侑「ふぃ〜疲れた。ただいま〜」ガチャあなた「!?」侑「!?!?」
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侑「あなた誰ですか!?」
あなた「君こそ誰!?」
みたいなね あなた「ふぃー、疲れた疲れた」
あなた「ジュースでも飲もう」
あなた「えーっと、歩夢ちゃんからもらった小銭は...」ジャラジャラ
あなた「どれにしようかな...」
しずく「あっ、先輩もジュース買いに来たんですね」
あなた「うん!しずくちゃんも一緒にどう?」
しずく「いいですね♪先輩は何買ったんですか?」
あなた「ほらこれ、右上の奴!」
しずく「...い、色が綺麗ですね!」
しずく(混合ガソリンみたい)
あなた「この色が何味かわからなくて逆にワクワクするの!」
しずく「はぁ...」
あなた「所でしずくちゃんは?」
しずく「温かいお茶を買いに来ました」
しずく「でも熱すぎてすぐに飲めないです」
あなた「そっかぁ、でも休憩時間終わるまでまだあるし、ゆっくりしてけばいいんじゃない?」
しずく「そうですね。ちょうどベンチがあるのでそうします。先輩も一緒にどうですか?」
あなた「じゃあ一緒に」 あなた「ん!思った以上に美味しいなこれ」
あなた「見た事ない飲み物ばっかりだったらちょっと冒険したけど正解だったな」
しずく「今まで信じられませんでしたが、本当に並行世界から先輩は来たんですよね」
あなた「ん?そうだよ」グビグビ
しずく「並行世界って、何がどう違うんですか...?」
あなた「んー、ニジガクの校舎の見た目とか、詳しくは言えないけど、こっちの世界にいない人がいるとか?」
あなた「でもみんなは並行世界じゃなくてもそうであっても、内面は変わらないね」ケラケラ
しずく「その口ぶりじゃ並行世界の私もあまり変わりは無さそうですね」ニコッ
あなた(しずくちゃんの笑顔、美しい...)
あなた「でもこっちの世界が羨ましく感じる事もあるよ」
あなた「理由は言えないけど...」
しずく「そうですか...」
しずく「よくSFとかでも言いますしね。ほら、並行世界の事を話すとどうのこうのって」
しずく「先輩がこちらの世界に来てから、私ずーっと並行世界について考えてたんです」 しずく「どんな私がいるんだろう、先輩の来た世界以外にも、もっと沢山の並行世界があって、沢山の私と先輩がいて」
しずく「くよくよめそめそな私もいるかもしれない。怒りん坊でぷんぷんしてる私もいるかもしれない」
しずく「色々考えてて思ったのは、私が考える分だけ並行世界が生まれるんじゃないかって」
あなた「へぇ、面白いね」
あなた「もしかしたら、私たちも誰かの筋書きだったりするのかもね」
しずく「私たちがエクス・マキナであって、その僕でもある」
しずく「ちょっぴりお芝居っぽいとも考えてました」
しずく「だとしたら、これからどうなるんでしょうね...」
あなた「んー、意外な事考えたら、戻れないとか?」 しずく「やっぱりそういうの考えちゃいますか?」
あなた「うん。あっちの世界じゃ日常なことは、こっちの世界じゃ非日常で」
あなた「私も並行世界に飛ばされるなんて思ってなかったよ」
あなた「だから当然戻れない筋書きもあってもいいよね。いや、この後の事考えたら、絶対戻らなきゃなんだけどね」
しずく「ふふっ、そうですよね」
あなた「...私たちがエクス・マキナなら、解決する物語はなんなんだろう」
あなた「それは私の世界の出来事なのかな、それとも...」
しずく「それは先輩のみ知る、じゃないですかね」フフッ
しずく「あっ、お茶飲むの忘れてました。もう冷えちゃってる...」
あなた「じゃあもう一本買おうよ」
あなた「ほら右上の!」
しずく「えっ、ちょっとそれは!」
あなた「美味しいから買ってみて!」
しずく「じゃあ隣のハーフサイズで...」ポチ
しずく「いただきます...」ズズッ
しずく「....意外と美味しい」
あなた「ね!美味しいでしょ!?」 あなた「たっだいま〜今戻ったよ!」
しずく「少し遅くなってしまってすみません」
>ワイワイ ガヤガヤ
あなた「ん?何やってるの?」
歩夢「並行世界に戻れるぴこぴこした機械が元に戻ったんだって!」
あなた「本当!?」
璃奈「本当。今並行世界の私にコンタクトを取ってる。本当にこんたを取れたらなら、何か帰ってくるはず...」
>ピロリロロリン! ピロリロロリン!
侑「うわっ!?私の携帯に電話かかってきた!」
璃奈「ねえ、それ貸して」
侑「う、うん」
アニメ璃奈「もしもし」
スクスタ璃奈「もしもし、並行世界の私」 アニメ璃奈「初めに聞きたいことがある。私の直した機械はうまく作動してる?」
アニメ璃奈「超弦理論を元に、物資を反物質化させて、次元を分割する事によって、あなた達にコンタクトを取ってるんだけど」
スクスタ璃奈「そこまではあってる。だけどもう一つ忘れてることがあるよ。だから今から図面と解説を送る。あなたならすぐに追加できる」
アニメ璃奈「待って、それは今日子ちゃん達にも理解できるかな?」
スクスタ璃奈「今日子?」
アニメ璃奈「私の大切なお友達。この機械を直すの手伝ってくれた。いや、ほとんど3人のおかげ」
スクスタ璃奈「なら大丈夫。きっとあなた達なら一晩もあればすぐできるはず」
スクスタ璃奈「それじゃあ今から送るから、通話はこれくらいで」
アニメ璃奈「うん」 璃奈「というわけで、後もうちょっと改良が必要みたい」
侑「えっ、すぐに帰せる訳じゃないんだ!」
あなた「何その態度は!?まるで早く帰って欲しい様な!」
侑「セクハラ大魔神だから早く消えて」
あなた「ひどっ!?」
侑「っていうか今日も泊めなきゃじゃん。今日もお母さんもお母さん(父)もいるのに...」
歩夢「じゃあ私の家泊まらない?」
侑「あれ、今日歩夢のお母さんもお母さん(父)もいないんだ」
あなた「泊まる泊まる!」
歩夢「じゃあ決まりだね!」 あなた「お邪魔しまーす」
侑「歩夢〜お邪魔するね」
歩夢「おかえり、侑ちゃん、あなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも私?」
あなた侑「「!?!?」」
あなた「もちろん歩夢ちゃんで!」
侑「ちょ、ちょっとちょっと!」
歩夢「冗談だよ冗談。なんだか二人の事近くで見てたらからかいたくなって」
侑「ふぅ、歩夢がいきなりそんな事言うからびっくりしちゃった...」
あなた「そんな言葉誰から教わったの?」
歩夢「ふふっ、気になる?でも秘密っ」
侑(なんだか今日の歩夢はからかいモードの様だ)
歩夢「ご飯作ってあるから手洗ってから来てね」
あなた「わーい!歩夢ちゃんの晩ご飯大好き!」
歩夢「そんな事言ってくれると嬉しいな」 あなた「....もっもっもっも!」モグモグ
あなた「...おかわり!」
歩夢「はいはい、カレーはまだあるからゆっくり食べてね」
侑「なんでそんなにカチャカチャ急いで食べるの?」
あなた「だってこっちでの最後の晩餐だよ!?気合い入れて食べなきゃじゃん」モグモグ
侑「うわっ、口にもの入れながら喋らないでよ。はしたない」
あなた「それに歩夢ちゃんの料理はなんでも美味しいから...」モグモグ
歩夢「褒めてくれるなんて嬉しい!ご飯いっぱいよそっちゃお」モリモリ
あなた「まだまだ後10杯は余裕だね!」
侑「あなたと歩夢が仲良くしてるの見るとなんかムカつく...」
侑「こっちの世界の歩夢は私のものなのに...」プクー
歩夢「侑ちゃんふぐみたい」
あなた「侑ふぐだ!ねえ歩夢ちゃん、今日はふぐ鍋も追加しよう」
歩夢「え〜、調理師免許持ってないからちょっと無理」
あなた「あはは〜」
侑「....」 歩夢「今日もジーコサッカーにする?」
侑「チーターマンは見るのもやるのも飽きたから他のがいいな」
侑「それに一応3人だし...」
侑「今日はさ、特別にさ、普通のゲームしない?」
あなた「???」
あなた「ジーコサッカーって何?逆に興味あるんだけど」
侑「あなたにはちょっと難しいかな」
歩夢「そうだね、ゲームとしてはちょっとマニアックすぎるから、スマブラやろっか」 あなた「えい!やー!とった!」
歩夢「それっ!ここ!」
侑「うわっ!落とされた!」
侑「ってか2対1じゃんこれーっ!いじめないで!いじめでしょ絶対!?」
あなた「隙を見せる方が悪いんだもんねー!ここっ!」
侑「うわっ!あーっ!負けちゃった...」
歩夢「ナイスファイト!ハイタッチハイタッチ!」
あなた「いえーい!」
侑「むぅ...」
侑(さっきからあなたと歩夢が仲良いんだけど)
侑(仲間外れにされた様でちょっとやだかも...)
あなた「そろそろお風呂の時間だね」
あなた「先入ってもいいかな?」
侑「私は別にいいかな?歩夢は?」
歩夢「私もいいかな?」
あなた「じゃあお先にーっ!くれぐれも覗かないでね!」ウィンク
侑「誰が覗くか!ばかーっ!」 歩夢「なんだか不思議だね」
侑「うん。そんな不思議も明日で終わっちゃう」
侑「でも心のどこかでは、そのままずーっと続いてく気もしてるんだ」
歩夢「私もおんなじ気がしてた」
歩夢「侑ちゃんに姉妹がいたらこんな感じなんだろうなって」
侑「私もおんなじ」
侑「...並行世界ってさ、思ったよりもシビアなのかもね」
侑「あなた、いつも笑顔でいるけど、なんだか影のあるようで...」
歩夢「....」
侑「私達もさ、いつかは困難に直面した時、違う道を進んだりするのかな?」
歩夢「...それでも、」
歩夢「それでも私達の道は一つに繋がってると信じて、“歩む”しかないよ」
侑「....ぷひょっw」
歩夢「もー!?侑ちゃん雰囲気台無し!何急に深刻な事振っといて!!」
歩夢「やっぱりあなたの方がいいかも。一緒にお風呂入ってこよう。バスタオルどこだったかな」
侑「ってあんな奴のどこがいいのさ!?」
侑「あっ、ちょっと本気で一緒に入るの!?私も入る!」
歩夢(最初は、あなたのこと嫌な人って思ってたけど、見れば見る程侑ちゃんとおんなじなんだもん)
歩夢(ちょっとだけ惚れたっていいよね...)
歩夢「あなた、一緒にお風呂入ろ?」
あなた「ぷひょー!?福眼!?」 侑「やっぱり歩夢のベッドは広くていいなぁ」ボフンボフン
あなた「スプリング入ってるベッドはやっぱり格別だなぁ」ボフンボフン
歩夢「こらっ、人のベッドでそんなに跳ねないで!」
歩夢「それに後から下の階の人に、昨晩はお楽しみでしたねって苦情入るからやめて!」
あなた「けちぃ!」
侑「もうちょっと跳ねてたかったのに!」
歩夢「それで、誰が下で寝る?」
侑「私達、下で寝るから、歩夢は自分のベッドで寝て」
あなた「わざわざ止めてもらってるから、そこについては同意」
歩夢「じゃあ、私上で寝るね」
あなた侑(上原だけに...w)
あなた侑「....ぷひょw」
歩夢「...?じゃあ電気消すよ?」パチ
歩夢「おやすみ」
あなた「おやすみ」
侑「おやすみ」 時計「...カチッカチッ」
歩夢「....zzz」
侑「ねえ、起きてる?」
あなた「ぱっちり起きてる」
侑「元の世界に帰るって、どんな気分?」
あなた「安心もあるし、寂しさもあるかなぁ」
あなた「元の世界に帰れるとなると、やっぱりね」
侑「そっか...」 あなた「初めはね、この世界に来たから何か使命とかあるのかなって深読みしすぎてた」
あなた「でもそれは違って、全然そんな事やらなくてもいいぐらいにうまく回ってて、正直羨ましいぐらい」
侑「あなたにそんな事言われるなんて...」
侑「私も、あなたの才能とか、羨ましいと思ってるんだよ?」
あなた「お互い様だね」
侑「....うん」
侑「ねえ、ちょっとだけ手、繋いでもいいかな?」
あなた「侑ちゃんがデレるなんて...明日は雪だ!」
侑「明日は帰る日、でしょ?」
あなた「そうだった、そうだった」
侑「...ムギュ」
あなた「...ムギュ」
侑「あなたが帰っても、忘れないから。この手の温もりも、絶対」
あなた「...ありがとう」 璃奈「出来た、並行世界に行ける装置」
あなた「本当!?じゃあスイッチ押すね!」
璃奈「ストップ。そう言う下りはもういいから」
侑「遂に帰っちゃうんだね」
あなた「うん。私はここの住人じゃないから」
彼方「揶揄う相手がいなくなっちゃうのは寂しいよう」
かすみ「キモい思い出しかなかったですけど、さようなら」
せつ菜「あっちにいても、どうかお元気で」
璃奈「あっちの私に変な機械作らせちゃダメだよ?」
エマ「これ、私とあなたの写真。持っていって」
果林「帰るまでが並行世界旅行よ。気を抜いちゃダメよ?」
しずく「お体に気をつけて」
歩夢「また会おうね、あなた」
侑「じゃあね、バイバイ」
あなた「みんな、今までありがとう!私は元の世界に戻ります!」
あなた「みんなも元気で!」ポチ スイッチを押すとたちまち機械とあなたの身体が光に包まれる。
5秒も立たないうちに、二つの物体はこの世界から姿を消した。
歩夢「行っちゃったね」
侑「ふん!あんな奴、もっと早くに帰ればよかったんだよ!」
歩夢「そんな事言わなくたって...あっ、侑ちゃん目が...」
侑「違うもん...泣いてないもん...」 あれから変わった事は....なんだろう。
ちょっとかすみちゃんにドン引かれた様な目で見られるんだけど、関係ないよね?
あ、あと璃奈ちゃんが、並行世界に行ける機械の開発に勤しんでる。
なんでも、あっちの世界の技術力に触れて、興味を持ったらしくて、最近は物理学もいけるようになったとか。
侑「んーっ!今日も疲れたっ!」
歩夢「音楽科の課題って多くて大変じゃない?」
侑「そんな事ない。夢に向かって頑張ってればこんなもんへっちゃらだし、それにあっちに負けてらんないしね!」
歩夢「もー、また侑ちゃんったらあなたの事ライバル視して...」
侑「さて、今日はお母さんとお母さん(父)がいないから、帰ったら洗濯して、あとあれやって」
歩夢「晩御飯は一緒に食べよう」
侑「うん!色々終わったら連絡入れるね」ガチャ あなた「侑ちゃんおかえり」
侑「!?!?!?」
あなた「侑ちゃんおかえり」
侑「あ、あああ歩夢ー!?なんか私そっくりな人が!?」
>えっ??侑ちゃんどうしたの?
侑「はっ、早く!!」
歩夢「!?!?」
侑「ってあなた!?」
侑「な、なんでここに!」
あなた「璃奈ちゃんにまたキレられちゃった」テヘペロ
侑「そんな事するな!」
あなた「ってわけで、また機械が戻るまでよろしこよしこ!」
と言う訳で、私のへんてこりんな日常はまだまだ続きそうです。
おしまい
一週間の長きに渡り、ありがとうございました
保守してくださった方、コメントをくださった方、本当にありがとうございました 乙です、面白かった。侑ちゃんがあなたちゃんの世界に行くのも興味あるけど、もうしばらく待った方が無難か あなゆう良いな…公式じゃ絶対にありえないカップリング おつでした
こういうタイプのあなゆう求めてたからありがたすぎる…ありがとう…… 難しかっただろうによくエタらず書ききってくれた
拍手 ふふーん、スレの存在は知ってたけど今一気見したぜ〜丁度完結に立ち会えた
コミカルな泡沫の夢で気楽に見れて楽しかったよ、メンバー全員とやりとりあったし
またネタ浮かんだら書いてね、お疲れ様! @cメ* ˘ ᴗ ˘ リ フム…
🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 侑ちゃんとあなたが2人いて眼福だったよ!ありがとう!神ssだね! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています