侑「脱衣麻雀やろうよ!!!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
侑「そんなわけで始まりました第一回、ニジガク二年生麻雀大会!!」ジャラジャラ
侑「ルールは簡単!! 一万点ごとに一枚脱衣!! 以上!!!」ジャラジャラ
愛「まあざっくり言ってシャツ、スカート、靴下で三万点だから、トビで下着姿ってわけだね。愛さん燃えてきたー!」ジャラジャラ
せつ菜「うう………脱衣麻雀にする必要はあったのでしょうか?」ジャラジャラ
歩夢「あはは………」ジャラジャラ しずく「さて! そんなわけで始まりましたニジガク麻雀最強決定戦。実況は我々1年生組と3年生組です!」
かすみ「なんで脱衣麻雀なんですかね……」
果林「だってあの子(侑)がすごいプッシュするから……」
エマ「最近いっぱい麻雀漫画読んで勉強してたもんね〜」
かすみ「それ、勉強っていうんですか?」
璃奈「決め台詞の練習してる姿を何回か見た。りなちゃんボード「背中が煤けてるぜ」」 彼方「んふふ〜。それよりも、一局目が始まるよ〜」
しずく「はい。あ、私達は別室でモニターしていて、声は先輩達には聞こえないようになっています。勝負は持ち点25000点スタートの東風戦」
しずく「持ち点から一万点マイナス毎に一枚脱衣で、持ち点がマイナスになってもオーラス終了までは続行になります」
しずく「あと、作者がそこまで麻雀に詳しくないのでややこしいルールは勢いで誤魔化す方針となっています!」
璃奈「点数計算が誤ってても、そこは華の女子高生が打つ麻雀だからということで寛容な心で見逃してほしい」
かすみ「ちょっ、メタな発言やめてよ!!」 親:宮下(東) 優木(南) 高咲(西) 上原(北)
東一局 ドラG(八筒)
しずく「さてさて始まりました。配牌はー?」
果林「可もなく不可もなく……あら。でも愛の配牌は割と綺麗ね。すんなりリーチできそう」
エマ「あ。綺麗にいい牌が転がり込んできたねー♪」
かすみ「楽しいの天才ってのは、伊達じゃないということですね」
璃奈「愛さん、こういうひりつくギャンブルとかは得意そうだから」
かすみ「……まあ脱衣がかかってますしね」 愛「よっしゃリィーーチ!」バシィンッ 打一(一萬)
三四五六七八九九EFG23 1−4待ち(一索-四索)
かすみ「おっと、先制の親リーが入りましたね」
璃奈「メンピンドラ一の好形。待ちは一、四索で場にはまだ見えてないからツモでもいける判断」
しずく「あ、一枚四索を歩夢さんが抱えてる形ですね」
せつ菜(……早いリーチですね。ここで一発を振り込んで流れを持っていかれるのは避けたい……現物です)打西
侑(うーん……手が進まないなぁ……上がっても大したこと無いし、親番はまだ残ってるから今回は逃げよう)打H
歩夢「これかな」打發
かすみ「まずは一発回避の現物打ちが続きますね」
愛「よしこい! 一発ーーーーぅならずかぁ!」タァン 打白 かすみ「一発ツモならず。でもまだ10順以上残ってますからね」
しずく「歩夢さんは……オリ気配ですね。せつ菜さんは一向聴、侑さんは……三向聴くらいでしょうか」
かすみ「そうですねぇ。手も高くならなさそうですし、侑先輩はオリじゃないですか?」
璃奈「序盤だから、みんなまだ慎重」
愛「よぉしツモっ!! メンピンツモドラいちと……裏も乗って、親満!! よしみんな4000点ちょーだい!」
侑「うわぁ初撃から痛いなあ……」
せつ菜「幸先悪いですね……」
歩夢「まあ、振り込まなくてよかったよね侑ちゃん」
しずく「まずは愛さんの親満ツモ。幸先の良いスタートになりました」
愛「いやーーーっ!! 麻雀って楽しーーー!!!」ぺかーっ
愛:37000点(+12000)
侑、せつ菜、歩夢:21000点(-4000) 東一局 一本場 ドラ1(一索)
少し進んで……
侑(暗刻になっちゃった。ま、いっか) ツモ八 打白
四八八八EF11489東東
かすみ「侑先輩は……ドラの一索を雀頭にして、東鳴いて三翻ってところでしょうか」
璃奈「愛さんの親を蹴るには悪くない形。でも、片方が八索九索の辺張だから、そっちで待つことになると微妙。できれば七索引くか鳴いて五筒-八筒の両面で構えたいところ」
エマ「いや! ここは四暗刻で!」
かすみ「四暗刻何向聴ですか………流石に無謀が過ぎますよ」 しずく「他の人はちょっと重そうですね。歩夢さんは……あ、あれだと二三四の三色、断么九込にすれば満貫手ですよ」
歩夢「………」
二三七八234ACGGH東 ツモB 打H
↓
二三七八234ABCGG東
かすみ「嵌張ずっぽし、やっぱり持ってますねえ歩夢先輩は」
果林「東は……歩夢が一枚抱えてるのね。切らないのかしら」
璃奈「愛さんを警戒してるのかも知れない。ダブ東で逃げられると困る」 エマ「あ、せつ菜ちゃんの手が進んだよー」
せつ菜(よし、嵌七索が来ました)打九
一六七九ABCDE5568
↓
一六七ABCDE55678
彼方「綺麗な形だねぇ〜。麻雀打つときは菜々ちゃんモードで打ってるのかな?」
璃奈「愛さんは……安手で親継続したいところだけど、ちょっと微妙」
愛(しまったなー……役牌鳴いてサクッと上がっておくべきったなあ。泣いても遅いけどね)
愛「ぶふっ」
かすみ「まーた自分のダジャレで自分で自己完結してウケてますよ……」
侑(気になる) 数巡後
しずく「歩夢さんの聴牌が早かったですね。東切ったら一萬四萬で、四萬なら断么九三色で高め、リーチかければ跳満まで見えますよ!」
歩夢「………」打東
二三六七八234ABCGG 一萬-四萬待ち
果林「あら。リーチしないのね」
璃奈「ダマでも7700の手。一萬が出てしまうと安いから、選択肢としてはアリだと思う。でも……」 ピンズが文字化けして読めないのって環境の問題?
一打ごとにかすみんたちが解説してくれるし脳内補完できるから大丈夫だけど 侑「ポンッ!」東東東
かすみ「ちょっと遅れて出てきた東を鳴いた侑先輩。四萬切ったら聴牌ですけど……」
侑「うーん………通れっ!」打四
かすみ「あー、それ通らないんですよねー」
しずく「歩夢さんの高めタンピン三色に振っちゃいましたねー」
歩夢「………」ツモリッ
璃奈「え?」
しずく「あが……らない!?」
果林「なんでかしら……」 エマ「見落としたのかな?」
かすみ「果林先輩じゃないんですから……」
果林「あら? かすみちゃん今何か言ったかしら?」ぐにぃいいい
かすみ「ぎいぇえええええええ!!!!! ほっぺ!!!! かすみんのほっぺがおもちみたいにぃいいいいい!!!」
璃奈「なんでわざわざ見逃したんだろう」
歩夢「………」ツモ七 打七
しずく「ツモ切りで一応聴牌復活ですけど……これも立直しませんでしたね……」
彼方「…………」 愛(まいったねー……もう親が回ってこないから、この12000のリードであとは逃げ回らなきゃかぁ)
愛(でもまあ、ドラが視えてないし、ここで3000〜5000点振っちゃうのももったいないよねぇ)打白
愛(ま、回してる間に聴牌取れればそれでよし。ゲームはまだ始まったばかりだしね♪)
せつ菜(侑さんは多分テンパイしましたね………歩夢さんのアレは、スジで回したのでしょうか?)
せつ菜(……とりあえず、形テンだけでも目指したいですね。上がりきる自信はちょっとありません) せつ菜(さて。手元に安牌はなし……となると、まあスジの么九牌切りですよね。振っても断么九は付きませんし)打一
歩夢「ロン。1300点」パタン
せつ菜「えっ?」
かすみ「えっ?」
しずく「えっ?」
璃奈「えっ?」
エマ「?」
彼方(………なんで?) 侑「せっかく聴牌してたのにな〜」
歩夢「ごめんね侑ちゃん」
せつ菜(い………今のは?)
愛(…………平和のみ)
愛(……さっきの歩夢の七萬はツモ切りだった。待ちは変わってない)
愛(ってことは、さっきのゆうゆの四萬で上がれば二三四の高め三色だった)
愛(それを見逃して、せっつーの一萬で1300点? 何を企んでるのかな……)
せつ菜(……狙い打たれた? でも、7700を蹴ってまで上がる価値があるものでしょうか?)
愛・せつ菜((…………読めない))
歩夢「………」ジャラジャラジャラ
愛:37000点
歩夢:22300点(+1300)
侑:21000点
せつ菜:19700点(-1300) 東二局目 親 優木
エマ「えっと、みんなの配牌はー?」
彼方「割と重めなのかなぁ?」
果林「うーん………あの子(侑)のは単純にバラバラって感じもするけど」
かすみ「……ゲェ!? せつ菜先輩の初手エグっっ!!」
しずく「どれどれ……うわっ」
一一二二三三四五六八九C東發
せつ菜(来ました! 勝負手!!)
璃奈「ヤバみある」
エマ「ヤバみあるねー」
果林「エマ」 かすみ「一気通貫一盃口に混一色……」
しずく「リーチかけたら倍満手、清一色に走ろうものなら三倍満ですよ……」
璃奈「鳴き清一色でも跳満。これは強い」
せつ菜(ふふふ……私の中の優木せつ菜が、抑えられなくなってきましたよ!!)タァン! 打C
侑(うーん……ビミョーって感じだなあ。とりあえず字牌整理しとこ)打發
歩夢「………」打H
愛(せっつーのテンションわかりやすいなー。そんで初手四筒ね、こりゃちょっと警戒したほうが良さそうだね)打發
しずく「これで發が三枚ですね」 璃奈「せつ菜さんはツモ切り連打。一向聴気配、あからさまにヤバい状態なのはみんな気づいてるみたい」
かすみ「愛先輩は対子が四つ並んでますね。七対子でも狙うんでしょうか」
彼方「いつでも戦線離脱できるようにしてるのかな〜。侑ちゃんはフツーのタンピン狙いっぽいけど、共通安牌残してるね〜」
果林「歩夢は場が進んでも辺張に寄ってるわね……無理矢理混全帯么九にでも持っていったほうがよかったんじゃないかしら?」
エマ「でも真っ先に九筒切ったよね。コツコツ頑張る歩夢ちゃんらしいと思うよ♪」
せつ菜(……! 来ました!!)チャッ
一一二二三三四五六八九東發 ツモ七 かすみ「あ! ついにせつ菜先輩が辺七萬を引き入れました!!」
しずく「東は場に見えてません……發は開幕から二枚切れ。ここは……」
せつ菜「行きますよ!!! リーチです!!!」ガッ 打東
しずく「發地獄単騎!!! 最低でも跳満手!!! ツモるか裏が乗れば倍満、一発つけば三倍満見えてますよ!!」
果林「掴んだら出ちゃうような牌ね………王牌に沈んでる可能性もあるけど」
璃奈「東が暗刻で持たれてる可能性も考えたのかな。それだったら、絶対出ない東を待つよりは一枚でもツモれるかもしれないという考え?」 侑(とりあえず一発だけは避けなきゃ……)打C
歩夢「うーん………」打@
愛「うひひ、ノッてるねえせっつー」打白
せつ菜「さあ!! 私に夢を見せてください!!!」グワッ
せつ菜「む………!」
侑「まさか……一発ツモ!?」 せつ菜「ーーーならずですっ!!」打1 タァンッ
侑「ふぅ……ひやひやしたよ」
愛「ま、そうやすやすと一発ツモはでないよねえ」
歩夢「あっ、それポン」 111 打八
せつ菜「はい、どうぞ」
愛(このタイミングで一索ポン? そして染め気配のせっつーに対して萬子切り……張ったのかな?)
侑「順番飛ばされた……」 愛(むぅ……安牌尽きたなー。歩夢の待ちは中張っぽい。そんで、特に今のせっつーに萬子は押したくない)
愛(せめて時間が稼げる牌がツモれますよーにっ)ツモ發
かすみ「あ!!!!」
しずく「来ちゃいました特大の爆弾が!!!!」
果林「あー……これ切っちゃうわよねきっと」
愛(場に二枚切れの發……まあ切るならこれしかないか)打發
かすみ「あーーっ!! あーーっ!! 大変なことになってしまいましたーーー!!!」 せつ菜「愛さん!!! それです!!!」
愛「げ」
せつ菜「ロン!!!!!!」パタン
愛「あっちゃー……まさかの地獄単騎とはね……ってうっそ何それ!?」
せつ菜「立直、一盃口、一気通貫、混一色!! 裏ドラは……八萬で裏イチ!! 8翻の親倍で24000点です!!」
愛「ぎやあああああ!!! イタイ!!! さすがにそれはイタイよせっつー!!!」
せつ菜「麻雀って楽しいですね!!!!!!!」ぺかーっ!
愛「うぐぐぐぐぐ………!!」
せつ菜:43700点 (+24000)
歩夢:22300点
侑:21000点
愛:13000点 (-24000) 侑「あ、愛ちゃん!!!」
愛「な、なあにゆうゆ?」
侑「脱衣だよ脱衣!! ほら脱衣!!!」
愛「あっ」
愛「あ゛ぁああああああああーーーーーーーーっ!!!!!!!」
かすみ「先輩、他人事だからってめっちゃ楽しそうですね……」
エマ「トキメキ感じてる表情してるね〜」
かすみ「脱衣麻雀に感じるトキメキとは……」 侑「はい!! シャツかスカート一枚脱いでね!!」ぺかーっ!
愛「ええと……靴下じゃだめ?」
せつ菜「何言ってるんですか愛さん!! そんな弱腰じゃいけませんよ!!」ぺかーっ!
愛「うぐぐぐぐ……! 自分が安全域に届いたからって……!!」
歩夢「あはは………」
侑「ほらだ・つ・い!!! だ・つ・い!!!! だ・つ・い!!!!!!」
愛「う……う、うぅーーーーーっっ!!!!!!」 ―――シュルリ、と。興奮冷めやらぬ部室に布が柔肌を引っ掻く音が響く。
自らの鼓動の音が、その衣擦れ音を覆い尽くしてしまうのではないかと思わんばかりに早鐘を打つ。
高められた神経は心拍数を早め、全身の血液循環を促し、その結果として顔は酷く紅潮する。
耳の先端までもが熱を帯び、呼吸は自然と荒くなる。
外界にさらけ出された豊かな双丘は、オレンジ色の鮮やかな下着に包まれていた。
シャツの上からでも強く自己主張を果たしていたそれらは、触れずともその熱量、そして弾力を強く訴えているようであった。
モデルとして名を馳せる朝香果林にも引けを取らぬ抜群のプロポーション―――その豊満からは想像もできぬほど引き絞られた腰までのラインは、酷く蠱惑的だった。
更に、ここにはもう一つのスパイスが施されている。
普段から明朗快活、ライブステージであっても比較的露出が高い衣装を着こなし、激しいダンスパフォーマンスを披露する彼女が見せる、恥じらいという名の媚薬。
自らの胸中から際限なく上昇する熱量は、表皮からの雫となって、それが気化する際に濃厚なフェロモンめいた香りを振りまいていく。
しずく「そしてその香りにあてられた少女は堪えきれず、己の理性を縛る鎖を解き放ち荒ぶる情欲をその豊かな双丘に……!」
かすみ「いらん実況をいれるなーーーー!!!!」スパーン 愛「さああ!!! これでどうだ!!!!」ブラジャー姿
侑「おーーーっ!! さっすが愛ちゃん!! そこに痺れる!! 憧れるぅ!!!」
歩夢(本当に脱ぐんだ……///)
せつ菜(勢いでノッてしまいましたが、やはりちょっと恥ずかしいですね///)
愛「そっこー取り返してやるからね!! 次行くよ!!!!」ジャラジャラジャラ しずく「いたた……それにしても、愛さんったらかわいらしいですね♡」
璃奈「………………」ムラッ
果林「でもあれね。普段のステージ衣装があんなのだから、そこまでこう違和感がないというか」
かすみ「部室で上半身ブラジャー姿で麻雀打ってるのに違和感が出ないって凄まじいですよね……」
エマ「ボーノだよー♪」
彼方「………」 彼方(………にしても、さっきの歩夢ちゃん)
彼方(最後の手牌は、確か……)
二三六六@ABEG1179
彼方(とてもじゃないけどアガれる手格好じゃなかったし、ベタオリ気配濃厚だった。それなのに、なんで二順も凌げる材料になる一索をポン?)
彼方(形式聴牌取りに行ける状況でもないし……)
彼方(……歩夢ちゃんが鳴かなければ、發は侑ちゃんがツモってた)
彼方(……ポンでツモ順をずらして、アタリ牌を愛ちゃんに掴ませた?)
彼方(まさかね………) 東二局目 一本場 ドラA
十巡目
侑「立直!!」打九
二三四八八八AAFH北北北
かすみ「侑先輩立直ですが……役無し、嵌張の八筒待ちですか」
しずく「ドラドラ乗ってるんで、裏乗っけて満貫狙いですかね。完全に運頼みって感じですが」
璃奈「八筒は場に一枚見えてるだけ。でも……」
せつ菜「通らば立直です!! 勝負です侑さん!!!」打二
侑「げっ!?」 璃奈「せつ菜さんの立直。待ちは六索九索。どっちも場には見えてないから、見えてる確率だけならせつ菜さんの方が3倍近い」
しずく「実際には歩夢さんが六索二枚持ってますね。七対子一向聴ですから高め六索の出上がりは望み薄ですかね。でも九索はワンチャンかなー」
果林「さて、どっちがツモるのが早いかーー」
歩夢「ポン」 二二二 打E
果林「えっ?」
しずく「えっ?」
かすみ「えっ?」
璃奈「二萬ポン?」 愛(………六索か。無筋の危険牌)ツモ6
愛(これも、本来ならゆうゆがツモ切りしてた牌)
愛(………まさか、とは思うけど)打北
せつ菜「むぅ……一発が消されてしまいましたね」打F
侑「うーん……駄目かなぁ」打4
歩夢「………」ツモC 打6
かすみ「あ」
璃奈「えっ」
しずく「嘘っ」
せつ菜「それです歩夢さん!! メンタンピン裏裏! 12300です!!」パタンッ
歩夢「……流石に欲張りすぎちゃったかな?」パタン
愛(伏せた牌……どういう形から六索を切り出したんだ?) 彼方「…………」
彼方(まただねぇ歩夢ちゃん……)
彼方(ポンする前の歩夢ちゃんの手牌は)
二二六六EFHH66東東白
彼方(七対子一向聴……EFどっちかを迎え入れて白を切って聴牌。ベタオリするにも二萬二枚で回せる状態)
彼方(そんな状況で二萬ポン。結果、せつ菜ちゃんのアタリ牌である六索は愛ちゃんに向かった)
彼方(もし歩夢ちゃんがポンしなかったら侑ちゃんが一発に振り込んで親っ跳)
彼方(……確認できないけど、次の侑ちゃんのツモ牌に九索が生き残ってる確率は決して低くない。まだ山の中なんだから)
彼方(偶然にしちゃあできすぎてないかい? 歩夢ちゃん) 侑「あっ、歩夢も脱衣だ!!」
愛「そうだそうだ! 脱ーげ! 脱ーげ! 脱ーげ!」
歩夢「うう………///」シュルシュル……
……震える指が布の両端を力なく摘む。
しっとりと張り付いたヴェールを、1ミリずつ剥がすかのように布を少しずつ、焦らすように下ろしていく。
手が進む度に露わになる柔肌は雪のように白く、それでいて温かみのある僅かな朱が垣間見える。
そして何よりも、そのヴェールが覆い隠していた濃密な空気―――上原歩夢という、清楚で清純な、物語のヒロインとして生を受けたかのような少女に似つかわしくない、それはあまりにも動物的本能に語りかける空気が立ち上る。
しずく「それはまるで灰かぶり姫が愛しの人に操を捧げるが如く―――いたたたっ! かすみさんハリセンで叩くのやめてくださっっ!」
かすみ「どうしてっっ!!! いちいち!!! 靴下を脱ぐだけで!!! やらしい実況をいれたがるんですかっ!!!!」パシーンパシーンパシーン 侑「素足の歩夢もかわいいよーーー!!!!」
せつ菜「な、なんだかちょっ、こう、歩夢さんの脱ぎ方ってちょっと扇情的ですよね……///」
愛「ってずるくない!? アタシ靴下脱ごうとしたらブーイング入ったのに!?」
せつ菜「あ、愛さんは……ステージ衣装でなんとなく耐性がありますが……///」
侑「歩夢が脱衣しちゃうとその………ガチ感が……///」
歩夢「/////」
愛「さ、差別だーーー!!!!!」ピエエエエエン
せつ菜:57000点 (+13300)
侑:20000点 (-1000)
愛:13000点
歩夢:10000点 (-12300) 咲SSにあった代理脱衣SSにして侑ちゃんを脱がせよう 東二局目 二本場 親 優木 ドラH
かすみ「さあて、せつ菜先輩の勢いが止まりません! またまた好形一向聴!!」
しずく「でも侑さんの配牌も悪くありません。混全帯么九混一色の線も見えてますよ」
璃奈「非科学的かも知れないけど、それでも流れはせつ菜さんにある。簡単には止められなさそう」
せつ菜「…………!」
二二六七八CDF45678 ツモ6
せつ菜「来ました!! 行きますよ!! スカーレットリーチ!!」打F
せつ菜(待ちは三筒-六筒! 三色はつきませんでしたが、これで十分!)
果林「ノッてるわねーせつ菜。もう追いつけなくなっちゃうわよ」
エマ「そうだねー」
彼方(果たしてそうかな? 本当に流れがきてるのなら、三色で張ってそうなものだけどなぁ) 歩夢「カン」FFFF 打白
せつ菜「って、あーっ! 私の一発がー!!」ガビン
せつ菜「いいえ! 気を取り直しましょう! きっとドラが乗るはずです!!」
侑「っ、ポン!」 白白白 打G
一一BHHH9中中中 白白白
せつ菜(侑さんが白ポン! 仕掛けてきました!)
せつ菜「! 新ドラは……!?」
ドラ表示牌:中
せつ菜(くっ……私に乗らないどころか、侑さんが一気に満貫手!!) 歩夢「……」打一
侑「ポン!」 打9
愛(二鳴き!)
歩夢「………」ツモ打北
愛(降り……れるかな)打發
せつ菜「くっ………!」ツモ打1
侑(……! よし、聴牌!)
BHHH中中中 一一一白白白 ツモA
侑(これで混全帯么九が狙える! となれば!) 打H
せつ菜(Fの壁、ということでしょうか……恐れずドラを切ってきましたね……!) 歩夢「………」打4
愛「よっ」打1
せつ菜「………くっ、通ってください……!」打@
侑「通さないよ!! ロン!!」
ABHH中中中 一一一白白白 ロン@
せつ菜「いやあああああ!!!!!!!」
侑「わーーーーっはっはっはっは!!!! 混全帯么九白中にドラ5だああ!!!!!!!!」
侑「倍満!!!!!! 16600点!!!!!」
せつ菜「そんなああああ!!!!!!!」
愛「二人共声が大きいってば!!!!」
侑:38600点 (+17600)
せつ菜:38400点 (-17600)
愛:13000点
歩夢:10000点 侑「ふひひ……僅差でトップ! とりあえずせつ菜ちゃんの脱衣に手が届いたって感じだね!!」
せつ菜「うう……私のスカーレットリーチが……」
侑「………せっかくだからさ。一位になった人が最下位の人に何か命令できるってルールにしない?」
愛「自分が一位になった瞬間突然のルール変更!?」
せつ菜「そういうのは最初に取り決めしておくべきでは!?」
侑「ね? 歩夢はどう思う?」
歩夢「えええ………ま、まあ……侑ちゃんがそう言うなら……」 侑「ほら! 現状最下位の歩夢がそう言ってるんだから!! はいルール追加ね!!」
愛「いいの歩夢!? あんな横暴認めちゃって!!!」
せつ菜「…………まあ、私も別にいいと思いますよ」
愛「あ!!!! せっつー自分がまだ3万点超えてるからってずるいぞ!!!!!」
侑「さ、早く続きうとっか!!!」ぺかーーっ!!
愛「もーーーーっ!!!」 しずく「おーーーっとここでまさかのルール変更!! 一位の人は、最下位の人にえっちな命令が出来る権利が付与されることになりました!!!」
かすみ「えっちな命令とは一言も言ってませんよね!?!? っていうか、先輩も結構ゲスいことしますね自分が一位になった瞬間提案するって!」
璃奈「フットワークの軽さは見習うべきなのかも知れない」
エマ「見習うべきなのかなあ果林ちゃん?」
果林「見習っちゃ駄目よ」
彼方(……あの状況で侑ちゃんの選択肢は八筒切りの他に、三筒切りの択もあり得た)
彼方(七筒カンすることによって、五筒-八筒待ちの可能性を消して、八筒切りを誘導したのかな?)
彼方(そしてカンで侑ちゃんにドラがモロ乗り……怖いねえ) おつおつ
これで侑ちゃんに命令したいがために歩夢が本気出して始めたら笑うわ 対々和を付けた方が良いのではとも思ったけど両面高め倍満ならそっちの方が確率的にはいいか… 脱衣シーンだけ文豪になるなw
しかし歩夢はどうしてこんなにギャンブル強いイメージが似合うんだろうな? 東三局目 親 高咲 ドラ白
しずく「さてさてさーて。流れが変わってまいりましたニジガク麻雀最強決定戦!! いよいよ後半戦! 親は侑さんです!!」
かすみ「さっきまで推してたせつ菜先輩が、ちょっと引っ張られちゃいましたからね。綺麗に二極化してます」
璃奈「でも、まだまだ逆転は狙えるレベル。油断は禁物」
しずく「この局、今のところは静かに淡々と進んでいますが……侑さんがドラ3の大きそうな手ですね」
愛「ポン!」 發發發
果林「愛が鳴いたわね。これは………」
五@BEFG1白中中 發發發
エマ「キレイな形だね。役満も狙えるんじゃないかな?」
かすみ「エマ先輩、役満好きですね」 璃奈「大三元を狙うには厳しい。ドラ表示牌で中が一枚ないし、白は侑さんが二枚、せつ菜さんが一枚抱えてるから」
しずく「せつ菜さんもわりといい手なんですが……でも、白が浮いてますね。そういう意味では、小三元ならあるいは」
かすみ「あ! そんなこと言ってる間にラスイチの中をツモりましたよ!!」
愛「よし!」
@ABEFG白中中中 發發發 打五
しずく「白単騎待ち聴牌!! 上がれば倍満手!!!」
璃奈「あ。でも侑さんも聴牌した」
侑「よし!! リーチだ!!」打6
三三四四五五777東東白白
かすみ「白と東の双ポン待ちです!! ってことは……これ、頭ハネでしたっけ? ダブロンでしたっけ?」
果林「そういえば決めてなかったわね」 せつ菜(親のリーチ……!! ここは引くべきでしょうか……しかし、もう私の親はない……)
せつ菜(ここで上がられると厳しい……逃げ回ることも出来るでしょうが、そんなのは優木せつ菜らしくありません!!)
せつ菜「行きます!! スカーレットリーチ!!!」 ダァン 白
かすみ「あーーーーっ!! いっちゃった!!! いっちゃったー!!!」
しずく「やってしまいましたねぇ」
果林「せつ菜らしいといえばせつ菜らしいけどね」 侑「おひょっ♪」
せつ菜「!?」
侑「ざーんねーん♪ そのリー棒は仕舞っておいてね!!! 私からせつ菜ちゃんへのプレゼントだから!!」
せつ菜「あっ……あっ、ああああああっ!!!!」
侑「ロン!!! リーチ一盃口白ドラ三!! 親っ跳で18000点!!!」
三三四四五五777東東白白 白
せつ菜「あっ……あっ……!」
せつ菜(や、やってしまいました……!!)
せつ菜(で、ですが!! まだ2位!!! まだ2位です!!! 最下位にさえならなければなんとかなります!!!!)
せつ菜(それに、まだ2万点ありますから脱衣も免れるはず!!!) 愛「はいはーい♪ ゆうゆに質問がありまーす♪」
侑「? 何かな?」
愛「この対局ってさー、頭ハネ? それともダブロンあり?」
せつ菜「!?!?!?!?!?」
侑「ん? その口ぶりはー?」
せつ菜「!! 堪忍してください!? 頭ハネで!!! 頭ハネでお願いします!! ダブロンはやめてください!!」
侑「はい多数決とりまーす!! ダブロンありがいい人ー!!」
侑・愛「「はーーーーい!!!」」 せつ菜「歩夢さん!! 助けてください!!! 民主主義の暴力が私を襲うんです!!!」
歩夢「ご、ごめんねせつ菜ちゃん……私もダブロンありでいいと思うから……」スッ
せつ菜「歩゛夢゛ざぁああああああああああああああああん!!!!!!」
愛「というわけでダブロンありならば、私もロン!!!」
@@@EFG中中中白 發發發 白
愛「混一色小三元ドラドラ!!! 倍満で16000点!!!!」
せつ菜「いやあ゛あ゛ぁあああああ!!!!!!!!!!」
侑:56300点 (+18000)
愛:31000点 (+16000)
歩夢:10000点
せつ菜:2700点 (-34000)
かすみ「うわえっぐ………完全に集団レ◯プじゃないですか……」
璃奈「あの場で白を切ったほうが悪い」
かすみ「うーん容赦がない」 愛「せっつーの!! ちょっといいとこ見てみたい! あっそーれだーつーい!! だーつーい!!」
侑「だーつーい!! だーつーい!!」
侑・愛「「はい!! はい!! はい!! はい!!」」
せつ菜「コーレスみたいに煽るのやめてください!!!!!」
愛「「愛さん! そんな弱腰ではいけませんよ!」 だったっけかな〜? いいのかな〜? 靴下だけだなんて言って逃げるのは〜?」
侑「せつ菜ちゃーーーん!!!! かわいいよーーー!!!」
せつ菜「うううぅううううう!!!!!!!!」 せつ菜「いいですよ!!! 脱ぎますよ!!!! 脱げばいいんですよね!!!!!!!!」
せつ菜「うおおおおおお!!!!! 心頭滅却すれば火もまた涼し!!!! うおおおおりゃああああ!!!!!」シャツとスカート脱衣ー
侑・愛「「ひゅーーーーっ!!!!!」」
せつ菜「はーーーっ!! はーーーっ!! さあ!!! 次です!!!! もう手加減しません!! 役満あがって全員ひん剥いてあげましょう!!!!!」
侑「きゃーーーっこわーーーい♪」
愛「下着姿で凄まれても可愛いだけだよー♪ それにしてもかわいい下着だねせっつー♪」
せつ菜「あああああああああああ!!!!!!!」
かすみ「別室経由で見てますけどまーじでうるさいですねこの人達……」
しずく「ーーーーっ!! ーーーっ!!!」ガタンガタン
璃奈「猿ぐつわで実況封印されてる………」 おもろい
歩夢は次1位を狙うのかそれとも最下位を取り戻すのか…… イッチに文才があるから麻雀要素も充分に練り込まれてて単純に読み物として面白い
近麻を毎月読んでた頃を思い出したよ 東三局目 一本場 親 高咲 ドラC
しずく「ひどいよかすみさん!! いきなり猿ぐつわかけてくるだなんて!! それに亀甲縛りの締め方が緩いから中途半端に昂ぶっちゃったじゃん!!」
かすみ「同好会の風紀を守るためです。ほら、始まってますよ」
しずく「あっっ♡♡♡ 軽く流されちゃった♡♡♡」
璃奈「しずくちゃん。皆が見てる」
果林「今回は……あら。歩夢が結構メンツができてるじゃない」
歩夢「………」
五八ADEGGG11南南南
璃奈「最下位逃れを目標にするだけなら、自風で上がっちゃえばいいかな」 侑「うーん……」打1
歩夢「ポン」 111 打五
しずく「ポン?」
エマ「しかも五萬切り? 八萬じゃなくて?」
果林「?」
彼方「五萬残しなら受け入れは三四六七萬で、内二種は両面になる」
彼方「八萬残しだと受け入れは六七九萬で両面になるのは七萬だけだからね〜」
彼方「九萬ツモだと残るのは七萬の辺張待ちだし、自風でアガるなら関係ないけど、断么九や平和もつきにくくなっちゃうから」
果林「なるほど」
璃奈「………歩夢さんの打ち筋は、ちょっと解析できない。オカルトの領域」 数巡後
歩夢「………」 ツモ八
八CDEGGG南南南 111
かすみ「あ。歩夢先輩のツモあがりですね」
しずく「自風とドラで2900点。まあ、次の局は自分が親ですから、そこでまくり返せばーーー」
歩夢「」打E
かすみ「!?」
しずく「!?」
璃奈「!?」
果林「!?」
エマ「?」
彼方(………やっぱりねぇ) かすみ「えっ!? あ、アガリ放棄!?」
しずく「わかりません……歩夢さんには何が見えてるんでしょうか……」
璃奈「オカルト的な何かなのかな……でも、ここから高い手になるとも思えないし……」
しずく「あ……でも五筒ツモりましたね」
歩夢「」打C
八八DDGGG南南南 111
かすみ「ドラの四筒切って、今度は八萬と五筒の双ポン待ち……? 聴牌復活ですね……」
璃奈「対々和が付くから、これ狙いだったのかな……」 愛(……手出しで六筒落としからのドラ四筒切り?)
愛(歩夢の打ち筋はよくわからないなぁ……とりあえず、五萬のスジでも打っておくか……)打八
かすみ「あっ」
歩夢「ロン。トイトイと自風で5500点」パタン
八八DDGGG南南南 111
愛「!?」
愛(えっ……八萬と五筒の双ポン待ち!?)
愛(いやいやいや! 四筒と六筒は手出しだったよね? つまり……)
愛(CDDE の形から切っていったこと!?)
愛(南は恐らく決まってた……となると考えるべきは)
愛(八八DDGGG にどうやってたどり着いたか) 愛(C切りだから前の順でのツモで 八八CDDGGG だから、八、D、Gツモのどれかだったわけだ)
愛(その前にE切りだから……各々のツモ時点での手牌は)
愛(八萬ツモ……八CDDEGGG)
愛(五筒ツモ……八八CDEGGG)
愛(八筒ツモ……八八CDDEGG)
愛(この内、五筒ツモだったならそもそもアガってる!! 手出しだったから、きっと雀頭の八萬か暗刻の八筒ツモ和了放棄で、六筒→四筒で落としてきた!)
愛(歩夢はわざわざアガリを放棄して、望みの薄い対々和狙いに変えてきたってことになる!) 愛(確かに南ドラ一なら2600点……それが対々和になったのなら結果として倍になってるけど、そんな薄いところで待つ!? ふつー!?)
愛(ラス回避のためには少しでも点数が欲しいし親を蹴りたい状況! 悠長に二順回してる間に親のダマ和了だってありえた!)
愛(いや……可能性としては薄いかもしれないけど、歩夢ならやりかねない!! ゆうゆの7700を見逃してせっつーから1300をアガる歩夢なら!!!)
せつ菜「歩夢さん!!! どうせなら役満くらいむしってあげてくださいよ!!!!!」
歩夢「ええええ………」
愛「それはひどくない!?」ガビーン
侑「せつ菜ちゃんが壊れてる………」
侑:56300点
愛:25500点 (-5500)
歩夢:15500点 (+5500)
せつ菜:3700点 彼方「…………」
彼方(東一局一本場。侑ちゃんからの高め三色見逃して、せつ菜ちゃんから平和のみの和了)
彼方(その後の二局。明らかに不要な鳴きを入れてのツモ順ずらし。結果としては愛ちゃんと歩夢ちゃんが振り込み)
彼方(特に後者は、明らかに切る必要のない、七対子の六索対子落としで高め振り込み)
彼方(次局も同様、自分のアガリに直結しそうにもない七筒カン。結果としては侑ちゃんがドラ五のロンアガリ)
彼方(そして今回……自摸和了を蹴って高めとはいえ薄い双ポン待ちで愛ちゃんからのロン……)
彼方(間違いない。歩夢ちゃんは、意図的に侑ちゃんから点棒を奪わないように麻雀を打っている……!)
彼方(……まったく……末恐ろしい子だぜ……!) 彼方(……さて。ここでオーラスだけど)
彼方(歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの点差は11800点差)
彼方(………そして、なんとなーく歩夢ちゃんの狙いは読めてるよ)
彼方(歩夢ちゃんが親番だから、侑ちゃんがトップで、歩夢ちゃんが最下位になる条件は……)
彼方(壱、侑ちゃんへの跳満以上振り込み)
彼方(弐、愛ちゃんへの跳満以上、役満未満の振り込み)
彼方(参、せつ菜ちゃんへの6000点以上……実質的に満貫の振り込み)
彼方(四、せつ菜ちゃんの満貫ツモ)
彼方(さーて、どう出るのかな?) オーラス 親 上原
かすみ「さあ、ついにオーラスです! 親は歩夢先輩!!」
しずく「一位との点差は40800点差! ですが、連荘すればワンチャンありますよ!!
果林「せつ菜が最下位を脱出するには満貫上がり条件だけど、愛と侑からのロンじゃ歩夢に届かないわけね」
エマ「愛ちゃんが一位になるためには倍満直撃するか、役満あがるしかないから……」
璃奈「いずれにせよ、侑さんの一位はまず揺るがない。愛さんが最下位に転落する条件は、親倍か三倍満振り込み」
かすみ「実質的に歩夢先輩かせつ菜先輩のビリ争いってことですね。せつ菜先輩は満貫以下で上がると自分で最下位確定させてしまいますね」 かすみ「さてさて、皆さんの配牌は〜?」
せつ菜(どうしようどうしようどうしよう……! こ、このままじゃ最下位……!! なのに!!)
一三八ADG39東南北白發
かすみ「うーわ……悲惨なくらいバラッバラですね………何向聴ですかこれ? 国士無双狙ったほうがいいんじゃないですか?」
しずく「あはっ♡ 泣きそうになってますね♡ かわいい♡」
かすみ(しず子が怖い) 果林「愛は……断么九の早上がり狙いかしら。でも、安牌は抱え込んで最悪逃げ切るつもりね」
璃奈「振り込みさえしなければ最下位にはならないし、一位との点差を詰めれるほどの手牌でもない。二位抜け狙い。その意味ではせつ菜さんに差し込みもあり得るレベル」
かすみ「まあ、せつ菜先輩が上がれる気配はまるでないんですけどね……」
侑「………♪」 打C
四七九九@ABE7南西北中
璃奈「余裕の中張牌整理。安牌を残して逃げ切る気満々。腰の引けた麻雀」
かすみ「りな子が辛辣」
エマ「あ! 見て見て! 歩夢ちゃんの手牌綺麗だよー!」
歩夢「」ツモ二 打九
二二二六七八HHH25白白
かすみ「一、三、四、五、六、七索で聴牌の一向聴ですか。両面に待つなら三、四、六索が欲しいところですが……いずれにせよ、せつ菜先輩よりは早く上がりそうですね」
璃奈「白ポンしてとりあえず親継続でもアリ。二萬を雀頭にして索子の両面で構えればあるいは」 数巡後。
かすみ「せつ菜先輩はもう駄目ですね……ツモも腐ってます」
せつ菜「うぐっ……! ひぐっ……ぐずっ……!」
果林「半泣きじゃない………気まずすぎるでしょ」
かすみ「だからといってわざと負けるのは流石に怖いですよ……愛先輩も表情割と引きつってますし。笑顔なの侑先輩だけですよ……」
エマ「うわー! 歩夢ちゃんすごいよー!」
璃奈「流石」
歩夢「………」ツモ七 打六
二二二七七七HHH55白白
かすみ「これは……重ねてきましたね……!!」
しずく「張りました上原選手!! ツモり四暗刻テンパイ!!!!」
璃奈「ツモなら四暗刻。でもロン上がりだと裏が乗らなければ満貫手にまでランクダウンしちゃう」
果林「リーチは……相変わらずしないのね。どうせならかけておけばいいのに」
かすみ「ツモり四暗刻一択、っていうことなんでしょうね……でも確かに、そうであったとしても他家にプレッシャーかけるためにリーチしておいてもよさそうなんですが」
しずく「せつ菜さんがリーチしてきた時に逃げるためでしょうか? でも自分のラス親なわけですからね……」 次順
歩夢「………」ツモ5
二二二七七七HHH55白白 5
璃奈「これは……!」
かすみ「キターーーー!!!!!!!」
エマ「すごーい!!! 役満!! 役満だよーー!!!!!」
果林「思わず身震いしちゃったわ……こんなことってあるのね」
しずく「なんということでしょうか!!! 上原選手、ここで四暗刻ツモ!!!!」
しずく「圧倒的!! 圧倒的ヒロイン力!! いえ、主人公補正とでも言うべきでしょうか!! まさか!! この!! オーラス親の局面で大どんでん返しの役満四暗刻ツモ!!」
しずく「まるで漫画! アニメ! せつ菜さんならば2時間位は語り尽くすであろう胸熱の展開です!!!」
かすみ「まあそのせつ菜先輩は今からお葬式会場というか自分の棺桶に突っ込むことになってしまったわけですが……」
璃奈「16000オールで逆転一位。せつ菜さん、-13300だから……あっ(察し)」
しずく「一万点毎に一枚脱衣ですから、靴下を脱がせて追加でブラかショーツも脱衣ですね! あと1700点奪ったらすっぽんぽんだったのですが!!!」
かすみ「しず子ァ!!」 歩夢「………」タンッ 打白
璃奈「えっ」
エマ「え?」
果林「え……?」
しずく「えっ?」
かすみ「四暗刻を……捨てた?」
彼方(…………すごいね、歩夢ちゃんは) かすみ「……いや、意味わかんないですよ」
かすみ「四暗刻ですよ!? 役満ですよ! 親の役満ですよ!? 和了したら一位確定の垂涎の役満ですよ!!」
かすみ「それを!!! みすみす放棄するだなんて歩夢先輩何考えてるんですかあ!?」
彼方「……きっと。侑ちゃんからは点棒を取らないようにしてるんだよ〜」
しずく「オフィ……彼方さんが喋った!?」
彼方「いや、序盤普通に喋ってたじゃん……まあ途中から無言のモノローグばっかりだったけどさ」
果林「どういうこと?」 彼方「言葉通りだよ。歩夢ちゃんは今回の勝負、徹底して侑ちゃんから点棒を取ろうとしなかった」
彼方「ロン然り。ツモ和了もぜーんぶ放棄してね」
かすみ「………ど、どんだけですか」
しずく「で、でも確かに……侑さんからの高め振り込みスルーや、ツモアガリ放棄して対々和ロン和了とか、歩夢さんは一度も侑さんからは点棒を取っていません」
しずく「……でも、それって」
璃奈「愛が、重い」
かすみ「そ、そんなレベルですかね……」
エマ「でも、それだけ侑ちゃんのことが好きってことなんだよね〜♪」
果林「……ま、まあ。愛の形は人それぞれよ」 更に次順
歩夢「」 ツモ北
かすみ「あ、今度は字牌ツモですね。場に一枚切れの北です」
しずく「せつ菜さんが切ったやつですね。残りは……侑先輩が抱えてますね。字牌でポンするつもりだったんでしょうか」
璃奈「安牌として持ってたんだと思う。誰も使えない風だから」
歩夢「リーチだよ」 打白
二二二七七七HHH555北
しずく「今度はリーチ!?」
エマ「それにこれって……」
かすみ「………四暗刻単騎待ち?」
果林「………アガったらダブル役満よね」
彼方「でも……その肝心の北は侑ちゃんが二枚抱えちゃってる。歩夢ちゃんにはあがれない」
かすみ「やっぱりさっきのツモり四暗刻でアガっておくべきだったんですよぉー!!」
璃奈「でも、まあ。聴牌で次局に持ち越しと思えば」 愛(振り込みだけは絶対に避けなきゃ……)打2
せつ菜(うう……! 危険牌でも、切らなきゃ……!)打三
侑(リーチかぁ。ま、ノーテン罰符払っても痛くないしね♪ 安牌安牌)打北
かすみ「あ、出ましたね……」
しずく「これを見逃したらあとはツモるしかありませんが、もう一枚も侑さんが抱えてますからね……」
彼方(でも、その縛りプレイでよくぞここまで戦ったものだよ。さすがだねえ歩夢ちゃ――――) 歩夢「―――――ロン」
侑「えっ」
かすみ「えっ」
しずく「えっ」
璃奈「えっ」
果林「えっ」
エマ「!」
彼方「……あれぇ?」 侑「しまったなあ。まさかの北単騎待ちとはねぇ。これで歩夢の連荘かぁ」
歩夢「ううん。もう、次はいらないよ」パタリ
愛「……………えっ」
せつ菜「………そ、その手牌は」
侑「――――――――え」
歩夢「四暗刻単騎待ち。親のダブル役満は96000点」
歩夢「侑ちゃん。トビ、だね♡」
侑「えっ、あっ、うん。えっ……え?」
すー あ んこー たん き まち
だ ぶる や くま ん
き ゅーま んろく せ んて ん?
ぐにゃああああああああああああああ・・・・・・・・・・・
侑「えっ……え、嘘……え?」
愛(しかも……その前の捨て牌は白対子落とし。つまり……)
せつ菜(歩夢さんは、ツモり四暗刻48000点を蹴って、この単騎待ちに切り替えている……)
愛(北単騎待ち……それは、ゆうゆが抱えていることを見抜いていたの?)
せつ菜(今思えば……あのときも、あのときも、あのときも全て……ですが、それらは……) かすみ「……………」
しずく「……………」
璃奈「……………」
エマ「……………」
果林「……………」
彼方「…………読み誤ったか」
かすみ「……………」
しずく「……………」
璃奈「……………」
エマ「……………」
果林「……………」
彼方「…………すやぴ」
果林「ちょっと彼方!? 寝てる場合じゃないわよ!! 歩夢は侑から点棒取らないんじゃなかったの!?」
彼方「わ、わかんないよぉお〜! だってだってぇ〜!」 侑「あゆ……む? 嘘……だよね……あはは……」
侑「だ、だって……ほら、その捨て牌……さっき役満あがってたよね? な、なのにどうして……」
歩夢「本当はね。侑ちゃんの点棒はね、他の誰にもあげたくなかったの」
歩夢「色々頑張ったんだよ? 流石に初めは様子見とかいろいろあったから後手に回っちゃって、結果として愛ちゃんのツモは止められなかったけど」
歩夢「その後はせつ菜ちゃん経由で侑ちゃんに返すことが出来たから、それでチャラにしてほしいな?」
愛(やっぱり……あの鳴きでのツモ順ずらしは……!)
歩夢「でも、だからといって私が侑ちゃんから点棒を貰っちゃうのもそれはそれで心が苦しいの」
歩夢「だからせめて、侑ちゃんから点棒をもらうのは一回だけにしようって、そう決めてたんだ」
せつ菜(執拗に自摸和了を避け、たとえ安くなっても他家からロンを選び、危険と分かれば自ら振り込むことも辞さない……!)
歩夢「それに……侑ちゃんがトビになっちゃったら、皆の前で裸にならなきゃいけないでしょ?」
歩夢「それは流石に侑ちゃんが可愛そうだなぁ……って思って」
歩夢「そしたら今度は一位の人が四位の人に命令できるだなんて言い出すものだから、ますますピンチになって……」
歩夢「そうなったら! 私が侑ちゃんをトバしてあげるしかないよね♪」
愛「は、はは………」
せつ菜「あはは………」
侑「あ……あんまりだぁあ……!」ボロボロ
最終結果
歩夢:111500点(+96000)
愛:25500点
せつ菜:3700点
侑:-39700点 (-96000) かすみ「ええと…………侑先輩がダブル役満振り込んで逆転最下位……」
かすみ「最終点数-39700点ということは、25000点からマイナス64700点ですので……」
しずく「シャツ、スカート、靴下、ブラ、ショーツで5万点」
しずく「………あと1万点足りないですね………」
璃奈「…………もう皮膚を剥がすしか」ボソッ
かすみ「怖いこと言わないでよりな子!?」 しずく「えーっと……歩夢さーん? 聞こえてますか―?」
歩夢「うん。聞こえてるよ―」
しずく「ええと、というわけで歩夢さんが一位になりましたが……」
歩夢「えっと、一位の人は四位の人になんでもお願いができるんだよね?」
璃奈「う、うん……私達が証人」
歩夢「一万点毎に一枚脱衣だったよね?」
かすみ「はい……そしたら、マイナス一万点分足りなくて……」
歩夢「そっかそっかー」 歩夢「じゃ、侑ちゃん。帰ろっか」
侑「えっ」
歩夢「一位の人の権限を使って、今日は侑ちゃんともうお家に帰ろうと思うんだけど、いいかな?」
愛「あっ、はい」
せつ菜「ど、どうぞどうぞ」
歩夢「それじゃ侑ちゃん。帰ろっか♪」
侑「あ、う、うん……」
侑(……あれ? これはむしろペナルティなしでよかったのでは?)
侑(あーよかった! 勝ってくれたのが歩夢で!! 私が一位になれなかったのは残念だけど、皆の脱衣見れたからもうけもん!) 愛「…………」
せつ菜「………」
愛「とりあえず服着よっか……」
せつ菜「はい………」
愛「……勢いに押されちゃって、ゆうゆの脱衣のこと忘れてたけど」
せつ菜「……ま、まあ……一位の人の言うことは絶対ですし?」
愛「そ、そうだよねー……あはは……はは……」
せつ菜「………明日、侑さん学校に来れますかね」ボソッ
愛「ちょっ!? せっつー!?」
かすみ「………先輩、自分は脱衣を免れたって思い込んだ顔で帰っていきましたね」
しずく「歩夢さんのあの目……きっちり、不足の1万点分も精算する目だったよ……」
璃奈「家に帰ったのも、きっと部室でやると………」
果林「しっ。それ以上はいけないわ璃奈ちゃん」
エマ「麻雀って楽しいね〜♪ 私達もやろっか?」
彼方「か、彼方ちゃんは遠慮しとくよ………すやぴすやぴ……」
かくて、第一回ニジガク二年生麻雀大会は無事に終了したのであった。
完 〜ぽむハウス 秘密の防音部屋〜
歩夢「こーら。暴れちゃ駄目だよ侑ちゃん。デリケートな場所なんだから」
侑「歩夢っ!? 歩夢っ!? む、無理無理無理無理無理だってばぁーー!?!?!?」ジタバタ
歩夢「何が無理なの? 一位の人のお願いだよ? それに、5万点分脱衣してもらってもあと1万点分足りないんだよ?」
歩夢「これ以上脱げないならば、じゃあ逆になにか一つを足すしかないよね?」
侑「だからってそんなの入らないっていうかそもそもお尻は入り口じゃなくてでぐちぃ―――――ッ!?」
歩夢「ふふっ♪ しずくちゃんから貸してもらったんだけどちょっとおっきかったかな? かすみちゃんは大丈夫だって聞いたんだけど」
侑「ぉ゛っっ♡ こひゅーっ♡ こひゅーっ♡」
歩夢「内臓が圧迫されて肺から空気を絞り出して喘いでる侑ちゃんもかわいいよ♪ はい、ぐりぐり〜♪」
侑「あ゛っっ!♡ だ、だめぇっ♡ こ、これ以上やったら♡ わ、私明日学校行けなくなりゅぅうう♡♡」ビクビクッ
歩夢「だーめ♡ ちゃんと学校は行かなきゃ駄目だよ♪ 悪い子にははい、お仕置き♪」
侑「お゛っっっ♡♡ だ、だつい麻雀なんて、も、もぅこりごりだぁああああ♡♡♡♡♡♡♡♡」ビクンビクンビクンッ
こんどこそおしまい ₍₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾
前作
侑・かすみ・璃奈「脱衣ポーカー」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1608212053/ 乙
タイトルから予想できないくらいちゃんと麻雀してて笑った
麻雀SS、この調子で増えてって欲しい 絵特徴ありすぎて誰が描いたのかめちゃわかりやすいな
おつ そういや脱衣ポーカーで役満振り込んだ的なこと言ってたわね
楽しかった というか >>1 、哭きの竜ネタ入れてくるあたり、結構な麻雀好きと見た。いい酒が飲めそうだ 面白かった乙
彼方ちゃんが終始腕組みしてそうな強キャラ風味でツボだった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています