歩夢「侑ちゃんに猫耳と尻尾が生えた!?」侑「にゃ、にゃん」
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侑「にゃ、にゃーん」
歩夢「!?」
歩夢「これ、どう言うこと!?」
歩夢「また璃奈ちゃんの発明品?!」
侑「まあ、ちょっと色々...」
歩夢「人間の言葉は一応喋れるんだね...」
璃奈「歩夢さん、侑さん!!」ガラガラ
歩夢「あっ、璃奈ちゃん!」 璃奈「侑さんに猫耳と尻尾が生えたって聞いたからすっ飛んできた」
璃奈「はんぺんは!」
歩夢「えっ...はんぺんちゃんならそこに...」
はんぺん「んみゃぁ」
璃奈「...ほっ」
璃奈「よかった、融合装置が作動した訳じゃなかったんだ...」
侑「えっ...融合装置って何?」 侑「それにしても、この猫耳ってなんか...」
歩夢「触り心地も猫そのものだよね」
侑「尻尾も...意識したら横とかに振れるけど、普通にしてればだらんと下に下がってるみたい」
璃奈「それで、侑さんは私の道具また悪用したの...?」
侑「いやぁ、そんな事ないよ!」
侑「た、たまたま璃奈ちゃんが猫耳と尻尾の生えるスイッチ作ったからって」
侑「それで歩夢に使おうかなって思ったら、ちょうど鏡があって自分に効果が跳ね返ってきたとかそんなんじゃありません!」
歩夢「...」
璃奈「...」 侑「それで...このスイッチの解除法は?」
璃奈「私も面白半分で作ったからよくわかんない」
はんぺん「...テクテク」
はんぺん「そいや!ピョーン!ドンガラがっしゃん!」
侑「!!?!?」尻尾ピーン
侑「いきなり何!?」
璃奈「...はんぺんがキャットタワー登ろうとして失敗したみたい」
璃奈「むっちり猫さんなのに無理するから...」
歩夢「...あはは」
侑「なに歩夢笑ってるの?」
歩夢「だって侑ちゃんの尻尾、いきなりピーンってなったかと思ったら、たぬきみたいに太くなってるんだもん」 侑「えっ...?」
璃奈「どうやら反応まで猫そっくりになってるみたい」
璃奈「そうだ...!」
璃奈「...ゴソゴソ」
歩夢「璃奈ちゃん、なにそれ?」
璃奈「またたび粉末」
侑「....!?」
侑「...♡」
侑「ゴロニャン♡プクニャン♡」
歩夢「わっ!?侑ちゃんが床に倒れたと思ったらクネクネしだした!」
璃奈「床に撒いちゃえ。猫がまたたびに反応するのって、人間で言うところの性的快感って聞いたことあったから」
璃奈「ちょっと実験」
侑「...♡」 歩夢「ストップストップストーップ!」
歩夢「侑ちゃんのそういう姿は見たいけど、でもこういう所で見たらいけないと思うの!」
歩夢「布巾でまたたびの粉末拭き取って...」
歩夢「侑ちゃん、しっかりして!」
侑「...♡」トロン
璃奈「ちなみに個体差はあれど、またたびを一度摂取したら数分間はトリップし続ける」
璃奈「璃奈ちゃんボード、豆知識」
歩夢「えっ!?じゃあこれからどうするの?!」
璃奈「そのまま放っておけば治るよ。窓も開けて換気しておこう」
歩夢「...う、うん」 侑「気持ちよかったぁ」
歩夢「侑ちゃん、私のことわかる?」
侑「う、うん一応」
侑「...あっ、愛ちゃんが来る」
歩夢「...へっ!?」
愛「ちーっす」ガラガラ
歩夢「ほんとに来た」
璃奈「聴覚も猫並みなんだ」
愛「おっ、今日はこのメンツかぁ」
愛「っていうかゆうゆの猫耳何?コスプレ?完成度高いね!」
侑「ち、違うの。これは...ちょっと訳ありで...」 歩夢「実はカクカクしかじかで...」
愛「へぇ...まるまるうまうまでこれ本物なんだ...」
歩夢「可愛いよね」ナデナデ
侑「あ〜、気持ちいい」
愛「やっぱり歩夢の膝の上がお気に入りみたいだね」
愛「愛さん一瞬はんぺんと融合しちゃったのかと思っちゃったよ」
愛「ほら、情報処理学科で融合機械の開発してるし」
侑「そんな機械何に使うの...」
愛「人間とハエとか?」
侑「こわっ」 はんぺん「みゃおん」
侑「...!」
侑「は、はんぺんちゃんが喋った!!」
璃奈「えっ!?」
愛「冗談はよしこさんにしてよ。猫耳生えたからって、もしかして、猫がなに喋ってるのかわかるって?」
侑「はんぺんちゃんがね喋ったってより、脳内に直接響くっていうか...」
侑「とりあえず、猫じゃらしで遊んで欲しいらしい」
歩夢「猫じゃらし...」
璃奈「猫じゃらし、最近壊しちゃったから、今日はレーザーポインタでもいい?」
はんぺん「んにゃんにゃ」
侑「レーザーポインタでも可だって」
歩夢「なんかはんぺんちゃんが本当に言ってそうな...」
侑「本当に言ってるんだもん!」
愛「これでいいかな?はんぺん、おいで!」
はんぺん「んにゃにゃにゃにゃ!」
璃奈「おー、今日はよくじゃれる。ダイエットダイエット」 侑「...うずうず」
歩夢「どうしたの?侑ちゃん?」
侑「なんだか私も一緒に混じりたくなってきた...」
歩夢「えっ...?」
侑「もう我慢できない!」タタッ
愛「どうだ、はんぺん、この高さまでジャンプできる?」レーザーポインタを天井付近に当てる
はんぺん「...」尻尾ぶんぶん
侑「...じー」尻尾ぶんぶん
侑「うにゃにゃにゃにゃ!」ピョーン
侑「にゃごっ!?」どっしーん
璃奈「あっ!?侑さんが飛び跳ねたと思ったら天井に激突した!」
歩夢「ねえ、それよりも今の見た!?」
歩夢「身長の二倍ぐらいジャンプしてたよ...!」 ザ・フライは転送装置にハエが入り込んでたけどこっちは初めから融合目的なのかw 侑「...うぅ...」
侑「いたたたた...」
歩夢「大丈夫、侑ちゃん?」
璃奈「身体能力まで猫そっくりになるスイッチみたい」
愛「しばらくゆうゆの前で猫じゃらしは禁止だね...」
愛「それで、これからどうするの?」
歩夢「今日は私が面倒見るよ。いくら自業自得って言っても、なんだか可哀想だし...」
侑「...うぐっ、よろしくお願いします...」
璃奈「この学園なら、多少変な事が起きてもスルーされるし、侑さんの猫耳と尻尾も同じだと思う」
侑「あー、この前入れ替わりスイッチ騒ぎの時もあんまり騒ぎ立てなかったしね」
侑「先生から注意は受けたけど」 虹ヶ咲情処科の技術力で野放しは不味いなんてレベルじゃないんだよなあ >>16
猫がマタタビでゴロにゃんするのはマタタビの成分が蚊避けになるからだそうな
ゴロにゃんする猫(猫科の共通先祖)だけが蚊を避けられて生き残った結果
大きい猫科の動物もみんなネコみたいな反応をするわけな @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ マタタビと侑ちゃんをお持ち帰りしたら、する事は一つだよね? 侑「歩夢〜歩夢〜」
歩夢「侑ちゃんがめちゃくちゃすりすりしてくる」
侑「歩夢、おでここっつんこしよう」
歩夢「...う、うん」
璃奈「それ、はんぺんもよく私にやってくる」
璃奈「大好きな人への愛情表現」
歩夢「...なっ!?」
侑「♪♪♪」すりすり
歩夢「ほっぺたまで擦り付けてきて...」
歩夢「侑ちゃんは、私の事好きなの...?」
侑「歩夢〜歩夢〜」
歩夢「...はぁ」
歩夢「すりすりしてるだけで答えてくれないや」 侑「....」ピクピク
歩夢「侑ちゃんの耳がすごいピクピク動いてる」
愛「愛さんそれ知ってる!」
愛「猫ってああ見えて耳で物凄い情報収集してるんだって」
愛「たまにはんぺんもやってるんだよ。もっちり猫なのに野生はまだ失われていないみたいで...」
侑「うーん、今日の下着の色は黄色なんだ...」
歩夢「ってなに聞いてるの!?」
侑「運動部の部室から黄色い声がするなって思って」
歩夢「そんなの破廉恥だから聞いちゃダメ!」侑の耳を隠す
侑「えー、後もうちょっとでブラジャーの色までわかる所だったのに!」
侑「...ふんす」
侑「...あれっ!?この声は...」
侑「ちょっと出てくる」スタスタ
歩夢「ま、待ってよぉ」
璃奈「猫は気まぐれ、侑さんも気まぐれ」
愛「出てちゃったね」
璃奈「ね」 〜中庭にて〜
かすみ「ふふふんふーん、ワンダランド」
かすみ「今日も天気がいいですね♪」
かすみ「こんな天気のいい日にはご機嫌コッペパンが良く似合います!」
かすみ「ウヒョー!バターを塗っておいて正解でした!」
かすみ「いい感じにしっとり染み込んで...」
かすみ「この後エマ先輩と合流するつもりだったけど、先に食べちゃお」
「あっ、中須さん、こんな所にいたんですね」
かすみ「誰ですか!?せっかくいいところなのに!」
教員「中須さん、この前のテストについてなんだけど...」
かすみ「げっ!?」 教員「もーまた赤点じゃん。自分の学科順位いくつだか知ってる?」ぺら
かすみ「うげげ、17点」
教員「このままじゃ真面目に留年ありえるからね」
教員「明後日の放課後、急だけど補修入れたから」
かすみ「ほ、補修ですか!?私にはアイドル活動があるのに!!」
教員「流石に留年系スクールアイドルは嫌でしょ?コーレス変なのになっちゃうよ」
かすみ「...それは嫌ですけど」
教員「それなら勉強勉強。明後日の放課後ね」
教員「じゃあ」 かすみ「そんなぁ...補修だなんて...」
かすみ「あまりにも辛すぎますぅ」
かすみ「って言うか、こんな所でテスト用紙返さないでよ!」
かすみ「コッペパン食べるのに集中しようと、バインダーもクリアファイルも持ってないのに!」
かすみ「...うぅ、今日は厄日ですぅ」ビュオ
かすみ「うわっ!?急に風強っ!」
かすみ「いたた、目に砂入った!」ビュオオオ
かすみ「あっ!?さっき返して貰ったテスト用紙が!」
かすみ「風に舞って遠くに飛んで行っちゃった!」
かすみ「可愛いかすみんの点数は誰にも知られちゃダメなんですぅ!」
かすみ「ま、まって!」 スクールアイドルのために勉強頑張れって言うあたりいい先生だな 紙「ふわふわ〜」
モブ1「うわっ、みてよあれテスト用紙が舞ってる」
モブ2「げ、現代文17点ってあれ色々と大丈夫なの...?」
かすみ「か、かすみんは古典95点だから生まれた時代間違っちゃっただけ!」
かすみ「古典は学年1番なんだから!」
モブ1「あれってスクールアイドル同好会のかすみんじゃない?」
モブ2「さっき古典は学年1番って騒いでたし...コーレス変えた方がいいんじゃない?」
モブ1「おーい、かすみん!自分のコーレス古語に変えたらどうなるの?」
かすみ「みなの姫、かすみんぞ!」
モブ2「カスカス!」
かすみ「はつかならでかすみんなり!」
モブ1「いとうつくし!」
かすみ「えへっ、げにありがたきぞ!」
かすみ「って何やらせるんですか!!」
かすみ「私のテスト用紙おっかけるの手伝ってください!」 かすみ「はぁ...はぁ...はぁ...」
モブ1「よりにもよって、木の一番上に引っ掛かっちゃうなんて...」
かすみ「かすみんの可愛くない現代文に点数がみんなに知られるの嫌ですぅ!」
モブ2「ちなみに今の気持ちを古語で言うと?」
かすみ「いとむげなる日と思ふ。物忌かおおとのごもり要る」
モブ1「へー、頭いい」
かすみ「関心してる場合じゃないです! >>32
侑ちゃんは人間なのでキウイフルーツをあげよう かすみ「棒でも届かないし...かと言ってはしごかけても高くて取れないし...」
かすみ「このままじゃ一生晒しもんですぅm!」
かすみ「あーっ!かすみんの華やかなスクールライフが!テスト晒されて!みんなにクスクスされる悲しいものに!」
侑「かすみちゃん!」
モブ2「うわっ!?足音もなくどこから!?」
かすみ「侑先輩!?って言うかその猫耳尻尾なんなんですか!?」
侑「あー、それは気にしないで」
侑「それよりかすみちゃんの困ってる声が聞こえたんだ!助けに来たよ!」にゃんにゃん
かすみ「...その身なりで言われてもちょっと心配ですが...」
かすみ「かすみんの可愛くないテストが枝引っかかって取れなくなっちゃったんです!」
侑「ふむふむ、あの高さなら...任せて!」バリバリ かすみ「侑先輩、なんですかその手は!?」
かすみ「あっ...先輩が猫みたいに木の幹に登っていく!」
侑「ニャンニャンニャン!」
モブ1「えっ!?あれ同好会の先輩だよね...?」
モブ1「木登り同好会でもあんなに早く登っていかないのにスルスルと!」
侑「にゃん!にゃん!」
かすみ「み、見ててヒヤヒヤします...」
モブ2「あんなに細い枝に足かけて...折れないか心配!」 侑「かすみちゃん、このプリントだよねぇ!?」
かすみ「は、はい!そうです!」
侑「取った!」
侑「どれどれ...中須かすみ、現代文17点」
侑「もっと勉強したほうがいいと思うなぁ」
侑「って言うか現代社会で生きてけるの?これ?」
かすみ「かすみんの傷をこれ以上抉らないでください!」
かすみ「取れたら早く降りてきて!」ビュオオオ
かすみ「うわっ!?風強っ!」
モブ1「あっ!先輩が!!落ちたっ!」
侑「うわあああ!」
侑「うわああああ!」くるくる
侑「うわあ?」着地っ!
モブ1「10点」
モブ2「10点」
かすみ「10点」
かすみ「って何やらせてるんですか!?大丈夫ですか先輩!?」 侑「う、うん、自分でもよくわからないけど、くるって回転したかと思ったら綺麗に着地してた」
かすみ「先輩猫そのものじゃないですか!」
かすみ「猫って逆さにしても必ず足を地につけて着地するんです...」
侑「そうなんだ...命拾いした...」
侑「あっ、これプリント」
かすみ「あ、ありがとうございます。これでテスト用紙晒されずにかすみんの華やかなスクールライフが守られました」
モブ2「今の気持ちを古語で言うと?」
かすみ「こは不思議と思ひき。このかみ美しかし!」
侑「おー」パチパチ
かすみ「先輩嬉しいんですかぁ?尻尾がピーンと立ってます!猫そのものですね!」
侑「まあ実際に猫だしね」
ブ1(ふむふむ、侑先輩はネコっと...)
モブ2(たしかに歩夢先輩の前じゃネコっぽい顔してるからなぁ...) おつでした。頭が入る場所ならどこでもいけそうな侑ちゃんだな 从cι˘σ ᴗ σ˘*も⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞もかわいいな モブ1・2「かすみんばいばい〜」
かすみ「さようなら〜」
モブ1「ねえそういやかすみんって古典苦手ってインタビューで答えてなかった?」
モブ2「そうだっけ?全然覚えてないや...」
かすみ「先輩ぃ、可愛いですね!」
侑「ゴロゴロ...」
かすみ「喉まで鳴らしちゃって...ていうか人間ってそんな声出ましたっけ?」
侑「さっきも言ったんだけど、私は今猫人間みたいだから、猫っぽい事できるみたいなの」お腹見せる
かすみ「そうなんですか!そうだお腹触っちゃおう」
侑「...!ふにゃ...!」
侑「にゃにゃにゃにゃ!」かみかみ けりけり
かすみ「い、痛いですぅ!」
かすみ「お腹見せて来たのになんで!?」
かすみ「侑先輩の尻尾も逆立ってるし!」 歩夢「侑ちゃん、おーい先に行かないでよ!」はぁはぁ
侑「歩夢!」そろり
かすみ「あぁ、かすみんの腕から侑先輩がヌルッと抜け出して歩夢先輩の元に...」
歩夢「もう、猫は気まぐれって言うけど、勝手にどこか行っちゃダメだよ?」ナデナデ
侑「ねえ、頭なでなでして」
歩夢「...うん」なでなで
かすみ「な、なんですか?この甘々な空間は!?」
かすみ「か、かすみんだって!」
エマ「おーい、かすみちゃん!」
かすみ「うわっ!?エマ先輩!?びっくりした!!」
エマ「かすみちゃん、一緒にコッペパン食べようって約束したの忘れたの?」
エマ「歩夢ちゃんと侑ちゃんも一緒に食べるの?」
かすみ「あっ、えっと、それは...」 エマ「えー!?侑ちゃんに猫耳と尻尾が生えちゃった!?」
侑「...う、うん、今回も自業自得気味なんだけど」
歩夢「気味って何?今回も自業自得だよね?」
侑「...はい」
エマ「本物みたいだね」
侑「本物も何も、体の一部で身体能力も猫と同じになったっていうか」
かすみ「さっきかすみんのプリントが飛んでいって枝に引っかかっちゃたんですけど、木登ってとってくれたんです!」
かすみ「まさしく猫って感じですごかったです!」
侑「えっへん!」
歩夢「危険だからやめようね。はんぺんちゃんだって同じ猫なのにキャットタワー登るの失敗してるんだから」
歩夢「尚更非力な侑ちゃんなんて...」 エマ「侑ちゃんのお耳可愛いね」
侑「うにゃーゴロゴロ」すりすり
エマ「髪質もちょっと柔らかくなったのかな?猫みたいに柔らかい」
かすみ「さっきかすみんにはケリケリしたのにエマ先輩じゃケリケリしない!?なんで!?」
歩夢「猫がお腹見せてきても本当はお腹触っちゃいけないらしいよ」
かすみ「えっ!?そうなんですか!?かすみんのてっきり触って欲しいのかもって」
エマ「信頼関係の証なんだって。お腹って大体の動物にとって弱点だから、あなたになら弱点見せてもいいよって」
かすみ「へ、へぇ」
かすみ(でもエマ先輩が侑さんのお腹触れてる理由になってなくない?)
エマ「こうやって侑ちゃん触ってると、家で昔飼ってた猫ちゃん思い出すなぁ」ナデナデ
侑「えっ!?それ初耳かも。いつもヤギのネーヴェちゃんのお話しか聞いてなかったから」
エマ「ネーヴェちゃん以外にも沢山飼ってるんだよ。牧羊犬とか、羊とか」 歩夢「色々な動物がいるんですね。飼ってた猫ちゃんのお話ももっと聞きたいです!」
エマ「...」
エマ「あれは雪が深く降り積もった日の事だったかな?」
エマ「羊舎からピャーピャー聴きなれない声がしたの」
エマ「不思議な声だなって思って、見に行ったらね、まだ目も空いてない小さな小さな子猫が置いてけぼりにされてて」
エマ「親から捨てられちゃったみたいでね、かわいそうだから妹達と育てようってなって」
エマ「可愛かったなぁ」
エマ「いっぱいいっぱいミルクを一生懸命飲んで」
エマ「よちよち私達の後ろをついてくる姿とか可愛かったなぁ」
侑「へぇ、エマさんにそんな思い出が」
侑「でも今あんまり猫の話話さないよね?」
エマ「パイになっちゃったの」
侑「...???」
エマ「オーストラリア風パイになっちゃった」
エマ「食べちゃった」
侑「....えっ」 エマ「ねえ、知ってる?」
エマ「スイスってね、色々面白い国なんだよ」
エマ「いとことも結婚できるし...」
エマ「そんなスイスの面白い所?いや、おかしな所の一つにね、猫食文化ってあるの」
エマ「スイスは深い深い森の中にあるから、お肉が育ちにくいの。肉を大量に消費するヨーロッパの人には全然合わない所で...」
エマ「羊やヤギを入手出来ない代わりに、鹿やイノシシとかのジビエ料理が沢山あるんだよ」
エマ「それでね、猫も食べ物の一部」
エマ「屋根裏のヤギって言ってね、そのままじゃ脂に癖があって食べられないから、香辛料を添えてパイにして食べるの」
エマ「ねえ、今侑ちゃんは猫人間なんだよね?」
侑「...ゴクリ」
エマ「食べたらどんな味するのかな?」ギュッ
侑「....!?!?」 検索したら本当にスイスの猫食出てきた。色んな食文化があるんだな… 中国でも食べるよね
近所の猫が発情期でうるさいが侑ちゃんだと思うと興奮するな… 侑「....プルプル」しっぽくるり
エマ「...ふふっ、真っ青になっちゃってる」
エマ「冗談冗談、スイスで猫が食べられてたのは50年代
まで」
エマ「チューリッヒとか平地の文化だし」
エマ「今じゃバッシングも受けるし、私も猫を食べるのは反対かな」
エマ(まぁ、イタリア系の人は今でも食べる人いるらしいけど黙っておこう...)
侑「エ、エマさんっていつも嘘付かないから...本当なのかなって」
エマ「本当に冗談だよ?今じゃ猫はしごとか、猫エスカレーターってのができるほどスイス国民は猫を愛してるんだから」
エマ「ちなみに猫を拾って途中まで育てた所は本当!」
エマ「近所でネズミ被害に困ってる牧場があったから、お嫁に出して今はいないんだ」
エマ「ほら、写真」つスマホ
エマ「白い毛が侑ちゃんみたいで可愛いでしょ?」
侑「...う、うん」 エマ「侑ちゃんまだ震えてる?」
侑「そんな、事、ないです...」しっぽくるり
エマ「大丈夫?私が悪いんだけど、しっぽ内側にくるってなっちゃってる」
エマ「よしよーし、大丈夫、私は食べません」ギュッ
侑「....!!」
侑「....」尻尾くねくね
エマ「落ち着いてきた?」
侑「...うん」
エマ「もっとぎゅーっとしようね」
侑「あっ、あっ、ナイスおっぱい!」(大丈夫、落ち着いてきた)
エマ「もー、本音と建前が逆だよぉ!」
かすみ「ずるいです!かすみんもギュッってします!」ぎゅー
歩夢「わ、私も!」ぎゅー
侑「おほっ...天国」 エマ「所でかすみちゃん、コッペパンなんだけど」
かすみ「あーっ、忘れてました!」
かすみ「見てください!ちょうどバターが染み込んでていい感じに仕上がってるんです!」
侑「...じゅるり」
歩夢「侑ちゃんも食べたいの?」
侑「にゃにゃにゃーん!」
侑「あっ、猫語喋っちゃった!食べたい食べたい!」
エマ「猫ってあんまりパンあげちゃダメだって聞いたけど、どうなんだろう?」
侑「大丈夫だって心の中の私が言ってる!猫と人間のいいとこ取りみたい」
侑「多分チョコレートも玉ねぎも食べれる!」
エマ「本当ぉ?じゃあ信じるね。変なところがあったらすぐにいうんだよ」
侑「うん!」
かすみ「はい歩夢先輩、侑先輩!」
四人「いただきまーす♪」 侑「はむっ、はむっ、美味しいね!」
歩夢「バターのコクと香りがパンにマッチしてるね!」
エマ「かすみちゃん、また腕を上げたね!」
かすみ「ふっふーん、それほどでもあります!」
エマ「あるんだ」
ハト「くるっぽーくるっぽー」
かすみ「そういえばここはハト多い場所でしたね」
かすみ「ハトさんもかすみんのパン食べたいですか?」
ハト「くるっぽーくるっぽー」
侑「...!」
侑「また声が頭の中に響く...!」
ハト「...パン@#%*パン%#*^@」
侑「断片的だけど、パン、パンって言ってる!」
侑「パンが欲しいみたい」
歩夢「今度はハトの言葉がわかるなんて侑ちゃん大丈夫?」
侑「本当だって!これ食べ終わったら璃奈ちゃんに相談しよ」
歩夢「...う、うん」 しずく「はぁ、今日の練習もキツかったなぁ。一年生だけ、腹筋プラス100なんて」
しずく「はぁ...」
しずく「よし、切り替えて切り替えて」
しずく「こんにちは。遅くなりました!」ガラガラ
璃奈「しずくちゃん、こんにちは」
侑「こんにちは、しずくちゃん」猫耳+ヘッドギア
しずく「...ってなんですかこれ?」
しずく「新手のコスプレ?」
侑「あー、これは説明すると長くなるんだけど...」 しずく「...へぇ、そうだったんですか」
しずく「所で、このヘッドギアは?」
璃奈「侑さんが猫だけじゃなくて、動物全般の言葉わかるって言い出したから」
璃奈「璃奈ちゃんヘッドギアで脳の言語を司る部分の波形を見てる」
しずく「へぇ、なんだか近未来的」
璃奈「それで、結果なんだけど」
璃奈「侑さんの言ってる通り、猫のみならず動物全般の言葉がちょっとだけわかるみたい」
侑「ちょっとだけ?」
璃奈「聞いた文章を完全に理解できてないって言えばいいのかな?」
璃奈「重要な単語は文章の中で理解できるけど、細かい末端、助詞とかにはノイズが走る、みたいな」
璃奈「言語で言うと、英語とフランス語はいくつか同じ発音をするでしょ?」
璃奈「同じ発音をするものは理解できるけど、全く違う発音をするものは理解できない、みたいな」 しずく「猫とハトの間に共通言語があるって事?」
璃奈「うん、そうみたい」
侑「あー、だからハトの言葉に変なのが混じってたんだ」
侑「ノイズだと思ってたら、実は理解できないものでしたって」
しずく「ねえ璃奈さん、これって猫と犬同士でも理解できるかな?」
しずく「猫とハトは種が遠いけど、猫と犬ならハトに比べて距離が近いからいけると思うんだけど」
璃奈「多分できると思う。同じネコ目だし」
しずく「やった!前々からオフィーリアがなんて言ってるのか知りたくて」
しずく「バウリンガルとか買ったんだけど、いっつも翻訳されなくて」
しずく「侑先輩、翻訳頼みたいんですけどいいですか?」
侑「もちろん、いいよ」
しずく「じゃあこの吠えてる動画から...」すっ、すっ 璃奈「なんでこんなに吠えてるの?」
しずく「この時はちょっとお腹が空きすぎてたみたいで、おやつくれくれタイムの時のなの」
しずく「とりあえず、この時ので様子見しようかな」
しずく「吠えてる理由も大体わかるし、多分オヤツ頂戴って言ってると思うの」
しずく「侑先輩、どうですか?」
オフィーリア「バウ!バウバウ!」
侑「むむむ...」
オフィーリア「うんこ!うんこ!うんこ!」
侑「!?!?!」 侑「ちょっと待って」
侑「オフィーリアちゃんって、雌だよね?しずくちゃんの家で飼われてる犬だよね」
しずく「?」
しずく「はい、たしかにそうですけど」
しずく「先輩、もう一回よーく見ますか?」
侑「...う、うん」
オフィーリア「バウ!バウバウ!」
侑「むむむ...」
オフィーリア「うんこ!うんこ!うんこ!」
侑(やっぱりどう聞いてもうんこって言ってる)
侑(何これ?なんでうんこって言ってるの?)
オフィーリア「餌くれないなんてうんこ!!」
侑「口悪っ!」
しずく「へ?」
侑「あっ、いやなんでもない」 侑(どうしよこれ...)
侑(鎌倉育ちって聞いてたから、もっとお上品な言葉喋る犬だと思ってたのに)
侑(こんなん川崎とか平塚の湘南ヤンキーじゃん!)
侑「...あっ、餌ほしいって」
しずく「やっぱりそうですよね〜」
しずく「あっ、これ、犬とか猫も人間の言葉は大体わかってるんだよね?」
璃奈「そうだね、動物は人間の言葉は理解できても言語を話す事ができないって感じかな?」
しずく「それじゃあ、今オフィーリア呼んでもいいですか?」
侑「えっ...?呼ぶってどうやって?」
しずく「お母さんに通話でオフィーリアに繋いで貰うんです。顔出して貰って、双方見れるようにして、私がいくつか質問を投げかけて、オフィーリアに答えて貰うんです!」
しずく「やー、楽しみだなぁ」
侑「わ、ワタシモタノシミダナー」 しずく「もしもしお母さん?」
しずく「あのね、オフィーリアと繋いで欲しいんだけど」
しずく「うん、動物の翻訳ソフトを友達が作ったみたいで、早速試したいの」
しずく「うん、うん、そんな感じで」
しずく「うん、見えてるよ。オッケー」
しずく「先輩、セッティングできました」
侑「どうしよう....」
しずく「オフィーリア、見えてる?」
画面越しのオフィーリア「バウ!」
侑(ここは普通にうんって言ってる...)
しずく「オフィーリアは、今何がしたいですか?」
オフィーリア「バウバウ!」
侑「...むむむ」
オフィーリア「ちんぽ」
侑「は?」
オフィーリア「ちんぽ」 オフィーリア「ちんぽちんぽちんぽ」
侑「!?!?!?」
侑「は?」
オフィーリア「sexしたい」
侑「!!!」
しずく「先輩、それでオフィーリアはなんて?」
侑「あ、うん、こ、恋人がほしいって言ってるかな?」
しずく「はぁ、オフィーリアもいい大人ですからねぇ」
しずく「オフィーリアがしたいのは、恋人探しっと」メモメモ
オフィーリア「バウバウ!」(ちんぽ)
しずく「恋人探し頑張ってみようかな?」
しずく「先輩先輩、もう一つ質問してもいいですか?」
侑「ど、ドウゾ....」
しずく「オフィーリアに質問です」
しずく「オフィーリアが今一番食べたいものはなんですか?」
オフィーリア「バウバウ!」
オフィーリア「ちんぽ!」
侑「!?!?」 そう考えるとちょっとかわいそうかもしれない。ちょっとだけ オフィーリア「ちんぽ食べたい」
侑「おちんちん食べたいって何!?」
しずく「えっ、今なんて?」
侑「あっっ、今のはちんちんに熱いって意味で!!静岡の方言でとっても熱いって意味で!」
しずく「は、はぁ熱い食べ物ですか?」
オフィーリア「ちんぽみたいに長くて太くてうまいやつ食べたい」
オフィーリア「もうそれ以外じゃ我慢できない」
侑(相変わらず表現が下品だ)
侑(おちんちんみたいに長くて熱いやつ...ソーセージ?」
侑(いや、ソーセージじゃん細いぞ。ホットドッグとか?)
侑「ホ、ホットドッグが食べたいって」
しずく「まぁ、ホットドッグですか!」
しずく「ちょうどオフィーリアの好物なんです!」
しずく「一度も言ってないのに当てちゃうなんて、やっぱり侑先輩は動物の言葉がわかるんですね」
しずく「今回はありがとうございます♪」
侑「...あはは」
侑(知らない方がいい世界って沢山あるんだな...) おつでした。単に猫耳尻尾だけじゃなくて色々猫要素が強くて面白い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています