海未「紙芝居屋さんです」3
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
/cVσ_VσV 皆さん、お越し頂き有難う御座います
コチラは前スレッドのpart3です。
もし、初めてお越しになった方で
このお話に興味を持って頂けたならば
下記の順番よりご覧下されると幸いです。
私自身も仰天の長さとなりましたが、
引き継ぎ、どうか宜しくお願いします。
part1↓
海未「紙芝居屋さんです」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1601463098/
part2↓
海未「紙芝居屋さんです」2
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606052649/ 絵里「……」
絵里「あの大人の人たち、見たことないわね。」
絵里「……はあぁぁぁ。」
絵里「余計な人ばっかり、わたしの邪魔しないでよ、もうっ」
絵里『……』スッ
『断崖大絶壁っ!!!』
絵里「!」 ズドォッ!!!
絵里「後ろ?なぜ?」
ズドンッ!!!ズドンッ!!!
絵里「……」
ズドンッ!!!
絵里「……あぁ、そう言うこと。」
希『……』スッ
『唸れ。雷鳴の産声と共に。天焦がす蒼奔の霹靂よ。』バチバチバチッ! 希『呪禁術・紫彗ノ黒獣ッ!!!』
バリバリバリバリッッッ!!!!!!!
ギャオォォオオオオォオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォンッッッッ!!!!!!!!!!
絵里「あんじゅが私の退路を塞いで、その隙に希が渾身の力で頭上から攻撃する」
絵里「とても分かりやすいわね。」
絵里「でも……」スッ 『荒べ。いと高き絶頂の彼方へ。切り裂くは姿なき刃雨』ビュゥウウウウッッッ!!!!!!!!
絵里『無名ノ地嵐』
──ドッ!
ビュゥオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
パリパリパリパリッッッ
ギュォオオオアアアアアァアアアァアァアアアアァァアアアアアァァァッッッ!!!!!! 希『ぐっ──ッ!!』パリパリッ!!!
絵里『さっきもコレ出したのに、もう忘れちゃったの?相変わらずお間抜けなのね。』ズヒュウゥゥゥッ!!!
ビュォオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!!!!
絵里『ふふっ。間口が狭い分、そこから集中的に風が吹いてるでしょ?』 ゴオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ…………ッ
絵里『あらあら、可哀想に。この剛風で体毛が剥がれて、見る見るうちに骨だけになってしまったわね」
絵里『これなら、あと数秒も経たないうちに貴方の黒いワンチャンを消す事も……』
絵里「──ッ!!?」
「ホンット、嫌な役目だわ。」 真姫「お医者で中立者の私が人の命を脅かすとか、末代まで祟られ兼ねないんですけど」
あんじゅ『ッッッ』グッ
希『〜ッ!!!』バリバリバリッ
真姫「……」
真姫「……今なら、まだ」
「うるさいっ!!!」
真姫「……」
あんじゅ『…………うるさ…ぃ……っ』ググッ
希『うっ、うぅっ……っ!』バチバチバチッ
真姫「……ゴメンネ。」
ガチャンッ!!! 絵里『……』
真姫「別に恨んでくれて構わないし、化けて出ても結構。」
真姫「ただ、それは私だけにしておきなさい」
絵里『……』
真姫「貴方には、本当に気の毒なことだとは思うけれど、非力な私にはコレしか選択肢が無かったの」
真姫「……死んで後があるのなら、こんなに気楽な事はないわね?お互い、」
真姫「……」スッ
「さようなら。」 ……ィィイイイイイイイイイイイイイイイイイ イ イ イ イ イ イ イ ッッッッ
──ドッ!!!!!!!!!!!
絵里『ッ』バッ
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真姫「〜っ」グッ
にこ「ッッッ」 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!
あんじゅ「えりぃっ!!!えりぃいいぃいいいいいいいいっっっ!!!!!!!」
希「ぐぅっ……ウゥッ……っ!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ………………………………
ほのママ「ッッッ」
ほのパパ「……」 …………………………。
真姫「…………」
バチッ……バチバチッ……ッ!
ガゴッ!!!
にこ「あっ」
真姫「……」
にこ「ま、真姫っ、ケースが……」
真姫「……」
スッ 真姫「6年間も、私なんかのワガママに付き合ってくれたんだもの。疲れちゃったのよ」
真姫「……今まで、本当にありがとう。」
にこ「最後に、こんな大役を果たしてくれたんだもの」
にこ「ゆっくりお休みなさい……」
真姫「……」
にこ「……アッチは、綺麗さっぱり無くなっちゃったわね」 あんじゅ「ぅ……うぅぅっ」
希「あぁあぁぁっ……え、えりちぃ……ぃぃ……っ」
ほのママ「……二人とも、」スッ
ほのパパ「……」
真姫「……」
にこ「……やっぱり、駄目だったみたい」
真姫「……っ」グッ …………ヒュォォオオオオオオッ
にこ「うっ……」
にこ「な、なんか寒くなって来てない?」
真姫「……まぁ、もうすぐ夜だし」
にこ「でも、こんな急激に冷える?」
真姫「……」
真姫「──ッ!」 ヒョォオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ほのママ「……」
ほのパパ「?」
ほのママ「……何か変よ。二人とも、立ってちょうだい」
あんじゅ「うっ……っ」
希「〜っ」
ほのママ「……」
ほのママ「ごめん、抱えるわね。」グッ ザンッ!
あんじゅ「!?」
希「な、なに!?」
ほのパパ「ッ」
ビョォォオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ザスッ!!
ほのママ「ふぅっ、危なかった。」
あんじゅ「なんなの!?何が起きたの!?」
希「なんか、辺り一面に冷気が……」
ほのパパ「っ」
にこ「ちょ、ちょっと!どーなってんのよ!?」
真姫「……」
真姫「……どう言うこと、」 「失敗1」
真姫「!?」
「自分たちの目も眩んでしまう様な、極大の光線を私のトドメに選んでしまったこと。」
にこ「〜っ」
「失敗2」
「私の得意な属性も忘れて、障壁で足止めをしてしまったこと。」 ほのママ「……」
ほのパパ「ッッッ」
「失敗3」
「あんじゅも希も、わたし独自の呪禁術を知り得ていなかったこと。」
あんじゅ「っ……っっ」
希「ぁ……」
「最後の失敗」 絵里「私の切り札が、この骨だと勝手に思い込んでいること。」 空の彼方へ押しやらんとする
必殺の大光線。
なにも無い軌跡とその虚無感の中で
深い悲しみに暮れるあんじゅと希
しかし、そんな彼女らを嘲笑うかの様に
怖気立つ冷気と共に、再び姿を現した
魔女の絵里。 あんじゅ「ッッッ」
希「え、えり…ちっ、」
絵里「ふふふっ、」
ほのママ「……」
ほのパパ「〜っ」
絵里「どお?面白かった?」
真姫「っ」
にこ「……おかしいでしょっ、」 絵里「なにが?」
にこ「なんでよ!?あんなの避けられるワケなかったじゃないっ!!」
にこ「周りは分厚い土壁!上にはとんでもない化け物がいて……それでどうやって逃げられるってのよっ!!?」
絵里「あぁ、それ?」
絵里「要はね、海側へ逃げられればなんでも良かったのよ」
真姫「……」 絵里「壁の下にね?下級で小さなヒビ割れを作ったのよ。わたし」
絵里「いくら詠唱破棄した下位呪文っていっても、属性的に優位なら全然問題は無かったのよ」
絵里「そして、ここからが私のオリジナル呪文の出番だったってわけ」
あんじゅ「っ」
絵里「あんじゅから教わった術、凄く参考になったわ」
絵里「お陰でこの術の発想が浮かんだんだから、使い加減もバッチリよ。」 希「……なにやったん?」
絵里「……」
絵里「私を殺そうとした人になんて教えてあげない」
あんじゅ「〜っ」
希「ッッッ」
絵里「でも、コレでようやく決心がついたわ。」 絵里「何があろうとも、希や英玲奈、そしてあんじゅは、私の友達で居てくれると思ってた」
絵里「話せばきっと理解してくれるって、そう信じてたんだけど」
絵里「……さっきの攻撃で、とても良く分かったわ。」
あんじゅ「……っ」
希「えりちっ」
絵里「もう、この世界の何処にも慈悲は与えない。そのくらい無慈悲な術を、今から使わせて貰うわ」 真姫「……」
にこ「な、なにをする気なの……っ」
絵里「ふふ、前に試しておいて本当に良かったと思うの……」
絵里「このレベルに対して、上級三句がいったい何処まで通用するのか。」
絵里「……それを、事前に知る事が出来たんだから」
希「!!?」
あんじゅ「あ、アナタ……まさか……っ」
絵里『……』スッ 『天高く響け。寂滅の氷河を創りし鵠(クグイ)の慟哭よ。』…ヒュォォオオオオオオオッッッ!!!!!!
あんじゅ「──ッ!!?」
希「み、みんな逃げてぇっ!!!」
ほのママ「え!?」
真姫「!」
ほのパパ「っ」
にこ「な、なに!!?」 『過ぎ去りし軌跡は永久の冷獄を産み出し、妙高の水輪支柱にて華となる……』ビョォオオアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!
希「ママさんっ!!パパさんとにこっちをお願いっ!!」
ほのママ「わ、分かったわ!」ザッ
希「真姫ちゃんはコッチ!」バッ
真姫「〜っ」
希「あんじゅっ!!ウチが戻るまでお願いっ!!!」
あんじゅ「……どこまで持つかは分かんないけどっ!」バッ 『来たれ。赤熱の業魔を宿し、灰塵へと帰す焔の苗床よ。』ヒィィイイイッ!
あんじゅ『混沌ノ大樹っ!!』ズドォオオオッッ!!!
ザヒュンッ!!!
希「少しでも……少しでも離れないと……っ!!」
真姫「な、なんなの!?そんなにヤバい術なわけ!?」
希「……ほっといたら、明日の朝にはこの星ごと極寒地獄に変わるやろうね。」
真姫「ッッッ」 スゥ…
希「──ッ!」バッ
希「来るよっっ!!!」
真姫「!」
ほのママ「〜っ」
ほのパパ「ッ」
にこ「っ」
あんじゅ『〜ッッッ』グググッ
絵里『……原生呪禁術、』
『針特摩ノ大寒鵠』 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 真姫ママの時に実験してたわけか
オリジナル呪文も隠してたり本当にこうなること想定してずっと動いてたんだな /cVσ_VσV ごめんなさい
内容を少し書き換えなければならず
明日の夜に纏めて更新させて下さい
何度も本当に申し訳ありません。 >>883
/cVσ_VσV その様です
それら全てを想定していたみたいです
彼女は
>>884
/cVσ_VσV 凄まじいポテンシャルを秘めた人が
容赦なくそれを発揮したのですから
コレは必然とも言えるのでしょう
>>886
/cVσ_VσV すみませんでした
>>887
/cVσ_VσV
ありがとうございます /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
最近滞り気味になってしまい
本当に申し訳ありません。
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします ……パタパタッ
絵里『……』スッ
ピトッ
あんじゅ『……あの小鳥、』メラメラッ
絵里『……』
希「な、なに……」
真姫「っ」 絵里『……』
絵里『……さぁ、』
………………コォ-ッ、
キイイィィィィイイィィィィイィィィィィィィィィィィィィィィィィィイイィィィィィィィィィィィィィンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんじゅ『ウッ──っ!!?!?』ジュオッ!!!
真姫「!?」
希「きっ、来たっ!!」
……パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキッッッッッ
あんじゅ『う、うそっ!!?嘘でしょ!!?』ジュウゥゥゥッ ジュオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ…………
あんじゅ『長の時とは真逆なのよっ!!?私方が優位な筈なのにっ!!!』ボォオオオッ
ピキッ……ピキピキッ……
あんじゅ『!!?』
あんじゅ『……くっそぉおおおおっっ!!!!!』ギリリッ
ブシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!!! 希「〜ッ」ヒュゥ-ッ
真姫「……不味いわね。」
希「もう少し……もう少しだけ……っ!」
真姫「……」
真姫「!」
希「ッッッ」
真姫「お、下ろしなさいっ!!」
希「え!?」 真姫「私はここでいいからっ!!だから早くアイツの所へっ!!!」
希「で、でもっ!」
真姫「ッッッ」シュッ
バスッ!
希「うっ!?」
希「な、なに!?なんで叩くの!?」
真姫「……」バッ
希「……あ、」
希「わ、分かったっ!」
ヒュンッ あんじゅ『やっ、やばっ……大樹が……もうっ!!』
シオシオシオシオシオシオシオシオシオシォォォ……
あんじゅ『うぅっ……こ、こんなの……1分も持たないわよ……っ』ジュォオオオオッ
あんじゅ『……あ、アナタ、熱が引くとそんな色になるのね……ふふっ』ジュウゥゥゥッ
あんじゅ『っ……ッッ』パキパキッ
『あんじゅっ!!!』 ズボォオオアアアアアアアッッッ!!!!!!!
あんじゅ『──ッ!!?』
希『ごめんっ!!遅れたっ!!』ボォオオオオオッッッ
あんじゅ『……あ、あら、来ない方が良かったのにっ』
希『うん、分かってる!』
あんじゅ『こんな事したって、大した時間稼ぎにもならないわよ……っ』
希『それも分かってる』 あんじゅ『ッ』
あんじゅ『ならっ!早くどっか行きなさいっ!!アンタ邪魔なのよっ!!!』
ギュッ
あんじゅ『!?』
希『……大丈夫だよ、あんじゅ。』
希『コッチも大して時間は掛からないから』
あんじゅ『えっ』
「きのちゃ〜ん、あの木の前だよぉ〜」
「はいはい」 ──ガチャッ、
ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ
絵里『──ッ!!?』
スタッ
「遅くなってごめんねぇ〜」
「間に合って良かったわ」
あんじゅ『あっ』
希『……はは、ギリギリやんね。」
理事長「あとは任せてぇ〜♪」
真姫ママ「二人とも、下がってて」 ……タッタッタッタッ!
真姫「ハァッ!ハァッ、ハァ……っ」
あんじゅ「あ、アンタ……」
希「真姫ちゃん、意外と足速いねぇ」
真姫「う、うるっさい!あの子が急かすからよっ!!」
希「あの子?」
「にゃにゃにゃーっ!!」ザッザッ
あんじゅ「!?」
「はひっ……はひいぃぃっ!」ザッザッ
希「おぉ!」 ズザッ
凛「や、やっと着いたにゃー!」
花陽「はふぅ……お、遅くなってごめんなさいっ」
あんじゅ「り、凛!?」
希「花陽ちゃん、大丈夫やった?」
花陽「は、はい!」
真姫「まったくぅ、心配させるんじゃないわよ」
凛「えへへぇ」 花陽「あ、あの!」
希「え?」
花陽「アッチで、監督さんが倒れてたんですけど……」
希「……」
花陽「だ、大丈夫なんですよね!?」
あんじゅ「……当たり前よ。英玲奈がついてるんですもの。」
花陽「〜っ」 ──シュタッ!
亜里沙「お、遅れてすみません!」
雪穂「はぁ……はぁ……っ」ヨロッ
あんじゅ「アナタたち、」
希「二人とも、よくやってくれたね。助かったよ」
亜里沙「い、いえ、私は何もっ」
亜里沙「後のことは、全部この子が……」
雪穂「〜っ」
希「……」 雪穂「……わ、私、相当ストレス溜まってたみたいですっ」ハァ ハァッ
雪穂「あんな分厚い壁……二枚も叩き割れたんですから……っ」
亜里沙「ッッッ」
希「……雪穂ちゃん、ありがとう。」
あんじゅ「えぇ、あとは私たちに任せて」
雪穂「ぇ……えへへっ」ズルッ
ドタッ 亜里沙「ゆ、雪穂!?」
雪穂「……あぁ…わたし、ちょっと休むから……あとはお願いね……」
雪穂「……亜里沙。」
亜里沙「雪穂っ!!!」
パタッ
雪穂「zzZ」
亜里沙「え?」
希「凄いな、一瞬で寝ちゃったよこの子」 あんじゅ「……亜里沙、」
亜里沙「はい?」
あんじゅ「途中で、天界屋の夫婦と合わなかった?」
亜里沙「こ、こころちゃんのお姉さんとは会いましたけど……あの二人とは会ってないです」
あんじゅ「……」
……ザッザッザッザッザッ!
「ぉーーいっ!!!」
あんじゅ「!」
ザザッ にこ「ハヒィッ!!ハヒィッ!ハァッ……」
あんじゅ「あ、アナタ、あの二人は!?」
にこ「ゼェッ……ゼェ……い、今来るわよっ……」
希「そんなに離れてたん?」
にこ「い、いや……連れてくるって言ってたわっ……近くにいるからって……っ!」
あんじゅ「……なに言ってるか分かんないんだけど」
にこ「だ、だからぁ!!あと二人来るって言ってんのよぉ!!」 あんじゅ「二人……?」
希「……」
希「あっ!」
あんじゅ「え?」
希「……来た、」
あんじゅ「なに?」クルッ
あんじゅ「!!?」
にこ「超強力な助っ人よ。」 ズォォオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
理事長『きのちゃ〜ん』ォオオオオオッ
真姫ママ『はいは〜い』メラメラメラッ
理事長『来るみたぁ〜い』ォオオオオオッ
真姫ママ『そうねぇ、体育会系の臭いがして来たわー』メラメラメラッ
理事長『あはは〜、ひっどぉ〜い』
真姫ママ『貴方も言ってたじゃない』 ォォオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
絵里『……』
キィーーーンッッッ!!!!!!
絵里『!!?』ザッ
スパスパスパスパッッッ!!!!!!
絵里『くっ──ッ!!』バッ
ザンッ! 「……全く、お茶請けのお饅頭を買おうと思ったらコレですか。世も末です。」ザッ
理事長「あらぁ〜」
「はあ〜ぁ。私なんか晩ごはん作ってる途中だったんですけど?」スッ
真姫ママ「うふふ」
「──ふぅ。」
海未ママ「で?彼方のお嬢さんはどなた様ですか?」
にこママ「あー、元天使見習いの子ね。」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 マジで総力戦だな
ママは出てるけど海未ちゃん本人の出演はあるんだろうか 絵里の力が未知数だけど流石に分が悪くなってきたか?
心のどこかで絵里を応援している自分もいる >>913
/cVσ_VσV はい。正に最終決戦ですね
園田海未さんはあくまでも語り手なので
舞台には上がらないんです。
>>914
/cVσ_VσV その様ですね、確かに分が悪いです。
悲しい事ですが、このままでは
彼女が倒れるのも時間の問題です。
>>915
/cVσ_VσV オカン祭りです。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 絵里『……また変な人たち、邪魔ね。』
にこママ「ちょっと待って、あの子今変な人って言った?」
海未ママ「言いましたね」
海未ママ「訂正して下さい。変なのはこの人だけです」
にこママ「はぁー!?アナタ相っ変わらず口悪いわねぇ!?」
海未ママ「気のせいですよ」
真姫ママ「ちょっと、止めなさいって」
理事長「〜♪」 「り、理事長〜っ!」
ヒデコ「はひぃ!ハァッ、ハァ……っ」
理事長「あらぁ〜、三人ともありがとうねぇ〜」
フミコ「い、いえっ、穂乃果のお母さんに頼まれただけなので」
真姫ママ「あの二人は?」
ミカ「は、はい。今来ると思います!」
真姫ママ「ん〜、早く来てくれないかしら」
理事長「私たちだけじゃ〜決め手に欠けるからねぇ〜」 ザシッ!
ミカ「あっ」
ほのママ「どーなった!?」
ほのパパ「〜っ」
理事長「あらぁ〜、やっと来たのねぇ〜」
真姫ママ「……貴方、家に帰って変なことしてたんじゃないでしょうね?」
ほのママ「す、するワケないでしょっ!!?」///
ほのパパ「……」
海未ママ「あーあー、聞こえませーん。」 にこ「ママ……」
にこママ「ねぇ、にこ。」
にこ「え?」
にこママ「なんか、あの子がアレを持ってるみたいだけど」
にこ「っ」
にこママ「……つまり、コレはそう言う事態なのよね?」
にこ「……」
真姫「ご、ごめんなさいっ!私がちゃんとアレを守り切れてれば……こんな……っ」 にこ「違うわっ!!私が不意打ちなんて喰らわなければ!きっと二人でっ」
にこママ「ストップ」
にこ「!」
にこママ「原因はどうあれ、奪われたのは事実よ。コレは私たちの責任」
真姫「ッ」
にこママ「反省しましょう。いい?」
真姫「……はい。」
にこ「……分かった。」 にこママ「ところで、こころも此処に来てたの?」
にこ「え?う、うん。」
にこ「他の子たちと一緒に林の方で寝かせてるけど……」
にこママ「……」
にこ「?」
にこママ「にこ!」
にこ「ッ」ビクッ
にこママ「包丁貸して!」
にこ「は、はい!」スッ バシッ!!!
にこママ「……ふふっ。コレよコレ、この感触だわ」
にこ「ま、ママ?」
にこママ「フッフッフッ」
にこ「!?」ゾワッ
にこ「ま、真姫っ!」
真姫「え?」
にこ「離れるわよっ」
真姫「ど、どうして?」
にこ「いいから!」 「──さて、」
真姫ママ「もぅ絵里ちゃんったら、とんでもない物を呼び出してくれたわねぇ」
理事長「可愛いよねぇ〜♪白くてちっちゃくてふわふわ〜♡」
ほのママ「小ちゃいよねぇ、そんなにヤバそうに見えないけど」
真姫ママ「……針特摩ノ大寒鵠。アレを突き崩すのはかな〜り大変よ?甘く見たらダメ」
海未ママ「その様ですね。……見て下さい、コレを。」スッ
真姫ママ「?」 海未ママ「私の脇差、金剛石をも断ち切る大仏説亦無(ダイフッセツヤクム)が、一太刀でこのザマです。」ボロ…
ほのママ「うわぁ……刃がボロボロ……」
にこママ「私なんて包丁の柄しか残って無かったのよ?」
にこママ「コレじゃ、娘から借りた奴でもどのくらい持つか分かんないわ」
真姫ママ「心配しないで。道筋は私とミナミンで作るから、もうそうはならないわ」
理事長「お任せあ〜れ〜♪」 「……でも、そうね。」スッ
真姫ママ「ともあれ、これで役者は揃ったわ」ボッ!
理事長「参りま〜す♪」ザッ
ほのママ「よぉーし!」ガシッ
にこママ「うっふっふっふ。」シャキッ
海未ママ「ハァ、年甲斐も無いですねぇ」シュラッ
絵里『……』 にこ「うっ……」
真姫「ッ」
希「〜っ」
凛「ね、ねぇっ、」
花陽「はっ…はわわわっ」
亜里沙「っ……っっ」
あんじゅ「み、みんなっ、離れましょう」
あんじゅ「……さっきまでとは比べ物にならない戦いが、コレから始まるわっ。」 ほのママ「さぁ!あの鳥をやっつけてやりましょう!」
海未ママ「貴方、手順は分かりますか?」
ほのママ「え?た、たぶん?」
海未ママ「……」
真姫ママ「……先ず、ミナミンにアレの冷気が止むまで漏らさず全部吸い込んで貰う」
理事長「はぁ〜い♪」
真姫ママ「周期は大体10分に一回。二呼吸半くらいの間が空くから、そこからが勝負よ。」 真姫ママ「私が、あの鳥の纏ってる冷気を呪文で取り払うから」
真姫ママ「そしたら、この中で最速の彼女が懐に入って一撃を入れる」
海未ママ「えぇ、分かりました。」
真姫ママ「その隙に」チラッ
にこママ「?」
真姫ママ「……この子の見えない包丁で追撃を掛けてもらう」
にこママ「なんでチラ見したの」 真姫ママ「で、最後。」スッ
ほのママ「!」
真姫ママ「貴方の……えっと、なんとかパンチでトドメを刺してちょうだい。」
ほのママ「なんとかって何よ!」
真姫ママ「……あの一発、まだ出せる?」
ほのママ「大丈夫。コレでもたまに特訓してるんだから!」ガシッ
真姫ママ「うん。じゃあお願いするわね。」 絵里『……ふぅ、』
絵里『漫談はもう終わり?いい加減にして欲しいんだけど』
にこママ「あの子、だいぶ捻ちゃってるわね。酷いもんだわ。」
真姫ママ「……」
絵里『どうせ、長たちも邪魔しに来たんでしょ?分かってるんだから』
「うふふふ〜」
理事長「絵里ちゃ〜ん、あのイルカとぉ〜っても可愛かったわよ〜♪」
絵里「……」 理事長「あんなに可愛い子なんだもの、騙されたってしょうがないわよねぇ」
絵里「……」
理事長「うふふ〜。いいセンスよねぇ〜」
絵里「……理事長、」
理事長「?」
絵里「さっきから何を言ってるの?」
絵里「イルカって、一体なんの話をしているのかしら」
理事長「……」 海未ママ「皆さん、これ以上の問答は無用です。迷いが生まれてしまいますよ?」
ほのママ「そうそう!やるなら一気に行きましょう!」
真姫ママ「……そうね。分かった」
にこママ「さぁ、行くわよ?お嬢さん。」
理事長「……」
絵里『はあぁぁぁ……』
絵里『──ッ!!』バッ キイイィィィィイイィィィィイィィィィィィィィィィィィィィィィィィイイィィィィィィィィィィィィィンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
理事長「!」ガチャッ
ズォォオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
ほのママ「うあっ!!?」
にこママ「落ち着きなさいっ!!ここなら問題ないわっ!!」
海未ママ「……」
真姫ママ「いい?途切れる予兆を探るの、そこが突破口だから!」 にこ「は、始まった……っ」
希「〜っ」
あんじゅ「……」
真姫「……」
亜里沙「あ、あの、」
真姫「ん?」
亜里沙「理事長さんのアレ……なんなんですかっ」
真姫「……天界道具よ。」 亜里沙「て、天界道具!?あのドアがですか!?」
真姫「ドアは違う。アレは後から天使長が継ぎ足したものなのよ」
亜里沙「継ぎ足した……?」
真姫「あのドアの下にある次元の裂け目、本当なら道具とすら呼べないもの」
真姫「この世の理の外に通じる、時間って言うモノを貯蔵する為のサイロ」
亜里沙「ッッッ」
真姫「……それが、天界細隙式零号の本来の姿。」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 一度仕切り直しを行い戦況を立て直すこの辺はさすがママライブズ 絵里ちゃん1番の被害者なのに
なんか可哀想に思えてきた /cVσ_VσV 昨日今日と報告を入れないまま
時間が過ぎてしまい申し訳ありません
冠婚葬祭と予期せぬ地震の影響で
遅くなってしまいました。
そして、本当に申し訳ないのですが
次の更新を明日の夕方頃に
させて頂きたくお願い申し上げます
ここの所、更新頻度が低くなりがちで
見て頂いている皆さんには
本当に申し訳なく思っている次第です。
どうかお待ち頂ける様宜しくお願いします むしろ作者さんが無事でよかったしまず現実生活の方が大事というもの
無事息災なら続きはいつでも書けますよって そういえば海未ちゃん地震苦手だったな
無事でなにより気長に待ってる >>939
/cVσ_VσV そうですね。
流石は歴戦の猛者です
>>940
/cVσ_VσV やはり凄みが違いますね
母は強しです
>>941
/cVσ_VσV 原因はやはりツバサにあるのですが
彼女はツバサに手を掛けてしまいました
負の連鎖が繋がってしまったんです
>>942
/cVσ_VσV 闘い慣れているのかも知れませんね >>943
/cVσ_VσV お待たせしてごめんなさい
>>944
/cVσ_VσV 日課を務められずすみませんでした
>>945
/cVσ_VσV そうですね、確かに可哀想です。
元は何も悪くないんですから >>947
/cVσ_VσV ありがとうございます。
昨夜は本当に驚きましたが
少しの家財道具以外、特に被害が出ず
今は一安心と言ったところです。
冠婚葬祭については
事前に知っていた事だけに
放置してしまい申し訳ありません。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。