海未 「いいにこの日ssを書きます!」 にこ 「過ぎてるけど」
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11月25日は、いいにこの日なので、いいにこの日ssを書かせてもらいます!
ごめんなさい、一日遅れですね。 海未 「えっ?」
にこ 「気持ちは嬉しいけど……いいにこの日って11月25日のことよね? 今日26日だけど」
海未 「」
海未 (しまったぁぁぁぁーーー!? 日付を一日間違えてしまいましたぁぁぁぁーーー!!)
にこ 「そもそも海未ってssとか書くの?」
海未 「実はこっそり書いてます。数も最近ようやく二桁になりました!」
にこ 「へぇ……すごいじゃない! それで今回は、いいにこの日ssを書こうとしたの?」
海未 「はい。しかし日付を間違えてしまいました……本当に申し訳ありません、にこ」 ペコッ にこ 「ちょ、謝らなくても大丈夫よ!? 日付を間違えるなんて誰にもあるじゃない!」 アセアセ
海未 「いや! これは園田海未渾身のミスです。決して許されることではありません。いいにこの日はにこにとってとても大切な日ですから、だからこそ! 日頃の感謝も込めssを書きたかったのですが……」
にこ 「なら書けばいいじゃない! 別に一日遅れなんて気にしないわよ! そ、それに海未が私に向けて書いてくれるssっていうのも気になるし……///」 カァァ
海未 「にこ……!」 パァァ
海未 「そうですね!! 本当のミスは失敗を後悔して立ち止まってしまうこと! 落ち込むのはもうやめて、いいにこの日ssを一日遅れですが書かせてもらいます!!」
にこ 「おおっ!」
海未 「やはりいいにこの日ssなので、せっかくですからにこがμ'sのメンバーからモテモテなssを書きましょう!」
にこ 「私がモテモテなss?」 海未 「いいにこの日ですからね! では早速……題名はこんな感じで良いでしょうか」
タイトル
希 「にこっちに告白するんや!!」
にこ 「希が私に告白するssか……」
海未 「では書かせてもらいますね!」 カタカタ
にこ 「って早!?」
海未 「私、速筆なんです。勢いで話を書くというか……」 カタカタ
にこ 「でも早いけど冒頭見た感じ、雑には見えないわね……すごい、さすがμ'sの歌詞担当って感じだわ」
海未 「いいにこの日ssですから、にこを魅力的に書けるよう頑張りますっ!! もちろん普段からにこは魅力的ですが、私の腕ではその何%を表現できるか……」 ムムム
にこ (海未ってナチュラルに口説いてくるわよね……)
―――――
―――
― タイトル
希 「にこっちに告白するんや!!」
希 「と思ったは良いものの……やっぱりウチはなかなか勇気が出ないし、上手くいく方法も分からんなぁ」 ハァ
絵里 「あれ? どうしたの、希。そんな元気のなさそうな顔して」
希 「えっ、いやな? 大したことじゃないんやけど、解決できないことがあって悩んでるんよ……」
絵里 「それって私には相談できないこと?」
希 (さすがに恋の悩みはえりちに相談できないなぁ)
希 「気持ちは嬉しいんやけど、自分の中でしか解決できないことなんよ。ありがと、えりち」
絵里 「そう……」
希 (うーん……どんな告白ならにこっちはOKしてくれるんやろ) 絵里 「なら私も無理に聞いたりしないけど、それって解決しそうにないんでしょ?」
希 「まぁそうやね」
絵里 「なら良い方法があるわ! 本を読むのよ!」
希 「本?」 キョトン
絵里 「本は知識を与えるものだけど、それだけじゃないの。自分の心にヒントをあげたり、気持ちの整理整頓に協力してくれる優れものなのよ。だから一人で悩むにしても、本を読むことを勧めるわ」
希 「……そっか、ありがとね、えりち。やっぱりえりちは頼りになるよ!」 ニコッ
絵里 「ふふ、私は希が困った時に現れるスーパーヒーロー、シークレット仮面えりちだからね!」 ドヤッ
希 「なんやそれ、ふふ、えりちは面白いなぁ」 クスッ
…
…
… 希 「ってことで本屋に来てはみたけど」
希 「告白する方法とか、恋愛本とか、こんなにたくさんあるんやね……どれにしようかなぁ」
希 「とりあえず良さそうなの何冊か選んで全部読んでみよう!」
希 「これ良いこと書いてそうやね」 ヒョイ
希 「こっちは告白集か、参考になるかな」 ヒョイ
希 「これは……えっと、『告白が絶対うまくいくアイテム』付き!? 買うしかないやん!」 ヒョイ
希 「とりあえずこの三冊でいいかな」
…
…
… ペラッ ペラッ
希 「……」
希 (この本良いこと書いてあるけど……肝心のうまくいく告白方法は書いてないなぁ。やっぱり心構えとかは教えられるけど、告白の仕方に関してはちゃんと自分で考えろってことかなぁ)
ペラッ ペラッ
希 「……これ」
希 (いろんな人の告白が載ってて、なんか幸せやなぁ……何個か参考になりそうなのもあるし。だけど、やっぱりまんま引用で告白するのはちょっと違うよなぁ)
ペラッ ペラッ
希 「……あれ? なんかこの本、袋ついてる?」
希 (そういえば告白が絶対うまくいくアイテムが付くって書いてあったやつやん!)
希 「開けてみよう」 パリパリ
希 「えっとお守り……? 好きな人への告白に持っていったら成功間違いなし!?」
希 (半信半疑やけど、いろんな本見てようやく自信持てたんや! 願掛けみたいな気持ちで付けて行こう!)
希 「明日の昼休み、にこっちを学校裏に呼び出して告白や!!」
…
…
… にこ 「で話って何よ、希?」
希 「実はな……にこっち」
にこ 「?」
希 「……」 ドキドキ
希 「にこっちのことが好きなんや!! ウチと付き合って欲しい!!」
にこ 「えっ……ええっ!?」
希 (言ってしまったぁぁーーー///)
にこ 「で、でも気持ちは嬉しいけど、私たちはアイドルをやってるのよ!? 悪いけど付き合うわけには」 お守り ピカァァァ
にこ 「……」 クラッ
にこ (で、でもメンバー同士なら大丈夫かしら……それに今の恥ずかしがってる希、すごい可愛いし……///)
にこ 「分かったわ! 付き合いましょう! 希!!」
希 「ほんと、にこっち!? わぁ、なんかすごく嬉しいなぁ」
希 (こうしてウチはにこっちと無事付き合うことに成功した。今思えばあの本に付いてたアイテムのおかげかもしれない。ちなみに、実は付録はお守りだけではなかった。ついでなので説明しよう) 付録1 恋の一問一答
読めば大体恋について分かる参考書。
一部抜粋
Q.恋に悩んだ時に聞く歌は?
A.安全地帯の「恋の予感」
Q.愛さんが告白しようとして無視されたら言いそうなセリフは?
A.「告白しようとしたら独り言になっちゃったよ、独白だね! 告白だけに!」
付録2 恋のハチマキ
勇気がなんかもらえるハチマキ。ハチマキ内でエネルギーを構築し、人類初の永久機関を実現させた。この技術を電気に使えれば人類の進歩も夢ではないだろう。
付録3 西木野監修! 恋のビタミン剤!
このサプリを摂取すると、定期的にこのサプリを飲まないと発狂するくらい中毒になってしまう。これで相手の隙につけこんで告白を成功させてみよう! 合法だよ!
付録4 恋の一問一答 外伝
恋の一問一答シリーズの外伝。応用編と言っても問題はないかもしれない。
一部抜粋
Q.恋のハチマキって見た目がダサいけど告白に使えるんですか?
A.デザインした人に言ってください
Q.恋のビタミン剤の説明欄を愛さんが見たときに言いそうなセリフは?
A.「あはははっ! 見てよりなりー! 相手の隙につけこんでだって! 中毒性があると言えば愛さんは漬物にハマってるんだ! つけこんで、だけにね!」
希 「やっぱり付録って大事やね!」 ニコッ
―
―――
――――― にこ 「ってこれじゃ、いい付録の日ssじゃない!?」
海未 「今日11月26日ですし」
にこ 「26でふろく、か! ははっ、うまいね! ……じゃないわ!? 前日の25日の、にこの日ssを書こうとしたんじゃないの!?」
海未 「だからちゃんと書いたじゃないですか!」
にこ 「肝心のにこ要素が少なすぎるのよ!? しかもスピリチュアルパワー使って成功させるなんて全然感動しないし!!」
海未 「なら仕方ありません、今度こそにこが納得してくれる作品を書きましょう」 カタカタ
にこ 「信じてるわよ!」
海未 「次はほのにこです!」 キリッ
―――――
―――
― タイトル
穂乃果 「にこちゃんに告白するよ!」
穂乃果 「でもやっぱり緊張するなぁ。にこちゃんに想いを伝えたら、にこちゃんはどんな反応するんだろう」
にこ 『なっ……!?/// 変なこと言ってないで早く練習に行くわよ!!』 カァァ
穂乃果 「なんて誤魔化されちゃうかも」
にこ 『ふんっ! 私、年下には興味ないの』 プイッ
穂乃果 「なんて言われたらショックだなぁ」
にこ 『ごめんなさい……実はもう私付き合ってる人がいるの、名前は言えないけど。えっ? その腕につけてるのは何かって? その恋人がスピリチュアル好きでね、不思議な力を持つ数珠らしいわ』
穂乃果 「もし恋人がいたらもっとつらいなぁ……やっぱりにこちゃん可愛いし、モテるんだろうなぁ」 \オネエチャーン フロハイレダッテー!/
穂乃果 「あっ、もうこんな時間だ! 風呂入らなくちゃ」
ガラッ
ポチャァン
穂乃果 「ふう……やっぱり風呂は気持ちいいなぁ。でもいつもみたいにぼっーとするわけにはいかないや……」
穂乃果 (明日告白するためにちゃんとイメージトレーニングをしないと!)
穂乃果 「でも」
ポワァァ
穂乃果 「風呂に入っちゃうとやっぱりぼっーとしちゃうよねぇ……」 穂乃果 (なんでこんなに風呂って気持ちいいんだろう、あっそういえば、海未ちゃんが言ってたっけ)
海未 『えっ? なぜ風呂が気持ちいいのか、ですか? それはお風呂に浸かると温熱作用によって血流が良くなるため、体の隅々に酸素と栄養が行き渡って老廃物や疲労物質が除去されるからですよ。 これにより、コリがほぐれて疲労回復につながるといわれています』
穂乃果 (そっか……血流が良くなることが体を綺麗にしたり健康にしたりするのに繋がるんだね! そういえばことりちゃんも何か教えてくれたような……)
ことり 『お風呂に浸かると「ふう」ってついそんな声が出ちゃうよね? これって実は体にかかる静水圧によって肺が圧迫されることで出てくるものなんだ♪ 全身浴の場合、腹囲で3〜5cm、胸囲で1〜2cmも縮むんだって! このおかげでむくみや溜まってた血液が治るんだよ!』 穂乃果 (へぇ〜風呂に入って無意識にする何気ない行動にそんな理由があったなんて。知らないことってたくさんあるなぁ。そういえば風呂っていえば絵里ちゃんも教えてくれたっけ!)
絵里 『お風呂に首まで浸かると体重は約10分の1になると言われてるわ。もちろん浮力によるものよ? 一日中、体を支えていた関節や筋肉が重力から解放されて、足腰を休ませることができるの。それに、ふわふわ浮いた感覚はストレス解消に繋がることもあるわ』
穂乃果 (たしかに風呂に入ると体の重さが減ったような気がするよ! あのふわふわした感覚……気持ちいいんだよねぇ)
穂乃果 「なるほど! こういう理由があるから風呂って気持ちいいんだね! いやぁ、勉強になるなぁ」
穂乃果 「そうだ! にこちゃんと一緒に銭湯に行くのはどうかな? それで気が緩んでるうちに告白するってなんだかいける気がするよ!! ファイトだよ! 穂乃果!!」
穂乃果 (そしてイメージトレーニングを重ねた穂乃果は、無事にこちゃんを銭湯に連れ出すことに成功し、告白にも成功しました!! 今では幸せカップルです!///)
穂乃果 「恋の戦闘には銭湯へ! なんちゃって!」 ニコッ
―
―――
――――― にこ 「ってこれいい風呂の日ssじゃない!?」
海未 「11月26日ですし」
にこ 「また語呂合わせってわけ!?」
海未 「でも実際に風呂の日はあって、11月26日なんですよ?※」
※いい風呂の日は、日本浴用剤工業会が「イイフロ=1126」の日として制定し、日本記念日協会が正式に登録したもの。制定の経緯は、語呂合わせであるだけでなく、「11月下旬になると、お風呂でゆっくり温まって疲れを取りたい人が増える」という理由もある。 にこ 「そうなのかもしれないけど!? そもそも書きたいのは11月25日!! いいにこの日でしょ!?」
海未 「だからほのにこを書いたじゃないですか!」
にこ 「私全然出てないし、穂乃果も私のことより風呂のことばっか考えてたじゃない!?」
海未 「まぁ穂乃果ですし」
にこ 「それはそうかもしれないけど!!」
海未 「次こそにこが納得するssを書きます!!」
にこ 「本当に信じてるわよ!!」
海未 「次はにこえりです!!」 キリッ
―――――
―――
― タイトル
絵里 「にこに告白するわ!!」
絵里 「でもやっぱり口頭は恥ずかしいわね……ここは手紙にしましょう」
絵里 「拝啓矢澤にこ様……あっ!」
絵里 「手紙を書くならペンにこだわらなきゃダメよね! ちょっと高いペンを買いに行きましょう!」 サッ
…
…
… 絵里 「万年筆はさすがに高いわね……ボールペンにしましょうか」
絵里 (ボールペン……たしか海未がボールペンについて熱弁していたことがあったわね)
海未 『ボールペンってなんでボールペンって呼ばれているか分かりますか? それはそのまんま、ボールのペンだからなんです!! 先端に転がるボールがあって、そのボールによってインクが紙に書かれていくのですよ』
絵里 (ボールペンってよく見ると本当にボールが付いてるのよね。名前の由来なんて考えたこともなかったわ。そういえばことりもボールペンについて何か言ってたような……)
ことり 『実はボールペンって書く角度が決まってるんだ! 一般的に、ボールペンは「紙面に対して60°〜90°の角度で使用すること」を前提に設計されているんだよ! ボールペンを買ってもすぐ書き味が悪くなるっていう人は、筆記する際の紙面とボールペンの角度を確かめてみればいいんだね♪ ちょっと角度に気をつけるだけで、ボールペンの書き味はぐんと変わるよ!』 絵里 (推奨される角度があったなんてね。やっぱりボールペンは消耗品とはいえかなりの技術の結晶、雑に扱ってしまえばすぐ壊れてしまう。だからこそ、正しい方法で丁寧に扱う必要があるのね)
絵里 「とりあえずペンを買って家に帰りましょう。ここまで準備万全なら、きっとにこにも想いが届くはずだわ!!」
絵里 (そして丁寧にラブレターを書き、後日にこに渡した。そのときのにこの笑顔と、自分の笑顔を私は一生忘れることがないだろう……!)
絵里 「みんなもラブレターを書くときはいいペンを使いましょう!」 ニコッ
―
―――
――――― にこ 「ってこれじゃペンの日ssじゃない!! もはや私との恋愛の方がついでになるくらいのペンへの知識の深さ!!」
海未 「11月26日ですし※」
※11月26日はペンの日。1935(昭和10)年のこの日、日本ペンクラブが創立された。ペンクラブは、文学を通じて諸国民の相互理解を深め、表現の自由を擁護するための国際的な文学者の団体である。ペン(PEN)は、文字を書く道具としてのペンをあらわすとともに、Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)を、Eは随筆・評論家(Essaists)と編集者(Editors)を、Nは小説家(Novelists)をそれぞれ表す。 にこ 「そもそもなんでさっきから海未のssの海未とことりはこんなに博識なのよ!?」
海未 「登場人物の賢さは書き手の賢さと比例すると言われてますね……」
にこ 「なに!? 自分は賢いって言いたいわけ!?」
海未 「常に赤点ギリギリのにこに警鐘を鳴らしただけです」
にこ 「うぎゃぁぁぁぁぁ!! 〜〜〜〜っ!!」←声にならない叫び
海未 「なんですか!? まだ納得できないんですか!?」 にこ 「納得できるわけないでしょ!? さっきからにことの恋愛がついでみたいな扱いされてるし、何より11月25日でいいにこの日ssを書いてるはずなのになんで11月26日がメインになってるわけ!?」
海未 「一日遅れてしまいましたから、今日は11月26日ですし……」
にこ 「それはそうかもしれないけど!!」
海未 「分かりましたよ!! またss書きますから!!」(半ギレ)
にこ 「頼んだわよ!!」
海未 「次はにこぱなです!」 キリッ
―――――
―――
― タイトル
花陽 「にこちゃんに告白します!!」
花陽 「にこちゃん好きです!! 付き合ってください!!」
にこ 「……」
花陽 「……」 ドキドキ
にこ 「ふむ」
花陽 「えっ?」
にこ 「ふむ」
花陽 「えっと……それはオッケーということですかね?」
にこ 「ふむ」
花陽 「えっ!? や、やったぁぁぁ!!」 パァァ ガサガサ
凛 「やったね!! かよちん!!」 サッ
花陽 「ええっ!? 凛ちゃん茂みに隠れて見てたの!?」
凛 「ごめん!! 気になっちゃって!! だけど、かよちんとにこちゃんが付き合ってくれて凛も嬉しいにゃ!! にこちゃん、かよちんをよろしくね!!」
にこ 「ふむ」
花陽 「もうにこちゃんったら……///」
ガサガサ
海未 「良かったですね! 花陽!」 サッ
花陽 「海未ちゃんも見てたの!?」
海未 「実は凛から花陽のことを相談に乗っていたのです。私もお祝いさせてください」 凛 「そうだ! せっかくだからかよちんとにこちゃん二人で写真を撮ろうよ!」
にこ 「ふむ」
海未 「園田海未、カメラもちゃんと用意してますよ!」
花陽 「えっと……じゃあにこちゃん、写真撮ろうか?」
にこ 「ふむ」
花陽 「分かった……///」
凛 「じゃあ撮るにゃぁぁぁぁーーー!! 二人とも早く準備して!」
海未 「撮るのは私ですけどね」
花陽 「準備オッケーです!」 海未 「では撮りますよ?」
凛 「って、にこちゃん!! せっかく写真を撮るんだから笑顔になってよ!?」
にこ 「ふむ……」
花陽 「にこちゃん?」
にこ 「……」
にこ 「ふむにこ!」 ニコッ
花陽 「にこちゃん……!!」 パァァ
海未 「じゃあ撮りますよ!!」
パシャ!
海未 「うん!! いいふむです!」 ニコッ
―
―――
――――― にこ 「なにが『いいふむです!』だよ!?」
海未 「ちゃんと書きましたよ!?」(半ギレ)
にこ 「やけくそに書いてるんじゃないわよ!! それに、にこのキャラなんなのよ!? 『ふむにこ』ってなんなのよ!?」
海未 「11月26日ですし」
にこ 「26でふむ、か! ははっ、うまいね! ……じゃないわ!? あんたさっきから私にお礼をしてるように見せかけてバカにしてるでしょ!?」
海未 「バカになどしてません!!」
にこ 「なら今度こそちゃんと書きなさいよ!?」
海未 「分かりましたよ」
にこ 「で? 次のカップリングは私と誰なの?」
海未 「……ですよ」 ボソッ
にこ 「えっ? ごめん聞こえなかったからもう一回!」
海未 「にこと……私、園田海未ですよ」
―――――
―――
― タイトル
海未 「いいにこの日ssを書きます!」
海未 「はぁ……」
海未 (にこに告白をしたいのですが……面と向かい合って緊張せずに、しっかりと想いを伝えられる自信がありません……)
ことり 「ねぇ、海未ちゃん?」 ヒョコ
海未 「わっ!? こ、ことりいたのですか!?」
ことり 「もう、さっきからいたよぉ。海未ちゃん元気ないけど大丈夫?」
海未 「えっ、いや、それは気のせいですよ全然元気です平気です大丈夫です!」 ニコッ
ことり 「むっ」 ジッー
海未 「……」 アセアセ 海未 (ずっとことりに睨みつけられています……やはり昔からずっと一緒にいたことりには隠し事はできませんね)
海未 「実は想い、というより日頃からの感謝を伝えたい人がいて」
ことり 「うん」
海未 「ですが直接お礼を言える自信がないのです。それに、普段から堅苦しいのが裏目に出てしまい、本当に感謝していても社交辞令のように思われないかが心配で……」
ことり 「なるほど」
海未 「あと自分の気持ちを伝えるためにはやっぱり相手の気持ちも理解しなきゃいけないと思うのですが、人の心って難しいですね、
まだ壁があるように感じてしまうのです」
ことり 「……ならさ」
海未 「?」 ことり 「小説を書いてみたらどうかな?」
海未 「えっ、小説ですか!?」
ことり 「海未ちゃん文才あると思うし、小説って人の心についてちゃんと考えないと書けないと思うの。だから自分の気持ちや相手の気持ちについて考えられる良い練習になるんじゃないかな?」
海未 「しかし小説など……本みたいな、長い話や綺麗な話を書くなんてハードルが高すぎます」
ことり 「別に初めてなんだしそこまで難しく考えなくても大丈夫だよ! そうだ! ssを書いてみたらいいんじゃないかな?」
海未 「ss?」 ことり 「ショートストーリー。短くても大丈夫だし、地の文とかがなくても会話だけで書けるし、何より堅苦しく書く必要がないんだよ!」
海未 「それならできますかね……?」
ことり 「それにssって二次創作が多いんだけど、μ'sの二次創作もあるらしいんだ」
海未 「μ'sの!?」
ことり 「きっと海未ちゃんが悩んでる相手ってμ'sの誰かなんだよね? だったらμ'sのssを書いてみたらいいんじゃないかな?」
海未 「μ'sのss……分かりました、書いてみます!!」 キリッ
…
…
… 海未 (そして私はそれからssを書き始めました……しばらくして書くことにも慣れてきました)
ことり 「すごいね、海未ちゃん! 海未ちゃんのss全部独特で面白かったよ!」
海未 「そう言ってくれると嬉しいです……///」
ことり 「でもなぜかにこちゃんが主役のssが多かったよね!」
海未 「えっ!? あっ、まぁ、そうですね! なぜかにこが多い気がします!」 アセアセ
ことり 「想いを伝えたい人って、にこちゃんなんでしょ?」
海未 「ええっ!?」 ビクッ
ことり 「今の海未ちゃんならきっと想いを伝えられるよ! もちろんことりも協力する!!」
海未 「えっと、あの……///」 海未 (うぅ、バレてしまいました。しかし、ssを書き続けて前より人の気持ちについて考えられるようになった気がします。今ならきっと……!!)
海未 「あの、ことり……」 モジモジ
ことり 「?」
海未 「協力してくれますか?///」
ことり 「もちろんだよ♪」
海未 (そしてことりと長い時間をかけて考えた末に思い付いたアイデアは、11月25日にいいにこの日ssで想いを伝えるということでした……)
海未 「にこ、私はあなたが好きです。付き合ってください!!」
―
―――
――――― 海未 「書き終わりました……」
にこ 「……?」
にこ 「えっ? あれ? 11月26日ネタは!? これじゃ本当に、にこがモテモテのただのいいにこの日ssじゃない!?」
海未 「11月25日ですし」
にこ 「いやいや、じゃあなんで今までずっとふざけてたのよ!? なんでにこうみだけ、ちゃんと書くのよ!」
海未 「……まあそれが私の気持ちってことですよ」
にこ 「え」
にこ 「……?」
にこ 「!?///」 ボフッ
おわり ここまで読んでいただきありがとうございました。いいにこの日ss、間に合わずに一日遅れてしまったため、このような内容になってしまいました。
前作はこちら
穂乃果 「ときめいちゃった!」 海未 「ん?」
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605876567/ >>43
26日ネタ挟むために狙ったのかと思って読んでたわ とても可愛らしいお話でした
そして、日にちに関して色々と知る事も出来て
勉強になる良いSSですね。 にこカプ詰め合わせかつタメになる雑学SSにして素敵なうみにこSS
これは素晴らしい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています