副会長「せつ菜ちゃんに」会長「恋してる!?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
会長「...」カキカキカキ
副会長「〜♪」
会長「...」カキカキカキ
副会長「走り出した〜思いは〜♪」ブツブツ
会長「...」カキッ
副会長「悩んだら〜君の手を〜♪」ブツブツ
会長「...」
副会長「♪...はぁ...」ウットリ
会長「はぁ...」ガクリ 副会長「ん、、会長?」
会長「は、はい、なにか」
副会長「ため息をついてらしたので、なにかあったのかなと」
会長「へ?...あー」
副会長「悩み事でしょうか」
会長「いえ、。。んー悩みというか」
副会長「はいっ」ギュッ
会長「え」
副会長「悩んだーらー、きみの手を握ろうー♪」ルンッ 会長「いやいやいや」
副会長「ん?」
会長「ん?、ではありません」
副会長「申し訳ありません、お悩みではなかったのですね」
会長「悩んでます、あなたのせいで」
副会長「?」
会長「いや、あなたが...その」
副会長「私ですか?」
会長「なんというか...随分とご機嫌ですね」 副会長「ふふっ、会長...実はですね」ポチポチ
会長「?」
副会長「これ、見てください」ススッ
会長「げっ!!!!?」
副会長「なんですか?げっ、て」
会長「そ、そ、。。それは」アセ
副会長「どうですか!どうですか!!携帯の待ち受けにしてみました!」 会長「...」ダラダラダラダラ
副会長「優木せつ菜ちゃんです!」フンスッ!
会長「それは見れば分かります!」
副会長「さすが会長、さすが同士」メガネクイッ
会長「同士ではないです」
副会長「さすが同士です」キリッ
会長「聞こえてます?」
副会長「好きじゃないんですか!優木せつ菜ちゃんのこと!!!」ググッ
会長「ち、近い、近いです!!」ウウウ 副会長「はぁー、もうずっと、最近ずっとなんです...」
会長「なにがですか」
副会長「優木せつ菜ちゃんのことを思うと...、、、」
会長「思うと?」
副会長「優木せつ菜ちゃんのことを想うと」
会長「なぜ言い直す」
副会長「こう。...むね、胸が...苦しい...」ギュッ
会長「...え?」
副会長「...胸が苦しいんです、、、キューってなるんです」 会長「んなっ!!?」///
副会長「うっ、、、は、はやく...スマホの...せつ菜ちゃん」ポチッ
会長「な、なにして」
副会長「っはぁ〜...落ち着きます...」ボソッ
会長「え、精神安定剤かなにかですか、その待ち受け画像は」
副会長「そういうことで、生徒名簿を貸していただきたいのです」スンッ 会長「どういうことですか」
副会長「優木せつ菜ちゃんに会いに行きます」グッ
会長「えぇ!!?」
副会長「サインとか頂けないでしょうか...お話とかも、」
会長「うーんどうでしょうねー。。。突然会いにこられても困惑するかもですしー???」アセアセ 副会長「はっ!!たしかに...いきなりお邪魔したら失礼ですよね」ショボン
会長「...」ウンウン!
副会長「いえ、会いに...なんておこがましいですね...それならひと目、ひと目見れたら...」キラキラキラキラ
会長「ちょちょちょ」
副会長「まだなにか?」
会長「なにか、ではなく」 副会長「いいから会長、名簿を貸してください」グググ
会長「め、こわい、目が怖いです副会長」
副会長「ハッ、すみません...つい、せつ菜ちゃんのこととなると」
会長「はぁ...」
副会長「でもこの気持ち...いったいどうしたら」
会長「...」チラッ 副会長「昨日だって、せつ菜ちゃんのことを考えたら...夜しか寝れませんでした」ハァ
会長「ふつうですね、普通です」
副会長「だからですね、この気持ちを収めるには、もう、なんというか、その」モジモジ
会長「その動きやめてください」
副会長「ん、」ヒョイ
会長「?、なんですかこの手」 副会長「生徒...名簿...ぎぶ、みー」
会長「だめです」キッパリ
副会長「何故ですか!!!?」
会長「動機が不純すぎます!!」
副会長「もぉー、会長は固すぎます!!もっと柔らかく!!!せつ菜ちゃんの笑顔のほっぺたみたいに!!!!!」
会長「うるさっっっ、声大きいです!!!!!案外暑苦しいですねあなた!!!!?!??普段は澄ましたようなお顔をしてるのに!!!!!!!」
副会長「せつ菜ちゃんの力ですね」メガネクイッ
会長「面倒臭いですね...あなたも」
副会長「一生のお願いです...どこの!!クラスか!!!だけで!!!!いいのです!!」 ギューーー
会長「ひゃああああ!抱きつかないでください!!!」ペシペシ
副会長「けち!けちんぼ会長!!」ギューーー
会長「だーもぉ!ダメだと言ってるでしょうに!!」ペシペシペシペシ
副会長「ぎゃあああああ!会長にぶたれましたぁ〜暴力です、書記に言いふらしてやります!」
会長「ちょ、何言ってるんですかあなたは!!」アセアセ
副会長「こう、こうでした、会長ぱんち、ベシベシッって感じで、副会長コテンパンでした」シュッシュッ
会長「嘘です!」ビシッ
副会長「こうです!シュッシュッ!!、そしていててててーってタンコブになってます、あー証拠動画撮っておくべきでしたか、反省副会長」
会長「うざ!!」 副会長「会長ともあろう者が、うざなんて言葉、だめですよ?」
会長「あなた、あなたのせいですが?」
副会長「もぉ!どうして私の恋路の邪魔をするのですか!」ダンダンダンッ
会長「恋路って...」
副会長「息が出来なくなるんです、胸が苦しくて」
会長「...」
副会長「はぁっ!はっっうっ、うっ、はぁぁぁっうっ!、か、息が」チラッチラッ
会長「演技下手すぎません?」 副会長「疲れました」ハァ
会長「おばかさんですね」
副会長「くたくたです、、、恋はいばらの道とはこのことですね」
会長「ほら、コーヒーいれますから、座っててください」
副会長「すみません、取り乱して」
会長「ええ、ほんとに」 -----
---
-
副会長「ふぅ...会長のいれるコーヒーはいつも美味しいですね、コーヒーは」ズズズ
会長「...」ズズズ
副会長「コーヒーは、、、美味しいです」ズズズ
会長「あれ?もしかして喧嘩売られてます?」
副会長「ふふっ」
会長「なにもおかしくないですが!」 副会長「はぁ...」
会長「...」
副会長「...」
会長「真面目なお話」
副会長「?」
会長「なぜ、優木せつ菜さんは姿を隠していると思いますか?」 副会長「何故って...うーん、...」
会長「...」ズズズ
副会長「...」
会長「前に、彼女本人から直接聞いたのですが」
副会長「せつ菜ちゃん本人から、...ですか」
会長「...」コクッ 会長「彼女、学校ではあまり目立ちたくないのだそうです」
副会長「それはどうしてでしょうか」
会長「それは。。。えーっと」ボソボソ
副会長「えーっと?えーっとってなんですか?」
会長「あー、えー、あれです、生徒でいる時の時間を、大切にしたい。。、と」ヒヤヒヤ
副会長「、ふむ」 会長「彼女は知る人ぞ知るアイドルですが」
会長「そんなアイドルも、1人の女子高生なんですよ」
会長「アイドルの自分、女子高生の自分。。。それぞれの自分で居る時は、その時の自分を、その時間を大切にしたいと仰っていました」
副会長「。。。なるほど」
会長「ですから、今はそっとしておいてあげたほうが、彼女は喜ぶと思いますよ」ニコッ
副会長「たしかに。。。私が浅はかでした、彼女も私と同じ学生ですものね。。。」
会長「...」コクッ 副会長「私は。。。アイドルの彼女だけを見てしまっていました。。。」
会長「恋は盲目、とも言いますからね、仕方ありません」
副会長「なるほど」
会長「反省副会長、ですか?」
副会長「はい、、反省副会長です」ニコリ
会長「ふふっ」
副会長「ですが、こうして正しい道に気づかせてくれるとは、、、生徒会長レベルとなるとこうも」
会長「うん?」
副会長「さすが同士」
会長「ではないです」
副会長「わかりました、。。。せつ菜ちゃんに会うのはとりあえず今はあきらめます」
会長「ふぅ。、、うまくごまかせましたね」ボソボソ
副会長「何かいいましたか?」
会長「なにも」スンッ 副会長「今は会えませんが、つぎ。。。次回のライブには参加したいです」
会長「...」ウンウン
副会長「そして、直接応援したいです」
会長「...」ウンウン
副会長「その時は会長もぜひ一緒に」
会長「へ」
副会長「その時は会長もぜひ一緒に」
会長「いや、聞こえてますが」
副会長「いきましょうね」ニコッ 会長「、まぁ。。。都合が合えば、、ですね」目そらし
副会長「約束です!!指切りしましょう、ゆーびきーりげーんまーん」
会長「しませんよ」
副会長「嘘ついたら、会長にせつ菜ちゃんを紹介してもーらいます!指きった!」
会長「し・ま・せ・ん・よ?」ゴゴゴゴゴ
副会長「会長、冗談です。」 会長「さてと、本日の生徒会の作業は片付きましたので、解散するとしましょうか」ガサゴソ
副会長「あの、会長」
会長「?」
副会長「また、その。...もし、せつ菜ちゃんに会うことがあったら」
会長「...」
副会長「私が応援している、と...陰ながら応援していることを、伝えて欲しいです」
会長「ふふっ」
副会長「、えっと」
会長「はい。もちろんです!きっと喜びますよ」 -----
---
-
テクテク
菜々「ふぅ...、んーーーっ」ノビッ
菜々「はぁ、疲れますね...姿を隠すというのも」コキコキッ
ガチャ
せつ菜「お疲れ様でーす!」
かすみ「おっそーいですよーせつ菜せんぱーい」プクゥ
せつ菜「あはは、すみません」ニコニコ
せつ菜「かすみさんはお一人でなにを?」 かすみ「ふふふ。。。聞いて驚いてください」ニシシ
せつ菜「なんでしょう」
かすみ「かすみんボックスの新バージョンを作成中!、、、かみんぐすーんです!!!」
せつ菜「わぁ!それは楽しみです!」
かすみ「ところで、どうして遅くなったんですか?、生徒会?」
せつ菜「まぁ。。そんなところです、ちょっと一波乱ありまして、もうクタクタです」ニコニコ
かすみ「ふーん」 せつ菜「...」着替え
かすみ「その割には、なんだか楽しそうというか...」
せつ菜「?」
かすみ「嬉しそう...?ですね、...」
せつ菜「そうでしょうか」
かすみ「お顔、赤いですよ?」
せつ菜「へ?」 かすみ「...」ジロジロ
せつ菜「...」
せつ菜「それはきっと、夕焼けのせいですよ」ニコッ
かすみ「...」
せつ菜「それでは先、行ってますね!」ガチャ
バタンッ かすみ「なーに言ってるんですか...」ボソボソ
かすみ「まだ真夏のこんな時間」
かすみ「...」
かすみ「夕日色に染まるには、少し早いですよ」ガチャ
バタンッ
おわり。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています