しずく「え?」

せつ菜「お願いします。しずくさんにしか頼めないんです」

しずく「あのせつ菜さん、すみません、話が読めないのですが……」

せつ菜「あぁっ、すみませんいきなり」

せつ菜「実は──」

せつ菜「今度、副生徒会長と一緒に優木せつ菜のライブを見に行くという約束をしてしまったんです……」

せつ菜「しかし、私は1人しかいません……私が副会長と一緒に私のステージを見ることなど出来ません」

せつ菜「彼女との約束を断るわけにもいかず、しかもあのせつ菜への熱意を向けられたら私は……!」

しずく「なるほど」