侑「余命が1年になるかわりに好きな人が手に入る…?」
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歩夢『うん、学校の近くで声をかけられて…』
侑「こ、こわいこわいこわい!今家だから時間かかるけど迎え行こうか!?」ガタッ
歩夢『う、ううん!私今はもう他のところにいるから』
侑「な…なんだびっくりした…助けてって電話かと…」
歩夢『心配させちゃってごめんね。今日帰れるかわからないから夕飯は食べててって連絡だったの』
侑「あ、はーい了解。もう、そういう怖いこと言われるとやっぱり同じ大学に行けばよかったって思っちゃうなぁ」
歩夢『私のために進路を変えるのは絶対だめって約束したでしょ?』
侑「わ、わかってるって、ちゃんと守ったじゃん。歩夢に声かけた変な人が悪い!」 侑「うーん…じゃあそこは置いておくにしてもだよ?余命1年ってあんまりだよ!せっかく好きになってもらえたのに!」
歩夢『あ、それは聞いたとき私も思ったな」
侑「だよね?頑張ったらそのあとずっと一緒にいられるかもしれないのに。というか普通に死にたくない!」
歩夢『大好きな人にどうしても釣り合わなかったとか……振り向いてもらえなかったとか』
侑「あぁ失敗したパターンか…!いやでも1年しか生きられないならやらないよ!お別れが辛いだけだし…」
歩夢『…逆に1年間だけなら、って考え方もあるかもね』
侑「ど、どういうこと?」
歩夢『強制的に好きにさせちゃっても1年間で解放できるなら…って』
侑「ううーん…えぇー…?」 >>3の前
歩夢『ふふ、そうだね。ごめんね?さっきのは侑ちゃんだったらどうするかなってふと気になっちゃって』
侑「え?もちろん断るよ!というか私はもう歩夢を手に入れてるし」
歩夢『も、もう、侑ちゃんはまたそうやって…』
侑「ま、そうじゃなくても断るけどね」
歩夢『そうなの?』
侑「だって不思議な力で付き合ったって嬉しくないし!」
歩夢『えー?私は侑ちゃんが好きになってくれるならなんでもいいかも』
侑「うわぁ、恋人からの愛が重い」クス
歩夢『こういう人も多いと思うけどなぁ』 侑「うーん…じゃあそこは置いておくにしてもだよ?余命1年ってあんまりだよ!せっかく好きになってもらえたのに!」
歩夢『あ、それは聞いたとき私も思ったな」
侑「だよね?頑張ったらそのあとずっと一緒にいられるかもしれないのに。というか普通に死にたくない!」
歩夢『大好きな人にどうしても釣り合わなかったとか……振り向いてもらえなかったとか』
侑「あぁ失敗したパターンか…!いやでも1年しか生きられないならやらないよ!お別れが辛いだけだし…」
歩夢『…逆に1年間だけなら、って考え方もあるかもね』
侑「ど、どういうこと?」
歩夢『強制的に好きにさせちゃっても1年間で解放できるなら…って』
侑「ううーん…えぇー…?」 歩夢『ふふ、納得いってない顔してるでしょ』
侑「だって…歩夢はやる?これ」
歩夢『やらないよ?私だってもう手に入ってるもん』
侑「う…言われるとちょっと照れるねこれ」
歩夢『照れてる侑ちゃんもかわいいよー』
侑「やめてよ…じゃ、じゃあ手に入ってなかったら?」
歩夢『えー?侑ちゃんが?……うーん、そしたら連打しちゃおうかな?』
侑「あははっ、なにこれスイッチの設定だったの?」 歩夢『……あ、ほんとだ、スイッチなんて一回も言ってなかったね』
侑「歩夢が連打っていうと嫌なこと思い出すなぁ。覚えてるよ、あのつっまんないゲームに3時間付き合わされたの」
歩夢『ご、ごめんってば…もう、そういうことは忘れていいのに』
侑「それでえっと、何の話だっけ?…あぁ、スイッチスイッチ」
歩夢『侑ちゃんは私が手に入ってなくても使ってくれないんだね』
侑「使わないね。さっき言ったけど自分の力で好きにさせたいし」
歩夢『どうしても好きになってくれなかったら?』
侑「えー?……ご、ごめん私のことを好きじゃない歩夢ってあんまり想像できないかも」 歩夢『うーん…じゃあ私が他の人を好きになってたら?』
侑「もっと想像できない!」
歩夢『まあ自惚れ屋さんですこと』
侑「申し訳ございませんことよ」
歩夢『でも私も…他の人を好きになる私のこと想像できないなぁ』
侑「でしょ?」
歩夢『うん……できなかった』 侑「まあもし他の人と付き合ってても私は押さないよ」
歩夢『侑ちゃんは諦めて違う人を好きになるの?』
侑「違うよ。何回も何年もアプローチする。好きな人がいるなら私は他の人に何言われても靡かない」
歩夢『……知ってるよ。侑ちゃんのそういうところが好き』
歩夢『だから私は……』
侑「声が小さいよー?あ、今照れてるでしょ」
歩夢『照れてないですー』
侑「あははっかわいい」 歩夢『……ねえ侑ちゃん?』
侑「んー?」
歩夢『今までありがとう』
侑「!ふふ、懐かしいね……歩夢、今までありがとう」 侑「……」
侑「ちょ、ちょっと!歩夢が振ったんでしょ!これからも〜は?」
侑「……歩夢?もしもーし?」
完 これで実は侑も歩夢のことが好きだったのに、歩夢の勘違いから病んだ結果だとしたらゾクゾクする >>10の5分後
歩夢「上原歩夢ちゃんは死んでへんでーーーーー!!!」 ,,__△_
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
/ ∪ ∪
( ノ
)ノ >>9とか読み返すと侑ちゃんに別の好きな人がいたパターンな気がする
苦しい ぶっちゃけありえる
一年だけ拘束するとも言ってたしな 世にも奇妙な物語みたい
7レスでこの完成度はたまげたなぁ 可愛い系だけじゃなくてこういう仄暗いのやギャグっぽいヤンデレやひたすら一途なのや悲しい失恋まで色々似合うキャラだなあ 実は両想いでしたってパターンでもなく普通に侑ちゃん別の子が好きだったっぽい感じだな 秀逸な短編だった
読み終わった後にゾクッとなったわ 別の子に何回もアタックして付き合う可能性があったから押したんかな? 侑の好きな相手にも誰か他に好きな相手がいたっぽいね 振り向いてもらえなかった、侑は好きな人がいたら靡かない…ときての「だから私は」だしもう付き合ってたんじゃ? 歩夢が何を言っても侑はその相手にめげずにアプローチし続けてたとも読める 歩夢が死んでいろいろ思い出した時の侑ちゃんの心情を想像すると抜ける 考察が捗りますね!!!!!
切ないですがこういう話もいいものです!!!!! これ侑側の歩夢を好きな気持ちは効果が切れてもそのままなのかどうかは気になるよな… 侑のスイッチ押す前の歩夢以外への気持ちが戻らないとしたら、この歩夢はあまりにも身勝手で最低だよな
だとしたらずっと後悔してたかもな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています