志満姉「千歌ちゃん、一人暮らしなんてほんとに大丈夫……?」

千歌「だいじょーぶだいじょーぶ! チカだってもう大学生なんだから! もうおとなですよ!」

美渡姉「大学生なら自分のこと名前で呼ぶのやめた方がいいと思うけどな……」

千歌「うぐっ……た、たまにクセで出ちゃうだけだし……」

志満姉「一人暮らしは大変なのよ? いつもお姉ちゃんがやってあげてたお洗濯、お部屋の片付け、ゴミ出し、お風呂掃除、お料理……全部一人でしなくちゃいけないの」

美渡姉「私が未だに実家暮らしなの考えてみなさいよ、千歌に一人暮らしなんで出来るわけないでしょ」

千歌「うぐぐ、散々な言われようなのだ……」

千歌「でももう決めたことだもん! 私、静岡を出て大学生になって一人暮らしを謳歌するんだよ!」

千歌「あと部屋の片付けとお風呂掃除はもともとチカの仕事だったからできるよ!」

志満姉「心配だわぁ……」

美渡姉「心配だなあ……」

千歌「もぉ〜!」

志満姉「千歌ちゃんを朝起こしてあげられないなんて……寂しくなっちゃうわ」

千歌「ぅ……し、しまねえ……」

美渡姉「自分でやるって決めたなら頑張りな! あんた昔からすぐやめるって言うんだから」

千歌「み、みとねえ……」

美渡姉「たまに顔出しに行ってやるからね」

志満姉「しっかりするのよ千歌ちゃん! たまにはお電話してね?」

千歌「……うん、する! 絶対遊びにきてね!」


こうして私は大学生になり、静岡を出て一人暮らしをすることになりました!