海未「紙芝居屋さんです」3
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/cVσ_VσV 皆さん、お越し頂き有難う御座います
コチラは前スレッドのpart3です。
もし、初めてお越しになった方で
このお話に興味を持って頂けたならば
下記の順番よりご覧下されると幸いです。
私自身も仰天の長さとなりましたが、
引き継ぎ、どうか宜しくお願いします。
part1↓
海未「紙芝居屋さんです」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1601463098/
part2↓
海未「紙芝居屋さんです」2
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606052649/ こころ「うわぁ……」
英玲奈「……」
希「あっらぁ〜」
あんじゅ「……ハァ、」
穂乃果「はたぁ〜っ、ご、ごめんねぇ?二人とも大丈夫?」
凛「うにに……っ、たぶん……」ググッ
花陽「はわっ、はわぅぅ……メガネメガネ……っ」スッスッ 真姫「……」
にこ「……アンタたち、」
あんじゅ「ちょっと!連結切れちゃったじゃないのよ!?」
雪穂「お姉ちゃん!お願いだから少し落ち着いてったら!」
穂乃果「うぅ〜っ、ごめぇーん。」
英玲奈「……まぁいい。取り敢えず、先ずは行動する事が先決だ。」
英玲奈「そうすれば、それなりの結果が後からついて来るだろう」
こころ(前向きなんだか投げやりなんだか、よく分からないセリフだ……) 真姫「そうね。それじゃあ早速、あのボンクラ天使の居る浜辺に行きましょう」
真姫「ママ、移動をお願いしてもいい?」
真姫ママ「はいは〜い♪」
英玲奈「ちょっと待て。」
真姫「!」
英玲奈「このまま大勢でぞろぞろ行っても、目立つ上に効率的じゃない。」
真姫「……目立ってなにか問題があるの?」
英玲奈「ツバサはともかく、絵里には見つかりたくないんだ。」 真姫「なんでよ?あの金髪魔女も見つけたいんだから丁度いいじゃない。」
英玲奈「今から約1時間後に、あの浜辺で対峙していると言うことは、アレより少し前に絵里はツバサを見つけていたという事だろう?」
真姫「……それがなんなのよ。」
英玲奈「つまり、復讐心に駆られて臨戦態勢に入ってしまった絵里を前に、戦えもしない者が遭遇してしまったら、それこそなにが起こるか分からない。」
英玲奈「だから、ある程度の状況に対処出来る様な組み合わせで、尚且つ、機動力を損なわない人数で行動した方が良い。と言うことだ。」 英玲奈「異論はあるか?」
真姫「……」
真姫「……貴方、前にあった時と随分印象が違うんだけど、」
英玲奈「そうか?」
真姫「……まぁいいわ。異論も無し。」
英玲奈「分かった。」
あんじゅ「ちょっと、アナタたちで勝手に話進めないでよ。」
ほのママ「もうちょーっとだけ、分かりやすく説明して貰えたりする?」
雪穂「お母さん……」 英玲奈「つまりだ。移動手段を持つ者をリーダーに据えて、これからチームを作るんだ」
英玲奈「まず、移動呪文、または聖文を使える者は一歩前に出てくれ。」
ことり「はぁ〜い」スッ
理事長「はぁ〜い♪」スッ
真姫ママ「はい」スッ
あんじゅ「……」スッ
希「はいはーい!」ダッ 英玲奈「……よし。私を含めたこの六人が、各チームのリーダーだ。」
英玲奈「残りは何人いる?」
亜里沙「え?あ、はい!えっと……」
雪穂「13人です。」
亜里沙「っ」
希「……」
英玲奈「13か……なるほど。」
真姫「ちょっと待って。」
英玲奈「ん?」 真姫「花陽は本当にただの人間よ。彼女まで巻き込む事はないでしょう?」
英玲奈「む、そうか。」
花陽「あ、あの、」
英玲奈「?」
花陽「わたしも……ツバサさんを捜しに行かせて下さい。」
真姫「花陽!?」
花陽「わ、わたし……あの監督さんを……ツバサさんを助けたいんです。」
花陽「だから、少しでも力になれるのなら……私も手伝いたいっ」 英玲奈「アイツらの仲裁に間に合わない。または失敗した場合、恐らく怪我では済まないが……」
花陽「〜ッッッ」ジッ
英玲奈「…………分かった。」
花陽「!」
英玲奈「だが、お前は聖天術も呪禁術も使えないんだ。それだけは、努々忘れるんじゃないぞ?」
花陽「は、はいぃ……」
凛「え?かよちん使えr」ガバッ
凛「もごっ!?」 英玲奈「ん?なんだ?」
真姫「いえ、なんでもないわ。」グッ
英玲奈「……そうか。」
凛「もがーがっ!」バタバタッ
真姫「余計な事は言わなくていいの」
真姫「それとも、あの子も戦わせるつもり?」
凛「!」ピタッ
凛「……ごめん。」
真姫「良い子ね。」ナデナデ 英玲奈「では、1チームだけ三人。他は二人の全13人になる。振り分けを始めよう。」
あんじゅ「何を基準にするの?」
英玲奈「……そうだな。」
英玲奈「まぁここは、下手に混成チームを作るよりかは、普段から組んでいる者同士で集まった方が効率がいいだろう」
ことり「だとすると……」
あんじゅ「う〜ん。」
「よし!」
あんじゅ「え?」 希「のんたんチーム発表します!」
希「先ずは亜里沙ちゃん、君に決めた!」
亜里沙「!」
あんじゅ「……あぁ。確かにそれが良いでしょうね」
希「ウチのパートナーやからね!」
英玲奈「で、もう一人はどうする?」
希「んふふ。それはねぇ」 希「──雪穂ちゃん!」
雪穂「えっ!?」
あんじゅ「アナタ、あの子と初対面でしょ?どうしてなの?」
希「いやいや、コレでもちゃんと考えてるんよ?」
希「と言うわけで、ウチのチームは亜里沙ちゃんと雪穂ちゃんで決定!」
雪穂「あ、あはは。よろしくお願いします。」
亜里沙「……」 英玲奈「ふむ。では、次に決まってる奴はいるか?」
穂乃果「はいはいはーい!」
英玲奈「ねぼ助。お前はリーダーじゃないだろう」
穂乃果「穂乃果とこころちゃんは、ことりちゃんチームに入ります!」
こころ「はぁ!?」
ことり「!」
英玲奈「……だ、そうだが?」 ことり「う、うん。ことりも異議なし。です♪」
穂乃果「えへへ〜。よろしくねぇ」
こころ「ハァ、しょうがないですねぇ」
にこ(嬉しそうな顔しちゃって)クスッ
英玲奈「……お前たち3人は、絵里と遭遇しても絶対に近づくなよ?」
穂乃果「へ?なんで?」 英玲奈「お前たちの中で、攻撃手段を持っている者が居ないからだ」
ことり「そ、そうですねぇ」
英玲奈「だから、もし偶然出会ってしまった場合は、迷わず天界に戻れ。いいな?」
穂乃果「穂乃果っ、パンチとキックくらいなら出来るよ!?」
英玲奈「……」
こころ「逃げます!影を置いてけぼりにする勢いで!」
英玲奈「……あぁ、是非そうしてくれ。」 英玲奈「あと4チーム。次は?」
真姫ママ「は〜い」
英玲奈「ん、アンタか。誰と組む?」
真姫ママ「私は凛ちゃんと花陽ちゃんと組みまーす。」
花陽「!」
凛「わぁーい!かよちんと一緒だにゃー!」
真姫ママ「よろしくね?」
凛「はーい!」
花陽「よ、よろしくお願いしますっ」 英玲奈「……ご夫妻。」
ほのママ「へ?」
ほのパパ「?」
英玲奈「申し訳ないが、私と組んでくれないか?」
ほのママ「い、いいけど、どうして私たちなの?」
英玲奈「あぁ。このチームを、他のチームとの橋渡し的な役割にしたいんだ。」
英玲奈「だから、どうか頼む。」ペコッ ほのママ「あはは、そんなに畏まらなくてもいいのよ?」
ほのママ「なんてったって、貴方は私の娘の先生なんだから」
ほのパパ「……」
英玲奈「申し訳ない。宜しく頼みます。」
ほのママ「よろしくねぇー!」
ほのパパ「☆」
英玲奈「……では次、誰かいるか?」 理事長「はいはぁ〜い」
英玲奈「おぉ、理事長か」
理事長「わたしはぁ〜、漆号ちゃんズの三人と組むわぁ〜」
ヒデコ「!?」
フミコ「!」
ミカ「い、いいんですか!?」
理事長「もちろんよぉ〜。」
理事長「それにぃ〜、コレからあなた達の力が必要になってくるしねぇ〜?」 英玲奈「ふむ。だと……」
あんじゅ「あ!」
真姫「うわっ」
英玲奈「残りはお前たちか」
にこ「はあぁぁぁ……」
真姫ママ「あらら」
理事長「うふふふ〜♪」
希「やってしまったねぇ〜」 あんじゅ「うわあぁぁっ……凛たち誘うの忘れてたぁ……っ」
真姫「あーもぅっ!」
真姫「こんなのなら、ママの時にでも抗議しておくんだったわ!」
あんじゅ「コッチの台詞よっ!!アンタと組まされるくらいなら、ミジンコと一緒にいた方がずっとマシだからっ!!」
真姫「はぁあああっ!!?ゾウリムシの分際でよく言えたもんだわっ!!なに!?仲間意識芽生えちゃった!!?」
にこ「……」 あんじゅ「お願い誰か代わってっ!!!このヤブ医者以外なら誰でもいいからぁ!!」
真姫「みんな気を付けなさいっ!!!コイツに関わるとイボイボの呪いに罹るから!!」
あんじゅ「そんっなに燃え尽きたいのねッッッ!!!!!」ズボゥッ!!!
真姫「その前に悲鳴を上げさせてやるわッッッ!!!!!」ビシィッ!!!
シャキィーーーンッッッ!!!!!
真姫・あんじゅ『!!?!?』
「──悪いけど、」
にこ「今後ケンカがしたいのなら、私の射程距離外でやる事ね。」 あんじゅ「かっ、髪っ……前髪がっ……っ!?」
真姫「しゃ……っ、シャギー入った……っ!?」
にこ「次は、あんたらの眉毛全剃りしてやるわよ?」
にこ「それが嫌なら、私の前では大人しくしておく事ね。」
真姫「っ……っっ!」
あんじゅ「す、すみませんでした……っ」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます。
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 /cVσ_VσV 遅くなってごめんなさい。
ほんの少しだけとなりますが
これから更新しますので
どうか宜しくお願いします。 >>322
/cVσ_VσV 土壇場で一番冷静な人ですから
やはり頼もしい先生です。 亜里沙「……ねぇ、こころちゃん。」
こころ「出ましたっ!!お母さん直伝、伝家の包丁・二つ研ぎバージョンッ!!」
希「お、お母さん直伝なん?」
こころ「はい!料理スキルを極め過ぎて、遂に出されたもの全てを刻める様になったんです!」
亜里沙「は、はは……」
希(……もうからかうのやめよ。) 英玲奈「にこ助。その辺にしておけ、話が進まない」
にこ「だぁれがにこ助よっ!!!」
真姫「はぁ……」
あんじゅ「3年くらい寿命が縮まったわ……」
英玲奈「取り敢えず、これで6チーム全ての構成が決まったワケだ」
英玲奈「では、これから各チームごとに移動を──」
穂乃果「ねぇねぇ!」 英玲奈「ん?なんだ。」
穂乃果「せっかくだからさ!チーム名決めようよ!」
あんじゅ「はぁ?」
真姫「そんなのいいから、とっとと行きましょうよ」
穂乃果「ダメだよ!みんなツバきゅん達とこの世界を守る為に集まったんだよ!?ちゃんと気持ちを一つにしなくちゃ!!」
にこ「……気持ちだけにしときなさいよ。」 希「いやいやぁ、名前があるのと無いのとじゃ、かな〜り気合いの入り方が違うからねぇ」
穂乃果「でしょ!?」
ことり「ことりも賛成かもぉ♪」
理事長「わたしもぉ〜♪」
ミカ「はいはーい!私もー!」
フミコ「宜しくね?穂乃果ちゃん。」
真姫ママ「いい名前にしてね?」 あんじゅ「〜っ」
真姫「……好きにして、」
ほのママ「ご、ごめんねぇ?家の子が勝手なこと言っちゃってぇ……」
こころ「いえいえ。名前って結構大事ですから」
英玲奈「で?どうするんだ?」
穂乃果「ふふふのふ。実はもう決まってるんだ〜」 ヒデコ「へ?決まってたの?」
穂乃果「うん!」
ヒデコ(……ムーンティア○アクショ○ズが良かったのに)
亜里沙「なんて名前なんですか?」
穂乃果「えへへ。それはね……」
穂乃果「チーム"ポン・デ・リング"!!」 こころ「……」
亜里沙「……」
理事長「賛成〜♪」
穂乃果「やった!」
真姫「……」
あんじゅ「……」
ことり「可愛くて良かったねぇ♪」
にこ「……そうね。」 英玲奈「では、これから各チームに分かれて海岸沿いを捜索する。」
英玲奈「それと、リーダーの5人には伝伝電を渡しておくから、アイツらを見つけたら直ぐ報せる様に。いいな?」
穂乃果「よぉーっし!!行くぞぉーっ!!れ」
ことり「おー!」
こころ(……この豪華メンバーで、わたし役に立てるのかなぁ)
希「いやぁ〜。ずっと篭りっきりだったからさぁ、早く外出たいわぁ〜」
理事長「わたしもぉ〜」
雪穂(呑気過ぎない?) あんじゅ「会ったら先ず2、3発は引っ叩いてやらなきゃ」
真姫「そんなの生温いわ。涙も枯れるまで鞭打ちの刑よ」
亜里沙「あ、どのくらい迷惑掛けたかを文章にして、みんなの前で朗読して貰うとかどうですかね?」
にこ(……このドSども、)
真姫ママ「絵里ちゃん、買ったゲームそのまま持ってったのかしら?」
ミカ「えっ、そっちの心配ですか!?」
凛「その心配はしなくていいと思うにゃ〜」
花陽「はわっ……た、闘う……のかなっ、」
フミコ「大丈夫だよ。みんな付いてるから」 英玲奈「みんな。あのデコとポンコツの仲裁をして、序でに世界も救いに行こう。」
英玲奈「──じゃあ行くぞ!」バッ
英玲奈「チームッ!!ポン・デ・リングッ!!!」
『ォオーーーーッッッ!!!!!!!!!』
こころ「えいえいーっ!」
亜里沙「だから逆だってば!」
ヒデコ(ビュー○ィーセ○イン・ア○ーズでも良かったなぁ……) あんじゅ「じゃ、私たち先に行くわね」
真姫「……」ガシッ
あんじゅ「ちょっと!?頭掴まないでよっ!!」
真姫「うるっさいわねぇ!!とっとと行きなさいよっ!!」
あんじゅ「なに!?海のど真ん中に落とされたいの!?」
真姫「やってみなさいよっ!!アンタも道連れにしてやるからっ!!」
にこ「……」チャキッ
あんじゅ「あっ……い、いってきまぁ〜すっ」
真姫「にっ、にこちゃん!?ソレ首に当たってるからぁ!!」
シュン! 希「……あ〜、」
希「そんじゃあ、ウチらも行こうかねぇ?」
亜里沙「あ、分かりました。」
雪穂「お願いします」スッ
希「……雪穂ちゃん。もうちょいちゃんと捕まって」
雪穂「え?う、腕じゃ駄目でしたか?」
希「移動の時にね?空間的なアレがアレやから、身体は密着させてないとダメなんよ」
亜里沙「大ウソだから」 雪穂「ぇ……え?」
希「亜里沙ちゃん!真面目な話してるんよ!?邪魔したらダメ!」
亜里沙「長と一緒に行こうかなぁ〜」
希「ごめぇーん!!真面目にやるからぁ!」
雪穂「……」
亜里沙「……ハァ。じゃあ、私たちも行きますね。」
雪穂「お母さん。お父さんの事よろしくね?」
希「あ〜あ。」
シュン! ほのママ「いってらっしゃーい!」
ほのパパ「……」
英玲奈「お二方、私たちも行こう。」
ほのママ「えぇ。分かった。」
穂乃果「お母さん、お父さんの事頼んだからね!」
ほのママ「大丈夫。ちゃんとそばに居るから!」
こころ(この家族って、色々逆なんだなぁ)
ほのパパ「……」
シュン! /cVσ_VσV 申し訳ありません。
半端ですがここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 >>341
/cVσ_VσV 基本的に皆ゆるゆるスタイルですから
シリアスなのが苦手なんですね
しかし、最終決戦は近いです。
>>342
/cVσ_VσV それ以上いけません
黒衣の何かがやって来ます
>>343
/cVσ_VσV 20年以上経っても人気が衰えない
本当に凄い作品だと思います。
>>344
/cVσ_VσV いい意味で空気を壊せるあの性格は
正直言って羨ましくもあります。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
昨夜の続きと今回分を更新しますので
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「頑張れー!」
こころ「いやいや、私たちも行くんですって」
ことり「……」カキカキ
理事長「あらぁ〜、流石ねぇ〜」
ことり「えへへ、そうでしょ?」
理事長「可愛いものはちゃんとメモしておかないとねぇ〜♪」
ことり「ねぇ〜♪」 ミカ「あ、あのっ、」
フミコ「急がないと時間が……」
理事長「あららぁ〜、そう言えばそうねぇ〜」
ことり「私たちも急がなくっちゃ」
理事長「いそげいそげ〜♪」
ことり「ぱっぱっぱ〜♪」
ヒデコ(なんだろう。この親子といると全てのやる気が削がれて行く……) 真姫ママ「──あら?」
凛「ん?」
真姫ママ「ん?あれぇ?」パッパッ
凛「どうしたの?」
真姫ママ「変ねぇ……私のバッグがない。」
凛「バッグなんて持って来てたっけ?」
真姫ママ「うん。色々と要り用になると思って持って来てたんだけど……おかしいわねぇ」 理事長「バッグってぇ〜、前から持ってた〜あの可愛くないヤツ〜?」
真姫ママ「……別に可愛いのは目指してないんだけど、」
理事長「ダメだよぉ〜?女の子なんだもん、ちゃんと可愛いを目指さなくちゃ〜」
真姫ママ「…………トシカンガエナサイヨ……」ボソッ
理事長「……」
真姫ママ「あ"っ!」
真姫ママ「ちがっ……っ!今のは違うからね!?」
理事長「……」 真姫ママ「そ、そう!都市カンガルー祭!都市カンガルー祭って言ったの!!」
こころ(なんですかソレ)
真姫ママ「ホントよ!?ホントだからっ!!」
理事長「……」
真姫ママ「ッッッ」
理事長「……面白そうなお祭りだねぇ〜♪」
真姫ママ「そ、そうよねぇ〜っ」
理事長「あと2回だよ〜」
真姫ママ「」 真姫ママ「り、凛ちゃん……っ、花陽ちゃんっ。もう行きましょう……っ!」ビクビクッ
花陽「へ?」
凛「?」
ヒデコ「あと2回ってなんですか!?」
真姫ママ「い、いや……あの……っ」
ミカ「あと2回何かしたらどうなるんですか!?」
真姫ママ「どうなるってゆーか……どうにかなるってゆーか……」 理事長「ん〜?」
真姫ママ「ひぃっ!?」ビクッ
真姫ママ「り、凛ちゃん!花陽ちゃん!行きましょう!!」バッ
花陽「え!?は、はい!」
凛「退散にゃ〜」
シュン!
理事長「あらぁ〜」 こころ「(……あ、あの、)」ヒソ
ミカ「え?」
こころ「(2回って、なんのことなんですか?)」ヒソヒソ
ミカ「(そ、それが、私たちにもよく分かんないんだよぉ)」ヒソヒソ
フミコ「(理事長とはもう数十年の付き合いだけど、未だによく分かんない所が多いんだよね……)」ヒソヒソ
ヒデコ「(昔からあんな感じだったよねぇ)」ヒソヒソ
こころ「〜っ」 こころ「(こ、ことりさん!)」
ことり「へ?」
こころ「(理事長のアレって、なんの事なんですか!?)」
ことり「ん〜、簡単に言うとねぇ」
こころ「っ」
ことり「煮詰めて濾す。って言うのが、一番近い感じかなぁ?」
こころ「……は?」 穂乃果「ねぇ、なんの話してるの?」
理事長「なんでもないわよ〜♪」
理事長「それじゃあ三人とも〜、そろそろ行きましょ〜」
ヒデコ「!」
ミカ「あ、はいはい!」
フミコ「オッケーです。」
理事長「はぁ〜い、ぴよぴよ号発進しまぁ〜す♪」
シュン! こころ「……」
ことり「あはは、最後になっちゃったねぇ」
こころ「──はっ!そ、そうだ!」パッ
こころ「早く追いかけましょう!あの二人が遭遇する前に止めないといけませんから!」
ことり「……でも、あんな事された後なのに、私たちが説得したくらいで仲直りなんて、させられるのかなぁ……」
こころ「そ、それはっ、」
「大丈夫っ!!」
こころ・ことり『!!?』 穂乃果「あんな事があっとしても、やっぱりあの二人は友達だったんだもん。」
穂乃果「それに、亜里沙ちゃんのお姉さんにしたってそうだよ。」
穂乃果「嫌ってるって言うことは、それだけ相手の事を意識してるって事なんだから」
穂乃果「だから、私たちが協力すれば、絶対に仲直り出来るんだよ!」
穂乃果「うぅん、させて見せる!」
ことり「穂乃果ちゃん……」
こころ「……そうですね。その為の私たちですもんね。」 穂乃果「よぉーし!頑張って行こーっ!!」
ことり「おーっ!」
こころ「えいえ……おーっ!」
穂乃果「ことりちゃん、お願い!」
ことり「うん。任せて♪」
ことり『……Забота о детях. играть. под. Мамеичи пляж』
『聖天術・ひくいひくい』キュィイイッ
シュンッ!
ポンッ
「……」 一人の天使、一人の魔女
そして、一つの世界を救う為に立ち上がった
チーム【ポン・デ・リング】
しかしながら、その立ち上がりはなんだか緩く、
まるで、海岸沿いをお散歩にでも出掛けるかの様な
なんとも言えない雰囲気を醸し出しながら、
それぞれ、決戦の地へと赴きました。
その水面下を這いずり回る
不穏な影があるとも知らずに……。 ザザァ--ン…………
「うわぁ〜、」
穂乃果「相変わらず広いねぇ〜」
雪穂「私はもう見飽きたかなぁ」
ほのママ「あら、いつ見てもいい景色じゃない」
ほのパパ「……」
ほのママ「──さてっと、それじゃあそろそろ、お夕飯の準備でもしよっかな」
穂乃果「あ!穂乃果オムカレーがいい!」
雪穂「私はハヤシライス」
ほのパパ「♪」 ほのママ「よし。じゃあ、間を取って──」
「おい」
ほのママ「!」
英玲奈「……」
ほのママ「あ、あはは……冗談で〜す。」
英玲奈「頼むから一家全員でコントしないでくれ。夕飯の相談もだ。」
雪穂「ご、ごめんなさい。つい……」
穂乃果「だってお腹すいたんだも〜ん」 英玲奈「私だって眠気を押してここに居るんだ。我慢出来ないならコレでも食ってろ」ゴソゴソッ
穂乃果「え!?なんかあるの!?」
英玲奈「……ほれ。」スッ
穂乃果「ぉお!"サンディー"!」
穂乃果「先生も食べるんだね!」
英玲奈「貰い物だよ」
穂乃果「それじゃあ、いただきまぁーんっ!」パクッ 穂乃果「……」モムモム
英玲奈「……なに味だ?」
穂乃果「も"ぇっ!!」
穂乃果「これピーマンじゃんっ!!」
英玲奈「お、野菜シリーズだな。」
穂乃果「うぃ〜っ……最悪ぅ〜っ、」
英玲奈「ハッハッハッ」
雪穂「……アレって、本当に飴なんですか?」
希「あぁ、えっとね、」 希「アレは"サイオーキャンディー"って言って……まぁ、天界ではポピュラーなアメちゃんやね。」
亜里沙「さいおー???」
希「うん。作った人ですら、食べるまで何味か分かんないアメちゃんなんよ」
雪穂「え"っ、そ、そんなのがポピュラーなんですか!?」
希「今のとこ確認されてる味はねぇ、レモン。いちご。りんご。バナナ。オレンジ。メープル……」
雪穂(あ、なんだ。割と普通の飴っp) 希「輪ゴム。画用紙。オイル。非常口……」
雪穂「!!?」
亜里沙「ひ、非常口の味ってなんですか!!?」
希「さぁ〜、それはウチも当たった事ないからなぁ〜」
雪穂(……絶対食べない様にしよう。)
あんじゅ「はいはい、少し静かにしなさい。」
真姫「で、これからどうするの?」 英玲奈「よし。それでは、これからチーム毎に分かれて捜索するぞ」
英玲奈「先ずは、この場所を起点に左右に分散して探そうと思う」
真姫「……ふむ。」
英玲奈「辺境の長。アンタは、海を正面にして右手の遠方、ここから1キロ先を探してくれ」
英玲奈「そして理事長。アンタは海を正面に、左手の遠方1キロ先を頼む」
理事長「はぁ〜い」
真姫ママ「了解でーす」 英玲奈「次に、希は右手側。あんじゅは左手側。ここと遠方組みの中間距離を捜索してくれ」
希「はいよ〜」
あんじゅ「了解。」
英玲奈「最後にトサカチーム、お前たちはここで待機だ。」
ことり「た、待機?」
英玲奈「あぁ。もしかしたら、術でこの場所に移動してくるかも知れないだろ?」
英玲奈「それに、目視しながら距離を取る為の目印役でもあるんだ。頼んだぞ?」 こころ「な、なるほどっ」
ことり「分かりました。」
英玲奈「私たちは、海とは反対側。つまり音ノ木村方向を探してみる」
英玲奈「以上。ここまでで何か質問はあるか?」
希「せんせ〜おしっこ〜」
英玲奈「……あんじゅ、」
あんじゅ「ほっ!」ドスッ
希「ぷにゅん!!」ガクッ 英玲奈「お互い、それぞれを点として視認できる程度の距離で移動して欲しい」
穂乃果「どーゆーこと?」
にこ「あんたは動かないんだから気にしなくていいの」
こころ「そうです。ジッと待ってなきゃダメなんですよ?」
穂乃果「おすわりかぁ〜、苦手なんだよなぁ〜」
ことり(お、おすわりしてる穂乃果ちゃん……っ!)メモメモ
英玲奈「──ではみんな、頼んだぞ!」
『オォーッ!!!!!』 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
お付き合い頂ければ幸いです。 >>372
/cVσ_VσV きっと何か虎馬があるのでしょう
>>373
/cVσ_VσV げに恐ろしきは、
無機物の味すらも表現しようと言う
製作陣の執念かも知れませんね。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 「大体ここら辺で良いんじゃないんですかね?」
理事長「そぉねぇ〜。なんとなぁ〜く希ちゃんたちも見えるしぃ〜」
ヒデコ「と言っても、周りにはだぁーれも居ませんけどね」
ミカ「はぁ〜……」
ミカ「見渡す限りの海、砂浜、そして木。文明の利器は何一つないね」
フミコ「んー、」
ミカ「どうしたの?」 フミコ「……どちらかと言うと、これは捜索と言うより待ち伏せになるかも知れないね。」
ミカ「待ち伏せかぁ」
ヒデコ「ねぇ、誰か時計持って来てる?」
ミカ「私は無い」
フミコ「私も」
ヒデコ「……あー。」
ヒデコ「理事長、時計持って来てないですk」
「えへへへぇ〜♪」 理事長「このカニ可愛いぃ〜♡おまんじゅうみたぁ〜い♪」ツンツン
ヒデコ「……」
ミカ「もぉーっ!理事長!」
フミコ「ほら、立って下さい!」
理事長「えへへ〜♪」ツンツン
ヒデコ「ねぇ理事長、時計持ってます?」
理事長「持ってなぁ〜い」
ヒデコ「……4人もいて、なんで誰も時計持ってないの」 理事長「あ、見て見てぇ〜!」
ヒデコ「へ?」
理事長「イルカだよぉ〜♪かわいい〜♪」
「……」
ミカ「ホントだ……」
ヒデコ「わぁ〜」
フミコ「……可愛い。」
理事長「ねぇ〜。可愛いよねぇ〜♪」 「キュイ」
理事長「?」
「……」プイッ
理事長「!!?」
スッ
理事長「よ、呼ばれてるぅ!行かなきゃ!」ダッ
ヒデコ「は!?」
ミカ「ちょ!理事長!?」
フミコ「ッ」ガシッ 理事長「離して〜っ」ググッ
フミコ「ダメですっ!!そっち行ったら離れ過ぎですからぁ!!」ガシッ
「キュイ」
理事長「お家だよねぇ!?お家に招待してくれるんだよねぇ〜!?」グイッ
フミコ「理事長ぉーっ!!」ググッ
ヒデコ「……」
ミカ「……はは、」
「キュイ-!」
チャプンッ……。 「──ふむ。」
英玲奈「ここら辺で少し待ってみるか」
ほのママ「そうねぇ。もしかしたら村の方から来るかもだし」
英玲奈「しかし、この辺りはかなり植生が濃いな。沿岸なんて、植物は大して生えないと思っていたんだが」
ほのママ「そんな事ないわよ?」
ほのママ「海浜植物ってゆーのがあるらしくてね、それは花とか蔦とか、あとは食べられる草なんかもあるみたい」 英玲奈「……地元の人間はやっぱり強いな。」
ほのママ「あはは。まぁ、大体親とかご近所さんからの受け売りなんだけどね?」
英玲奈「いや、地元人の知識は正直助かる。」
ほのママ「なんで?」
英玲奈「何かあった時、地形を把握しているのといないのとじゃ、初動に雲泥の差が出て来るからな」
ほのママ(……穂乃果、こんな軍人かぶれみたいな人から教わってるのね。) クイッ
ほのママ「へ?」
ほのパパ「……」
ほのママ「?」
ほのパパ「っ///」
ほのママ「……ぁ」
英玲奈「は?」
ほのパパ「〜っ///」
ほのママ「っ///」
英玲奈「なんだ?なんで突然黙りこくるんだ?」 ほのパパ「///」
ほのママ「うぅ……っ///」
英玲奈「おい、一体なんなんだ。重要な事なら言って欲しいんだが」
ほのママ「あ、あのっ」コソッ
英玲奈「?」
ほのママ「〜っ」コソコソッ
英玲奈「……」
英玲奈「…………そう言う話は帰ってからにしてくれっ///」 「いやぁ〜。いい景色だねぇ〜」
希「ね?そう思わん?」
亜里沙「……」
雪穂「……」
希「ねぇねぇ、思わん?」
亜里沙「……そうですね。」
雪穂「……私は見飽きました。」
希「なんやもう連れないなぁ〜、ここはもっと明るく行こうよ〜」 亜里沙「……」
希「ん?ん?」
亜里沙「……あのさぁ、」
雪穂「……」
亜里沙「なんで、さっきからコッチ見てくるの」
雪穂「……そっちが先に見てきたんでしょ、」
希「あ、あれ?」 亜里沙「私じゃないし。そっちだから、」
雪穂「覚えてられないんだ。可哀想にね」
亜里沙「……いいの?痛いことするよ?」
雪穂「出来ないよ。だって、貴方じゃ当てられないもん」
ザッ
亜里沙「……」
雪穂「……」
希「ちょっ!ちょい待ちっ!!」 亜里沙「……私が術を使ったら、君なんかあっという間に飛んでっちゃうんだよ?」
雪穂「だから、術なんか使えないよ。その前に倒しちゃうんだもん」
亜里沙「ふぅ〜ん。」
希「いやいや!君たt」
亜里沙『ハイッ!!!』バッ
ビュォオオオオオオォオオオオオッッッ!!!!!!!
雪穂「──ッ!」
ダンッ 亜里沙「!?」
雪穂「……当たんないね。」
希「いやだから!ちょっと待っt」
亜里沙『焦熱火生!』ボゥッ!!!
雪穂「ハァッッッ!!!!!」ドゴッ!!!
バシャァアアアアアアッッッ!!!!!!
亜里沙「──ッ!!?」
雪穂「……火だって分かれば、こうする事も出来るんだよ?」
希「……」ビショ 亜里沙「〜ッッッ」
亜里沙『荒れ狂う迅雷。夜半(ヨワ)の静寂を破る咆哮……』バチバチバチッ!
雪穂「!」
雪穂「そっちがその気なら……」ググッ
希「……」
亜里沙『呪禁術っ!』バッ
雪穂「ッ」ザッ
モミモミッ
亜里沙「うわぁああっ!!?」
モミモミッ
雪穂「きゃぁああっ!!?」 ドサッ
「……いい加減にしぃよ?」
希「ウチがその気になったら、君ら二人とも5分でノックアウト出来るからね」
亜里沙「〜ッッッ」
雪穂「っ……っっ!」
希「まったくもう!」
希「明日世界が無くなるかも知れないんよ?真面目にやらなきゃダm」 亜里沙『ハイッ!!!』ビュォオオオッ!!!
希「ふぼぼぼぼっ!!!」
雪穂「ハァッ!!!」ズドッ!!!
希「ぬふんっ!!?」
ドサッ
亜里沙「この変態っ!!!」
雪穂「……そのまま砂に埋れてて下さい。」
希「」 ザザァ--ン…………
穂乃果「……」
こころ「……」
ことり「……」
穂乃果「……綺麗だねぇ。」
こころ「そうですねぇ」
ことり「夕陽が真っ赤になってるねぇ〜」 穂乃果「この海、数年ぶりに見たなぁ〜、」
こころ「下界……久しぶりだなぁ……」
ことり「わぁ〜……ゆらゆらしてるぅ〜」
穂乃果「……」
こころ「……」
ことり「……」 こころ「……それにしても、誰も来ませんねぇ」
ことり「こないねぇ〜」
穂乃果「おっかしいなぁー、ここら辺だと思ったんだけど」
こころ「ホントに今から来るんでしょうか」
穂乃果「ねぇ、二人とも時計持ってる?」
ことり「ごめぇ〜ん。忘れちゃったんだぁ」
こころ「あ、私持ってます。」 穂乃果「!」
ことり「さすがだねぇ」
こころ「……」ゴソゴソ
こころ「あった。」
穂乃果「あと何分くらいあるの?」
こころ「そうですねぇ、あの映像を見てから30分は経ったみたいです。」
穂乃果「あー、30分かぁ」
ことり「ちょっと早かったのかなぁ」
こころ「まぁ、待ってても問題はないですから」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています