歩夢「侑ちゃん、仕事見つかったの?」侑「なかなかいいのなくてさ」
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ガチャ
歩夢「ただいま〜」
侑「あ、歩夢おかえり」
ズゾゾゾゾゾ
侑「」モグモグ
歩夢「あ!また一平ちゃんの焼きそば食べてるの!?」
侑「うん、これが1番好きなんだぁ」ニコッ
侑「付いてくるマヨネーズがなかなかいいよね」 ・
・
・
侑(さてと、一気に4件も預かることになったから頑張らないとなぁ)
侑(とりあえず夕方だけだけどほぼ毎日働けるのはいいことだ)
侑(よーし、頑張るぞー!) ガチャ
侑「ただいま!」
歩夢「侑ちゃん、二日酔い大丈夫だったの!?」
侑「うん、午後には回復したから」
侑「それに仕事もあるからいつまでも寝てられないし」
歩夢「無理しないでよ?」
侑「これ、今日行ったお宅で貰ってきたよ」
歩夢「え?なにこれ、随分と高そうなお菓子じゃない?」
侑「あとで食べようね」 歩夢「侑ちゃん、ピアノの仕事は続けられそう?」
侑「これ続けなかったら損だよね。お給料もたくさん貰えそうだし、まだまだお客さん入れる時間的余裕もあるからね」
歩夢「でも、昨日みたいなのは嫌だよ?」
侑「食事頂くことはこれからもありそうだけど、お酒は断るようにするよ」
歩夢「それならいいけど・・・」
侑「いやぁ!いい仕事みつけたなぁ!」ニコニコ prrrrrrrr
侑「あれ?家庭教師の事務所からだ」
侑「また仕事の依頼かな!?」ワクワク
侑「はい、高咲です」
侑「え?依頼ですか?はい・・・」
侑「え、でも、私は子供相手のみでお願いしたいのですが」
侑「はい・・・、そういうことであれば」
侑「わかりました」
歩夢「なんだったの?」
侑「また仕事貰えそうなんだけど、生徒が大人なんだって」
歩夢「え!?子供だけって言ってたじゃない!」
侑「うん、そうなんだけどね」
侑「明日の午前中に事務所に行って聞いてくるよ」
歩夢「断ってよ!?」
侑「歩夢は気にし過ぎだよ〜」アセアセ これだけすぐに雇われてるからやはり定職についてない理由は侑ちゃん以外にありそうですね(名推理) 笑顔良くて愛嬌あるから職場で気に入られるタイプなんだよな侑ちゃん ・
・
・
侑「ふわぁぁあっ、、今日は疲れたなぁ・・」
歩夢「大丈夫?」
侑「二日酔い明けの仕事は元ニートにはなかなか酷だよ」
侑「世の中の働いてる人達は凄いと思うよ・・・」
歩夢「侑ちゃんも慣れないとね」
侑「そだね・・・私はもう先に寝るね」
歩夢「侑ちゃん?今日はしなくていいの?」
侑「今日はいいや、おやすみ〜」Zzzz 侑「」Zzzzzz
歩夢(ほぼ毎日求めてくる侑ちゃんがすぐ寝るなんて・・・)
歩夢(よほど疲れたのかなぁ・・・)
歩夢(侑ちゃん・・・おやすみ・・・・) ・・・・
・・・
・・
・
侑「おはよう歩夢」
歩夢「侑ちゃん眠れた?」
侑「うん、ぐっすり寝たよ」
侑「二日酔いはもうこりごりだなぁ」アハハ
歩夢「ほどほどにしないとね」
侑「私も事務所行くから一緒に出よっか」
歩夢「うん、そうだね」
・
・
・
歩夢「侑ちゃん、無理して仕事受けなくていいからね?」
侑「話だけ聞いてみるよ」
侑「じゃ!行ってくるねー」 侑「おはようございます」
事務員「高咲さん、お疲れ様です」
侑「例の依頼とはなんですか?私は子供相手のみでお願いしてると思うんですが」
事務員「ええ、たしかに希望通りの依頼しか紹介しないのですが、また高咲さんご指名なんですよ」
侑「ええ?指名??」
事務員「ご指名なので、高咲さんの希望と違って大人の方ですが、確認だけしてもらおうと思いまして」
侑「だれ?また奥さんのご紹介なのかな?」
事務員「いえ、ご紹介ではないようです」 事務員「個人情報が絡むのでお電話では申し上げられませんでしたが、この方です」
侑「へ?」
事務員「ご存知ですか?」
侑「は、はい・・・」
事務員「依頼受けて頂いても断って頂いても高咲さんの判断で結構ですよ?」
侑「じゃあ、お受けしておきますか」
事務員「かしこまりました」
事務員「先方と連絡取って決まったらまた電話しますね」
侑「はい、一度帰宅しますがよろしくお願いします」 なんでただのSSなのに俺はこんなに不安になってんだろ
心臓に悪いわ
でも目が離せん prrrrrrrr
侑「はい高咲です」
事務員「先方に連絡しておきましたので、お電話での打ち合わせを希望されたので電話して下さい」
侑「はい、電話番号は分かりますので」
事務員「よろしくお願いします」
侑「」prrrrrrrrr
侑「あ、もしもし?菜々ちゃん?」
菜々「はい!突然すみませんでした」
侑「ホントびっくりしたよ!あの時の本気だったとは思わなかったし」
菜々「すみません、今仕事中ですので終わったら電話しますね」
侑「夕方は別のレッスンあるから18時以降だと助かるよ」
菜々「分かりました」
侑(べつに事務所通さなくても教えてあげたのに!水くさいなぁ・・・) 俺はぽむなんだ…歩夢に感情移入して侑ちゃん…って心配になってくる ・・・・
・・・
・・
・
侑「それでは、今日もありがとうございました」
マダム「あらぁん、高咲さぁんもう帰られるのぉん?」
娘っ子「お姉ちゃん今日もありがとう!」
侑「今日やったこと毎日練習しておくんだよ?」ニコッ
娘っ子「はい!」
侑「では、私仕事の打ち合わせの電話が入るので失礼します」
マダム「あらぁん、それなら我が家でゆっくりしてもよろしいのですわよぉん?」
侑「お言葉はありがたいですが失礼しますね」
マダム「もぉん!今度は宿泊の用意していらしてねぇん?」 文字だけで服から乳がこぼれ落ちそうなのが分かるんだが 侑(ふう、ここの奥さん苦手だなぁ〜)
侑(でも、大切なお客さんだし頑張らないとね)
prrrrrrrrrr
侑(あ、菜々ちゃんからだ)
侑「もしもし?」
菜々「あ、侑さん。日中はすみませんでした」
侑「こちらこそ仕事中にごめんね」
菜々「レッスンの打ち合わせ、お願い出来ますか?」
侑「うん。ていうか、事務所通さなくても教えたのに」
菜々「いえ、やはり仕事でされてる侑さんにお願いするわけですから正規のルートでお願いすべきですよ」
侑「相変わらず真面目だなぁ」
菜々「これからお越し頂けますか?」
侑「大丈夫だよ?」
菜々「場所は・・・・
侑「へぇ、今の菜々ちゃんち割と近いじゃん。これから行くよ」
菜々「お待ちしていますね」 ピンポーン
菜々「どうぞ!」
侑「お邪魔しまーす」
菜々「散らかってますが適当に座ってくださいね」アセアセ
侑「1人暮らしだからてっきりヲタグッズに囲まれてるのかと思ったらそうでもないんだね」
菜々「時々母が来るので置けないんですよ・・・」トホホ
侑「せっかくの1人暮らしなのに残念だね」アセアセ
侑「あ、電子ピアノあるんだね」
菜々「最近買ったんです」
菜々「でも、思うように出来なくてどうしようと思っていたら先日侑さんにお会いして家庭教師のことお聞きしたものですから助かりましたよ」 侑「なんでまたピアノ?」
菜々「社会人になってからは音楽とは全く無縁でしたし、かと言って昔のようにも歌えないので楽器をしてみようかと思ったんです」
侑「そっか、さすが菜々ちゃんだね」
菜々「もしかすると、心の奥で侑さんのこと考えていたからピアノに行き着いたのかもしれません」
侑「またまた〜」
菜々「あの時は、侑さんがいなかったらアイドル辞めてましたからね」
侑「私こそ菜々ちゃんがせつ菜ちゃんとして活躍してたから音楽始めたんだから感謝してるよ」 侑「ところで、設備も整ってるみたいだからいつでも始められるけどどうする?」
菜々「そうですね、残業の日もあるので19時以降でも大丈夫ですか?」
侑「私は構わないよ、その時間だと子供の生徒のレッスンも終わってるし都合いいよ」
菜々「じゃあそれでお願いします」
侑「頻度は一度やってみてから決めてもいいから」
菜々「わかりました。では初回は明後日でもよろしいですか?」
侑「うん、じゃあまた明後日ね」 菜々「あ、侑さん!」
侑「ん?」
菜々「せっかくなんでお食事でもご一緒しませんか?」
侑「食事!?」ギクッ
菜々「どうしました?」
侑「い、一応聞くけど・・・どこで食べるのかなぁ・・・」ヒヤヒヤ 菜々「近場のファミレスとかでどうです?」
侑「それなら良かった」ホッ
侑「あ、私まだ給料貰ってないからお金ないよ?」
菜々「それなら私が出すのでご心配ご無用です!」
侑「最近までニートだったもんでごめんね・・・」アセアセ
侑「給料入ったら今度は私が奢るから」 友達と飯行くくらい大丈夫でしょ
侑ちゃんを信じろ…侑ちゃん… 友達だったらキスくらいするって〜とかこの侑ちゃんは言い出しそうだから信用なんて出来ない ・
・
・
店員「いらっしゃいませー、何名様ですか?」
菜々「2名です」
店員「2名様ご案内しまーす」
菜々「お好きなものどうぞ」ニコニコ
侑「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
侑「うーん・・・」
菜々「品数多いと悩みますよね」
菜々「あ、私はこのニンニク唐揚げ定食にします」
侑「じゃあ私もそれで」 ピンポーン
店員「お伺い致します」
菜々「ニンニク唐揚げ定食2つでお願いします!」ペカー
店員「かしこまりました」
侑「ファミレスよく来るの?」
菜々「いえ、いつもは自炊してますよ?」
侑「へ、へぇ〜・・・」アセアセ
菜々「外食ばかりではお金掛かりますからね」
侑「だ、大丈夫?爆発とか起きてない?」
菜々「爆発?起きませんよ?」
侑(たしかに部屋行った時は普通だったから少しはまともになったのかな・・・) 菜々「今度レッスンでお越し頂いた時に手料理ご馳走しますね」ペカー
侑「あ・・・うん、ありがとう・・・」
侑(やばいやばいやばいやばいやばい・・・)
店員「ニンニク唐揚げ定食お待たせ致しました」スッ
菜々「うわぁ、美味しそうですね!食べましょう!」
侑「うわっ!においヤバくない!?」
菜々「ニンニクはパワーの素ですよ?」
侑「いただきまーす」
菜々「いただきます」 モグモグモグ
侑「うん、ニンニクで味付けた唐揚げ美味しいね」
菜々「ちょっと極端にニンニク効いてますけどアクセントになっていますよ」
侑「こういうの病み付きになるよね」
菜々「分かります」
モグモグモグ
侑「ちょっと食べ終えたあとの匂いヤバそうだけどね」
菜々「どうせ夜ですし大丈夫ですよ」
侑「それもそうだね」 侑「菜々ちゃんはみんなと会ってる?」
菜々「就職してからはさっぱり会ってませんね」
菜々「それこそ先日侑さんとバッタリ会ったくらいですよ」
侑「私もこないだうどん屋でかすみちゃんと会ったよ」
菜々「へぇ〜、かすみさん何されてました?」
侑「近々コッペパン専門店始めるんだって」
菜々「素晴らしいです!大好きを追い続けていたのですね!」
侑「会ってはいないけど、果林さんは有名モデルだしね」
菜々「凄いですよね、さすが果林さんですよ」 侑「かすみちゃんのパン屋出来たら行ってみないとね」
菜々「そうですね、出来るだけみんなで集まって行けたらいいですよね」
侑「ごちそうさま!」
菜々「ごちそうさまでした」
侑「菜々ちゃんごめんね、奢って貰っちゃって」
菜々「いえいえ、大丈夫です!」
侑「じゃ、明後日の19時に行くからね」
菜々「先生、宜しくお願い致します」ペコッ
侑「じゃあね」 ・・・・
・・・
・・
・
ガチャ
侑「ただいま〜」
歩夢「あ、侑ちゃんおかえり!」
歩夢「随分遅かったんじゃない!?」
プーン
歩夢「・・・って、侑ちゃんニンニクの臭いが凄いよ!?」
侑「え!?」プーン
歩夢「何食べてきたの!?」
侑「ニンニク唐揚げ定食です」プーン
歩夢「もう!牛乳か100%りんごジュースでも飲んできて!」
歩夢「はい、お金!」
バタンッ
侑「全然大丈夫じゃないよ菜々ちゃん・・・」トホホ ガチャ
侑「ただいま〜」ソローリ
歩夢「飲んできたの?」
侑「はい・・・」
歩夢「まだちょっと臭いなぁ」
侑「すみません・・・」
歩夢「今日はもう侑ちゃん口開かないで!」
侑「ほんとすみません」ウルウル 歩夢「私が先にお風呂入るから」
侑「」コクリ
歩夢「あと窓全開にしといて!」
侑「」コクコクッ
侑(めっちゃ怒ってるし・・・)
侑(少し帰り遅くなったからそれと合わせ技ってところかな・・・) 歩夢「あと分かってると思うけど、臭い人とはエッチしませんから」
侑「」コクコクッ
侑(心得ております・・・)
歩夢「寝る時はマスクしてよね!」
侑「」コクリ
侑(かしこまりました・・・)
侑(せっかく菜々ちゃんと会ってきたのになぁ・・・)
侑(歩夢にも菜々ちゃんがお客になるの伝えたかったのに・・・) ・・・・
・・・
・・
・
侑「んんっ!朝か・・・」
侑(マスクして寝ると苦しいね・・・)
侑(夜中何度か目が覚めたよ・・・)トホホ
侑(ってあれ?歩夢いない!仕事行ったのかな!?)
侑(昔からこういうところあるよね、変に頑固というか・・・)
侑(LINE送っておくか・・・)
侑[歩夢、昨日は臭くてゴメンね]
スポッ 侑(ん?今のなんか逆に煽ってるみたいでヤバかったかな)
侑(ま、いいか・・・)
侑(今日は大人しく夕方までラ板張り付いてよっかなー) ・・・・
・・・
・・
・
侑(プークスクスwww)
侑(あー、安価スレおもろかったー!)
侑(あ、もうこんな時間!)
侑(仕事行かなきゃ!今日も頑張るぞ!) ピンポーン
侑「お世話になっております、高咲です」
母「あ、侑さん!あがって!」
侑「お邪魔します」
母「こないだは大丈夫だった?」
侑「はい、ご迷惑お掛けしてすみませんでした」ペコッ
侑「お酒強くないのについついたくさん飲んでしまって・・・」
母「私も悪かったわ、ごめんなさいね」
侑「いえいえ、いつも良くして頂いてありがとうございます」 侑「では、お嬢さんの練習始めますね」
娘「よろしくおねがいします!」
侑「今日も頑張ろうね!」ニコッ 実際敵だぞ
大人しく家事教えて専業主婦にして家から出さない方が良い ・
・
・
侑「はい、今日も良く出来ましたね」
娘「ありがとうございました!」
母「うちの子どうかしら?」
侑「いやぁ、上達が早くてビックリですよ」
母「本人も楽しくて仕方ないみたいだからこれからも宜しくお願いね」
侑「はい、こちらこそ!」
侑「ではまた次回伺います」ペコッ 侑(やっぱいい仕事だなぁ・・・)
侑(感謝されるしやり甲斐あるかも)
侑(お客さんに恵まれてるというのも大きいかもしれないけど・・・)
侑(この仕事は長く続けたいなぁ・・・)
侑(歩夢に反対されないといいけど・・・) かすみ「あれ?侑せんぱい!?」
侑「かすみちゃん!?また会ったね!」
かすみ「侑せんぱい、丁度よかったです」
侑「何が?」
かすみ「かすみんの店、来週オープンなんですよ!」
侑「ほんとに!?」
かすみ「近くなんでかすみんの店見て行って下さいよ」
侑「ぜひ!」 侑「かすみちゃんの店、ここなんだ」
かすみ「そうです」
侑「かすみちゃんらしい可愛い店だね!」
かすみ「店内も可愛いですよ?」
侑「お邪魔しまーす」
かすみ「工事はほとんど終わったので、あとはかすみんが可愛く装飾して完成です!」
侑「かすみちゃんも凄いなぁ〜」
かすみ「えっへん!」 侑「私、家庭教師のバイト始めたんだよ?」
かすみ「そうなんですか!かすみんのアドバイスが功を奏しましたねぇ」
侑「そのお客さんがこの辺り多いから紹介しておくね」
かすみ「ありがとうございます!」
侑「もちろん私も来るし、菜々ちゃんにも教えておいたから!」
かすみ「菜々せんぱいもですか!たくさん買ってもらわないとですね、ひっひっひ」 かすみ「侑せんぱい、さっきまで試作してたところなので食べてみてくれませんか?」
侑「いいの!?」
かすみ「是非お願いしますよ」
侑「どれどれ?」
かすみ「用意しますね」
かすみ「じゃじゃーん!これです!どうぞ」スッ
侑「うわぁ!美味しそうだね!」
かすみ「種類はたくさん用意するので毎日食べても飽きませんよ!」
モグモグモグ
侑「うん、美味しいね!さすがかすみちゃん!」
かすみ「当然です!」エッヘン かすみ「あとは果林せんぱいを何とか呼んで宣伝させればかすみんの店は連日大行列です。ひっひっひ」ニチャア
侑「あはは、味の良さだけでもお客さん入ると思うよ」
かすみ「ほんとですかぁ!」
侑「うん、間違いないね!」
かすみ「かすみん嬉しいですー!」ガバッ
侑「うわぁ!」
かすみ「なでなでしてくださいよぉ〜」スリスリ
侑「相変わらずだなぁ、あはは」ナデナデ かすみ「そうだ、このパン持って行って下さい」
侑「いいの?」
かすみ「中身入れてないのでそこそこ日持ちすると思います」
かすみ「お好きなもの挟んで食べるといいと思いますよ」
侑「ありがとね」
かすみ「オープンしたら買いに来てくれればそれでいいです!」
侑「ごちそうさま!来週来るからね!」
かすみ「お待ちしてます!」 ガチャ
侑「ただいま〜」
侑(あれ?まだ歩夢帰ってないか・・・)
ガチャ
歩夢「ただいま」
侑「あ、おかえり!」
歩夢「侑ちゃん、反省した?」
侑「歩夢ごめんね?」シュン
歩夢「女の子なんだからもう少し気を使わないと」
侑「うん、そうだね・・・」 歩夢「侑ちゃん、それどうしたの?またお客さんに貰ったの?」
侑「ああ、これかすみちゃんに貰ったんだ」
歩夢「かすみちゃんの店出来たの!?」
侑「オープンは来週みたいだけどね、さっきバッタリ会って店内見せて貰ったんだ」
歩夢「ふーん、今度行ってみないとね」
侑「ご馳走になってきたけど美味しかったよ」
歩夢「そうなんだ・・・」 歩夢「侑ちゃん、昔からそうだけど誰からも好かれるから色々貰えて凄いね」
侑「これくらいしか取り柄ないから少しでも食費浮かす協力しないとね・・・」エヘヘ
歩夢「私いなくても生きて行けるんじゃないの?」
侑「な、なんでそういうこと言うの!」アセアセ
歩夢「侑ちゃん、ピアノのお仕事始めてから楽しそうだから私も嬉しいけど・・・」
侑「応援してもらえると嬉しいな、稼いで歩夢に返したいし」
歩夢「べつに返して欲しいわけじゃないから・・・」 歩夢「侑ちゃんお風呂貯まってる?」
侑「うん、多分そろそろ大丈夫だと思う」
歩夢「私朝から仕事で疲れたから先入って寝るね」
侑「大丈夫?体調悪いの?」
歩夢「そこまでじゃないよ、眠れば治るから」
侑「無理しないでよ?」
侑(大丈夫かな・・・。2日ぶりにSEXして仲直りしようと思ったけどそれどころじゃないな・・・) 歩夢「」Zzz・・・
侑(私もお風呂入って寝るかな・・・)
侑(なんかこの頃色々あり過ぎて楽しいけどなんか複雑な感じ・・・) ・・・・
・・・
・・
・
侑「歩夢おはよう、体調はどう?」
歩夢「うん、大丈夫だよ」
侑「無理してない?大事とって休んだら?」
歩夢「んーん、問題無いから仕事行くね」
侑「うん・・・」
ガチャ
侑(昔からこういう事何度もあるけど、その都度どうして切り抜けるのかホント分からなくなるな・・・) 歩夢ちゃんと付き合っていけてる侑ちゃんはすごいと思う ・・・・
・・・
・・
・
侑「それでは、今日もありがとうございました」ペコッ
マダム「あらぁん?高咲さぁん、今日は泊まって行かれたらよろしいんじゃなくてぇん?」プリプリ
侑「次の仕事あるものですから失礼しますね」アハハ
マダム「お次は泊まって行かれてねぇん?」プリプリ
侑(さてと、今日は菜々ちゃんち行かないとな)
侑(LINEだけ打っておくか・・・)
侑[これから菜々ちゃんち向かいます。19時前にはつくかも]
スポッ 同棲してて働きだしてからすれ違っていく感じが花束みたいな恋をしたみたい ピンポーン
菜々「侑さん!お待ちしてましたよ」ニコッ
侑「ちょっと早く着いちゃったね」
菜々「まずは中に入ってください」
侑「うん」
菜々「今日からお願い致します」ペコッ
侑「まあまあ、普段通りにしようよ」アセアセ
菜々「少し休んで19時からスタートして頂きましょうか」
侑「そだね」
侑「小学生相手のレッスンは手応え掴んで来たんだけど、大人相手はどうしたらいいのかちょっと不安でさ」アセアセ
菜々「それこそ普段通りにして頂ければよろしいのでは?」
侑「そうだね、大人の生徒は今後も菜々ちゃんだけになると思うし」
菜々「そうなんですね」
侑「一応、小学生や幼稚園の子供相手を前提にしてるんだ」
菜々「私は良かったのですか?」
侑「菜々ちゃんは友達だし、断る理由無いと思ってね」
菜々「それはありがとうございます」ニコッ 侑「じゃあ、19時なので始めようか」
菜々「よろしくおねがいします」ペコッ
侑「とりあえず、現状どれくらい弾けるの?」
菜々「お恥ずかしながら完全な初心者扱いして頂けると助かります」アセアセ
侑「了解、私も教え方分からないから小学生に教えているのと同じようにしていいかな?」
菜々「むしろそれがベストかもしれません」ハハハ
侑「指の置き方はわかるよね」
菜々「はい」
侑「私がやったようにしてみて?」
菜々「はい」 ・
・
・
菜々「あの、侑さん」アセアセ
侑「ん?」
菜々「こんなにお近くてよろしいのでしょうか」アセアセ
侑「そうじゃないと教えられないし」
菜々「そ、そうですか」ドキドキ
侑「私、ピアノを口で説明するの苦手でさ。体で教えてあげるくらいしか出来ないから慣れてね」
菜々「な、慣れるようにします」ドキドキ
菜々「ひゃっ!」ドキッ
侑「ん?手が触れただけだよ?思春期の恋する中学生じゃあるまいし」アハハ
侑「面白い反応するなぁ〜、菜々ちゃんは」ニコニコ
菜々「い、いえ・・・すみません」アセアセ ・
・
・
侑「あ、もう2時間だね」
菜々「あ、いつの間に」
侑「集中して練習したから1日目だけど結構いい線行ってるんじゃない?」
菜々「侑さんの教え方がお上手だからですよ」
侑「事務所通しとはいえ、あまり菜々ちゃんからお金取るの気が引けるから1時間レッスンだったことにするよ」
菜々「大丈夫なんですか?」
侑「大丈夫、うちの事務所結構アバウトだから」アハハ この侑なら誰と一緒になっても大して変わらんだろ
菜々を意識してないからそう見えるだけで 侑「週1の1回1時間契約にしておこうね」
菜々「はい、それならお財布的にもリーズナブルで助かります」
侑「でも実際には週2、3回の時間制限無しでいいんじゃないかな!」ニコッ
菜々「む、無制限!?私はありがたいですけどいいんですか?」
侑「友達価格ってやつだよ!」ニコッ
菜々「なんか申し訳ないですね」アセアセ
侑「まぁ、無制限と言っても今日みたいに2時間くらいだと思うけどね」
侑「ま、飽きるか疲れるかのどっちかがリミットだろうけど」 てか別に侑ちゃん浮気も何もしてないからな
なんとも思ってないからこの距離感なだけで、歩夢が過剰だよ でも多分立ち上がれないくらいピアノ椅子ベッチャベチャやぞ 言うて生活結構苦しそうだし
侑ちゃん専業主婦は無理やろ 昼飯代500円だしかなり苦労して侑ちゃん養ってたんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています