にこ「生写真」
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穂乃果「大変。大変だよ〜」
にこ「何よ。騒がしいわね」
穂乃果「だって大変なんだよ」
絵里「落ち着いて。何があったの?」
穂乃果「例のアイドルショップでμ'sの生写真が売られてたの」
絵里「えぇ!!?」
にこ「なんですって!!?」 穂乃果「だから!μ'sの生写真がね」
にこ「それは分かってるわよ」
穂乃果「聞き直して来るから」
絵里「生写真って…私のも?」
穂乃果「そりゃあもちろん。絵里ちゃんのあられもない姿を激写されてるよ!!!!」
絵里「あられもない姿なんて人前で見せた覚えないんだけど」
にこ「そりゃあ隠し撮りされてるんだから気がつかないだけでしょ。で?にこのもあったのよね?」
穂乃果「うん。あったよ」 にこ「なによそれ。困るわね〜」
絵里「全然困ってる様に見えないんだけど。嬉しそうじゃない」
にこ「嬉しかなんかないわよ〜」
絵里「もう困るわ。許可も無しに…」
穂乃果「ね〜。絵里ちゃんの写真はえらい金額で売ってたんだよ」
絵里「え?いくら…?」
穂乃果「5」
絵里「5千円?」
穂乃果「それだと0が一個少ない」
絵里「5万円!!!?」 にこ「プロのアイドルの生写真でも滅多にそんな金額しないわよ?」
絵里「5万円って…一体どんな写真を…怖いんだけど…」
穂乃果「それがさ。絵里ちゃんがフランクフルトを食べてるだけの写真なんだよ」
絵里「……最低」
穂乃果「最低なの?」
絵里「いや…そりゃあまあ……ほら!盗撮だし」
穂乃果「確かにね〜」 にこ「にこは?にこの写真は?」
穂乃果「これ」
にこ「え?」
絵里「持ってるの?なんで?」
穂乃果「回収して来たんだよ。ちゃんと買って」
絵里「買ったの?て言うかにこカメラ目線じゃない…」
にこ「本当だ。良く撮れてるわね〜。やっぱり可愛いわ〜」 ことりちゃんが口元についたクリームをなめとってる写真とかもすごい値段つきそう 絵里「お金は大丈夫なの?」
にこ「本当よ。回収してくれたのはありがたいけど」
穂乃果「まあなんとかね」
絵里「………いくらしたの?」
穂乃果「あ〜…390円」
絵里「あっ…」
にこ「…ん?」
穂乃果「いや〜…今月が漫画の新刊の発売月じゃなくて良かったよ」
にこ「えっと…ごめんね。にこに気を遣わせない様に低い金額を言ったんでしょ?」 穂乃果「いや…本当に」
にこ「いやいや」
穂乃果「あははは」
にこ「なんで?」
穂乃果「いや〜…ね?」
にこ「どうしてよ!!!どうして絵里の写真が5万でにこの写真が390円なのよ!!!てか390円にしてちょっと安く見せようとしてる所がまたムカつく」
絵里「シャルパンティエ効果ね」
にこ「いや知らないけど」 シャルパンティエ効果思わずググってもうたがな、これは草 穂乃果「まあ…でもほら?390円だから私のお小遣いで回収出来た訳だしさ」
絵里「そうよ。良かったじゃない?」
にこ「絵里は良いわよね?5万円だもんね。男に媚びた写真で5万円」
絵里「媚びてなんかいないから!!!カメラ目線でポーズ撮ってる人に言われたくないわね」
穂乃果「確かに」
にこ「くっ…カメラ写りが悪かったのかしら…」
絵里「さっき自分で可愛く撮れてるって言ってたじゃない」 穂乃果「まあまあ。そんなガッカリする事ないよ。私の写真だって安かったから」
にこ「穂乃果の写真が?」
穂乃果「うん」
にこ「いくらだったの?」
穂乃果「500円。ワンコインだよ?ほらこれ!」
にこ「それでも私より高いじゃない。こんな…こんなアホ面で欠伸してる写真と110円の差がどこにあるのよ?」 絵里「カメラ目線が良くなかったのかもね」
にこ「カメラ目線が?」
絵里「プライベートで自然な感じの写真が欲しかったんでしょ?カメラ目線じゃプロマイドと差はないものね」
にこ「あ〜…なるほど!にこのプロ意識が邪魔をしたと!」
絵里「え?あっ、うん」
穂乃果「確かにみんな自然な感じの写真ばっかりだったもんね」
絵里「そうでしょ?」
にこ「そっか。それなら納得いくわ」 穂乃果「良かったね」
にこ「そうね。良かないけどね」
絵里「で?他の皆んなの写真は?」
穂乃果「あ〜流石に枚数が多くて買えなかったよ」
にこ「ちなみに絵里以外で一番高かったのは誰なの?」
穂乃果「海未ちゃんだよ」
絵里「へ〜海未ね〜。本人が知ったら凄い騒ぐわね…」
にこ「どんな写真だったの?」 穂乃果「海未ちゃんが居眠りしてる写真だよ。ハンバーガーショップで。2500円だった」
絵里「それ…身内に犯人居ないわよね?」
にこ「流石に居ないでしょ。居たらバレるって」
絵里「そうね」
穂乃果「2500円は手が出ないよね〜。でもあの写真があれば授業中居眠りしてる所を海未ちゃんに見つかった時に使えるのにな〜」 絵里「寝ない努力をしたら?」
にこ「海未が一番高いのは分かったわ。まあ居眠りしてる所はなかなかレアだもんね。あとは?」
穂乃果「後の皆んなはすっとこどっこいだね。似たり寄ったり」
絵里「どっこいどっこいね」
にこ「すっとこどっこいはあんたよ」
穂乃果「え〜へへ」
絵里「照れる所じゃないわよ」 絵里「にしても他の写真も放って置く訳にはいかないわね」
穂乃果「でもさっきも言ったけど枚数多いから全部は買えないよ?」
絵里「いや…あのね…」
穂乃果「まあでも、そんな事もあろうかと」ガサゴソ
にこ「え?何よ?まだ何かあるの?」
穂乃果「フランクフルト買って来たよ!さあ絵里ちゃん。これを咥え…」
絵里「そうね。これで資金を…ってそんな事する訳ないでしょ!!!」
にこ「わー絵里のノリツッコミ」 亜里沙がお姉ちゃんの写真と交換で海未の写真を買い占めてそう 海未「はい。じゃあペアになって」
穂乃果「花陽ちゃん一緒にやろ〜」
花陽「うん」
海未「では凛は私と」
凛「え?」
希「真姫ちゃん。一緒にやろうか」
真姫「良いけど…珍しいわね。あ〜今日は絵里が休みだから」
希「ちゃうよ。真姫ちゃんと一緒にやりたかっただけよ」
真姫「はいはい。嬉しい嬉しい」
希「えへへ。じゃあ背中押して貰っていい?」 真姫「押すわよ?」
ギュ
希「あ〜〜…ええわ〜効くわ〜」
真姫「希ってばおじさんみたい」
希「だって気持ち良いんやもん〜」
真姫「はい。終わり」
希「え〜もう終わりなん?」
真姫「終わりよ。交代」
希「は〜い」 真姫「じゃあよろしく」
希「うん。押すよ〜」
ギュ
真姫「……ん…んん…」
希「………」
ギュ
真姫「…あっ……んふ…んん…あっ…」
希「……」
真姫「ん…」
希「……真姫ちゃん?」
真姫「何?」 希「ウチの事誘ってる?」
真姫「………は?」
希「いや…ウチ基本的に恋愛対象は男の子になると思うんやけど真姫ちゃんだったらちょっとオッケーかなみたいな?けど流石に青空の下でって言うのは…」
真姫「……何を言ってるの?」
希「だって…真姫ちゃんがエッチな声出して誘って来るから」
真姫「出してないわよ!!!そんなの!!!」 希「え〜でもな〜」
ギュウ
真姫「ああっ…」
希「ほら!」
真姫「柔軟体操してるんだから声がこぼれるのは仕方ないでしょ!!!」
希「え〜仕方ないかな?柔軟しててもあんないやらしい声なんて出ないと思うけど」
真姫「いやらしくないわよ!他の皆んなを見てみなさいよ」 海未「押しますよ〜」
ガッ
凛「にゃぁぁぁぁ。痛ぁぁぁぁ。折れ…折れるにゃぁぁぁぁ」
海未「大丈夫です。頑張って下さい」
凛「大丈夫じゃなぁぁぁぁ」
真姫「……」
希「ほら?」
真姫「あれは特別よ」 希「凛ちゃん可哀想やなあ」
真姫「そんなのどうでもいいから早くして」
希「え?何を?」
真姫「ストレッチの続きよ」
希「あ〜ストレッチの方ね」
真姫「他に何があるのよ。まったく」
希「じゃあ行くよ。えい」
ギュ
真姫「あっ…ん…」 希「………」
ギュ
真姫「ああ…」
希「…やっぱり誘ってるやろ」
真姫「なんでよ!誘ってなんかないわよ!しつこいわね」
希「……ワシッ」
むにゅ
真姫「あ…って何してんのよ」
希「なんとなく」
真姫「なんとなくで人の胸触んないでよ」 希「んふふ」
真姫「なに笑ってんのよ」
希「ごめんごめん。さっ、どっちが上になろうか?」
真姫「だからそんな事しないって言ってるじゃない!だいたい上も下もないでしょ。どっちも女なのに」
希「え?」
真姫「…え?」
希「いや…柔軟の話やけど?背筋伸ばす為に……え?何の事だと思ったん?」
真姫「……なんでもないわよ」カァァァ
希「顔真っ赤だよ」 穂乃果「でね〜それでさ〜」
ことり「うん」
海未「……」ガタッ
穂乃果「あれ?海未ちゃんどこ行くの?」
海未「…ちょっとお花を摘みに」
穂乃果「……なんで?」
ことり「穂乃果ちゃん!!?」 海未「何でと言われても…」
穂乃果「え?理由もなく行くの?いつからそんなメルヘンな感じになっちゃったの?」
海未「は?」
穂乃果「て言うかそんなに花好きだっけ?」
ことり「あの…穂乃果ちゃん」
穂乃果「何?」
ことり「多分トイレの事だと思うよ?」 穂乃果「トイレ?」
ことり「おトイレに行く事をお花を摘みに行くって言うでしょ?」
穂乃果「え?私言わないよ?」
海未「言わないですか?」
穂乃果「うん。私がお花摘みに行くって言う時は本当にお花を摘みに行く時だけだよ」
海未「そうですか。穂乃果はそうなんでしょうね」 穂乃果「普通にトイレ行くって言って方が話が早くない?」
海未「普通の人はあれで伝わるんですけどね」
穂乃果「そうかな〜?なんで遠回しに言うの?」
海未「あまり人前で言う事でもないでしょ」
穂乃果「別に隠す事でもないじゃん。皆んな知ってるよ?どんなに美人だっておしっこもうんこもするって事を」
海未「あなたは少し隠した方が良いと思います」
ことり「あはは」 穂乃果「そもそもなんでお花を摘むなの?」
海未「元々は登山用語なんです」
穂乃果「へ〜」
ことり「そうなんだ」
穂乃果「登山用語なのはいいけどなんでお花を摘むなの?」
海未「その…女性の…姿がお花を摘んでる姿に似てるからと」
穂乃果「姿が?」
海未「分かるでしょう?」
穂乃果「分かんない。海未ちゃんの口から聞くまでは」 海未「絶対分かってるじゃないですか」
穂乃果「え?じゃあさ男の人の場合はなんて言うのかな?男の人がしてる姿はお花を摘んでる様には見えないけど」
ことり「男の人は普通にトイレじゃないのかな?」
穂乃果「え〜そうなの?なんかないのかな?男の人の場合は花に水をやるとかどう?」
ことり「どうって言われても…」
穂乃果「種蒔きしてる様にも見えかもね!あっ!でもそれだと他の意味に聞こえて来ちゃうかもね〜。あはははは」
ことり「ははは…」
海未「全然面白くないんですけど。男性の場合は雉を撃つと言うんです」
穂乃果「へ〜……なんでそんな事知ってるの?」 海未「……一般教養の範囲です」
穂乃果「ことりちゃん。教養無いって言われてるよ?私達」
ことり「え?私も?」
穂乃果「なんで私だけだと思うの?」
海未「それは穂乃果の頭の中がお花畑だからじゃないですか?」
穂乃果「確かに今トイレの話で頭はいっぱいだけども。お花畑じゃないよ」
海未「いや意味がわかりません」
ことり「あの〜」
海未「なんですか?」
ことり「海未ちゃん…おトイレいいの?」
海未「へ?あっ…行ってきます」
穂乃果「お土産よろしく」
海未「穂乃果の脳内に似合うお花を摘んできますよ」 ことほのうみをよく理解してないとここまで書けない
こりゃ只者じゃない 穂乃果「雨降ってるね〜」
花陽「そうだね」
穂乃果「花陽ちゃんさっきから何読んでるの?」
花陽「ファッション雑誌だよ。好きなアイドルが表紙を飾ってたんだ」
穂乃果「へ〜…これターゲット層私達よりちょっと上だよね?」
花陽「え〜そうかな?」
穂乃果「そうだと思うよ」
花陽「え?なんで?」 穂乃果「だってセッ○ス特集って書いてあるし」
花陽「違うよ」
穂乃果「え?違くないよ」
花陽「そうじゃなくて。それが目的で買った訳じゃないからね。見てないし」
穂乃果「見てないの?なんで?」
花陽「なんでって…恥ずかしいし」
穂乃果「またまた〜。そんな事言ってたらいざって時に困るよ〜。あっ!その為の特集か!」
花陽「いざって何…」 穂乃果「ね!ちょっと見ようよ」
花陽「え?でも…私…こう言うのは…」
穂乃果「まあまあ。いいじゃ〜ん」
絵里「も〜さっきからうるさいわよ」
穂乃果「あ〜ごめんね」
絵里「こっちは作業中なんだから。…………海未が」
海未「………」ブツブツ
穂乃果「完全に自分の世界に入り込んでるね」
絵里「凄いわよね。よくこんな騒がしい中で作詞なんて出来るわよね。私なら無理」 穂乃果「凄いよね。良くも悪くも」
絵里「本当に。て言うか何を騒いでたの?」
穂乃果「あ〜花陽ちゃんが買ってきた雑誌がね」
花陽「いやあの違うの」
絵里「まだ何も言ってないけど。あ〜…あなた達にはまだ早いわね」
穂乃果「そんな事ないよ」
絵里「そんな事あります」 実際高校生だとちゃんと知識を持っておかないとだよね。自分の身を守るために ファッション雑誌の特集でそういうのがあるか知らないけど 穂乃果「とか言ってさ〜絵里ちゃんだって興味あるんじゃないの?」
絵里「無いわよ!!!」
穂乃果「絵里ちゃんだってさ〜来年大学生なんだよ?そんな事言ってられないよ?」
絵里「余計なお世話よ」
穂乃果「そうかな?どう思う?」
花陽「私に聞かないで…」 絵里「こう言うのはある程度経験ある人が次のステップに進む為の特集なの」
穂乃果「まるで自分は経験あるみたいに」
にこ「ね〜さっきから何の話をしてるのよ?」
絵里「ガス溶接による金属接合技術の向上についてよ」
にこ「へ〜何それ。つまんなそ。あっ、希〜」
穂乃果「なんであんな嘘ついたの?ある意味接合技術の向上ってのは嘘じゃなけども」 絵里「厄介でしょ」
穂乃果「厄介かな?」
絵里「厄介なの。はい。この話は終わり」
穂乃果「え〜まだ終わってないよ。終わってないよね?花陽ちゃんだってまだ話したいって」
絵里「そうなの?」
花陽「違うよ!?私は全然だよ!!?」
穂乃果「でもこの本を買って来たのは花陽ちゃん。セッ○ス特集を買って来たのは花陽ちゃん」
絵里「そうだけど」
花陽「あの…絵里ちゃん」 絵里「花陽。別に興味がある事は悪い事じゃないの」
穂乃果「じゃあいいじゃん」
絵里「穂乃果は黙ってて。あのね花陽。こう言うのは場所を選んで読むべきだと思うの」
穂乃果「絵里ちゃんは場所をちゃんと選んでると?」
絵里「そうよ。いや違う。そもそも読んでないから。あくまで一般論を言ってるだけ。私は興味無いって言ってるでしょ」
穂乃果「でもコソコソ読んでる方がいやらしいじゃん。こんなの保健の勉強だと思ってさ」 絵里「どこの世界に前……キスの仕方から教える保健体育があるのよ?」
穂乃果「読んでないのによく分かるね」
絵里「そこで開いてると嫌でも目に入ってくるのよ」
穂乃果「でも本当大事な事だと思うよ。いざって時に失敗したら最悪だもん」
絵里「そうやって皆んな大人になって行くの」
穂乃果「なんでさっきから経験あるみたいな言い方するの?あるの?」
絵里「それセクハラだから」
穂乃果「ズルいなぁ。それが大人になるって事なの?」
絵里「違う…」 (#`8´#) 穂乃果ちゃんにはいざってときなんて無いちゅん!! 穂乃果「さっ、花陽ちゃん。論破出来たし続きを」
花陽「え?今論破出来てたかな?」
穂乃果「多分ね」
絵里「こっちはされた覚えないわよ」
花陽「あのエロちゃん…じゃなかった。絵里ちゃん…」
絵里「花陽…」
穂乃果「そこ間違えるかな…」 穂乃果「にこちゃん」
にこ「ん?何?」
穂乃果「手相見てあげようか?」
にこ「手相?」
穂乃果「うん。これ手相の本!希ちゃんのお墨付きだよ」
にこ「へ〜面白いじゃない。占わせてあげてもいいわよ」
穂乃果「凄い上から目線だねか。手貸して」
にこ「はい」
穂乃果「どれどれ…ん〜?あれ?」
にこ「何よ?」
穂乃果「あっ、ごめん。左手の方貸してよ」 にこ「んあ?なによ。こっちの手だったの?」
穂乃果「手だったの」
にこ「はいよ」
穂乃果「どれどれ…ふむふむ」
にこ「スターの線でも入ってた?」
穂乃果「明日死ぬかも」
にこ「はあ?嘘吐きなさいよ。手相ってそう言うんじゃないでしょ」
穂乃果「次、真姫ちゃん!」
真姫「何?」
にこ「ちょっと!!!」 穂乃果「私達の話聞いてた?」
真姫「聞いてない。手相とか興味無い」
穂乃果「聞こえてたんじゃん。手貸して」
真姫「だから興味無いって」
穂乃果「まあまあ。そう言わずに」
真姫「勝手にすれば」
にこ「ねえ?さっきの何だったの?ねえ?」
穂乃果「どれどれ…お〜」
真姫「なに?」
穂乃果「真姫ちゃんの手ってすべすべだね〜。ずっと触ってたい」
真姫「…帰る」
穂乃果「うそうそ。ちゃんと見るから。えっと…真姫ちゃんは…」
真姫「なによ」
穂乃果「エロ線が濃いね」
真姫「はあ?」
穂乃果「ほら!ここエロ線なんだけどくっきり」 >>68
「そうかな?どう思う?」とか聞くのめっちゃ穂乃果っぽくてすき エロ線って調べてみたら変わった場所に出るんだね。ある人あまり多くなさそう 真姫「嘘吐きなさいよ。そんな訳ないじゃない」
穂乃果「そんな訳あるんだよ。ここのこの線がエロ線なの。分かる?」
真姫「分からないわよ」
にこ「そんな事より私の…」
真姫「にこちゃんは黙ってて」
にこ「はあ?」
真姫「だいたい手相なんて科学的根拠もないんだから」
にこ「じゃあ何でムキになってるのよ」 穂乃果「そうだ〜」
真姫「それは…変な言い掛かりを付けられたら嫌に決まってるじゃない」
穂乃果「変な言い掛かりじゃないよ。手相占いだよ」
真姫「それが変な言い掛かりって言ってるのよ。そんな手の皺なんかで私の事を決めつけて欲しくない」
穂乃果「そんな事言われても」 真姫「じゃあ何?穂乃果とにこちゃんにはバカ線でもあるの?手相が本当ならなきゃおかしいわよね?」
にこ「あんた何が言いたいのよ?」
穂乃果「遠回しににこちゃんの事をバカって言ってるんだよ」
真姫「直接的に言ってるつもりなんだけど」
にこ「あんたね〜バカは穂乃果だけよ」
穂乃果「私もバカじゃないよ」
にこ「いやあんたはバカよ」
穂乃果「て言うかそもそもバカ線なんて手相ないし」 にこ「そうよ。そんなの無いのよ」
穂乃果「まあまあ真姫ちゃん。機嫌直してよ。たまたまエロ線があっただけで他に良いのがあるかもしれないからさ〜」
真姫「もういいから。本当に興味無いし」
穂乃果「まあまあ。そう言わずにさ。その綺麗な手を見せてよ。ね?」
真姫「な、何よそれ」
穂乃果「えへへ。そう言って見せてくれる真姫ちゃんの事好きだよ」
真姫「バカじゃないの」 穂乃果「おっ!真姫ちゃん凄いよ」
真姫「何が?」
穂乃果「覇王線あるよ!」
真姫「覇王線?」
にこ「なによそれ?」
穂乃果「その名の通りだよ。覇王だよ覇王。覇者の王だよ。天才だよ」
真姫「へ、へ〜。そうなの」
穂乃果「そうなんだよ。……嬉しい?」
真姫「べ、別に」
にこ「嬉しそうじゃない」
真姫「まあ…悪い気はしない」
にこ「でもあんたエロなのよ?」 真姫「違うわよ」
にこ「覇王受け入れるならエロも受け入れなさいよ」
真姫「イヤよ」
にこ「なんで都合の良い方だか受け入れるのよ」
真姫「別に受け入れてなんか」
にこ「受け入れたじゃない。信用しないとか言って嬉しそうだったじゃない」
真姫「そんな事ないから」
にこ「悪い気しないって言ったじゃない」 さすがにバカ線はないけど知能線はあるからそっちがアレなのかもしれない まきちゃんの手にあるのは彼氏いない17年の世界線かな 真姫「悪い気はしないわよ」
にこ「じゃあエロも受け入れなさいよ。あんたはエロいのよ」
真姫「そんな事ないわよ」
にこ「そんな事あるのよ。あんたはエロなのよ。エーロ!エーロ!」
真姫「違うって言ってるじゃない」
にこ「違くないですー。じゃあなんで喜んだんですかー?」 穂乃果「凄いなぁ。まるで小学生みたいな煽り方」
にこ「真姫のエ〜ロ〜」
真姫「しつこいわね」
バシッ
にこ「ぐへっ」
穂乃果「うわ〜…これはキツい」
真姫「ふん。にこちゃんがしつこいのがいけないのよ」
にこ「………」
穂乃果「にこちゃん大丈夫?……あれ?脈がないよ?あっ!そう言えばにこちゃんの手相…」
にこ「生きてるわよ!!!」
真姫「脈の測り方くらい覚えておきなさいよ」
穂乃果「えへへ」
にこ「手相も見方間違えてたんじゃないの?」 ことり「絵里ちゃんって本当に身体柔らかいね〜」
絵里「ことりだって柔らかいじゃない」
ことり「スタイルも良いし美人だし。えいっ」
絵里「も〜ことりったら。急に触らないでよ」
希「いや〜眼福やなぁ」
凛「巨大ロボット?」
穂乃果「それはガンダムだよ!凛ちゃん!」
希「にしてもえりち、ウチがわしわししたら怒る癖にことりちゃんには優しいなぁ」
絵里「希はやらしさを感じるのよ」
希「あれ?聞こえてた?」 穂乃果「絵里ちゃんは良いな〜。ナイスバディで。ね〜にこちゃん?」
にこ「は?なんでにこに聞くのよ!!!」
穂乃果「えへへ。絵里ちゃん見てて思ったんだけどさ〜」
絵里「え?何?」
穂乃果「おっぱいってなんで2個なんだろうね?」
絵里「……私を見て思ったの?」
穂乃果「うん。なんでだと思う?」
凛「3個も必要ないからじゃない?」 穂乃果「じゃあ1個でよくない?」
凛「1個だと双子が生まれた時困るんだよ」
穂乃果「あ〜なるほど。確かに」
にこ「じゃあ三つ子が生まれたらどうするのよ」
穂乃果「それは…稀だし」
希「あのなぁ。おっぱいが二つある理由はな」
穂乃果「え?希ちゃん知ってるの?」
希「勿論!両手でおっぱいをわしわしする為に決まってるやん。一つだと片手が余るし三つだと手が足りないやろ?」
穂乃果「三つだったら口を使えば良いんじゃない?」
希「なるほど。どう思うえりち?」
絵里「いや知らない」 凛「口は一つなんだよね〜。目も耳も鼻の穴も二つあるのに口は一つ」
穂乃果「二つあったら一人でハモる事が出来るのにね」
にこ「確かに。それは言えてる」
絵里「喉が一つなんだから無理でしょ…」
穂乃果「あ〜そっか」
凛「鼻の穴は二つで良かったよね。鼻詰まりした時に一つだったら地獄だもん」
穂乃果「二つあっても片方詰まったら地獄だよ」
凛「一つだったら尚の事地獄だよ」 希「じゃあ天才バカボンに出てくる本官さんは大変やろうね」
穂乃果「だね。あっ!口が二つあったらさ!美味しい物を同時に食べる事出来るよ!」
凛「そんなのかよちんが聞いたら怒り狂うよ?」
穂乃果「それは怖いなぁ」
希「怖いなぁ」
穂乃果「おしっこをする所とその…ねえ?あれはなんで同じ所にあるんだろうね?ねえ絵里ちゃん?」
絵里「何言ってるか分からないし分かりたくもないしなんで私に聞くの?」 にこ「確かに。生殖器と排尿する場所は別々に分けるべきよね?」
絵里「…別々でしょ…何言ってるのよ…」
穂乃果「え?そうなの?知ってた?」
にこ「いや…」
絵里「大丈夫?あなた達…」 穂乃果「全員?」
絵里「全員よ。女性はね」
にこ「男は違うの?」
絵里「男性は…まあ…出る所は一緒だけど…」
穂乃果「なんで絵里ちゃんそんな事知ってるの?」
絵里「逆になんで知らないの?」 穂乃果「ちゃんと保健体育も点数悪いんだよ!」
絵里「自慢出来る事じゃないけど」
希「えりちは保健体育得意やもんな」
絵里「得意じゃありません」
穂乃果「ことりちゃんも点数良かったよね?」
ことり「え?」
にこ「好きそうだもんね〜」
ことり「そ、そんな事ないよ」 穂乃果「じゃあ男の人もちんちん二つだったら良かったのにね。おしっこ専用とさ」
希「二つもあったらパンツ履くの大変やろ」
穂乃果「確かに。一つでも邪魔そうだけど。あれどうなんだろうね?だって…窮屈そうじゃない?」
希「最初から生えてるし慣れてるんやないの?」
穂乃果「大きい人とか大変そうだよね」 希「ん〜まあ男の人から見たら女性のおっぱいだって窮屈そうに見えるんやない?なあにこっち?あっ…ごめん」
にこ「は?何?は?なんで謝ったのよ」
凛「あははは」
にこ「あんた笑ってるけどこっち側だからね?」
穂乃果「でもさ〜よくよく考えたら金玉は二個あるんだよね」
絵里「また話戻すの?」 穂乃果「だって金玉って…」
絵里「それやめない?」
穂乃果「金玉?」
絵里「…そうよ」
凛「じゃあゴールデンボールだね!」
穂乃果「凛ちゃん!ゴールデンボールスだよ!複数形なんだから!」
希「正確にはボールの複数形はボールズやけど」
穂乃果「あ〜そうだっけ?英語って難しいね」
凛「英語なんてアイラブユーとヘルプミーさえ覚えとけば生きていけるにゃ!」
穂乃果「ヘイタクシー!も覚えておいた方がいいよ」 絵里「もっと覚えた方が良いと思うけど…」
穂乃果「まあまあ。英語の話は置いといて。ゴールデンボールのね」
絵里「ゴールデンボールじゃなくてテスティクルだけどね」
穂乃果「何が?」
絵里「いや…英語で…」
穂乃果「へ〜絵里ちゃん博識だにゃ〜」
凛「うん。博識にゃ〜」
希「流石保健体育が得意なだけはあるにゃ〜」
絵里「違っ…」
ことり「え、英語が得意なんだよね?」
絵里「…イエス」 英語が得意でも、睾丸を知ってるのはわざわざ調べないと覚えなさそう 絵里ちゃんがいつどこでその単語を覚えたのか…私気になります! 真姫「ねえ海未」
海未「なんですか?」
真姫「今週の日曜日暇空いてたりしない?」
海未「空いてますよ」
真姫「本当!」
海未「はい」
穂乃果「あっ!私も空いてるよ〜」
真姫「へ〜そう。これチケットが二枚あるんだけど良かったら一緒に行かない?海未」
海未「チケット?」
穂乃果「私も暇だよ!ねえ!」 真姫「クラシックのコンサートよ?来たって寝るでしょ?」
穂乃果「行ってらっしゃい!」
海未「クラシックですか。私で良いんですか?」
真姫「うん。曲作りの勉強にもなると思うの」
海未「じゃあお言葉に甘えて」
真姫「じゃあ決定ね。チケット先に渡しておくわ。はい」
海未「ありがとうございます。へ〜セッ……サックスですか。良いですね」
真姫「え?」
穂乃果「え?」 穂乃果「ん?」
海未「ん?」
穂乃果「え?」
海未「…………どうしました?」
穂乃果「こっちのセリフなんだけど」
海未「何が?」
穂乃果「今、完全にサックスじゃなくてセックスって言おうとしたでしょ?」
海未「破廉恥です」
穂乃果「いやいやいや。どの口が言ってるの?」 海未「なんですか!!!!」
穂乃果「大声で誤魔化したって無駄だよ」
海未「……何も誤魔化してないですけど」
穂乃果「いやだって言ったんじゃん。セックスって言ってたよね?」
真姫「……私に聞かないで」
穂乃果「ほら!否定はしないじゃん」
海未「肯定もしてませんから」 穂乃果「いや…言ったよ。正確には言いかけただけど」
海未「言ってません」
穂乃果「へ〜セックス……サックスですか」
真姫「わっ、モノマネ上手いわね。流石幼馴染…」
海未「人の声色で変な事言わないで下さい!!!そんな事言ってません!!!」
穂乃果「いやらしい単語大好きです」
海未「やめろと言ってるでしょう」 穂乃果「ちょっ、タンマ…手を出すのはダメだよ」
海未「仕方ないですよね?手を出しても」
真姫「え…知らない」
穂乃果「暴力はどんな状況でもダメだから」
海未「私…言ってませんよね?」
穂乃果「言ってない言ってない。海未ちゃんはセックスなんて言ってない」
海未「ん?」
穂乃果「いや…本当に言ってないです。私の勘違いでした。本当に申し訳ありませんでしたーー」
海未「分かればいいです」 穂乃果「は〜……肝が冷える…」
真姫「バカね本当に。まっ、これ以上海未をムラムラ…イライラさせない事ね」
穂乃果「え?」
海未「え?」
真姫「……海未。殴って良いわよ」
穂乃果「え?私何もしてないのに…」 このシリーズいつもおもしろいなあ
コント作家とかなんかな? 絵里「さて、今日もがんばろ」
ガチャ
穂乃果「こんな感じ?」
花陽「わ〜…」
ことり「うん。似合ってるよ」
絵里「…何してるの?」
穂乃果「あっ!絵里ちゃん!見て見て!今ファッションショーしてるんだ!」
絵里「なんてもの着てるのよ?」
穂乃果「これ?なんだっけ?童貞を殺害した時に着る服だっけ?」
絵里「刑事事件じゃない…ある意味勝負服ね。聞いた事はあるけど…誰が持って来たの?」 穂乃果「こう言うのは大抵ことりちゃんだよ」
ことり「あの…穂乃果ちゃんが言いたいのは服を持ってくるのは大抵私って事で…この服はバイト先で頂いたのを持って来ただけで」
絵里「バイトって…今何してるの?」
ことり「前と変わらないよ。メイド喫茶だよ〜」
絵里「メイド喫茶でその服を?大丈夫?風営法に引っ掛からない?」
ことり「うちのお店はちゃんと許可がおりてるし基本この服は着ないから〜」
穂乃果「じゃあなんでこの服用意したんだろうね?」
絵里「私は基本って言葉が気になるんだけど」
ことり「とにかく健全なお店だから!」 絵里「もう…海未が来たら騒ぐわよ」
穂乃果「確かに。それは困る」
ガチャ
海未「ごきげんよう…穂乃果…」
穂乃果「ほら!絵里ちゃんが噂するから」
絵里「人のせいにしないでよ」
海未「なんて格好してるんですか」
穂乃果「…童貞を殺す為の服だよ」
海未「警察呼びますか?」
穂乃果「違う違う。そう呼ばれてるだけで殺人罪なんて犯してないから」
海未「そんなの分かってます。この場合は公然猥褻罪でしょ?」
穂乃果「え…ひど…猥褻物って言われた…」
絵里「あながち間違いではないでしょ」 みんなの言い方からすると、セーターの方かな。ことりちゃんも貰ってから着てみたりしたんだろうか 穂乃果「もーうら若き乙女の肌を猥褻物扱いするなんて酷いよね。ね〜花陽ちゃん」
花陽「あはは…」
海未「全く。うら若き乙女なら少しは謹んで下さい。ほら」
穂乃果「なに?」
海未「風邪引きますから早く着替えなさい」
穂乃果「え?」
海未「なんですか?」
穂乃果「嫌だよ」
海未「……なぜ?」 穂乃果「まだ皆んなに見せてないし」
海未「見せる必要ありますか?」
穂乃果「せっかく来たんだから感想欲しいじゃん。まだ悪口しか言われてないんだから。絵里ちゃんと海未ちゃんに」
海未「誰も悪口なんて言ってません」
ことり「私は似合ってるって言ったよ」
絵里「似合ってるは果たして褒め言葉なのかしら…」 穂乃果「まだどこにも行ってないし…」
ことり「そ、それでどこかに行くなの?」
絵里「流石にそれは…死ぬのは男の人じゃなくて穂乃果よ。社会的に…」
花陽「そうだよ穂乃果ちゃん」
海未「どうしても行きたいと言うなら私を倒してからにしなさい」
穂乃果「いや…流石に上からコートは羽織るよ…皆んな私の事をなんだと思ってるの?」 海未「長い付き合いの上で判断してます!」
穂乃果「うっ…だったらあんな言葉は出てこないはずなんだけどな」
海未「何でも良いですから早く着替えなさい」
穂乃果「え?だから嫌だってば」
海未「は?この期に及んでまだ言いますか?」
穂乃果「海未ちゃんの方こそ私の話し聞いてた?ちゃんとコートは羽織るから」 海未「そう言う問題じゃないんです。あなたこそ私の話を聞いてましたか?」
穂乃果「聞いてたよ。けど海未ちゃんの事は倒せない。この服は童貞は殺せても海未ちゃんは倒せないし…それに親友に手なんか出せないよ」
海未「穂乃果…」
穂乃果「海未ちゃん…分かってくれた?」
海未「そう言う事を言ってるんじゃないです!!!風邪引くと言ったでしょ!!!今真冬ですよ!!!馬鹿なんですか?」
穂乃果「だからコート…くしゅん」
海未「ほら言わんこっちゃない」
絵里「バカ程風邪を引くのよね…体調管理が出来ないから…」 絵里「うっ…うう…」
にこ「絵里…泣き過ぎ」
真姫「そう言うにこちゃんだって涙出てる」
希「真姫ちゃんもね」
ことり「仕方ないよ。グスッ…感動するもん」
花陽「うん。グスッ…だよね…」
ほのりん「………」ZZZ
にこ「寝てる…」 ことり「いよいよ二人が結ばれるんだね」
海未「このまま幸せになって欲しいですね」
『綺麗だよ』
『バカ…』
『本当さ』
『ちょ…んん…もう…あっ…ああん』
6人「……」
絵里「ん…ゴホン…あっ…お、お茶…持って来よ」
花陽「わ、私持って来ようか?」
絵里「い、いいわよ。別に」 花陽「でも…」
絵里「いや…本当に」
にこ「な、なに映画の濡れ場くらいで慌ててんのよ」
絵里「は?あ、慌ててなんてないわよ」
にこ「慌ててたじゃない」
真姫「ちょっと二人ともうるさいわよ。マナー違反よ。声が聞こえないじゃない」
絵里「ご、ごめんなさい」
絵里「意外ね。真姫はこう言うのダメだと思ったけど」
にこ「分かってないんじゃない?」 真姫「こんなのたかが演技じゃない。本当の行為を見てる訳でもないし慌てる様な事じゃないわ」
花陽「でも…キスも濃厚だったよね…」
真姫「あんなの粘膜の接触じゃない。互いにDNAを探ってるだけよ」
にこ「うわ〜つまんな…。なにその冷静なキスの解説」
絵里「流石お医者様の娘と言うか…」
にこ「ほんと冷めるわ。交尾としか思ってないのよ。ロマンも何もあったもんじゃないわ」
花陽「それはそれでちょっとエッチな感じはするけど…」
にこ「え?」 真姫「…ことりは静かに見てるわよ」
ことり「………」
にこ「……全集中って感じね」
希「実は好き……何やろうなぁ。ことりちゃん」
真姫「何言ってるのよ」
にこ「真姫だって冷静を装ってるだけで本当は興奮してるのを隠してるんじゃないの?」
真姫「はあ?」
にこ「男の子と違って興奮しててもパッと見分からないものね。女は」 絵里「うわ…」
真姫「……最低」
絵里「信じられない。ほんと品が無い」
真姫「デリカシーもない。知性も感じられない」
絵里「奥ゆかしさも皆無。って言うか稚拙。ありえないわ。本当に最低」
にこ「そこまで言う!!?」
希「ボッコボコやなにこっち」 にこ「何でそこまで言われなきゃいけないのよ」
絵里「そこまでの事を言ったのよ」
真姫「本当よ」
希「まっ、少し慎みを持って。ね!」
にこ「普段わしわしとかやってるの癖に言われたかないのよ」
希「ウチの場合なWin-Winやから」
絵里「へ〜それは知らなかった。って言うかもう全然映画の内容が入って来ない」
真姫「にこちゃんのせいね」
絵里「そうね」
にこ「なんでよ!最初に騒ぎ出したのは絵里と花陽よ!」 花陽「あはは…そうだね」
絵里「どうする?戻す?」
にこ「またベットシーンみたいの?」
絵里「…いっか。そう言えば海未は大丈夫なの?」
にこ「確かに。一番騒ぎそうなのに…」
海未「………」チーン
希「トリップしてる」
絵里「どうりで…」
にこ「って言うか…」
穂乃果「すう…すう…」ZZZ
海未「………」チーン
ことり「………」ジィー
にこ「何なのよこの幼馴染3人は…まあ凛もだけど」
希「ある意味似た者同士なんかもね」 亜里沙「でねー雪穂ってば間違えて穂乃果さんの体操服を持って来ちゃったの」
絵里「そうなんだ。穂乃果も雪穂ちゃんの体操服を持って来てたわ……」
亜里沙「やっぱり姉妹なんだね」
絵里「そうね。多分穂乃果が間違えたんだと思うけど。勝手なイメージで」
亜里沙「あっ!そう言えば」
絵里「ん?」
亜里沙「あのね!私のクラスの男の子達がピーって言葉を連呼してたんだけどね」
絵里「ゴホッ…ゲホッ…ちょっ…」
亜里沙「ピーって何?保健体育で習ったんだって。ピーなんて私達は教わってないけど」 亜里沙ちゃんはラブライブで一番無知シチュが似合うと思う 絵里「亜里沙…まず一つ。あまりその単語を連呼しないで」
亜里沙「え……どうして?」
絵里「その言葉は人前で口に出すのは憚られる言葉なの」
亜里沙「……憚られる?」
絵里「人前であまり言ったら恥ずかしいって事」
亜里沙「でも…クラスの男の子達は言ってたわ」
絵里「それは…男の人は…そう言う年頃なのよ」
亜里沙「ん?」
絵里「あっ…それもピンと来ないか…」
亜里沙「意味も知らずに言ってはいけないなんて納得出来ない。お姉ちゃんが教えてくれないなら自分で調べる」 絵里「え…ちょっと待って…分かったわ…ちょっと待ってね」
亜里沙「………どこ行くの?」
絵里「電話を…」
亜里沙「……?」
ガチャ バタン
プルルルル
絵里「もしもし…希?」
希『もしもし?どうしたん?』
絵里「あの…相談なんだけど…」
希『相談?ウチでよければ』
絵里「あの…亜里沙に性教育をね」
希『………は?』 絵里「あの〜…うん。希の反応は間違ってないわ。いきなり何言ってんのって感じよね?」
希『何?亜里沙ちゃんの性教育をウチに任せたいって事?』
絵里「う〜ん…そうじゃなくて。亜里沙に性教育をするべきだと思う?」
希『あ〜…何でいきなり?』
絵里「いや…あのね?クラスメイトの男の子が保健体育で習った単語を面白がって連呼するんですって。それで亜里沙にその単語の意味を聞かれて…」
希『なるほど』
絵里「適当に誤魔化そうと思ったんだけど自分で調べるって言い出して…こう言うのって間違って覚えたら大変じゃない。ネットなんて嘘の情報で溢れてるし。だから…」
希『まあ…亜里沙ちゃんももう中三やしね』 絵里「そうなのよ。でも亜里沙ってどちらかと言うとそう言った話に疎そうだし。いきなり教えてショックを受けたりしないかしら?」
希『……学校である程度の事は習ってるやろ。最近の中学生を舐め過ぎやって。むしろウチ等より全然進んでるよ』
絵里「それはそれで…。はあ…今、保護者として岐路に立たされてる気がするわ」
希『でもいつかは覚えなきゃいけない事なんだから遅かれ早かれやないの?』
絵里「そうね…今がチャンスなのかも。分かった!ありがとう希!やってみるわ」
希『…………うん。じゃ』ブチッ 絵里「……やるだけやってみよう」
ガチャ バタン
絵里「お待たせ」
亜里沙「お姉ちゃん。誰と電話してたの?」
絵里「ちょっとね。えっと…さっきの話なんだけど」
亜里沙「ピーの話?」
絵里「……うん。えっと…どこから話したらいいのかしら。亜里沙は三大欲求って分かる?」
亜里沙「なんとなく」
絵里「食欲、睡眠欲、そして性欲の三つの事を指すの。これは私達が生きる為、種の存続の為にとても大切な事なの。食欲、睡眠欲は聞かなくても分かるわね?」
亜里沙「うん」
絵里「性欲と言うのは…つまり…子孫を残したいとか………性的快感を……あっ…やっぱダメ。ちょっと待って」
亜里沙「え?どこ行くの?」
絵里「電話してくる」
ガチャ バタン
亜里沙「また?」 プルルルル
絵里「……」
希『……もしもし?』
絵里「希!ちょっと言い?」
希『どしたん?亜里沙ちゃんの性教育は上手く言った?」
絵里「ちょっと思ったより難しいわ。穂乃果や凛に勉強を教えるくらい難しい」
希『難易度MAXやん。どこから教えたの?』
絵里「人間の三大欲求について…」
希『そこから!!?ピーについて教えるのにそこから!!?」
絵里「だって…最初から教えないと」
希『そうやけど。それって江戸時代の話をするのに平安時代から始めてる様なもんだと思うよ?」 絵里「そうなのよね。この調子で言ったらいくつ恥ずかしい単語を口にしなきゃいけないのか…」
希『いくつ口にしたの?』
絵里「まだゼロ」
希『……え?何も進んでないやん?」
絵里「思ったより恥ずかしいのよ」
希『ムッツリやもんな』
絵里「違うわよ。そんな事言うと切るわよ?」
希『電話して来たのそっちやけど』
絵里「そうね。ねえ?どこから話せばいいのかしら?」 希『もう最初からピーについてでええやん。ピーはピーをピーするとピーが出てって」
絵里「そんな事恥ずかしくて」
希『そもそもなんの経験も無いのに性教育をしようなんてのが間違いなのかもしれんな』
絵里「それを言われると…。思い上がってたかもしれない…私…」
希『ふぁ〜ウチもそろそろ三大欲求が限界やから』
絵里「……え?希…そんなに…」
希『いや…眠いって事な学校』
絵里「あっ…そうよね」
グゥ〜
希『えりちも取り敢えず欲求満たして来たら?』
絵里「ご飯まだだったから…」 亜里沙「もう雪穂に聞くからいいよ。雪穂ならちゃんと教えてくれる」 最後まで笑わせてもらったわ乙
結局何の用語だったか気になるな〜 絵里「うちの純粋な大天使アリサエルに変な言葉教えないで!」 ドラマCDとアニメを足したような安心感で好き、やっぱりμ'sだなぁ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています