せつ菜「ハイレズ音源?」
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せつ菜「アマゾンで高級ヘッドホンを買ってしまいました!」ワクワク せつ菜「勉強のお供にいろいろ音楽を聴いているのですが、どうせなら良い音質で聴きたいですよね」
せつ菜「そう思って奮発しちゃいました……!」
せつ菜「そういえば先日読んだ雑誌で特集されていたどこかのスクールアイドルの方が」
??『ヘッドホンにこだわる前にまず音源にこだわるべきね』
せつ菜「と仰っていましたね」
せつ菜「そういえばハイレゾ音源という言葉もすっかり一般化しましたね」
せつ菜「……あれ?そういえば璃奈さんが」
璃奈『ハイレズ音源、試してみるといいと思う。飛ぶよ』
せつ菜「なんて言っていましたっけ」
せつ菜「……?ハイレズ音源ってなんなんでしょう。検索してみましょう」カチャカチャ...
ハイレズ音源ストリーミング【Rinattify】
せつ菜「これでしょうか?」カチッ せつ菜「あっ!私達の音楽もあるんですね!」
せつ菜「おろしたてのヘッドホンで聴く最初の曲は何にしましょう」
せつ菜「悩ましいですが、(直下3レス目)を聴いてみましょう!」(ヘッドホン装着)
歩夢、愛、かすみ、しずく、璃奈、果林、エマ、彼方のソロ曲限定 せつ菜「折角ですし、ここはお勧めしてくださった璃奈さんの曲を聴きましょう!」ペカー
せつ菜「アナログハート、テレテレパシー、ドキピポ☆エモーション、ツナガルコネクト……一通り配信されているみたいですね」
せつ菜「どれにしましょう?」
直下2レス目で曲指定 高級ヘッドホンでそんな直球レズソングを聴いたらレズになりそう せつ菜「悩ましいですがここは『ツナガルコネクト』にしましょう!」カチカチッ
せつ菜「まさに璃奈さんの代名詞のような曲ですよね」
せつ菜「あっ、ちなみに新しく買ったヘッドホンはソニーのMDR-Z1Rですよ!」
せつ菜「ちょ、ちょっと奮発しすぎたかもしれませんね……」アハハ...
せつ菜「ですがこれで皆さんの音楽をより高音質で聴けるなら問題ありません!」
せつ菜「さて、再生しましょう」カチッ
ピロリロリーン...♪
ハズムココロ! トブヨウナテンション♪
サァ、コネクトシヨッ♡
せつ菜「――ッ!?」ズキッ
せつ菜「...」バタッ ――――――――――
―――――――
――――
せつ菜「...」
せつ菜「うぅっ……」ズキズキ
せつ菜「えっ、ここは……どこでしょう?」キョロキョロ
せつ菜「見たところ、誰かの家の中のようですが……」
せつ菜「というか私、部屋で璃奈さんの『ツナガルコネクト』を聴いて……ええっと、それから……」
せつ菜「思い出せません」
パタン....
せつ菜(私が目覚めた場所の前にあった扉の先から物音がします)
せつ菜(どなたかいるのでしょうか……?)
せつ菜(とりあえず、ドアを開けてその先にいる方に場所を聞いてみましょう……)
せつ菜「ごめんなさい、あの」カチャリ...
璃奈「せっ、せつ菜さんっ!?」///
せつ菜「ひぇっ!?」///
せつ菜「ごっ、ごめんなさい!」バタンッ!
せつ菜(どっ、どうして裸の璃奈さんが!?)/// ――――――――――
―――――――
――――
璃奈の部屋
璃奈「……もう、せつ菜さん。入ってくるならせめてノックしてほしかった」
せつ菜「ごめんなさい……」
せつ菜(どうやら私は璃奈さんの家の脱衣所の前にいたようです)
せつ菜(でも、どうして……?)
せつ菜「あの、璃奈さん」
璃奈「どうしたの?」
せつ菜「どうして私、璃奈さんのお家にいるんですか?」
璃奈「え……なにかのアニメのネタ?ごめん……私、そのネタあんまり詳しくない……」
せつ菜「あっ、いえいえ……そういうわけではなくて」アセアセ
璃奈「もう、さっきからせつ菜さんなんか変」ジトー...
せつ菜「そっ、そうですか?」アセアセ...
璃奈「今日は一緒にお泊まりだよ。せつ菜さん」 ――
01.ツナガルコネクト 0:31 / 3:57
――
せつ菜「そうだったんですか!?」
璃奈「……大丈夫?お風呂入ってのぼせてしまったのかな」
せつ菜「お風呂……」
せつ菜(そういえば、体が心なしかポカポカします)
せつ菜(服もパジャマですし、本当に璃奈さんのお家でお世話になっているみたいですね……)
せつ菜(記憶を無くすなんて私どうかしてしまったのでしょうか……)
せつ菜「ごめんなさい、ちょっと璃奈さんのことからかってしまいました」アハハ...
璃奈「もう……」
璃奈「ご飯までまだ少し時間があるけど、せつ菜さん一押しの例のアニメ、見る?」
せつ菜「れ、例のアニメ……?」
璃奈「そう。持ってくるって言ってた」
せつ菜「えっ、ええと……鞄、鞄……」ガサゴソ
せつ菜(アニメのブルーレイなんて鞄に入っていませんよ!?) せつ菜「すっ、すみません……忘れてきてしまったみたいで」
璃奈「そうなの?」
璃奈「ううん……、それじゃあ、うちにある他のアニメでも見る?」
せつ菜「そっ、そうですね!」
せつ菜(正直なところ、まだ頭が混乱していてアニメという気分になれません……)
璃奈「……」ジー...
璃奈「他のことしよう」
せつ菜「えっ!?」
璃奈「あんまり乗り気じゃなさそうだった。せつ菜さん」
せつ菜「ご、ごめんなさい……伝わってました?」
璃奈「少しだけ……」シュン...
せつ菜(なんだかとても申し訳ない気持ちです……)ズキッ
璃奈「うー、えっと……じゃあ」
直下2レス目のコンマが
00〜49 せつ菜さんと一緒にスクールアイドルの動画、見たい
50〜79 二人でお泊まりの記念に写真、撮りたい
80〜98 私の発明品、照会したい
99 ここ(ベッド)、来てほしい 璃奈「私、せつ菜さんと一緒にスクールアイドルの動画、見たい」
せつ菜「スクールアイドルの動画、ですか?」
璃奈「うん。あまり見たい気分じゃないかな?」
せつ菜「そんなことないですよ!」
せつ菜「ぜひぜひ!見ましょうっ!」ペカー
璃奈「うんっ♪」クスッ
せつ菜「動画、と言ってもなにを見るんですか?」
璃奈「この間のシャッフルフェスティバルの動画、まだ見てなくて」
せつ菜「あぁっ、いいですね!私もまだ見てなかったんです!」
璃奈「良かった。じゃあ、隣座るね」スッ
せつ菜「はいっ!」
璃奈「よいしょ」キュッ...
せつ菜(璃奈さん、とても密着してきますね……)
せつ菜(先程、裸を見てしまったからでしょうか、それともお風呂上がりで良い匂いがするからでしょうか……なぜか少し意識してしまいます)/// 璃奈「……」チラリ
――
01.ツナガルコネクト 1:13 / 3:57
――
璃奈(大丈夫。まだ、曲が終わるまで時間はある……)
せつ菜「それにしても、面白い試みですよね!皆さんの持ち歌を交換するなんて」
璃奈「せつ菜さんのパフォーマンス、すっごく格好良かった」
せつ菜「ふふっ、そうですか?嬉しいです!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『尊敬の眼差し』……」スチャッ
せつ菜「そんな璃奈さんのパフォーマンスも最高でしたよ!」ニコッ
せつ菜「彼方さんの曲に、しっかり璃奈さんらしさも乗っていてファンの皆さんも盛り上がっていました!」
璃奈「ふふ……そうかな」
せつ菜「ええ!」
璃奈「嬉しい……璃奈ちゃんボード『きらーん』」キラキラ
せつ菜「私も舞台袖から見ていましたが、本当に良かったと思います!私も見ていてもっと頑張らないと、と思いましたもん!」
璃奈「本当?せつ菜さんにそこまで言ってもらえるなんて、私、嬉しい……!」ギュッ
せつ菜「ひゃっ、りっ、璃奈さんっ?」
璃奈「えへへ」 タブレット「しずく『ビビビのビ〜ム♪』」〜♪
せつ菜「ふふっ、しずくさんの『ドキピポ☆エモーション』……すごく可愛らしいですよね」
璃奈「うん。しずくちゃん、私の曲をすることになって、私のことをすごく研究してた」
せつ菜「あぁ、そういえばそうでしたね!質問攻めにあってましたよね」フフッ
璃奈「あれはちょっと大変だった……」
せつ菜「しずくさんのパフォーマンスもファンの皆さんからは大好評でしたよね!」
璃奈「うん……でも」
せつ菜「でも?」
璃奈「しずくちゃんのパフォーマンスを見てると、やっぱり表情が豊かでいいなって、どうしても思っちゃう」シュン
せつ菜「璃奈さん……」
せつ菜「魅力というものはそもそも表情だけではないですよ!璃奈さんは璃奈さんだけの魅力を持っているんですから、それをどんどん磨いていけばいいんじゃないでしょうか?」
璃奈「そうかな……」
せつ菜「そうです!だって、璃奈さんはこんなに可愛らしいじゃないですか!私にない魅力をたくさん持っていますよ」
璃奈「か、かわいいって」///
せつ菜「はい、可愛いです!」ペカー
璃奈「……///」プイッ
せつ菜「えっ、璃奈さん?どうしたんですか?」
璃奈「なんでもない」/// 璃奈「私、せつ菜さんの笑顔が好き」
せつ菜「そうですか?嬉しいです!」ニコッ
――
01.ツナガルコネクト 1:48 / 3:57
――
璃奈「私にはないものだから、魅力的に映るのかも」
せつ菜「なるほど……。確かに、私も自分に無いものを持っている人に対して羨ましいと思わないこともないです」
璃奈「せつ菜さんもそう思うことがあるの?」
せつ菜「もちろんですよ!でも私は、だからこそ、そう思った時はもっと頑張ろうと思いますね」
璃奈「……そういうところ、かっこいい」
せつ菜「そっ、そうですか?」テレテレ
せつ菜「褒めても何も出ませんよ!」
璃奈「私も、いつかいろんな表情をちゃんと出せられるようになりたい」
せつ菜「璃奈さんならできますよ!」
璃奈「そ、そうかな……」
せつ菜「はい!」 璃奈「せつ菜さんは、時々『ペカー』っていう笑顔をするよね」
せつ菜「へ?ペ、ペカー……ですか?」
璃奈「うん。形容するならそんな感じ……」
璃奈「それってどういう時になるの?」
せつ菜「え、ええと……ペカーというのがどういうことかは分かりませんが」
せつ菜「そうですね……強く感情があふれだした時、でしょうか」
璃奈「強く感情があふれだした時……」
せつ菜「はい!強い『好き』の気持ちが心の底からあふれて止まらない、そういう時がありますね!」
せつ菜「そういう時に笑顔になるのかもしれませんね!」
璃奈「強い『好き』の気持ち……」ムム...
せつ菜「そうです!」ニコッ
せつ菜「璃奈さんにはそういう時ってありませんか?」
璃奈「う〜ん……ある、かな」
せつ菜「璃奈さんにとっての『大好き』を感じる瞬間って例えばどういうタイミングがあるんですか?」
璃奈「え、ええと……」
直下2レス目のコンマが
00〜49 皆と一緒にいる時
50〜98 好きな人のことを考えている時
99 せつ菜さんのことを考えている時 ――
01.ツナガルコネクト 2:32 / 3:57
――
璃奈「好きな人のことを考えている時……かな」///
せつ菜「えっ、えぇっ!?」///
せつ菜「す、好きな人……ですか!?」
せつ菜「それはその、れ、恋愛的に想いを寄せている人、でいいんですよね……?」
璃奈「……///」コクリ
せつ菜「へ、へぇ〜っ、そう……なんですね!」
せつ菜(璃奈さんに想い人がいるなんて……同好会でずっと一緒にいるはずなのに全然気が付かなかったですね)
せつ菜(す、少しだけ先を越されてしまったような感じがします……)
璃奈「えっと……変、かな」アセアセ
せつ菜「いっ、いえ!そんなことありませんよ!」
せつ菜「ただ、あの、ちょっとびっくりしてしまっただけで……」
せつ菜「差し支えなければ、その……どんな方なんでしょうか?」
せつ菜「お、お名前とか」
璃奈「名前は……言えない」 せつ菜「そ、そうですよね……すみません。踏み込み過ぎましたよね」
璃奈「あっ、えっと、違うの。いや、違わないかも、ええっと……」
せつ菜「お、落ち着いてください、深呼吸ですよ!」
せつ菜「すーっ、はーっ……です!」
璃奈「すー、はー……」
せつ菜「落ち着きました?」
璃奈「う、うん」
璃奈「あの……えっとね、名前は言えないけど、どんな人なのかって言うと」
せつ菜「あっ、そうでしたね!気になります!」
璃奈「うー……」///
せつ菜(ふふっ、璃奈さん、少しだけ顔が赤らんでて可愛いですね)
璃奈「リーダーシップがあって真っ直ぐで」
せつ菜「ふむふむ……」
璃奈「努力家で」
せつ菜「素晴らしいですね!」
璃奈「笑顔が、素敵な人」///
せつ菜「へぇ〜!そうなんですね!」
せつ菜「とても素敵な方なんでしょうね!応援してますよ!」
璃奈「……うん」
璃奈(に、にぶい……) Hi-Res
やっぱりレズじゃないか(レズビアンはLesbianだけど) ――
01.ツナガルコネクト 3:00 / 3:57
――
――――――――――
―――――――
――――
チガウスガタ♪ チガウカタチ♪
ナノニホントダ!♪
せつ菜「...」...♪
せつ菜「...とても……むにゃ、素敵な……ほぅ、えんして……むにゃ」...♪ ――――――――――
―――――――
――――
――
01.ツナガルコネクト 3:15 / 3:57
――
璃奈の部屋
璃奈(あわわ……曲も終盤になってきちゃった)
璃奈(早く、伝えないと)
璃奈「あのね、せつ菜さん」
せつ菜「なんでしょう?」
璃奈「そ、その……好きな人、のことなんだけど」
せつ菜「あっ、このまま恋話しちゃいますか!?わ、私では少々力不足かもしれませんけど璃奈さんのお話聞きたいです!」ペカー
璃奈「その……うぅ」///
璃奈「っ、その、好きな人っていうのはね?せ、せ……」
せつ菜「せ?」
璃奈「ぁぅ……璃奈ちゃんボード『顔隠し』」///
せつ菜「えぇっ!?」 ――
01.ツナガルコネクト 3:25 / 3:57
――
璃奈(……私は所詮、音楽の中の信号でしかないのに)
璃奈(どうして、こんなに、感情が)
璃奈(せめて、もう少し時間をかけて……心の準備ができれば)
璃奈(きちんと伝えられそうなのに)
――
01.ツナガルコネクト 3:28 / 3:57
――
璃奈(私がこうしている間にもどんどん進んでいっちゃう)
璃奈(うぅ……)
直下3レス以内にコンマゾロ目でせつ菜のパソコンフリーズ ――
01.ツナガルコネクト 3:30 / 3:57
――
璃奈(そんな簡単に思うようにはならないよね)シュン...
璃奈「やっぱり、なんでもない」
せつ菜「えぇっ……すごく、気になりますが……」
せつ菜「でも、仕方ないですよね!璃奈さんの大切な気持ちですから、過度な詮索は控えておきます!」
璃奈「うん……」シュン...
せつ菜(あれ……璃奈さん、少しだけ、ほんの少しだけですが、悲しそうに見えます)
せつ菜(……)
せつ菜「
直下2レス目のコンマが
00〜29 あっ、そうです!そろそろお腹が空いてきませんか?
30〜69 無理強いはしませんが、言えば楽になるかもしれませんよ?
70〜98 縺昴m縺昴m縺秘」ッ縺ォ縺励∪縺励g縺!
99 その……思い違いだったら恥ずかしいのですが、その方って私だったり、なんちゃって せつ菜「無理強いはしませんが、言えば楽になるかもしれませんよ?」
璃奈「え?」
せつ菜「璃奈さん、なにかを我慢しているように見えました」
せつ菜「不思議なんです。本来なら慕う人のお話で、そんなに悲しい顔をしないと思うんです」
璃奈「え……私、悲しい顔してたかな?」
せつ菜「はい。少しだけ、ですが」
璃奈「……」
せつ菜「璃奈さんが持っているはずの『大好き』の気持ち……それを無理やり抑えつけている」
せつ菜「だから悲しい、苦しい気持ちになるのかなと……そう思いました」
璃奈「……すごいね、せつ菜さん」
せつ菜「図星ですか?」
璃奈「……」コクリ
せつ菜「先程も言いましたが、もちろん璃奈さんが言いたくなければ言う必要はありませんが……」
せつ菜「私は、その『好き』の気持ちを押し殺したりしないで欲しいです」
せつ菜「誰もがそういった気持ちを自由に持てる世界が私の理想ですから!」ペカー
璃奈「でも、言えない」 ――
01.ツナガルコネクト 3:46 / 3:57
――
せつ菜「どうして?……と聞いてもいいでしょうか」
璃奈「……」
璃奈(終わる前に、せめて気持ちだけは伝えなきゃ)
璃奈(……っ)
璃奈「だって、私が好きなのは……せつ菜さんだから」 ナナ━━━━━ ⁄/*イ`^ᗜ^リ━━━━━━!!!!!! せつ菜「そうなんですね……!」
せつ菜「って」
せつ菜「え」フリーズ
せつ菜「え///」カチコチ
璃奈「……///」グスン
せつ菜「えっ、えっと、え!?」
せつ菜「わ、わたし、ですか……!?」アセアセ...
璃奈「そう。せつ菜さん……なの」
せつ菜「ちょ、ちょっと、あ、あまりにも突然で気持ちの整理が追いつかなくて」
璃奈「……」グスッ
璃奈「そう、だよね。急にそんなこと言われても、驚かせちゃうよね」
璃奈「でも……ごめんなさい。時間がなくて」
璃奈「……ぅ」グスッ...
せつ菜「……っ」
直下2レス目のコンマが
50 せつ菜(私は……。分かりません)
それ以外 せつ菜:璃奈を抱きしめる 璃奈「……ぐすっ」
――
01.ツナガルコネクト 3:50 / 3:57
――
せつ菜「――っ」ダッ
せつ菜「璃奈さんっ!」ギュッ...
璃奈「っ」ビクッ
璃奈「せつ菜、さん……」ポロポロ
せつ菜「璃奈さんっ……!泣かないで、璃奈さん……!」ギュッ
せつ菜「あまりにも唐突で……それに、私恋愛経験もありませんから」
せつ菜「その……私の反応で傷つけてしまったのなら謝ります」
せつ菜「でも、璃奈さんのお気持ち、決して嫌ではありませんでした」
璃奈「え……」
璃奈「私、女なんだよ……?せつ菜さんも女の子で」
璃奈「私の気持ちは迷惑になると思って……」ポロポロ
せつ菜「そっ、そんな訳ありません!!嬉しいです!」
せつ菜「大好きの気持ちに性別なんて関係ありません!」
せつ菜「璃奈さんの大切な人になれて私は光栄です」
せつ菜「ただ、その……私にはまだ恋愛そのものが分からないので、少しずつ、璃奈さんの気持ちに応えていけたらなと思うのですけど」
せつ菜「それでは……ダメですか?」
璃奈「ぐすっ……ううん。いいっ。……いいっ!嬉しい!」ギュッ せつ菜「良かったです……!」ニコッ
せつ菜「あの、少し前のリーダーシップがあって努力家で笑顔が……というのは私のことだったんですね」
せつ菜「改めて思い返すと、ものすごく恥ずかしいです」///
璃奈「えへへ……でも、本当のことだよ」
せつ菜「っ」///
せつ菜「こんな至近距離で、そんな真剣な眼差しで言わないでくださいよ!」
璃奈「ご、ごめん……つい。嬉しくて」
せつ菜「あの……一つ、伺ってもいいですか?」
璃奈「うん」
せつ菜「璃奈さんが私のどういったところをよく思って下さっているのかは分かったのですが……」
せつ菜「どうして私なんですか?」
璃奈「どうしてせつ菜さんなのか?」
せつ菜「はい。なんというか、きっかけというか……」
璃奈「ええと、それは」
璃奈「せつn▲縺ィ豌励 °縺阪¥縺代」
せつ菜「縺茨シ?」
璃奈(……あ)
――
01.ツナガルコネクト 3:56:02 / 3:57
―― ――
01.ツナガルコネクト 3:56:12 / 3:57
――
ピロリロリーン...♪
アイミーン ノモアハーイディーン♪
せつ菜(えっ!?)
せつ菜(これは……『ツナガルコネクト』?)
せつ菜(お、音……大き……!)ガンガン
璃奈「せつ菜さん!聞いて!」
せつ菜「はっ、はい!」
璃奈「せつ菜さんは今、部屋で音楽を聞いているの!」
せつ菜「えっ――あ」
璃奈「せつ菜さんは、今、%縺輔@縺吶○縺――その、音楽の世界の中にいるの▲縺ィ豌」
璃奈「『ツナガルコネクト』が終わったら、全部何もかも元通り」
璃奈「宣浹貅蝉ソ。蜿キ諱区」
璃奈「せつ菜さんは部屋で目を覚ますの」
イェイイェイ♪
チェーンジーン♪
せつ菜「――ま、待ってください!」
せつ菜「じゃ、じゃあ今までの、璃奈さn薙→縺ョ譎る」
せつ菜「璃奈さんとのことは!?」 こういう目覚めたら忘れてしまう恋愛のお話
何かあった気がするけど名前が思い出せない
ちとスレチですまん 璃奈「半分本当で、半分嘘」
せつ菜「それって……」
璃奈「この世界の私は、せつ菜さんのことが螂ス縺?」
璃奈「っ」
璃奈「螂ス縺?」
璃奈「好き」
璃奈「でもそれは、この物語の中だけのお話」
――
01.ツナガルコネクト 3:56:34 / 3:57
――
せつ菜「でも、そんな……」
璃奈「信じ―繧峨l―ない?」
璃奈「曲が終わって、世界が崩壊し始め縺ヲ繧?―ことが、ここが虚構だっていう証拠になる思う」
せつ菜「……っ」
ピロリロリン-♪
璃奈「遏ュ縺?凾髢薙□縺」縺溘¢縺ゥ縲√○縺、闖懊&繧薙→荳邱偵↓縺?i繧後※繧医°縺」縺?」
璃奈「っ」
璃奈「縺帙▽闖懊&繧?」
せつ菜「……?」
せつ菜「縺ェ繧薙〒縺吶°?」
璃奈(もう、言葉を伝えることもできないんだ)グスッ
璃奈(私は、一曲の間しか生きられない……)
♪サァ、コネクトシヨ♡ せつ菜(分かりますよ!璃奈さん!)
璃奈(え……?せつ菜さん?)
せつ菜(はい!)
璃奈(聞こえてるの?)
せつ菜(聞こえてますよ!)
――
01.ツナガルコネクト 3:56:72 / 3:57
――
せつ菜(璃奈さんの思ってることや感情が……私と繋がって伝わってきたんです)
璃奈(そんな、嘘……)
せつ菜(璃奈さん)ギュッ
璃奈(……せつ菜さん)ギュッ
せつ菜(ここが音楽の中の世界であったとしても、ここにいる璃奈さんと、その気持ちは本物です)
璃奈(せつ菜さん……っ)グスッ
〜♪
璃奈(ありがとう、せつ菜さん)
璃奈(例え私が消えてしまっても、忘れないでいてくれたら)
璃奈(私、嬉しいな)
せつ菜(もちろんです!絶対に忘れません!)グスッ
璃奈(……)グスッ ――
01.ツナガルコネクト 3:56:88 / 3:57
――
ピコピコッ♪
ジャンジャンッ-♪
せつ菜(そっ、その……璃奈さんと繋がったときについ、知ってしまったんですけど)
璃奈(……?)
せつ菜(その……)///
せつ菜(私とキス、したいんですか?)///
璃奈(はぅっ……)///
璃奈(い、言わないでほしかった……恥ずかしい)///
せつ菜(しましょう、璃奈さん///)スッ...
璃奈(っ!だめっ!///)ピトッ
せつ菜(むぐっ……)
せつ菜(どうしてですか……?)
璃奈(せつ菜さんのはじめて、私には受け取れない……)
璃奈(本当の世界の、誰かのためにとっておいてほしい)
せつ菜(ですが、それは璃奈さんの本心じゃないですよね)
璃奈(っ。もう……そんなところまで伝わらなくていいのに……!)///
璃奈(でも、でも……。私はいいの)
璃奈(一緒にいられて、気持ちを伝えられて十分幸せだったから) せつ菜(私は……)
せつ菜(私は、璃奈さんの気持ちに応えるって決めたんです)
せつ菜(今なら私の気持ちがきっと分かりますよね、璃奈さん)
璃奈(……っ)
璃奈(で、でも……)
せつ菜(でももへちまもないです!)
せつ菜(私が、璃奈さんとキスしたいんですっ!)///
せつ菜(それでは、いけませんか?)///
ハズムココロ! トブヨウナテンション♪
サァ、コネクトシヨッ♡
璃奈(……)///
璃奈(……///)フルフル
せつ菜(……)ギュッ
璃奈(……大好き)ギュッ
せつ菜(ありがとうございます、璃奈さん)
せつ菜(私も璃奈さんのこと、大好きですっ!)ギュッ
せつ菜・璃奈(……///)チュッ
――
01.ツナガルコネクト 3:56:95 / 3:57
―― 璃奈(せつ菜さんの唇、やわらかい)///
せつ菜(っ!も、もう!そんなこと言わなくていいじゃないですかっ!)///
璃奈(えへへ……ありがとう)
せつ菜(……)ニコッ
――
01.ツナガルコネクト 3:56:98 / 3:57
――
璃奈(……もう時間みたい)
せつ菜(えっ、そっ、そんなっ!)
せつ菜(まだまだ一緒にいたいです!)ギュッ
璃奈(私も、まだ一緒にいたい)ポロポロ
璃奈(せつ菜さん)
せつ菜(はっ、はい!)
璃奈(大好き♪)ニコッ♡
せつ菜(――!!)///
せつ菜「縺?▲縲―いっ、今璃奈さん笑っ――」
ピーッ♪
――
01.ツナガルコネクト 3:57 / 3:57
――
停止 ――――――――――
―――――――
――――
せつ菜「んっ……ここは」
せつ菜「私の部屋です……」
せつ菜「本当に璃奈さんの言っていた通り……」
せつ菜「……うっ」グスッ
せつ菜「り、りなさ……ぐすっ」ポロポロ
せつ菜「最後に、最後に」
せつ菜「あんな最高の笑顔をするなんてずるい」
せつ菜「ずるいですよぉっ……」グスッ ――――――――――
―――――――
――――
虹ヶ咲学園
せつ菜「……」スタスタ
結局あれから何度『ツナガルコネクト』を聴いても、あの世界に飛ぶことはできませんでした。
むしろ聴けば聴くほど、胸が苦しくなって、言葉に表せない想いが募るばかりでした。
そもそも、音源を勧めて下さったのも璃奈さんでしたが、これから私は璃奈さんに対してどう接すればいいんでしょうか……?
ああっ、やめです!
璃奈さんの顔を思い浮かべるだけで気がおかしくなってしまいそうです!
こちらの璃奈さんとあちらの璃奈さんは違うと分かっていても、同好会の扉を開けたらいるはずの璃奈さんが、
またあの続きを――。
いえ……ダメですね。それではどちらの璃奈さんにも失礼です。
でも、少しだけ。少しだけそんなことを期待してしまう自分もいて。
そうこう考えながら歩いているとすぐに同好会のドアの前に到着してしまいました。
せつ菜「はぁ……」
せつ菜「本当、どんな顔をして璃奈さんに会えば……」 カチャリ...
せつ菜「お疲れさまです!皆さん!」ニコッ
せつ菜「って、りっ、璃奈さんだけでしたか」アセアセ...
璃奈「うん。たまたまクラスのホームルームが早く終わって。せつ菜さんも早いね」
せつ菜「そっ、そうですかね……?」
ただ。
確実に言えることは、もっと璃奈さんと仲良くなりたいということ。
せつ菜「あっ、あの!」
璃奈「?」
せつ菜「今度、一緒にお泊まりでアニメでも見ませんか!?」
せつ菜「一緒にぜひ見たいシリーズがあるんですよ!」
璃奈「せつ菜さんと二人でお泊まり?」
せつ菜「そうです。い、嫌ですか……?」
璃奈「嫌じゃない」
璃奈「むしろ……」ボソッ
せつ菜「良かったです!じゃあ早速日程を決めましょう!」ペカー
璃奈「うん♪」ニコッ
終わり 乙、せつりなに可能性感じるssだった
ところで僕も20万のヘッドホン使えばりなりーとお泊りできるんですかね? りなりーは覚えてるのか、それともあの世界のりなりーと同じ気持ちを抱いてるのか、色々想像できるね μ'sのからもう6年なるのか…
これも面白かった
乙 スレタイからしてギャグエロSSかと思った
なんだこのいい話は…すげえよかった 良い意味でスレタイ詐欺だろこれ
せつりないいな〜良SSだった乙 ラ!世界のツナガルコネクトは3:56-3:57の僅か1秒間にイントロからラスサビまでの歌詞が流れて、>>63-74の会話のやり取りができるらしい せつ菜が買ったというヘッドホン、調べたら20万とかするのかよ ソニーは悪くない選択肢だとは思うが
自分で買うならAKGかSHUREかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています