歩夢「侑ちゃんに猫耳と尻尾が生えた!?」侑「にゃ、にゃん」
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オフィーリアさん畜生過ぎるww
まぁ飼い主がやらしいからなぁ >ピンポンパンポーン
>生徒会よりお知らせです
>音楽科2年の高咲さん、お渡ししたい書類があるので至急生徒会室まで来てください
侑「あっ、呼び出しされちゃった」
しずく「やっぱり同好会についてでしょうか?」
侑「だと思うよ...あっ、せつ菜ちゃんからメッセいっぱい入ってた。だから校内放送かけたんだ」
侑「書類、書類...」
侑「...くんくん、せつ菜ちゃんの匂いがする紙がある。これかな」
しずく「どういう判断してるんですか...」
璃奈「犬ほどじゃないんだけど、猫も結構鼻がいいんだよ」
しずく「へぇ、通りで」
侑「じゃ行ってきまーす!」
璃奈しずく「いってらっしゃい」 侑「あー、もうここいつも迷うんだよね...」
侑「吹き抜けで、上に向かって段々になってる...あっ、そうだ」
侑「...」尻尾ぶんぶん
侑「それっ!」
侑「ピョーン」
侑「すたっ」
侑「へへっ、今は猫と身体能力が同じだからこんなこともできちゃう」
高咲さん...?
侑「へ?」
モブ3「高咲さん今の何!?」
侑「あっ、おんなじ学科のモブ3さん」
モブ3「今ピョーンってしたから飛んできたよね!?」
モブ3「しかも猫耳と尻尾まで生えてて」
モブ4「モブ3どうしたの?」
モブ3「高咲さんがね!」
モブ5「わっ、猫耳と尻尾!かわいい!」
侑「あっ、ちょっと今は用事が...あっ、そこなでないで♡」
モブs「わちゃわちゃ」 菜々「侑さん遅いです...ちょっとあたりを見回ってみましょう」
菜々「侑さんいますかー?」
モブs「ふふっ、可愛い♡」
侑「あっ、尻尾の付け根はダメっ♡」
菜々「皆さんお団子になって何やってるんでしょうか?」
菜々「おや、あれは...?」
菜々「侑さん!?か、可愛い!」
菜々「た、高咲さん!?高咲さん!?一体それは何ですか!?」大声
侑「びくっ!!」
侑「!!!!」尻尾ぼわぼわ
モブs「あっ、生徒会長。見てみて、高咲さん可愛いんだよ」
菜々「コスプレですか!?わ、私も触らせてください!」大声
侑「ビクビク!!」尻尾ぼわぼわ モブ5「ちょっと中川生徒会長声大きすぎ」
モブ4「それに身振り手振りも大きいから高咲さんちょっと引いてるよ」
モブ3「ほらイカ耳になってるし」
侑「...!!」尻尾ぼわぼわ イカ耳
菜々「す、すいません私とした事が!」
菜々「高咲さん、私も触っていいですか?」スッ
侑「...」サッ
菜々「ちょ、ちょっとどうして少し引くんですか?!?」
侑「な、なんだかわかんないけど、体が勝手に」
モブ3「生徒会長、猫の高咲さんにちょっと引かれちゃったみたい」
モブ3「猫に与える第一印象って大事だし、大声で少しだけびっくりしちゃったみたいだね」 モブ4「生徒会長、どんなに気を落とさないで」
モブ4「猫と仲良くなる方法教えてあげる」
菜々「ほ、本当ですか!?」
モブ5「生徒会長、声、声」
菜々「あっ、すみません」
モブ4「生徒会長、指出して」
モブ4「そのまま高咲さんの顔の前あたりまで持っていって、高咲さんが指の匂いを嗅ぐのをまつ」
菜々「こんな感じでしょうか?」
侑「....」そろりそろり
侑「...くんくん」
侑「...」尻尾ふわふわ
侑「なんだかわからないけど、胸のドキドキがおさまったよ」
モブ4「ね?猫にあったらまず最初に自分の匂いを教えてあげるんだよ!これ猫飼ってる人の常識!」
菜々「教えていただきありがとうございます」
菜々「これで私も...」 菜々「あっ、そういえば書類提出があったので高咲さんを読んだのでした。生徒会室来ていただけますか?」
侑「やー、私もすっかり忘れてた」
モブs「そういう事だったんだ。邪魔して悪かったね、じゃーね」
侑「バイバイ」
菜々「それで、書類提出についてなんですけど、提出するもの以外に書いて欲しい物があって。侑さんが書類書いてる間、隣の部屋で着替えてきてもいいですか?」
侑「どうぞどうぞ」
侑「あっ、これね。ここでいいかな?」
菜々「はい、ついでにサインもお願いします!」
侑「ラジャー!」 せつ菜「侑さん、終わりましたか?」
せつ菜「私は着替え終わりました!」
侑「せつ菜ちゃん、終わった....よ」
侑「...!!」尻尾ぼわっ イカ耳
侑「ふにゃー、来ないで来ないで!」
せつ菜「侑さん、どうしたんですか!?」
侑「ふにゃあああ!」
せつ菜「もしかして、私が菜々だと気づいてない!?」
せつ菜「ほ、ほら菜々ですよ〜」
侑「ふわああん!」
せつ菜「威嚇したまんま!?はっ、さっき言ってた指出して...」つ
侑「ふにゃあああ!」
せつ菜「興奮しすぎてて気づかれてない!?」 せつ菜「どうにかして、私が菜々である事を気づかせないと...」
せつ菜「菜々とせつ菜の違い...見た目的な違い...!」
せつ菜「あっ!」
せつ菜「メガネです!メガネかけましょ!」すちゃ
せつ菜「私です、菜々です!」
せつ菜「指も出して...」
侑「....」くんくん
侑「...」尻尾もふもふ
せつ菜「はぁ、よかった」
侑「...」すりすり
侑「ゴロニャン」
せつ菜「さっきとはうって変わってものすごく可愛いです」
せつ菜「なでなで〜」 せつ菜「今コンタクトをつけているので、メガネかけると度が強すぎですね」
せつ菜「外しましょう」
侑「...!!」
侑「!!!!」尻尾ぼわぼわ
せつ菜「なんで!?」
せつ菜「メガネのせいなの?」すちゃ
侑「...ゴロニャン」
せつ菜「...」メガネすっ
侑「!!!」尻尾ぼわぼわ
せつ菜「侑さん!?」
侑「わ、わかっているんだけど、なんか尻尾が反応しちゃうの...」
せつ菜「仕方ないですね、今日はメガネを掛けてアイカツをしますか...」
侑「ごめんなさい」 せつ菜「皆さん、こんにちは」
侑「今戻ったよー」
果林「あら、おかえりなさい」
璃奈「おかえり」
侑「今は二人だけ?」
璃奈「うん、果林さんに柔軟のご指導を」
果林「璃奈ちゃんは肩周りの筋肉が硬いみたいで、ストレッチしてたの」
果林「他のみんなは外でボイトレしてるわ」
侑「どれどれ...?」耳ピクピク
侑「ふむふむ、今は彼方さんが歌ってるね」
果林「璃奈ちゃんから猫人間になってるって聞いてたけど、そんな事もできるのね」
璃奈「あっ、そういえば、その猫人間についてなんだけど...」 侑「えーっ!?猫っていいなって思えば思うほど猫になっちゃうの!?」
璃奈「うん、心の加減によって、スイッチの効果が解消するみたい」
せつ菜「そんな猫の恩返しみたいな...」
果林「あれ作者雫って名前だったわね」
璃奈「侑さんの脳波を解析した後、面白いこともわかって」
璃奈「侑さん、はんぺんとDNAを共有してるみたい」
侑「えぇ!?ハエ人間と同じじゃん私!!」
璃奈「融合するのと共有するのはちょっと違うことだから心配しないで」
璃奈「ここで言う共有は対処法があるから」
侑「う、うん」 璃奈「この共有のバランスなんだけど、使用者の精神に大きく左右されるみたいなの」
璃奈「猫の暮らしっていいなって思ったら猫っぽくなるし、人間の暮らしっていいなって思えば人間に戻る」
せつ菜「そんな怪奇な事が...ですが、もし猫がいいって完璧に思ってしまったらどうなるんですか?」
璃奈「それは...」
璃奈「侑さんが2匹目のはんぺんになる」
侑「」
侑「ちょちょちょ、待って!?思ってる以上にやばくない私!?」
侑「ゾワゾワしすぎて尻尾逆立っちゃったよ!!」
侑「みてこれっ!」尻尾ぼふぼふ
果林「ねえ、今尻尾逆立ったって言ったじゃない」
侑「?」
果林「普通鳥肌が立ったとか、悪寒が走るっていうじゃない」
果林「もしかして、思考も猫に取り憑かれてるんじゃ...」
侑「...ぞっ」
侑「そ、そんな事ないよ!」尻尾ぶんぶん 璃奈「あっ...尻尾が」
せつ菜「尻尾がどうしたんですか?」
璃奈「猫の尻尾は口ほどにものをいう」
璃奈「今尻尾をものすごいぶんぶんしてる。侑さんは嘘をついてるか、機嫌が悪いかのどっちか」
璃奈「後者は考えられない。侑さん、不安なのはわかるけど、人間っていいなって思ってればそのうち直るから」
果林「クマの子見ていたかくれんぼね」
せつ菜「って言うか、尻尾で感情が表せるほど、猫っていいなに傾いているのでは?」
せつ菜「言葉の表現方法も、感情の表し方も、人間っぽく意識すれば段々とよくなるんじゃないでしょうか?」
侑「具体的にはどうしたらいいの...?」
せつ菜「それは、うーん...」 せつ菜「侑さんが喜びそうな事をして、猫っぽくなるのを抑えるとか」
璃奈「じゃあ早速やってみる。侑さんの喜びそうな事...」
璃奈「侑さんって時々下心丸出しになるから、こう言うのはどうかな?」
璃奈「できたよ。歩夢さんのパンツを瞬間的に移動させるスイッチ」
侑「!!!!!」尻尾ピーン 尻尾プルプル
果林「あら、今度は尻尾がピーンと立ってるわね」
璃奈「侑さん、尻尾尻尾」
侑「あっ、尻尾下げて」
せつ菜「ちなみに今はどう言う気持ちなんですか?」
璃奈「猫がピーンと尻尾を立ててるのは嬉しいっていう表現」
璃奈「尻尾ピーンとした状態で尻尾がプルプル震えるのはさらに嬉しいって意味」
果林「へぇ、侑ってば本当下心丸出しなのね」
侑「ちなみにスイッチの方は...?」
璃奈「そんなのあるわけないじゃん」
侑「えー!?そんなぁ」 りなりーならそんなスイッチ作っててもおかしくないと思われてるんだなw 侑「...怒ったぞ!」尻尾ぶんぶん
侑「おっと、また尻尾が...」
果林「今度は随分と大きく尻尾を横に振ってたわね。侑の様子から見るに、不機嫌って意味かしら?」
璃奈「その通り。この状態の猫にあったら目を合わせちゃダメ。飛びかかられる」
果林「じゃあ侑の目を見ないでおきましょう」
璃奈「これとは対照的に、犬は上機嫌だと尻尾を振るの」
璃奈「犬と猫はこうしてお互いを勘違いしちゃうから、共同で飼うときは気をつけてね」
せつ菜「目を見ないっていうのはどう言う意味ですか?」
璃奈「猫の目を見る、見つめるって、猫にとっては威嚇行為なの。目と目が合う瞬間はケンカの始まり」
果林「さすがはんぺんちゃんの飼い主だけあって、博識なのね」 侑「うわーん、猫じゃない、猫じゃないって思えば思うほどドツボにハマってく気がするよ!」
侑「人間の喜びなのに、猫の部分まで反応するなんて」
璃奈「猫の部分まで...ねえ侑さん、今度は逆転の発想で、猫の幻滅するポイントを抑えればいいんじゃないかな?」
璃奈「例えば食べ物とか」
せつ菜「あっ、それ知ってます!チョコレートと玉ねぎとニラとラーメンは食べさせちゃいけないんですよね?」
璃奈「最後の二つは知らないけど、そうだね」
璃奈「後塩分のあるもの。猫は汗かかないから塩の調節が苦手で、塩分のあるものを与えすぎると病気になっちゃうの」
璃奈「試しにみんなでささみのキャットフードを少し食べてみよう」
璃奈「ちょっと引くかもだけど、これはササミ一本をただ茹でただけのものだから人間も食べれるの」
璃奈「って言うか、キャットフードの商品開発の人は、一度自分たちで食べてるらしいから」お皿に出す
果林「キャットフードって言われればそう見えるけど、言われなかったらただのささみね」
せつ菜「私はほんのちょっとでいいです。残ったのはお散歩役員にあげましょう」
侑「いただきます...」 侑「味うっす!」
せつ菜「一欠片でも全く味がしません!」
果林「でもこのしっとり感、サラダチキン見たいね」
璃奈「本当にただ茹でただけ。人間はもっと濃い物をたくさん食べれる」
璃奈「それは人間が製塩って言う技術を獲得して、流通を安定させてるから」
璃奈「経済の獲得は人間の専売特許。どう?侑さん、人間っていいなって思える様になった?」
侑「うん、ちょっとだけだけどそうやって思えてきたかも」
璃奈「はぁ...よかった」
侑「おーい、はんぺんやーい」
はんぺん「ぷくにゃん」(なに?お菓子くれるの?)
侑「これどうぞ」
はんぺん「ありがとう!」
侑「どういたしまして。君いつもこんなに味薄いの食べてるんだね」
はんぺん「逆逆、人間が濃すぎるの」
はんぺん「でも今日は餌くれてありがとうね」
侑「どういたしまして!」 果林「侑ってはんぺんちゃんと喋れるのね」
せつ菜「どんな事喋ってるのでしょうか?」
璃奈「それは...2人だけの秘密じゃない?」
璃奈「あっ、侑さんがはんぺん持ち上げて顔の前に持ってった」
璃奈「そのまま鼻同士をくっつけた!」
果林「それはどんな意味なの?」
璃奈「猫同士の挨拶」
璃奈「多分ここじゃありがとうとか...でも...」
せつ菜「心配しすぎですよ璃奈さん」
せつ菜「侑さんは今手を使いました」
せつ菜「手を使って何かを持つと言うのは、人間らしい動作です。鼻を合わせたのもたまたまでしょう」
せつ菜「それに、ほら尻尾も」
璃奈「本当だ。ピーンと立ったりしてない」
果林「あれは侑の本心って訳ね」 猫は汗かかないって初めて知った。猫知識が少しずつ増えていく 雑学にもなる良いSSだぁ^〜
まぁ俺じゃペット飼ったことないから尻尾の動きの見分けとかつかないだろうけどねぇ… 果林「さて璃奈ちゃん、問題も解決された事だし、ストレッチの続きしましょ」
せつ菜「私も参加していいですか?」
侑「私もやるやる!」
果林「いいわよ。はい、3人ともここに座って」
3人「はーい」
果林「えーっとまずは肩の稼働範囲を広げるストレッチから」
果林「こうやって、肘を持って、ググーっと」
璃奈「むむむ」
果林「息を吐きながらゆっくりとね」
侑「....ぐにゃん」
侑「わわっ!いつもならこんなに曲がらないのに!」
果林「猫は体柔らかいらしいわね」
果林「それにしてもこんなに曲がるなんて、私以上ね」 果林「次は背中の筋肉をほぐす運動よ」
果林「はいみんなタオル持ってバンザイして」
璃奈「バンザイ!」
果林「タオルの端を両手で持って、これを重量上げみたいに頭の後ろで上下させるわ」
せつ菜「背中が痛いです!」
果林「それはよく効いてる証拠よ」
果林「今度はぐるっと肩回ししてみましょう」
果林「なるべく開かない様に気をつけて」
璃奈「うごごごご」
侑「....するん」
侑「どやっ」
果林「侑は“今日は”よくできるわね」
果林「いつも痛い痛いってギャーギャー騒いでるのに」 侑「....もじもじ」
侑「やっぱりこっち」
侑「うーん、でもここに座るのも捨てがたい」
果林「どうしてそんなに頻繁に場所を変えるの?」
侑「わかんないけど、なんか変えないと気が済まない気がして」
果林「猫ってお気に入りの場所を探すのに労力を割くって聞いた気がするわ」
果林「あっ、そういえば、猫を一箇所に止めておく転送装置があるってSNSで見たかも」
果林「えーっと、調べるからちょっと待ってて」
侑「う、うん」 果林「ふむふむ、ガムテープを輪っか状に貼るとその中に入って来てくれる...」
果林「こうかしら...?」ペリペリ
果林「こんな簡単な物で猫が入ってきてくれるなんてね」
侑「なんだかよくわからないけど心惹かれるデザイン」
侑「輪っかの中に入りたい!」テクテク
果林「おー、上手く行ったわ」
果林「しばらくそこでおとなしくストレッチして頂戴」
侑「はーい」
果林「さて、次は背骨を伸ばす運動よ。背中と肩の筋肉には密接な関わりがあるの」
果林「正座して、土下座みたいに真っ直ぐ頭を下げて」
果林「その姿勢から腰を上げる。無論背筋はまっすぐ伸ばして」
璃奈「ぐぬぬぬ」
璃奈「ちょっと辛いかも」
果林「それなら、キープする時間ちょっと抑えましょう」 侑「ノビー」
侑「伸び伸びするのは気持ちがいいいね」
せつ菜「あっ、」
せつ菜「侑さん、いつもより手足長くなってません?」
侑「そうかな?測ってみる?」
せつ菜「いえ、それは面倒なので....」
果林「はい、これで休憩に入りましょう」
侑「...ふわぁ」
侑「ちょっとだけ横になろうかな」
侑「寝そべると胸の位置にダンボールくるけど気にしない、気にしない...」
果林「すぐ横になると体に良くないわよ...って」
果林「ダンボールに体がそって曲がってる」
果林「ダリの時計みたいなぐにゃぐにゃさだわ」 体型や骨格まで変わってきてるならもう人間じゃなくなる時も近そうだ 今更だけど骨格可動域レベルで身体的特徴が変わるとかやば過ぎる
まぁ尻尾が生えてる時点で十分やばいんだけど
璃奈ちゃんいっつも技術力の壁飛び越えてんな 果林「本当によく伸びるわね」
侑「ひゃー、極楽極楽」
果林「猫は液体、だったかしら?そんなこともネットじゃ言われてるわね」
せつ菜「俗に言う香箱座りじゃないんですね」
果林」でも侑が香箱座りしてたら嫌じゃない?急にまんまるになったら...」
璃奈「うーん、猫は体のバランスが調和してるからやられても可愛いけど、人間はちょっと」
せつ菜「土下座みたいな感じになるんでしょうかね?」
侑「あー、みんなそうやってこそこそ話して!」
侑「全部聞こえてるんだからね!」ふんす
果林「あらごめんなさい。機嫌悪くしたなら許してちょうだい」
侑「っていうか、思考とか体の所作は猫から離れる様に心がけてるんだから、どんな格好で寝そべってもいいじゃん!」ふんす
璃奈「そうだね。ごめんなさい」
侑「謝ってくれるのなら許す」 璃奈「果林さんって猫の事詳しいんだね」
果林「まあ、私の生まれ育った所には沢山の野良猫がいたから」
せつ菜「八丈島にですか?」
果林「ええ、そう」
果林「田代島や青島に代表される様に、島って一度生物が持ち込まれると、ものすごく増えやすいの」
果林「色々な猫が島に溢れてたわ。黒猫が多かったかしら?」
璃奈「猫って毛の模様を決める遺伝子があるらしい」
璃奈「その中で頻出するのは毛を黒くする遺伝子なんだって」
果林「へぇ、それって、猫が沢山集まったら、黒い毛を持つ猫と、黒猫の割合が大きいって事?」
璃奈「でも猫の毛なんて数パターンしかないし、当たり前っちゃ当たり前なのかな?」 果林「あっ、白い毛についてはこんな事聞いたことがあるわ」
果林「白猫からは白猫しか生まれないって」
果林「入り込むと絶対に白猫になる遺伝子ってあるらしいわね」
せつ菜「なるほど、白猫から黒い毛を持つ猫は生まれても黒猫から白猫は絶対に生まれない。要約するとこんな感じですか?」
璃奈「大体合ってる。そんな認識でいいかな?」
侑「へー、じゃあはんぺんが子供産んだら白猫が沢山生まれてたかもしれないんだね...」
果林「そうねぇ。でもはんぺんちゃん避妊手術受けてるからね」
璃奈「侑さんも何か手術受ける?」
侑「えっ!?急にこの流れなに!?」 はんぺん「みゃおん」(なんだい、オイラの話してるのかい?)
果林「はんぺんちゃんこんにちは」
はんぺん「ニャーン」(こんにちはくだもの姐さん)
果林「はんぺんちゃんはとってもフレンドリーね」
果林「小さい頃から人間に餌をもらってたらしいからかしらね?」
果林「野良猫に育てられると、完全に猫の世界で育てられちゃうわけだから、結構粗雑な子が多いのよね」
せつ菜「へぇ、私、猫ってみんな人間に懐く物だと思ってました。お散歩役員ぐらいしか触る機会がなかったので」
果林「それはパーソナリティに寄るわよ。キャットナリティかしら?人とおんなじよ」
果林「ただ確かな事は、猫は人間を利用してるの。その利用の度合いが、個々猫によって異なるのよね。べったりだったり、ほとんど利用しなかったり」
はんぺん「にゃおん」(オイラは利用しまくりだぜ)
せつ菜「考えさせられる話ですね。猫が人間を利用しているですか」
果林「でもこれはあくまで個人の考えよ。過信しないで」
果林「さて、うちの猫ちゃんは...」
侑「あっ♡もっとそこ♡」
侑「人間的にも猫的にもいい♡」
璃奈「...サワサワ」
せつ菜「なんだかこっちも色々と考えされられますね...」 追いついた
日本もいとこ同士で結婚できるから変わってるって言われてもピンとこないな ほとんどの国で可能だけど、中国やアメリカの一部州だと法的に禁止だったり、中には性的関係が性犯罪扱いになるところもあるらしいね。怖い 彼方「よしよしよしよーっし!」
彼方「よしよしよしよし!」
歩夢「彼方さんムツゴロウさんみたい」
愛「さっきボイトレから帰ってきてからずーっとこんな調子だね」
彼方「侑ちゃんかわぃい」
侑「彼方さん、撫ですぎです」
彼方「そんな事ないよ」
彼方「彼方ちゃんはもふみに飢えてるから、いくらもふっても足りないのだ!」
彼方「髪質が猫みたいだし、侑ちゃんの華奢な体つきが更にハグしやすくなってベネ」
彼方「ねえ侑ちゃん、彼方ちゃんのおうち来ない?」
侑「えっ?えー!?」 侑「それは...遠慮しときます」
彼方「だよねぇ。彼方ちゃんも半分冗談で言ったし」
彼方「ぎゅーっと抱きしめたらすやぴしたくなってきちゃった」
彼方「丁度彼方ちゃん専用布団もあるし、今は休憩時間だし、どうだい?侑ちゃんも一緒に寝ないかい?」
侑「ふぁ〜彼方さん見てると私も...」
愛「愛さんも寝たくなってきた」
歩夢「みんながそういうなら、私も寝ちゃおうかな?」
侑「みんなでマット敷いて少し寝たっていいよね」
彼方「そうと決まれば、みんなの分の布団も出してあげよう」
彼方「えーっと、どこだったかな?」 彼方「侑ちゃん、あったかそうだから、こっちで一緒に寝よう」
愛「それじゃあ歩夢は愛さんと!」
歩夢「う、うん!」
侑「彼方さんお邪魔します...」モゾモゾ
侑「あったかくて気持ちいい!」
彼方「って侑ちゃんはどうして頭を隠して、お尻を彼方ちゃんの方に向けてるんだい?」
侑「....あっ、なんでだろ。すみません、間違えました」
侑「うーん、なんでか知らないけど、こうやって入れって私の中の何かが....」
侑「はっ、今猫の気分に乗っ取られてたりして!?」
侑「ダメダメ、人間っていいな。人間っていいな。クマの子見ていたかくれんぼ」
彼方「お尻を出した子一等賞」
彼方「侑ちゃんもさっきお尻出してたから一等賞だね」
侑「もう揶揄わないでよ〜」 彼方「スヤァ」
侑「なんて暖かくて気持ちいいんだろう...」モゾモゾ
侑(これもスイッチの功名なのかな?」
侑「なんだか彼方さんに...」
侑「...」
侑「.....」モミモミ
彼方「ひゃっ!?何何!?」
彼方「侑ちゃん、彼方ちゃんのお腹モミモミしないでよ!!」
侑「へ?」
彼方「ほらお腹、彼方ちゃんのお腹!」
侑「あっ、これは失礼」
侑「なんだか急にモミモミしたくなって...」
彼方「侑ちゃん、腕!腕!」
侑「?」 侑「へっ!?」
侑「腕が猫みたいな手になってる!!」
彼方「なんでぇ!?」
侑(彼方さんの眠気に誘われて、私もすやぴしちゃったから)
侑(猫になったものちょっといいかもって心のどこかで思っちゃったんだ。猫に心が傾いてる)
侑「にゃんにゃん」
侑「スイッチの効力がまた強くなったのかな?」
侑(誤魔化すしかないかな?)
彼方「ぜ、全然大丈夫じゃないよ!!」
彼方「侑ちゃん、猫になりたいって思ったんでしょ!?」
彼方「ヤダヤダ、猫は好きだけど、侑ちゃんには猫になってほしくない」
彼方「人間のままでいてほしいの!!」
侑「彼方さん...」 歩夢「足は...どうやら普通みたいだね」
愛「じゃあ追加でおかしくなっちゃったのは手だけか。手が猫の着ぐるみ着たみたいに、アニマル衣装のしずくとせっつーみたいだね...」
侑「どうしよう、これじゃあ物が掴めないよ...」ストン
彼方「物が掴めない...か」
彼方「逆に考えれば、猫に近づけば近づく程不便に感じる事も多くなるのかな?今まではいい側面ばかり見えてたけど」
彼方「人間の生活が長ければ長いほど、猫との間にギャップを感じて、ある程度進行はするけど、それ以上は行かないって今思ったんだけどどうだろう?」
侑「それに信じたいところです今は...」
侑「どうしよう...」うとうと
侑「やばっ、眠くなってきた...」
侑「猫は寝てばかりだから私も...」 2月22日ねこの日は効果も倍増
2-22でにゃんにゃんにゃん 歩夢「侑ちゃん、寝ちゃダメ!!」
侑「...そんなの、無理...」
侑「やばっ...眠い...」
彼方「どうしよどうしよ!?このままじゃ侑ちゃんが更に猫になっちゃう!!」
彼方「えーっと、すぐに目が覚めるシャキッとしたもの...」
彼方「思い出せ...この前授業で扱ったはず...」
彼方「えーっと、緑で...」
彼方「鼻にツーンとくる」
彼方「わさび!そう、わさび!」
彼方「かすみちゃんがシュークリームにかけるんだって言って冷蔵庫の中に常備してたはず!」
彼方「愛ちゃん!」
愛「ラジャ!わさびわさび...あった!」
彼方「歩夢ちゃん、侑ちゃん押さえつけてて!」
歩夢「はい!」 彼方「これを鼻の下に塗れば!」
侑「えんっ!」
侑「目、目がぁ!鼻がぁ!」
侑「冴える、冴えるぞぉ!」
侑「ってか痛い!痛いよぉ!」
侑「ティッシュティッシュティッシュ!あっ、手が猫だから取れない!」
侑「猫って不便だ!」
ぽん!
侑「あれっ!?手が元に戻ってる...」
歩夢「侑ちゃんよかったぁ...」
彼方「はぁ、とりあえずよかったよ...」 愛「えーっと、猫、わさびと検索」
愛「へー、わさびは猫の嫌がる匂いがするから、スプレーなどにして躾に使われるんだって」
愛「でも摂取しすぎるとお腹壊すから気をつけてだって」
彼方「まあとりあえずは結果オーライかな?」
彼方「侑ちゃんもちょっとだけ人間側に戻ったし...」
歩夢「大丈夫?」
侑「うん、今のでだいぶ正気に戻れた」
侑「マイナスからちょっとだけプラスに来れたかも」
歩夢「まだ猫耳も尻尾も生えてるからマイナスじゃない?」
侑「まあそうとも言う...」
侑「あはは...」 侑「まだ鼻の奥いひゃい...」
彼方「咄嗟の判断とは言えごめんね」
侑「あっ、いや...謝るほどじゃ」
教員「おーい、天王寺さんはいるか?」ガラガラ
愛「あれ?先生なんの用事?」
教員「実は同好会宛に手紙が届いてて」
教員「はんぺんちゃんのウイルス摂取のお手紙」
教員「一応天王寺さんがはんぺんの保護者って事になってるでしょ?」
教員「それでいるかなって...でもいない様だし、宮下さんお願いしてもいいかな?」
愛「うん、いいよ」
教員「それじゃあよろしくね」 愛「来月末までにお伺いください、助成金は出ますかぁ」
はんぺん「ニャー」(なになに)
愛「注射だってよ。注射って意味わかる?」
はんぺん「にゃおん?」(それって美味しいの?)
侑「ちょっと怖いものかな」
はんぺん「にゃにゃ!?」(網持った生徒会長よりも!?)
侑「せつ菜ちゃんより数段怖いよ」
はんぺん「にゃにゃ!!」(ヤダヤダ!)
歩夢「はんぺんちゃんとほんとに会話してる」
彼方「なんかすごい光景だ」
愛「それで、はんぺんはなんて?」
侑「注射怖いって」
愛「あはは、ごもっともだ」 侑「ワクチン摂取ってそもそもなんなの?」
侑「野良猫にも色々病気があるって事?」
愛「うん、大体はそう言う事」
愛「猫同士での感染症があって」
愛「それに対応して3種混合とか、4種混合とかあるの」
愛「有名な猫の感染症は3つあって、はじめに猫汎白血球減少症、次に猫風邪ウィルス、三つ目に 猫ウイルス性鼻気管炎を予防できるんだ」
愛「ちょっと横文字だらけでよくわからないって思うかもだけど、字面に注目してみて」
愛「白血病と風邪の症状の大体二つに分けられるよね」
彼方「風邪系は気管や鼻に症状が現れるのかな?」
歩夢「猫白血病っていうのは人間と同じ?」
愛「大体そんな感じだね」
愛「じゃ今から深く説明するよ」 愛「はじめに猫白血病について」
愛「歩夢が言った通り、人間の白血病に近い。人間の白血病は血液の中に白血病細胞って言われるがん細胞が作られれて攻撃しちゃう事」
愛「猫の場合はこの原因がパルボウイルスってのに引き起こされるの」
愛「この恐ろしいところは一度かかると治らない事、それと致死率がとっても高い事」
愛「子猫がこのウイルスにかかっちゃうと50%が死んじゃうんだ」
侑「そんなに....」
愛「野良猫はそれ以外にも生存率が低いからね...」
愛「それがワクチン摂取で少しでも下げれる様になるから...」 愛「次に風邪系だね」
愛「この2つは感染した時の症状が似ているよ」
愛「めやにや鼻詰まり、気管支炎で咳やくしゃみをする」
愛「白血病や人間と比べたら大した事ないじゃんって思うかも」
愛「でも人間と猫は体の作りが違うし、鼻は特にぺっちゃんこだから、詰まると命取りになるかもしれないの」
愛「そしてなによりも恐ろしいのが、感染範囲を広げやすい事」
愛「ウイルス自体も、猫の体に3、4週間止まるから、その間に他の猫と接触して、そのまた他の猫が他の猫に接触して...」
愛「こうやって連鎖しれ行っちゃう。それをワクチンで止められるから、絶対に打たなきゃいけない」 侑「ねえ、愛ちゃんワクチンって」
侑「一応私も受けた方がいいの?」
愛「ゆうゆがもし一生猫として生きていこうと思うなら、毎年」
愛「ちなみにお値段一万円ぐらい」
侑「たっか!!」
愛「でも命を預かってるんだから、これぐらいちゃんとしないと」
愛「りなりーはうちでバイトしてはんぺんの避妊手術代も稼いでたよ?」
侑「ちなみにお値段の程は...?」
愛「ワクチンと手術費合わせて5万円ぐらいだって言ってた」
侑「ひゃっ...でもそれぐらい払える人じゃないと、命を預かれないというか...」
愛「学園で飼ってるみたいな扱いは受けてるけど、面倒見る人は必要だからね」
愛「必要経費だよ」 歩夢「愛ちゃん、はんぺんちゃんって、地域猫のくくりなのかな?」
愛「んー、そうなのかも...」
愛「少なくとも野良猫じゃないよね、ちゃんと管理もうけてるし」
彼方「ん?地域猫と野良猫って何が違うの?」
愛「野良猫ってのは、本当に家もなく、管理する人もなくって感じで」
愛「地域猫ってのは餌やトイレの管理がされてて、でも家は持たない放浪者ってのかなぁ...」
愛「ニュアンスはちょっと違うから伝わったかどうかわからないけど...」
彼方「管理って璃奈ちゃんの事?」
愛「この構造に当て嵌めれば確かにそうだね」
愛「りなりーを主体とする学園によって、捕獲されて、避妊手術を受けて、庭を自由に歩き回ってる」
愛「みんなの理解も得られてるし、なんなら学園のマスコットだよね」
はんぺん「みゃおん」(オイラはアイドル)
はんぺん「にゃーにゃ」(みんなとおんなじ)
侑「わ、私だってみんなのアイドルくらい!」
愛「はいはい、猫と張り合わないの!」
侑「えっ!?愛ちゃんもはんぺんちゃんの言葉がわかるの?」
愛「ただなんとなく直感で思っただけ」
侑「なんだぁ...」 侑「はんぺんちゃん、君はそんなに過酷な環境を生きてたんだね」
侑「安易に猫っていいなって思っちゃったけど...」
はんぺん「オイラは人間が羨ましいよ。いろんなもの食べれて、病気もすぐに治って」
侑「人間も辛い事沢山あるからやめといた方がいいよ」
はんぺん「じゃあオイラからも、猫はやめておいた方がいい」
侑「お互い強く生きようね」
はんぺん「うん!」
歩夢「2人で何を語り合ってるんだろう?」
愛「さぁ?」
彼方「あっ、もうこんな時間だよ」
キーンコーンカーンコーン 侑「部活終わりの鐘だ。早く着替えて帰らなきゃ」
歩夢「ねえ侑ちゃん、着替える前にこの布の匂い嗅いでみて」
侑「なんだろう....くんくん」
侑「木のクズみたいな独特な匂いがするね。シナモンみたいな」
はんぺん「プクニャン!」(ヒャッハー!)
侑「あっ、はんぺんちゃんがグネグネしてる...」
歩夢「これ、またたび拭いた布でね」
歩夢「よかったぁ。これに反応しないって、人間に戻ってこれてるって事でしょ?」
侑「たしかに....もう猫耳と尻尾はお飾りみたいになってる」
侑「はんぺんちゃんの言葉を理解できるのは謎だけど...」
璃奈「みんなおつかれ〜」ガラガラ
侑「あっ、璃奈ちゃん!」 璃奈「ふむふむ、猫要素がだんだん薄れてきたと」
璃奈「多分、もう1日2日で完全に人間に戻るんじゃない?」
璃奈「言語理解は真っ先に習得される猫要素みたいだから」
はんぺん「えー、話相手いなくなっちゃうのか」
侑「はんぺんちゃんが話相手居なくなって寂しいってさ」
璃奈「安心して。今回の侑さんのデータから優秀な動物翻訳ソフトが作れそうだから」
はんぺん「そっかぁ、楽しみだにゃ!」 人間の言葉理解してるはんぺんは実はネコ語を理解できない人間よりも賢いのではないだろうか しっぽの付け根グリグリして侑ちゃんをクネクネさせちゃうぞ うちの地元は野良猫をわりと見かける地域だけど、皮膚病っぽくなってたり喧嘩?で怪我してたりする猫が結構いるから
猫の世界もすごく大変なんだろうな りなりーなら猫を人間にするスイッチ作れそうじゃね? 歩夢「おーい、侑ちゃん、帰るよ〜」
侑「あっ、ちょっと待って」
侑「今帽子被って、スカートもちょっと長めにして...」
侑「尻尾見えてないよね?」
歩夢「まあ見えてても大丈夫なんじゃない?誰も気にしないよ」
侑「そうかなぁ...」
歩夢「今日は私の家に泊まる日でしょ?」
侑「うん、今日はよろしくね」
侑「はー、今日は歩夢の家に泊まる日でよかったよ」
侑「こんな状態で家に帰ったら、また変なスイッチを璃奈ちゃんに作らせたのかって怒られちゃう所だった!」
歩夢「でも作らせたのは事実だよね...」 歩夢「ただいま〜」
侑「お邪魔します」
歩夢「先にお風呂入っちゃおうか!」
侑「はーい!」
侑「あっ、猫耳ってどうやって洗えばいいのかな?」
歩夢「えーっと、猫 お風呂で検索...」
歩夢「耳に水を入れない様に洗うかぁ。ちょっと難しそうだね」
侑「下向けばいいのかな?」
歩夢「じゃあ私が洗ってあげるから一緒に入ろ?」
侑「うん!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています