたい! そっかぁ、侑ちゃん……! 嬉しいな)パァッ
歩夢「うん、ありがとう! すごいね、菜々ちゃん……本当に噂通り、なんでもお悩みを解決してくれるんだね」
菜々「えっ、歩夢さんのところにまでそんな噂が来てるんですか……!? いつかそれを真に受けてとんでもないことを投稿する人が出てこないか私は心配です……」
廊下
菜々(次でお悩みも10件目です。お悩み解決は大変ですが、その分うまく解決できた時の充実感はありますね!)スタスタ
菜々(そういえば副会長……せつ菜のお悩みが見たいと言っていましたっけ)
菜々(私の悩みを入れてしまうと私は動けないので副会長にお願いすることになりますが……副会長、せつ菜に会えたら喜んでくれるかもしれません)
菜々(次は私の悩みを副会長に解決してもらいましょう! ちょうど手伝いたいとも言っていましたし)
菜々(私……いや、菜々ではなくせつ菜の悩みですよね)
菜々(何か悩んでいること……)
菜々(……)
せつ菜の悩み
(誰かとの恋愛フラグを直接立てるような内容以外 例:「○○が好き」)
↓3 最近流行ってるスマホゲームについて...う◯ぴょいって何ですか?気になって最近成績が落ち気味です。
生徒会室
菜々「ただいま戻りました」
副会長「おかえりなさい、会長! どうでした?」
菜々「なんとか今回も解決することができました! あの、副会長。次のお悩みについてなのですが……実は副会長に処理をお願いしたいと思っていまして」
副会長「え? 私ですか? もちろん構いませんが」
菜々「ごめんなさい。私はちょっと所用ができてしまって今日はもう帰らせていただこうかなと」
副会長「なるほど、そういうことであれば……分かりました! 私にお任せくださいっ!」グッ
菜々「ふふっ、ありがとうございます! では私が次のお悩みを選ばせていただきますね……」ヒョイッ...
副会長「できれば会長と共に解決に当たりたかったですが」ボソッ
菜々「何か?」
副会長「いえいえ、何でもありませんよ〜」
菜々「では……」ガサゴソ...
お悩みNo.10
『最近流行ってるスマホゲームについて...う◯ぴょいって何ですか?気になって最近成績が落ち気味です。』
――優木せつ菜 ノレcイ´=ω=) <彼方ちゃんの出しどころはいずこへ……
お付き合い頂きありがとうございます
続く
副会長「!?」ビクッ
菜々「次は優木せつ菜さんのお悩みのようですね」
副会長「えっ!? せっ、せせせせせせつ菜ちゃん……!?」
菜々「ふふっ、良かったじゃないですか。副会長、優木さんの悩みが見てみたいと言っていましたし」
副会長「こっ、こここここれぇ、私がせつ菜ちゃんに会ってということですよね!?」アタフタ
菜々「それ以外にあります?」クスッ
副会長「どうしましょう!? 今日体育があったので私少し汗臭いかも……!」アワワワ
菜々「そうですか? 全然臭いませんけど……気にしなくていいと思いますよ? あっ、それでは時間なので私はこれで失礼させていただきますね」
副会長「ええっ、ちょっと待ってください! まだ心の準備が!」
菜々「優木さんには生徒会室へ来るように伝えておきますね! それでは」
パタン
副会長「い、行っちゃった……会長」
副会長「どうしたら……そしてこのお悩み、どう解決してあげればいいんでしょうか」
副会長「う○ぴょいって何ですか? 私が聞きたいんですけど……」 副会長「……なるほど」ポチポチ
副会長「どうやらウマ娘というゲームを指しているようですね」
副会長「この類のものはあまりしたことがないので……私に役目が務まるでしょうか、不安です」
コンコン
副会長(きっ、来た……!?)
副会長「はい! ど、どうぞ!」
せつ菜「こんにちは!」カチャリ
副会長「こっ、こんな近くで……はっ、ごめんなさい! こんにちは!」
せつ菜「はい! 改めて、優木せつ菜です! 今日は私のお悩みを解決していただけるということでやってきました」
副会長「ふっ、不束者ですがよろしくお願いします……! 会長でなくてすみません」アセアセ
せつ菜「いえいえ、お話は中川さんから聞いていますよ! 誰かと一緒にウマ娘がしてみたかっただけなので! こちらこそよろしくお願いします!」ペカー
副会長「はひ……実は私、あまりそちらの方面には詳しくないのでお力になれるか分かりませんが(か、可愛い……)」
せつ菜「全然大丈夫です! 私もすごく詳しいというわけではないですし」
副会長「そうなんですか?」
せつ菜「普段は忙しくてあまりゲームをする時間がないんです。ただ今回はちょっと暇な時間ができて……。そこで気になっていたゲームをしようと思ったのですが、折角なら誰かと一緒にやりたいなと!」
副会長「なるほど……!」
せつ菜「最近すごく流行ってるじゃないですか、ウマ娘……かねてからやってみたかったゲームなんです。音楽も癖になってしまって」
副会長「先程調べてみましたが、流行っているみたいですね〜。競馬のゲームなんですよね?」
せつ菜「そうですね! 擬人化された競走馬の女の子を育てるゲームです」
副会長「せつ菜ちゃんって競馬、詳しいんですか?」
せつ菜「いえ、実は全く知らないんです! 詳しくなくても面白いと聞いたので」
副会長「へえ、そうなんですね! もしかしてスクールアイドル同好会の誰かにオススメされたとかですか?」
せつ菜「特にそういうわけではありませんが、ええと、同好会の中では……確か歩夢さんがされていますね」
副会長「上原さんってゲームされるんですね! なんか少し意外な感じです」
せつ菜「歩夢さんは結構ゲーマーなんですよ! 最近は特にのめり込まれていて。キタサンブラックをカントツした……? と仰っていましたね」
副会長「……? 意味はよく分かりませんが、キタサンブラックなら私でも知ってます」 せつ菜「では早速やってみましょう!」ポチポチ
副会長「はい! ……あれ?」
せつ菜「どうかしました?」
副会長「いえ、気にしないでください! 大したことじゃないですから」
せつ菜「……? そうですか?」
副会長(せつ菜ちゃんのスマホのカバー、会長のと似てる……というか、一緒?)
--
たづな『ようこそトレーナーさん!』
--
せつ菜「始まりました! まるでアニメみたいなグラフィックです!」ワクワク
副会長(……)ジーッ
副会長(会長とせつ菜ちゃん……って)
副会長(いや、私は何を考えているんでしょうか。まさかそんなわけ……)
せつ菜「……どうかしましたか? あっ、もしかしてあまり興味が湧かなかったですか……?」
副会長「えっ!? いっ、いえいえ! 全然そんなことないですよ、しっかり見てます!」アセアセ
――――
――
― せつ菜「レースが始まりますよ!」
副会長「ナイスネイチャ? という子がせつ菜ちゃんが選んだ馬の子なんですね」
せつ菜「はい! どことなく声が知り合いに似てたので!」
--
バンッ
実況『さあ始まりました第一レース』
--
副会長「ってこれこの子達が走るんですか!?」
せつ菜「そうみたいですね! ああっ、先頭から遅れてしまっています……!」
副会長「ちょっとシュールですね……」
せつ菜「頑張ってナイスネイチャ!」ワクワク
副会長「……(このゲームの魅力が私にはよく分かりませんが、せつ菜ちゃんが楽しそうなのでよしとしましょう)」クスッ
副会長「あっ、結構追い上げてきてませんか?」
コンマ
↓1
00〜10 通知[お母さん:菜々? 今日は何時に帰ってくるの?]
11〜99 何も起こらず ――――
――
―
副会長「見事1位で良かったですね!」
せつ菜「本当です! レースを見ているだけでも楽しかったですが、育成要素もあって結構奥が深そうですねこのゲーム」
副会長「ですね……レース後のコンサートの演出には驚きましたが」
せつ菜「結構攻めてますよね」
副会長「初めてこういったゲームを触りましたが、結構楽しかったです! ……って、これってせつ菜ちゃんのお悩みは解決できているんでしょうか」
せつ菜「はい、満足です! どちらかと言えば一緒にゲームがしてみたかったというのが本心ですから」ペカー
副会長「そうですか? う○ぴょいって何なのか分かりましたか?」
せつ菜「馬がぴょいぴょいするってことなんじゃないですか?」
副会長「そうなんですか?」
せつ菜「えっ、違うんですか?」
副会長「……」
せつ菜「……ふふっ」
副会長「えへへ、それはまあどうでもいいですよね」クスッ
せつ菜「ふふっ、同感です!」クスリ
副会長「私も家に帰ったら自分でもう少しやってみようかと思います」
せつ菜「でしたら是非フレンドになりましょう!」
副会長「いっ、いいんですか!?」
せつ菜「もちろんです!」
副会長「では、ID見せてもらっていいですか?(せつ菜ちゃんとフレンド……!)」
せつ菜「はい!」スッ
――――
――
―
菜々の部屋
菜々「あぁ、勉強の息抜きにとつい手にとってしまってもうこんな時間……」ポチポチ
菜々「これでは本当に成績が落ちてしまいそう……」
菜々「あっ、副会長も先程までされていたみたいですね!」
菜々「私の姿だと副会長とウマ娘談義できないのが悲しいですが……仕方ありません」
菜々「今日は私のを除けば歩夢さんの件しか解決できませんでしたが、そんな日もあっていいですよね……あっ、下着のもありましたか」
菜々「なんにせよ、明日も頑張りましょう! 彼方さんの件も早く解決してあげたいですしね」
コンコンッ
母「菜々〜? 勉強は捗ってる?」
菜々「ひっ!?」ササッ
菜々「は、捗ってます!」カキカキ!
――――
――
―
生徒会
菜々「昨日はどうでしたか?」
副会長「おかげさまでとても楽しい時間が過ごせました!」
菜々「ふふっ、それは良かったです」
副会長「あっ、あの……会長もウマ娘、どうですか?」
菜々「えっ」
副会長「ごっ、ごめんなさい! 変なことを……会長はゲームなんてしませんよね」
菜々「そ、そうですね……私は遠慮しておきます、あはは……(もうすでに私と副会長はフレンドなんですよ……!)」
副会長「そうですよね……お悩み解決、やっていきましょう」シュン
菜々「なんというか、とても心苦しいですね……ごめんなさい」ガサゴソ
副会長「いえ、会長は何も悪くないです……」
お悩みと差出人
↓2 マッチングアプリであった人を好きなってしまった
璃奈 せつ菜さん、この間の一件はありがとう。
それで相談なんだけど、あれから今後かすみちゃんといる時間が減っちゃう気がして……なんだか寂しい……?のかな、心がムズムズするの
だから……新しくかすみちゃんと二人でなにか始めてみたいんだ、けどあんな事しちゃった後だし……うまく誘えるか不安、時間がある時でいいから相談に乗って欲しい
璃奈 果林
恋愛相談された子の想い人の子が実は前から気になってる
お悩みNo.11
『せつ菜さん、この間の一件はありがとう。
それで相談なんだけど、あれから今後かすみちゃんといる時間が減っちゃう気がして……なんだか寂しい……?のかな、心がムズムズするの
だから……新しくかすみちゃんと二人でなにか始めてみたいんだ、けどあんな事しちゃった後だし……うまく誘えるか不安、時間がある時でいいから相談に乗って欲しい』
――璃奈
菜々「情報処理学科1年、天王寺璃奈さんですね!」
副会長「またスクールアイドル同好会の方ですか!? すごい確率ですね……こんなに沢山のお悩みがあるのに。もしかしてこれ全部同好会の方からだったりして」
菜々「だとしたら同好会の方々、悩みすぎておかしくなってしまいそうですよ」アハハ...
副会長「もちろん偶然なんでしょうけど……。この『この間の一件』というのは先日、中須さんのお悩みがありましたから、それでしょうか?」
菜々「そうですね、恐らくその件のことですね」
副会長「なるほど……私は何があったのかまでは知らないのですが、切実なお悩みですね。解決してあげたくなってしまうような……そんな文章です」
菜々「ええ。決してお二人の仲が悪くなったというわけではないでしょうから、天王寺さんの背中を押してあげられれば良いのかなと思います」
副会長「ではこれから天王寺さんのところに?」
菜々「そのつもりです」
副会長「了解しました! では私はしっかりとこちらで仕事を……あれ?」
菜々「なんでしょうか?」
副会長「この書き出しのところなのですが……」
菜々「書き出し?」
副会長「せつ菜さん、と……」
菜々「あっ――」
菜々「なっ、なんでっ、本当ですね!? え、あっ、書き間違いではないでしょうか!?」アセアセ
副会長「……」
菜々「……あっ、も、もしかしたら先日の中須さんの件とは別件を天王寺さんはお話されているのかもしれません!」
副会長「……ですが、そうだとするとなぜ生徒会にこれが投函されているんでしょうか?」
菜々「う、それはぁっ、偶然……?」
副会長「――会長。私、少し前から疑問に思っていたのですが」
副会長「……いえ。あの……昨日せつ菜ちゃんとお会いして、一緒にゲームをしました」
副会長「そのときにせつ菜ちゃんが着けていたスマホのカバーと会長のもの……同じだなって思ったんです」
副会長「それで、よくよく近くで見たら、せつ菜ちゃんと会長ってその……面影が似ているというか」
副会長「あの、会長……。会長はせつ――」
菜々「……」
菜々「っ、ごめんなさい!!」タッタッ
パタン... ――――
――
―
菜々「はぁっ、はぁっ……」
菜々「はぁ……」
菜々(反射的に走って逃げてきてしまいました……)
菜々(どうして……?)
菜々(どうせ隠し通せるものではないと、そう覚悟はしていました)
菜々(副会長、中川菜々と一番近い人)
菜々(もっと早い段階で打ち明けていればよかったんでしょうか……。長い時間、できたほつれを都度縫うように取り繕ってきて……)
菜々(私は……身近にいたはずの人に嘘をついていたことが露見してしまうのが怖くなってしまっている)
菜々(隠していたことに幻滅されてしまうでしょうか? どうして私に言ってくれなかったんだろうと思わせてしまうんじゃないでしょうか? 現にそう感じているかも……)
菜々(そもそも逃げるべきではなかったんです。あの場できちんと副会長をお話をしていればまだ……)
菜々(……)
菜々「いえ、今は……璃奈さんのところに行きましょう」
菜々「……璃奈さん」
璃奈「あ、菜々さん……え、なにかあった? いつもの菜々さん、せつ菜さんらしくない表情……」
菜々「あはは……そう見えてしまっていますか?」
璃奈「うん。そういう顔は初めて見るかも。私、心配……」
菜々「何かあったか、と聞かれると、ええと……何もなかったわけではないのですが、今は璃奈さんのお悩みを解決しに来ていますので」
璃奈「え……そんな状態で?」
菜々「駄目ですか?」
璃奈「いや、駄目じゃない……けど。元気な菜々さんの方がいい。お悩みを解決するにしても、相談される方の精神状態が良くないといい結果にならないと思う」
菜々「……正論ですね」
璃奈「私で良ければお話、聞きたい。私だと、物足りない?」
菜々「いいえ! 物足りないだなんて、そんなことはありませんけど……相談に乗りに来ておいて逆に乗ってもらうというのは」
璃奈「そんなのどうでもいいことじゃないかな……。私は当事者じゃないから、話をしてすぐ解決っていう風にはならないと思うけど、それでも話すことで気持ちが軽くなることはあるから」
菜々「……そうですね、どうしましょうか」
璃奈に相談に乗ってもらう?
↓2 菜々「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
璃奈「……! うん、もちろん! 『璃奈ちゃんボード むんっ』」
菜々「ありがとうございます」
菜々「どこからお話しましょうか……璃奈さんは生徒会の副会長、分かりますか?」
璃奈「うん」
菜々「私は、ずっとあの子に隠し事をしていたんです。つまり……優木せつ菜の正体についてです」
菜々「いつかは隠し通せなくなる日が来るとは思っていたんですが」
璃奈「バレちゃったの?」
菜々「……はい、恐らくバレてしまいました。今までなあなあにしてきた自分が全て悪いんですが、いざ看破されると物凄く動揺してしまって……逃げてしまったんです」
璃奈「そうなんだ……」ムム
菜々「そうなったとき改めて思ったことがあって……一種の罪悪感というか」
璃奈「罪悪感?」
菜々「もともと私がせつ菜であることは誰にも明かすつもりはなかったんです。ただ、それがそうもいかなくなって、私の秘密を共有する仲間が増えていって……。結果として、私の親しい友人の中では副会長だけがそれを知らないという状況ができあがってしまったんです」
菜々「加えて、副会長は私のことをとても慕ってくれていて……だからこそ、私が隠し事をしていたことを知って傷ついてしまったのではないかと……」
菜々「本当はその場できちんと話すべきだったのでしょうけど、私は逃げてきてしまったので……どんな顔をして会えばいいのか分からなくて」 璃奈「……物事や隠し事のやめ時を見失ってしまうのは、ちょっと分かる。私もかすみちゃんにあんなことをしちゃってたわけだから……よくないことでも惰性でやめられないときってあると思う」
璃奈「けど、菜々さんの場合は仕方ないところもあった。副会長はせつ菜さんのファンでもあったわけだから……安易に伝えていいことなのかっていう判断は難しい」
菜々「……」
璃奈「逃げちゃったのは良くなかったと思うし、菜々さんらしくないとも思うけど」
菜々「う……」
璃奈「でも菜々さんは悪意があってそうしていたわけじゃないから、副会長も話せば分かってくれると思う……」
菜々「そうでしょうか……」
璃奈「菜々さんは副会長と離れ離れになるのは嫌でしょ?」
菜々「っ、それは絶対に嫌です!」
璃奈「だったら、直接会ってきちんと謝るしかないと思う。私は、副会長はそんなに怒ったりはしてないと思うから、誠意があれば大丈夫だと思う」
菜々「誠意……」
璃奈「そう。相談する側の私が菜々さんに上からいろいろ言える立場じゃないかもしれないけど」
菜々「いえ、そんな……ありがとうございます」
璃奈「でも、人にアドバイスするのは簡単だけど、いざ自分がとなると勇気を出すのは難しいよね」
菜々「そうですね……」
璃奈「私も菜々さんと同じような感じなんだと思う。かすみちゃんには実験を手伝ってもらって長く一緒にいたからか、それがなくなって――もちろん、同好会では一緒だし、お昼も一緒に食べるけど、それでも、なんだか少しだけ寂しくて」
璃奈「だから、かすみちゃんと一緒に新しく何かを始めたいと思ってたんだけど、私もなかなか一歩が踏み出せないんだ。そういう意味では今の菜々さんと一緒」
璃奈「だったけど……」
璃奈「しょんぼりしてる菜々さんを見てたら、自分がしゃんとしなきゃっていう気持ちになってきちゃった」
菜々「そう……ですか?」
璃奈「だって、菜々さんにいろいろ言っておいて自分が悩んで行動できていなかったら説得力がないなって……私も勇気を出してかすみちゃんにお誘いしてみるから、菜々さんも勇気を出して副会長に向き合ってみるのはどうかな」
菜々「璃奈さん……」
菜々「……んっ」パシッ! (頬を叩く)
璃奈「わ、菜々さん?」
菜々「いつまでもクヨクヨしていては駄目ですね。璃奈さんのおかげで少し勇気が出ました! ……ごめんなさい、頼りないところを見せてしまって」
璃奈「ううん、全然私は大丈夫。むしろ、ちょっと嬉しい……そういう姿は親しい人にしか見せられないと思うから。それだけ菜々さんとも仲良くなれたのかなって」
菜々「もちろん璃奈さんのことは信頼していますし、とても仲良しだと思ってますよ! それでも、こんな姿を見られてしまったのは少し恥ずかしいですが……。あと、もしかして、私への相談はもう必要ない感じでしょうか?」
璃奈「ああ、えっと……そうかも」ウーン
菜々「うぅ、頼りない先輩でごめんなさい。もっと精進が必要ですね」アハハ...
璃奈「う、ううん! そんなことない。今回はたまたまこうなっただけ」
菜々「……本当にありがとうございます、璃奈さん」ギュッ
璃奈「そんなに感謝されるほどのことはしてない……」
菜々「じゃあ、私は……」
璃奈「うん。早く行ってあげた方がいいと思うから」
菜々「はい、ありがとうございます……! 行ってきます!」
璃奈「私もかすみちゃんのところに行ってくる。今夜、どうなったか教えてほしいな」
菜々「今夜ですか? もちろん大丈夫ですが……後腐れなくうまく伝えられるかどうか……。いえ、璃奈さんにご報告するためにも失敗はできませんね」
璃奈「その意気。私も応援してるから 『璃奈ちゃんボード ファイト!』」グッ
璃奈「私も、頑張る……!」
璃奈がかすみとしたいこと
(コンマが一番高いものを採用)
>>222-225 寝落ちしていました…すみません。
短いですが今日はこれで。
続く >>221
乙です
安価は二人でお料理の練習
週末とかはお泊まりしたり一緒にお買い物行って何作るか考えたり、という妄想 乙 お料理か、コッペパン作りかな?
キタサン完凸とか、ぽむはホント欲に忠実w 遅い時間に乙です
なんかいい感じの二つがコンマ強くて過激な二つがコンマ弱いの面白いな
まありなかすえっちは見たいしすでにそれ以上の事してるような気もするけど コッペパンだと経験差ありすぎるかもね
普通の料理でもかすみんはある程度できそうでりなりーはほとんど経験なさそうだけど
廊下
副会長「会長っ!」
菜々「うわぁっ!? ふ、副会長……!」ビクッ
副会長「探しましたよ、会長」ハァッ
菜々「あのっ、先程は……すみませ」
副会長「何のことですか? ……お気になさらないでください、会長。私の思い違いだったんですから」ニコ...
菜々「いえ、その……違くて(副会長、気を遣って……)」
菜々(今ここで、言わなければ打ち明けられるタイミングを一生逃してしまいます……!)
菜々「っ、隠していてすみませんでした! 私は……優木せつ菜なんです!」
副会長「やっぱり……そうですよね」
副会長「言ってよかったんですか? 私に」
菜々「はい! むしろ、今まで秘密にしていて本当にごめんなさい……! 悪気があったわけじゃないんです……成り行きでこうなってしまったというか」
副会長「会長に悪気がなかったことは分かってますよ! 正体を隠しているのもきっと何か事情があってのことなんですよね? 逆に私は夢を壊すような無粋なことをしてしまったのではないかと心配で」
菜々「そんなことはありませんよ! もちろん、他の人には伏せておいてほしいですが……副会長なら、知られてもいいと思えるので」
副会長「そっ、そうなんですか……?」
菜々「副会長はいつも私をそばで支えてくれている人です……それなのに、私はずっと隠そうと取り繕って」
副会長「そんなの……全然構いませんよ。私は別に……というか、憧れの二人が同一人物だったなんて一石二鳥というか」
菜々「い、一石二鳥?」
副会長「いえあのっ、言葉の綾みたいなものですけど……ね?」アセアセ 菜々「……怒ってたりしてませんか?」
副会長「え? どうしてです?」
菜々「私が隠し事をしていたことについて……」
副会長「先程も言いましたけど、それは全然気にしてないです。誰しも一つや二つくらい秘密はあるものですし。あっ、ただ……生徒会室のときに走って行ってしまわれたのは驚きました」
菜々「す、すみません……」
副会長「でも、私もなんというか……今まで本人を前にしてせつ菜ちゃんのことを語ることもあったわけですし、気まずい思いをさせていたりしませんでしたか?」
菜々「そっ、そんなことは断じてないです! まあ、少し照れくさいときはありましたが……自分のことを褒められて嬉しく思わないわけがないです!」
副会長「ほっ……それが聞けて安心しました」
菜々「気を遣わせてしまってすみませんでした……。あの、差し出がましいお願いかもしれませんけど……これからも私のことを支えていただけますか?」
副会長「っ」///
副会長「っもちろんです! ぜひ、これからもよろしくお願いします」ニコッ
菜々「良かった……! あと……優木せつ菜のことも応援していただけますか?」
副会長「はい! 当たり前じゃないですか! ずっと応援してます!」
菜々「っ……ありがとうございます! 副会長にはいつもお世話になってばかりですね」ホッ 副会長「それが私の役割でもありますし、なにより、私が好きでやっていることですから……今後も遠慮なくお世話になっちゃってください」
菜々「ふふっ、そんなことを言われると本当に遠慮がなくなってしまいますよ」
副会長「それが本望です!」
菜々「いつか必ずお返し、させてくださいね」
副会長「お返しだなんてそんな……あっ、でも、そうですね。いつか私のお悩み、もといお願いを聞いていただけますか?」
菜々「お安い御用です! なんなら今すぐにでも」
副会長「いっ、いえ! それはまだちょっと……」///
菜々「……? そうですか? では気が向いたらいつでも!」ペカー
副会長「うっ……会長のそんな笑顔、初めて見ました」
菜々「え、そうでしたっけ……」
副会長「そうですよ! その表情を見ると、本当にせつ菜ちゃんなんだなぁって思います」
菜々「えっ、そう見えます……? 気を引き締めなければいけませんね……私がせつ菜であることを知っている人と話すと、つい漏れてしまうというか」
副会長「いいじゃないですか、もっと見せてくださいよ!」
菜々「い、いけません! あくまでも私の正体は隠しておきたいので……!」アセアセ
――――
――
―
菜々の部屋
璃奈『そっか、うまくいったみたいで安心……!』
菜々「はい! 璃奈さんのおかげですね! 副会長、怒っているんじゃないかと心配していましたが杞憂でした」
璃奈『そうだよね。そうだと思ってた。『璃奈ちゃんボード ホッ』 って、電話でしても意味ないかな』
菜々「あははっ、璃奈さんの気持ちはちゃんと伝わっていますよ!」
璃奈『本当に勇気を出すって大切……私も』
菜々「あっ、そうです! 璃奈さんの方はどうなったんでしょうか?」
璃奈『私はね――『ちょっとりな子〜! まだせつ菜さんと喋ってるの?』 あっ、ごめんね、もうすぐいくから』
菜々「かすみさんと一緒なんですか?」
璃奈『うん、そうなの。呼ばれちゃったから、もう行くね』
菜々「分かりました! また今度詳しく聞かせてください!」
璃奈『それについては――ちょっと待ってて』
ピッ
菜々「……? 切れてしまいましたが」
菜々「あっ!」ピロンッ
通知 今
『Rina_Tennojiさんがライブ配信を開始しました。リアルタイムで視聴しよう!』
-setsuna_scarletstormさんが参加しました。
-yu_takasakivv、aiai_ai、他62人が視聴し始めました。
かすみ『やっほぉ〜♪ 小悪魔系スクールアイドル、中須かすみで〜すっ!』キャピキャピ
璃奈『見えてる? あれ、まだ始まってない?』
かすみ『えっ! まだ始まってなかったの!?』
-yu_takasakivv
かすみちゃん!璃奈ちゃーん!😍
璃奈『……あ、ごめん、始まってた』
かすみ『もうっ! みんな〜! かすみんの可愛い姿、見えてる〜?』フリフリ
-yu_takasakivv
見えてるYO! 可愛いYO!💕
-emmargreen
わーっ、なにするんだろう、楽しみ!
-noname_774
初見 かわいい
-coppecopeco
🥖🥖🥖🥖🥖🥖🥖
-yu_takasakivv
😍
璃奈『今日はかすみちゃんと一緒にお料理、やります』
かすみ『りな子のお家のキッチンからお届けしてまぁ〜す♡』
-yu_takasakivv
私も行きたい😭
-ayumu_uehara0301
こらこら、邪魔しちゃ悪いよ
-coppecopeco
🥖🥖🥖🥖🥖🥖💢
-aiai_ai
いいじゃん!楽しそう!
菜々「おおっ、こうなりましたか!」
菜々「かすみさんはパン作りがお上手ですし、このお二人なら手際よく作れそうですね!」 -Karin_Asaka_official、yano_hinaki34、他30人が視聴し始めました。
-Droplet_audrey
お料理、良いですね
-noname_774
綺麗なキッチンだな 普段は使ってなさそう
璃奈『かすみちゃんに教えてもらいつつ、今日は肉じゃがを作ります』
-coppecopeco
かすみんの肉じゃが食べたい…
-yu_takasakivv
絶対おいしい😭
-nanashi_no_lolicon
璃奈ちゃん可愛すぎ
--Droplet_audrey
どうして肉じゃがを?
-aiai_ai
私もりなりーの肉じゃが食べたーい!✨
-asaki_tennoji
かすみちゃんって料理できなさそう
かすみ『んなっ! 失礼しちゃいますね! 料理くらいかすみんにだってできます! そりゃあ彼方先輩ほどじゃないかもしれないですけど』
璃奈『かすみちゃんと言えばコッペパンだから最初はコッペパンを作ろうと思ってたんだけど……』
かすみ『だってお夕飯だよ? コッペパンもいいけど、やっぱりちゃんと一汁三菜になるようなお料理にしないと!』
璃奈『っていうこと』
かすみ『肉じゃがといえばぁ、料理の王道! 胃袋を掴んじゃうかすみん特製の味付けを皆さんに伝授しちゃいますよぉ〜!』
-I_love_Haruka
いいね〜
-yu_takasakivv
晩ごはん食べたのにお腹空いてきた!
-coppecopeco
🥖🥖🥖🥖🥖🥖🥖
菜々「これは見逃せませんね! 勉強は一時中断です!」
菜々「ベッドで横になりながら見ましょう」ポフッ
かすみ『まずは材料の紹介ですね!』
璃奈『うん。まずは玉ねぎ、にんじん、じゃがいも……』ヒョイッ
かすみ『絹さやもあるといいですね! あれ、りな子、お肉は?』
璃奈『冷蔵庫に入れておいたけど……出したほうがいい?』
かすみ『あ、そっか。大丈夫。出して放置するのも怖いし、使うときになったら取り出そ!』
璃奈『分かった』
かすみ『お肉はちょっと良いやつを買っちゃいました!』
-emmargreen
私もお腹空いてきちゃった〜
-I_Love_Haruka
ノレcイ´=ω=)
-Wagashi_Homura
次はパン作りも見てみたいよ
璃奈『調味料は、お水、砂糖、酒、醤油、みりん。今回はベーシックな肉じゃがを教えてもらおうと思ってる』
かすみ『任せてりな子! 失敗しないように頑張ろ!』グッ
璃奈『うん! 『璃奈ちゃんボード むんっ』』
-asaki_tennoji
璃奈ちゃんボード💕
-Karin_Asaka_official
見てるわよ
璃奈『えっ、もう200人……?』
かすみ『えぇっ!? 200人も見てるの!?』
璃奈『う、うん。コメント見てみる』
-yu_takasakivv
璃奈ちゃん!璃奈ちゃん!
-noname_774
認知して
-Droplet_audrey
すごいですね! おめでとうございます!
-aiai_ai
イェーイ、りなりー見てる〜?
-setsuna_scarletstorm
🔥🔥
-nanashi_you
↓2 かすみんと璃奈ちゃんのおててぷにぷにでかわいい
うっ…… なにかとおもったらコメント安価か
自分の頭の硬さにびっくり -nanashi_you
ラブラブだねぇ〜
璃奈『……』///
かすみ『ん〜? どうかした? りな子』
璃奈『なっ、なんでもない。ちょっと気になるコメントがあった』
かすみ『ふーん、そっかぁ』
-coppecopeco
↑こいつまじ🥖🥖🥖🥖🥖😡👎
-asaki_tennoji
むぅ……
-yu_takasakivv
璃奈ちゃんカメラ近くて可愛すぎる!😍
かすみ『じゃあお野菜の皮むきからしていこっか!』
璃奈『うん』
かすみ『かすみんはにんじんとじゃがいもの皮剥いちゃうから、りな子は玉ねぎお願いしていい?』
璃奈『了解』
かすみ『……わっ、りな子の家の包丁切れ味やばっ』サクッ
璃奈『気をつけてね』サクッ
かすみ『ありがとりな子! りな子も気をつけっ……って、りっ、りな子!?』
璃奈『どうしたの?』ポロポロ
-ayumu_uehara0301
泣かないで
-yu_takasakivv
😭
-Hajime_yatate
なかないで
-Droplet_audrey
玉ねぎがしみたんですね……
菜々「うおおおおっ、ハートを押す指が止まりません!」ポチポチポチポチ♡♡ りなりーかわええ
コペちゃんとあさぎちゃんの反応の差よ かすみ『あぁっ、りな子、ティッシュどこ?』
璃奈『あそこ』ユビサシ
かすみ『私が拭いてあげるからこっち向いて』
璃奈『う、うん……』スッ
かすみ『……よしっ、これでもう大丈夫っ!』
璃奈『ありがとう』
-Bubbu_3
おほーっ!!
-I_love_Haruka
いいねえいいねえ
-Anata_chan
ムホホ、エッチでさぁなぁ!w
-coppecopeco
↑気持ち悪い😡👎🥖🥖🥖🥖
-Shioriko_Mifune
貴方達にはお料理番組の適正があります。
かすみ『次はお肉を入れて炒めていきますよぉ〜』ジューッ
璃奈『いい匂いがしてきた』クンクン
-emmargreen
あーっ、ほんとにお腹空いてきちゃった。なにか食べるもの取ってこなきゃ
-Karin_Asaka_official
……太るわよ?
-yu_takasakivv
カップラーメン食べながら見てる🥺
かすみ『次にお水を入れて、アクをとって』
璃奈『うん』ジャーッ
かすみ『ここからしばらく煮込んでいくんだよ〜』グツグツグツ...
璃奈『分かった!』
かすみ『その間にかすみんがコメント返信しちゃいますよぉ〜』
コメント
↓3まで -nanashi_kinoko
二人は普段どんなことしてるの?
かすみ『かすみん達ですか〜? 普段は虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会というところで一緒に活動してますよ!』グッ
-noname_774
それは皆分かってるだろ
-Anata_chan
他には?
-asaki_tennoji
確かに気になる…
かすみ『むっ』イラッ
かすみ『ん゛ん゛っ……。そうですねぇ、他には』
〜〜〜〜〜〜〜
璃奈「かすみちゃん、男の子になった気分はどう?」
かすみ「最悪だよ!!」
------
かすみ「ひいいいいいっっっっ///」ウィンウィン
璃奈「もっとスピードを速めることもできる。競走馬レベルの振動まで上げられる」
かすみ「やめてっ、んあっ♡」ウィンウィン!!
------
かすみ「……」タユン
璃奈「巨乳化薬を作った」
かすみ「こっ、これは……悪くないかも」
------
璃奈「尿意を操作するリモコンを作った。これをしずくさんに向けて試してみてほしい」
かすみ「えぇっ!? しず子に!?」ガーン
〜〜〜〜〜〜〜
かすみ『……まぁ、仲良くやってますよ! ね、りな子!』
璃奈『う、うん』グツグツ
-yu_takasakivv
えっ、その間はなに!?
-Droplet_audrey
あぁ…… はたしてしず子に使えたのか
それともカウンター受けたり -nanashi_tobunikko
ふたりはつきあってるの?
かすみ『へ? にひひ……どうですかねぇ』ニヤニヤ
璃奈『どんな質問?』
かすみ『二人は付き合ってるのかって』
璃奈『っぇ』ピクッ
かすみ『まぁ、付き合ってはないですけど……それくらい仲良しなお友達ですよ! ね、りな子?』
璃奈『う、うん……そうだね。かすみちゃん、それくらい仲良しだと思ってくれてるんだ。私、嬉しい……!』
かすみ『いろいろあっても、これだけは変わらないです!』
-nanashi_monamusu
かすみんは誰にお料理食べてもらいたい?
かすみ『私の料理ですか〜? そうですねぇ……』
-coppecopeco
何でもするから食べさせて🥖🙇♀
-Droplet_audrey
私ですか?
-yu_takasakivv
食べたい😢
-ayumu_uehara0301
私で良ければいつでも食べさせてあげるのに
-yu_takasakivv
歩夢のも食べたい!😍
-aiai_ai
愛さんもいつか食べたいぞ!✨
-setsuna_scarletstorm
私も食べてみたいですね!!
↓1
コンマ 00〜80 まずはりな子
81 しずく, 82 愛, 83 歩夢 84 せつ菜, 85 侑, 86 果林, 87 エマ, 88 彼方, 89 お母さん
90〜99 自由指定(璃奈以外, 再安価) かすみ『やっぱりまずはりな子かなぁ』
璃奈『そうなの?』
かすみ『だって隣にいるし!』
-yu_takasakivv
いいなぁ
-coppecopeco
私はなんて無力なんだ
-I_love_Haruka
かすみちゃんのお料理……また食べたいぜ
かすみ『でも、それだけじゃなくて』
璃奈『……?』
かすみ『りな子っていつも惣菜やお弁当を食べてるから……ちゃんとした手料理をもっと食べさせてあげたいなって』
璃奈『かすみちゃん……』
かすみ『それにぃ、実際にこのあと作ってあげるんですよ? 皆さん!』ニヒヒ
-Karin_Asaka_official
へえ
-aiai_ai
私そろそろお店の手伝いいくから抜けるね、またね!
-asaki_tennoji
私、ちょっと横になります……
かすみ『まさかお夕飯が肉じゃがだけなわけないですよね? これができたあと、かすみんがりな子に特製の和食メニューを料理してあげるんです!』グッ
璃奈『えっ、私、聞いてない』アタフタ
かすみ『驚かせようと思って! 言っちゃったら意味ないじゃん!』
――――
――
―
菜々「んーっ」ノビー
菜々「とても美味しそうでした……! 肉じゃがくらいなら私も作れそうです!」
菜々「要は調味料の甘味、塩味のバランスが大切っていうことですよね」
菜々「砂糖の代わりにあんこ、塩味と旨味を足すために塩はいかの塩辛で代用してもいいかもしれません」
菜々「インスピレーションが湧いてきました……! 今度作って同好会へ持っていきましょう」
生徒会室
菜々「お疲れさまです!」
副会長「お疲れさまです、せつ菜ちゃん」
菜々「うぇっ!?」ビクッ
副会長「ふふっ、冗談です! せっかく会長の秘密を知れたので、ちょっとからかいたくなっちゃいました」
菜々「もう……心臓に悪いですよ」
副会長「今日も頑張っていきましょうね、会長」
菜々「はい!」ニコッ
お悩みと差出人
↓3 放送のあと二人楽しく過ごしたんだろうなぁみたい
安価なら下 やらしさを鍛えすぎて最近みんなの対応がへん
演劇部S
お悩みNo.12
『やらしさを鍛えすぎて最近みんなの対応がへん』
――演劇部S
――――
――
―
菜々「しずくさん! ようやく見つけました!」
しずく「……あっ、菜々さん///」(なまめかしく振り返る)
菜々「どっ、どうも(数日ぶりに会いましたが雰囲気が少し変わられたような)」///
しずく「やっぱり……んっ、分かっちゃいますか?」///
菜々「えっ?」
しずく「その目……やらしい女って私のことを思ってる目です」///
しずく「私、わたしぃ……やらしい女になってしまったんです♡」///ポロポロ
菜々「えっ、ちょっ、落ち着いてください……! 興奮されているのか悲しまれているのか分からなくて雰囲気が渋滞してます!」アセアセ
しずく「ぅあっ、んっ……ひくっ」///グスッ
菜々「一体何があったっていうんですか……」
しずく「話は先週に遡ります……♡ ここじゃなんですから空き教室で、二人っきりでお話しましょう? ね、菜々さん♡」(耳打ち)
菜々「はっ、はい……!」ゾクッ
空き教室
しずく「ここなら誰にも聞かれませんから……♡」カチャリ
菜々「えっ、どうして鍵を閉められるんです……?」アセ...
しずく「ふふっ、もっと近くに来てください……菜々さん」(囁き)
菜々「んっ」ゾクッ
菜々「はっ、はひ」///
しずく「では今からお話しますね……? よく聞いてくださいね///」トロォッ
〜〜〜〜〜〜〜
あれは先週のこと――。
私は様子がおかしいかすみさんの介抱をしていました。
少し前からこういうことはたまにあって――恐らくは璃奈さんの仕業だろうと見当をつけていました。
お股がもっこりしたかすみさんや挙動不審なかすみさんを見ることに慣れてきた頃……。
かすみ『んんっ……♡』トロォッ
私はかすみさんの蕩けた表情に一筋の光明を見出したんです。
私の演技に足りないものは――これだ、と。
それからというもの、艶めかしさ、嫋やかさ、妖しさ、エロースとタナトス……やらしさを追求する私の地獄のトレーニングの日々が始まりました。
最初に私がしたのは官能小説の朗読。
しずく『私はゆっくりとにこちゃんの不毛地帯へと手を差し伸べました――『あんっ♡』
やがてにこちゃんの女子道の秘奥に湛えられた慈愛の海未が――』
しずく『はぁ……こんなんじゃ全然だめ』
次に校舎の中で露出を行ってみました。
しずく『……///』ドキドキ
しずく『だっ、誰もいないよね……?』キョロキョロ
そして私はスカートをたくし上げ一糸まとわぬ秘部を――。
〜〜〜〜〜〜〜
菜々「ええっ!? 何やってるんですか!?!?」///
しずく「……もう、まだ話は終わってないんですよ? 続けます」
〜〜〜〜〜〜〜
しずく『……』トロォ...
しずく『う〜ん……』トロォッ!
しずく『だめだ……あのときのかすみさんには程遠い』
しずく『私には才能がないのかな……』
〜〜〜〜〜〜〜
菜々「そんな才能いらないですよ! もっと伸ばすべきところがあったでしょう!」 〜〜〜〜〜〜〜
自身の演技力に限界を感じ悩みぬいた結果私がたどり着いたのは感謝でした――。
自分自身を育ててくれた演劇と、やらしさの重要性を気付かせてくれたかすみさんへの感謝の念を自分なりに返そうと思い立ったのが
一日一万回 感謝の性拳突き!!
しずく『ふっ♡ ふっ♡』ブンッ!
気を整え、拝み、祈り、濡らして、突く。
最初の頃は一万回突き終える頃には日付が変わっていました。
それがある日、一万回突き終えても日が暮れていないことに気づきました。
そのかわり、祈る時間が増えました――。
修行を終える頃、私の拳は音だけで他人をイカせられるようになりました。
〜〜〜〜〜〜〜
菜々「なんですか、これ」
しずく「そうして私はやらしさをマスターしたんです♡」
菜々「……そ、そうですか」
しずく「体験してみますか? 感謝の性拳突き」
菜々「えっ!? け、結構ですっ! 大丈夫です!!///」ブンブン
しずく「まあまあそう言わずに!」
菜々「ひええっ……」
しずく「ふっ♡」ブンッ!
↓1
コンマ50以上で 菜々 人生初の絶頂 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています