善子「サンタなんて来るわけ無いでしょ」
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真姫「は?」
かすみ「ちょっとヨハ子!まき子にそれは言っちゃダメでしょ!」ヒソヒソ
善子「何よ、ホントの事なんだからいいじゃない」
かすみ「だからって言っていい事と悪い事が──」
善子「良い子の所にはサンタが、悪い子の所にはチョモクロポリンがやってくる。こんなの常識でしょ?」
かすみ「…………うん?」 真姫「何よ、そのチョモなんとかって」
善子「あっれー、真姫は知らないのー?ま、一年間良い子にしてちゃーんとサンタがやって来てる真姫ちゃんならしょうがないかー!」
真姫「な……!し、知ってるわよ!ただ、かすみが知らなそうだから教えてあげなさいって事よ!」
かすみ「かすみんだってそれくらい──いや、今回は流石に分かんないんで教えてください」
善子「しょうがないわねー。いい?一年間良い子にしてた子の所にはサンタがやって来て、靴下にプレゼントを詰めてくれるわよね?」
真姫「そうね、毎年の恒例行事ね」
かすみ(まき子の家庭あったかいなー) 善子「で、一年間悪い子にしてた子の所にはサンタの代わりにチョモクロポリンがやって来て、靴下に毒キノコを詰めてくれるのよ!」
真姫・かすみ「えぇ……」
善子「あ、その顔信じてないわね!」
真姫「いやだって……」チラッ
かすみ「ねぇ?」チラッ
善子「それなら見てなさい!今年もきっとやって来るから証拠写真を見せて上げるわ!」 25日 クリスマスの日の朝
ヴー ヴー
かすみ「むぅ……、こんな朝早くから誰ですか……」ネムネム
スッ スッ
†ヨハネ†:見なさい!
†ヨハネ†:やっぱり今年もチョモクロポリンが来たわよ!
†ヨハネ†:写真(靴下にキノコが詰まっている)
西木野真姫:ホントにそんな存在いたのね
西木野真姫:というかそのキノコどうするのよ
†ヨハネ†:勿論食べるわよ
西木野真姫:毒なんじゃなかったの?
†ヨハネ†:この堕天使たるヨハネに毒キノコの毒くらい効くわけないでしょ? かすみ「えぇ……」
かすみ「ていうかそもそも、毒キノコをこんなにもどこから……」
かすみ「…………」
スッ スッ
かすみん♡:ねぇねぇ
かすみん♡:ちょっと調べて欲しい事があるんだけど
RINA:なに? この後りな子にあのキノコの写真を調べてもらったところ、毒キノコなんてひとつもなかったそうです。
それどころか、大体が高級なものだったそうで。
何だかんだヨハ子の家もあったかいなーと思うかすみんなのでした。
ちなみに、このあと数日マジでまき子はヨハ子の事を堕天使だと信じて尊敬してました。 乙
短くて凄くいいのに短すぎて落ちちゃいそうでもったいない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています