歩夢「侑ちゃんは私のものなんだから!」せつ菜「侑さんは渡しませんよ!!!」
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歩夢「年明けから侑ちゃんの部屋に来るなんてちょっとどうかなって思うよ! ねえ侑ちゃん!」
侑「うん、そうだね」ポチポチ
歩夢「お正月は家族団らんの日なんだから! ね、侑ちゃん!」
侑「うん、そうだね」カチカチ
せつ菜「むっ! そういう歩夢さんこそ昨日からずっとこの部屋にいると聞きましたよ! 侑さんから!」
侑「うん、そうだね」カチャカチャ
せつ菜「家族団らんを邪魔しているのは歩夢さんの方です! ですよね、侑さん!」
侑「うん、そうだね」カチャカチャカチャカチャ
歩夢「う……で、でも私は幼稚園の頃からずっと一緒に年越ししてたもんね! 侑ちゃん!」
侑「うん、そうだね」ポチポチポチポチ
せつ菜「では今年の年越しは私も一緒に迎えましょうね! 侑さん!」
侑「うん、そうだね」カチャカチャポチポチ
歩夢「嫌ぁっ!」ドンッ
侑「う"んっ!?」ドサッ
せつ菜「あっ!? い、いきなりそんな、侑さんを、お、押し倒すだなんて……///」
歩夢「ゆっ、侑ちゃんと年を越すのは私だけでいいの!」ギュウッ
侑「ぐえっ。歩夢、ギブギブ」ペシペシ
せつ菜「わ、私も……私だって!///」ドサッ ギュッ
侑「ふぐぅっ!? ぜ、ぜづ な"ぢゃ くるし──」バシバシ
歩夢「せ、せつ菜ちゃん!? なにしてるの!?」ギュウウウウッ!
せつ菜「歩夢さんこそ!」ギュウウウウウウウ!!
侑(あっ私死ぬなこれ……)スッ >>9
セックスするかピッキングしないと出れない部屋 今年の干支はゆうぽむせつなのでゆうぽむせつを書いてくれ頼む 侑ちゃんの体にぽむせつどっちの領有か書き込んでいけ ──ちゃん! ──さん! ゆう──!
──さん! しっかり──ん! ゆう──さまして!
歩夢「侑ちゃん!」
せつ菜「侑さん!」
侑「あけおめっ!?」ガバッ
歩夢「侑ちゃん……!」ダキッ
せつ菜「侑さん、良かった……!」ダキッ
侑「おお……新年早々命を落とすかと思った、おとすだまを貰う前に……ぶふっ」
歩夢「ごめんね侑ちゃん! わ、私もだけど、せつ菜ちゃんが乱暴にしたから!」
せつ菜「す、すみません侑さん! 私もですが歩夢さんが力いっぱい絞めるから……!」
侑(駄洒落はスルーかぁ……)
歩夢「せ、せつ菜ちゃんが悪いんだよ!?」キッ
せつ菜「いいえ、歩夢さんが絞めてました!」キッ
侑(いや歩夢もせつ菜ちゃんもどっちもどっちだよ)
侑「だいじょぶだいじょぶ、もう元気元気! ほーらこんなに!」ブイブイ
歩夢「侑ちゃん……!」
せつ菜「侑さん……!」
歩夢(ブイサイン侑ちゃんかわいい……!)キュン
せつ菜(ピースする侑さんかわいい……!)キュン 侑「けどさ、まあ欲を言えばもうちょっと二人は仲良くして欲しいなー、なんて思ったりするんだけど……」
歩夢「……」チラッ
せつ菜「……」チラッ
二人「「!」」プイッ
侑(……これだもんなぁ)ハァー
侑「そりゃ歩夢とせつ菜ちゃんはスクールアイドルとしてライバルだよ? でもそれ以前に仲間なんだし、ね?」
歩夢(スクールアイドルとして以前の問題なの侑ちゃん!)
せつ菜「確かに私と歩夢さんはスクールアイドルとしてはライバルであり仲間ですが──」
侑「でしょ?」 せつ菜「それ以前にこう、因縁があるといいますか……」
歩夢「……!」ウンウン
侑「因縁?」
歩夢「と、とにかく! せつ菜ちゃんと私はスクールアイドルとか関係なくライバルなの!」
侑「うーん……それは百歩譲って良いとして、何のライバルなの?」
歩夢「そ、それは……!」モジモジ
せつ菜「何と言いますか……」モジモジ
侑「もー、これ毎回やってるよ? 私二人が言い合うたびにやってるゲームには集中できないし満足に宿題もできない」
侑「音楽科の課題って普通科より多いんだよ知ってた?」 せつ菜「それは……すみません」
歩夢「ごめん侑ちゃん……」
侑「はぁ〜……愛ちゃんに聞いても『愛さんから言うのは憚れるなぁ……』とか」
侑「彼方さんに聞いてみても『回答はパスするぜ〜』ってはぐらかされたり」
侑「まあ深追いとかはしないんだけどさ……取り合えず歩夢、もうちょっとせつ菜ちゃんに優しくしなよ」
せつ菜「!」パァァー!
歩夢「ええ!? 私が悪いの!?」ガーン
侑「私が悪いっていうか……過去の経験則、小学校の時も中学校の時も似たことあったじゃんか」
歩夢「う……そ、それは……」ショボーン
せつ菜「似たこと……ですか?」 侑「そうなんだよ、聞いてよせつ菜ちゃん……」
──────
────
──
〜幼稚園時代
あゆむ「ひっぐ、ひっぐ……」
ゆう「あゆむ、どうしたの?」
あゆむ「××ちゃんのほうがだいじなの!!?」
ゆう「?? ちがうよ」 >>29 訂正
侑「そうなんだよ、聞いてよせつ菜ちゃん……」
──────
────
──
〜幼稚園時代
あゆむ「ひっぐ、ひっぐ……」
ゆう「あゆむ、どうしたの?」
あゆむ「××ちゃんのほうがだいじなの!!?」
ゆう「?? ちがうよ?」 〜小学校時代
あゆむ「ぐすっ……うぅ……」
ゆう「あゆむ? どうしたの? おなかいたいの?」
あゆむ「△△ちゃんのほうがだいじなの!!?」
ゆう「……? ちがうよ?」キョトン
〜中学校時代
歩夢「……」
侑「歩夢?」
歩夢「──侑ちゃんは、○○ちゃんの方が大事なの?」
侑「違うよ」クスッ ──
────
──────
侑「ってな事があって」
せつ菜「……は?」ピキッ
歩夢「だ、駄目だよ侑ちゃん……そんな『昔の二人の思い出』の話なんて」テレテレ
侑「こんなわけで歩夢って私が居ないとどうも元気がなくなるみたいで、ずっと一緒に居たんだけどね」
せつ菜「な、なな……ゆ、侑さんは、い、いつも歩夢さんを、え、選んできたのですか……?」ワナワナ
侑「え? うん、まあ……そうなるのかな?」 歩夢「侑ちゃんはいつも私の事、選んでくれたよね……///」
侑「あはは、そうでもしないと歩夢、なんだかどこかに行っちゃいそうだったしね」ニコッ
せつ菜「……そ、そうですか……」シュン
侑「あーでも、高校になってからは結構変わったよね」
歩夢「?」キョトン
侑「同じ様なことはあったけど、でも、せつ菜ちゃんとの出会いは私の人生を大きく変えたよね、やっぱり」
せつ菜「……え?」
歩夢(! だめ! いつものやり方で話を止めないと)バッ
歩夢「嫌ぁ──きゃっ」ドサッ
せつ菜「させません、させませんよ歩夢さん! さあ侑さん、人生のターニングポイントを今ここで存分に語っちゃってください!!」ガッシ 侑「おっ、おお? そんな歩夢を羽交い絞めにしてまでも……」
せつ菜「さあ! さあさあさあ!」フンス!
歩夢「嫌ぁ! せつ菜ちゃん話して!」バタバタ
せつ菜「離しませんよぉ! 話すのは侑さんです!」ガッシ
侑「話すだけに離す……ぷぷっ。……えっと、せつ菜ちゃんのライブを観て、私は思ったんだよ。スクールアイドルって凄いって」
侑「それに私が歩夢だけじゃなくてせつ菜ちゃんの、皆の力になりたいってより強く思ったのも、せつ菜ちゃんのお陰なんだよ」
せつ菜「え……」
歩夢「嫌ぁっ!」ジタバタジタバタ
侑「私、あの時ラブライブに出なくてもいいって言ったよね」
せつ菜「は、はい……とても、とてもよく、覚えています」 侑「かすみちゃんとぶつかった事とか、せつ菜ちゃんの野望とかそういうのも聴いてさ」
侑「それとラブライブを私の秤にかけた時、ラブライブじゃなくてせつ菜ちゃんの方に傾いたの」
侑「それで気付いたんだ。私、せつ菜ちゃんが幸せじゃないと嫌なんだって。せつ菜ちゃんが大好きなんだって」
歩夢「いや──もごっ」モガバタモガバタ
せつ菜「静かに!」
侑「それに気付いたらもう止まらなくて。私の大好きな人が大好きなことをできないなんて悔しいって」
侑「だから、ラブライブなんて出なくていいって言ったんだ。前も言ったけどさ、せつ菜ちゃんが幸せじゃないのが嫌だったんだよ、私」
せつ菜「ゆう、さん……」ジワ
歩夢「……」スッ
せつ菜「あっ、歩夢さん、ハンカチありがとうございます……ぐすっ」 侑「えっと、それで同好会が広がるたびに私は思ったの」
侑「もっと私も──せつ菜ちゃんの野望を叶える手伝いがしたいって」
侑「転科を考えたのはそれ以外にも色々あったんだけど、大きな切欠の一つはコレかなぁって」
侑「お小遣い叩いて電子ピアノ買っちゃって、予備校どころか転科試験なんか受けちゃって」
侑「それでも私は後悔してない。きっと五年後、十年後、二十年後。私はこの選択を後悔はしない」
侑「ありがとうせつ菜ちゃん。私に夢を与えてくれる人に会えて、良かった!」ニコッ
せつ菜「う、うう……侑さぁん!」ダバー
侑「せ、せつ菜ちゃん!? ギャン泣きしてる!?」
歩夢(わかる、わかるよぉせつ菜ちゃん……侑ちゃんにこんなの言われたら死んでもいい! って思うよね……)ウンウン ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています