しずく「果林さん、どうやったらセクシーになれますか?」
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しずく「こう…かな?」
しずく「うーん…違うなぁ」
果林(しずくちゃんが鏡の前でセクシーポーズをしている…)
果林(両手を頭の後ろで組んで胸を張る)
しずく「うふっ♡」
果林(今度は内股になって両腕で胸を挟むようにして手は膝に)
しずく「はぁ…」 果林「演劇の練習か何かなの?」
しずく「か、か、果林さん!?いつからいたんですか!?」
果林「1分前くらいかしら」
しずく「じゃあさっきのは…」
果林「セクシーポーズを決めているところはばっちり見たわよ」
しずく「あぅ…///」 しずく「果林さんは私のポーズ、どう思いました?」
果林「どうって…可愛いなって思ったわ」
しずく「ですよね…」
果林「可愛いじゃ不満なの?」
しずく「実は…次受ける役が妖艶な女性というキャラなんです」
果林「あまりしずくちゃんっぽくない役ね」
しずく「はい。だからこそやってみたかったんです」
しずく「それで…」
果林「セクシーさを出す練習をしていたということね」
しずく「はい…」 果林「確かにしずくちゃんはあんまりセクシーって感じじゃないわよね…」
果林「声は別として」
しずく「声?」
果林「そう。しずくちゃんの声には何とも言えない魅力があるわ」
果林「多分声だけで演技をしたらいい感じにセクシーに出来ると思うの」
しずく「そうでしょうか…自分ではよくわかりませんが」 しずく「でも演劇は全身で表現するものですから…」
果林「そうね」
しずく「果林さんは…どうやってそのセクシーオーラを出しているですか?」
果林「オーラって…別にそんなの出してるつもりはないのだけど…」
果林「そうね…セクシーに見える動きとかをよく調べて試してはいるけど」
しずく「やっぱり日々の積み重ねということですね…」 果林「しずくちゃんならもっと手っ取り早く身に着けられるかもしれないけどね」
しずく「そんな方法があるんですか?」
果林「例えばこうやって…」プチ
しずく「ひゃっ///」
果林「シャツのボタンを開けて胸の谷間をちらっと見せるとかね」
しずく「え…///」 しずく「学校の制服でそういうのはよくないと思います///」
しずく「それにこんな格好してたらクラスメイトに変に見られるだろうし…」
果林「まあそれもそうね」
果林「こんなとこ見つかったら生徒会長に怒られちゃう」
果林「今日の放課後、うちに来れるかしら?」
しずく「はい、大丈夫です!」 果林「ちょっと散らかってってごめんなさいね」
しずく「いえ、大丈夫、です、けど…」
しずく(ちょっとってレベルじゃないような…)
しずく(果林さんって意外と…?)
果林「あったあった」
果林「じゃあこの服に着替えてくれるかしら」
しずく「これ、ですか…?」
果林「多分サイズは合うと思うから」 しずく「着替えました…けど」
しずく「こ、これ露出多すぎませんか!?///」
果林「そりゃあ露出が多い物を選んだもの」
しずく「だからって…///」
しずく「チューブトップでおなか全部出ちゃってるし、ショートパンツも丈がなくてふとももの付け根まで見えてます!///」
果林「似合ってるわよ♡」
しずく「これ後ろから見たらおしりはみ出てませんか。大丈夫ですか?///」
果林「別に平気よ?」
果林「まあ、屈んだりしたら少しはみ出るかもしれないけど」
しずく「えっ///」 しずく「何でこんな格好を…?」
果林「私も今しずくちゃんと似た様な格好になっているけど」
果林「私見てどう思う?」
しずく「…セクシーだなって思います」
しずく「露出はかなり多いのに下品さを感じさせない」
しずく「果林さんのプロポーションを引き立てるようなファッションです」
果林「でしょ?」
果林「服装を変えるだけでも印象は結構変わるのよ」 しずく「でも私なんかがおんなじ格好しても…」
果林「そうかしら?」
果林「おなかも無駄なお肉がなく引き締まってるし…」サワサワ
しずく「ひゃうん///」
果林「ふとももだって細すぎ無い程度にお肉がついていながら、たるんでなく、しっかりと筋肉もついている」スリスリ
しずく「ゃあ…///」
果林「魅力的な身体してるわよ♡」
しずく「そんなこと、言わないでください///」 果林「それじゃあ行きましょうか」
しずく「い、行くって外にですか!?」
果林「そうよ。せっかく着替えたんだから」
しずく「む、無理です!こんな恥ずかしい恰好///」
果林「セクシーになりたいんじゃないの?」
しずく「それはそうですけど…」 しずく「だけど舞台では衣装を着るので、こんな方法でセクシーになっても…」
果林「露出度の高い衣装を用意してもらえばいいんじゃない?」
しずく「それはできません」
しずく「衣装というのは舞台全体の構成に合わせて用意されるものです」
しずく「目立たせるものから目立たせないものまで全部担当の人がバランスを考えて決めているんです」
しずく「1つ合わないものを入れると全体に影響するんです」
果林「ごめんなさい…冗談のつもりだったんだけど」
しずく「え、あ、すみません…」 果林「まあ別に肌を見せることがメインの目的じゃないわ」
しずく「そうなんですか?」
果林「見られることに慣れてもらおうと思って」
しずく「え…演劇の舞台でもスクールアイドルでも人前でパフォーマンスをするので見られることには慣れていますが…」
果林「普通に見られるだけじゃないわ。性的な目で見られることに、よ」
しずく「性的…///」 果林「しずくちゃんには性的な魅力がたくさんあるのに、それが出せていなかった」
果林「しずくちゃん自身が性的な目で見られることに内心否定的なんじゃない?」
しずく「そうなん…ですか?」
果林「私にはそう見えたわ」
しずく「私は…そんなつもりは…」
果林「見られることを意識すれば変わっていくと思うの」
しずく「見られることですか…」 果林「ん〜…あったかくていい気候ね」
しずく「そうですね…」
果林「こういうの双子コーデって言うんだっけ?」
果林「しずくちゃんとおそろいっていうのもいいものね」
しずく「はい…」
果林「もう、そんな身体丸めてないで胸を張りなさい!」
しずく「は、はい」 しずく「い、今の女の人私のこと見ました!?」
果林「見てたかもね」
しずく「うぅ…///」
果林「そもそも見られるために外に出たんだし」
果林「そんなに体を隠すような変な姿勢してたら余計見られるわよ?」
しずく「だってぇ…///」 果林「むしろ見せつけてやりなさい」
果林「私セクシーでしょ?って」
しずく「そう言われましても…」
果林「もっと自分の体に自信をもって」
果林「なんならさっき練習してたセクシーポーズする?」
しずく「いやです!///」 果林「それじゃあ…考え方を変えてみましょうか」
しずく「考え方を?」
果林「ここは舞台。あなたが来ているのはステージ衣装」
果林「あなたは今セクシーな服を着た桜坂しずくを演じている」
果林「そう意識したらどう?」
しずく「ここは、舞台…」
しずく「…」スッ
果林(スイッチ入ったかしら…?) しずく「それで果林さん、どこに行くつもりですか?」
果林「え、ええ。別にどこと決めてたわけじゃないけど…」
果林(あっさり切り替えたわね…)
果林(恐ろしい子…)
果林「そうね、近くの公園にでも行こうかしら」
しずく「公園ですか、いいですね」 しずく「結構人いますね…」
果林「まあ、ちょうどいいわね」
しずく「ここで何を?」
果林「ただ歩くだけよ。ゆっくり一周ね」
果林「みんなの視線を感じなさい」
しずく「はい!」 果林「ほらあそこのおばさんたち、私たちのこと話してるんじゃない?」
しずく「悪く言われてないでしょうか…」
果林「犬の散歩をしているあのおばあさんなんか隠しきれないほどしっかり私たちの方見ちゃって」
しずく「意外と視線ってわかるものなんですね」
しずく「あ、ボールが…」
果林「あっちの女の子たちね。小学校高学年くらいかしら?」
しずく「返してあげましょう」 果林「ふふっ、今の子顔赤くしてたわね」
果林「ちょっと刺激が強かったかしら?」
しずく「そんなに…でしょうか」
果林「まあ無理もないわね。」
果林「こんないい女2人を間近に見て」
果林「しずくちゃんがボールを取るためにかがんだ時に胸の谷間も見えただろうし」
しずく「っ///」 果林「さて、いろんな人に見られたわけだけど…」
しずく「あの…」
果林「しずくちゃん?顔まっかね」
しずく「もう…むりですぅ///」
果林「あらら…演技も限界みたいね」
果林「私の家に戻りましょうか」
しずく「はいぃ…///」 果林「セクシー体験はどうだったかしら?」
しずく「あんなに肌を出したのは初めてですが、少し慣れた気もします」
果林「ああいう視線を受け入れていけば自然と色気も出てくると思うわ」
しずく「今日はありがとうございました」
果林「じゃあオーディションがんばってね」
しずく「はい、ではまた明日お会いしましょう」 果林「あ、ちょっと待って待って!」
しずく「はい?」
果林「制服のブラウス着るの忘れてるわよ!」
しずく「あっ…///」 こういう視聴者の想像力を掻き立ててくれるSS大好き すごくよかった
可能ならオーディションの話もほしい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています