侑「最近虹ヶ咲のSSが流行ってるなぁ」
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侑「私の知らない皆の一面が見れて楽しいことこの上ないね」ウムウム
侑「ま、そんな中で私が一番好きなのは璃奈ちゃんが変な物を発明するシリーズなんだけどね」
侑「でもやっぱり、こうしてSSを読んでると私も書いてみたくなってくるなぁ」
侑「……せっかくだし書いてみますか!」 〜30分後〜
侑「ダメだぁー!上手く書けないー!」
侑「いい感じの発明品も思いつかなければ、キャラもいい感じに動かせない……。うぅ、皆のことは私が一番近くで見てるはずなのに……」
ヴー ヴー
侑「ん、歩夢からだ、なんだろ」スッ
@あゆむ:明日の英語の授業
@あゆむ:多分当てられるからちゃんと訳しとくんだよ?
侑「歩夢はいつも優しいなぁ、この優しさはSSでも現実でも変わらないね」
ティン!
侑「それだー!!!」
侑「上手く書けないならいっそ現実をそのまま書けばいいんだ!なんてったって虹ヶ咲のメンバーが身近にいるんだから!」
侑「これは明日が楽しみになってきたぞー!」ウヒョー 翌日 部室
ガラッ
侑「璃奈ちゃんいる!?」
璃奈「わ、侑さん、どうしたの?」
侑「て、璃奈ちゃん一人だけ?」
璃奈「うん、皆まだ来てない」
侑(ちょうどいいや、聞くなら今しかないね)
侑「ねぇねぇ璃奈ちゃん、何かスイッチとか持ってたりしない?」
璃奈「スイッチ?ゲームがしたいの?」
璃奈「もしスマブラなら御相手つかまつる。璃奈ちゃんボード『何度でも導いてやろう……』」
侑「いや、そっちのスイッチじゃなくてね」
侑「あ、でも今度スマブラの対戦はしよ」
璃奈「やろうやろう」 侑「で、話を戻すけどさ。そうだなー、例えば相手を虜にできるスイッチとか幽体化するスイッチとか。あ、スイッチじゃなくても好感度測定器とか未来をシミュレーション出来る装置とかでもいいよ」
璃奈「えぇ……」
璃奈「侑さんは私に何を求めてるの……。璃奈ちゃんボード『ドン引き』」
侑「え、無いの!?」
璃奈「むしろなんであると思ったのか知りたい」
侑「だって掲示板だと皆言ってたもん!」
璃奈「掲示板?……ああ、もしかしてスクールアイドル板?」
侑「璃奈ちゃんも見てるの!?」
璃奈「まあ、一応、たまにだけど」
侑「なんだー、それなら話が早いや」
侑「てわけで、SSとかで出てくるような発明品ない?」
璃奈「ない」
侑「えー!」 璃奈「あのね侑さん、あれはあくまで創作。流石の私も、あんなものは作れない」
侑「うーん、そっかー。ちぇー、ま、現実の璃奈ちゃんだったらそんなもんかー」
璃奈「」ムッ
璃奈「……明日」
侑「え?」
璃奈「明日まで待って。それまでに何か一つ、発明品を作ってくる」
侑「ホントに!?」
璃奈「うむ、女に二言はない。璃奈ちゃんボード『見とけよ見とけよ』」 翌日
璃奈「というわけで、はいこれ」スッ
侑「おお……!ホントに一日で作ってきた……!」
侑「それで、これはどんなことが出来るの?」
璃奈「これは対象に向けて使うと、使用者の命令を対象は必ず聞くようになってる」
侑「すご!」
璃奈「ただし、その対象が歩夢さん限定」
侑「なんで!?」
璃奈「なんでも何も、そういうものだからとしか言いようがない。今の私にはこれが限界」
侑「いやそれでも凄いよ!流石璃奈ちゃん!天使天才天王寺!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ドヤァ』」
侑「それじゃあ早速これ借りてくね!」ダッ
璃奈「くれ悪だよー」ヒラヒラー 自分が金髪ハーレム築いてることになってるのも知ってるのか。 侑(よーし!この歩夢に何でも言うことを聞かせられるスイッチでSSのネタを作るぞー!)
侑(と、いい所に歩夢だ!)
侑「おーい歩夢ー!」タッタッタッ
歩夢「あ、侑ちゃん。どうしたの?」
侑「あのね──」ハッ
侑(待てよ、命令するのは2人きりの時の方がいいか……。歩夢の恥ずかしい姿を他の人に見せたくないからね!) 歩夢「侑ちゃん?」
侑「あのさ歩夢、今日ウチに泊まり来ない?」
歩夢「え、うん、いいけど。急にどうしたの?」
侑「いやー、ちょっとね。その時のお楽しみってことで!」
歩夢「もー、何それ」クスクス
侑「とにかく、約束だよ!」
歩夢「分かりましたー。何があるか楽しみにしてるね」フフッ
侑(よし、これで仕込みはバッチリ!あとはその時にちゃんと命令をするだけ……!)
侑(あ、いざその時になって命令の内容思いつかなかったら台無しだもんね。今のうちに考えとこ)
侑(何が良いかなー)
下2↓ スイッチの仕組みによってはこの命令聞いてくれない可能性もあるからね
まあ作者の腕の見せ所だ ある意味一番歩夢がやりそうにないことだから、テストとしては意味のある命令かもしれない 予想外ではあったけど普通にいいねと思ってしまった
思ってたのと違うのが来て涙目になる歩夢絶対かわいい その日の夜 高咲家
歩夢「おじゃましまーす」ガチャ
侑「お、来たね歩夢」
歩夢「それで、何するの?」
侑「まあまあ、その前にさ、これやらない?」スッ
歩夢「Switch?」
〜間〜
侑「だーめだー!勝てないー!」バタッ
歩夢「侑ちゃん昔からスマブラで私に勝てたことなかったもんね」
侑「新しいのは買ってないって前言ってたし今回はいけると思ったんだけどなー」
歩夢「意外とやり方とか手が覚えててくれるものだね」フフッ 侑「ふぅ……」
侑(さて、すぐにスイッチ使うのもなと思ってスマブラやり始めたけど、冷静に考えてみると私がやろうとしてること結構ヤバいな……)
侑(璃奈ちゃんの装置を疑ってるって訳じゃないんだけど、もし失敗したら歩夢にマジで泣かれそうだし、そもそもとして成功したところで歩夢が口聞いてくれなくなるわけで)
侑(これホントにSSのネタ欲しいが為だけにやることなのか?) 侑「……もし歩夢がさ」
歩夢「うん?」
侑「人に何でも言うことを聞かせられるとしたらどうする?」
歩夢「うーん、私だったら……」
歩夢「…………」
歩夢「何もしない、かな」
侑「え、なんで?」
歩夢「だって、命令される人の気持ちは関係ないんでしょ?それってなんか、悲しくないかなぁ」
侑(……確かにそうか。無理矢理命令してそれをさせても、結局虚しいだけ、かも……)
侑(というかそもそも、SSのネタを作るためにこんなスイッチ使うのなんて間違ってるよね。璃奈ちゃんには悪いけどやっぱりこれは──)
歩夢「でもね」ギシッ
侑「あ、歩夢……?」 璃奈は歩夢は元から侑の言うことなら歩夢は何でも聞くと踏んでスイッチを渡している 歩夢「私は侑ちゃんにだったら命令されても、いいよ?」
侑「!」
侑(こ、これは何!?私にだったらって、そういう事!?)
侑(私試されてる!?)
歩夢「…………」ジー
侑「…………」
侑(わ、私は……)
スイッチを使う?使わない?
下2↓ 侑(やっぱり、これは使わない……!)
侑(歩夢の言う通り相手の気持ちを考えずに命令するのなんて、SSじゃまだしも現実じゃ流石に間違ってる!)
侑(というか自分で命令の内容考えといてあれだけど、歩夢と話せなくなるとか辛すぎる!)
侑(璃奈ちゃんには申し訳ないけど、これは明日返そ)
歩夢「……侑ちゃん?」ジッ
侑(それよりもこの状況をどうにかしないと!) 侑「や、やー!そっかそっかー!」アセアセ
侑「それじゃあまだスマブラやろっか!!」
侑「いやー歩夢は強いからなー!私が勝てるまでやったら朝になっちゃいそうだなー!」
侑「あ、命令でもしてみよっかなー!私と朝まで一緒にスマブラやってよ!なんつってねー!」
歩夢「むぅ……」プクッ
侑「私はルフレ使おっかなー!ほらほら歩夢!早くキャラ選ばないと私が勝手に選んじゃうよー!」
歩夢「侑ちゃんのヘタレ……」ボソッ
侑「今何か言った?」
歩夢「なんでもありませーん」 次の日 部室
侑「璃奈ちゃん、これ」スッ
璃奈「どうだった?いいSSのネタは見つかった?璃奈ちゃんボード『wktk』」
侑「いや、璃奈ちゃんには申し訳ないんだけど、結局使わなかったよ」
璃奈「え、なんで?」
侑「歩夢が言ってたんだけどさ、相手の気持ちを無視してまでやっても悲しいだけじゃないかって」
侑「だからさ、それに触発されたってわけじゃないけど、まずはこれまで以上に歩夢と分かり合って、信頼を築いていくことにするよ」
侑「それこそ、命令したらそれを聞いてもらえるくらいね!」
侑「それじゃ、確かにこのスイッチ返したからね!」
ガラガラ
ピシャッ 璃奈「……だそうだよ、歩夢さん」
歩夢「もう、侑ちゃんってば……///」←隠れてた
璃奈「それにしても、まさか使わないとは。璃奈ちゃんボード『意外』」
歩夢「一昨日の夜に璃奈ちゃんから電話かかってきた時はビックリしたよ」
歩夢「侑ちゃんがスイッチを押して命令してくるからそれに従ってだなんて」
璃奈「ごめんなさい……。でもこんなこと歩夢さんにしか頼めなかった……」
歩夢「大丈夫だよ、璃奈ちゃんは私だったらって頼ってくれたんだもんね?」
璃奈「うん。侑さんと言えば歩夢さん。璃奈ちゃんボード『ベストマッチ!』」
歩夢「ふふっ、嬉しいこと言ってくれるね」
歩夢「でも実際、侑ちゃんにだったら何命令されても良かったからね♪」
おしまい こういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」 みんな可愛い。ほのぼの命令でいちゃいちゃするのも見てみたかったけど、これはこれで上手い捌き方だったと思う @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 命令される所も見たかったけどこれはこれで良き 気が向いたらまた選択肢式とかでもいいのでやってくれたら嬉しい。安価の予想外の楽しみみたいなのは減っちゃうかもだけど 落として上げる展開にすればもっと面白かったのに
勿体ない 侑(それでも私は!名も知れぬスクドル板の皆にチヤホヤされたいんだ!)
侑(それにいざとなったらもう一回命令すればなんとかなるでしょ!)
侑(ごめんよ歩夢!)
侑「歩夢!私に二度と話しかけないで!」ポチッ
歩夢「ッ!」ビクッ
歩夢「…………」
シーン
侑「あ、歩夢さーん?」ヒラヒラー 歩夢「」キッ
侑「」ビクッ
歩夢「」ストン
歩夢「」ポスポス!
侑「え、なに」
歩夢「」ポスポスポスポス!
侑「……ここに座れってこと?」
歩夢「」コクコクコク
侑「う、うん。いいけど……」
侑(……確かに話しかけられてはないけど)
侑(これは成功、した、の……?) 幼馴染なら話しかけなくても意思疎通できるんだよーそろーなぁ 歩夢「」グイグイ
侑「ちょ、コントローラー押し付けないで」
侑「なに、持てって?」
歩夢「」コクコク
侑(なんか可愛いなこれ)
歩夢「」カチャカチャ
侑(キャラ選び始めた、またやりたいのかな?)
歩夢「」スッスッ
侑(画面を指さし始めた。私も選べってことかな)
侑「んー、じゃあゲッコウガで」
こうして喋らなくなった歩夢とスマブラをしながら夜は更けていったのでした。 チュンチュン(・8・)
ユサユサ
侑「んー、なにー……」ムニャ
ユサユサ! ユサユサ!
ユサユサ! ユサユサ!
侑「ちょ、分かった分かった!起きるから!」ガバッ
侑「あ、おはよ、歩夢」
歩夢「」スマホミセツケ
侑「え!?もうこんな時間!?」
侑「ヤバい遅刻する!」
歩夢「」スッ
侑「あ、これ着替え?ありがと」
キガエ キガエ
歩夢「」スッ
侑「今度はコッペパン。これ咥えて学校走るよって?」
歩夢「」コクコク 侑(歩夢が何も喋ってくれない事実が、昨日のことが夢じゃなかったって私に教えてくれる)
侑(全部身振り手振りで表現してくれるのは可愛いんだけど)
歩夢「」GOGO!
侑(流石にちょっとめんどくさい!)
歩夢「」ハヤクハヤク
侑(なんか段々ジェスチャーが上手くなってる気がしないでもないけど、いい加減もういいかな!)
侑「というわけで、やっぱ昨日の命令なしで!普通に喋って!」ポチッ
歩夢「…………」
侑「…………」
グイッ
歩夢「」イクヨ!
侑「ちょ、歩夢!?引っ張らないで!てかなんでまだ喋んないの!?」
侑「歩夢ー!?」 放課後 部室
侑「どーいうことなの!?璃奈ちゃん!!」
歩夢「」ツーン
侑「スイッチ押して命令取り消しって言っても戻んないんだけど!?」
侑「おかげでお昼とか私一人でずっと喋ってるヤバい人みたいになっちゃってたよ!」
璃奈「あー、えっと、そのー……」
璃奈「ちょっと、侑さん、こっちに……」
璃奈「ホントは、あのスイッチを押しても何も起きないの」コソコソ
侑「どういうこと!?」コソコソ
璃奈「実は歩夢さんに協力してもらってて、侑さんの命令を聞いてあげて欲しいって」コソコソ
侑「ってことは……」コソコソ
璃奈「うん」コソコソ
侑・璃奈「「歩夢(さん)は怒っていらっしゃる!」」コソコソ 侑「あー、歩夢さんや?」
歩夢「」ツーン
侑「歩夢ちゃーん?」
歩夢「」ツーン
侑「歩夢……(イケボ)」
歩夢「ッ!」
歩夢「」シ、シラナイモン!
侑「璃奈ちゃーん!歩夢が何も言ってくれないよー!」
璃奈「えっと、その、頑張って?」
侑「対応が雑過ぎる!」
侑「うわーん!ごめんよ歩夢ー!ちょっとどんな感じになるか気になっただけなんだよー!」
歩夢「」ユウチャンナンカシラナイモン!
侑「歩夢ー!!!」 結局侑さんは、歩夢さんに3日くらい口を聞いてもらえなかったみたい。
でも、いつも仲良しな2人だから、たまにはこんなのもいいんじゃないかな。
なんて、それっぽく締めくくってみる。
璃奈ちゃんボード『ザ・エンドってね』 アナザーもとても良かった。3日間周囲もハラハラしてたんだろうな 安価SSは初めてでした……!
どうせえっちな命令になるだろうと思ってたから予想外でした
その後も押すルートしか考えてなかったので何一つ思った通りにならなかったです
あとスマブラはメタナイトくらいしかちゃんと使えないです この歩夢は「ぽむぅ!」って感じで怒ってそう
おつやで 乙。初安価があれでここまで膨らませたのはすごいと思うわ あの安価でこんなにかわいい2人を書けたのは誇るべき
乙でした! @cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ 神SSだね!ありがとう! @cメ˶ˆ ᴗ ˆ˵リ文字化けしちゃった……とにかくありがとね ゆうぽむ多いけどこういう感じのは希少だから大切にしてほしい SSの発明品は創作だから作れないって言ってたし裏でお願いしてたってオチはすごいよかった あの安価からこんな可愛くできるって才能あるな
これからも書いてくれ @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ フム…
🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 神ssだったね! おつ
あの安価からこんな素晴らしいものが見れるとは
最高だった どっちのルートも良かった
これで歩夢が事前に相談されてなかったらやばかったな @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ある意味ひとつの神SS! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています