「あ・の・ね・に・し・き・の w」
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希「……」
凛「……」
海未「……っ」
希「……」
凛「……」
海未「〜ッ」
海未「あ、あのっ」
海未「今回の歌詞は……如何でしょう?」 希「うん。ウチは好きだよ?」
凛「にゃふ〜ん」
海未「えっ!?」
海未「も、もし宜しければっ、メロディも出来上がってますので、そちらも……」
希「聴かせてくれる?」
海未「は、はいぃぃっ!!喜んでぇ!!」
凛(うわぁ)
pi! [あ〜の〜ね〜♪]
[ホニャララララが違うかも〜♪]
希「……」
[独りきりでホニャララララ〜♪]
凛「……」
[悲しく〜な〜る〜のつ〜m]pi!
海未「!?」
凛「園田ってさぁ」
海未(えっ) 凛「昭和育ちなの?」
海未「は?」
希「い、いや……歌詞は良いんだけどね?」
凛「やっぱさ、作曲は成金娘に任s──」
海未「メロディがっ!メロディが駄目なのですね!?」
希「ダメって言うか、そのぉ……」
凛「40年前なら受けたk」海未「星空」ザッ
凛「最先端にゃ」
希「……」 …
………
………………
「ヘーックショイ!」
真姫「……あぁ。おじさんみたいなクシャミしちゃったわ。」
真姫「それになんだか、さっきから変な悪寒がする様な……」
真姫「……」
真姫「……いや、今日は大丈夫のはずよ。」 真姫「あの三バカは音楽室に封じ込めて来たし、仮に出たとしても、エリーと穂乃果が迎撃してくれる手筈だもの」
真姫「てゆーか、今日こそ新曲を作らないと、延々にあの三人から押し付けられるハメになるわ」
真姫「……大体、リリホワのユニット曲で良いじゃないのよ。なんで全体曲にしたがるのかしら」
真姫「……」
真姫「うん。とっとと帰りましょう。」 「照らすんだ〜♪do you know〜♪」
真姫「!!?」
「ステキを!」
「輝いて〜♪Can I do〜♪」
真姫「う、うそっ!?」
「見つけて!」
「ホント・の・奇跡だぁ〜y」
真姫「くっ!」ダッ
希『あ・の・ね!』ズタタッ
凛『が・ん・ば!』ズタタッ
海未『れ・っ!!』ドンッ!
真姫「……フ○ック。」 海未「真姫っ!!」
真姫「……ハイ。」
海未「悲しくなっていませんか!?」
真姫「ハイ。今日もバカ三人組につかまって悲しいデス」
凛「サメ軟骨って大して効かないにゃ〜」
希「まだ効くような歳でもないんやない?」 海未「……真姫。」
真姫「ハイ」
海未「頑張り方、間違ってませんか?」
真姫「ハイ」
海未「Q2のQはコエンザイムでは有りませんよ?」
真姫「ソウデスネ」
凛「サメ軟骨ってモゴッ」
希「サメの話はそこまで〜」 海未「真姫はいつも、一人で頑張り過ぎている気がします」
真姫「ソウデスネ」
海未「はい。その死んだ魚の様な目が、何よりの証拠です」
真姫「ソウデスネ」
海未「……凛、希。」
凛「モゴモゴッ」
希「ん?」 海未「無理は無理と、真姫に認めさせます」
凛「モガッ」
希「了解」
真姫「モウカエッテモイイデスカ?」
海未「──それ!」バッ
真姫「!?」
希「頑張り方が違うかも〜♪」バッ
真姫「うわぁ!?」
凛「独りきりで悩まないで〜♪」バッ
真姫「ちょ、ちょっと!?」 海未「悲しく〜な〜る〜の、つ〜ま〜らな〜い♪」ガシッ
真姫「は、離しt」
『それ!』グイッ
凛「わっしょい!」ソイヤッ
希「わっしょい!」ソイヤッ
海未「わっしょいしょい!」ソイヤッサ
真姫「お、下ろしなさいよ!このバカァアアアアッ!!!」
………………
………
… 海未「着きました」
真姫「……」
凛「伝説の豪邸にゃ」
希「こんな……っ、ビバリーヒルズに建ってそうな家、日本で建てるとか……」
希「もしかして真姫ちゃん、なにか悪いことしたん?」
真姫「東條さん。帰って下さい。」
希「えぇ、ウチだけ〜?」 真姫「……そこの二人も連れて帰って下さい」
海未「ですから、オバQのQはクインテットではないとあれほど」
真姫「だからなんの話をしてんのよっ!!」
ガチャッ
「あら、お帰りなさい」
真姫「ちょっ!?」
真姫ママ「あらまぁ、貴方達は……」 海未「ご無沙汰しております」
希「真姫ちゃんの眷属です」
凛「ただいま!ママ」
真姫ママ「はい、お帰り♪」
真姫「ああぁあああぁもうっ!!!」
ガシッ
凛「いひゃいひゃ!」
真姫「なんで!アンタが!ママとか!呼んでんのよぉ!?」グイッグイッ 凛「ふぁっへ、わわらうぉう」
真姫「はぁ!?」
真姫ママ「もう、ダメよ?真姫ちゃん」
真姫「ママも何か言ってよ!」
真姫ママ「……分かったわ。」
凛「ふぁふへへぇ〜」
真姫ママ「凛ちゃん?」
凛「ふぁい?」 ギュッ
真姫ママ「お帰り♪」ナデナデ
凛「にゃ♪」ギュ
真姫「〜っ」
真姫「──こうしてやるんだからっ!!」バッ
カンッ
「!?」 せんべい缶「……」
真姫「あっはっはっは!いい気味だわ!」
真姫「頭からせんべい缶なんて被っちゃって、まるで遭難教師スタイルね!」
せんべい缶「うっ、うぅっ」
真姫「え?」
せんべい缶「うにゃ……っ」
真姫「あ、ちょっと……」
スッ 海未「缶。泣かないで下さい」ゴシゴシ
真姫「えっ、」
希「缶ちゃん。」ゴシゴシ
真姫ママ「大丈夫?缶ちゃん」キュッキュッ
新・せんべい缶「……にゃおん、」
真姫「……」
海未「それに、泣かずとももう大丈夫ですよ?……だってほら、」
海未「もう家の中ですから。」
真姫「え"っ」 『ハイッ!』
海未『あ・の・ね!』ズタタッ
希『お・邪・魔!』ズタタッ
せんべい缶『です!』ドンッ
真姫ママ「は〜い♪」
真姫「〜っっっ」
真姫「いい!?私は一旦部屋に行くけど、絶対変な事するんじゃないわよ!?」 海未「了解です」
せんべい缶「にゃ!」
希「は〜い」
真姫「……ふんっ!」
バタンッ!
海未「……」
希「……」
せんべい缶「……」
真姫ママ「あらあら、」 海未「……なぜ、真姫はあんなにプンプンしてるのでしょうか?」
希「お月さまとちゃう?」
真姫ママ「そうだったかしら?」
海未「?」
せんべい缶「やっぱさ、海未ちゃんの歌が古臭いからj」海未「星空」ザッ
せんべい缶「ロリエッ!」
希「……」
真姫ママ「飲み物持ってくる〜♪」 真姫「ハァ……きっとまた変な話して、無駄な時間を過ごす事になるんだわ。」
真姫「それに、なんでママもあんなに乗り気なのよ……」
真姫「てゆーかっ!エリーと穂乃果は何やってんのよっ!?」
真姫「お助けLINEも送ったのに、あの二人全っ然返してくれないし!」
真姫「……はぁ、」 ___
_
真姫ママ「お待たせ〜♪」
真姫ママ「みんな、コーヒーで良かったかしら?」
せんべい缶「カッフィーだにゃー♪」
希「コーヒー大好きで〜す♪」
真姫「大人しくしてたでしょうね?」
海未「人様のお家で変な事などしませんよ」
真姫(どの口が……っ!) 真姫ママ「はい、お茶請けのチョコよ?」
せんべい缶「わーい♪」
真姫(ん?アレって……)
希「このチョコ、なんかお高そうですね?」
真姫ママ「そうなの。美味しいわよ?」
海未「この、白と黒が織りなす網目模様。嘸かし高級品なのでしょうね」
真姫ママ「うふふ♪」
真姫(ママ、ホントは怒ってるのかしら?) せんべい缶「美味しいにゃ〜」
希「そうやんねぇ」
海未「えぇ。税込み224円の味がします」
真姫「……」
真姫「で、今日は何の用なわけ?」
せんべい缶「うまうま」
真姫「……まさか、また曲がどーのこーの言うつもりじゃないでしょうね?」カンッ
せんべい缶「うにゃ!?」 海未「……」モグモグ
真姫「てゆーか!新曲出来るたびウチに乗り込んで来るのやめなさいよっ!」カンカンッ
せんべい缶「!?!?」
真姫「何とか言いなさい!この缶娘!」ガンッ
「ん待っへくがはいっ!!」
真姫「!」
海未「……」モグモグ 真姫「な、なによ……」
海未「真ひ」ゴクンッ
真姫「?」
海未「LINEです」
真姫「はぁ?一体なんの話──」
ポヨン
真姫「え?」
海未「……」
真姫(も、もしかして……誰か見てくれた?) 【LINE】
園田園:ラベンダーって可哀想な花ですよね
園田園:折角良い香りなのに、長年トイレの芳香剤として使われて来た所為で
園田園:ラベンダーの香り=トイレの臭い
園田園:このイメージが人々に定着してしまったんですよ
園田園:親の世代だと金木犀もそうらしいです
園田園:諸行無常ですね 海未「伝わりましたか?」
真姫「……」
真姫「イ・ミ・ワ・カ・ン・ナ・イッ!!!」
真姫ママ「私、金木犀の香り好きなんだけどなぁ」
海未「盛者必衰の理かも知れませんね」
真姫「もう黙って!!」 真姫ママ「……でも、良かったわ。」
真姫「は?」
真姫ママ「こうして、真姫ちゃんのお友達が家に遊びに来てくれる様になって」
真姫ママ「ママ、本当に嬉しいのよ。」
真姫「っ」
真姫ママ「海未ちゃん。希ちゃん」
希「海未です」
海未「希です」
真姫(コイツら……ッ) 真姫ママ「そして缶ちゃん」
せんべい缶(と、取れないにゃ……っ!)ググッ
真姫ママ「これからも真姫の事、宜しくお願いします」
真姫「ママ……」
海未「真姫。そして真姫のお母様」
海未「此方こそ、これからもどうか宜しくお願いします」ペコッ
真姫「……」 希「真姫ちゃんには、今までお世話になりっぱなしやからね」
せんべい缶「缶知ってるよ?何だかんだ言って真姫ちゃんも、缶達のこと大事に思ってくれてるって!」
真姫「〜っ」
真姫ママ「いいお友達が出来て、本当に良かったわね?」
真姫「……ウンッ//」
海未「お友達どころか、真姫の事は家族の様に思っていますよ?」
真姫「ちょ、ちょっと///」 希「そうやで?ウチらはもう切っても切れない間柄なんやから」
真姫「い、いいわよもうっ///」
せんべい缶「西木野さんちの四姉妹だにゃ」
海未「──と言うわけで、お母様。」
真姫ママ「なぁに?」
海未「私達三人と養子縁組を組んで下さい」
真姫「はぁ!?」
真姫ママ「あら、それもいいわねぇ♪」 希「そしたらウチ、長女が良いなぁ」
せんべい缶「……あー、」
せんべい缶「一番大っきいk」希「星空」ザッ
せんべい缶「……」ムッ
せんべい缶「一番!大っきいかr」希「わーい♪」ギュッ
メコメコッ
アルミの塊「──ッ!?ッ!!?!?!?」グッグッ 希「次女は海未ちゃんやね」
海未「そうですね」
真姫「……」
真姫ママ「だと、真姫ちゃんはやっぱり末っ子かしら?」
真姫「……末っ子はこの猫缶でしょ。」
アルミの塊「んぎぃーっ!!!」グッグッ
真姫「て、そんな話ししてる場合じゃないのよっ!!!」 真姫「アンタらさっさと帰りなさいっ!!私は曲を作らなくちゃならないのっ!!」
真姫「だから──」
希「し、死神の正位置……っ、」プルプルッ
真姫ママ「えっ?え!?ヤバいの!?わたしヤバくなっちゃうの!?」
希「わかんな〜い」
アルミの塊「誰かペンチ持ってきて」
真姫「……」
海未「まったく、何処の穀潰しですか!」 海未「工場制手工業、別名"マックスファクター"などと言っている愚か者は!」
海未「もし本当にそう覚えてしまったら、一体どう責任を取るつもりなんですかね!プンプンッ!」
真姫「なぁにがプンプンよっ!!」バンッ
真姫「てゆーか!一体何に怒ってるのよ!?」
海未「……真姫。」
真姫「な、なによっ」
海未「あの曲どうでした?」
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